JP6561570B2 - 自動取引装置 - Google Patents

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本発明は、現金自動取引装置又は自動発券装置などの自動取引装置に関するものである。
従来、現金自動取引装置又は自動発券装置などの自動取引装置は、顧客が入力操作を行うためのタッチパネル機能を備えた顧客操作表示画面としての表示部を有している。当該表示部は、顧客操作以外に、保守員が保守作業をするとき保守作業ガイダンス等を画面に表示する。保守員は、その表示部の画面に表示されたガイダンス内容を見ながら保守ユニットを装置内部から引き出し保守作業を行っている。
保守員は、保守内容を表示した表示部の画面を見ながら保守作業をするため、保守ユニットを引出しても保守作業の妨げにならないよう、表示部を装置上方へ移動させる。その際、表示部を上昇させた位置に保持させておくために、表示部を保持するコイルスプリングなどの付勢手段の付勢力により支持する構造があった。
なお、特開平8−153265号公報(特許文献1)には、装置前面に設けられたドアをガススプリングによって開閉可能にした自動取引装置が記載されている。特許文献1によると、ドアを開けた状態でガススプリングをロックすることにより、ガススプリングのガス抜けが発生した場合でもドアを開けた状態を維持できるというものである。
また、特開2010−140137号公報(特許文献2)には、顧客操作表示画面としての表示部を表示面が同一方向を維持しているように直線的に移動可能にして、保守員が表示部の表示内容を確認しながら、容易に保守作業を行うことができる自動取引処理装置が記載されている。特許文献2によると、表示部を上方へ移動することにより、保守用スペースが拡大するというものである。
特開平8−153265号公報 特開2010−140137号公報
しかしながら、従来の技術によれば、表示部はLCDユニットや制御基板などの電子部品を搭載しているため、表示部を上昇させ、上昇した位置に保持させておくには、コイルスプリングなどには大きな付勢力が必要となるという問題があった。更に、大きな付勢力を有するコイルスプリングを備えると、表示部を最下部まで戻したとき、最下部に留まらせるためのロック部にはコイルスプリングの付勢力に抗する力が必要になってくる。そのため、ロック部を解除した際、その力から解放され、表示部は勢いよく上昇してしまい危険な状態となることも問題であった。また、表示部を最下部に戻す際も、コイルスプリングの付勢力に抗して表示部を戻さなければならないため、付勢力以上の力が必要であった。
本発明が解決しようとする課題は、コイルスプリングが大きな付勢力を必要とせずに表示部を最上部で保持し、かつ表示部を最下部にあるロック部から解除して上昇させるときも緩やかに上昇させ、表示部を最下部へ戻すときも軽い操作で行うことができるような表示部を有する自動取引装置を提供することである。
上記課題を解決するために本発明に関する自動取引装置は、略垂直に設けた軌道手段に沿って、上下に移動可能とし、付勢手段の付勢力によって上方へ移動し、前記付勢手段の前記付勢力に抗して最下部に移動したときロック手段によりロックされる表示部を有する自動取引装置において、前記表示部の背面に設けられ、平面が形成されたブラケットと、前記ブラケットの前記平面に設けられたマグネットと、装置の筐体の上面に設けたマグネット受けとを有し、前記表示部は前記ロック手段による前記ロックが解除されると、最上部への途中まで前記付勢手段の前記付勢力により移動可能とし、前記表示部を前記最上部まで移動させたとき、前記マグネットが前記マグネット受けに吸着することにより前記表示部を前記最上部で保持するものである。
上記構成を有する本発明によれば、コイルスプリングなどの付勢手段は大きな付勢力を必要としないで、表示部を上昇させるときも緩やかに上昇させることができる。更に、表示部を最上部へ安定して保持することができるとともに、表示部を最下部へ戻すときも軽い操作で行うことができる自動取引装置を提供することが可能になる。
