JPH0517155Y2 - - Google Patents

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JPH0517155Y2
JPH0517155Y2 JP1986204040U JP20404086U JPH0517155Y2 JP H0517155 Y2 JPH0517155 Y2 JP H0517155Y2 JP 1986204040 U JP1986204040 U JP 1986204040U JP 20404086 U JP20404086 U JP 20404086U JP H0517155 Y2 JPH0517155 Y2 JP H0517155Y2
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rotor
housing
crushing
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centrifugal
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ロータの回転による遠心力を利用し
て該ロータの外周を囲繞するハウジング内に鉱
石、岩石等の材料を振り出させることによつて、
材料の破砕及び整粒を行うようにした遠心破砕整
粒装置に関する。
(従来の技術と考案が解決しようとする課題) 従来のこの種の遠心破砕若しくは整粒装置とし
ては、例えば、実公昭43−30599号公報記載の
「遠心破砕装置用ボール」、特公昭53−33785号公
報記載の「砕塊装置」、特開昭61−216744号公報
記載の「破砕装置」等が知られている。
これら従来の装置は、高速回転するロータの略
中心部に材料を落下供給し、該材料を遠心力を利
用してロータの外周を囲繞するハウジング内に振
り出させることによつて、材料の破砕若しくは整
粒を行うようにしたものであつた。
しかしながら、従来の装置はいずれの場合もロ
ータからの1回の振り出しのみで破砕若しくは整
粒を行うようになしたものであるため、その破砕
整粒効果にはおのずと限度があり、十分な破砕比
及び粒形判定実積率(球形の度合い)が得られな
いという問題点があつた。
また、以上のように破砕整粒効果が少ないこと
から、投入される材料の大きさが制限されるとい
う問題点もあつた。
そこで、上述の問題点を解決するものとして、
実公昭39−8658号公報記載の「竪型衝撃破砕機」
や、特開昭62−197158号公報、特開昭62−197159
号公報、特開昭62−197160号公報にそれぞれ記載
の「粒形調整機」がある。
前者の「竪型衝撃破砕機」は、前記ロータに相
当する打撃板付き円盤と、ハウジングに相当する
衝撃板とを竪方向に複数個配設することによつ
て、破砕を複数回繰り返すようにしたものであ
り、この破砕の繰り返しにより、大きな破砕比が
得られるようになるが、整粒効果はほとんどな
く、従つて、別の装置で更に整粒する必要があ
り、生産性が悪いという問題点がある。
また、後者の「竪型衝撃破砕機」は、ロータ
と、前記ハウジングに相当する環状磨摺室とをそ
れぞれ上下2段以上連設することによつて整粒を
複数回繰り返すようにしたものであり、この整粒
の繰り返しにより、球状の度合いを表わす粒形判
定実積率を向上できるようになるが、もつぱら整
粒を目的としたものであるため、予め原料を破砕
機で目的の大きさに破砕処理する必要があり、前
者と同様に生産性が悪いという問題点がある。
本考案は、上述のような問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、1
台の装置で破砕と整粒が効率的に行われ、破砕比
が大きくかつ整形困難な材料でも粒形半定実績率
が向上すると共に、生産性の大幅な向上が可能な
遠心破砕整粒装置の提供にある。
(問題点を解決するための手段) 上述のような問題点を解決するために、本考案
の遠心破砕整粒装置では、 高速回転する第1ロータ及び第2ロータに材料
を順に落下供給し、該材料を遠心力を利用してロ
ータの外周を囲繞するハウジング内に振り出させ
ることによつて、材料の破砕及び整粒を行なうよ
うにした遠心破砕整粒装置であつて、 第1ロータの外周に第1ハウジングを設けると
共に、第1ハウジングには主に材料の破砕を行な
うアンビルを備え、かつ、前記第1ロータの下部
に、前記アンビルと第1ロータとの間に形成され
た落下口と連通する入口を備えると共にロータ径
を前記第1ロータのロータ径より大に形成した第
2ロータを設け、該第2ロータの外周に第2ハウ
ジングを設けると共に、第2ハウジングには主に
材料の整粒を行なうデツドストツク部を備え、か
つ、前記第1ロータと第2ロータを同一の回転軸
に備えた構成とした。
(作用) 本考案の遠心破砕整粒装置では、第1ロータの
