JPH0517068B2 - - Google Patents

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JPH0517068B2
JPH0517068B2 JP62101757A JP10175787A JPH0517068B2 JP H0517068 B2 JPH0517068 B2 JP H0517068B2 JP 62101757 A JP62101757 A JP 62101757A JP 10175787 A JP10175787 A JP 10175787A JP H0517068 B2 JPH0517068 B2 JP H0517068B2
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JP
Japan
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main motor
annular wall
bearing
gear
box
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62101757A
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English (en)
Other versions
JPS63269769A (ja
Inventor
Haruhisa Fujita
Masayuki Kuwayama
Seiji Kano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0517068B2 publication Critical patent/JPH0517068B2/ja
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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、車両用つりかけ式主電動機歯車箱
に関するものである。
〔従来の技術〕
第6図は電気車研究会発刊の「電気車の科学」
(1985−10月号)第48ページ「ED76形式電気機関
車駆動装置の信頼度向上について」に掲載されて
いる従来の歯車箱を示す斜視図である。
図において、符号1は上部箱、2は下部箱、
3,4は上部及び下部箱1,2に溶接された主電
動機への取付金具、5は上部箱1及び下部箱2を
締付固定する締付金具、6〜8は上部及び下部箱
1,2内の歯車潤滑油の洩れを防止するために、
シール部材例えばフエルト9〜11を嵌着させる
ための溝を有した押え金で、上部箱1及び下部箱
2にそれぞれ溶接止めされている。
また、第7図は上記第6図に示した従来の歯車
箱を用いた主電動機との組合せによる部分断面図
を示す。
図において、符号12は主電動機軸19に装着
されている小歯車、13は小歯車12と噛み合つ
ている車軸に装着の大歯車、14は主電動機軸1
9の軸受17を主電動機軸19上に拘束する軸受
止め、15は軸受17を収納して支持している軸
受箱20に軸受17を介して装着されて軸受箱2
0の端面を閉塞している軸受箱蓋、16は上記軸
受止め14と軸受箱蓋15との境界隙間、18は
軸受17を潤滑するためのグリース、21は歯車
潤滑油である。
次にこの従来装置の動作について説明する。
図示されていない主電動機が回転すると、その
主電動機軸19の端部に装着の小歯車12によ
り、大歯車13が回転し、この大歯車13の回転
によるかき上げによつて、歯車潤滑油21が歯車
箱1,2内で飛散する。このため、この歯車潤滑
油21の外部への洩れを防止するために、歯車箱
1,2と軸受箱蓋15との間はフエエルト9〜1
1によつてシールされている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の歯車箱は、以上のように構成されている
ので、歯車の噛合いによつて軸方向に飛散した歯
車潤滑油は、その歯車噛合い近傍に位置している
フエルト9と軸受箱蓋との間より歯車箱1,2の
外部に流出しやすく、また、軸受止め14と軸受
箱蓋15との境界隙間16より軸受箱20の内部
に進入し、軸受17の潤滑用のグリース18と混
合し、その結果はグリースを変質させて軸受潤滑
機能を低下させ、遂には軸受焼付き事故に到らし
めるという問題点があつた。
この発明は、上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、歯車潤滑油の外部流出を防
止できると共に、主電動機軸受箱内への進入をも
防止して、軸受保護もできる車両用つりかけ式主
電動機歯車箱を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る車両用つりかけ式主電動機歯車
箱は、小歯車側の主電動機軸受箱蓋と歯車箱の壁
部との間をシールするための歯車箱壁部に設置さ
れかつシール部材を保持している押え金の歯車箱
内側に、主電動機軸を囲繞するする環状壁が設け
られており、該環状の内径は、非回転部である主
電動機軸受箱蓋と回転部である軸受止めとの間の
境界隙間よりも小径に構成されているものであ
る。
〔作 用〕
この発明における車両用つりかけ式主電動機歯
車箱にあつては、押え金と軸受箱蓋との間、及
び、境界隙間が、歯車噛合い面に対し、防護壁と
なるように環状壁が設けられており、従つて、歯
車の噛合いによる歯車潤滑油の飛散は環状壁によ
つてさえぎられて直接には押え金と軸受箱蓋との
間、及び、境界隙間に到達せず、その結果、歯車
潤滑油の外部流出及び主電動機軸受箱内への進入
はない。
〔実施例〕
以下、この発明をその一実施例を示す図に基づ
いて説明する。
第1図及び第2図において、符号22は押え金
6に対し、歯車箱1,2の内側に向けて主電動機
軸19を囲繞するように設けられている環状壁で
あつて、その内径面は、第2図に示すように、フ
エルト9の内径部や境界隙間より小径に構成され
ている。
なお、符号23は、環状壁22の底部すなわち
外径側に設けられている排油穴である油戻し穴で
ある。
次に上記実施例の作用について説明する。
主電動機が回転すると、その主電動機軸19に
装着の小歯車12により、それと噛み合つている
大歯車13が回転する。
歯車箱12の底部に溜められている歯車潤滑油
21は、この回転によりかき上げられて、歯車箱
1,2内で飛散するものと、小歯車12及び大歯
車13の歯面に付着した歯車潤滑油21が歯面間
