JPH05173489A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH05173489A
JPH05173489A JP35751991A JP35751991A JPH05173489A JP H05173489 A JPH05173489 A JP H05173489A JP 35751991 A JP35751991 A JP 35751991A JP 35751991 A JP35751991 A JP 35751991A JP H05173489 A JPH05173489 A JP H05173489A
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Hiroyuki Oda
博之 織田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業場に設置され作業に関する情報等を表示
する表示装置の改良。 【構成】 作業場の天井に吊り下げられた支持枠4と、
該支持枠に案内されて上下に移動する移動枠5と、該移
動枠に固定された表示部7とを備え、移動枠はコイル板
ばね18により最上方位置へ向けて付勢されている。移動
枠に揺動部材22が自重によりピボット軸21のまわりに外
側へ揺動するように枢着され、支持枠の内側板12bによ
り受けられている。移動枠が所定高さまで降下すると揺
動部材がロック孔38に嵌入して、移動枠は板ばね18の付
勢力に抗してロックされる。移動枠をさらに下降させる
とマグネット24が丸棒42に吸着するので、揺動部材は内
側へ揺動して内側板12bから離れ、ロック不作動状態と
なる。この状態でロック孔を下方から上方へ通過した
後、丸棒の上昇が阻止されてマグネットが丸棒から離れ
るので、揺動部材はロック作動可能状態に復帰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業場に設置され作業
に関する情報等を表示する表示装置に関する。
【0002】
【従来技術】近年、例えば配送センター等に搬送されて
来る複数種類の物品を仕分け先別に仕分ける仕分け作業
を、コンピュータにより集中管理することが行われてい
る。この場合、作業場の作業員による視認性の良い場所
に表示装置を設置し、この表示装置に物品の種類、仕分
け先、数量等の作業情報がコンピュータにより自動的に
入力されて表示され、作業員はこの表示に基ずいて作業
を進めるようになされる。
【0003】
【解決しようとする課題】この表示装置は、通常、作業
場の床上に設置されるので、本来の作業に利用できる床
面積がそれだけ減少し、人やフォークリフトの往来や台
車運搬の妨げになり易く、また表示装置自体も台車等の
衝突により破損し易いという難点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段および作用】本発明はこの
ような事情に鑑みてなされたものであり、本発明による
表示装置は、作業場の天井に吊り下げられた支持枠と、
該支持枠に案内されて上下に移動する移動枠と、該移動
枠に固定された表示部と、前記移動枠をその最上方位置
へ向けて付勢する付勢手段と、前記移動枠が所定の高さ
位置に達した時に作動して該移動枠の前記付勢手段によ
る上昇を阻止する自動ロック手段と、前記移動枠が前記
所定高さ位置より低い位置に達した時に前記自動ロック
手段を不作動状態にし、該移動枠が前記所定高さ位置を
下方から上方へ通過した後に該自動ロック手段を作動可
能状態に復帰させるロック機能変更手段とにより構成さ
れている。
【0005】この表示装置は、不使用時には、移動枠が
付勢手段の付勢力により天井に近い最上方位置を占め、
これに固定されている表示部も床上方の高い位置に在
る。
【0006】使用に際しては、作業者が移動枠を付勢手
段の付勢力に抗して手で引き下げる。移動枠は支持枠に
案内されながら下方へ移動するが、所定の高さ位置に達
した所で自動ロック手段が作動して、以後移動枠を上記
付勢力によって上昇させようとしてもこの上昇が阻止さ
れる状態となる。すなわち、移動枠から手を離しても移
動枠は上記所定の高さ位置に停止固定される。この高さ
位置は表示部を作業者が最も良く視認および操作できる
