JPH05172502A - 歯車測定装置 - Google Patents
歯車測定装置Info
- Publication number
- JPH05172502A JPH05172502A JP3341291A JP34129191A JPH05172502A JP H05172502 A JPH05172502 A JP H05172502A JP 3341291 A JP3341291 A JP 3341291A JP 34129191 A JP34129191 A JP 34129191A JP H05172502 A JPH05172502 A JP H05172502A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- rotation
- support
- measured
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大径の歯車に対しても小型、軽量で高精度の
測定を可能にし、併せて旋回角度の割出し精度を上げる
必要がない歯車測定装置を提供する。 【構成】 歯車Gの中心からY軸に沿い半径方向に伸び
るガイドレール33の旋回基部を歯車Gの中心に配置さ
れる支持部材30により支持し、かつその先端側をモー
タ36付きの駆動輪35により旋回可能に支持する。こ
のような両持ち構造のガイドレール33には、Y軸移動
装置39を介してX軸移動装置40A.40Bを設置
し、X軸移動装置を含むガイドレール33を駆動輪35
により歯車Gの中心回りに微小回転するとともにX軸移
動装置40A.40Bにより微小直線移動させることで
変位センサ19A,19Bを基準インボリュート歯形を
描かせながら歯面をなぞるように運動させる。
測定を可能にし、併せて旋回角度の割出し精度を上げる
必要がない歯車測定装置を提供する。 【構成】 歯車Gの中心からY軸に沿い半径方向に伸び
るガイドレール33の旋回基部を歯車Gの中心に配置さ
れる支持部材30により支持し、かつその先端側をモー
タ36付きの駆動輪35により旋回可能に支持する。こ
のような両持ち構造のガイドレール33には、Y軸移動
装置39を介してX軸移動装置40A.40Bを設置
し、X軸移動装置を含むガイドレール33を駆動輪35
により歯車Gの中心回りに微小回転するとともにX軸移
動装置40A.40Bにより微小直線移動させることで
変位センサ19A,19Bを基準インボリュート歯形を
描かせながら歯面をなぞるように運動させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大径なリング状平歯車
およびはすば歯車の歯形やピッチなどを測定するのに好
適な歯車測定装置に関する。
およびはすば歯車の歯形やピッチなどを測定するのに好
適な歯車測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先の出願、特開平2−41
310号公報において次のような歯車測定装置を提案し
た。図4はその測定の原理を説明するものである。図4
において、Gは被測定用の内歯歯車、19は変位センサ
であり、この変位センサ19は旋回中心Oを中心に回転
するとともにX軸に沿って直線運動する。
310号公報において次のような歯車測定装置を提案し
た。図4はその測定の原理を説明するものである。図4
において、Gは被測定用の内歯歯車、19は変位センサ
であり、この変位センサ19は旋回中心Oを中心に回転
するとともにX軸に沿って直線運動する。
【0003】測定する内歯歯車の諸元を次のように定め
る。 モジュール:M 歯数:N 圧力角:α ピッチ円直径:Dp(=M・N) 基礎円直径:Dg(=Dp・cosα) 変位センサ19の先端のプローブ19aを、測定の初期
値として必要なX座標Xg=(Dp・sinα)/2,
Y座標Yg=(Dp・cosα)/2に初期設定し、プ
ローブ19aを歯面のピッチ円上に接触させ、そのとき
の変位センサ19の出力を零リセットする。この状態か
ら測定を開始する。なお、ここで内歯歯車Gのピッチ点
を通る接線とY軸(半径線)のなす角が圧力角αであ
る。
る。 モジュール:M 歯数:N 圧力角:α ピッチ円直径:Dp(=M・N) 基礎円直径:Dg(=Dp・cosα) 変位センサ19の先端のプローブ19aを、測定の初期
値として必要なX座標Xg=(Dp・sinα)/2,
Y座標Yg=(Dp・cosα)/2に初期設定し、プ
ローブ19aを歯面のピッチ円上に接触させ、そのとき
の変位センサ19の出力を零リセットする。この状態か
ら測定を開始する。なお、ここで内歯歯車Gのピッチ点
を通る接線とY軸(半径線)のなす角が圧力角αであ
る。
【0004】例えば歯底方向の歯面を測定するには、図
4において、変位センサ19を反時計方向に微小角θp
だけ回転させるとともに、X軸に沿ってXp=(Dg/
2)・θpだけ上方に移動する。このときプローブ19
aは基準インボリュート歯形上にあるから、変位センサ
19の出力が零ならば、歯面は基準インボリュート歯形
に形成されていることになる。歯形に誤差があれば、そ
れに応じた検出信号を変位センサ19が出力する。この
ようなθp回転とXp直線変位とを歯底まで繰り返し行
ない、各測定点の変位センサ19の検出信号から被測定
内歯歯車Gの歯形が測定される。
4において、変位センサ19を反時計方向に微小角θp
だけ回転させるとともに、X軸に沿ってXp=(Dg/
2)・θpだけ上方に移動する。このときプローブ19
aは基準インボリュート歯形上にあるから、変位センサ
19の出力が零ならば、歯面は基準インボリュート歯形
に形成されていることになる。歯形に誤差があれば、そ
れに応じた検出信号を変位センサ19が出力する。この
ようなθp回転とXp直線変位とを歯底まで繰り返し行
ない、各測定点の変位センサ19の検出信号から被測定
内歯歯車Gの歯形が測定される。
【0005】ところで、特開平3−41310号公報に
示す歯車測定装置は、被測定用内歯歯車の中心に軸線を
一致して配置した旋回機構と、この旋回機構上に設置さ
れたX軸移動機構と、このX軸移動機構上に片持ち支持
されX軸移動機構の移動方向を直交するY軸方向に伸長
された支持体と、この支持体上にその長手方向に沿って
移動可能に設置されたY軸移動機構と、このY軸移動機
構に設置したZ軸移動機構と、このZ軸移動機構のZ軸
可動部に取り付けた歯形変位検出用の変位センサとから
構成される。そして、歯面の形状測定に際しては、旋回
移動機構とX軸移動機構をX=(Dg/2)・θの計算
式にしたがい相関して動かし、これにより、変位センサ
のプローブに歯車の諸元に即した基準インボリュート曲
線を描かせながら歯車の歯面をなぞることで行ってい
る。
示す歯車測定装置は、被測定用内歯歯車の中心に軸線を
一致して配置した旋回機構と、この旋回機構上に設置さ
れたX軸移動機構と、このX軸移動機構上に片持ち支持
されX軸移動機構の移動方向を直交するY軸方向に伸長
された支持体と、この支持体上にその長手方向に沿って
移動可能に設置されたY軸移動機構と、このY軸移動機
構に設置したZ軸移動機構と、このZ軸移動機構のZ軸
可動部に取り付けた歯形変位検出用の変位センサとから
構成される。そして、歯面の形状測定に際しては、旋回
移動機構とX軸移動機構をX=(Dg/2)・θの計算
式にしたがい相関して動かし、これにより、変位センサ
のプローブに歯車の諸元に即した基準インボリュート曲
線を描かせながら歯車の歯面をなぞることで行ってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の歯車測定装置では、Y軸移動機構およびZ軸
移動機構を支持する支持体は片持ち構造であるため、大
径の被測定歯車を測定するために支持体が長くなると、
その片持ち支持部にかかる荷重が増大し、旋回機構の旋
回中心に不所望な転倒モ−メントが作用して歯車の測定
精度に悪影響を及ぼす。
