JPH0727221Y2 - 電気駆動車両の車輪駆動装置 - Google Patents

電気駆動車両の車輪駆動装置

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JPH0727221Y2
JPH0727221Y2 JP6336787U JP6336787U JPH0727221Y2 JP H0727221 Y2 JPH0727221 Y2 JP H0727221Y2 JP 6336787 U JP6336787 U JP 6336787U JP 6336787 U JP6336787 U JP 6336787U JP H0727221 Y2 JPH0727221 Y2 JP H0727221Y2
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JP
Japan
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wheel
lubricating oil
grease
gear
axle
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JP6336787U
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JPS63170326U (ja
Inventor
良一 丸山
浩次 善野
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Komatsu Ltd
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Komatsu Ltd
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はダンプトラックのような電気駆動車両の車両駆
動装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種の車輪駆動装置においてギヤ部とホイール
ベアリングの潤滑を同一の潤滑油で行なっていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このために、ギヤ部で発生した摩耗粉がホイールベアリ
ング部に流れ、ホイールベアリングが破損することがあ
った。
この点を改良するためにギヤ部はオイル潤滑、ホイール
ベアリング部はグリース潤滑にすることが考えられる
が、両者を分離するためのシールが必要になり、もしシ
ールから油漏れを生じてグリースと混ると、攪拌抵抗の
増加による発熱によりグリースの劣化そしてホイールベ
アリングの破損につながっていた。
〔考案の目的〕
本考案は上記の事情に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、漏れた潤滑油がグリースに混ることがな
くなりグリースの劣化、ホイールベアリングの破損が確
実に防止できてグリース、ホイールベアリングの長寿命
化を計ることが可能な電気駆動車両の車輪駆動装置を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
上記の目的を達成するために本考案は、車軸1内に電動
機2を設けると共に車軸1にホイールベアリング23を介
してホイール24を設け、前記電動機2の電気子回転軸9
を連係機構27を介して減速装置12の入力側に連係し、こ
の減速装置12の出力側をギヤ噛合部Bを介してホイール
24に連係し、ギヤ噛合部Bを油潤滑にすると共に前記ホ
イールベアリング23をグリース潤滑にした電気駆動車両
の車輪駆動装置において、前記車軸1とホイール24との
間に、グリースのギヤ噛合部B側への漏れを防止するグ
リース漏防止用シール39と潤滑油のホイールベアリング
23側への漏れを防止する潤滑油漏防止用シール38とを有
し且つこの潤滑油漏防止用シール38を漏れた潤滑油をギ
ヤ噛合部B側に戻す還流手段Cを有する潤滑油漏防止機
構Aを備えた構成にしてある。
そして、車輪駆動装置の稼動時、潤滑油漏防止機構Aの
グリース漏防止用シール39によりグリースのギヤ噛合部
B側への漏れを防止すると共に潤滑油漏防止シール38に
より潤滑油のホイールベアリング23側への漏れを防止
し、この潤滑油漏防止シール38から漏れた潤滑油を還流
手段Cによりギヤ噛合部B側に戻すようにした。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図に本考案に係る電気駆動車両の車輪駆動装置の縦断面
を示す。
同図中1は車軸であり、この車軸1の内側に電動機組立
体の電動機2の外枠3(磁気枠)がインローで着脱可能
に嵌合している。外枠3の内側には界磁鉄芯5が固着し
てあり、この界磁鉄芯5には界磁コイル6が捲装してあ
る。
第1図7は界磁鉄芯5内に回転自在に設けられた電機子
鉄芯であり、この電機子鉄芯7には電機子コイル8が捲
装してあり、また電機子鉄芯7の中心部に貫通された電
機子回転軸9の両端は、前記外枠3の端面を閉塞するよ
うに設けられた支持枠10の中心部に設置された軸受11に
支承されている。
前記車軸1にはホイールベアリング23を介してホイール
24が設けてある。第1図中12は減速装置であり、この減
速装置12はサンギヤ13と中間ギヤ14とを備えており、こ
の中間ギヤ14のボス部15は、前記車軸1の段部16の支承
孔17にベアリング18を介して回転可能に支承されてい
る。この中間ギヤ14のボス部15には出力軸19の一端部が
挿入固定してあり、この出力軸19の他端部は前記車軸1
に設けた軸受部材20にベアリング21を介して支承されて
いる。出力軸19にはギヤ22が形成してあり、このギヤ22
は、前記ホイール24側のホルダ25に設けたリングギヤ26
に噛み合っていてギヤ噛合部Bを構成している。
また前記サンギヤ13は中間ギヤ14に噛み合っている。
そしてサンギヤ13と前記電機子回転軸9とは連係機構27
を介して互いに連係している。
前記ホイール24の内周側にはハブ28が取り付けてある。
このハブ28と車軸1との間には潤滑油漏防止機構Aが設
けてある。
この潤滑油漏防止機構Aは前記車軸1に固着したカラー
29を備えており、このカラー29の外周面には環状の油溝
30が形成してあり、また油溝30の上半部分の底面部には
複数個の凹部31が所定の間隔をおいて形成してある。
そして、前記カラー29には潤滑油溜部41側に前記凹部31
内を連通する油孔33が設けてある。
前記カラー29の外周面には前記油溝30をはさんでシール
装着面34,35になされており、また前記ハブ28の内周面
にはシール装着面36、37が形成してあって、装着面34,3
6間には潤滑油漏防止用シール38が装着してあり、また
装着面35,37間にはグリース漏防止用シール39が装着し
てある。
そして、前記ハブ28の内周面中央には複数枚の羽根体40
が所定の間隔をおいて取り付けてあり、これら羽根体40
は前記油漏防止用シール38とグリース漏防止用シール39
との間でしかも前記油溝30の外周方に位置させてあって
これらで還流手段Cを構成している。
前記ギヤ22とリングギヤ26の噛合部分は潤滑油による潤
滑であり、前記潤滑油溜部41には潤滑油が入れてある。
また前記ホイールベアリング23の潤滑はグリースでなさ
れていて、グリース漏防止用シール39の側方にはグリー
スが入れてある。
次に作動を説明する。
前記界磁コイル6に電力を供給すると磁気作用により電
機子鉄芯7が回転され、この電機子鉄芯7の回転は電機
子回転軸9、連係機構27、サンギヤ13、中間ギヤ14、出
力軸19、ギヤ22を介してリングギヤ26に伝達されホイー
ル24が回転駆動される。
このホイール24の回転によってハブ28が回転し、前記羽
根体40が回転する。
前記潤滑油溜部41の潤滑油は潤滑油漏防止用シール38よ
り漏れてこの潤滑油漏防止用シール38とグリース漏防止
用シール39との隙間に入り、この隙間を流下して下部に
溜まる。前記隙間では羽根体40が回転しているために、
これら羽根体40により潤滑油は掻き上げられて油溝30に
入り凹部31、油孔32を介して潤滑油溜部41に戻される。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案に係る電気駆動車両の車輪
駆動装置は、車軸1内に電動機2を設けると共に車軸1
にホイールベアリング23を介してホイール24を設け、前
記電動機2の電気子回転軸9を連係機構27を介して減速
装置12の入力側に連係し、この減速装置12の出力側をギ
ヤ噛合部Bを介してホイール24に連係し、ギヤ噛合部B
を油潤滑にすると共に前記ホイールベアリング23をグリ
ース潤滑にした電気駆動車両の車輪駆動装置において、
前記車軸1とホイール24との間に、グリースのギヤ噛合
部B側への漏れを防止するグリース漏防止用シール39と
潤滑油のホイールベアリング23側への漏れを防止する潤
滑油漏防止用シール38とを有し且つこの潤滑油漏防止用
シール38を漏れた潤滑油をギヤ噛合部B側に戻す還流手
段Cを有する潤滑油漏防止機構Aを備えたことを特徴と
するものである。
したがって、車輪駆動装置の稼動時、潤滑油漏防止機構
Aのグリース漏防止用シール39によりグリースのギヤ噛
合部B側への漏れを防止すると共に潤滑油漏防止シール
38により潤滑油のホイールベアリング23側への漏れを防
止し、この潤滑油漏防止シール38から漏れた潤滑油を還
流手段Cによりギヤ噛合部B側に戻すことができる。
このために、漏れた潤滑油がグリースに混ることがなく
なり、グリースの劣化、ホイールベアリングの長寿命化
を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図は潤滑油
漏防止機構の一部省略した縦断面図、第3図は第2図II
−II線に沿う断面図、である。 1は車軸、2電動機、12は減速装置、23はホイールベア
リング、24はホイール、38は潤滑油漏防止用シール、39
はグリース漏防止用シール、Aは潤滑油漏防止機構、B
はギヤ噛合部、Cは還流手段。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−102006(JP,A) 特開 昭52−69126(JP,A) 特開 昭62−218225(JP,A) 特開 昭62−221918(JP,A) 実開 昭48−38506(JP,U) 実開 昭48−66208(JP,U) 実公 昭52−37935(JP,Y2) 日本機械学会編「機械工学便覧」(改訂 第5版),昭和43年1月15日発行,日本機 械学会,7−90,左欄第16行−同欄第21行