高さ位置であるので、作業者は該表示部に表示される指
示、情報を確認しながら能率良く作業を行うことができ
る。
【0007】表示部に表示される指示、情報による作業
を行わない時には、表示部従って移動枠を最上方位置に
戻し、表示装置設置場所における床面上方を広く開放す
るとともに、表示装置が他の作業の邪魔にならないよう
にする。このためには、前記のようにして所定高さ位置
に停止固定されている移動枠を、手でさらに下方の或る
位置まで引き下げてやればよい。するとロック機能変更
手段により前記自動ロック手段が不作動状態となるの
で、次いで手を離せば、移動枠は付勢手段の付勢力によ
り、前記所定高さ位置において自動的にロックされるこ
となく、該位置を通過して上昇する。そして該位置を通
過した後にロック機能変更手段により自動ロック手段が
作動可能状態に復帰し、この状態で移動枠は最上方位置
に達してこの位置に保持される。従って再び移動枠を引
き下げる時には、所定高さ位置で自動ロック手段が作動
するので、移動枠を該位置に停止させ固定することがで
きる。
【0008】
【実 施 例】図1は本発明の一実施例による表示装置
1の概略前面図であり、2は作業場の床、3はその天井
を示す。
【0009】表示装置1は天井3に固定され該天井3か
ら吊り下げられた支持枠4を備え、該支持枠4に移動枠
5がスライドレール6を介して上下に摺動自在に装架さ
れている。支持枠4は天井3にこれに沿って移動調整可
能に取付けてもよい。移動枠5の下端に左右両側へ張り
出した表示部7が固定されている。本実施例の表示装置
1は、搬送されて来る複数種類の物品を仕分け先別に仕
分ける仕分け作業場に設けられるものであり、表示部7
には、3つの仕分け先に対する物品の種類、数量等必要
な情報をそれぞれ表示する3個の表示器8が設けられて
いる。
【0010】これらの表示器8は図示してないコンピュ
ータに接続されており、該コンピュータからの入力によ
り、作業の進行に応じてその時に必要な情報が適時各表
示器8に表示される。従って作業者はこの表示に従って
作業を進めて行けばよいので、能率よく仕分け作業を行
うことができる。
【0011】移動枠5は付勢手段9により上方へ向けて
付勢されている。付勢手段9の付勢力は表示部7を含む
移動枠5全体の重量より大きく、表示装置1の不使用時
には移動枠5は付勢手段9の付勢力により図に実線で示
す最上方位置に保持され、表示部7は作業員10の頭上高
い位置に在る。使用に際し、作業員10は移動枠5に設け
られた把手11に手を掛け、移動枠5を図に鎖線で示すよ
うに引き下げる。把手11の位置が高ければこれに引掛け
る棒等を用いてもよく、または把手11に紐等を付けてお
いてもよい。移動枠5が、表示器8を視認するのに好適
な予め設定された高さ位置まで下降すると、後でさらに
詳細に説明する自動ロック手段が作動して、移動枠5の
上方への復帰が阻止されるようになるので、この段階で
把手11から手を離すと、移動枠5は上記所定の高さ位置
に保持される。従って作業員10は視認し易い位置まで下
降している表示器8の表示を見ながら能率よく仕分け作
業を行うことができる。
【0012】使用後表示部7を移動枠5とともにもとの
最上方位置へ戻すには、手により移動枠5をいったん或
る位置までさらに引き下げた後、手を離してやればよ
い。移動枠5がこの位置まで引き下げられると、後述す
るロック機能変更手段により、前記自動ロック手段が不
作動状態になるので、手を離した後は移動枠5は付勢手
段9の力により、途中でロックされることなく、最上方
位置まで自動的に上昇する。
【0013】表示装置1はこのように天井3から吊り下
げられているので、床2上に表示装置設置のための架台
を必要とせず、従って表示装置設置場所における床面全
面を他の目的のために有効に利用できる。
【0014】表示装置1を使用しない場合には、表示部
7を上方に移動させておくことができるので、人やフォ
ークリフトの往来および台車運搬の妨げになることがな
く、表示装置設置場所を有効利用できる。また台車等が
衝突して破損する恐れが少なく、表示装置を保護するた
めの保護部材が不要になる。
【0015】しかして表示部7の上げ下げは極めて容易
で、作業員は必要に応じて移動枠5を付勢手段9の力に
