JP2019184712A - 可動式スクリーンの設置装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メインボードから離れる方向(看者側)に煽られることなく横方向にスライド移動可能なスクリーンを容易に取り付けることができる設置装置【解決手段】本発明における可動式スクリーンの設置装置100は、既設のメインボード10の上方部に当該メインボードの上辺に沿って配置される上方部ガイドレール110と、スクリーン30を保持するとともに、前記上方部ガイドレールに沿って横方向にスライド移動可能な保持手段120と、前記メインボードの下方部に当該メインボードの下辺に沿って配置され、両端領域に第1の係止手段140Aを構成する下方部ガイドレール130と、前記保持手段のうち下部領域に配置され、両端領域に第2の係止手段140Bを構成する移動ガイドレールと、前記下方部ガイドレールおよび移動ガイドレール150に沿って横方向にスライド移動可能なスライド制御部材160とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、スクリーンを設置するためのスクリーンの設置装置に関し、より特定的には、横方向にスライド移動可能な可動式スクリーンを設置するための可動式スクリーンの設置装置に関する。
一般的に、学校等の教育現場、研修会場、およびプレゼンテーション会場等では、黒板、ホワイトボード、あるいは大型スクリーン等を用いて、授業、講義、およびプレゼンテーション等が実施される。また、近年では、情報技術の発展とともに、表示システムの形態として、プロジェクタ、電子黒板、およびインタラクティブボード等も普及している。
そこで、壁面に既設されている黒板やホワイトボードに、プロジェクタ、電子黒板、またはインタラクティブボードを付設することによって、黒板やホワイトボードをそのまま使用しつつ、プロジェクタ、電子黒板、またはインタラクティブボードも使用可能とする設備が提案されている。
例えば、特許文献1では、電子ボードやテレビ等のサブボードを既設の黒板等のメインボードに対して横方向にスライド移動可能とするICT教育用マルチシステムが開示されている。
当該ICT教育用マルチシステムでは、壁面にマルチガイドレールが取り付けられており、マルチ壁面移動支持体およびボード取付用ハンガーを介して電子ボードやテレビ等のサブボードが配置されている。当該ICT教育用マルチシステムは、壁面にマルチガイドレールを取り付けているため、黒板等のメインボードに拘束されることなく自由にサブボードを設置することができる。
しかしながら、当該ICT教育用マルチシステムは、設置の自由度を確保するために、既設のメインボードの上方の壁面にマルチガイドレールを取り付け、当該1本のガイドレールで支持されるサブボードを設けている。このため、サブボードは、メインボードの上方から吊持されているものの、その下部は固定されておらず、壁面から離れる方向に煽られるという問題がある。
一方、特許文献2では、黒板等のボード本体の上下に平行に2本のガイドレールを配置し、当該ガイドレールに沿って移動可能な支持枠を介して薄型モニターを備えたボードが開示されている。
当該薄型モニターを備えたボードは、黒板等のボード本体の上下に配置されたガイドレールによって支持枠が固定されているため、当該支持枠およびそれに係着された薄型モニターは、壁面から離れる方向に煽られることはない。また、当該ガイドレールは、ボード本体の範囲を超えて延びるように配置されている。
特開2012−56270号公報 特開2011−116081号公報
しかしながら、特許文献2に記載の薄型モニターを備えたボードでは、黒板等のボード本体の下部に配置されるガイドレールについて、当該ボード本体の範囲を超えて延びるように配置することが問題となる場合がある。
具体的には、既設の黒板等のメインボードの上方においては、当該メインボードの範囲内外で当該メインボードおよび/または壁面に沿ってガイドレールを設置すればよい。
既設の黒板等のメインボードの下方においては、当該メインボードの範囲内であれば、当該メインボードおよび/または壁面に沿って比較的問題なくガイドレールを設置することが可能である。なお、当該メインボードの枠等を利用しても構わない。
一方、既設の黒板等のメインボードの下方において、当該メインボードの範囲外であれば、単純に当該メインボードの範囲内に設置するガイドレールを延長すれば良いというわけにはいかない。