第1の実施の形態に関する表示部フレームの上下動を示す説明図である。 第1の実施の形態に関する自動取引装置の外観を示す斜視図及び正面図である。 第1の実施の形態に関する表示部フレームの上下動を示すA―A断面図である。 第1の実施の形態に関するロック部を示す説明図である。 第1の実施の形態に関する表示部フレームの保持手段を示す斜視図及び背面図である。 第1の実施の形態に関する第2のブラケットの斜視図である。 第1の実施の形態に関するガススプリングを利用した表示部フレームの上下動を示すA―A断面図である。 第2の実施の形態に関する自動取引装置の表示部フレームの保持手段を示す説明図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について説明する。図2は第1の実施の形態に関する自動取引装置の外観を示す斜視図及び正面図である。図2(a)は自動取引装置1の運用時の外観を示す斜視図であり、図2(b)は自動取引装置1の保守時の外観を示す斜視図であり、図2(c)は自動取引装置1の運用時の外観を示す正面図である。顧客は自動取引装置1の右側に設けられた顧客操作表示部としての表示部(以下表示部2という)を見ながら自動取引装置1を操作し取引を行う。
表示部2は顧客の操作し易さと自動取引装置1全体の大きさを考慮して、顧客の目の高さ乃至目の高さより若干低い位置に設置される。表示部2は、顧客又は保守員の入力操作を受付ける入力機能と、自動取引装置1の状態や取引の状況を表示し、更に顧客又は保守員の操作のためのガイダンスを表示する出力機能を有する。表示部2の下側にはフロントパネル4が設けられ、取引に必要な各種媒体の挿入排出口などが設けられる。
自動取引装置1の表示部2及びフロントパネル4の奥側には、各種取引に必要なユニットでかつ消耗品等の保守を行う保守ユニット3が配置されている。保守作業に際し、保守員はフロントパネル4を矢印Bで示す前方に倒し、かつ表示部2を矢印Cで示す上方へスライドすることによって、保守ユニット3の保守を行う。即ち、保守員は保守内容を表示する表示部2の画面を見ながら保守作業を行い、保守ユニット3を手前に引き出せるように、表示部2を自動取引装置1の上方へ移動する。
自動取引装置1の筐体の左右のサイドパネルR11及びL11の内側にはそれぞれ軌道手段としてのスライドレールR12及びL12が設けられている。軌道手段としてのスライドレールR12及びL12は略垂直に設けられ、表示部2はスライドレールR12及びL12に沿って上下動可能となっている。表示部2が上下動のうち最下部の位置にあるときは、図2(a)に示す運用時の状態であり、表示部2が最上部の位置にあるときは、図2(b)に示す保守時の状態である。図2(b)に示すように表示部2が最上部の位置にあるときは、表示部2の一部は自動取引装置1の筐体の上面13より突き出ている。
図3は第1の実施の形態に関する表示部フレームの上下動を示すA―A断面図である。図3(a)は自動取引装置1が運用時の状態であり、表示部2が上下動のうち最下部の位置にあることを示す。図3(b)は自動取引装置1が保守時の状態であり、表示部2が最上部の位置にあることを示す。なお、図3(a)、(b)では、第1の実施の形態に関する後述するマグネット16、第2のブラケット17及びマグネット受け18の構成は図示を省略する。
表示部2は、図3(a)に示すように、表示部フレーム14によって一体に移動可能となっている。表示部フレーム14には、LCDユニット2a、制御基板2b及び図示しないケーブルが配置され、表示部アッセンブリとして組み立てられている。前記スライドレールR12及びL12が略垂直に設けられ、表示部フレーム14はスライドレールR12及びL12に沿って上下動可能である。以下、表示部フレーム14の上下動は、表示部2の上下動と同じ意味である。なお、図3ではスライドレールR12及びL12のうちスライドレールL12のみ示す。