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車軸1内に電動機2を設けると共に車軸1
    にホイールベアリング23を介してホイール24を設け、前
    記電動機2の電気子回転軸9を連係機構27を介して減速
    装置12の入力側に連係し、この減速装置12の出力側をギ
    ヤ噛合部Bを介してホイール24に連係し、ギヤ噛合部B
    を油潤滑にすると共に前記ホイールベアリング23をグリ
    ース潤滑にした電気駆動車両の車輪駆動装置において、
    前記車軸1とホイール24との間に、グリースのギヤ噛合
    部B側への漏れを防止するグリース漏防止用シール39と
    潤滑油のホイールベアリング23側への漏れを防止する潤
    滑油漏防止用シール38とを有し且つこの潤滑油漏防止用
    シール38を漏れた潤滑油をギヤ噛合部B側に戻す還流手
    段Cを有する潤滑油漏防止機構Aを備えたことを特徴と
    する電気駆動車両の車輪駆動装置。
JP6336787U 1987-04-28 1987-04-28 電気駆動車両の車輪駆動装置 Expired - Lifetime JPH0727221Y2 (ja)

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JPS63170326U JPS63170326U (ja) 1988-11-07
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JP2009012523A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Toyota Motor Corp 車輪駆動装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
日本機械学会編「機械工学便覧」(改訂第5版),昭和43年1月15日発行,日本機械学会,7−90,左欄第16行−同欄第21行

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