学校等の教育現場では、壁面に既設されている黒板等のメインボードの横(外側)に、掲示板等が配置されている場合も多い。当該掲示板等の領域にガイドレールを設置すると、掲示板の利用が制限される可能性がある。さらには、メインボードの下部の高さは、容易く人の手が届く高さであることから、そこにガイドレールが設置されていると、特に子供や学生などの行動を鑑みると怪我する危険性もある。
また、昨今、曲面黒板が広く普及しているが、例えば、壁面に取り付けられている曲面黒板の左右両端領域は、中央部分に比べて看者側(曲面黒板が設置されている壁面から離れる方向)に突出している。当該突出した箇所から、曲面黒板の横(外側)に配置されている掲示板の領域にも、さらに曲面黒板の外側方向に延びるようにガイドレールを設置する場合、当該ガイドレールを設置するための施工が容易ではない。壁面から看者側に相当突出した位置にガイドレールが設置されれば、さらに危険性が増し、見栄えも悪くなる可能性もある。
それ故に、本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的の1つは、既設のメインボードの横方向における範囲内外で、当該メインボードから離れる方向(看者側)に煽られることなく横方向にスライド移動可能なスクリーンを容易に取り付けることができる可動式スクリーンの設置装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、少なくとも以下のような構成を備え、もしくは手順を実行する。なお、以下の説明において、本発明の理解を容易にするために図面に示されている符号等を付記する場合があるが、本発明の各構成要素は、図面に示されているものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
本発明の一局面に係る可動式スクリーンの設置装置は、既設のメインボードに対して横方向にスライド移動可能なスクリーンを設置するための可動式スクリーンの設置装置であって、前記メインボードの上方部に当該メインボードの上辺に沿って略水平方向に配置されるとともに、当該メインボードの上辺が略水平方向に延びる方向に沿って当該メインボードの領域外に延びるように配置される上方部ガイドレールと、前記スクリーンを保持するとともに、前記上方部ガイドレールに沿って横方向にスライド移動可能な保持手段と、前記メインボードの下方部に当該メインボードの下辺に沿って略水平方向に配置され、両端領域に第1の係止手段を構成する下方部ガイドレールと、前記保持手段のうち下部領域に略水平方向に延びるように配置され、両端領域に第2の係止手段を構成する移動ガイドレールと、前記下方部ガイドレールおよび前記移動ガイドレールに沿って横方向にスライド移動可能なスライド制御部材とを備える。
かかる構成により、本発明の一局面に係る可動式スクリーンの設置装置は、既設のメインボードの横方向における範囲内外で当該メインボードから離れる方向(看者側)に大きく煽られることなく横方向にスライド移動可能なスクリーンを容易に取り付けることができる。
また、より好ましくは、前記スライド制御部材は、前記下方部ガイドレールの両端領域それぞれにおいて前記第1の係止手段によって係止され、前記移動ガイドレールに対する相対位置が変動可能であるとともに、当該移動ガイドレールの両端領域それぞれにおいて前記第2の係止手段によって係止されることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係る可動式スクリーンの設置装置は、前記第1の係止手段および第2の係止手段によって前記スライド制御部材の移動範囲が制限されるため、スクリーンをより安定して安全にスライド移動させることができる。
また、より好ましくは、前記スライド制御部材は、前記移動ガイドレールに係合しつつ、相対的にスライド移動可能な構成であることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係る可動式スクリーンの設置装置は、前記スライド制御部材が前記移動ガイドレールに係合しているため、スクリーンをより安定して安全にスライド移動させることができる。
特に、既設のメインボードの横方向における範囲外においてスクリーンが横方向にスライド移動する際にも、前記スライド制御部材が前記移動ガイドレールに係合しているため、当該スライドが当該メインボードから離れる方向(看者側)に大きく煽られることなく、より安定して安全にスライド移動させることができる。
