JP4287732B2 - 粉粒体の解砕整粒装置 - Google Patents

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Description

本発明は、各種装置で造粒又は成形された湿潤凝集物や乾燥塊状物等の目的粒度以上の
粉粒体を解砕して、一定の粒度範囲に整える粉粒体の解砕整粒装置に関するものである。
今日、医薬、食品分野をはじめとする幅広い分野で混合、造粒、整粒操作が行われてお
り、製品生成過程における整粒操作は、粉粒体の品質向上、流動乾燥時等における流動化
の向上、更にはハンドリング改善などのための重要な単位操作の一つとなっている。
ここで、従来から使用されている粉粒体の解砕整粒装置は、粒度のコントロールをスク
リーンによって行なっていたため、該スクリーンが継続使用によって摩耗したり破損して
、製品粉粒体中にスクリーンの摩耗粉や破損片が混入する虞があり、そのためにこまめに
スクリーンをチェックする必要が生じ、厳格な品質維持管理を強いられていた。
また、湿潤材料の場合には、被処理物の物性によっては付着によるスクリーンの目詰ま
りが発生し、スクリーンの内部で被処理物を練ってしまうばかりか、造粒刃の衝撃力によ
り適正粒度を有した粒子をも解砕してしまい、微粉を多量に発生して収率が悪くなってし
まうと言う不都合も生じていた。
そこで、本件出願人は、先にスクリーンを使用しない粉粒体の解砕整粒装置を開発し、
特許出願を行なった(特許文献1)。
この粉粒体の解砕整粒装置は、材料投入口から供給された湿潤又は乾燥材料を所定の滞
留域を経て整粒する粉粒体の解砕整粒装置であって、該装置を構成するケーシング内に、
回転体と該回転体に所定間隔を存して対向離間する対向面部とを設けて間隙領域を形成し
、該間隙領域を、前記所定の間隙設定に適合した粒子の通過は許容するが不適合な粒子の
通過は不能とする粒度調整領域に構成し、前記間隙領域を通過不能な粒子は、前記間隙領
域の入口部又は面域部で、前記回転体の回動に連携して前記対向面部に接触せしめて間隙
領域を通過可能に解砕し、排出口より排出するように構成したものである。
特開2000−117131号公報
上記した特開2000−117131号公報に記載された粉粒体の解砕整粒装置は、ス
クリーンを使用することなく粒度のコントロールを行うものであるため、使用後における
洗浄作業、製品中へのスクリーンの摩耗粉や破損片の混入を回避すべく厳格な品質維持管
理、スクリーンの目詰まりなどスクリーン使用に起因する不具合を一切無くすことができ
るとともに、湿潤材料の場合は被処理物を練ってしまったり、湿潤材料、乾燥材料のいず
れの場合においても、適正粒度を有した粒子をも解砕して微粉を多量に発生して収率が悪
いという不具合も解消することができ、適正な粒度範囲で整粒を行うことができる粉粒体
の解砕整粒装置であった。
しかしながら、上記した粉粒体の解砕整粒装置においては、間隙領域を通過不能な粒子
は、単に回転体の回動に連携して対向面部に接触せしめて解砕する構造のものであるため
、乾燥塊状物で全体が硬いもの、或いは硬い芯を有するもの等は解砕することができず、
これらの解砕できない被処理物が回転体と対向面部との間の間隙領域に徐々に滞留し、処
理量が低下する憂いがあった。
また、上記した粉粒体の解砕整粒装置は、具体的には、回転体を略円錐状に、ケーシン
グを略切頭中空円錐状に形成し、回転体の下端周縁とケーシングの下端周縁との間に粒度
調整を行なう最狭間隙部を形成した構造のものであるため、この最狭間隙部において急激
に投入された粉粒体の通過が規制され、その部分に粉粒体が溜まるため、処理量があがら
ない、即ち、処理量が少ないと言う課題があった。
そこで、本発明の目的は、スクリーンを使用することなく、乾燥塊状物で全体が硬いも
の、或いは硬い芯を有する被処理物でも容易に解砕することができ、また処理量を増大さ
せることのできる粉粒体の解砕整粒装置を提供することにある。