うな従来の歯車測定装置では、Y軸移動機構およびZ軸
移動機構を支持する支持体は片持ち構造であるため、大
径の被測定歯車を測定するために支持体が長くなると、
その片持ち支持部にかかる荷重が増大し、旋回機構の旋
回中心に不所望な転倒モ−メントが作用して歯車の測定
精度に悪影響を及ぼす。
【0007】そこで、支持体を含めた支持部全体の剛性
を高め、堅牢な構造にすることが考えられるが、このよ
うにすると、旋回機構の胴周りが大きくなるとともに、
装置全体が大型化し、重量化するほか、小さなリング状
の歯車の測定ができなくなってしまう。また、従来にお
いては、支持体の片持ち支持部にバランスウエートを設
け、このバランスウエートの位置を調節することによ
り、装置全体の重心が旋回中心にくるようにしている。
しかし、バランスウエートおよびその調節機構が必要な
ため、装置が大型化し、その調整操作も面倒になる問題
がある。
を高め、堅牢な構造にすることが考えられるが、このよ
うにすると、旋回機構の胴周りが大きくなるとともに、
装置全体が大型化し、重量化するほか、小さなリング状
の歯車の測定ができなくなってしまう。また、従来にお
いては、支持体の片持ち支持部にバランスウエートを設
け、このバランスウエートの位置を調節することによ
り、装置全体の重心が旋回中心にくるようにしている。
しかし、バランスウエートおよびその調節機構が必要な
ため、装置が大型化し、その調整操作も面倒になる問題
がある。
【0008】一方、変位センサを歯車の回転中心回りに
微小角θpずつ回転させる回転機構は、被測定歯車の回
転中心にあるため、被測定歯車の径が大きくなってくる
と,これに比例して旋回機構の回転量を検出するロータ
リーエンコーダの分解能を上げなければ所望の割出し精
度が得られず、回転量検出するセンサが高価になるとい
う問題があった。
微小角θpずつ回転させる回転機構は、被測定歯車の回
転中心にあるため、被測定歯車の径が大きくなってくる
と,これに比例して旋回機構の回転量を検出するロータ
リーエンコーダの分解能を上げなければ所望の割出し精
度が得られず、回転量検出するセンサが高価になるとい
う問題があった。
【0009】本発明の第1の目的は、大径の被測定歯車
に対しても小型、軽量で高精度の測定を可能にした歯車
測定装置を提供することにある。本発明の第2の目的
は、被測定歯車の径が大きくなっても回転量を検出する
手段として高い分解能のものを使用せずに割出角度の精
度を上げることができる歯車測定装置を提供することに
ある。
に対しても小型、軽量で高精度の測定を可能にした歯車
測定装置を提供することにある。本発明の第2の目的
は、被測定歯車の径が大きくなっても回転量を検出する
手段として高い分解能のものを使用せずに割出角度の精
度を上げることができる歯車測定装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1〜図
3に対応付けて本発明を説明すると、請求項1の発明
は、インボリュート歯形の被測定用歯車Gを不動のまま
その歯形を測定する装置であって、被測定用歯車Gの歯
面と接触するプローブ19aを有し、歯形形状に応じた
検出信号を出力する歯面形状検出手段19と、歯面上の
ピッチ点と歯車中心とを結ぶ直線との間で圧力角を規定
する半径線に対して直交するX方向に検出手段19を直
線移動させるX方向直線移動機構14と、被測定用歯車
Gの回転中心を通るY方向に沿い半径方向に延設される
とともに歯車Gの回転中心を中心に旋回可能に支持さ
れ、検出手段19を歯車Gの半径方向に移動可能に支持
する支持体15と、支持体15の歯車Gの外周端側を回
転移動可能に支持するキャスタ21と、支持体15を歯
車Gの回転中心回りに回転させて検出手段19を回転さ
せる回転機構13と、検出手段19のプローブ19aが
基準インボリュート歯形を描きながら歯面をなぞるよう
に前記回転機構およびX方向直線移動機構を連動させる
制御手段28とを備えるものである。請求項2の発明を
図5〜図7に対応づけて説明すると、請求項2の歯車測
定装置は、支持体33を支持部材30で回転可能に支持
し、キャスタ(駆動輪35)を駆動モータ36で回転駆
動させることにより、支持体33を旋回させるようにし
たものである。
3に対応付けて本発明を説明すると、請求項1の発明
は、インボリュート歯形の被測定用歯車Gを不動のまま
その歯形を測定する装置であって、被測定用歯車Gの歯
面と接触するプローブ19aを有し、歯形形状に応じた
検出信号を出力する歯面形状検出手段19と、歯面上の
ピッチ点と歯車中心とを結ぶ直線との間で圧力角を規定
する半径線に対して直交するX方向に検出手段19を直
線移動させるX方向直線移動機構14と、被測定用歯車
Gの回転中心を通るY方向に沿い半径方向に延設される
とともに歯車Gの回転中心を中心に旋回可能に支持さ
れ、検出手段19を歯車Gの半径方向に移動可能に支持
する支持体15と、支持体15の歯車Gの外周端側を回
転移動可能に支持するキャスタ21と、支持体15を歯
車Gの回転中心回りに回転させて検出手段19を回転さ
せる回転機構13と、検出手段19のプローブ19aが
基準インボリュート歯形を描きながら歯面をなぞるよう
に前記回転機構およびX方向直線移動機構を連動させる
制御手段28とを備えるものである。請求項2の発明を
図5〜図7に対応づけて説明すると、請求項2の歯車測
定装置は、支持体33を支持部材30で回転可能に支持
し、キャスタ(駆動輪35)を駆動モータ36で回転駆
動させることにより、支持体33を旋回させるようにし
たものである。
【0011】請求項3の発明を図5〜図7に対応付けて
本発明を説明すると、請求項2の発明は、インボリュー
ト歯形の被測定用歯車Gを不動のままその歯形を測定す
る装置であって、被測定用歯車Gの歯面と接触するプロ
ーブ19aを有し、歯形形状に応じた検出信号を出力す
る歯面形状検出手段19A(19B)と、歯面上のピッ
チ点と歯車中心とを結ぶ直線との間で圧力角を規定する
半径線に対して直交するX方向に検出手段19A(19
B)を直線移動させるX方向直線移動機構40A(40
B)と、被測定用歯車Gの回転中心を通るY方向に沿い
半径方向に延設されるとともに歯車Gの回転中心を中心
に旋回可能に支持され、歯面形状検出手段19A(19
B)を歯車Gの半径方向に移動可能に支持する支持体3
3と、支持体33を歯車回転中心回りに回転させて歯面
形状検出手段19A(19B)を回転させる回転機構3
6と、支持体33の歯車Gの外周端側を回転移動可能に
支持し、その回転に応じて回転する回転体37を有する
支持手段34と、回転体37の回転量を検出して歯面形
状検出手段19A(19B)の回転量を検出する回転量
検出手段38と、少なくともこの回転量検出手段38で
検出された歯面形状検出手段19A(19B)の回転量
に基づいて、検出手段19A(19B)のプローブ19
aが基準インボリュート歯形を描きながら歯面をなぞる
ように回転機構36およびX方向直線移動機構40A
(40B)を連動させる制御手段42とを備えるもので
ある。
本発明を説明すると、請求項2の発明は、インボリュー
ト歯形の被測定用歯車Gを不動のままその歯形を測定す
る装置であって、被測定用歯車Gの歯面と接触するプロ
ーブ19aを有し、歯形形状に応じた検出信号を出力す
る歯面形状検出手段19A(19B)と、歯面上のピッ
チ点と歯車中心とを結ぶ直線との間で圧力角を規定する
半径線に対して直交するX方向に検出手段19A(19
B)を直線移動させるX方向直線移動機構40A(40
B)と、被測定用歯車Gの回転中心を通るY方向に沿い
半径方向に延設されるとともに歯車Gの回転中心を中心
に旋回可能に支持され、歯面形状検出手段19A(19
B)を歯車Gの半径方向に移動可能に支持する支持体3
3と、支持体33を歯車回転中心回りに回転させて歯面
形状検出手段19A(19B)を回転させる回転機構3
6と、支持体33の歯車Gの外周端側を回転移動可能に
支持し、その回転に応じて回転する回転体37を有する