また、より好ましくは、前記移動ガイドレールは、両端領域に金属製部材を含むように構成されており、前記スライド制御部材は、前記金属製部材で構成された領域に当接するマグネットを含むように構成されていることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係る可動式スクリーンの設置装置は、前記スライド制御部材が前記移動ガイドレールの両端領域に位置する際に、当該スライド制御部材のマグネットが当該移動ガイドレールの両端領域に備えられた金属製部材に吸着する。その結果、スクリーンを保持している保持手段を横方向にスライド移動させる場合、前記スライド制御部材が一体となって横方向に移動するため、より安定してスムーズにスライド移動させることができる。
また、より好ましくは、前記スライド制御部材は、前記移動ガイドレールを摺動または転動するガイドローラーを含むように構成されていることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係る可動式スクリーンの設置装置は、ガイドローラーが前記移動ガイドレールを摺動または転動するため、スクリーンをより安定してスムーズにスライド移動させることができる。
また、より好ましくは、前記下方部ガイドレールは、前記スライド制御部材が当該下方部ガイドレールに沿って横方向にスライド移動する際に、前記メインボードから離れる方向への前記スライド制御部材の移動を規制するように構成されていることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係る可動式スクリーンの設置装置は、前記第1の係止手段は、両端領域それぞれにおいて、前記スライド制御部材の移動を規制することができる。その結果、移動ガイドレールを備える保持手段の移動も規制され、保持手段に保持されているスクリーンも規定された範囲内でスライド移動することができるようになっているため、より安全性が確保できている。
また、より好ましくは、前記第1の係止手段は、前記下方部ガイドレールの両端領域それぞれを閉口するように構成されており、前記下方部ガイドレールに沿って横方向にスライド移動するスライド制御部材が、当該両端領域それぞれにおいて、前記メインボードの中央部から離れる外側方向へ移動することを規制することを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係る可動式スクリーンの設置装置は、前記第1の係止手段が前記下方部ガイドレールの両端領域それぞれを閉口するように構成されているため、より簡単な構成で、両端領域それぞれにおいて、前記スライド制御部材の移動を規制することができる。その結果、移動ガイドレールを備える保持手段の移動も規制され、保持手段に保持されているスクリーンも規定された範囲内でスライド移動することができるようになっているため、より安全性が確保できている。
また、より好ましくは、前記保持手段は、プロジェクタを保持するプロジェクタ保持部を有し、当該プロジェクタからの画像は、前記スクリーンに投影されることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係る可動式スクリーンの設置装置は、前記保持手段の横方向へのスライド移動に伴って前記プロジェクタおよびスクリーンが連動してスライド移動するため、いずれの位置においても前記プロジェクタからの画像を前記スクリーンに投影させることができる。
以上のように、本発明によれば、既設のメインボードの横方向における範囲内外で、当該メインボードから離れる方向(看者側)に煽られることなく横方向にスライド移動可能なスクリーンを容易に取り付けることができる可動式スクリーンの設置装置を提供することである。
本発明の一実施形態に係る可動式スクリーンの設置装置100の全体を示す概要図である。 本発明の一実施形態に係る可動式スクリーンの設置装置100の全体を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る可動式スクリーンの設置装置100において、スクリーン30が黒板10の右方向における範囲外に横方向にスライド移動した様子を示す(A)正面図および(B)平面図である。 本発明の一実施形態に係る可動式スクリーンの設置装置100のうち、スクリーン30が黒板10の右方向における範囲外(掲示板20B側)に横方向にスライド移動した際の、下方部ガイドレール130近傍の様子を示す(A)正面拡大図および(B)側面拡大図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施形態は、あくまで、本発明を実施するための具体的な一例を挙げるものであって、本発明を限定的に解釈させるものではない。
[全体構造]