上記した課題を解決するため、請求項1の本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置は、ケーシング内に、回転体と該回転体に所定間隙を存して対向離間する対向面部とを設けて間隙領域を形成し、該間隙領域を通過させて粉粒体を解砕・整粒する粉粒体の解砕整粒装置であって、前記回転体と対向面部とを、各々下方にいくに従いその間隙が徐々に狭くなる傾斜面部と、該傾斜面部に各々連なる略水平面部とで構成し、前記略水平面部間に最狭間隙領域を形成すると共に、前記回転体の傾斜面部の裾付近と前記回転体の略水平面部に各々補助ピンを設け、前記回転体の傾斜面部の裾付近に設けた補助ピンは平面視略円形で、前記回転体の略水平面部に設けた補助ピンは平面視略三角形であって、該平面視略三角形の補助ピンは回転体の回転方向にその頂点の一つを向け、かつ前記平面視略円形の補助ピンの回転方向直ぐ後方に位置するように配置されている構成とした。
上記した請求項の本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置によれば、スクリーンを使用することなく、回転体と該回転体に所定間隙を存して対向離間する対向面部とを設けて間隙領域を形成し、該間隙領域を通過させて粉粒体を解砕・整粒する構造であるため、スクリーン使用に起因する不具合を一切無くすことができると共に、適正な粒度範囲で整粒を行うことができる。
また、上記した請求項の本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置においては、粉粒体を解砕・整粒する間隙領域を形成する回転体と対向面部とを、各々下方にいくに従いその間隙が徐々に狭くなる傾斜面部と、該傾斜面部に各々連なる略水平面部とで構成し、前記略水平面部間に粒度調整を行なう最狭間隙領域を形成した構造としたため、投入された粉粒体は、回転体の回転に伴い傾斜面部を旋回しながら下方に移動し、また、回転体の回転に伴って遠心力を受けるため、略水平面部間に形成した最狭間隙領域に一気に粉粒体が流入することはなく、また該最狭間隙領域に粉粒体を押し出す効果も生じ、粉粒体が最狭間隙領域に溜まり難いものとなり、処理量を増大させることができる。
更に、上記した請求項の本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置においては、上記回転体の傾斜面部の裾付近と上記回転体の略水平面部に各々補助ピンを設け、上記回転体の傾斜面部の裾付近に設けた補助ピンは平面視略円形で、上記回転体の略水平面部に設けた補助ピンは平面視略三角形であって、該平面視略三角形の補助ピンは回転体の回転方向にその頂点の一つを向け、かつ上記平面視略円形の補助ピンの回転方向直ぐ後方に位置するように配置されているため、両補助ピンの共同作用により、回転体の回転とそれに伴う遠心力とによって、回転体の傾斜面部を旋回しながら下方に移動してきた粉粒体を、略水平面部間の入口付近に滞留させることなく速やかに最狭間隙領域に押し出すことができ、より粉粒体が最狭間隙領域に溜まり難いものとなり、処理量を増大させることができる。
以下、上記した本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置の好適な実施の形態を、図面に基づ
いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置の全体側面図であり、1はパイプ架台2に
取り付けられた内部が円形凹溝状に形成された基部ケーシング、3は前記基部ケーシング
1の上部側に複数のスタットボルト4によって着脱自在に装着された略切頭中空円錐状の
上部ケーシングである。
上記上部ケーシング3の上端には、ロート状のホッパー5がロッククランプ6によって
着脱自在に装着され、上記基部ケーシング1の下部側には、駆動装置7とそのケースカバ
ー8、及び排出シュート9がそれぞれ装着され、前記排出シュート9の下端には、製品回
