JPH0517447Y2 - - Google Patents

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JPH0517447Y2
JPH0517447Y2 JP1987065695U JP6569587U JPH0517447Y2 JP H0517447 Y2 JPH0517447 Y2 JP H0517447Y2 JP 1987065695 U JP1987065695 U JP 1987065695U JP 6569587 U JP6569587 U JP 6569587U JP H0517447 Y2 JPH0517447 Y2 JP H0517447Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、相対移動する部材間にエアーベアリ
ング装置を設けた摺動案内装置に関する。
〔従来の技術〕
相対移動する部材間にエアーベアリング装置を
設けた摺動案内装置を備えた機械として、例えば
被測定物の寸法や形状などを測定する三次元測定
機が知られている。
かかる三次元測定機は、その一例を第7図に示
す如く、図示しない測定対象物を載置する定盤1
と、この定盤1の上面一側に設けられたY軸レー
ル2および定盤1の他側上面をY軸方向へ移動可
能に設けられた一対のY軸スライダ3L,3R
と、この各Y軸スライダ3L,3Rに立設された
一対の支柱4L,4Rと、この両支柱4L,4R
の上部間に架設されたX軸方向へ延びるX軸ビー
ム5と、このX軸ビーム5にその長手方向へ移動
可能に設けられたX軸スライダ6と、このX軸ス
ライダ6にZ軸コラム7を介してZ軸方向へ移動
可能に取り付けられたZ軸スピンドル8と、この
Z軸スピンドル8の下端に取り付けられた測定子
9を有する測定用プローブ10とから構成されて
いた。
しかも、Y軸スライダ3L,3Rに支柱4L,
4Rを介してX軸ビーム5を、さらにX軸ビーム
5のX軸スライダ6にZ軸コラム7を介してZ軸
スピンドル8を順次積み上げる構造であるから、
高精度測定を保証する意味から、全体としても堅
牢に構成されていた。同時に、堅牢であるが故の
問題点、つまり各軸の移動を軽い力で高速に行え
ないという問題点を解消すべく、Y軸レール2と
Y軸スライダ3L,3Rとの間、X軸ビーム5と
X軸スライダ6との間およびZ軸コラム7とZ軸
スピンドル8との間にそれぞれエアーベアリング
装置を設けていた。
エアーベアリング装置は、例えばX軸ビーム5
とX軸スライダ6との間に設けられるエアーベア
リング装置の場合、第8図に示す如く、X軸ビー
ム5の摺動案内面5A〜5Dを挟んで複数組のエ
アーパツド11A,11B,12A,12B,1
3C,13Dを設け、この各エアーパツト11A
〜13DにX軸スライダ6に螺合された調整ねじ
15の先端を鋼球16を介して係合させ、この調
整ねじ15によりエアーパツド11A〜13Dと
X軸ビーム5の各摺動案内面5A〜5Dとのクリ
アランスを一定、通常、数μm程度に設定するよ
うにしてある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような三次元測定機では、Y軸レール2と
Y軸スライダ3L,3Rとにより測定用プローブ
10をY軸方向へ移動可能に案内するY軸摺動案
内機構を、X軸ビーム5とX軸スライダ6とによ
り測定用プローブ10をX軸方向へ移動可能に案
内するX軸摺動案内機構を、Z軸コラム7とZ軸
スピンドル8とにより測定用プローブ10をZ軸
方向へ移動可能に案内するZ軸摺動案内機構をそ
れぞれ構成するものであるが、測定に際して、測
定用プローブ10を定盤1上の被測定物に当接さ
せなければならないので、これら各軸の移動を高
速に行えるようにすることが一つの課題である。
しかし、このような摺動案内機構を有する測定
機では、高精度測定を保証する観点から、全体と
しても堅牢構造としてあるため、たとえエアーベ
アリング装置によつて移動の高速化を保証しよう
としても、おのずと限界があつた。