図1は、本発明の一実施形態に係る可動式スクリーンの設置装置100の全体を示す概要図であり、図2は、本発明の一実施形態に係る可動式スクリーンの設置装置100の全体を示す側面図である。
図1において、壁面に既設されている黒板(メインボード)10の左側に掲示板20Aおよび右側に掲示板20Bが配置されており、可動式スクリーンの設置装置100は、スクリーン30を当該既設の黒板10に対して横方向にスライド移動可能としている。なお、ここでは、プロジェクタ40が横方向にスライド移動することに連動して、当該プロジェクタ40からの画像を投影するためのスクリーン30も横方向にスライド移動するように構成されている。
可動式スクリーンの設置装置100は、上方部ガイドレール110と、支持枠(保持手段)120と、下方部ガイドレール130と、ストッパー(第1の係止手段)140A,140Bと、移動ガイドレール150と、スライド制御部材160とを備える。
上方部ガイドレール110は、壁面に既設されている黒板10の上方部に当該黒板10の上辺に沿って略水平方向に配置されている。さらに、上方部ガイドレール110は、黒板10の上方部のみならず、当該黒板10の両側の掲示板20A,20Bの上方部にも配置されている。換言すれば、上方部ガイドレール110は、当該黒板10の上辺が略水平方向に延びる方向に沿って当該黒板10の領域外に延びるように配置されている。
なお、上方部ガイドレール110は、黒板10の上方部に当該黒板10上辺に沿って略水平方向に配置されるが、より具体的には、当該黒板10上辺に沿って壁面に取り付けられても構わないし、当該黒板10の上辺枠に隣接するように壁面または当該上辺枠に取り付けられても構わない。また、当該黒板10の上辺枠、または当該黒板10の上辺枠の内側であって当該黒板10の領域内に重畳するように取り付けられても構わない。
支持枠120には、スクリーン30が保持されており、さらに、上方部ガイドレール110を走行する2つのガイドローラー121A,121Bが配置されており、上方部ガイドレール110に沿って横方向にスライド移動可能となっている。そして、支持枠120は、プロジェクタ40を保持するためのプロジェクタ保持部122を有することから、支持枠120が上方部ガイドレール110に沿って横方向にスライド移動することによって、プロジェクタ40およびスクリーン30が横方向にスライド移動する構成となっている。
なお、プロジェクタ保持部122は、支持枠120と一体的に構成されていても構わないが、上下左右や前後、およびスクリーン30に対する角度が調整可能なように複数の部材で構成されていても構わない。
また、支持枠120の下方部における裏側(看者側からは視認できない黒板10側)には移動ガイドレール150が配置されており、当該移動ガイドレール150を走行するスライド制御部材160が配置されているが、これらの詳細については、後述する。
下方部ガイドレール130は、壁面に既設されている黒板10の下方部に当該黒板10の下辺に沿って略水平方向に配置されている。下方部ガイドレール130は、上方部ガイドレール110とは異なり、当該黒板10の下辺が略水平方向に延びる方向に沿って当該黒板10の領域外に延びるように、当該黒板10の両側の掲示板20A,20Bの領域に配置されている必要はない。
なお、下方部ガイドレール130は、黒板10の下方部に当該黒板10下辺に沿って略水平方向に配置されるが、より具体的には、当該黒板10下辺枠を利用し、または当該下辺枠に取り付けられても構わない。また、当該黒板10の下辺枠、または当該黒板10の下辺枠の内側であって当該黒板10の領域内に重畳するように取り付けられても構わない。
下方部ガイドレール130は、看者側から見てスライド制御部材160の一部を覆うように構成されており、より好ましくは、当該スライド制御部材160の一部が係合するように構成されることによって、当該黒板10から看者側へ離れる方向に、スクリーン30が煽られることを防止している。
なお、ここでは、スライド制御部材160がガイドローラーを有しており、当該ガイドローラーが下方部ガイドレール130に係合しながら走行するように構成されている。その結果、支持枠120に保持されたスクリーン30が煽られることを防止するとともに、安定して横方向へスライド移動させることができるようになっている。
スライド制御部材160は、下方部ガイドレール130に係合しながら走行(転動)するガイドローラーを必ずしも有している必要はなく、例えば、下方部ガイドレール130に係合しながら摺動する部材を備えていても構わない。さらには、スライド制御部材160の一部が、常時、下方部ガイドレール130に接している必要も、係合している必要もなく、スクリーン30が煽られることを防止するように、下方部ガイドレール130にガイドされる構成であればよい。
