JPH05171573A - 皮革様シート状物の製造法 - Google Patents

皮革様シート状物の製造法

Info

Publication number
JPH05171573A
JPH05171573A JP35555691A JP35555691A JPH05171573A JP H05171573 A JPH05171573 A JP H05171573A JP 35555691 A JP35555691 A JP 35555691A JP 35555691 A JP35555691 A JP 35555691A JP H05171573 A JPH05171573 A JP H05171573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diol
polyurethane elastomer
polyurethane
leather
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35555691A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2996797B2 (ja
Inventor
Teruo Tanaka
輝夫 田中
Tomotaka Fujioka
智孝 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Cordley Ltd
Original Assignee
Teijin Cordley Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Cordley Ltd filed Critical Teijin Cordley Ltd
Priority to JP35555691A priority Critical patent/JP2996797B2/ja
Publication of JPH05171573A publication Critical patent/JPH05171573A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2996797B2 publication Critical patent/JP2996797B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、ソフトな天然皮革様の繊細
なシボ感を有し、かつ屈曲耐久性、耐劣化性に優れ実用
性に優れた人工皮革の製造方法を提供することにある。 【構成】 熱収縮性繊維を含むウェブを面積収縮率30
%以上に熱処理し、熱プレスし、ついでポリウレタン溶
液に含浸、凝固させたのち、特定範囲の100%伸長応
力を有するポリウレタンエラストマーの溶液からなる塗
料を塗布、乾燥することを特徴とする皮革様シート状物
の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はソフトな天然皮革様の繊
細なシボ感を有し、かつ屈曲耐久性、耐劣化性に優れ実
用性に優れた人工皮革の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】天然皮革の代替物として近年人工皮革が
多く使用されている。銀付き天然皮革の代替物としては
従来ポリウレタン樹脂溶液などで含浸処理して基材層の
表面にポリウレタン樹脂等からなる多孔質層を形成さ
せ、さらにその表面にポリウレタン樹脂塗料を塗布した
物が開発されている。この場合はポリウレタン樹脂多孔
質層の厚さを薄くし、密度を下げること等によりソフト
性、シボ感を向上させている。しかしソフト感、皮革ら
しい反発性、繊細なシボ感はまだ十分ではない。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の目的は上記
欠点を改良し、よりソフト性に優れ天然皮革様の繊細な
シボを有する皮革様シート状物を提供するにある。
【0004】
【問題を解決するための手段】すなわち本発明は、「熱
収縮性繊維を含むウェブを熱処理し面積収縮率が少なく
とも30%である不織布とし、該不織布を熱プレスして
見掛密度を0.2〜0.40g/cm3 の繊維質基材と
し、ついで該繊維質基材をポリウレタン弾性体溶液に含
浸しその表面層は繊維質基材を構成する繊維とポリウレ
タン弾性体の両成分が複合して存在するように凝固させ
た後、その表面にイ)(a)脂肪族及び/又は脂環族ジ
イソシアネート、(b)分子量600〜4000のポリ
マージオール、(c)脂肪族ジアミン及び/又は脂環族
ジアミンから得られた100%伸長応力5〜40kg/cm
2 、切断伸度600%以上のポリウレタンエラストマー
[A]とロ)沸点60〜150℃のケトン、エステル、
エーテル、環状エーテル、アルコール及び炭化水素系溶
剤からなる群より選ばれた単独又は混合した溶剤、又は
これら溶剤にアミド系溶剤を20%以下の割合で混合し
た溶剤とからなる塗料を少なくとも固形分で2〜50g
/m2 塗布、乾燥して第1層を形成してなる皮革様シー
ト状物でありさらに第1層に100%伸長応力が40〜
150kg/cm2 のポリウレタンエラストマー[B]溶液
からなる塗料を固形分で1〜50g/m2 塗布し第2層
を形成してなる皮革様シート状物であり、さらに第2層
の表面に100%伸長応力100〜400kg/cm2 のポ
リウレタンエラストマー[C]の溶液からなる塗料を固
形分で1〜10g/m2 形成させることを特徴とする皮
革様シート状物の製造法」である。
【0005】本発明の繊維質基材を構成する熱収縮性繊
維は温水中、熱風中で収縮する合成繊維を用いることが
できる。好ましくはポリエチレンテレフタレートを主成
分とする繊維形成性ポリマーを紡糸した後、温水中で低
倍率で延伸して得られる熱収縮性繊維で70℃の温水中
で40%以上の収縮性を有するものである。本発明の目
的を達成するためには不織布の面積収縮率は少なくとも
30%とすることが必要であり、これを満たすためには
熱収縮性繊維の収縮率と混率を最適化する必要がある。
たとえば前述のポリエステル熱収縮性繊維で70℃の温
水中で40%以上の収縮率を有する繊維の場合、この繊
維を単独で使用するか又は他の収縮性を有しない繊維を
混合して用いる。
【0006】得られた繊維から不織布を作る方法は、公
知の方法を用いることができるが、繊維をカードにかけ
ランダムウエバー又はクロスラッパーでウェブを作成し
た後ニードルパンチングを施したものは有用である。
【0007】かくして作成したウェブを温水中、又は熱
風中で処理し面積収縮率を30%以上、好ましくは40
%以上とする。面積収縮率が30%に満たない場合、得
られたシート状物が折れシワが鋭角的で風合が紙状で好
ましくない。
【0008】ついで見掛密度が0.2〜0.40g/cm
3 となるように不織布を熱プレスする。見掛密度を0.