抗して引き下げるだけでよく、その他の操作は一切必要
としない。
【0016】図2は、図1に略示した表示装置1をさら
に詳細に示した図面である。ただし、図2は後面図すな
わち表示装置1を図1の反対側から見た図面で、かつ一
部を破断して示してある。図3および図4はそれぞれ図
2のIII-III 線およびIV−IV線に沿う断面図で、図3に
おいては上側、図4においては右側の面が前面である。
【0017】支持枠4は、左右両側の柱部材12,12の上
端どうしを横部材13により連結して門形に構成されてい
る。柱部材12および横部材13はいずれも断面コ字状のチ
ャンネル材により形成されている。この支持枠4は横部
材13を図1に示すようにアンカーボルト14により天井3
に固定され、柱部材12は天井3から鉛直に下方へ垂下し
ている。柱部材12は外側板12aと内側板12bとから成る
2重壁構造をなし、内側板12bにスライドレール6用の
取付部材15が固設されている。
【0018】移動枠5も、上記支持枠4と同様に、左右
両側の柱部材16,16の上端どうしを横部材17により連結
して門形に構成されている。そして支持枠4の柱部材12
と移動枠5の柱部材16との間に、これらに沿って上下方
向に延びるスライドレール6が介挿されている。スライ
ドレール6は長手方向に互いに摺動自在に係合した外側
レール部材6aと内側レール部材6bとから成り、これ
らの両部材間には長手方向に配列された多数のボール6
cが転動可能に介挿されている(図3)。外側レール部
材6aは前記支持枠4の柱部材12の内側板12bに取付部
材15を介して固定され、内側レール部材6bは前記移動
枠5の柱部材16に固定されている。従って移動枠5はス
ライドレール6を介して支持枠4に案内され上下方向に
自由に摺動することができる。
【0019】前記付勢手段9はコイル状に巻かれた板ば
ね(コイル板ばね)18から成り、その巻込み端部を軸19
に支承されて支持枠4の横部材13に装着されている。軸
19は横部材13に固定されたブラケット20に左右方向水平
に指向して枢支されており、コイル部分から巻出された
コイル板ばね18の端部が移動枠5の横部材17に固定され
ている。従って移動枠5はコイル板ばね18の弾性によっ
て上方へ向って付勢されているが、この付勢力は、移動
枠5およびこれに取付けられた表示部7等の全体に作用
する重力よりも大きく設定されているので、移動枠5に
下向きの外力を加えない限り、移動枠5はコイル板ばね
18によって最上方位置まで引き上げられ、この位置に保
持される。
【0020】ところで、前記した移動枠5、スライドレ
ール6およびコイル板ばね18は、図3および図4から分
るように、支持枠4の前側に片寄らせて配設されてい
る。そして移動枠5の横部材17の左右両端部にそれぞれ
ピボット軸21が後方へ向って突設されており、これらの
ピボット軸21にそれぞれ揺動部材22の下方突出片22aが
枢着されている。揺動部材22は外側へ向って上向きに突
出する腕部分22bを有し、該腕部分22bの先端にはコロ
23が回転自在に枢支されている。なお、揺動部材22の本
体部分にはマグネット24が後方へ張出して設けられてい
る。この揺動部材22の重心は前記ピボット軸21に対して
外側すなわち柱部材12側へ偏位しており、従って揺動部
材22にはピボット軸21のまわりに外側が下降する向きの
モーメントが作用し、このモーメントによりコロ23は柱
部材12の内側板12bの面に当接し、この状態で移動枠5
の上下運動が行なわれる。支持枠4の上端部にはコロ23
の上方に位置して、ストッパ兼緩衝材としての当りゴム
25が固設されており、コロ23がこの当りゴム25に当接し
たところで移動枠5の上昇運動が停止する。すなわちこ
の位置が移動枠5の最上方位置である。
【0021】移動枠5の下端には、図2および図4に示
すように、左右両側に張出した表示部7が取付けられて
いる。図5および図6はこの表示部7を拡大してさらに
詳細に示した図である。表示部7は、移動枠5に取付け
られた表示器受け26と、該表示器受け26に取付けられた
表示器ダクト27と、該表示器ダクト27に取付けられた例
えば3個の表示器28とから成っている。
【0022】表示器受け26は、移動枠5の左右の柱部材
