JP2009267509A - 画像形成装置 - Google Patents

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幸雄 金岡
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Abstract

【課題】カバーの開閉にかかわらず、カバーとは別体の表示装置の画面の視認性を常に確保することでき、かつ表示装置がカバーの開閉を阻害することがない画像形成装置を提供する。
【解決手段】本体2の後側に2本の支持スタンド11を突設して固定し、表示装置4をリンク機構12を介して各支持スタンド11に連結し、このリンク機構12により、プラテンガラスに重なるように閉じられた原稿カバー3の上方位置P1と、開かれた原稿カバー3に干渉することのない退避位置P2との間で、表示装置4を移動可能に支持し、かつ表示装置4の位置にかかわらず、表示装置4の画面の向きを一定に保持している。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力操作等を支援するための表示画面を有する画像形成装置に関する。
この種の従来の装置としては、例えば特許文献1に記載のものがある。ここでは、プリンタ本体の上に上部ユニット(以下カバーと称す)を設け、カバーの前端を前後方向にスライド可能に支持すると共に、カバーの中央をリフトアームを介してプリンタ本体に連結している。カバーの前端が前後方向の後方へ押されると、リフトアームが起き上がって、カバーの後部が持ち上げられ、カバーが傾倒姿勢となり、プリンタ本体の上部が広く開放され、メンテナンスのための十分なスペースが確保される。また、カバーが傾倒姿勢となったときには、カバーの前端側が低くなるので、カバーに設けられた表示装置の画面の視認性が損なわれることがない。
特開2007−328166号公報
しかしながら、特許文献1では、カバーと表示装置が一体であることを前提としており、カバーとは別体の表示装置を想定していない。従って、カバーの開閉にかかわらず、カバーとは別体の表示装置の画面の視認性を常に確保することはできない。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、カバーの開閉にかかわらず、カバーとは別体の表示装置の画面の視認性を常に確保することでき、かつ表示装置がカバーの開閉を阻害することがない画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、読取り原稿が載置される原稿載置台と、原稿載置台に対して開閉自在に設けられ、原稿載置台に重なるように閉じられる原稿カバーと、表示手段とを備えた画像形成装置において、前記原稿載置台に重なるように閉じられた前記原稿カバーの上方位置と、開かれた原稿カバーに干渉することのない退避位置との間で、前記表示手段を移動可能に支持し、かつ表示手段の位置にかかわらず、表示手段の画面の向きを一定に保持する支持手段を備えている。
また、前記支持手段は、前記原稿カバーの開閉に連動して、原稿カバーが前記原稿載置台に重なるように閉じられたときに前記表示手段を原稿カバーの上方位置に移動させ、原稿カバーが開かれたときに表示手段を原稿カバーに干渉することのない退避位置に移動させる。
更に、前記原稿カバーは、原稿カバーの一辺を枢支した枢支軸周りで回転して開閉され、前記支持手段は、原稿カバーの回転に連動して、前記表示手段を移動させる。
また、前記支持手段は、固定された支持部と、前記原稿カバーの上方位置と前記退避位置との間で表示手段が移動可能に支持され、かつ表示手段の位置にかかわらず表示手段の画面の向きが一定に保持されるように、前記支持部と表示手段間を連結するリンク機構と、このリンク機構のリンクの軸とを備え、原稿カバーは、原稿カバーを開閉自在に枢支する枢支軸を備え、原稿カバーの開閉に連動して、リンク機構及び表示手段が移動するように、原稿カバーの枢支軸とリンク機構のリンクの軸間でそれぞれの回転を相互に伝達する回転伝達手段を設けている。
更に、前記原稿カバーの枢支軸もしくは前記リンク機構のリンクの軸の回転を抑制するダンパーを備えている。