2〜0.40g/cm3 とするにはプレスする際の温度、
圧力、処理時間を調整する。熱プレスする際の温度は、
乾熱で処理する場合は、繊維の軟化温度以下で軟化温度
より30℃低い温度より高い温度で処理する。軟化温度
以上の温度では表面層が融着し、軟化温度より30℃以
上低い温度では不織布の密度アップ効果が少なく毛羽押
さえ効果も小さく好ましくない。
【0009】好ましくは、不織布重量に対して約50〜
200%含水させた状態で、加熱した平滑な表面をもっ
た金属板あるいはロールプレス機を使用し、湿熱で熱プ
レスし表面を毛羽伏せした平滑性に富む不織布とする。
見掛密度が0.2g/cm3 未満の場合は折れしわが大き
く、また0.40g/cm3 を越えると風合が硬くなり好
ましくない。
【0010】かくして得られた繊維質基材をポリウレタ
ン弾性体溶液に含浸し湿式又は乾式凝固法により多孔質
状に凝固させるが、本発明の目的物を得るためには繊維
質基材にポリウレタン弾性体の溶液、あるいは分散液を
含浸し余分な処理液をスクイズする際、その表面層は含
浸されたポリウレタン弾性体溶液のみの層とならず含浸
されたポリウレタン弾性体溶液と繊維質基材の繊維とが
相互に複合して存在するようにすることが必要である。
【0011】含浸に用いるポリウレタン弾性体は100
%伸長応力が20〜120kg/cm2 のポリウレタンであ
れば用いることができるが一般的にはジイソシアネート
は芳香族、脂肪族、脂環族系ジイソシアネート、ポリマ
ージオールはポリエステル系、ポリエーテル系、ポリカ
ーボネート系、鎖伸長剤には分子量200以下のジオー
ル、ジアミンを反応させて得られるものである。本発明
の好ましい態様として着用時の劣化にたいする抵抗性を
高める上でポリマージオールはポリエーテル系、ポリカ
ーボネート系の物の含有量をポリマージオール全重量の
50%以上とするのが好ましい。
【0012】つぎに含浸基材の表面層に形成されたポリ
ウレタン弾性体の多孔質を破壊しない有機溶剤と、
(a)脂肪族及び/又は脂環族ジイソシアネート、
(b)分子量600〜4000のポリマージオール、
(c)脂肪族ジアミン及び/又は脂環族ジアミンから得
られた100%伸長応力5〜40kg/cm2 、切断伸度6
00%以上のポリウレタンエラストマー[A]の溶液か
らなる塗料を固形分で2〜50g/m2 塗布する。ここ
でこのような特殊な物性を有するポリウレタンエラスト
マーの溶液を塗布する理由は、繊維質基材の繊維とポリ
ウレタン弾性体の多孔質から形成された複合表面層にお
ける界面破壊を防ぐことにある。すなわち複合表面層は
実用時繰り返し屈曲変形を受けた際、伸長又は圧縮変形
が生じ、その際、繊維とポリウレタン弾性体との界面で
破壊が生じ、ひび割れ、汚れの付着、雨水しみ込みなど
実用上品質欠陥が生ずる。これは繊維質基材の繊維とポ
リウレタン弾性体多孔質との間のモジュラス差が大きい
ことによる。かかる変形による繊維とウレタン多孔質と
の界面の破壊を防止するにはこの変形に追随し破断を生
じさせない塗料が有効である。このために塗料に使用す
るポリマーは100%伸長応力が5〜40kg/cm2 と比
較的低モジュラスで、かつ伸長試験における切断伸度が
600%以上、好ましくは10〜40kg/cm2 で700
〜900%のものが必要である。100%伸長応力が上
記より大きく、また切断伸度が上記より小さい場合、界
面の破壊を防ぐことが難しい。
【0013】また塗布する塗料は最終製品の表面外観、
平滑性などを損なうものであってはならない。このため
には塗料の溶剤はポリウレタン弾性体の多孔質を破壊し
たり荒らしたりしないものを用いる必要がある。これら
の目的を満たすものとしてはアセトン、メチルエチルケ
トン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどの
ケトン類、エチルアセテート、ブチルアセテートなどの
エステル類、テトラハイドロフラン、ジオキサンなどの
環状エーテル、エチルアルコール、プロピルアルコー
ル、ブチルアルコールなどのアルコール類、ベンゼン、
トルエン、キシレン、シクロヘキサンなどの炭化水素系
溶剤の単独又は混合溶剤からなり沸点が60〜150℃
のものであり、又はこれらにジメチルホルムアミドやジ
メチルアセトアミドなどのアミド系溶剤を20%以下の
割合で混合した溶剤でありこれらを選定して用いること
ができる。
【0014】これらの溶剤に溶解し前述の特性を有する
ポリウレタンエラストマー[A]はテトラブチレンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、シク
ロヘキシルジイソシアネート、3,3,5トリメチル、
5イソシアネート、メチル・シクロヘキシルイソシアネ
ート、4,4′・ジシクロヘキシルメタンジイソシアネ
ートなどの脂肪族及び/又は脂環族ジイソシアネート
(a)と分子量600〜4000のポリオキシエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメ
チレングリコールなどのエーテル系ポリマージオール、
ポリテトラメチレンカーボネートジオール、ポリヘキサ
メチレンカーボネートジオールなどのカーボネート系ポ
リマージオール、ポリエチレンアジペート、ポリブチレ
ンアジペート、ポリヘキサメチレンアジペートなどのエ
ステル系ポリマージオールなどのポリマージオール
(b)及びプロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、シクロヘキシルジアミン、3,3,5トリメチル・
5アミノメチル・シクロヘキシルアミン、4,4′ジア
ミノジシクロヘキシルメタンなどの脂肪族及び/又は脂
環族ジアミン(c)を反応させて得られるものである。
【0015】100%伸長応力を5〜40kg/cm2 の範
囲に調整するには反応させるイソシアネート成分と(ジ
アミン+ポリマージオール)成分とのモル比率を0.9
8〜1.02程度の範囲にし、ジアミンとポリマージオ
ールとの比率を変化させることによって調整することが
できる。またポリウレタンエラストマー[A]の切断伸
度を600%以上とするには、反応させる際、ポリウレ
タンエラストマーの重合度を十分高くする必要があり、
反応成分の化学的当量を合わせること、原料中の水分の
管理を十分行うことなどに注意して行う必要がある。
【0016】ポリウレタンエラストマー[A]の組成に
ついて本発明の好ましい態様としてポリマーグリコール
(b)が脂肪族カーボネートジオール、ポリアルキレン
エーテルジオールの単独又は混合物をポリマーグリコー
ルの少なくとも50重量%使用することで、これにより
耐劣化性に優れたシート状物を得ることが可能であり、
またポリアルキレンエーテルジオールとしてポリオキシ
エチレングリコールを使用することにより、透湿性の改
良が可能となる。
【0017】ポリウレタンエラストマー[A]の溶液か
らなる塗料には着色剤として染料、顔料などを添加して
もよい。しかし顔料などを多量に添加した場合、塗膜の
モジュラスが高くなり切断伸度が低下し本発明の目的を
達成できなくなる。従って添加量はポリウレタンエラス
トマーのモジュラスによって異なるがこれらの性質を低
下させない範囲にしなければならない。
【0018】ポリウレタンエラストマー[A]の溶液か
らなる塗料を塗布する方法はグラビアロールコーター、
リバースロールコーター、ナイフコーターなど既知の方
法によることができるが塗布量が2g/m2 未満では本
発明の効果が少なく、50g/m2 を越えると風合が硬
くなり、透湿性の低下が大きく好ましくない。
【0019】次に100%伸長応力が40〜150kg/
cm2 のポリウレタンエラストマー[B]の溶液からなる
塗料を固形分で1〜50g/m2 塗布する。100%伸
長応力が40〜150kg/cm2 のポリウレタンエラスト
マー[B]は前述のポリウレタンエラストマー[A]の
ソフトソルベントタイプで100%伸長応力を規定範囲
に合わせたものが使用できるほか、イソシアネートとし
てジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレンジイ
ソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシリレン
ジイソシアネートなどの芳香族系ジイソシアネートと分
子量600〜4000のポリオキシエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレング
リコールなどのエーテル系ポリマージオール、ポリテト
ラメチレンカーボネートジオール、ポリヘキサメチレン
カーボネートジオールなどのカーボネート系ポリマージ
オール、ポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペ
ート、ポリヘキサメチレンアジペートなどのエステル系
ポリマージオールなどのポリマージオール及びエチレン
グリコール、1,4ブタンジオール、1,6ヘキサンジ
オールなどのジオール、プロピレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミン、シクロヘキシルジアミン、3,3,5
トリメチル・5アミノメチル・シクロヘキシルアミン、
4,4′ジアミノジシクロヘキシルメタンなどの脂肪族
及び/又は脂環族ジアミンなどの鎖伸長剤とを反応させ
て得られる芳香族系ポリウレタンが使用できる。
【0020】100%伸長応力40〜150kg/cm2
ポリウレタンエラストマー[B]を得るにはイソシアネ
ート成分と(ポリマージオール+鎖伸長剤)成分のモル
比率を0.98〜1.02の範囲に調整し(鎖伸長剤/
ポリマージオール)のモル比率を変えることによって調
整することができる。
【0021】塗料に使用する溶剤は芳香族系ポリウレタ
ンを使用する場合は溶液の安定性を維持するうえでジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド
系溶剤を一部使用してもよい。
【0022】塗料中には着色剤として染料、顔料を適量
添加してもよいが、添加量の限度は使用するポリウレタ
ンエラストマーのモジュラスによって異なるが、添加量
の最適範囲は塗膜の強度、伸長性を損なわない範囲に止
めなくてはならない。ポリウレタンエラストマー[B]
の100%伸長応力が40kg/cm2 未満ではモジュラス
が低すぎ粘着性が強すぎたり、摩擦が高く、耐摩耗性に
劣るようになり、150kg/cm2 を越えるとモジュラス
が高く風合が硬く、低温時の屈曲性などが劣るようにな
り好ましくない。塗布量は1g/m2 未満では塗膜厚さ
が薄すぎ耐摩耗性、耐屈曲性が十分でない。50g/m
2 を越えると風合が硬く、シボ感が悪くなり好ましくな
い。好ましくは3〜20g/m2 の範囲である。
【0023】最後に最表面にポリウレタンエラストマー
[C]の溶液からなる塗料を1〜20g/m2 塗布す
る。ポリウレタンエラストマー[C]は10%伸長応力
が100〜400kg/cm2 のもので、好ましくは150
〜350kg/cm2 のものである。ポリウレタンエラスト
マー[C]の具体例は前述のポリウレタンエラストマー
[A]のソフトソルベントタイプで10%伸長応力を規
定範囲に合わせたものが使用できるほか、イソシアネー
トとしてジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレ
ンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネートなどの芳香族系ジイソシアネー
トと分子量600〜4000のポリオキシエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレ
ングリコールなどのエーテル系ポリマージオール、ポリ
テトラメチレンカーボネートジオール、ポリヘキサメチ
レンカーボネートジオールなどのカーボネート系ポリマ
ージオール、ポリエチレンアジペート、ポリブチレンア
ジペート、ポリヘキサメチレンアジペートなどのエステ
ル系ポリマージオールなどのポリマージオール及びエチ
レングリコール、1,4ブタンジオール、1,6ヘキサ
ンジオールなどのジオール、プロピレンジアミン、ヘキ
サメチレンジアミン、シクロヘキシルジアミン、3,
3,5トリメチル・5アミノメチル・シクロヘキシルア
ミン、4,4′ジアミノジシクロヘキシルメタンなどの
脂肪族及び/又は脂環族ジアミンなどの鎖伸長剤とを反
応させて得られる芳香族系ポリウレタンが使用できる。
【0024】10%伸長応力100〜400kg/cm2
ポリウレタンエラストマー[C]を得るにはイソシアネ
ート成分と(ポリマージオール+鎖伸長剤)成分のモル
比率を0.98〜1.02の範囲に調整し(鎖伸長剤/
ポリマージオール)のモル比率を大きくすることによっ
て調整することができる。これらのポリウレタンエラス
トマーの中でも降伏点が5〜25%にあるようなものが
最も好ましい。100%伸長応力が100kg/cm2 未満
では第1層、第2層とのモジュラス差が小さく繊細なシ
ボが得られ難く、400kg/cm2 を越えると伸度が低下
し、ひび割れ等が生じ易く好ましくない。また塗布量が
20g/m2 を越えると高モジュラス塗膜層が厚すぎ風
合が硬くなり耐屈曲性とりわけ低温耐屈曲性が劣るよう
になり、1g/m2 未満ではポリウレタンエラストマー
[B]の特性が残り摩擦係数が大きく滑りが悪くミシン
縫製等の加工性が劣るようになる。
【0025】ポリウレタンエラストマー[C]の溶液か
らなる塗料には染料、顔料、艶調整顔料等を適量添加し
てもよい。本発明の好ましい態様はポリウレタンエラス
トマー[B]、[C]のポリマージオールの少なくとも
50重量%がポリオキシエチレングリコールのものであ
り、これを使用することにより高い透湿性を有する皮革
様シート状物を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明の製造法により得られる皮革様シ
ート状物はソフトな天然皮革様の繊細なシボ感を有し、
かつ屈曲耐久性、耐劣化性に優れ実用性に優れた人工皮
革である。
【0027】以下本発明を実施例により詳細に説明す
る。以下に示す部は特に断りのない限り重量部を示す。
本発明の特性値はそれぞれ下記の方法により測定したも
のである。
【0028】10%、100%伸長応力 ポリウレタン樹脂塗料の溶液を堰の付いたガラス板に流
延し乾燥して得た厚さ約0.1〜0.15mmのポリウレ
タン樹脂フィルムを作成し、JIS K―6301―3
加硫ゴム引っ張り試験法により2号型ダンベル試験片を
作成する。これを23±2℃、60±5%RHの室内で
調湿した後、恒速引っ張り試験機にて引っ張り速度20
0mm/min で測定、10%、100%伸長時の荷重を試
験片の厚さから測定した断面積で除した値で示す。