収容器10がロッククランプ11によってやはり着脱自在に装着されている。また、12
は上記パイプ架台2に装着された本装置の操作盤である。
図2は、図1の側断面図であり、13は上記ケーシング1,3内に設けられた回転体で
あって、該回転体13は、略円盤状回転体14と、該略円盤状回転体14上部に一体的に
設けられた略円錐状回転体15とから構成されている。そして、この回転体13は、略円
錐状回転体15の頂部よりボルト16を螺着することで、上記駆動装置7の回転軸7aと
連結されている。また、この回転体13は、前記略円錐状回転体15を中空にすることに
よって、その重量が軽減されている。
図3は、図2の要部拡大断面図であり、17は上記回転体13の略円錐状回転体15の
外周壁面(傾斜面部)15aと、上部ケーシング3の内周壁面(傾斜面部)3aとの間で
画成される第1の間隙領域で、該第1の間隙領域17は、対向する両傾斜面部15a,3
aの傾斜角を異ならしめることにより下方へ向うほど幅狭となるよう構成されている。
但し、上記上部ケーシング3の傾斜面部3aの傾斜角が大き過ぎる、即ち、垂直に近づ
き過ぎると、ホッパー5に投入された粉粒体が一気に下方に移動して下部に溜まり、詰ま
りの原因となるために好ましくない。また、上記両傾斜面部15a,3aの傾斜角を大き
く異ならしめ、第1の間隙領域17を急激に狭くなるものとすると、投入された粉粒体が
やはり下部に溜まり、詰まりの原因となるために好ましくない。上記の観点から、対向す
る両傾斜面部15a,3aの各々の具体的な傾斜角としては、略円錐状回転体15の傾斜
面部15aの角度が30〜50度、上部ケーシング3の傾斜面部3aの角度が35〜65
度が適当であり、該対向する両傾斜面部15a,3aの間で画成される第1の間隙領域1
7の水平断面の面積は、その上部と下部において略等しいものとすることが好ましい。
上記のように第1の間隙領域17を画成する両傾斜面部15a,3aに適度な傾斜角を
持たせることにより、ホッパー5に投入された粉粒体は、回転体13の回転に伴い、略円
錐状回転体15の傾斜面部15aを旋回しながら下方に移動し、また、回転体13の回転
に伴って遠心力を受けるため、後記する第2の間隙領域24に一気に粉粒体が流入するこ
とはなく、また該第2の間隙領域24に粉粒体を押し出す効果も生じ、更には、粉粒体が
湿潤材料の場合は、略円錐状回転体15の傾斜面部15aを旋回することにより、微粒子
同士が凝集・造粒され、極めて狭い粒度範囲に整粒することが可能となる。
上記回転体13の略円盤状回転体14は、図3に示したように、基部ケーシング1の凹
溝状の内壁の下方及び側方に対して粉粒体排出域18を形成するよう所定空間を存して配
置され、また、上記略円錐状回転体15の底面(接合面)の外径は、前記略円盤状回転体
14のそれよりも小径に設定されている。更に、前記略円盤状回転体14の下面部には、
粉粒体の排出をスムーズに行うためのローター片19が放射状に120度間隔で3個設け
られており、該ローター片19が上記回転体13と共に回動することにより、整粒された
粉粒体を、基部ケーシング1の内壁底部の外周側の一部に形成された排出孔20からスム
ーズに排出シュート9に排出されるように構成されている。
なお、上記ローター片19は、単なる平板状ではなく、外周部を除く中央部が切り欠か
れた形状であることが好ましく、この様な形状にすることにより、ローター片19の回動
による気流の発生を極力抑えて排出中の粉粒体の再凝集を防止すると共に、湿潤材料の場
合にローター片19がこの湿潤材料を基部ケーシング1の内壁に押しつけて、この間で湿
潤材料を練ってしまうことを防止することができる。
上記略円盤状回転体14の外周上端縁は断面略L字型に切り欠かれており、その部分に
リング部材21が装着されている。また、上記上部ケーシング3には、前記リング部材2
1に対して所定間隙を存して対向離間する対向面部を構成するリング部材22が複数のス