そこで、各軸移動の高速性を達成するための手
段として、まず、移動部材の重量を軽量化するこ
とが考えられる。これには、これら移動部材を軽
量な部材で構成すればよい。例えば、X軸ビーム
5やZ軸スピンドル7などをセラミツクス、X軸
スライダ6をアルミニウム鋳物などの材料で構成
すればよい。
しかし、セラミツクスとアルミニウム鋳物とは
線膨張係数が異なるので、測定機の設置環境の温
度が変化すると、両材料の収縮、膨張差によつて
エアーベアリング装置のクリアランスが変動し、
摺動特性が悪化する問題がある。
例えば、X軸摺動案内機構のZ軸方向を考え
る。第9図に示す如く、基準温度におけるX軸ビ
ーム5のZ軸方向の寸法をL0、X軸スライダ6
のZ軸方向の寸法をl0とし、かつ、基準温度から
の温度変化をΔt、セラミツクスの線膨張係数を
α0(≒8×10-6〔/deg〕)、アルミニウムの線膨張
係数をα1(≒22×10-6〔/deg〕)とすると、X軸ス
ライダ6およびX軸ビーム5間のZ軸方向におけ
る長さ変化分δZは、 δZ=1000・Δt(l0α1−L0α0 ……(1) で表される。
仮に、常温において、L0=250〔mm〕、l0=300
〔mm〕とし、かつ温度変化Δtが常温±10℃とする
と、 δZ≒±46〔μm〕 ……(2) となる。これを上下で1/2ずつとすると、上下の
エアーパツド13C,13DとX軸ビーム5の摺
動案内面5A〜5Dとのクリアランスは±23
〔μm〕変化することになる。
従つて、高温時には、第10図Aの如く、X軸
ビーム5の摺動案内面5C,5Dとエアーパツド
13C,13Dとのクリアランスが増大するの
で、最悪の場合X軸スライダ6が振動したりす
る。また、低温時には、第10図Bの如く、X軸
ビーム5の摺動案内面5C,5Dとエアーパツド
13C,13Dとのクリアランスが減少するの
で、最悪の場合X軸スライダ6が摺動できなくな
る。
かといつて、温度変化による長さ変化分δZを吸
収できるようにX軸スライダ6の剛性を小さくし
たのでは、X軸スライダ6の移動時にX軸スライ
ダ6自身が変形し、測定値にばらつきが生じる問
題が残る。
ここに、本考案の目的は、動特性を維持しつ
つ、相対移動の高速化を達成できる摺動案内装置
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、本考案では、摺動案内装置の構成部
材を軽量化するに当たり、線膨張係数が異なる材
料を用いたとき、動特性を維持しつつ、それらの
温度変化による収縮、膨張差を弾性部材で吸収す
るように構成したものである。
具体的には、互いに平行な摺動案内面を有する
第1の部材と、この第1の部材の摺動案内面を挟
んで対向配置された少なくとも一組のエアーパツ
ドを有し、前記第1の部材に沿つて摺動しながら
移動する第2の部材とを備えた摺動案内装置にお
いて、前記第1の部材をセラミツクスで形成する
とともに前記第2の部材をアルミニウムで形成
し、前記一組のエアーパツドのうち少なくとも一
方側のエアーパツドを、所定の温度変化に伴う前
記第1の部材と第2の部材との熱収縮、膨張差分
を吸収できる剛性を有する弾性部材を介して前記
第2の部材に係合するとともに、その弾性部材と
前記第2の部材との間又はその弾性部材と前記一
方側のエアーパツドとの間に前記摺動案内面に対
して進退可能な位置調整部材を介在させたことを
特徴とする。
〔作用〕
温度が変化すると、例えば温度が低下すると、
第1の部材と第2の部材の収縮差によつてエアー
パツドと第1の部材とのクリアランスが減少し、
エアーパツドの負荷荷重が増大する。すると、弾
性部材が弾性変形するので、クリアランスの減少
分を弾性部材の弾性変形によつて吸収し、第1の
部材とエアーパツドとのクリアランスを適正値内
に抑えることができる。この際、第2の部材自身
の剛性を小さくしたのではないから、動特性を考
える上での剛性を高く維持しつつ、移動の高速化
を達成することができる。
また、弾性部材と第2の部材との間又は弾性部
材と一方側のエアーパツドとの間には摺動案内面
に対して進退可能な位置調整部材を介在させ、こ