【0029】見掛密度 不織布をタテ10cm×ヨコ10cmのサイズにカットし重
量を測定、これを総面積で除し1cm2 当たりの重量に換
算する。次にこの試験片の厚さを荷重150g/cm2
もとで測定し前述の重量を厚さで除し求める。
【0030】
【実施例1】 繊維質基材の製造 70℃の温水中での収縮率が50%のポリエチレンテレ
フタレート繊維(単糸繊度2デニール、長さ51mm)と
180℃で熱処理したとき10%の伸長性を示すポリエ
チレンテレフタレート繊維(単糸繊度2デニール、長さ
51mm)を80/20の割合で混合し、カードとクロス
ラッパーを用いて240g/m2 のウェブを作成した。
このウェブをニードルロッカールームに通し800本/
cm2 のニードルパンチをおこない、その後70℃の温水
中に5分間浸漬して元の面積の62%に収縮させた。こ
れをシリンダーベルト加圧機を用い0.12kg/cm2
圧力で加圧しつつ130℃で処理し重さが390g/m
2 、厚さ1.3mm、見掛密度0.30g/cm3 の不織布
(繊維質基材)を得た。
【0031】ポリウレタン弾性体の製造 585部のポリブチレンアジペート(分子量170
9)、311部のポリテトラメチレンエーテルグリコー
ル(分子量1493)、126部の2,2―ビス[4―
(β―ヒドロキシエトキシ)フェニル]プロパン、67
0部のジフェニルメタン―4,4′―ジイソシアネー
ト、0.05部のトリエチレンジアミン及び411部の
メチルエチルケトンの混合物を攪拌機つき反応器中で5
0℃で80分間反応させ、ポリウレタンのプレポリマー
を得た。次いで得られたプレポリマーに156部の1,
4―ブタンジオールと3.2部のトリエチレンジアミン
を加え6789部のメチルエチルケトンを徐々に滴下し
ながら、80℃で4時間反応を行った。かくして得られ
たポリウレタン溶液はスラリー状で濃度は20%であっ
た。
【0032】ポリウレタン含浸不織布の製造 上記ポリウレタン溶液100部にポリプロピレンオキサ
イドとポリオキシエチレンオキサイドとをジフェニルメ
タン―4,4′―ジイソシアネートと反応させた界面活
性剤5部を添加した後、攪拌しながら水30部を添加し
W/O型のエマルジョンを得た。
【0033】得られたエマルジョンに前記の繊維質基材
を浸漬しスクイズドクターで表面が上記ポリウレタンと
繊維とが両者存在するように余分なポリウレタンを掻き
取ったのち、メチルエチルケトンを10重量%含んだ3
0℃の水中に3分間浸漬した後60℃、50%RHの雰
囲気下で10分間処理して溶剤を蒸発させ、さらに10
0℃で10分間乾燥しポリウレタン含浸不織布を得た。
【0034】ポリウレタンエラストマー[A]の合成 分子量2920のポリテトラメチレングリコールと分子
量2800のポリヘキサメチレンカーボネートジオール
の1:1混合物750部、ジシクロヘキシルメタンジイ
ソシアネート210部を窒素置換した攪拌機つき反応器
に入れ、90℃で80分間反応させた後メチルエチルケ
トン(MEK)/トルエン(TOL)/ジメチルホルム
アミド(DMF)=50/42/8の割合で混合した溶
剤2100部を加えて溶解し40℃に冷却した。次いで
同じ混合溶剤90部に1,2プロピレンジアミン39部
を溶解したものを少しずつ添加し鎖伸長反応を6時間お
こなった後、ジブチルアミン3.5部を加え反応を停止
させ30℃で300ポイズのポリマー溶液を得た。得ら
れたポリマー溶液をDMFで10重量%に稀釈した後、
堰のついたガラス板上に流延し50℃で12時間粗乾燥
しさらに80℃で2時間真空乾燥しポリウレタンフィル
ムを作成した。このフィルムで測定した100%伸長応
力は21kg/cm2 で切断伸度は820%であった。
【0035】皮革様シート状物の製造 合成したポリウレタンエラストマー溶液[A]をMEK
/TOL/DMF=50/42/8の割合で混合した溶
剤を使用し濃度13%に希釈した後、該溶液を前記のポ
リウレタン含浸不織布の表面に80メッシュのグラビア
コーターで3回塗布し固形分で12g/m2 のポリウレ
タンエラストマー[A]溶液を塗布したシートを作成し
た。
【0036】一方、ポリウレタンエラストマー[A]溶
液を塗布しないポリウレタン含浸不織布を繰り返し屈曲
した際、繊維とポリウレタン弾性体との界面でひび割れ
が生じたのに対して本発明のシートは異常がなく人工皮
革用基材として有用なものであった。なお透湿度は6.
5mg/cm2 ・hrであった。
【0037】
【実施例2】 ポリウレタンエラストマー[B]の合成 分子量2010のポリテトラメチレングリコール585
部、ジフェニルメタンジイソシアネート330部を窒素
置換した攪拌機つき反応器に入れ80℃で60分間反応
させた。ついでMEK/DMF=50/50の混合溶剤
3640部を注加し冷却しながら溶解し、ついでジブチ
ルチンジラウレート0.2部を添加した後、1,4ブタ
ンジオール90部を前記と同じ混合溶剤360部に溶解
し1時間で注加し6時間反応させ、ジブチルアミン3.