タットボルト23によって着脱自在に装着されている。そして、前記上部ケーシング3に
装着されたリング部材22の下面と、前記略円盤状回転体14に装着されたリング部材2
1の上面との間に、第2の間隙領域24が画成されている。
図4は、上記第2の間隙領域24の要部説明図であって、上記上部ケーシング3に装着
されたリング部材22の、回転軸芯方向で略円盤状回転体14に装着されたリング部材2
1に対向する角部が断面三角形状に切り欠かれ、前記リング部材21の上面(略水平面部
)21aと対向する第2の傾斜面部22aが形成され、該第2の傾斜面部22aに連なる
リング部材22の下面(略水平面部)22bと、リング部材21の上面(略水平面部)2
1aとの間に最狭間隙領域25が形成されている。
上記のように、上部ケーシング3に装着されたリング部材22の角部を切り欠き、略円
盤状回転体14に装着されたリング部材21の上面(略水平面部)21aと対向する第2
の傾斜面部22aを形成することにより間口を広げ、そこに回転体13の回転による遠心
力等により押し出された粉粒体を呼び込み、最狭間隙領域25における粉粒体の食い込み
を良くしている。この観点から、上記第2の傾斜面部22aの傾斜角は、上部ケーシング
3の内周壁面(傾斜面部)3aの傾斜角より水平に近い角度に形成することが好ましく、
具体的には、第2の傾斜面部22aの傾斜角は、10〜35度が適当である。
なお、上記最狭間隙領域25を形成するリング部材22の下面22bとリング部材21
の上面21aとは、共に水平面としても良いが、両部材を半径方向下向きに0〜10度程
度傾斜させた略水平面としても良い。但し、両部材を逆に半径方向上向きに傾斜させると
、粉粒体の排出が困難となるために好ましくない。
上記最狭間隙領域25を形成する部分のリング部材21の上面には、スパイク状の突起
部26が形成されており、該スパイク状の突起部26は、図5に示したように、リング部
材21の外周上面に、半径方向と円周方向に所定間隔を存して回転軸芯を中心に半径方向
に2列設けられている。一方、上記最狭間隙領域25を形成する部分の他方のリング部材
22の下面にも、スパイク状の突起部27が設けられ、該スパイク状の突起部27は、図
6に示したように、リング部材22の外周下面に、円周方向に所定間隔を存して回転軸芯
を中心に1列設けられている。このリング部材22の下面に設けられた突起部27は、図
4及び図7に示したように、前記リング部材21の上面に設けられた2列の突起部26,
26の間を通過するように配置されている。
上記のように最狭間隙領域25を形成する部分の両リング部材21,22の各々の対向
面に突起部26,27を設けることにより、ホッパー5に投入され、上記した第1の間隙
領域17を経て第2の間隙領域24に達した粉粒体は、例え乾燥塊状物で全体が硬いもの
、或いは硬い芯を有するものであっても、該突起部26,27によって効率的に解砕・整
粒され、該最狭間隙領域25に滞留することなく粉粒体排出域18に排出される。
上記突起部26,27は、具体的には、回転体13の直径が20cmの本装置の場合、リング部材21には1条当たり36個の突起部26を設けてあり、各突起部の円周方向の長さは約11mm、隣り合う突起部間の距離も約11mm(各々5度ずつ等間隔)、半径方向の幅は2mm、高さは1mm、また隣の列の突起部との距離は4mmであり、この2列の突起部は円周方向に位相をずらさず、同じ位置(並行)に形成してある。また、他方のリング部材22の突起部27の各寸法は、上記突起部26のそれと略同じであるが、該突起部27の平面視形状は、図6及び図7に示したように、両突起部26,27間を通過する粉粒体の流れを遮る形状、例えば略平行四辺形にすることが好ましく、具体的には、リング部材22の法線と突起部27の短辺とがなす角度は45度(粉粒体の通過を遮る方向に傾斜する)程度であることが好ましい。
なお、上記突起部26,27の形状、寸法などは上記に限らず、任意に設定できることは言うまでのないが、ただ、両リング部材21,22に突起部を各々設けていることが必要であり、例えば、一方が平面であれば、ショートパスが発生して良好な解砕・整粒は期待できない。