ストッパー140A,140Bは、下方部ガイドレール130の両端領域それぞれに配置されており、スライド制御部材160は、下方部ガイドレール130に沿って横方向にスライド移動する際、当該ストッパー140A,140B間をスライド移動することになる。
より具体的には、看者側から下方部ガイドレール130の左側端領域に配置されたストッパー140Aは、当該下方部ガイドレール130に沿って横方向にスライド移動するスライド制御部材160が、左側端領域において黒板10の中央部から離れる外側方向へ移動することを規制するように構成されている。
同様に、看者側から下方部ガイドレール130の右側端領域に配置されたストッパー140Bは、当該下方部ガイドレール130に沿って横方向にスライド移動するスライド制御部材160が、右側端領域において黒板10の中央部から離れる外側方向へ移動することを規制するように構成されている。
なお、ストッパー140A,140Bは、下方部ガイドレール130の左側端領域および右側端領域をそれぞれ閉口するように構成されていても構わないし、スライド制御部材160が引っ掛かるような部材を配置していても構わない。
移動ガイドレール150は、支持枠120のうち下部領域であって、当該支持枠120における裏側(看者側からは視認できない黒板10側)に略水平方向に延びるように配置されている。典型的には、スライド制御部材160の一部は、下方部ガイドレール130に沿って走行するガイドローラーを備え、一部は、当該移動ガイドレール150に沿って走行するガイドローラーを備えている。
なお、支持枠120も横方向にスライド移動可能な構成であるため、固定された支持枠120における移動ガイドレール150に沿ってスライド制御部材160が走行(移動)することに限らず、固定されたスライド制御部材160に対して移動ガイドレール150を介して支持枠120が移動することも含まれる。換言すれば、移動ガイドレール150とスライド制御部材160とは相対位置が変動可能な構成となっている。
また、移動ガイドレール150の両端領域それぞれにおいては、スライド制御部材160が係止されるように構成されている。例えば、移動ガイドレール150の両端領域それぞれ閉口するように構成されていても構わないし、スライド制御部材160が引っ掛かるような部材を配置していても構わない。
これにより、移動ガイドレール150からスライド制御部材160が分離することを防止することができる。また、スライド制御部材160は、下方部ガイドレール130に沿ってストッパー140A,140B間である所定の範囲内で移動することから、支持枠120が黒板10から大きく外れるようなことはなく、適切にスライド移動を制御することができる。
[動作]
次に、スライド制御部材160および支持枠120が横方向にスライド移動することによって、支持枠120に保持されたスクリーン30が配置される様子について説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る可動式スクリーンの設置装置100において、スクリーン30が黒板10の右方向における範囲外に横方向にスライド移動した様子を示す(A)正面図および(B)平面図である。なお、図3においては、図1および図2で説明した各構成のうち、スクリーン30が横方向にスライド移動する様子を説明するために特に必要な構成を中心に図示している。
図3において、黒板10の右側に配置されている掲示板20Bの方向に支持枠120を横方向にスライド移動することによって、看者側から見て、支持枠120に保持されたスクリーン30が掲示板20Bに重畳するように配置されている。
上方部ガイドレール110は、黒板10および掲示板20Bの上方部において配置されており、支持枠120に配置された2つのガイドローラー121A,121Bが当該上方部ガイドレール110に沿って走行する。
一方、下方部ガイドレール130は、黒板10の下方部に当該黒板10の下辺に沿って略水平方向に配置されており、当該下方部ガイドレール130の右端領域にストッパー140Bが配置されている。なお、下方部ガイドレール130は、上方部ガイドレール110のように、掲示板20Bの領域には配置されていない。
黒板10の右側に配置されている掲示板20Bの方向に支持枠120を横方向にスライド移動することによって、スライド制御部材160が下方部ガイドレール130に沿って横方向にスライド移動する。この際、スライド制御部材160に備えられているガイドローラーが下方部ガイドレール130に係合しながら走行するように構成されているため、支持枠120は黒板10から看者側へ離れる方向に煽られることなく、安定して横方向にスライド移動させることができる。