また、前記支持手段は、固定された支持部と、前記原稿カバーの上方位置と前記退避位置との間で表示手段が移動可能に支持され、かつ表示手段の位置にかかわらず表示手段の画面の向きが一定に保持されるように、前記支持部と表示手段間を連結するリンク機構と、表示手段が退避位置に移動するように、リンク機構のリンクを付勢する付勢手段とを備え、前記原稿カバーは、原稿カバーの上側を表示手段に接続する接続部材と、原稿カバーに着脱自在に係合して、原稿カバーの閉成状態を保持する係合手段とを備え、前記係合手段により原稿カバーの閉成状態が保持されているときには、前記付勢手段の付勢力に抗して、前記リンク機構が前記接続部材を介して原稿カバー側に引き寄せられて、表示手段が原稿カバーの上方位置に移動し、前記係合手段による原稿カバーの係合が解除されると、前記付勢手段の付勢力によりリンク機構が移動して、表示手段が退避位置に移動し、かつ原稿カバーが開成される。
更に、前記支持手段は、表示手段の位置にかかわらず表示手段の画面の向きを一定に保持した状態で、前記原稿カバーの上方位置と前記退避位置との間で表示手段を移動可能に支持するガイド手段と、表示手段を退避位置側に付勢する付勢手段とを備え、前記原稿カバーは、原稿カバーの上側を表示手段に接続する接続部材と、原稿カバーに着脱自在に係合して、原稿カバーの閉成状態を保持する係合手段とを備え、前記係合手段により原稿カバーの閉成状態が保持されているときには、前記付勢手段の付勢力に抗して、表示手段が前記接続部材を介して原稿カバー側に引き寄せられて、表示手段が原稿カバーの上方位置に移動し、前記係合手段による原稿カバーの係合が解除されると、前記付勢手段の付勢力により表示手段が退避位置に移動し、かつ原稿カバーが開成される。
また、前記付勢手段は、エアダンパーである。
このような構成の画像形成装置では、原稿載置台に対して原稿カバーを開閉自在に設けている。支持手段は、原稿載置台に重なるように閉じられる原稿カバーの上方位置と、開かれた原稿カバーに干渉することのない退避位置との間で、表示手段を移動可能に支持し、かつ表示手段の位置にかかわらず、表示手段の画面の向きを一定に保持している。従って、表示手段が原稿カバーの開閉を阻害することがないように表示手段を移動させることができる。また、表示手段が移動しても、表示手段の画面の向きが一定に保持されるので、表示手段の画面の視認性を常に確保することができる。
また、支持手段は、原稿カバーの開閉に連動して、表示手段を原稿カバーの上方位置と退避位置間で移動させるので、原稿カバーの開閉操作と同時に、表示手段を移動させることができ、使い勝手が向上する。
例えば、原稿カバーは、原稿カバーの一辺を枢支した枢支軸周りで回転して開閉され、支持手段は、原稿カバーの回転に連動して、表示手段を移動させる。
また、支持手段は、原稿カバーの上方位置と退避位置との間で表示手段を移動可能に支持すると共に、表示手段の位置にかかわらず表示手段の画面の向きを一定に保持するリンク機構を有している。そして、原稿カバーの開閉に連動して、リンク機構が移動し、表示手段が移動するように、原稿カバーの枢支軸とリンク機構のリンクの軸間でそれぞれの回転を相互に伝達している。この場合は、原稿カバーの枢支軸もしくはリンク機構のリンクの軸の回転を抑制するダンパーを設け、原稿カバーの開閉速度もしくは表示手段の移動速度を緩和させるのが好ましい。
例えば、支持手段は、原稿カバーの上方位置と退避位置との間で表示手段を移動可能に支持すると共に、表示手段の位置にかかわらず表示手段の画面の向きを一定に保持するリンク機構と、表示手段が退避位置に移動するように、リンク機構のリンクを付勢する付勢手段とを有している。そして、原稿カバーの上側を接続部材を介して表示手段に接続し、原稿カバーの閉成状態を保持する係合手段を設け、原稿カバーの閉成状態が保持されているときには、付勢手段の付勢力に抗してリンク機構が移動して、表示手段が接続部材を介して原稿カバー側に引き寄せられ、表示手段が原稿カバーの上方位置に移動し、係合手段による原稿カバーの係合が解除されると、付勢手段の付勢力によりリンク機構が移動して、表示手段が退避位置に移動し、かつ原稿カバーが開成される。