両リング部材21,22の対向する略水平面部21a,22b間に形成される最狭間隙
領域25の最狭間隙距離は、上記一方のリング部材の突起部の先端と他方のリング部材の
平面との距離となるが、この最狭間隙距離は処理する粉粒体の目標最大粒子径(なお、平
均粒子径は、最狭間隙距離だけでなく、回転体の回転数、粉粒体の供給量などにも依存す
る。)によって任意に設定される。本実施例の場合、略円盤状回転体14に装着するリン
グ部材21は厚さはそのままとし、上部ケーシング3に装着するリング部材22の厚さを
適宜変えることにより、最狭間隙距離を調整している。例えば、最狭間隙距離が0.8m
m、1.5mm、2mm、3mm、4mmになるように種々の厚さのリング部材22を用
意している。但し、上記最狭間隙距離を0.5mm以下に設定することは、回転体13を
高速回転させること、また突起部26,27の存在を考慮した場合、危険であるために好
ましくない。
なお、両リング部材21,22間の間隔の調整は、上記の方法に限らず、リング部材及
び/又は回転体を上下動する構造によっても行なうことができる。
図3等において、28は解砕ピンであり、該解砕ピン28は、例えば供給材料が乾燥材
料である場合に該供給材料を粗解砕するためのものであり、上記第1の間隙領域17のホ
ッパー5側に位置する上記上部ケーシング3の傾斜面部3aと、略円錐状回転体15の傾
斜面部15aとに各々所定間隔を存して着脱自在に設けられている。
ここで、上記解砕ピン28は、図3に示したように、投入された粉粒体が略円錐状回転
体15の傾斜面部15aに取り付けられた解砕ピン28に先ず当たるように、即ち、略円
錐状回転体15の傾斜面部15aに取り付けられた解砕ピン28が上部ケーシング3の傾
斜面部3aに取り付けられたそれよりも上位にあるように取付けられていることが好まし
い。また、略円錐状回転体15の傾斜面部15aに取り付けられた解砕ピン28は、2列
又はそれ以上であることが好ましい。
具体的には、上記解砕ピン28は、図8に示したように、略円錐状回転体15の傾斜面
部15aに半径方向に3列、各々周方向に等間隔をあけて6個取り付けられており、また
半径方向には千鳥状に取り付けられている。また、上部ケーシング3の傾斜面部3aには
図3に示したように、前記略円錐状回転体15の傾斜面部15aに取り付けた上2列の解
砕ピン28,28の間に位置するように、周方向に等間隔をあけて6個の解砕ピン28が
1列取り付けられている。
なお、この解砕ピン28は、供給材料が乾燥粗大粒子で、第1の間隙領域17に挟まり
下方の第2の間隙領域24に移動できないような場合に、該供給材料を粗粉砕して前記第
2の間隙領域24における解砕・整粒を補助するために使用されるものであるため、前記
粗粉砕を必要としない場合には取り外されるものである。また、処理する粉粒体にかなり
大きな塊が含まれている場合、回転体13を回転軸7aに連結するための上記ボルト16
の頭部に、各種形状と大きさのピン(角)を取り付けても良い(図示省略)。
また、図3等において、29は略円錐状回転体15の傾斜面部15aの裾端縁に取り付
けられた補助ピン、30は第2の間隙領域24の入口付近に位置するリング部材21の略
水平面部21aに取り付けられた補助ピンである。両補助ピン29,30の共同作用によ
り、回転体13の回転とそれに伴う遠心力とによって、略円錐状回転体15の傾斜面部1
5aを旋回しながら第1の間隙領域17から第2の間隙領域24に移動してきた粉粒体を
、該第1の間隙領域17の下部と第2の間隙領域24の入口付近に滞留させることなく、
速やかに最狭間隙領域25に押し出すことができる。
上記両補助ピン29,30の形状は、平面視円形、長方形、正方形、三角形等適宜その
形状を変更すると共に、その取付け角度も適宜変更して粉粒体の押出効果を確認したとこ