16の下端どうしを連結する下部横部材29に沿って左右方
向に延び、該部材29にボルト30により固定された平板部
26aと、該平板部26aの前縁から斜め前向きに上方へ延
出した前板部26bと、前記平板部26aの後縁から垂直に
下方へ延びる背板部26cと、平板部26aの下方かつ背板
部26cの前方に画成される空間の左右両側を覆う側板部
26dとを有している。
【0023】そして上記空間部に表示器ダクト27が配設
され左右方向に延びている。表示器ダクト27は左右両端
部分を除いて断面矩形状の箱形をなしており、該箱形部
分の前面には左右方向に延びる開口31が設けられてい
る。箱形部分の後壁27aは該部分から左右に突出してお
り、その先端は前方へ屈曲して側壁27bを形成し、該側
壁27bが前記表示器受け26の側板部26dに沿わされてい
る。表示器ダクト27は側壁27bをボルト32により側板部
26dに締結することにより表示器受け26に取付けられて
いる。ボルト32は側壁27bの長穴33と係合しているの
で、表示器受け26に対する表示器ダクト27の上下方向の
取付位置および取付角度を任意に調整することができ
る。
【0024】表示器28は、その背面に突設された上下2
個のかぎ形断面の係合片34を、表示器ダクト27の開口31
の上下両縁部27cに、前記箱形部分の端部から挿入係合
させて摺動させることにより、表示器ダクト27の前面に
取付けられている。従って表示器28の左右位置は任意に
選定することができ、また表示器ダクト27に取付ける表
示器28の数も任意に選ぶことができる。表示器28の前面
にはコンピュータからの入力により所要の情報が表示さ
れる表示窓35が設けられている。36は作業者が作業の進
行に応じてコンピュータ側へ信号を送るためのスイッ
チ、37はコンピュータとの接続を示すランプである。表
示器28をコンピュータに接続する電線類は表示器ダクト
27内に納められる。なお、表示器受け26の前板部26bに
は各表示器28がどの仕分け先に対応するかを示すラベル
等が貼付される。前記把手11は表示器受け26の後方にお
いて下部横部材29に固定され、表示器受け26より下方ま
で延出している。
【0025】再び支持枠4および移動枠5の構造につい
て述べる。支持枠4の柱部材12の内側板12bには、その
高さ方向中間の所定位置にロック孔38が開設されてい
る。このロック孔38は、移動枠5が下降する時前述のよ
うに揺動部材22に重力により生ずるモーメントによって
内側板12bに押し付けられながら下降して来るコロ23の
経路上に設けられている。
【0026】また、ロック孔38の下方において、支持枠
4の後面に沿って左右方向に水平に延びる支持板39が、
左右の端部をそれぞれ左右の柱部材12に固定されて設け
られている。そしてこの支持板39に、これから前方へ突
出し該支持板39の巾全体にわたって上下方向に延びる左
右1対の支持案内部材40が、適当な間隔で固設されてい
る。これらの支持案内部材40には上下方向に延びる案内
孔41が互いに整合させて設けられており、これらの案内
孔41に鉄等の強磁性体から成る丸棒42が挿嵌されて左右
に延びている。丸棒42は通常は両側の案内孔41の底部41
aに支えられて水平に配置され、かつその左右両端部は
それぞれ左右の揺動部材22に設けられたマグネット24の
直下に位置している。
【0027】図7および図8は、図1ないし図4に示す
ように最上方位置に在る移動枠5が、この位置から最下
方位置まで移動し、次いで最上方位置へ向って移動する
時の、図2において左側の揺動部材22の状態の変化を示
したものである。
【0028】移動枠5が最上方位置に在る時には、図7
の(A)に示すように、揺動部材22は若干左側すなわち
外側へ傾き、コロ23を介して柱部材12の内側板12bによ
って受け止められている。揺動部材22はこの状態を維持
しながら移動枠5とともに内側板12bに沿って下降す
る。
【0029】そしてコロ23がロック孔38の位置に達する
と、内側板12bからの反力がなくなるので、図7(B)
に示すように、揺動部材22はピボット軸21のまわりに大
きく左傾し、腕部分22bの先端がロック孔38内に嵌入し
て、コロ23を介して外側板12aにより受けられる。この