支持手段34と、回転体37の回転量を検出して歯面形
状検出手段19A(19B)の回転量を検出する回転量
検出手段38と、少なくともこの回転量検出手段38で
検出された歯面形状検出手段19A(19B)の回転量
に基づいて、検出手段19A(19B)のプローブ19
aが基準インボリュート歯形を描きながら歯面をなぞる
ように回転機構36およびX方向直線移動機構40A
(40B)を連動させる制御手段42とを備えるもので
ある。
【0012】
【作用】請求項1の発明においては、被測定用歯車Gの
回転中心から半径方向に伸びる支持体15が両持ち支持
されるから、装置の各機構要素の剛性が小さいもので済
み、歯車が大径になっても装置の小型、軽量化が可能に
なる。請求項2の発明においては、駆動モータ36によ
りキャスタ(駆動輪35)が回転駆動して支持体33が
旋回する。このため、支持体33の回転中心から旋回力
を与える場合に比べて、モータ容量が小型化できる。
回転中心から半径方向に伸びる支持体15が両持ち支持
されるから、装置の各機構要素の剛性が小さいもので済
み、歯車が大径になっても装置の小型、軽量化が可能に
なる。請求項2の発明においては、駆動モータ36によ
りキャスタ(駆動輪35)が回転駆動して支持体33が
旋回する。このため、支持体33の回転中心から旋回力
を与える場合に比べて、モータ容量が小型化できる。
【0013】請求項3の発明においては、被測定用歯車
Gの回転中心から半径方向に伸びる支持体33が両持ち
支持され、かつ支持体33の旋回先端側に設けた回転体
37の回転量を検出しながら歯形測定のためのθ回転を
行うようにしたから、歯車が大径になっても装置の小
型、軽量化が可能になり、かつ回転量検出手段38の分
解能を高くすることなく旋回角度の割出し精度を上げる
ことができる。
Gの回転中心から半径方向に伸びる支持体33が両持ち
支持され、かつ支持体33の旋回先端側に設けた回転体
37の回転量を検出しながら歯形測定のためのθ回転を
行うようにしたから、歯車が大径になっても装置の小
型、軽量化が可能になり、かつ回転量検出手段38の分
解能を高くすることなく旋回角度の割出し精度を上げる
ことができる。
【0014】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0015】
−第1の実施例− 図1〜図3により、請求項1の発明にかかる実施例につ
いて説明する。図1および図2において、本歯車測定装
置100は定盤10上に滑動自在に設置され、定盤10
上に治具11を用いて予め固定された内歯歯車Gの回転
中心に対して位置決めして測定を行うものである。下面
に無数の空気噴出口が形成されたエアテーブル12上に
は旋回テーブル13が設けられ、この旋回テーブル13
は内蔵のサーボモータなどにより微小角(例えば、0.
19°)づつ割出し回転される。この旋回テーブル13
上にはX軸移動装置14が設置され、このX軸移動装置
14はテーブル14aをX軸方向に駆動するサーボモー
タ14bを有する。X軸テーブル14a上には、その移
動方向と直角なY軸方向に伸長されたガイドレール15
の一端が水平に支持され、このガイドレール15には、
その長手方向に沿って変位センサ19を移動するための
サーボモータ16aを有するY軸移動装置16が設けら
れている。
いて説明する。図1および図2において、本歯車測定装
置100は定盤10上に滑動自在に設置され、定盤10
上に治具11を用いて予め固定された内歯歯車Gの回転
中心に対して位置決めして測定を行うものである。下面
に無数の空気噴出口が形成されたエアテーブル12上に
は旋回テーブル13が設けられ、この旋回テーブル13
は内蔵のサーボモータなどにより微小角(例えば、0.
19°)づつ割出し回転される。この旋回テーブル13
上にはX軸移動装置14が設置され、このX軸移動装置
14はテーブル14aをX軸方向に駆動するサーボモー
タ14bを有する。X軸テーブル14a上には、その移
動方向と直角なY軸方向に伸長されたガイドレール15
の一端が水平に支持され、このガイドレール15には、
その長手方向に沿って変位センサ19を移動するための
サーボモータ16aを有するY軸移動装置16が設けら
れている。
【0016】Y軸移動装置16には、その移動方向(Y
軸方向)と直交する方向に沿って変位センサ19を移動
させるためのサーボモータ17aを有するZ軸移動装置
17が設けられている。このZ軸移動装置17は、Z軸
方向(図2の上下方向)に移動されるブラケット17b
を有し、このブラケット17bの下端には、図1の状態
からY軸対称に180度の位置に反転可能なスイングア
ーム18を介して電気マイクロメータなどからなる変位
センサ19が取り付けられている。変位センサ19は内
歯歯車1の歯1aの歯面に接触するプローブ19aを備
え、このプローブ19aが歯面により押圧されて変位す
ると、それに応じた検出信号が変位センサ19から出力
される。
軸方向)と直交する方向に沿って変位センサ19を移動
させるためのサーボモータ17aを有するZ軸移動装置
17が設けられている。このZ軸移動装置17は、Z軸
方向(図2の上下方向)に移動されるブラケット17b
を有し、このブラケット17bの下端には、図1の状態
からY軸対称に180度の位置に反転可能なスイングア
ーム18を介して電気マイクロメータなどからなる変位
センサ19が取り付けられている。変位センサ19は内
歯歯車1の歯1aの歯面に接触するプローブ19aを備
え、このプローブ19aが歯面により押圧されて変位す
ると、それに応じた検出信号が変位センサ19から出力
される。
【0017】Y軸用ガイドレール15の先端には、ガイ
ドレール15の先端側を支持する脚部20が垂直に設け
られており、この脚部20の下端には定盤10上を転動
するキャスタ21が設けられている。
ドレール15の先端側を支持する脚部20が垂直に設け
られており、この脚部20の下端には定盤10上を転動
するキャスタ21が設けられている。
【0018】22は、旋回テーブル13のX軸方向のバ
ランスを取るための1対のバランスウエートであり、こ
の各バランスウエート22は、旋回テーブル13上にX
軸テーブル14aを挟んで左右に設けたり、X軸と平行
な方向に伸びるガイドレール23上に摺動可能に配置さ
れる。左右のバランスウエート22とX軸テーブル14
a間は、各々一対ずつのワイヤ24a,24b,および
25a,25bにより連結され、この各ワイヤ24a,
24b,25a,25bは、旋回テーブル13上に設け
たプーリ26a,26b,27a,27bに巻き掛けら
れている。したがって、X軸テーブル14aがX軸に沿
って一方向に移動すると、バランスウエート22が反対
方向に同量移動し、X軸テーブル,すなわちY軸移動装
置16を含めたガイドレール15全体が旋回テーブル1
3の旋回中心0よりX軸方向に移動しても旋回テーブル
13がアンバランスにならないようにする。
ランスを取るための1対のバランスウエートであり、こ
の各バランスウエート22は、旋回テーブル13上にX
軸テーブル14aを挟んで左右に設けたり、X軸と平行
な方向に伸びるガイドレール23上に摺動可能に配置さ
れる。左右のバランスウエート22とX軸テーブル14
a間は、各々一対ずつのワイヤ24a,24b,および
25a,25bにより連結され、この各ワイヤ24a,
24b,25a,25bは、旋回テーブル13上に設け
たプーリ26a,26b,27a,27bに巻き掛けら
れている。したがって、X軸テーブル14aがX軸に沿
って一方向に移動すると、バランスウエート22が反対
方向に同量移動し、X軸テーブル,すなわちY軸移動装
置16を含めたガイドレール15全体が旋回テーブル1
3の旋回中心0よりX軸方向に移動しても旋回テーブル
13がアンバランスにならないようにする。
【0019】図3は、上述した歯車測定装置の制御回路
ブロック図である。制御回路28には、変位センサ1