ろ、略円錐状回転体15の傾斜面部15aの裾端縁に取り付けられる補助ピン29の形状
は、平面視略円形のものが好ましく、リング部材21の略水平面部21aに取り付けられ
る補助ピン30の形状は、平面視略三角形で、その三角形の一つの頂点が回転体13の回
転方向を向くように取り付けられていることが好ましいものであった。また、両補助ピン
29,30の位置関係は、図8に示したように、上記解砕ピン28に続いて、各々6個の
補助ピン29,30が千鳥状に配置されていることが好ましいものであった。なお、各々
3個ずつの補助ピン29,30を配置しても良いが、この場合は、図8において黒く塗り
潰した補助ピン29,30の位置関係、即ち、平面視略三角形の補助ピン30は、平面視
略円形の補助ピン29の回転方向直ぐ後方に位置するように配置されていることが、粉粒
体の押出効果を高めるたうえで好ましいものであった。
なお、上記両補助ピン29,30の形状、位置関係などは上記のものに限定されるもの
ではないが、補助ピンの一方だけでは押出効果は充分ではなく、両者が揃って初めて大き
な押出効果を奏する。
上述の如く構成された本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置においては、回転体13が回
動した状態で、原料である湿潤凝集物や乾燥塊状物等の粉粒体をホッパー5から供給する
と、該供給された粉粒体は、先ず第1の間隙領域17において、乾燥粗大粒子は解砕ピン
28による粗解砕を受けるともに、湿潤微粒子は回転体13の回転に伴う転動作用により
凝集・造粒されることが期待できる。そして、第1の間隙領域17の下方に移動した粉粒
体は、回転体13の回転による遠心力、及び補助ピン29,30の共同作用による押出力
により、第1の間隙領域17の下部と第2の間隙領域24の入口付近に滞留することなく
、速やかに最狭間隙領域25に押し出される。
最狭間隙領域25に押し出された粉粒体は、間隙設定に適合した粒子はそのまま通過が
許容されるが、不適合な粒子は、例えそれが乾燥塊状物で全体が硬いもの、或いは硬い芯
を有するものであっても、該最狭間隙領域25に設けられた突起部26,27によって効
率的に解砕・整粒され、該最狭間隙領域25に滞留することなく、粉粒体排出域18に排
出される。そして、排出域18へ排出された粉粒体は、略円盤状回転体14の下面部に設
けられたローター片19によって排出孔20へ効率的に送り出され、排出シュート9を介
して製品回収容器10に回収される。
以上、本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置の好適な実施の形態を説明したが、本発明は
、何ら既述の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的思想の
範囲内において、種々の変形及び変更が可能であることは当然である。
例えば、上記好適な実施の形態においては、本発明装置を単体として用いた場合の粉粒
体の処理方法について説明したが、本発明装置のポッパー5を取り外し、上部ケーシング
3の直筒部を前段の各種造粒機又は成形機の排出管に接続すると共に、本発明装置の排出
シュート9を後段の各種装置の供給口に接続することにより、本発明装置を、一連のプラ
ントの一部として使用することも可能である。
試験例
以下、上記した本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置の種々の効果を裏付ける試験例を記
載する。
〔硬い造粒物の解砕・整粒試験〕
−試験例1−
上記した本発明の実施の形態に係る装置において、回転体13の直径が20cmで、最狭間隙領域25を形成する部分の両リング部材21,22の各々の対向面に突起部26,27を設け、最狭間隙距離を0.8mmとした装置(補助ピン29,30は取り外した)を用い、回転体13を4000rpmで回転させ、乳糖とコーンスターチの重量割合が5:1の混合粉〔バインダーとしてHPC−M(ヒドロキシプロピルセルロース)を混合粉に対して0.2wt%添加〕を攪拌型混合造粒機(株式会社奈良機械製作所製:NMG)を用いて運転条件と水分値を調整することにより造粒し、その後乾燥して得られた、平均粒子径が995μm、1000μm以上の粒子が49.8%含まれる硬い造粒物の解砕・整粒を行なった。