5部を加え反応を停止させた。得られたポリマー溶液は
30℃で750ポイズ、100%伸長応力は110kg/
cm2 であった。
【0038】つぎにこのポリマー溶液にカーボンブラッ
クを含有するトナーをカーボンブラックに換算し5重量
%となるように加えMEK/DMF=70/30の混合
溶剤で希釈し濃度11%の塗料とした。これを110メ
ッシュのグラビアコーターで固形分に換算して15g/
2 となるように塗布した。つぎに天然皮革から型取り
したエンボスロールを用い150℃でエンボスし皮革様
シートを作成した。得られたシートはソフトで靴用材料
として優れたものであった。
【0039】
【実施例3】 ポリウレタンエラストマー[C]の合成 分子量795のポリテトラメチレングリコール443部
と3,3,5トリメチル、5イソシアネートメチルシク
ロヘキシルイソシアネート370部を窒素置換した攪拌
機つき反応器に入れ90℃で80分間反応させた後、M
EK/THF/DMF=20/40/40の混合溶剤3
260部を加え冷却しながら溶解し、40℃まで冷却し
た後、3,3,5トリメチル、5アミノメチルシクロヘ
キシルアミン184部を前記混合溶剤735部に溶解し
たものを注加し、40〜50℃で8時間鎖伸長反応を行
い、最後にジ―n―ブチルアミン3.5部を加え反応を
停止させた。得られたポリマー溶液は30℃で980ポ
イズ、10%伸長応力は320kg/cm2 であった。
【0040】皮革様シート状物の作成 前記のポリウレタンエラストマー溶液[C]を同じ混合
溶剤で10%に希釈したもの100部に艶消剤としてシ
リカ1部を添加した塗料を作成し実施例2で作成した皮
革様シートの表面に、110メッシュのグラビアコータ
ーを使用し固形分で3g/m2 となるように塗布した。
得られたシートはソフトで表を内曲げにしたときのシボ
感は天然皮革のように繊細で外観の優れたもので靴用、
ケース用等の皮革代替物として有用なものであった。
【0041】
【比較例1】実施例1で用いたニードルパンチウェブを
50℃の温水中で処理し収縮率を25%としベルト加圧
機を用い、見掛密度を0.17g/cm3 とした。この不
織布を使用し実施例1,2,3と同様の処理を行いシー
トを作成した。得られたシートは折れしわが鋭角的で靴
などに加工したときシワのまとまりが悪く皮革代替物と
しては好ましいものではなかった。
【0042】
【比較例2】実施例1で用いたポリウレタンエラストマ
ー[A]の代わりに分子量1500のポリテトラメチレ
ングリコール、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト、ジアミノジシクロヘキシルメタンとから合成した1
00%伸長応力が70kg/cm2 、切断伸度が450%の
ポリウレタンを使用し、実施例1,2,3と同様にシー
トを作成した。いずれも本発明の実施例1,2,3のシ
ート状物に比較し風合が硬く運動靴を作成し着用した
際、不織布の繊維に沿ってひび割れが生じ外観が著しく
悪いものとなった。
【0043】
【比較例3】実施例1で用いた混合溶剤をMEK/TO
L/DMF=20/40/40とするほかはすべて実施
例1と同様に処理を行いシートを作成した。ポリウレタ
ンエラストマー[A]の溶液からなる塗料を塗布した
際、ポリウレタン含浸不織布の表面が荒れ、その後実施
例2,3の処理を実施しても表面の平滑性は劣るものし
か得られなかった。
【0044】
【実施例4】 ポリウレタンエラストマー[A]の合成 分子量2884のポリエチレングリコールと分子量28
00のポリヘキサメチレンカーボネートジオールの7:
3の混合物750部、ジシクロヘキシルメタンジイソシ
アネート210部を窒素置換した攪拌機つき反応器に入
れ、90℃で80分間反応させた後メチルエチルケトン
(MEK)/トルエン(TOL)/ジメチルホルムアミ
ド(DMF)=50/42/8の割合で混合した溶剤2
100部を加えて溶解し40℃に冷却した。ついで同じ
混合溶剤90部に1,2プロピレンジアミン39部を溶
解したものを少しずつ添加し鎖伸長反応を6時間おこな
った後、ジブチルアミン3.5部を加え反応を停止させ
30℃で320ポイズのポリマー溶液を得た。
【0045】得られたポリマー溶液をDMFで10重量
%に希釈した後、堰の付いたガラス板上に流延し50℃
で12時間粗乾燥し、さらに80℃で2時間真空乾燥し
ポリウレタンフィルムを作成した。このフィルムで測定
した100%伸長応力は20kg/cm2 で切断伸度は80
0%であった。これを用い実施例1と同様に処理を行い
皮革様シートを作成した。得られたシートの透湿度は1
0.5mg/cm2 ・hrであり実施例1の6.5mg/cm2
hrと比較すると本実施例のシートの透湿度は優れてい
た。
【0046】
【比較例4】分子量2800のポリエチレンアジペート
と分子量2800のポリヘキサメチレンカーボネートジ
オールの7:3の混合物750部、ジシクロヘキシルメ
タンジイソシアネート210部を窒素置換した攪拌機つ
き反応器に入れ、90℃で80分間反応させた後メチル
エチルケトン(MEK)/トルエン(TOL)/ジメチ
ルホルムアミド(DMF)=50/42/8の割合で混
合した溶剤2100部を加えて溶解し40℃に冷却し
た。ついで同じ混合溶剤90部に1,2プロピレンジア
ミン39部を溶解したものを少しずつ添加し鎖伸長反応
を6時間おこなった後、ジブチルアミン3.5部を加え
反応を停止させ30℃で350ポイズのポリマー溶液を
得た。
【0047】得られたポリマー溶液をDMFで10重量
%に希釈した後、堰の付いたガラス板上に流延し50℃