9、旋回テーブル13のθ回転用サーボモータ13a、
X軸移動装置14のX軸サーボモータ14b、Y軸移動
装置16のY軸サーボモータ16a、Z軸移動装置17
のZ軸サーボモータ17aがそれぞれ接続されている。
また、制御回路28には、ディスプレイ29A,記録計
29Bが接続され、測定結果などが表示あるいは記録さ
れる。
ブロック図である。制御回路28には、変位センサ1
9、旋回テーブル13のθ回転用サーボモータ13a、
X軸移動装置14のX軸サーボモータ14b、Y軸移動
装置16のY軸サーボモータ16a、Z軸移動装置17
のZ軸サーボモータ17aがそれぞれ接続されている。
また、制御回路28には、ディスプレイ29A,記録計
29Bが接続され、測定結果などが表示あるいは記録さ
れる。
【0020】このように構成された歯車測定装置により
内歯歯車の歯形を測定する手順を図4を参照して説明す
る。定盤10上に内歯歯車Gを治具11を介して固定
し、歯車測定装置100の旋回中心を内歯歯車Gの仮想
の回転中心と合致させる。このとき、エアーテーブル1
2の下面からエアを噴出させると、測定装置100は定
盤10上から浮き上がるから、僅かな力で定盤10上を
滑動し、容易に位置合わせができる。位置合わせ後、エ
アの噴出を止めれば装置の自重で定盤10上に固定でき
る。また、浮上された装置100が定盤10上を移動す
るとき、キャスタ21も装置100の移動につれて定盤
10上を転動する。
内歯歯車の歯形を測定する手順を図4を参照して説明す
る。定盤10上に内歯歯車Gを治具11を介して固定
し、歯車測定装置100の旋回中心を内歯歯車Gの仮想
の回転中心と合致させる。このとき、エアーテーブル1
2の下面からエアを噴出させると、測定装置100は定
盤10上から浮き上がるから、僅かな力で定盤10上を
滑動し、容易に位置合わせができる。位置合わせ後、エ
アの噴出を止めれば装置の自重で定盤10上に固定でき
る。また、浮上された装置100が定盤10上を移動す
るとき、キャスタ21も装置100の移動につれて定盤
10上を転動する。
【0021】次に、Z軸移動装置17を動作させてプロ
ーブ19aを歯車の歯幅のほぼ中央に向ける。そして、
X軸移動装置14とY軸移動装置16を移動させること
により、変位センサ19のプローブ19aがピッチ円直
径Dpと圧力角αで決まる上述の測定初期値Xg,Yg
となるように調整し、旋回テーブル13を回転してプロ
ーブ19aを内歯歯車Gのピッチ円上の点に接触させ
る。このとき、変位センサ19がその測定レンジのほぼ
中央部に位置するようにプローブ19aを変位させ、ゼ
ロリセットする。
ーブ19aを歯車の歯幅のほぼ中央に向ける。そして、
X軸移動装置14とY軸移動装置16を移動させること
により、変位センサ19のプローブ19aがピッチ円直
径Dpと圧力角αで決まる上述の測定初期値Xg,Yg
となるように調整し、旋回テーブル13を回転してプロ
ーブ19aを内歯歯車Gのピッチ円上の点に接触させ
る。このとき、変位センサ19がその測定レンジのほぼ
中央部に位置するようにプローブ19aを変位させ、ゼ
ロリセットする。
【0022】次に、制御回路28により、旋回テーブル
13のθ回転用サーボモータ13aによる変位センサ1
9の回転量と、X軸移動装置14のサーボモータ14b
による変位センサ19のX方向移動量とが以下に説明す
る対応関係になるように制御する。即ち、ピッチ点から
歯底に向かって測定する場合は、旋回テーブル13を反
時計回り方向に予め定めた微小角θpだけ回動させて変
位センサ19を回動するとともに、X軸移動装置14に
より変位センサ19を(Dg/2)・θだけ図4におい
て上方へ進める。以下この回転と直線移動の連動動作を
繰り返すことにより、プローブ19aは歯車の諸元に即
した基準インボリュート歯形を描きながら運動する。こ
のとき歯形が基準インボリュート歯形と誤差なく製作さ
れていれば、各測定点での変位センサ19の出力はゼロ
であるが、誤差があれば変位センサ19はその誤差分を
検出信号として出力する。したがって、プローブ19a
の歯面上の位置とその出力とを相関させて記録計29B
を駆動すれば、内歯歯車Gの歯形を表示することができ
る。
13のθ回転用サーボモータ13aによる変位センサ1
9の回転量と、X軸移動装置14のサーボモータ14b
による変位センサ19のX方向移動量とが以下に説明す
る対応関係になるように制御する。即ち、ピッチ点から
歯底に向かって測定する場合は、旋回テーブル13を反
時計回り方向に予め定めた微小角θpだけ回動させて変
位センサ19を回動するとともに、X軸移動装置14に
より変位センサ19を(Dg/2)・θだけ図4におい
て上方へ進める。以下この回転と直線移動の連動動作を
繰り返すことにより、プローブ19aは歯車の諸元に即
した基準インボリュート歯形を描きながら運動する。こ
のとき歯形が基準インボリュート歯形と誤差なく製作さ
れていれば、各測定点での変位センサ19の出力はゼロ
であるが、誤差があれば変位センサ19はその誤差分を
検出信号として出力する。したがって、プローブ19a
の歯面上の位置とその出力とを相関させて記録計29B
を駆動すれば、内歯歯車Gの歯形を表示することができ
る。
【0023】歯底までの測定が終了したならば、変位セ
ンサ19を図4において時計方向に微小角θpだけ回動
するとともに下方向に微小ピッチXpだけ直線移動させ
る操作を歯先まで行なう。このとき各測定点で検出信号
を読みとり、記録計29Bで上記と同様に記録すること
により、歯底から歯先までの一連の歯形を計測できる。
ンサ19を図4において時計方向に微小角θpだけ回動
するとともに下方向に微小ピッチXpだけ直線移動させ
る操作を歯先まで行なう。このとき各測定点で検出信号
を読みとり、記録計29Bで上記と同様に記録すること
により、歯底から歯先までの一連の歯形を計測できる。
【0024】その後、スィングアーム18をY軸対称に
180度回転させ、図4のY軸に対して対称位置にある
歯面の測定を同様にして行なう。さらにその後、プロー
ブ19aをいったん歯と歯の間から中心に引き込み、次
いで旋回テーブル13を旋回し、隣の歯と歯の間にプロ
ーブ19aを挿入して上記と同様な操作を行なう。この
ような操作を繰り返すことにより、順次に内歯歯車の各
歯形を測定できる。なお、歯形測定時のキャスタ21
は、旋回テーブル13の回転およびX軸移動装置14の
直線移動につれて定盤10上を転動する。
180度回転させ、図4のY軸に対して対称位置にある
歯面の測定を同様にして行なう。さらにその後、プロー
ブ19aをいったん歯と歯の間から中心に引き込み、次
いで旋回テーブル13を旋回し、隣の歯と歯の間にプロ
ーブ19aを挿入して上記と同様な操作を行なう。この
ような操作を繰り返すことにより、順次に内歯歯車の各
歯形を測定できる。なお、歯形測定時のキャスタ21
は、旋回テーブル13の回転およびX軸移動装置14の
直線移動につれて定盤10上を転動する。
【0025】このような第1の実施例における歯車測定
装置にあっては、旋回テーブル13からY軸方向に伸長
したガイドレール15の先端を脚部20とキャスタ21
により定盤10上に支持し、ガイドレール15を含むY
軸移動装置16およびZ軸移動装置17全体を両持ち支
持する構成にしたので、被測定歯車の径が大きくなって
ガイドレール15が長くなっても、旋回テーブル13に
対するY軸方向のバランスウエート等を付設する必要が
なくなるとともに、ガイドレール15および旋回テーブ
ル13を含むX軸テーブル14a等を剛性の低いもので
構成することができ、旋回テーブル,X軸移動装置等の
機構が簡素化され、装置の小型化、軽量化が可能にな
り、取り扱いも容易になるほか、旋回テーブル13の小
径化に伴い径の小さい歯車の測定も可能になる。
装置にあっては、旋回テーブル13からY軸方向に伸長
したガイドレール15の先端を脚部20とキャスタ21
により定盤10上に支持し、ガイドレール15を含むY