表示部フレーム14の背面下側には左右に第1のブラケット15が設けられ、付勢手段としてのコイルスプリング6の一端がそれぞれ取付けられている。コイルスプリング6は左右のスライドレールR12及びL12に沿って配設され、筐体の上面13の自動取引装置1手前側に設けられたローラ16−1に掛け渡された後、筐体の上面13の自動取引装置1奥側に設けられた固定部16−2に他端が固定される。コイルスプリング6の引張力としての付勢力は矢印Dに示すように自動取引装置1奥側に向かっている。こうしてコイルスプリング6の引張力により、表示部フレーム14を矢印C方向、即ち上方へ移動可能としている。
保守作業に際し、保守員は、まずフロントパネル4を矢印Bで示す前方に倒し、そして、次に説明する表示部フレーム14のロック手段としてのロック部9を解除する。すると、コイルスプリング6の付勢力を利用して表示部フレーム14は矢印C方向、即ち上方へ移動される。つまり、表示部フレーム14はコイルスプリング6の付勢力により、最上部への途中まで移動可能となる。その後、保守員は表示部フレーム14を最上部まで移動する。表示部フレーム14が最上部の位置に到達すると、本実施の形態に関する保持手段が表示部フレーム14を保持する。保守員は表示部フレーム14が最上部に保持された後、保守ユニット3を矢印G方向、即ち、自動取引装置1手前方向に引き出して保守作業を行う。最上部への保持手段については後述する。
図4は第1の実施の形態に関するロック部を示す説明図である。フロントパネル4が閉じられ、表示部フレーム14が最下部にあるとき、ロック手段としてのロック部9によりコイルスプリング6の付勢力に抗して表示部フレーム14を最下部にロックする。棒状のロック部9はフロントパネル4の上方に設けられた固定軸9cを中心に回転可能である。固定軸9cはロック部9のほぼ中央に設けられ、固定軸9cを境に下方はロックレバー9aであり、保守員が操作可能に設けられている。固定軸9cを境に上方はロックピン9bが配置されており、表示部フレーム14の下方に固定して設けられたL字状のフック部2cに係合可能となっている。運用時の状態において、ロック部9のロックピン9bは、図4に示すようにL字状のフック部2cに係合し、ロック状態となっている。
保守員が表示部フレーム14を上方へ移動するためにロック部9を解除するには、ロックレバー9aを矢印E方向に回転すると、ロックピン9bが矢印F方向に回転する。そうすると、表示部フレーム14のフック部2cとの係合が外れ、ロック部9のロックが解除される。こうして表示部フレーム14は矢印C方向に上昇可能となる。
図5は第1の実施の形態に関する表示部フレームの保持手段を示す斜視図及び背面図である。図5(a)は自動取引装置1の表示部フレーム14が最下部の位置にあることを示す一部切欠き斜視図である。図5(b)は自動取引装置1の表示部フレーム14が最上部の位置にあることを示す一部切欠き斜視図であり、図5(c)は同じく表示部フレーム14が最上部の位置にあることを示す背面図である。図5(b)、(c)ともに、表示部フレーム14が自動取引装置1の筐体の上面13より突き出ていることを示す。なお、図5(a)、(b)、(c)においては、コイルスプリング6及び第1のブラケット15並びにスライドレールR12及びL12の構成は図示を省略している。また、図5(a)、(b)においては、自動取引装置1の上面13は一部を切り欠いて示すが、図5(c)は自動取引装置1の上面13は二点鎖線で示す。
表示部フレーム14の背面の下部中央にはもう一つの第2のブラケット17が設けられ、第2のブラケット17には水平面17−1が形成されている。当該水平面17−1は第2のブラケット17が移動する上下方向に対して直角な面である。水平面17−1にはマグネット16が固定して設置されている。
一方、自動取引装置1の筐体の上面13の背面には、表示部フレーム14が最上部の位置にあるとき、マグネット16が吸着するマグネット受け18が設けられている。マグネット受け18は磁性体からなる。マグネット受け18は、第2のブラケット17の水平面17−1に平行に設けられ、マグネット16に吸着するマグネット受け水平面18−1と、自動取引装置1の上面13の背面に平行に設けられ、上面13の背面に取り付けるための左右の取付け面18−2を有する。これにより、マグネット16は自動取引装置1の上面13に設けたマグネット受け18に吸着することにより、表示部フレーム14は最上部の位置に保持可能となる。