例えば、支持手段は、表示手段の位置にかかわらず表示手段の画面の向きを一定に保持した状態で、原稿カバーの上方位置と退避位置との間で表示手段を移動可能に支持するガイド手段と、表示手段を退避位置側に付勢する付勢手段とを備えている。そして、原稿カバーの上側を接続部材を介して表示手段に接続し、原稿カバーの閉成状態を保持する係合手段を設け、原稿カバーの閉成状態が保持されているときには、付勢手段の付勢力に抗して、表示手段が接続部材を介して原稿カバー側に引き寄せられて、表示手段が原稿カバーの上方位置に移動し、前原稿カバーの係合が解除されると、付勢手段の付勢力により表示手段が退避位置に移動し、かつ原稿カバーが開成される。この場合は、付勢手段として、エアダンパーを適用することができる。このエアダンパーは、例えば自動車のバックドア等に適用されるものと同様の構成であって、原稿カバーやバックドア等をエア圧もしくはバネ圧で開く方向に付勢し、また原稿カバーやバックドア等の閉じる方向の移動を緩和することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の画像形成装置の実施形態1を概略的に示す斜視図であり、画像形成装置の一部を透過して示している。
図1及び図2において、画像形成装置1は、複写機やファクシミリ装置等からなる本体2と、この本体2の上側に開閉自在に設けられた原稿カバー3と、この原稿カバー3の上方に配置された表示装置4とを備えている。原稿カバー3は、その後側の一辺の軸3aにより軸支されて、軸3a周りで回転して開閉される。この原稿カバー3が開かれると、原稿カバー3下側の原稿載置用のプラテンガラス(図示せず)が露見し、このプラテンガラス上に原稿を置くことができる。このプラテンガラスの下方には読取り走査系が配置されており、この読取り走査系によりプラテンガラス上の原稿画像が読取られる。そして、この原稿画像が記録用紙に複写されたりファクシミリ送信される。
本体2の上端部の傾斜面2aには、操作パネル5が設けられており、この操作パネル5に配列された複数の操作キー(図示せず)が操作されて、画像形成装置1に対する各種の入力指示がなされる。操作パネル5を本体2の代わりに原稿カバー3に設けても構わない。
従来は、そのような操作パネルに表示装置を一体的に設けていたが、この場合は、表示装置を小型化せざるを得ず、その画面の視認性が良くなく、また画面の表示内容が限られてしまった。
本実施形態では、表示装置4を本体2や原稿カバー3とは別体に設けているので、表示装置4を大型化することができ、画面の視認性が良く、多様な表示内容を表示することができる。また、表示装置4の画面に透明なタッチパネルを重ねて設けた場合は、画面上に多くの操作ボタンを表示すると共に、細やかな操作支援のメッセージを表示することができるので、使い勝手が良くなる。更に、画像形成装置1を使用していないときには、種々のメッセージや広告等を表示することができ、店舗等での利用価値を高めることができる。
ここで、表示装置4の画面を見易くするには、図1及び図2に示すように画像形成装置1の原稿カバー3の上方に表示装置4を配置し、表示装置4の画面を正面に向ける必要がある。また、原稿カバー3が開閉されるので、表示装置4が原稿カバー3の開閉を阻害しないようにしなければならない。
そこで、本実施形態においては、本体2の後側に2本の支持スタンド11を突設して固定し、表示装置4をリンク機構12を介して各支持スタンド11に連結し、このリンク機構12により、プラテンガラスに重なるように閉じられた原稿カバー3の上方位置と、開かれた原稿カバー3に干渉することのない退避位置との間で、表示装置4を移動可能に支持し、かつ表示装置4の位置にかかわらず、表示装置4の画面の向きを一定に保持している。
リンク機構12は、表示装置4の一側端4aを一方の支持スタンド11に連結する2本のリンク12aと、表示装置4の他側端4bを他方の支持スタント11に連結する2本のリンク12bとを備えている。各リンク12a、12bの一端は、表示装置4の側端4a、4bでそれぞれの軸13a、13bにより回転自在に軸支され、また各リンク12a、12bの他端は、各支持スタンド11でそれぞれの軸14a、14bにより回動自在に軸支されている。
各リンク12a、12bの長さは、同一である。また、各リンク12aの一端部の間隔と他端部の間隔が同一であって、各リンク12aが常に平行になっている。同様に、各リンク12bの一端部の間隔と他端部の間隔が同一であって、各リンク12bが常に平行になっている。そして、各リンク12a、12bにより表示装置4が各支持スタンド11に対して常に平行になるように支持されている。