軸移動装置16およびZ軸移動装置17全体を両持ち支
持する構成にしたので、被測定歯車の径が大きくなって
ガイドレール15が長くなっても、旋回テーブル13に
対するY軸方向のバランスウエート等を付設する必要が
なくなるとともに、ガイドレール15および旋回テーブ
ル13を含むX軸テーブル14a等を剛性の低いもので
構成することができ、旋回テーブル,X軸移動装置等の
機構が簡素化され、装置の小型化、軽量化が可能にな
り、取り扱いも容易になるほか、旋回テーブル13の小
径化に伴い径の小さい歯車の測定も可能になる。
【0026】−第2の実施例− 図5〜図7により、請求項2の発明にかかる実施例につ
いて説明する。図5および図6において、被測定用の内
歯歯車Gは治具11を介して定盤10上に固定されてい
る。内歯歯車Gの歯形を測定する歯車測定装置200
は、定盤10上に移動可能に配置され、内歯歯車Gの回
転中心に対し位置決めして歯形の測定を行う。
いて説明する。図5および図6において、被測定用の内
歯歯車Gは治具11を介して定盤10上に固定されてい
る。内歯歯車Gの歯形を測定する歯車測定装置200
は、定盤10上に移動可能に配置され、内歯歯車Gの回
転中心に対し位置決めして歯形の測定を行う。
【0027】歯車測定装置200は、定盤10上に内歯
歯車Gの回転中心に軸線を一致して配置される旋回用支
持部材30を備え、この支持部材30はマグネット31
により定盤10上に垂直に固定される。支持部材30に
は旋回盤32が水平回転可能に設けられ、この旋回盤3
2上には、その旋回中心を通るY軸に沿って内歯歯車G
の半径方向に水平に伸びるガイドレール33の基部が固
定されており、ガイドレール33の延長先端は、これに
垂直に設けた脚部34により支持され、脚部34の下端
には、定盤10上を転動することによりガイドレール3
3を支持部材30を中心にして旋回させる駆動輪35が
取り付けられている。駆動輪35は脚部34に取り付け
た旋回用サーボモータ36により回転駆動される。
歯車Gの回転中心に軸線を一致して配置される旋回用支
持部材30を備え、この支持部材30はマグネット31
により定盤10上に垂直に固定される。支持部材30に
は旋回盤32が水平回転可能に設けられ、この旋回盤3
2上には、その旋回中心を通るY軸に沿って内歯歯車G
の半径方向に水平に伸びるガイドレール33の基部が固
定されており、ガイドレール33の延長先端は、これに
垂直に設けた脚部34により支持され、脚部34の下端
には、定盤10上を転動することによりガイドレール3
3を支持部材30を中心にして旋回させる駆動輪35が
取り付けられている。駆動輪35は脚部34に取り付け
た旋回用サーボモータ36により回転駆動される。
【0028】脚部34の下端には、定盤10に圧接して
ガイドレール33の旋回動作に連動して回転する旋回角
度測定輪37が回転可能に設けられており、さらに測定
輪37の回転から旋回角度を検出するロータリエンコー
ダ38が脚部34に取り付けられている。測定輪37の
定盤10との圧接面はV字または円弧状に形成され、こ
れにより定盤10とのスリップをなくしてガイドレール
33の旋回角度θを正確に検出できるようになってい
る。
ガイドレール33の旋回動作に連動して回転する旋回角
度測定輪37が回転可能に設けられており、さらに測定
輪37の回転から旋回角度を検出するロータリエンコー
ダ38が脚部34に取り付けられている。測定輪37の
定盤10との圧接面はV字または円弧状に形成され、こ
れにより定盤10とのスリップをなくしてガイドレール
33の旋回角度θを正確に検出できるようになってい
る。
【0029】ガイドレール33には、その長手方向に沿
って移動するY軸移動装置39が設けられ、このY軸移
動装置39のY軸テーブル39a上には一対のX軸移動
装置40A,40Bが設けられている。また、X軸移動
装置40A,40BのX軸テーブル401A,401B
上にはZ軸移動装置41A,41Bがそれぞれ設けられ
ている。
って移動するY軸移動装置39が設けられ、このY軸移
動装置39のY軸テーブル39a上には一対のX軸移動
装置40A,40Bが設けられている。また、X軸移動
装置40A,40BのX軸テーブル401A,401B
上にはZ軸移動装置41A,41Bがそれぞれ設けられ
ている。
【0030】Y軸移動装置39は、ガイドレール33の
長手方向に沿って配置されY軸テーブル39aに不図示
のボールナットを介して螺合するボールねじ39bと、
このボールねじ39bを回転させるY軸サーボモータ3
9cとから構成される。
長手方向に沿って配置されY軸テーブル39aに不図示
のボールナットを介して螺合するボールねじ39bと、
このボールねじ39bを回転させるY軸サーボモータ3
9cとから構成される。
【0031】X軸移動装置40A,40Bは、それぞれ
Y軸テーブル39a上にX軸と平行する方向に伸ばして
設けたガイドレール402A,402Bと、ガイドレー
ル402A,402Bの長手方向に沿って配設されそれ
ぞれのX軸テーブル401A,401Bに不図示のボー
ルナットを介して螺合されるボールねじ403A,40
3Bと、各ボールねじ403A,403Bを別々に回転
駆動するX軸サーボモータ404A,404Bとから構
成される。
Y軸テーブル39a上にX軸と平行する方向に伸ばして
設けたガイドレール402A,402Bと、ガイドレー
ル402A,402Bの長手方向に沿って配設されそれ
ぞれのX軸テーブル401A,401Bに不図示のボー
ルナットを介して螺合されるボールねじ403A,40
3Bと、各ボールねじ403A,403Bを別々に回転
駆動するX軸サーボモータ404A,404Bとから構
成される。
【0032】Z軸移動装置41A,41Bは、それぞれ
のX軸テーブルに垂直に取り付けた案内部材42と、こ
の案内部材42に沿って昇降する可動ロッド43と、こ
の可動ロッド43を昇降させるZ軸サーボモータ44と
からそれぞれ構成される。各可動ロッド43の下端に
は、図4に示すように、Y軸に対して歯形の圧力角αに
相当する角度だけ傾けて電気マイクロメ−タ等からなる
変位センサ19A,19Bが設けられている。これらの
変位センサ19A,19Bは、その先端にあるプローブ
19aが内歯歯車Gの歯面により押圧されて変位する
と、それに応じた検出信号を出力する。
のX軸テーブルに垂直に取り付けた案内部材42と、こ
の案内部材42に沿って昇降する可動ロッド43と、こ
の可動ロッド43を昇降させるZ軸サーボモータ44と
からそれぞれ構成される。各可動ロッド43の下端に
は、図4に示すように、Y軸に対して歯形の圧力角αに
相当する角度だけ傾けて電気マイクロメ−タ等からなる
変位センサ19A,19Bが設けられている。これらの
変位センサ19A,19Bは、その先端にあるプローブ
19aが内歯歯車Gの歯面により押圧されて変位する
と、それに応じた検出信号を出力する。
【0033】図7は、上述した歯車測定装置200の制
御回路ブロック図である。制御回路45には、変位セン
サ19A,19B、Y軸移動装置39のY軸サ−ボモー
タ39c、X軸移動装置40A,40BのX軸サーボモ
ータ404A,404B、Z軸移動装置41A,41B
のZ軸サーボモータ44、および駆動輪35の旋回用サ
−ボモータ36がそれぞれ接続されている。また、制御
回路45には、ディスプレイ46、記録計47が接続さ
れ、測定結果などが表示あるいは記録される。
御回路ブロック図である。制御回路45には、変位セン
サ19A,19B、Y軸移動装置39のY軸サ−ボモー
タ39c、X軸移動装置40A,40BのX軸サーボモ
ータ404A,404B、Z軸移動装置41A,41B
のZ軸サーボモータ44、および駆動輪35の旋回用サ
−ボモータ36がそれぞれ接続されている。また、制御
回路45には、ディスプレイ46、記録計47が接続さ
れ、測定結果などが表示あるいは記録される。
【0034】次に、このように構成された歯車測定装置
200により内歯歯車Gの歯形を測定する手順を図4を