−試験例2−
上記試験例1において使用した装置に補助ピン29,30を取り付けた装置を用い、試験例1と同一の回転数で回転体13を回転させ、試験例1と同一の乳糖とコーンスターチの混合粉からなる硬い造粒物の解砕・整粒を行なった。
−試験例3−
特許文献1(特開2000−117131号公報)に記載された従来装置において、回転体の直径が20cmで、回転体の下端周縁とケーシングの下端周縁との間の最狭間隙部を0.8mmとした装置を用い、試験例1と同一の回転数で回転体を回転させ、試験例1と同一の乳糖とコーンスターチの混合粉からなる硬い造粒物の解砕・整粒を行なった。
上記試験例1〜3の試験結果を、表1に示す。
Figure 0004287732
この硬い造粒物の解砕・整粒試験により、最狭間隙領域25を形成する部分の両リング
部材21,22の各々の対向面に突起部26,27を設けることにより、硬い造粒物を効
率的に解砕することができ、処理量を増大させることができることが確認できた。また、
回転体13の傾斜面部15aの裾端縁、及び回転体13の略水平面部21aに各々補助ピ
ン29,30を設けることにより、さらに処理量を増大させることができることが確認で
きた。
〔比較的軟らかい造粒物の解砕・整粒試験〕
−試験例4−
上記した本発明の実施の形態に係る装置において、回転体13の直径が20cmで、最狭間隙領域25を形成する部分の両リング部材21,22を突起部26,27が無いフラットなリング部材に取り替え、最狭間隙距離を1.0mmとし、補助ピン29,30を取り付けた装置を用い、回転体13を3000rpmで回転させ、乳糖とコーンスターチの重量割合が5:1の混合粉〔バインダーとしてHPC−M(ヒドロキシプロピルセルロース)を混合粉に対して0.2wt%添加〕を攪拌型混合造粒機(株式会社奈良機械製作所製:NMG)を用いて運転条件と水分値を調整することにより造粒した、平均粒子径が880μm、1000μm以上の粒子が47.1%、74μm以下の粒子が4.2%含まれる比較的軟らかい造粒物の解砕・整粒を行なった。
−試験例5−
特許文献1(特開2000−117131号公報)に記載された従来装置において、回転体の直径が20cmで、回転体の下端周縁とケーシングの下端周縁との間の最狭間隙部を1.0mmとした装置を用い、試験例5と同一の回転数で回転体を回転させ、試験例5と同一の乳糖とコーンスターチの混合粉からなる比較的軟らかい造粒物の解砕・整粒を行なった。
上記試験例4及び5の試験結果を、表2及び図9に示す。
Figure 0004287732
この比較的軟らかい造粒物の解砕・整粒試験により、回転体13の傾斜面部15aの裾
端縁、及び回転体13の略水平面部21aに各々補助ピン29,30を設けることにより
、処理量を増大させることができることが確認できた。また、試験例5の従来装置に比し
て、試験例4において使用した本発明に係る装置は、粒度分布がシャープな粉粒体が得ら
れることが確認できた。
本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置の一実施の形態を示した全体側面図である。 図1に示した装置の側断面図である。 図1に示した装置の要部拡大側断面図である。 図1に示した装置の間隙領域の要部説明図である。 本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置において使用する一方のリング部材の一実施の形態を示した図であって、(a)は平面図、(b)はA−A線断面図、(c)はX部の拡大図である。 本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置において使用する他方のリング部材の一実施の形態を示した図であって、(a)は底面図、(b)はB−B線断面図、(c)はY部の拡大図である。 図5及び図6に示したリング部材に各々形成された突起部の位置関係を示す要部説明図である。 本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置において使用する回転体の一実施の形態を示した平面図である。 試験例4及び5の各々の処理品の粒度分布を示した片対数グラフである。