時把手11から手を離して移動枠5を引き下げる力を除い
てやれば、移動枠5は付勢手段9の付勢力によって上昇
しようとするが、腕部分22bが38の上縁に係合するとと
もにコロ23が外側板12aと係合しているので、揺動部材
22は(B)の状態から揺動することはできず、移動枠5
の上昇は阻止される。すなわち移動枠5はこの位置にロ
ックされ、この時表示部7は作業者による視認が容易な
所定の高さ位置を占める。
【0030】このようにしてロックされた移動枠5に把
手11を介して手で下向きの力を加えてやると、揺動部材
22がその腕部分22bおよびコロ23をロック孔38の下縁に
案内されながらピボット軸21のまわりに右方へ揺動する
ので、コロ23はロック孔38から抜け出して、再び(A)
と同じ状態となる。そしてこの状態で揺動部材22は移動
枠5とともに下方へ移動する。
【0031】揺動部材22に取付けられて後方へ突出して
いるマグネット24の下方には前述のように丸棒42が位置
しているので、マグネット24が揺動部材22とともに丸棒
42の位置まで下降すると、該丸棒42がマグネット24に吸
着される。マグネット24の吸着部24aは、コロ23が内側
板12bに接している時には、(A)に示すように水平方
向に対して若干傾斜している。しかし丸棒42は左右両側
の揺動部材22のマグネット24により同時に吸着されるの
で、傾斜した吸着部24aに沿って傾斜することなく水平
状態を維持し、逆に揺動部材22がピボット軸21のまわり
に揺動して吸着部24aが水平な丸棒42に左右方向全体に
わたって吸着する。この結果、揺動部材22は図7の
(C)に示すような直立状態となり、コロ23が柱部材12
の内側板12bから離れる。
【0032】図9はこの時の揺動部材22を側方から見た
図面である。前記吸着部24aはマグネット本体部から下
方へ突出した前後1対の磁極片から成り、これらの磁極
片が丸棒42の上部を前後から挟むようにして吸着するこ
とにより、丸棒42を確実に保持する。
【0033】次いで把手11に手で加えていた下向きの力
を釈放すると、移動枠5はコイル板ばね18の力によって
上昇する。この時、マグネット24に吸着されている丸棒
42もともに上昇するので、揺動部材22は(C)の直立状
態に保持されている。従ってコロ23はロック孔38の位置
をこれに嵌り込むことなく通過するので、移動枠5は該
位置においてロックされることなく上昇できる。丸棒42
は前記支持案内部材40の案内孔41に案内されながら上昇
し、移動枠5がロック孔38に対応する位置を通過した所
で、図8の(D)に示すように、案内孔41の頂部41bに
当接する。
【0034】以後丸棒42は上昇できないが、コイル板ば
ね18の付勢力はマグネット24と丸棒42の吸着力より大き
いので、マグネット24と丸棒42は離れ、丸棒42は案内孔
41の底部41aに落下し、揺動部材22は移動枠5とともに
上昇する。揺動部材22は丸棒42によって拘束されないの
で、自重によりピボット軸21のまわりに内側板12b側へ
揺動して、コロ23を介し内側板12bに受けられ(図8
(E))、この状態で上昇して当りゴム25に当接し停止
する。すなわち図7(A)の状態に戻る。
【0035】以上から分るように、本実施例において
は、ロック孔38と揺動部材22とによって、移動枠5が所
定の高さ位置に達した時に作動して該移動枠5の付勢手
段(コイル板ばね18)による上昇を阻止する自動ロック
手段が構成され、マグネット24、丸棒42および案内孔41
によって、移動枠5が前記所定高さ位置より低い位置に
達した時に前記自動ロック手段を不作動状態にし、該移
動枠5が前記所定高さ位置を下方から上方へ通過した後
に該自動ロック手段を作動可能状態に復帰させるロック
機能変更手段が構成されている。
【0036】図10はロック機能変更手段の他の実施例を
示す図9と同様な図面である。本実施例においては、揺
動部材22の後面に前記マグネット24の代りに、板ばね43
と挟持板44とから成る挟着機構が設けられている。板ば
ね43はその上端部を挟持板44に固定され、自由端部分は
挟持板44に対して弾性的に拡開可能で、かつ先端には後
方へ向って開いた案内部分43aが設けられている。揺動
部材22が下降して来て案内部分43aが丸棒42に当ると、