参照して説明する。定盤10上に内歯歯車Gを治具11
を介して固定し、歯車測定装置200の支持部材30を
内歯歯車Gの仮想の回転中心に一致させてマグネット3
1により定盤10上に固定する。そして、駆動輪35お
よび測定輪37を内歯歯車Gの外側に位置する定盤10
上に載置する。
200により内歯歯車Gの歯形を測定する手順を図4を
参照して説明する。定盤10上に内歯歯車Gを治具11
を介して固定し、歯車測定装置200の支持部材30を
内歯歯車Gの仮想の回転中心に一致させてマグネット3
1により定盤10上に固定する。そして、駆動輪35お
よび測定輪37を内歯歯車Gの外側に位置する定盤10
上に載置する。
【0035】次に、各Z軸移動装置41A,41Bを動
作させて、それぞれのプローブ19aを歯車Gの歯幅の
ほぼ中央に向ける。そして、X軸移動装置40A,40
BおよびY軸移動装置39を動作させることにより、そ
れぞれの変位センサ19A,19Bのプローブ19aが
ピッチ円直径Dpと圧力角αで決まる上述の測定初期値
Xg,−Xg,Ygとなるよう調整し、さらに、旋回用
サーボモータ36を起動して駆動輪35を回転すること
により、各変位センサ19A,19Bのプローブ19a
をY軸に対して対称な異なる歯面のピッチ円上の点にそ
れぞれ接触させる。この時の各変位センサ19A,19
Bの位置が測定開始の初期位置となる。
作させて、それぞれのプローブ19aを歯車Gの歯幅の
ほぼ中央に向ける。そして、X軸移動装置40A,40
BおよびY軸移動装置39を動作させることにより、そ
れぞれの変位センサ19A,19Bのプローブ19aが
ピッチ円直径Dpと圧力角αで決まる上述の測定初期値
Xg,−Xg,Ygとなるよう調整し、さらに、旋回用
サーボモータ36を起動して駆動輪35を回転すること
により、各変位センサ19A,19Bのプローブ19a
をY軸に対して対称な異なる歯面のピッチ円上の点にそ
れぞれ接触させる。この時の各変位センサ19A,19
Bの位置が測定開始の初期位置となる。
【0036】次に、制御回路45により、θ旋回用サー
ボモータ36による変位センサ19A,19Bの回転量
と、X軸移動装置40A,40Bのサーボモータ404
A,404Bによる変位センサ19A,19BのX方向
移動量とが以下に説明する対応関係になるように制御す
る。即ち、ピッチ点から歯底に向かって測定する場合
は、旋回用サーボモータ36を制御回路45からの指令
値に応じ回転させて駆動輪35を回転させることによ
り、ガイドレール33全体を支持部材30を中心に反時
計回り方向に予め定めた微小角θpだけ回転させて各変
位センサ19A,19Bを回動するとともに、X軸移動
装置40Aにより一方の変位センサ19Aを(Dg/
2)・θだけ図4において上方へ進め、X軸移動装置4
0Bにより他方の変位センサ19Bを(Dg/2)・θ
だけ図4において下方へ進める。以下、制御回路45か
らの指令により、この回転と直線移動の連動動作を繰り
返すことにより、各プローブ19aは歯車の諸元に即し
た基準インボリュート歯形を描きながら運動する。この
とき歯形が基準インボリュート歯形と誤差なく製作され
ていれば、各測定点での変位センサ19A,19Bの出
力はゼロであるが、誤差があれば変位センサ19A,1
9Bは、その誤差分を検出信号として出力する。したが
って、各プローブ19aの歯面上の位置とその出力とを
相関させて記録計47を駆動すれば、内歯歯車Gの歯形
を表示することができる。
ボモータ36による変位センサ19A,19Bの回転量
と、X軸移動装置40A,40Bのサーボモータ404
A,404Bによる変位センサ19A,19BのX方向
移動量とが以下に説明する対応関係になるように制御す
る。即ち、ピッチ点から歯底に向かって測定する場合
は、旋回用サーボモータ36を制御回路45からの指令
値に応じ回転させて駆動輪35を回転させることによ
り、ガイドレール33全体を支持部材30を中心に反時
計回り方向に予め定めた微小角θpだけ回転させて各変
位センサ19A,19Bを回動するとともに、X軸移動
装置40Aにより一方の変位センサ19Aを(Dg/
2)・θだけ図4において上方へ進め、X軸移動装置4
0Bにより他方の変位センサ19Bを(Dg/2)・θ
だけ図4において下方へ進める。以下、制御回路45か
らの指令により、この回転と直線移動の連動動作を繰り
返すことにより、各プローブ19aは歯車の諸元に即し
た基準インボリュート歯形を描きながら運動する。この
とき歯形が基準インボリュート歯形と誤差なく製作され
ていれば、各測定点での変位センサ19A,19Bの出
力はゼロであるが、誤差があれば変位センサ19A,1
9Bは、その誤差分を検出信号として出力する。したが
って、各プローブ19aの歯面上の位置とその出力とを
相関させて記録計47を駆動すれば、内歯歯車Gの歯形
を表示することができる。
【0037】歯底までの測定が終了したならば、一方の
変位センサ19Aを図4において時計方向に微小角θp
だけ回動するとともに下方向に微小ピッチXpだけ直線
移動させ、同時に他方の変位センサ19Bを上方向に微
小ピッチXpだけ直線移動させる。そして、このような
操作を歯先まで行う。このとき、各測定点で検出信号を
読みとり、記録計47で上記と同様に記録することによ
り、歯底から歯先までの一連の歯形を計測できる。
変位センサ19Aを図4において時計方向に微小角θp
だけ回動するとともに下方向に微小ピッチXpだけ直線
移動させ、同時に他方の変位センサ19Bを上方向に微
小ピッチXpだけ直線移動させる。そして、このような
操作を歯先まで行う。このとき、各測定点で検出信号を
読みとり、記録計47で上記と同様に記録することによ
り、歯底から歯先までの一連の歯形を計測できる。
【0038】その後、Y軸移動装置39により各Z軸移
動装置41A,41Bを旋回中心側へ退避させて、プロ
ーブ19aを一旦歯と歯の間から中心に引き込み、次い
で旋回用サーボモータ36により駆動輪35を回転する
ことでガイドレール33全体を旋回し、隣の歯と歯の間
に各プローブ19aを挿入して上記と同様な操作を行
う。このような操作を繰り返すことにより、順次に内歯
歯車Gの各歯形を測定できる。
動装置41A,41Bを旋回中心側へ退避させて、プロ
ーブ19aを一旦歯と歯の間から中心に引き込み、次い
で旋回用サーボモータ36により駆動輪35を回転する
ことでガイドレール33全体を旋回し、隣の歯と歯の間
に各プローブ19aを挿入して上記と同様な操作を行
う。このような操作を繰り返すことにより、順次に内歯
歯車Gの各歯形を測定できる。
【0039】なお、歯形測定時の旋回方向の回転量は、
ガイドレール33の旋回動作に伴い定盤10上を転動す
る測定輪37の回転をロータリエンコーダ38により検
出することで計測される。検出された旋回角度は制御回
路45にフィードバックされる。
ガイドレール33の旋回動作に伴い定盤10上を転動す
る測定輪37の回転をロータリエンコーダ38により検
出することで計測される。検出された旋回角度は制御回
路45にフィードバックされる。
【0040】このような第2の実施例における歯車測定
装置にあっては、Y軸移動装置39、X軸移動装置40
A,40BおよびZ軸移動装置41A,41Bを設置す
るガイドレール33の一端を内歯歯車Gの仮想回転中心
に配置固定される支持部材30に旋回可能に支持し、そ
して、ガイドレール33の他端を脚部34と駆動輪35
により支持する両持ち構造にしたので、被測定歯車の径
が大きくなってガイドレール33が長くなっても、別途
のバランスウエート等を付設する必要がなくなるととも
に、ガイドレール33、支持部材34および脚部35等
を含む各構成要素の剛性を低くしても、機構が簡素化さ
れ、装置の小型、軽量化が可能になり、その取り扱いも
容易になる。さらに、Y軸に沿い内歯歯車Gの半径方向
に延びるガイドレール33は両持ち構造になっているか
ら、これに設置されるX軸、Y軸およびZ軸移動装置の