図5(b)及び図5(c)に示すように表示部フレーム14が最上部の位置にあるとき、第2のブラケット17の水平面17−1に固設されたマグネット16は、マグネット受け18に吸着する。そのときのマグネット受け18との衝突を防ぐために、第2のブラケット17の水平面17−1には図6に示すように左右にマグネットガード17aが設けられている。
図6は第1の実施の形態に関する第2のブラケットの斜視図である。第2のブラケット17の水平面17−1に固設されたマグネット16の高さをd1とし、第2のブラケット17の水平面17−1に設けられたマグネットガード17aの高さをd2とすると、d2はd1と略同一とする。また、少なくともd2は、d2≧d1となるように設けるとよい。こうすることにより、表示部フレーム14が最上部の位置にあるとき、マグネットガード17aがマグネット受け18に接することによりマグネット16がマグネット受け18と直接衝突するのを防ぐことができる。
図1は第1の実施の形態に関する表示部フレームの上下動を示す説明図である。図1(a)、(b)、(c)においては、コイルスプリング6及び第1のブラケット15の構成は図示を省略している。なお、図1ではスライドレールR12及びL12のうちスライドレールL12のみ示す。図1(a)は自動取引装置1の運用時、即ち表示部フレーム14が最下部に位置していることを示す。ここで保守員が保守を行うとき、保守員はロック部9を解除し、そしてフロントパネル4を矢印B方向に倒し、表示部フレーム14を前記コイルスプリング6の付勢力により上昇させる。
このとき、コイルスプリング6の付勢力は大きくする必要はない。即ち、コイルスプリング6の付勢力は、ロック部9によるロックが解除されると、表示部フレーム14が、最下部から100mm程度まで、又は最上部への途中まで移動させることができる程度でよい。図1(b)は最上部への途中まで表示部フレーム14が移動した状態を示す。この状態は、コイルスプリング6の付勢力が表示部フレーム14の重力と吊り合って、表示部フレーム14は止まっている。
その後、保守員は、保守ユニット3を引出せる位置まで表示部フレーム14を手動で上昇させることができる。そのとき、コイルスプリング6の付勢力が働いているので大きな力を必要とせずに最上部まで移動させることができる。仮に、保守員が、表示部フレーム14を勢いよく上昇させた場合、図6に示した第2のブラケット17のマグネットガード17aがマグネット受け18に衝突することにより、マグネット16をガードすることになる。
図1(c)は表示部フレーム14が最上部に移動した状態を示す。図1(c)に示したように、最上部では第2のブラケット17上のマグネット16は、自動取引装置1の上面13の背面に設けたマグネット受け18と吸着し、表示部フレーム14は最上部の位置で保持される。このようにフロントパネル4が前に倒れ、表示部フレーム14が最上部まで退避したことにより、保守ユニット3を矢印G方向に引出して保守作業を行うことができる。
以上の説明では表示部フレーム14を上方へ移動させるのにコイルスプリング6の引張力としての付勢力を利用する例を示したがこれに限らない。即ち、ガススプリングの押圧力としての付勢力を利用するものであっても本発明は適用可能である。図7は第1の実施の形態に関するガススプリングを利用した表示部フレームの上下動を示すA―A断面図である。図7(a)は自動取引装置1が運用時の状態であり、表示部2が上下動のうち最下部の位置にあることを示す。図7(b)は自動取引装置1が保守時の状態であり、表示部2が最上部の位置にあることを示す。
表示部2は、図7(a)に示すように、表示部フレーム14によって一体に移動可能となっている。表示部フレーム14には、LCDユニット2a、制御基板2b及び図示しないケーブルが配置され、表示部アッセンブリとして組み立てられている。前記スライドレールR12及びL12が略垂直に設けられ、表示部フレーム14はスライドレールR12及びL12に沿って上下動可能である。なお、図7ではスライドレールL12のみ示す。