図3(a)に示すように各リンク12a、12bが表示装置4及び各支持スタンド11に対して直角の向きにあるときには、表示装置4が画像形成装置1の原稿カバー3の上方位置P1にある。また、図3(b)に示すように各リンク12a、12bが各支持スタンド11のそれぞれの軸14a、14b周りで時計周りに回転すると、表示装置4が上方に回転移動しつつ各支持スタンド11に接近して、表示装置4が退避位置P2まで移動し、表示装置4の下方にスペースが形成され、原稿カバー3を開くことが可能となる。
一方、下側のリンク12a、12bの軸14a、14bには第1ギア21が固定され、原稿カバー3の軸3aには第2ギア22が固定され、第1ギア21と第2ギア22間に各支持スタンド11で軸支された伝達ギア23が介在して、この伝達ギア23が第1ギア21と第2ギア22に歯合している。また、伝達ギア23には、オイルダンパ24により一方向の回転速度を抑制された抑制ギア25が歯合している。従って、第1ギア21、第2ギア22、伝達ギア23、及び抑制ギア25は、相互に連動して回転することになる。
ここで、図3(a)に示すように表示装置4が原稿カバー3の上方位置P1にある状態で、原稿カバー3の前端が持ち上げられて、原稿カバー3が開かれて行くと、原稿カバー3の軸3aの第2ギア22が時計周りに回転し、これに伴って伝達ギア23が反時計回りに回転し、第1ギア21が時計周りに回転する。そして、この第1ギア21の時計周りの回転と共に、図3(b)に示すように下側の各リンク12a、12bの軸14a、14bが時計周りに回転して、表示装置4が上方に回転移動しつつ各支持スタンド11に接近し、表示装置4の下方のスペースが拡大して行き、表示装置4が退避位置P2まで移動する。このため、原稿カバー3が表示装置4に干渉するはない。
また、抑制ギア25も回転するが、このときの抑制ギア25の回転方向の回転速度がオイルダンパ24により抑制されることはなく、第1ギア21、第2ギア22、及び伝達ギア23の回転速度が速やかに回転する。このため、原稿カバー3を容易に開き、かつ表示装置4を退避位置P2まで速やかに移動させることができる。
次に、図3(b)に示すように表示装置4が退避位置P2にある状態で、原稿カバー3の前端が解放されると、それぞれの自重により原稿カバー3及び表示装置4が反時計周りに回転もしくは下方に移動しようとし、原稿カバー3の軸3aの第2ギア22及び下側リンク12bの軸14bの第1ギア21が反時計周りに回転し、これに伴って伝達ギア23が時計回りに回転する。このときの抑制ギア25の回転方向の回転速度がオイルダンパ24により抑制されることから、第1ギア21、第2ギア22、及び伝達ギア23の回転速度も抑制され、原稿カバー3及び表示装置4が緩やかに回転もしくは移動して行き、原稿カバー3が緩やかに閉成され、表示装置4が上方位置P1へと緩やかに戻る。これにより、原稿カバー3及び表示装置4が破損したり、手を挟んで怪我をするというような事態が防止される。
このように本実施形態では、原稿カバー3の開閉動作に伴って、表示装置4が原稿カバー3の上方位置P1と退避位置P2間で移動するので、原稿カバー3の開閉動作が阻害されることはない。
また、図3(a)に示すように表示装置4が原稿カバー3の上方位置P1にある状態では、利用者が画像形成装置1の前方に立ったときに、表示装置4の画面を至近距離で見ることができ、画面の表示内容を視認し易い。また、画面に重ねられたタッチパネルの操作が容易である。
更に、図3(b)に示すように表示装置4が退避位置P2にある状態では、表示装置4が支持スタンド11側に移動するが、表示装置4の画面の向きが変わらないので、表示装置4の画面の表示内容を視認することが可能であり、また手を伸ばせば、画面に重ねられたタッチパネルの操作も可能である。
図4は、本発明の画像形成装置の実施形態2を概略的に示す斜視図であり、画像形成装置の一部を透過して示している。尚、図4において、図1及び図2と同様の作用を果たす部位には同じ符号を付す。
本実施形態の画像形成装置1Aでは、図1及び図2の装置と同様に、本体2の後側に2本の支持スタンド11を突設して固定し、表示装置4をリンク機構12を介して各支持スタンド11に連結しているが、図1及び図2の装置における各ギア21、22、23、25及びオイルダンパ24を省略し、この代わりに2本のエアダンパー31をリンク機構12の下側のリンク12bと支持スタンド11間に挿入している。また、表示装置4の下端両側をそれぞれのコイルバネ32を介して原稿カバー3に連結している。更に、原稿カバー3の前端中央に係止爪33を設け、この係止爪33を本体2の前端中央の係止凹部34(図5に示す)に係止して、原稿カバー3の閉じた状態を保持している。