また、スライド制御部材160がストッパー140Bの位置まで来ると、当該ストッパー140Bによって、それ以上右側(黒板10から掲示板20Bの方向)への移動が規制される。スライド制御部材160は、当該ストッパー140Bの位置に留まることになるが、支持枠120には移動ガイドレール150が配置されており、当該移動ガイドレール150がスライド制御部材160に備えられたガイドローラーによって黒板10から掲示板20Bの方向へスライド移動することができる。
支持枠120が黒板10から掲示板20Bの方向へスライド移動する際、2つのガイドローラー121A,121Bが上方部ガイドレール110に沿って走行するとともに、下方部は、ストッパー140Bの位置に留まっているスライド制御部材160に移動ガイドレール150が係合しながらスライド移動する。
これにより、上方部は、2つのガイドローラー121A,121Bが上方部ガイドレール110に係合し、下方部は、スライド制御部材160が移動ガイドレール150に係合しているため、支持枠120は黒板10から看者側へ離れる方向に煽られることなく、安定して安全に横方向にスライド移動させることができる。
なお、黒板10が曲面黒板である場合、図3(B)平面図に示すように、黒板10の右端は、掲示板20Bに対して看者側に突出しているため、黒板10の下方部ガイドレール130を略水平方向に掲示板20Bの領域まで延びる方向に沿って設定することは容易ではない。しかしながら、可動式スクリーンの設置装置100の構成であれば、掲示板20Bの領域まで下方部ガイドレール130を延ばさなくても、ストッパー140Bの位置で支持枠120を保持しつつ、煽られることなく安定して安全に横方向へスライド移動させることができる。
以上のように、本発明の一実施形態に係る可動式スクリーンの設置装置100によれば、既設の黒板10の横方向における範囲内外で、当該黒板10から離れる方向(看者側)に煽られることなく横方向にスライド移動可能なスクリーン30を容易に取り付けることができる。
[詳細]
図4は、本発明の一実施形態に係る可動式スクリーンの設置装置100のうち、スクリーン30が黒板10の右方向における範囲外(掲示板20B側)に横方向にスライド移動した際の、下方部ガイドレール130近傍の様子を示す(A)正面拡大図および(B)側面拡大図である。
図4(A)において、スライド制御部材160がストッパー140Bの位置で留まっていることを示している。そして、支持枠120は、スライド制御部材160に備えられたガイドローラーが移動ガイドレール150に係合しながら走行するため、ストッパー140Bの位置で保持されつつ、掲示板20B側へスライド移動することになる。
なお、スライド制御部材160に備えられたガイドローラーが移動ガイドレール150に係合しながら走行するとは、スライド制御部材160の絶対的位置が変動するだけでなく、固定されたスライド制御部材160に対して、移動ガイドレール150の絶対位置が変動するという意味も含む。換言すれば、スライド制御部材160と移動ガイドレール150との相対位置が変動するという意味を含む。
また、移動ガイドレール150の両端領域それぞれには、少なくとも一部が金属製部材で構成されたマグネット当接部170を有しており、スライド制御部材160に含まれるマグネット161Aが当接する。これにより、例えば、その後、支持枠120が左方向にスライド移動したとしても、スライド制御部材160が取り残されることなく、左方向に移動することになる。その結果、支持枠120が左方向にスライド移動する際にも、スライド制御部材160が下方部ガイドレールに沿って移動するため、支持枠120は黒板10から看者側へ離れる方向に煽られることなく、安定して安全に横方向にスライド移動させることができる。
なお、本実施形態では、スクリーン30が黒板10の右方向における範囲外に横方向にスライド移動する様子を中心に説明したが、スクリーン30が黒板10の左方向における範囲外に横方向にスライド移動する場合も同様の動作になることは言うまでもない。
また、本実施形態では、壁面に既設されている黒板10をメインボードとし、プロジェクタ40からの画像を投影するスクリーン30を例示して説明したが、これに限定されるものでなく、例えば、電子黒板、インタラクティブボード、単なる黒板やホワイトボード、液晶モニター、およびテレビ等その他表示形態で構成されていても構わない。