で12時間粗乾燥し、さらに80℃で2時間真空乾燥し
ポリウレタンフィルムを作成した。このフィルムで測定
した100%伸長応力は23kg/cm2 で切断伸度は85
0%であった。これを用い実施例1と同様に処理を行い
皮革様シートを作成した。得られたシートを実用耐久性
と相関性がある80℃、95%RHの高温、高湿条件下
に1週間置き耐久性を評価した。その結果実施例1から
得られたシートは異常が認められないのに対し比較例4
のシートは劣化が生じ耐久性が不十分であった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // D06M 101:32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱収縮性繊維を含むウェブを熱処理し面
    積収縮率が少なくとも30%である不織布とし、該不織
    布を熱プレスして見掛密度を0.2〜0.40g/cm3
    の繊維質基材とし、ついで該繊維質基材をポリウレタン
    弾性体溶液に含浸しその表面層は繊維質基材を構成する
    繊維とポリウレタン弾性体の両成分が複合して存在する
    ように凝固させた後、その表面にイ)(a)脂肪族及び
    /又は脂環族ジイソシアネート、(b)分子量600〜
    4000のポリマージオール、(c)脂肪族ジアミン及
    び/又は脂環族ジアミン、又は分子量200以下のジオ
    ールとから得られた100%伸長応力5〜40kg/c
    m2 、切断伸度600%以上のポリウレタンエラストマ
    ー[A]とロ)沸点60〜150℃のケトン、エステ
    ル、エーテル、環状エーテル、アルコール及び炭化水素
    系溶剤からなる群より選ばれた単独又は混合した溶剤、
    又はこれら溶剤にアミド系溶剤を20%以下の割合で混
    合した溶剤とからなる塗料を少なくとも固形分で2〜5
    0g/m2 塗布、乾燥し第1層を形成させることを特徴
    とする皮革様シート状物の製造法。
  2. 【請求項2】 熱収縮性繊維を含むウェブを熱処理し面
    積収縮率が少なくとも30%である不織布とし、該不織
    布を熱プレスして見掛密度を0.2〜0.40g/cm3
    の繊維質基材とし、ついで該繊維質基材をポリウレタン
    弾性体溶液に含浸しその表面層は繊維質基材を構成する
    繊維とポリウレタン弾性体の両成分が複合して存在する
    ように凝固させた後、その表面にイ)(a)脂肪族及び
    /又は脂環族ジイソシアネート、(b)分子量600〜
    4000のポリマージオール、(c)脂肪族ジアミン及
    び/又は脂環族ジアミン、又は分子量200以下のジオ
    ールとから得られた100%伸長応力5〜40kg/c
    m2 、切断伸度600%以上のポリウレタンエラストマ
    ー[A]とロ)沸点60〜150℃のケトン、エステ
    ル、エーテル、環状エーテル、アルコール及び炭化水素
    系溶剤からなる群より選ばれた単独又は混合した溶剤、
    又はこれら溶剤にアミド系溶剤を20%以下の割合で混
    合した溶剤とからなる塗料を少なくとも固形分で2〜5
    0g/m2 塗布、乾燥し第1層を形成し、ついで100
    %伸長応力40〜150kg/cm2 のポリウレタンエラス
    トマー[B]の溶液からなる塗料を固形分で1〜50g
    /m2 塗布、第2層を形成させることを特徴とする皮革
    様シート状物の製造法。
  3. 【請求項3】 熱収縮性繊維を含むウェブを熱処理し面
    積収縮率が少なくとも30%である不織布とし、該不織
    布を熱プレスして見掛密度を0.2〜0.40g/cm3
    の繊維質基材とし、ついで該繊維質基材をポリウレタン
    弾性体に含浸しその表面層は繊維質基材を構成する繊維
    とポリウレタン弾性体の両成分が複合して存在するよう
    に凝固させた後、その表面にイ)(a)脂肪族及び/又
    は脂環族ジイソシアネート、(b)分子量600〜40
    00のポリマージオール、(c)脂肪族ジアミン及び/
    又は脂環族ジアミン、又は分子量200以下のジオール
    とから得られた100%伸長応力5〜40kg/cm2 、切
    断伸度600%以上のポリウレタンエラストマー[A]
    とロ)沸点60〜150℃のケトン、エステル、エーテ
    ル、環状エーテル、アルコール及び炭化水素系溶剤から
    なる群より選ばれた単独又は混合した溶剤、又はこれら
    溶剤にアミド系溶剤を20%以下の割合で混合した溶剤
    とからなる塗料を少なくとも固形分で2〜50g/m2
    塗布、乾燥し第1層を形成して100%伸長応力40〜
    150kg/cm2 のポリウレタンエラストマー[B]の溶
    液からなる塗料を固形分で1〜50g/m2 、第2層を
    形成し、ついでその表面に10%伸長応力100〜40
    0kg/cm2 のポリウレタンエラストマー[C]の溶液か
    らなる塗料を固形分で1〜20g/m2 塗布し第3層を
    形成させることを特徴とする皮革様シート状物の製造
    法。
  4. 【請求項4】 ポリウレタンエラストマー[A]のポリ
    マージオール(b)が脂肪族カーボネートジオール、ポ
    リアルキレンエーテルジオールの単独又は混合物を少な
    くとも50重量%含むポリマージオールである請求項1
    〜3に記載の皮革様シート状物の製造法。
  5. 【請求項5】 ポリウレタンエラストマー[A]のポリ