位置を変えるだけで小さな径から大きな径の歯車まで測
定することができる。また、ガイドレール33の旋回先
端側に、サーボモータ36により回転される駆動輪35
を設け、これによりθ旋回させるから、旋回軸部の構造
が簡単になり、装置の軽量化がさらに促進されるととも
に、歯車の径が大きくなってもサーボモータ36の割出
し精度を上げる必要がなく、比較的割出し精度の低いも
のであっても、従来の割出し精度の高い旋回機構と同等
ないし、それ以上の割出し精度を保証できる。さらにま
た、ガイドレール33の旋回先端側に設けた駆動輪35
と別体の測定輪37と、これに連結したロータリエンコ
ーダ38により旋回角度を検出するから、駆動輪35の
スリップによる影響を受けることなく旋回角度を正確に
検出することができる。また、従来のように旋回中心に
回転量検出センサを設ける場合に比べて、比較的低い分
解能のロ−タリエンコ−ダを使用しても高い旋回角度割
出し精度を達成できる。さらにまた、測定輪37とロー
タリエンコーダ38の間に増速装置を介在すれば、ロー
タリエンコーダはさらに分解能の粗い安価なものでも使
用できる。
装置にあっては、Y軸移動装置39、X軸移動装置40
A,40BおよびZ軸移動装置41A,41Bを設置す
るガイドレール33の一端を内歯歯車Gの仮想回転中心
に配置固定される支持部材30に旋回可能に支持し、そ
して、ガイドレール33の他端を脚部34と駆動輪35
により支持する両持ち構造にしたので、被測定歯車の径
が大きくなってガイドレール33が長くなっても、別途
のバランスウエート等を付設する必要がなくなるととも
に、ガイドレール33、支持部材34および脚部35等
を含む各構成要素の剛性を低くしても、機構が簡素化さ
れ、装置の小型、軽量化が可能になり、その取り扱いも
容易になる。さらに、Y軸に沿い内歯歯車Gの半径方向
に延びるガイドレール33は両持ち構造になっているか
ら、これに設置されるX軸、Y軸およびZ軸移動装置の
位置を変えるだけで小さな径から大きな径の歯車まで測
定することができる。また、ガイドレール33の旋回先
端側に、サーボモータ36により回転される駆動輪35
を設け、これによりθ旋回させるから、旋回軸部の構造
が簡単になり、装置の軽量化がさらに促進されるととも
に、歯車の径が大きくなってもサーボモータ36の割出
し精度を上げる必要がなく、比較的割出し精度の低いも
のであっても、従来の割出し精度の高い旋回機構と同等
ないし、それ以上の割出し精度を保証できる。さらにま
た、ガイドレール33の旋回先端側に設けた駆動輪35
と別体の測定輪37と、これに連結したロータリエンコ
ーダ38により旋回角度を検出するから、駆動輪35の
スリップによる影響を受けることなく旋回角度を正確に
検出することができる。また、従来のように旋回中心に
回転量検出センサを設ける場合に比べて、比較的低い分
解能のロ−タリエンコ−ダを使用しても高い旋回角度割
出し精度を達成できる。さらにまた、測定輪37とロー
タリエンコーダ38の間に増速装置を介在すれば、ロー
タリエンコーダはさらに分解能の粗い安価なものでも使
用できる。
【0041】なお、本発明は、上記実施例に示す構成の
ものに限定されず、請求項に記載した範囲を逸脱しない
限り種々変更し得る。例えば、第2の実施例では一対の
変位センサを設けて同時に一対の歯面の形状を測定する
装置について説明したが、第1の実施例のように1つの
変位センサを使用する歯車測定装置にも、第2の実施例
のような旋回駆動方式と回転量検出方式を採用できる。
ものに限定されず、請求項に記載した範囲を逸脱しない
限り種々変更し得る。例えば、第2の実施例では一対の
変位センサを設けて同時に一対の歯面の形状を測定する
装置について説明したが、第1の実施例のように1つの
変位センサを使用する歯車測定装置にも、第2の実施例
のような旋回駆動方式と回転量検出方式を採用できる。
【0042】上記実施例において、変位センサ19,1
9A,19Bが歯面形状検出手段を、X軸移動装置1
4,40A,40BがX方向直線移動機構を、ガイドレ
ール15,33が支持体を、旋回テーブル13や駆動輪
36のサ−ボモータ36が回転機構を、制御回路28,
45が制御手段を、測定輪37が回転体を、ロ−タリエ
ンコ−ダ38が回転量検出手段をそれぞれ構成する。
9A,19Bが歯面形状検出手段を、X軸移動装置1
4,40A,40BがX方向直線移動機構を、ガイドレ
ール15,33が支持体を、旋回テーブル13や駆動輪
36のサ−ボモータ36が回転機構を、制御回路28,
45が制御手段を、測定輪37が回転体を、ロ−タリエ
ンコ−ダ38が回転量検出手段をそれぞれ構成する。
【0043】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
被測定用歯車の回転中心から半径方向に延設される支持
体が両持ち構造になっているから、装置の構成要素を剛
性の小さいもので構成でき、これに伴い歯車が大径にな
っても装置を小型、軽量化することができ、歯形の測定
精度も向上できる。また、請求項2の発明によれば、支
持体に回転力を与えるアクチュエータを小型化できる。
さらに、請求項3の発明によれば、被測定用歯車の回転
中心から半径方向に延設される支持体を両持ち構造にす
るとともに、支持体の旋回先端側で検出された回転量を
用いてθ回転制御を行うようにしたので、歯車が大径に
なっても装置の小型、軽量化が可能になるとともに、回
転量検出手段の分解能を上げることなく回転機構の旋回
角度の割出し精度を向上できる。
被測定用歯車の回転中心から半径方向に延設される支持
体が両持ち構造になっているから、装置の構成要素を剛
性の小さいもので構成でき、これに伴い歯車が大径にな
っても装置を小型、軽量化することができ、歯形の測定
精度も向上できる。また、請求項2の発明によれば、支
持体に回転力を与えるアクチュエータを小型化できる。
さらに、請求項3の発明によれば、被測定用歯車の回転
中心から半径方向に延設される支持体を両持ち構造にす
るとともに、支持体の旋回先端側で検出された回転量を
用いてθ回転制御を行うようにしたので、歯車が大径に
なっても装置の小型、軽量化が可能になるとともに、回
転量検出手段の分解能を上げることなく回転機構の旋回
角度の割出し精度を向上できる。
【図1】本発明の第1の実施例の平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】第1の実施例の制御系を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】測定原理を示す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す平面図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】第2の実施例の制御系を示すブロック図であ
る。
る。
13 旋回テ−ブル 14 X軸移動装置 15 ガイドレール 16 Y軸移動装置 17 Z軸移動装置 19,19A,19B 変位センサ 19a プローブ 21 キャスタ 28 制御回路 30 支持部材 33 ガイドレール 34 脚部 35 駆動輪 36 サ−ボモータ 37 測定輪 39 Y軸移動装置 40A,40B X軸移動装置 41A,41B Z軸移動装置 45 制御回路
Claims (3)
- 【請求項1】 インボリュート歯形の被測定用歯車を不
動のままその歯形を測定する装置であって、 前記被測定用歯車の歯面と接触するプローブを有し、歯
形形状に応じた検出信号を出力する歯面形状検出手段
と、 歯面上のピッチ点と歯車中心とを結ぶ直線との間で圧力
角を規定する半径線に対して直交するX方向に前記検出
手段を直線移動させるX方向直線移動機構と、 前記被測定用歯車の回転中心を通るY方向に沿い半径方
向に延設されるとともに歯車の回転中心を中心に旋回可
能に支持され、前記検出手段を歯車の半径方向に移動可