各エアダンパー31は、例えば自動車のバックドア等に適用されるものと同様の構成であって、シリンダと、エア圧もしくはバネ圧により伸長方向で付勢されかつ縮小方向の移動が抑制されるピストンロッドとを有し、リンク機構12の下側のリンク12a、12bを上方向に付勢し、また下側のリンク12a、12bの下方向への移動を抑制して緩和する。
係止爪33は、操作レバー33aを有し、係止爪33が係止凹部34に係止する方向にバネ(図示せず)により付勢されている。操作レバー33aが操作されて、係止爪33がその係止方向と逆方向に移動すると、係止爪33が係止凹部34から外れて、原稿カバー3の開成が可能となる。
図5(a)に示すように原稿カバー3の係止爪33が本体2の係止凹部34に係止されて、原稿カバー3が閉じられ、表示装置4が原稿カバー3の上方位置P1にある状態では、リンク機構12が各コイルバネ32を介して原稿カバー3側に引き付けられ、下側のリンク12a、12bが原稿カバー3に接近し、エアダンパー31が縮小する。
次に、係止爪33のレバー33aが操作されて、原稿カバー3の係止爪33が本体2の係止凹部34から外され、原稿カバー3の開成が可能になると、図5(b)に示すようにリンク機構12の移動も可能になって、エアダンパー31がその付勢力により伸長して、エアダンパー31により下側のリンク12a、12bが持ち上げられ、各リンク12a、12bが時計周りに回転して、表示装置4が上方に回転移動しつつ各支持スタンド11に接近し、表示装置4の下方のスペースが拡大して行き、表示装置4が退避位置P2まで移動する。同時に、表示装置4が各コイルバネ32を介して原稿カバー3を引っ張り上げ、原稿カバー3が開成される。
次に、原稿カバー3の前端が押し下げられると、原稿カバー3が反時計周りに回転して、表示装置4が各コイルバネ32を介して原稿カバー3に引っ張られ、表示装置4及びリンク機構12がエアダンパー31の付勢力に抗して下方に移動して、エアダンパー31が縮小して行き、原稿カバー3が完全に閉じられたときに、表示装置4が原稿カバー3の上方位置P1に戻る。このとき、原稿カバー3の係止爪33が本体2の係止凹部34に係止されて、原稿カバー3の閉じられた状態が維持される。
このように原稿カバー3の開閉動作に伴って、表示装置4が原稿カバー3の上方位置P1と退避位置P2間で移動するので、原稿カバー3の開閉動作が阻害されることはない。
また、表示装置4が原稿カバー3の上方位置P1にある状態では、利用者が表示装置4の画面を至近距離で見ることができ、画面に重ねられたタッチパネルの操作が容易である。
更に、表示装置4が退避位置P2にあっても、表示装置4の画面の向きが変わらないので、表示装置4の画面の表示内容を視認することが可能であり、また手を伸ばせば、画面に重ねられたタッチパネルの操作も可能である。
図6は、本発明の画像形成装置の実施形態3を概略的に示す斜視図であり、画像形成装置の一部を透過して示している。尚、図6において、図1及び図2と同様の作用を果たす部位には同じ符号を付す。
本実施形態の画像形成装置1Bでは、本体2の後側に2本のガイドスタンド41を突設して固定し、各ガイドスタンド41によりそれぞれのコの字型支持部材42を垂直方向に移動自在に支持している。各コの字型支持部材42は、水平方向に突き出たアーム42aを2本ずつ有しており、一方のコの字型支持部材42の各アーム42aの先端を表示装置4の一側端4aに固定し、他方のコの字型支持部材42の各アーム42aの先端を表示装置4の他側端4bに固定して、表示装置4を支持している。従って、各コの字型支持部材42が各ガイドスタンド41に沿って垂直方向に移動すると、表示装置4も垂直方向に移動する。
また、各エアダンパー44は、図4のエアダンパー31と同様のものであり、各コの字型支持部材42を上方向に付勢している。
更に、表示装置4の下端両側をそれぞれのコイルバネ32を介して原稿カバー3に連結している。また、原稿カバー3の前端中央に係止爪33を設け、この係止爪33を本体2の前端中央の係止凹部34に係止して、原稿カバー3の閉じた状態を保持している。