板ばね43は丸棒42の外周に沿って拡開し、挟持板44との
間に丸棒42を挟み付ける。この状態で丸棒42は揺動部材
22とともに上昇し、案内孔41の頂部41bに達すると板ば
ね43と挟持板44の間から脱出する。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、表示装置が天井から吊
り下げられているので、床上に表示装置設置のための架
台を必要とせず、表示装置設置場所における床面全面を
他の目的のために有効に利用できる。
【0038】しかも、使用時には表示部を視認性の良い
高さまで下げて作業能率を向上させることができる。
【0039】表示装置を使用しない場合には、移動枠お
よび表示部を上方に移動させて、人やフォークリフトの
往来および台車運搬等の妨げにならないようにし、また
表示装置設置場所を有効に利用でき、かつ台車等が衝突
して破損する恐れが少くなるので、表示装置を保護する
ための保護部材が不要になる。
【0040】表示部の上げ下げに際しては、作業員は必
要に応じて移動枠を付勢手段の力に抗して引き下げるだ
けでよく、この間に移動枠のロックおよびロック解除が
自動的に行われるので、操作が極めて簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による表示装置の概略前面図
である。
【図2】同表示装置をさらに詳細に示した後面図であ
る。
【図3】図2のIII-III 線に沿う断面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】表示部の一部分を拡大して示した前面図であ
る。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】移動枠が最上方位置から最下方位置まで移動す
る時の揺動部材の姿勢変化を示す図面である。
【図8】移動枠が最下方位置から上方へ移動する時の揺
動部材の姿勢変化を示す図面である。
【図9】最下方位置における揺動部材の側面図である。
【図10】揺動部材の他の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1…表示装置、2…床、3…天井、4…支持枠、5…移
動枠、6…スライドレール、7…表示部、8…表示器、
9…付勢手段、10…作業員、11…把手、12…柱部材、13
…横部材、14…アンカーボルト、15…取付部材、16…柱
部材、17…横部材、18…コイル板ばね、19…軸、20…ブ
ラケット、21…ピボット軸、22…揺動部材、23…コロ、
24…マグネット、25…当りゴム、26…表示器受け、27…
表示器ダクト、28…表示器、29…下部横部材、30…ボル
ト、31…開口、32…ボルト、33…長穴、34…係合片、35
…表示窓、36…スイッチ、37…ランプ、38…ロック孔、
39…支持板、40…支持案内部材、41…案内孔、42…丸
棒、43…板ばね、44…挟持板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業場に設置され作業に関する情報を表
    示する表示装置において、作業場の天井に吊り下げられ
    た支持枠と、該支持枠に案内されて上下に移動する移動
    枠と、該移動枠に固定された表示部と、前記移動枠をそ
    の最上方位置へ向けて付勢する付勢手段と、前記移動枠
    が所定の高さ位置に達した時に作動して該移動枠の前記
    付勢手段による上昇を阻止する自動ロック手段と、前記
    移動枠が前記所定高さ位置より低い位置に達した時に前
    記自動ロック手段を不作動状態にし、該移動枠が前記所
    定高さ位置を下方から上方へ通過した後に該自動ロック
    手段を作動可能状態に復帰させるロック機能変更手段と
    を備えたことを特徴とする表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019184712A (ja) * 2018-04-04 2019-10-24 株式会社北島製作所 可動式スクリーンの設置装置

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