外周に第1ハウジングを設けると共に、第1ハウ
ジングには主に材料の破砕を行なうアンビル(衝
突板)を備え、かつ、前記第1ロータの下部に、
前記アンビルと第1ロータとの間に形成された落
下口と連通する入口を備えると共にロータ径を前
記第1ロータのロータ径より大に形成した第2ロ
ータを設け、該第2ロータの外周には第2ハウジ
ングを設けると共に、第2ハウジングには主に材
料の整粒(粒形補正)を行なうデツドストツク部
を備えたことで、1台の装置で破砕と整粒が効率
的に行われ、破砕比が大きくかつ整形困難な材料
でも粒形判定実積率が向上すると共に、生産性の
大幅な向上が可能となる。
また、本考案では、第1ロータと第2ロータを
同一の回転軸に備えて回転軸を共用したことによ
り機構の簡略化と装置のコンパクト化が可能とな
る。
また、本考案では、第1ロータの周速が第2ロ
ータの周速より遅くなるように第2ロータのロー
タ径を第1ロータのロータ径より大に形成させて
いるので、両ロータの回転数が同一であつても材
料の破砕が過破砕になることはなく、従つて、不
要な粉(ダスト)の発生が抑制されて製品の歩留
まりを向上させることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
まず、実施例の構成を説明する。
この実施例の遠心破砕整粒装置Aは、第1図及
び第2図に示すように、材料供給装置1と、第1
ロータ2と、第1ハウジング3と、第2ロータ4
と、第2ハウジング5と、を主な構成として備え
ている。
前記材料供給装置1は、高速回転する第1ロー
タ2の略中心部に材料Gを落下供給するための装
置であり、この実施例ではその下端開口部10a
を第1ロータ2内の中心部に位置させた材料供給
管10の上部にホツパー11を備えた構成となし
ている。
また、前記第1ロータ2は、前記材料供給装置
1から落下供給された材料Gを、高速回転による
遠心力によつてその外周に放射状に振り出すため
のロータであり、この実施例では、第1図、第2
図に示すように、底板20の上面外周部に複数枚
の周壁21と山型案内板22を備え、各周壁2
1,21間を材料Gの振り出し口23となすと共
に、各案内板22の上面には環状の天板24を備
えた水平振り出し式のロータに形成されている。
また、この第1ロータ2は、回転基板6上に設け
られ、該回転基板6は、軸受60,60により垂
直に支持された回転軸61の上端部に取り付けら
れると共に、前記回転軸61の下端には電動モー
タ等の動力を伝達するためのプーリ62を備えて
いる。
また、前記第1ハウジング3は、前記第1ロー
タ2から放射状に振り出された材料Gをその外周
部で受け止めることによつて、該材料Gを衝撃力
で主に破砕するためのものであり、この実施例で
は、周側壁部30と、環状底板部31とによつて
構成され、周側壁部30の内周面に沿つて多数の
アンビルBが取付けられると共に、アンビルBと
前記第1ロータ2との間に環状の落下口7を形成
させている。また、前記環状底板部31は、第1
ロータ2の振り出し口23の下端部より少し低目
の位置に設けられている。
前記第2ロータ4は、前記第1ロータ2と第1
ハウジング3とによつて破砕され、落下口7から
下方へ落下した材料Gを入口8で受け、更に高速
回転による遠心力によつてその外周に振り出すた
めのロータであり、この実施例では、第2図に示
すように、前記第1ロータ2とほぼ同一の構成で
形成されている。尚、この実施例では、第2ロー
タ4の径を第1ロータ2の径より大きく形成させ
ている。これは、両ロータ2,4の周速が同じに
なると、材料の破砕が過破砕状態となり、不要な
粉(ダスト)の発生が多くなつて製品の歩留まり
が悪くなるので、第1ロータ2の径を小さくする
ことで周速を抑えるようにしたものである。
前記第2ハウジング5は、前記第2ロータ4か
ら放射状に振り出された材料Gをその外周部で受
け止めることによつて、該材料Gを衝撃力で主に
整粒するためのものであり、この実施例では、周
側壁部50と、環状底板部51とによつて構成さ
れ、周側壁部50と、環状底板部51とでデツド
ストツク部Dを形成させている。また、前記底板
部51は、第2ロータ4の振出口23の下端部よ
り少し低目の位置に設けられると共に、該底板部
51の内側端と第2ロータ4との間に環状の落下
口9を形成させている。
次に、実施例の作用を説明する。
この実施例の遠心整粒装置Aでは、上記構成よ
り成るため、材料供給装置1のホツパー11内に
供給された材料Gは、材料供給管10を通つてそ
の下端開口部10aより第1ロータ2の中心部に
落下供給されると共に、該第1ロータ2の高速回
転と案内板22により作用する遠心力によつて、
各振り出し口23からその外周へ放射状に勢いよ
く振り出されることになる。そして、この振り出