符号の説明
1 基部ケーシング
2 パイプ架台
3 上部ケーシング
3a 内周壁面(傾斜面部)
4 スタットボルト
5 ホッパー
6 ロッククランプ
7 駆動装置
7a 回転軸
8 ケースカバー
9 排出シュート
10 製品回収容器
11 ロッククランプ
12 操作盤
13 回転体
14 略円盤状回転体
15 略円錐状回転体
15a 外周壁面(傾斜面部)
16 ボルト
17 第1の間隙領域
18 粉粒体排出域
19 ローター片
20 排出孔
21 リング部材
21a 上面(略水平面部)
22 リング部材
22a 第2の傾斜面部
22b 下面(略水平面部)
23 スタットボルト
24 第2の間隙領域
25 最狭間隙領域
26 突起部
27 突起部
28 解砕ピン
29 補助ピン
30 補助ピン

Claims (7)

  1. ケーシング内に、回転体と該回転体に所定間隙を存して対向離間する対向面部とを設けて間隙領域を形成し、該間隙領域を通過させて粉粒体を解砕・整粒する粉粒体の解砕整粒装置であって、前記回転体と対向面部とを、各々下方にいくに従いその間隙が徐々に狭くなる傾斜面部と、該傾斜面部に各々連なる略水平面部とで構成し、前記略水平面部間に最狭間隙領域を形成すると共に、前記回転体の傾斜面部の裾付近と前記回転体の略水平面部に各々補助ピンを設け、前記回転体の傾斜面部の裾付近に設けた補助ピンは平面視略円形で、前記回転体の略水平面部に設けた補助ピンは平面視略三角形であって、該平面視略三角形の補助ピンは回転体の回転方向にその頂点の一つを向け、かつ前記平面視略円形の補助ピンの回転方向直ぐ後方に位置するように配置されていることを特徴とする、粉粒体の解砕整粒装置。
  2. 上記略水平面部の対向面に各々突起部を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の粉粒体の解砕整粒装置。
  3. 上記略水平面部の対向面に各々設けた突起部が、一方の面に設けた突起部が他方の面に設けた突起部の間を通過するように配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の粉粒体の解砕整粒装置。
  4. 上記略水平面部の対向面に各々設けた突起部が、少なくとの一方の面に設けた突起部が粉粒体の流れを遮る傾斜面を有する平面視略平行四辺形に形成されていることを特徴とする、請求項2又は3に記載の粉粒体の解砕整粒装置。
  5. 上記回転体が下部に略水平面部を有する略円錐状に形成され、上記ケーシングが下部に略水平面部を有する略切頭中空円錐状に形成され、上記間隙領域が前記ケーシングの内壁面と前記回転体の外壁面との間に形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の粉粒体の解砕整粒装置。
  6. 上記回転体の下部に形成された略水平面部と上記ケーシングの下部に形成された略水平面部の少なくともいずれか一方に、リング状部材が着脱自在に配設されているとことを特徴とする、請求項5に記載の粉粒体の解砕整粒装置。
  7. 上記回転体の傾斜面部及び/又は対向面部の傾斜面部に、解砕ピンが設けられていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の粉粒体の解砕整粒装置。
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