の位置調整部材を各エアーパツド毎に調整するこ
とにより、弾性部材の撓み量が変化するのでエア
ーパツドと第2の部材との間の弾性力を変化させ
ることができる。このため、第2の部材に生じる
負荷荷重に応じて位置調整部材を調整すれば、弾
性部材の弾性力による負荷荷重を受け持つ割り合
いを変化させることができ、従つて各エアーパツ
ドと第1の部材とのクリアランスを常に適正範囲
内に維持でき、摺動特性が良好となる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面について説明す
る。
本実施例は、前述した第7図の三次元測定機の
X軸摺動案内機構に適用した例である。従つて、
第7図の構成要素と同一なものは、同一符号を付
し、その説明を省略する。
第1図にX軸におけるエアーパツドの配置関係
を示す。まず、第1の部材であるX軸ビーム5と
第2の部材であるX軸スライダ6とは、軽量でか
つ互いに線膨張係数が異なる材料、ここではX軸
ビーム5をセラミツクスにより、X軸スライダ6
をアルミニウム鋳物により、それぞれ構成してあ
る。X軸スライダ6には、X軸ビーム5の軸方向
に沿つて互いに平行でかつ対向する摺動案内面5
A,5Bおよび5C,5Dを挟んで対向する複数
組のエアーパツド21A,21B,22A,22
B,23A,23B,24C1,24C2,24D
が設けられている。エアーパツド21A,21
B、22A,22B,23A,23BはX軸ビー
ム5に対するX軸スライダ6のY軸方向のエアー
ベアリング装置を、また、エアーパツド24C1
24C2,24DはX軸ビーム5に対するX軸ス
ライダ6のZ軸方向のエアーベアリング装置をそ
れぞれ構成している。
第2図に第1図の−線位置の断面を示す。
前記各組のエアーパツド21A,21B,22
A,22B,23A,23B,24C1,24C2
24Dのうち、いずれか一方側のエアーパツドの
支持部には、調整ねじ15と鋼球16との間にX
軸スライダ6より小さい剛性の弾性部材、ここで
は皿ばね31が介装されている。例えば、上下の
組のエアーパツド24C1,24C2,24Dでは、
第3図の拡大図に示す如く、下側のエアーパツド
24Dの支持部に皿ばね31が介装されている。
本実施例では、温度変化により生じる各エアー
パツド21A〜24DとX軸ビーム5の摺動案内
面5A〜5Dとのクリアランスの変化分をX軸ス
ライダ6、つまりX軸スライダ6側に組み込まれ
た弾性体としての皿ばね31によつて吸収する訳
けであるが、ある所定の温度変化に対してX軸ビ
ーム5とエアーパツド21A,21B,22A,
22B,23A,23B,24C1,24C2,2
4Dとのクリアランスを適正値内に抑えるための
弾性部材の剛性は次のようにして求める。
例えば、Z軸方向における弾性部材の剛性、つ
まりエアーパツド24D側の弾性部材の剛性K〓
については、次のようにして求める。まず、温度
変化Δtが±10℃であるとすると、前記(2)式の条
件からエアーパツド24C1,24C2,24Dの
クリアランスはδZ=±46〔μm〕変化することにな
るが、クリアランスが変化するとエアーパツドの
負荷荷重も変化する。
このとき、エアーパツド24C1,24C2,2
4Dの許容負荷荷重変化量ΔWが46Kgであつたと
すると、つまりクリアランスが+46〔μm〕または
−46〔μm〕変化したときにエアーパツド24C1
24C2,24Dの負荷荷重変化量ΔWが46Kgであ
つたとすると、X軸スライダ6の全体剛性(ばね
定数)Kは、次式を満たせばよい。
K<ΔW/δZ=1〔Kg/μm〕 ……(3) すなわち、X軸スライダ6の全体の剛性Kが上
記(3)式の条件を満たせば、X軸スライダ6は負荷
荷重変化分ΔWに対して少なくともΔW/K以
上、つまりδZ以上弾性変形することになるから、
クリアランスの変化分を吸収することができる。
ここで、第4図に示すように、上下のエアーパ
ツド24C1,24C2,24Dを含めたX軸スラ
イダ6のZ軸方向における剛性をK1、弾性部材