表示部フレーム14の下側左右にはガススプリング5が取付けられている。ガススプリング5は左右のスライドレールR12及びL12に沿って配設される。ガススプリング5の付勢力は矢印Cに示すように上方に向かっている。こうしてガススプリング5の押圧力により、表示部フレーム14を矢印C方向、即ち上方へ移動可能としている。
保守作業に際し、保守員は、まずフロントパネル4を矢印Bで示す前方に倒し、そして、表示部フレーム14の前記ロック部9を解除する。そして、ガススプリング5の付勢力を利用して表示部フレーム14を矢印C方向、即ち上方へ移動する。図7(b)に示すように表示部フレーム14が最上部に到達すると、第2のブラケット17上のマグネット16は、自動取引装置1の上面13の背面に設けたマグネット受け18と吸着し、表示部フレーム14は最上部の位置で保持される。保守員は表示部フレーム14が保持された後、保守ユニット3を矢印Gで示す手前方向へ引き出して保守作業を行う。これによりガススプリング5の付勢力は前記コイルスプリング6の付勢力と同様に大きくしないで済むことになる。
なお、以上の説明では、ガススプリング5及びコイルスプリング6について説明したが、元に戻る力が一定でストロークによって変化しないコンストンバネを使用する場合でも本発明は適用可能である。
以上、第1の実施の形態によれば、保守時に表示部フレーム14を保守ユニット3を引出せる位置まで持ち上げると、自動取引装置1の上面13に設けたマグネット受け18に、表示部フレーム14に取付けたマグネット16が吸着し、磁力により自動取引装置1の上面13に保持することができる。
また、ガススプリング5又はコイルスプリング6は、表示部ユニット14を最上部位置まで上昇させるような付勢力を有する必要はなく、最下部から100mm程度、表示部フレーム14が持ち上がるような付勢力の少ないコイルスプリングを選定すればよい。その結果、運用時に表示部フレーム14を固定させているロック部9は、大きな力が加わらないため、ロックを解除した際に、勢いよく跳ね上がるようなことがなく、保守者への危険を回避することが可能となる。また、表示部フレーム14を再び運用位置に戻す際も、ロック部9の手前100mm程度のストロークを押し下げる力でロック部9のロックを掛けることができる。
従って、本実施の形態によれば、ガススプリング5又はコイルスプリング6は大きな付勢力を必要とせずに表示部を最上部で保持し、表示部2を上昇させるときも緩やかに上昇させることができる。更に、表示部2又は表示部フレーム14を最下部へ移動するときも軽い操作で行うことができる。これにより、保守員にとって保守が容易な自動取引装置1を提供することが可能になる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図8は第2の実施の形態に関する自動取引装置の表示部フレームの保持手段を示す説明図である。図8は保守員による保守作業の終了後、表示部フレーム14を下げるときのマグネット16とマグネット受け18の状態を示す。
保守員は保守作業の終了後、表示部フレーム14を下げるためには手動により行わなければならない。そのとき、マグネット16の吸着力が強すぎると、マグネット16をマグネット受け18から分離するのに強い力を必要とする。マグネット16は、表示部フレーム14の安定した保持のためには、ある程度の吸着力は必要である。そこで本実地の形態は、マグネット16の吸着力を弱めることなく、マグネット受け18から分離するのに少ない力で行うことができる表示部フレーム14の保持手段にある。
第2のブラケット17は、前述の通り表示部フレーム14の背面の下部中央に設けられている。第2のブラケット17は、マグネット16が固定して設置された水平面17−1を有する箱状のマグネット固定ボックス17bと、マグネット固定ボックス17bを左右両側から支持する支持枠17cからなる。マグネット固定ボックス17bは水平方向に設けられた水平軸としての偏心軸19を有し、当該偏心軸19は、E型止め輪19−1を介して左右の支持枠17cによって回転自在に支持されている。これにより、マグネット固定ボックス17bは偏心軸19を軸に回転自在となる。