された材料Gは、第1ハウジング3における周側
壁部30の内面に多数備えられたアンビルBに衝
突する際の適度な衝撃力及び材料同志の衝突によ
る衝撃力によつて扁平または細長の材料が破砕細
分化され、材料Gの効果的な破砕が行われること
になる。
次に、以上のようにして破砕された材料Gは、
落下口7から第2ロータ4の入口8へ落下供給さ
れると共に、第2ロータ4からその遠心力によつ
て振り出されることになる。
そして、この振り出された材料Gは、この材料
Gの堆積により第2ハウジング5内に形成される
デツドストツク部Dの傾斜面に衝突する際の衝撃
力や材料同志の衝突による衝撃力によつて特に大
きな材料は更に破砕細分化されると共に、デツド
ストツク部Dの傾斜面をころがる際の堆積材料と
の複雑な表面衝突作用によつて角がとれ、球形に
近い形状に整粒され、角の少ない良好な粒形の製
品となつて環状の落下口9から外部へ排出される
ことになる。
従つて、1台の装置で破砕と整粒が効率的に行
われ、破砕比が大きくかつ整形困難な材料でも粒
形判定実積率が向上すると共に、生産性の大幅な
向上が可能となる。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計変更等があつても本考案に含まれる。
例えば、実施例では、第1ロータ及び第2ロー
タとしていずれも同一形式のロータを用いた場合
を示したが、形式の異なるロータを組み合わせる
ことも任意である。
(考案の効果) 以上説明してきたように本考案の遠心破砕整粒
装置にあつては、第1ロータの外周に第1ハウジ
ングを設けると共に、第1ハウジングには主に材
料の破砕を行なうアンビル(衝突板)を備え、か
つ、前記第1ロータの下部に、前記アンビルと第
1ロータとの間に形成された落下口と連通する入
口を備えると共にロータ径を前記第1ロータのロ
ータ径より大に形成した第2ロータを設け、該第
2ロータの外周に第2ハウジングを設けると共
に、第2ハウジングには主に材料の整粒(粒形補
正)を行なうデツドストツク部を備えたことで、
1台の装置で材料の破砕と整粒が効率的に行わ
れ、破砕比が大きくかつ整形困難な材料でも粒形
判定実積率が向上すると共に、生産性の大幅な向
上が可能となる。
また、第1ロータと第2ロータを同一の回転軸
に備えて回転軸を共用しているので機構の簡略化
と装置のコンパクト化が可能となる。
また、第1ロータと第2ロータを同一の回転軸
に備え、第1ロータの周速が第2ロータの周速よ
り遅くなるように第2ロータのロータ径を第1ロ
ータのロータ径より大に形成させているので、両
ロータの回転数が同一であつても材料の破砕が過
破砕になることはなく、従つて、不要な粉(ダス
ト)の発生が抑制されて製品の歩留まりを向上さ
せることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の遠心破砕整粒装置を示
す縦断面図、第2図は同装置のロータ部分を示す
平面図である。 1……材料供給装置、2……第1ロータ、3…
…第1ハウジング、4……第2ロータ、5……第
2ハウジング、7……落下口、8……入口、61
……回転軸、G……材料、B……アンビル、D…
…デツドストツク部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 高速回転する第1ロータ及び第2ロータに材料
    を順に落下供給し、該材料を遠心力を利用してロ
    ータの外周を囲繞するハウジング内に振り出させ
    ることによつて、材料の破砕及び整粒を行なうよ
    うにした遠心破砕整粒装置であつて、 第1ロータの外周に第1ハウジングを設けると
    共に、第1ハウジングには主に材料の破砕を行な
    うアンビルを備え、かつ、前記第1ロータの下部
    に、前記アンビルと第1ロータとの間に形成され
    た落下口と連通する入口を備えると共にロータ径
    を前記第1ロータのロータ径より大に形成した第
    2ロータを設け、該第2ロータの外周に第2ハウ
    ジングを設けると共に、第2ハウジングには主に
    材料の整粒を行なうデツドストツク部を備え、か
    つ、前記第1ロータと第2ロータを同一の回転軸
    に備えたことを特徴とする遠心破砕整粒装置。
JP1986204040U 1986-12-27 1986-12-27 Expired - Lifetime JPH0517155Y2 (ja)

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JPS5333785A (en) * 1976-09-09 1978-03-29 Sousuke Sumii Crown cap cover

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