図7(a)に示すように原稿カバー3の係止爪33が本体2の係止凹部34に係止されて、原稿カバー3が閉じられ、表示装置4が原稿カバー3の上方位置P1にある状態では、各コの字型支持部材42が各コイルバネ32を介して原稿カバー3側に引き付けられ、下側の各アーム42aが原稿カバー3に接近し、各エアダンパー44が縮小している。
次に、原稿カバー3の係止爪33が本体2の係止凹部34から外されて、原稿カバー3の開成が可能になると、図7(b)に示すように各コの字型支持部材42の移動も可能になって、各エアダンパー44がその付勢力により伸長して、各エアダンパー44によりそれぞれのコの字型支持部材42が持ち上げられ、表示装置4が上方に移動し、表示装置4の下方のスペースが拡大して行き、表示装置4が退避位置P2まで移動する。同時に、表示装置4が各コイルバネ32を介して原稿カバー3を引っ張り上げ、原稿カバー3が開かれて行く。
次に、原稿カバー3の前端が押し下げられると、原稿カバー3が反時計周りに回転して、表示装置4が各コイルバネ32を介して原稿カバー3に引っ張られ、表示装置4及び各コの字型支持部材42がエアダンパー44の付勢力に抗して下方に移動し、エアダンパー44が縮小して行き、原稿カバー3が完全に閉じられたときに、表示装置4が原稿カバー3の上方位置P1に戻る。このとき、原稿カバー3の係止爪33が本体2の係止凹部34に係止されて、原稿カバー3の閉じられた状態が維持される。
本実施形態でも、原稿カバー3の開閉動作に伴って、表示装置4が原稿カバー3の上方位置P1と退避位置P2間で移動するので、原稿カバー3の開閉動作が阻害されることはない。
また、表示装置4が原稿カバー3の上方位置P1及び退避位置P2のいずれにある状態でも、表示装置4の画面の向きが変わらないので、表示装置4の画面の表示内容を視認することが可能であり、また画面に重ねられたタッチパネルの操作も可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
例えば、表示装置を支持するリンク機構を多様に変形することができる。また、表示装置の向きや大きさを適宜に変更しても構わない。更に、原稿カバーもしくは表示装置の移動を補助するために、各種のアクチュエータもしくは電動アクチュエータを適用してもよい。
本発明の画像形成装置の実施形態1を概略的に示す斜視図であり、画像形成装置の一部を透過して示している。 図1の画像形成装置の別の一部を透過して示す斜視図である。 (a)及び(b)は、図1の画像形成装置における表示装置が原稿カバー上方位置及び退避位置にあるときの状態を示す側面図である。 本発明の画像形成装置の実施形態2を概略的に示す斜視図であり、画像形成装置の一部を透過して示している。 (a)及び(b)は、図4の画像形成装置における表示装置が原稿カバー上方位置及び退避位置にあるときの状態を示す側面図である。 本発明の画像形成装置の実施形態3を概略的に示す斜視図であり、画像形成装置の一部を透過して示している。 (a)及び(b)は、図6の画像形成装置における表示装置が原稿カバー上方位置及び退避位置にあるときの状態を示す側面図である。
符号の説明
1、1A、1B 画像形成装置
2 本体
3 原稿カバー
4 表示装置
11 支持スタンド
12 リンク機構
21 第1ギア
22 第2ギア
23 伝達ギア
24 オイルダンパ
25 抑制ギア
31、44 エアダンパー
32 コイルバネ
33 係止爪
34 係止凹部
41 ガイドスタンド
42 コの字型支持部材

Claims (8)

  1. 読取り原稿が載置される原稿載置台と、原稿載置台に対して開閉自在に設けられ、原稿載置台に重なるように閉じられる原稿カバーと、表示手段とを備えた画像形成装置において、
    前記原稿載置台に重なるように閉じられた前記原稿カバーの上方位置と、開かれた原稿カバーに干渉することのない退避位置との間で、前記表示手段を移動可能に支持し、かつ表示手段の位置にかかわらず、表示手段の画面の向きを一定に保持する支持手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記支持手段は、前記原稿カバーの開閉に連動して、原稿カバーが前記原稿載置台に重なるように閉じられたときに前記表示手段を原稿カバーの上方位置に移動させ、原稿カバーが開かれたときに表示手段を原稿カバーに干渉することのない退避位置に移動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記原稿カバーは、原稿カバーの一辺を枢支した枢支軸周りで回転して開閉され、