偏心軸19は、マグネット固定ボックス17bの前後方向の前方向に偏って設けられている。即ち、偏心軸19は、マグネット固定ボックス17bの水平面17−1に固設されたマグネット16に対し前方向に偏って設けられる。換言すると、偏心軸19は、マグネット16に掛かる吸着力の延長線に対して偏心した位置に設けられる。マグネット16をマグネット受け18から離そうとするとき、その力は偏心軸19から偏心しているため、マグネット固定ボックス17bは偏心軸19を中心に回転することになる。
そのため、保守員14が表示部フレーム14を矢印Hで示す下方に移動するとき、下方に移動する力は、支持枠17cに伝わり、支持枠17cから偏心軸19に伝わり、マグネット固定ボックス17bを矢印J方向へ回転する力となる。これにより、マグネット16はマグネット受け18とねじるように引き裂かれ、比較的少ない力で表示部フレーム14を下げることができる。なお、偏心軸19は、マグネット16に対して前方向に偏って設けられることを説明したが、後方向に偏って設けられることとしてもよい。この場合は、マグネット固定ボックス17bは矢印J方向の逆方向へ回転することとなる。
以上第2の実施の形態によれば、表示部フレーム14を最上部から最下部の運用位置まで戻すためにマグネット16をマグネット受け18から離す際、表示部フレーム14を下げるとマグネット16を取付けたマグネット固定ボックス17bが回転するため、マグネット受け18から分離するのに少ない力で行うことができる。また、マグネット16の吸着力を弱めることなく、即ち、マグネット16の吸着力が強くしたままにおいても、マグネット16をマグネット受け18から容易に分離することができる表示部2の保持手段を提供することができる
1 自動取引装置
2 表示部
4 フロントパネル
6 コイルスプリング
14 表示部フレーム
16 マグネット
17 ブラケット
17a マグネットガード
18 マグネット受け
R12,L12 スライドレール

Claims (5)

  1. 略垂直に設けた軌道手段に沿って、上下に移動可能とし、付勢手段の付勢力によって上方へ移動し、前記付勢手段の前記付勢力に抗して最下部に移動したときロック手段によりロックされる表示部を有する自動取引装置において、
    前記表示部の背面に設けられ、平面が形成されたブラケットと、
    前記ブラケットの前記平面に設けられたマグネットと、
    装置の筐体の上面に設けたマグネット受けとを有し、
    前記表示部は前記ロック手段による前記ロックが解除されると、最上部への途中まで前記付勢手段の前記付勢力により移動可能とし、
    前記表示部を前記最上部まで移動させたとき、前記マグネットが前記マグネット受けに吸着することにより前記表示部を前記最上部で保持することを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記ブラケットの前記平面には、前記マグネットの高さと略同一の高さを有するマグネットガードを有することを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  3. 前記ブラケットは、前記マグネットを搭載するマグネット台と、前記マグネット台を水平軸を中心に回動自在に支持する支持枠を有し、
    更に、前記水平軸は、前記マグネットに対し前方向へ偏って設けられることを特徴とする請求項1記載の自動取引装置。
  4. 前記付勢力とは、コイルスプリングの引張力であることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一記載の自動取引装置。
  5. 前記付勢力とは、ガススプリングの押圧力であることを特徴とする請求項1乃至いずれか一記載の自動取引装置。
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