能に支持する支持体と、 前記支持体の歯車の外周端側を回転移動可能に支持する
キャスタと、 前記前記支持体を歯車の回転中心回りに回転させて前記
検出手段を回転させる回転機構と、 前記検出手段のプローブが基準インボリュート歯形を描
きながら歯面をなぞるように前記回転機構およびX方向
直線移動機構を連動させる制御手段とを備えたことを特
徴とする歯車測定装置。 - 【請求項2】 インボリュート歯形の被測定用歯車を不
動のままその歯形を測定する装置であって、 前記被測定用歯車の歯面と接触するプローブを有し、歯
形形状に応じた検出信号を出力する歯面形状検出手段
と、 歯面上のピッチ点と歯車中心とを結ぶ直線との間で圧力
角を規定する半径線に対して直交するX方向に前記検出
手段を直線移動させるX方向直線移動機構と、 前記被測定用歯車の回転中心を通るY方向に沿い半径方
向に延設されるとともに歯車の回転中心を中心に旋回可
能に支持され、前記検出手段を歯車の半径方向に移動可
能に支持する支持体と、 前記支持体の歯車の外周端側を回転移動可能に支持する
キャスタと、 このキャスタを回転駆動する駆動モータと、 前記前記支持体を歯車の回転中心回りに回転可能に支持
する支持機構と、 前記検出手段のプローブが基準インボリュート歯形を描
きながら歯面をなぞるように前記回転機構およびX方向
直線移動機構を連動させる制御手段とを備えたことを特
徴とする歯車測定装置。 - 【請求項3】 インボリュート歯形の被測定用歯車を不
動のままその歯形を測定する装置であって、 前記被測定用歯車の歯面と接触するプローブを有し、歯
形形状に応じた検出信号を出力する歯面形状検出手段
と、 歯面上のピッチ点と歯車中心とを結ぶ直線との間で圧力
角を規定する半径線に対して直交するX方向に前記検出
手段を直線移動させるX方向直線移動機構と、 前記被測定用歯車の回転中心を通るY方向に沿い半径方
向に延設されるとともに歯車の回転中心を中心に旋回可
能に支持され、前記検出手段を歯車の半径方向に移動可
能に支持する支持体と、 前記支持体を歯車の回転中心回りに回転させて前記検出
手段を回転させる回転機構と、 前記支持体の歯車の外周端側を回転移動可能に支持し、
その回転に応じて回転する回転体を有する支持手段と、 前記回転体の回転量を検出して前記歯面形状検出手段の
回転量を検出する回転量検出手段と、 少なくとも前記回転量検出手段で検出される前記歯面形
状検出手段の回転量に基づいて、前記検出手段のプロー
ブが基準インボリュート歯形を描きながら歯面をなぞる
ように前記旋回機構およびX方向直線移動機構を連動さ
せる制御手段とを備えたことを特徴とする歯車測定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3341291A JPH05172502A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 歯車測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3341291A JPH05172502A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 歯車測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05172502A true JPH05172502A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18344922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3341291A Pending JPH05172502A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 歯車測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05172502A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000111306A (ja) * | 1998-10-07 | 2000-04-18 | Nsk Ltd | 位相検出装置 |
KR100481808B1 (ko) * | 2002-04-12 | 2005-04-11 | 한국기계연구원 | 비접촉식 기어 측정장치 |
CN110879033A (zh) * | 2019-11-20 | 2020-03-13 | 安徽文质信息科技有限公司 | 一种飞机轮胎形状检测用高精度自动型对比测量装置 |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP3341291A patent/JPH05172502A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000111306A (ja) * | 1998-10-07 | 2000-04-18 | Nsk Ltd | 位相検出装置 |
KR100481808B1 (ko) * | 2002-04-12 | 2005-04-11 | 한국기계연구원 | 비접촉식 기어 측정장치 |
CN110879033A (zh) * | 2019-11-20 | 2020-03-13 | 安徽文质信息科技有限公司 | 一种飞机轮胎形状检测用高精度自动型对比测量装置 |
CN110879033B (zh) * | 2019-11-20 | 2021-07-02 | 台州智奥通信设备有限公司 | 一种飞机轮胎形状检测用高精度自动型对比测量装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
SU1025340A3 (ru) | Способ контрол профил зубьев зубчатого колеса и устройство дл его осуществлени | |
JPH05248801A (ja) | 割出し機構 | |
JPS6232302A (ja) | 3次元測定方法及び装置 | |
KR20070042717A (ko) | 진원도 측정장치 및 그 측정방법 | |
JP2015068740A (ja) | 真円度測定装置 | |
JPH05172502A (ja) | 歯車測定装置 | |
JP2002005653A (ja) | ねじ寸法測定方法及び装置 | |
JPH0341310A (ja) | 歯車測定装置 | |
JP3995333B2 (ja) | ねじ軸の測定方法およびその測定装置 | |
US3397459A (en) | Gearwheel testing recorder | |
JP3168334B2 (ja) | 三次元座標測定機 | |
JPH06129953A (ja) | タイヤの剛性測定装置 | |
JP3042157U (ja) | 三次元座標測定機 | |
JP4437430B2 (ja) | 円すい面形状測定装置 | |
JPH05157551A (ja) | 歯車測定装置 | |
CN221325886U (zh) | 一种用于圆柱及圆锥齿轮副滚动检查实验设备 | |
JP2855834B2 (ja) | ねじ精度測定方法 | |
JPH0240488Y2 (ja) | ||
JP2504561B2 (ja) | 形状測定装置 | |
JPH0854204A (ja) | 平面形状測定装置 | |
JPS5842402B2 (ja) | 計測装置 | |
JPH041448Y2 (ja) | ||
JPH07218207A (ja) | 表面形状測定装置 | |
CN208366200U (zh) | 一种卧式球道轨迹测量仪 | |
SU1737254A1 (ru) | Устройство дл контрол погрешностей зубчатых колес |