の剛性をK〓とすると、直列ばねとして、 K=K1・K〓/K1+K〓<1〔Kg/μm〕……(4) が成り立つ。ここで、仮にK1を2.0〔Kg/μm〕と
すると、弾性部材の剛性K〓は、 K〓<K1・K/K1−K=2〔Kg/μm〕 ……(5) であればよい。
従つて、1枚の皿ばね31のばね定数を0.4
〔Kg/μm〕とすると、約5枚の皿ばね31を並列
使用すれば、±10℃の温度変化に対してエアーパ
ツド24C1,24C2,24DとX軸ビーム5の
摺動案内面5A〜5Dとのクリアランスを適正値
内に抑えることができる。なお、皿ばね31の選
定に当たつては、撓みを考慮することが好まし
い。
ところで、三次元測定機の動特性を考慮する
と、X軸スライダ6の剛性はできるだけ高い方が
よい。何故なら、X軸スライダ6の移動時にX軸
スライダ6に撓みが生じると、その撓み分が測定
値に誤差として含まれるからである。
三次元測定機の動特性を考える上での剛性J
は、並列ばねとして計算することができるので、 J=K1+K〓 ……(6) で表せる。よつて、K〓が小さくなつても、常に
J>K1であるから、K1を大きく設定しておけば、
三次元測定機の動特性を良好に維持させることが
できる。
なお、Y軸方向における弾性部材の剛性につい
ては説明を省略するが、上述したZ軸方向と同様
にして求めることができる。
従つて、本実施例によれば、X軸ビームをセラ
ミツクスにより構成するとともに、X軸スライダ
6をアルミニウムにより形成したので、これら部
材の重量を従来のものより軽量化でき、よつて移
動の高速化を達成することができる。
この場合、セラミツクスとアルミニウムとは線
膨張係数が異なつているので、温度変化がある
と、両材料の収縮、膨張差によつてX軸ビーム5
とエアーパツド21A,21B,22A,22
B,23A,23B,24C1,24C2、24D
とのクリアランスが変化する。しかし、本実施例
では、X軸ビーム5の摺動案内面5A〜5Dを挟
む各組のエアーパツドのうちいずれか一方側には
弾性部材である皿ばね31を介装してあるので、
温度変化に伴うクリアランス変化を適正値内に抑
えることができ、摺動特性を良好に維持できると
ともに、高精度測定をも保証できる。
このことは、温度変化に対してだけでなく、X
軸ビーム5の摺動案内面5A〜5Dの平行度もさ
ほど厳格に仕上げなくてもよい利点がある。つま
り、X軸ビーム5の摺動案内面5A〜5Dの平行
度が従来より悪くても、皿ばね31により吸収で
きるからである。従つて、比較的大型の三次元測
定機では、大幅なコストダウンにつながる。
しかも、皿ばね31を介装したことは、X軸ス
ライダ6自身の剛性を小さくしなくてもよく、Z
軸スライダ6全体としての剛性は大きく維持する
ことができるので、三次元測定機の動特性を良好
に維持させることができる。
また、図3に示すようにエアーパツド24D
は、皿ばね31とともに位置調整部材としての調
整ねじ15を介して第2の部材のX軸スライダ6
に支持されている。このため、この調整ねじ15
を調整すると、皿ばね31の撓み量の変化によつ
てX軸スライダ6とエアーパツド24Dとの間の
弾性力が変化し、負荷荷重に応じた弾性力を皿ば
ね31から得ることが可能となる。これにより、
X軸スライダ6に生じる負荷荷重が変動した場合
でもエアーパツド24Dに供給されるエアーの空
気圧を制御する等の複雑な構成によることなく、
各エアーパツド21A,21B,22A,22
B,23A,23B,24C1,24C2、24D
と摺動案内面5Aとのクリアランスを適正範囲内
に維持できる。
なお、実施に当たつて、弾性部材としては、上
記実施例で述べた皿ばね31に限られるものでな
く、例えばダイヤフラムなどでもよい。ダイヤフ
ラムを用いる場合には、第5図に示す如く、X軸
スライダ6にダイヤフラム51を止めねじ52な
どにより取り付け、このダイヤフラム51の中心
に調整ねじ15を螺合し、この調整ねじ15の先
端に鋼球16を介してエアーパツド24Dを係合
させるようにすればよい。
また、上記実施例では、三次元測定機のX軸摺