より軸心方向に飛散するものとがある。
この種の主電動機軸受の回転部である軸受止め
14と非回転部である軸受箱蓋15との境界隙間
16の位置はほとんどと言える程、歯車の噛合い
部に近接したところにあり、これは機器構成上避
けられず、従つて、上記の飛散する歯車潤滑油2
1は直接この境界隙間に当たることになり、従つ
て、この境界隙間16を通つて、軸受箱20内に
進入したり、あるいは、歯車箱1,2の押え金6
内のフエルト9によるシール部より外部流出する
ことに発展する。
それに対して、上記実施例では、押え金6の内
側に歯車噛合い面に対し、防護壁となるように構
成された環状壁を設けると共に、その内径を境界
隙間16より小径に構成しているので、飛散する
歯車潤滑油21を食い止め、外部流出、及び、軸
受箱内進入を防止することが可能となつている。
なお、当該環状壁22内に浸入した歯車潤滑油
は、環状壁22の底部に設けられている油戻し穴
23により、歯車箱1,2内に戻されることは言
うまでもない。
なお、上記実施例においては、環状壁22を押
え金6に取り付けているが、これに限らず、歯車
箱1,2の壁部に取り付けてもよく、また、軸心
方向に延長した外周板22aと軸心に直角な側板
22bとによつて環状壁22を構成しているが、
必ずしも軸心方向に延長した外周板22aによる
必要はなく、また、歯車潤滑油21の飛散進入を
より防止するために、第3図及び第4図に示すよ
うに、その内径側端部を主電動機側へ軸心方向に
曲折して環状壁22を構成してもよい。
更に、上記の実施例では、環状壁22の外径側
端部に、環状壁22内に入つた歯車潤滑油を排出
するための排油穴として油戻し穴23を設けてい
るが、第3図〜第5図に示すように、この排油穴
を、環状壁22の外周板22a及び側板22bの
少なくともいずれかに形成し、境界隙間16を軸
心と平行に投影した場合に、その投影が上記開口
には投影されないように形成した開口部23aと
してもよい。すなわち、第5図において、開口部
23aは、境界隙間16には軸心方向に直接に連
通せず、境界隙間16は側板22bの背後にある
ように、開口部23aが形成されている。もちろ
ん、この開口部23aの第5図における上辺を直
線とせず、境界隙間16と同心円の円弧で形成し
てもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、シール部材
保持の押え金の歯車箱内側に主電動機軸を囲繞す
る環状壁を設け、その環状壁の内径は軸受箱蓋と
軸受止めとの間の境界隙間よりも小径に構成して
いるので、飛散した歯車潤滑油がシール部材と軸
受箱蓋との間から外部に流出するのを防止するこ
とができ、また上記の歯車潤滑油が境界隙間から
主電動機軸受箱内に進入するのを防止することが
でき、これにより主電動機軸の軸受潤滑機能の低
下を防止するとともに、軸受焼付き事故の発生を
防止することができ、この結果、潤滑寿命の長い
安全な車両用つりかけ式主電動機歯車箱が得られ
る効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による歯車箱を示
す斜視図、第2図は第1図の歯車箱と主電動機と
の組合せによる部分断面図、第3図はこの発明の
他の実施例による歯車箱を示す斜視図、第4図は
第3図の歯車箱と主電動機との組合せによる部分
断面図、第5図は第3図の開口部の平面図、第6
図は従来の歯車箱を示す斜視図、第7図は第4図
の歯車箱と主電動機との組合せによる部分断面図
である。 1…歯車箱の上部箱、2…歯車箱の下部箱、6
〜8…押え金、9〜11…シール部材(フエル
ト)、12…小歯車、13…大歯車、14…軸受
止め、15…軸受箱蓋、16…境界隙間、17…
軸受、19…主電動機軸、20…軸受箱、21…
歯車潤滑油、22…環状壁、22a…外周板、2
2b…側板、23…排油穴(油戻し穴)、23a
…排油穴(開口部)。なお、各図中、同一符号は
同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 軸受止めが固定されている主電動機軸と車軸
    である大歯車軸との各軸心を含む平面によつて上
    下方向に2分割されており、かつ主電動機軸受箱
    の端面を閉塞している軸受箱蓋との間をシールす
    るシール部材を保持するための押え金が設けられ
    ている車両用つりかけ式主電動機歯車箱におい
    て、上記押え金の内側に上記主電動機軸を囲繞す
    る環状壁が設けられており、該環状壁の内径が、
    非回転部である上記軸受箱蓋と回転部である上記
    軸受止めとの間の境界隙間よりも小径に構成され
    ていることを特徴とする車両用つりかけ式主電動
    機歯車箱。 2 環状壁は、その内径側端部が主電動機側に軸
    心方向に曲折されている特許請求の範囲第1項記
    載の車両用つりかけ式主電動機歯車箱。 3 環状壁は、その外径側端部に排油穴が設けら
    れている特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    車両用つりかけ式主電動機歯車箱。 4 排油穴は通常の油戻し穴である特許請求の範
    囲第3項記載の車両用つりかけ式主電動機歯車
    箱。 5 排油穴は、環状壁の側板及び外周板の少なく
    ともいずれかに形成されている開口部であつて、
    該開口部には、非回転部と回転部との境界隙間が
    軸心と平行には投影されないように形成されてい
    る特許請求の範囲第3項記載の車両用つりかけ式
    主電動機歯車箱。
JP10175787A 1987-04-27 1987-04-27 車両用つりかけ式主電動機歯車箱 Granted JPS63269769A (ja)

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CN103538589B (zh) * 2013-10-30 2017-01-25 永济新时速电机电器有限责任公司 工矿电机车减速装置齿轮罩

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5751058A (en) * 1980-09-10 1982-03-25 Hitachi Ltd Driving device for vehicle

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