以上、本発明の一実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明は、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
本発明は、横方向にスライド移動可能なスクリーン等に利用可能であって、特に、黒板、ホワイトボード、大型スクリーン、プロジェクタ、電子黒板、およびインタラクティブボードを設置する場合等に有用である。
10 黒板(メインボード)
20A,20B 掲示板
30 スクリーン
40 プロジェクタ
100 可動式スクリーンの設置装置
110 上方部ガイドレール
120 支持枠(保持手段)
121A,121B ガイドローラー
122 プロジェクタ保持部
130 下方部ガイドローラー
140A,140B ストッパー(第1の係止手段)
150 移動ガイドローラー
160 スライド制御部材
161A,161B マグネット
170 マグネット当接部

Claims (8)

  1. 既設のメインボードに対して横方向にスライド移動可能なスクリーンを設置するための可動式スクリーンの設置装置であって、
    前記メインボードの上方部に当該メインボードの上辺に沿って略水平方向に配置されるとともに、当該メインボードの上辺が略水平方向に延びる方向に沿って当該メインボードの領域外に延びるように配置される上方部ガイドレールと、
    前記スクリーンを保持するとともに、前記上方部ガイドレールに沿って横方向にスライド移動可能な保持手段と、
    前記メインボードの下方部に当該メインボードの下辺に沿って略水平方向に配置され、両端領域に第1の係止手段を構成する下方部ガイドレールと、
    前記保持手段のうち下部領域に略水平方向に延びるように配置され、両端領域に第2の係止手段を構成する移動ガイドレールと、
    前記下方部ガイドレールおよび前記移動ガイドレールに沿って横方向にスライド移動可能なスライド制御部材とを備える、可動式スクリーンの設置装置。
  2. 前記スライド制御部材は、
    前記下方部ガイドレールの両端領域それぞれにおいて前記第1の係止手段によって係止され、
    前記移動ガイドレールに対する相対位置が変動可能であるとともに、当該移動ガイドレールの両端領域それぞれにおいて前記第2の係止手段によって係止されることを特徴とする、請求項1に記載の可動式スクリーンの設置装置。
  3. 前記スライド制御部材は、前記移動ガイドレールに係合しつつ、相対的にスライド移動可能な構成であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の可動式スクリーンの設置装置。
  4. 前記移動ガイドレールは、両端領域に金属製部材を含むように構成されており、
    前記スライド制御部材は、前記金属製部材で構成された領域に当接するマグネットを含むように構成されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の可動式スクリーンの設置装置。
  5. 前記スライド制御部材は、前記移動ガイドレールを摺動または転動するガイドローラーを含むように構成されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の可動式スクリーンの設置装置。
  6. 前記下方部ガイドレールは、前記スライド制御部材が当該下方部ガイドレールに沿って横方向にスライド移動する際に、前記メインボードから離れる方向への前記スライド制御部材の移動を規制するように構成されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の可動式スクリーンの設置装置。
  7. 前記第1の係止手段は、前記下方部ガイドレールの両端領域それぞれを閉口するように構成されており、前記下方部ガイドレールに沿って横方向にスライド移動するスライド制御部材が、当該両端領域それぞれにおいて、前記メインボードの中央部から離れる外側方向へ移動することを規制することを特徴とする、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の可動式スクリーンの設置装置。
  8. 前記保持手段は、プロジェクタを保持するプロジェクタ保持部を有し、当該プロジェクタからの画像は、前記スクリーンに投影されることを特徴とする、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の可動式スクリーンの設置装置。

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