動案内機構に関して軽量化を図ると同時に、Z軸
方向およびY軸方向の二軸方向について温度変化
対策を施したが、Y軸方向については、Z軸方向
に比べ長さ寸法も短いなどから特に温度変化対策
を施さなくてもよい。つまり、エアーパツド21
A,21B,22A,22B,23A,23B側
の支持部に弾性部材としての皿ばね31などを介
装しなくてもよい。
さらに、X軸摺動案内機構に限らず、その他の
Y軸やZ軸についても適用することが可能であ
る。例えば、Y軸の場合には、第6図に示す如
く、Y軸レール2をセラミツクスとし、Y軸スラ
イダ3Rをアルミニウム鋳物とする一方、Y軸レ
ール2の摺動案内面を挟むエアーパツド61A,
61Bのうちいずれか一方側のエアーパツド61
Bの調整ねじ15に弾性部材としての皿ばね31
を組み込むようにすればよい。
また、軽量化するための材料としては、上記実
施例で述べたセラミツクスやアルミニウムに限ら
れるものでなく、三次元測定機に要求される一定
の剛性を備えかつ軽量な材料であればいずれでも
よい。
また、測定用プローブ10と被測定物との相対
移動については、上記実施例のように測定プロー
ブ10がX,Y,Z軸方向の三軸方向へ移動する
場合に限らず、被測定物側つまりそれを載置する
定盤1が三軸のうち少なくとも一軸方向へ移動す
るものであつてもよい。
なお、本考案は、上述した三次元測定機のX,
Y,Z軸摺動案内機構に限られるものでなく、相
対移動する部材間にエアーベアリング装置を設け
た摺動案内装置一般に応用することができる。
〔考案の効果〕
以上の通り、本考案によれば、動特性を維持し
つつ、相対移動の高速化を達成できる摺動案内装
置を提供できる。
また、エアーパツドと摺動案内面とのクリアラ
ンスを負荷荷重に応じて個別に調整することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図はエアーパツドの配置状態を示す斜
視図、第2図は第1図の−線位置における断
面図、第3図は第2図の要部を示す拡大図、第4
図は剛性モデルを示す図である。第5図は本考案
の他の実施例を示す図、第6図はさらに他の実施
例を示す図である。第7図から第10図は従来例
を示すもので、第7図は三次元測定機の外観を示
す斜視図、第8図はX軸ビームの断面図、第9図
はX軸ビームとX軸スライダとの概略機構を示す
図、第10図は温度変化によるエアーパツドの位
置関係を示す図である。 5……X軸ビーム、6……X軸スライダ、21
A,21B,22A,22B,23A,23B,
24C1,24C2、24D,61A,61B……
エアーパツド、31……弾性部材としての皿ば
ね、51……弾性部材としてのダイヤフラム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 互いに平行な摺動案内面を有する第1の部材
    と、この第1の部材の摺動案内面を挟んで対向
    配置された少なくとも一組のエアーパツドを有
    し、前記第1の部材に沿つて摺動しながら移動
    する第2の部材とを備えた摺動案内装置におい
    て、 前記第1の部材をセラミツクスで形成すると
    ともに前記第2の部材をアルミニウムで形成
    し、 前記一組のエアーパツドのうち少なくとも一
    方側のエアーパツドを、所定の温度変化に伴う
    前記第1の部材と第2の部材との熱収縮、膨張
    差分を吸収できる剛性を有する弾性部材を介し
    て前記第2の部材に係合するとともに、その弾
    性部材と前記第2の部材との間又はその弾性部
    材と前記一方側のエアーパツドとの間に前記摺
    動案内面に対して進退可能な位置調整部材を介
    在させたことを特徴とする摺動案内装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記弾性部材を皿ばねにより構成したことを特徴
    とする摺動案内装置。
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