    前記支持手段は、原稿カバーの回転に連動して、前記表示手段を移動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記支持手段は、固定された支持部と、前記原稿カバーの上方位置と前記退避位置との間で表示手段が移動可能に支持され、かつ表示手段の位置にかかわらず表示手段の画面の向きが一定に保持されるように、前記支持部と表示手段間を連結するリンク機構と、このリンク機構のリンクの軸とを備え、
    原稿カバーは、原稿カバーを開閉自在に枢支する枢支軸を備え、
    原稿カバーの開閉に連動して、リンク機構及び表示手段が移動するように、原稿カバーの枢支軸とリンク機構のリンクの軸間でそれぞれの回転を相互に伝達する回転伝達手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記原稿カバーの枢支軸もしくは前記リンク機構のリンクの軸の回転を抑制するダンパーを備えることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記支持手段は、固定された支持部と、前記原稿カバーの上方位置と前記退避位置との間で表示手段が移動可能に支持され、かつ表示手段の位置にかかわらず表示手段の画面の向きが一定に保持されるように、前記支持部と表示手段間を連結するリンク機構と、表示手段が退避位置に移動するように、リンク機構のリンクを付勢する付勢手段とを備え、
    原稿カバーは、原稿カバーの上側を表示手段に接続する接続部材と、原稿カバーに着脱自在に係合して、原稿カバーの閉成状態を保持する係合手段とを備え、
    前記係合手段により原稿カバーの閉成状態が保持されているときには、前記付勢手段の付勢力に抗して、前記リンク機構が前記接続部材を介して原稿カバー側に引き寄せられて、表示手段が原稿カバーの上方位置に移動し、
    係合手段による原稿カバーの係合が解除されると、付勢手段の付勢力によりリンク機構が移動して、表示手段が退避位置に移動し、かつ原稿カバーが開成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記支持手段は、表示手段の位置にかかわらず表示手段の画面の向きを一定に保持した状態で、前記原稿カバーの上方位置と前記退避位置との間で表示手段を移動可能に支持するガイド手段と、表示手段を退避位置側に付勢する付勢手段とを備え、
    前記原稿カバーは、原稿カバーの上側を表示手段に接続する接続部材と、原稿カバーに着脱自在に係合して、原稿カバーの閉成状態を保持する係合手段とを備え、
    前記係合手段により原稿カバーの閉成状態が保持されているときには、前記付勢手段の付勢力に抗して、表示手段が前記接続部材を介して原稿カバー側に引き寄せられて、表示手段が原稿カバーの上方位置に移動し、
    前記係合手段による原稿カバーの係合が解除されると、前記付勢手段の付勢力により表示手段が退避位置に移動し、かつ原稿カバーが開成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記付勢手段は、エアダンパーであることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013140199A (ja) * 2011-12-28 2013-07-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2014232280A (ja) * 2013-05-30 2014-12-11 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2018047670A (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 キヤノン株式会社 画像形成装置

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