JPH0357106Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0357106Y2 JPH0357106Y2 JP14455085U JP14455085U JPH0357106Y2 JP H0357106 Y2 JPH0357106 Y2 JP H0357106Y2 JP 14455085 U JP14455085 U JP 14455085U JP 14455085 U JP14455085 U JP 14455085U JP H0357106 Y2 JPH0357106 Y2 JP H0357106Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- rotating shaft
- bearing
- prevention device
- oil leak
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は立軸回転電機の潤滑油槽の油洩れ防
止装置に関するものである。
止装置に関するものである。
従来この種の装置として例えば実開昭57−
127920号公報に記載されたものがある。
127920号公報に記載されたものがある。
本例では軸受冷却管を内蔵した油槽であるがそ
の底内周部に２分割の鉄製の油切りが軸に抱込ま
れた形の油洩れ防止策が採用されている。その従
来の立軸回転電機の油洩れ防止装置を第２図、第
３図に示す。図に於いて１は回転軸、２は振止軸
受、３はスラスト軸受で、回転軸１の外周及びカ
ラー部で各々回転体を支承している。４は軸受油
槽で振止軸受２、スラスト軸受３を潤滑する潤滑
油が貯蔵されている。５は軸受油槽４の一部を成
す油堰、６は軸受油槽４内周側の下部位置に回転
軸１の外周に抱き込まれた油切り、７は軸受油槽
４内周側の底下部に取付けられ、油切り６に対応
している漏油受であり、その内周側にフエルト状
のパツキン７ａが取付けられている。８は漏油受
７下端から導かれる排油管、９は排油管８の先端
にある油溜めである。
の底内周部に２分割の鉄製の油切りが軸に抱込ま
れた形の油洩れ防止策が採用されている。その従
来の立軸回転電機の油洩れ防止装置を第２図、第
３図に示す。図に於いて１は回転軸、２は振止軸
受、３はスラスト軸受で、回転軸１の外周及びカ
ラー部で各々回転体を支承している。４は軸受油
槽で振止軸受２、スラスト軸受３を潤滑する潤滑
油が貯蔵されている。５は軸受油槽４の一部を成
す油堰、６は軸受油槽４内周側の下部位置に回転
軸１の外周に抱き込まれた油切り、７は軸受油槽
４内周側の底下部に取付けられ、油切り６に対応
している漏油受であり、その内周側にフエルト状
のパツキン７ａが取付けられている。８は漏油受
７下端から導かれる排油管、９は排油管８の先端
にある油溜めである。
次に油漏れ構造について説明する。回転軸１の
スラストカラー部が軸受油槽４の中で回転する
と、高速になるに従がい油面が激しく波打つて来
る。特に内周の油堰５の外周部とスラストカラー
部との間は間隔も挾く油面の波打ちが油堰５や回
転軸１の微小な偏心，凹凸で油沫となつて飛散し
て、油堰５の内周と回転軸１の外周空間に落ち
る。この油沫が機内に飛散しない様に軸受油槽４
の底下部に漏油受７を設けている。これに溜つた
油は排油管８を通して油溜め９にて回収してい
る。
スラストカラー部が軸受油槽４の中で回転する
と、高速になるに従がい油面が激しく波打つて来
る。特に内周の油堰５の外周部とスラストカラー
部との間は間隔も挾く油面の波打ちが油堰５や回
転軸１の微小な偏心，凹凸で油沫となつて飛散し
て、油堰５の内周と回転軸１の外周空間に落ち
る。この油沫が機内に飛散しない様に軸受油槽４
の底下部に漏油受７を設けている。これに溜つた
油は排油管８を通して油溜め９にて回収してい
る。
特に飛散した油沫をよりよく回収し、回転軸１
外周を伝つて落ちる事を防ぐために、回転軸１の
外周で漏油受７に対応する位置に鋼板製の1/2円
の油切り６を２個を締付けて回転軸１に抱き込ん
で回転軸１を伝う油滴を切ると共に漏油受７の内
周に取付けたフエルト状のパツキン７ａにより機
外への油漏れ防止を計つている。
外周を伝つて落ちる事を防ぐために、回転軸１の
外周で漏油受７に対応する位置に鋼板製の1/2円
の油切り６を２個を締付けて回転軸１に抱き込ん
で回転軸１を伝う油滴を切ると共に漏油受７の内
周に取付けたフエルト状のパツキン７ａにより機
外への油漏れ防止を計つている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の油漏れ防止用の油切り６は２つ割れの円
板を締付けて一円にして回転軸１に抱込んでいる
ので、高速大径の油切り６に於いては、それ自身
の遠心力が大きく、円板構造及び割目部の締付ボ
ルトの強度面で問題がある為、複雑な割目及締結
構造を採用する必要がある等の問題点があつた。
板を締付けて一円にして回転軸１に抱込んでいる
ので、高速大径の油切り６に於いては、それ自身
の遠心力が大きく、円板構造及び割目部の締付ボ
ルトの強度面で問題がある為、複雑な割目及締結
構造を採用する必要がある等の問題点があつた。
この考案は上記のような従来のものの欠点を除
去する為になされたもので、安価で簡便に油切り
を形成することができる油洩れ防止装置を提供す
ることを目的とする。
去する為になされたもので、安価で簡便に油切り
を形成することができる油洩れ防止装置を提供す
ることを目的とする。
この考案に係る油漏れ防止装置は、所要巾の粘
着テープを幾層にも回転軸外周に巻いて油切りを