    マージオール(b)のポリアルキレンエーテルジオール
    がポリオキシエチレングリコールである請求項1〜4に
    記載の皮革様シート状物の製造法。
  6. 【請求項6】 ポリウレタンエラストマー[B]及びポ
    リウレタンエラストマー[C]のポリマージオールの少
    なくとも50重量%がポリオキシエチレングリコールで
    ある請求項1〜5に記載の皮革様シート状物の製造法。
JP35555691A 1991-12-24 1991-12-24 皮革様シート状物の製造法 Expired - Lifetime JP2996797B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35555691A JP2996797B2 (ja) 1991-12-24 1991-12-24 皮革様シート状物の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35555691A JP2996797B2 (ja) 1991-12-24 1991-12-24 皮革様シート状物の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05171573A true JPH05171573A (ja) 1993-07-09
JP2996797B2 JP2996797B2 (ja) 2000-01-11

Family

ID=18444598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35555691A Expired - Lifetime JP2996797B2 (ja) 1991-12-24 1991-12-24 皮革様シート状物の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2996797B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003306877A (ja) * 2002-04-17 2003-10-31 Pilot Ink Co Ltd 変色性合成皮革
KR100681377B1 (ko) * 2003-10-15 2007-02-09 주식회사 코오롱 신축성이 우수한 인공피혁
KR101556865B1 (ko) * 2014-12-05 2015-10-13 주식회사 에스제이 이노텍 각종 가구용 및 생활용품에 적용되는 폴리우레탄수지 코팅액을 이용한 친환경 합성피혁의 제조방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003306877A (ja) * 2002-04-17 2003-10-31 Pilot Ink Co Ltd 変色性合成皮革
KR100681377B1 (ko) * 2003-10-15 2007-02-09 주식회사 코오롱 신축성이 우수한 인공피혁
KR101556865B1 (ko) * 2014-12-05 2015-10-13 주식회사 에스제이 이노텍 각종 가구용 및 생활용품에 적용되는 폴리우레탄수지 코팅액을 이용한 친환경 합성피혁의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2996797B2 (ja) 2000-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4171391A (en) Method of preparing composite sheet material
JP3187357B2 (ja) 皮革様シート状物およびその製造方法
KR101152038B1 (ko) 인공피혁용 기재, 인공피혁 및 인공피혁용 기재의제조방법
KR20090127293A (ko) 은 부조 피혁양 시트 및 그 제조 방법
KR19990028305A (ko) 인조 피혁용 기포로서 유용한 비함침형 기재, 그로부터제조한 인조 피혁 및 그의 제조방법
KR101166273B1 (ko) 은 부조 인공 피혁
JP4012332B2 (ja) 耐摩耗性の良好な皮革様シート
JP2996797B2 (ja) 皮革様シート状物の製造法
JP2004211262A (ja) 耐摩耗性の良好な皮革様シート
JP2002030579A (ja) 立毛調皮革様シート状物およびその製造方法
JPH1017764A (ja) 無孔質膜型透湿性防水布帛用ポリウレタン樹脂組成物
KR100270169B1 (ko) 내구성이 우수한 습식 합성피혁의 제조방법
JP3457478B2 (ja) 皮革様シート
JP2000303368A (ja) スエード調皮革様シート
JPS5951632B2 (ja) 緻密かつしなやかな複合シ−ト状物
JP2801255B2 (ja) シート状物の製造方法
JP3973783B2 (ja) 皮革様シート
JP4104752B2 (ja) 皮革様シートおよびその製造方法
JPH04300368A (ja) 皮革様シート状物
JP3109762B2 (ja) 皮革様シート状物
KR100270167B1 (ko) 시트용 합성피혁의 제조방법
JP2813433B2 (ja) 皮革様シート状物
JP3053198B2 (ja) 皮革様複合シート状物
JPH10226970A (ja) 皮革様シートおよびその製造方法
JP4083317B2 (ja) 銀面層付皮革様シートおよびその製造方法