構成したものである。
着テープを幾層にも回転軸外周に巻いて油切りを
構成したものである。
この考案における油切りは、テープを巻回して
油切りを形成したことにより、高速・大径の回転
機械に於いても容易に油切り機能を発揮する。
油切りを形成したことにより、高速・大径の回転
機械に於いても容易に油切り機能を発揮する。
以下、この考案の一実施例を図について説明す
る。第１図に於いて、１は回転軸、４は軸受油
槽、７は漏油受、７ａはフエルト状のパツキン、
８は排油管、１０は回転軸１の外周に粘着絶縁テ
ープを幾層にも巻回されて階段状に出来ている油
切りである。
る。第１図に於いて、１は回転軸、４は軸受油
槽、７は漏油受、７ａはフエルト状のパツキン、
８は排油管、１０は回転軸１の外周に粘着絶縁テ
ープを幾層にも巻回されて階段状に出来ている油
切りである。
この考案の油切り１０の作用は従来と同じであ
るが、従来、大径で高速機の場合は、２分割の油
切りを軸に抱き込んで１円化して１体化する時、
通常フランジを設けてボルト締付け構造を採用す
るが、自身の遠心力が非常に大きく、フランジ強
度、ボルト強度が確保出来ず、合セ目構造にダブ
テール組合せテーパキー打込み等複雑で高価な構
造を採用する等の対拠が必要であつたが、この考
案に於いては、巾広の粘着絶縁テープ（例えばポ
リエステルガラステープ）を幾層にも巻重ねて回
転軸１上に例えば10〜20mm程度の厚みの油切り１
０を形成するもので、大径で高速になつても自身
が軽量であり引張り強度の強いテープである為、
強度的に問題はない。
るが、従来、大径で高速機の場合は、２分割の油
切りを軸に抱き込んで１円化して１体化する時、
通常フランジを設けてボルト締付け構造を採用す
るが、自身の遠心力が非常に大きく、フランジ強
度、ボルト強度が確保出来ず、合セ目構造にダブ
テール組合せテーパキー打込み等複雑で高価な構
造を採用する等の対拠が必要であつたが、この考
案に於いては、巾広の粘着絶縁テープ（例えばポ
リエステルガラステープ）を幾層にも巻重ねて回
転軸１上に例えば10〜20mm程度の厚みの油切り１
０を形成するもので、大径で高速になつても自身
が軽量であり引張り強度の強いテープである為、
強度的に問題はない。
尚、上記実施例では数種類の巾テープを巻いて
階段状に外周が下さがり気味になる様にテープを
巻いて油切りを形成したが、１種類のテープで所
定の厚みを確保して油切りを形成してもよく、上
記実施例と同様の効果を奏する。
階段状に外周が下さがり気味になる様にテープを
巻いて油切りを形成したが、１種類のテープで所
定の厚みを確保して油切りを形成してもよく、上
記実施例と同様の効果を奏する。
以上の様にこの考案によれば、粘着絶縁テープ
を幾層にも回転軸外周に巻いて油切りを構成した
ので、安価で簡便に油切りを設置出来る等効果が
ある。
を幾層にも回転軸外周に巻いて油切りを構成した
ので、安価で簡便に油切りを設置出来る等効果が
ある。
第１図はこの考案の一実施例による立軸回転電
機の油漏れ防止装置を示す詳細図、第２図は従来
の立軸回転電機の油漏れ防止装置を示す縦断面
図、第３図は第２図の漏油受、油切り部の詳細図
である。 図において、１は回転軸、４は軸受油槽、７は
漏油受、１０は油切りである。なお、図中同一符
号は同一、又は相当部分を示す。
機の油漏れ防止装置を示す詳細図、第２図は従来
の立軸回転電機の油漏れ防止装置を示す縦断面
図、第３図は第２図の漏油受、油切り部の詳細図
である。 図において、１は回転軸、４は軸受油槽、７は
漏油受、１０は油切りである。なお、図中同一符
号は同一、又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 軸受油槽内周側の下部側に漏油受を有するも
のに於いて、所要巾の粘着テープを幾層にも回
転軸外周に巻いて油切りを形成したことを特徴
とする立軸回転電機の油洩れ防止装置。 (2) 油切りは階段状に形成されていることを特徴
とする実用新案登録請求の範囲第１項記載の立
軸回転電機の油洩れ防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14455085U JPH0357106Y2 (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14455085U JPH0357106Y2 (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6254556U JPS6254556U (ja) | 1987-04-04 |
| JPH0357106Y2 true JPH0357106Y2 (ja) | 1991-12-25 |
Family
ID=31055253
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14455085U Expired JPH0357106Y2 (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0357106Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-09-20 JP JP14455085U patent/JPH0357106Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6254556U (ja) | 1987-04-04 |
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