JPH0517054U - 扉の三方締め錠装置 - Google Patents

扉の三方締め錠装置

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JPH0517054U
JPH0517054U JP9235491U JP9235491U JPH0517054U JP H0517054 U JPH0517054 U JP H0517054U JP 9235491 U JP9235491 U JP 9235491U JP 9235491 U JP9235491 U JP 9235491U JP H0517054 U JPH0517054 U JP H0517054U
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JP9235491U
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良三 岸本
春樹 森本
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岸本 三郎
良三 岸本
岸本 安正
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 扉開放時におけるシリンダー錠の施錠操作を
不能にして掛け金の不当な突出を防止する一方、シリン
ダー錠による通常の施錠と同時に拘束金具によって下部
摺動体の2重ロックを可能にする。 【構成】 上下両ロッド5a,5bの上下両摺動体8,
9を戻しバネ16により、また拘束金具17を常時は両
端部側に設けた係止部18,19が下部摺動体9とは係
止しない回動位置に戻しバネ21により保持し、拘束金
具17の一端部17a側をシリンダー錠10の掛け金2
2の回動通路上に、また該一端部17a側の係止部18
を下部摺動体9の側面部上に位置させる一方、上記係止
部18,19が係止できる係合部23,24を下部摺動
体9に設けて、シリンダー錠10の施錠時に下部摺動体
9を2重ロックできるように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はロッカー等の扉に取付けて用いる扉の三方締め錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロッカー等の扉には、シリンダー錠による通常の施錠手段と、扉が閉じた場合 に上下両ロッドを本体側の框に仮止めする仮止め手段とより成る三方締め錠装置 (一例として、実公昭60−25487号公報を参照)が設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
框との係止が外れて上下両ロッドが釈放位置に保持されている場合、例えば、 扉が開いているときに不用意にシリンダー錠が施錠位置側に向かって操作される ことがある。そして、この誤操作によってシリンダー錠の掛け金が扉の縁面より 突出していると、衣類等を掛け金にひっかけることが往々にしてあるし、この状 態で扉が閉じられると、掛け金は本体の縁部に当たって折損する。
【0004】 また、上記実公昭60−25487号公報に開示されている扉の三方締め錠装 置のように、シリンダー錠の掛け金に直接ストッパーを設け、このストッパーに 仮止め用ロッドの下部摺動体に設けた突起を係止できるようにした構成では、施 錠時における仮止め用の上下両ロッドの拘束状態は安定性に劣り、また、下部摺 動体に対する不当な摺動操作によってシリンダー錠が破壊されるといった問題が ある。
【0005】 本考案はこのような問題を解決したものであって、その目的はシリンダー錠の 掛け金に拘束金具を関係付け、この拘束金具によって扉の開放時にはシリンダー 錠の施錠操作を不能にする一方、扉が閉じていてシリンダー錠により施錠されて いる時には、仮止め用のロッドが連結される摺動体を拘束金具によって強固に拘 束できるように改良した扉の三方締め錠装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の特徴とする構成は扉に取付ける基盤に手 掛け用凹部と機構組付け部を形成し、機構組付け部には扉仮止め用の上下両ロッ ドがそれぞれ連結される上下一対の摺動体とシリンダー錠とが組付けられており 、上部摺動体と下部摺動体を機構組付け部に回動可能に取付けた連結体の両端に それぞれ連結して、この上下両摺動体の間には該上下両摺動体を離す方向に付勢 する第1の戻しバネを設ける一方、手掛け用凹部内に上記上下両摺動体を摺動さ せる操作レバーが突出している扉の三方締め錠装置において、両端部側にそれぞ れ係止部が設けられている拘束金具を機構組付け部上に回動可能に取付け、この 拘束金具を常時は両係止部が下部摺動体とは係止しない回動位置に第2の戻しバ ネにより保持して、拘束金具の一端部側をシリンダー錠の掛け金によって押圧で きるように該掛け金の回動通路上に、また上記一端部側の係止部を下部摺動体の 側面部上にそれぞれ位置させ、下部摺動体には、この下部摺動体と上部摺動体と が離れた方向へ摺動している時に、上記拘束金具の一端部側の係止部が係止でき る位置に係合部を設け、この係合部に上記拘束金具の一端部側の係止部が係止し た時に、該拘束金具の他端部側の係止部が係止する別の係合部を下部摺動体に設 けて成るものである。
【0007】
【作用】
第1の戻しバネに抗して上下両摺動体が互いに引っ込み、上下両ロッドがロッ カー本体から釈放されている扉開放時には拘束金具の一端部側の係止部が下部摺 動体の側面部上に位置し、拘束金具を回動不能の状態にしている。したがって、 シリンダー錠の掛け金は拘束金具の一端部に当たって回動が阻止されるため、施 錠操作ができなくなり、掛け金の不当な突出を防止できる。
【0008】 他方、扉が閉じられ、上下両摺動体が互いに離れる方向へ向かって摺動したと き、即ち、上下両ロッドがロッカー本体に係止したときは、下部摺動体の係合部 は拘束金具の一端部側の係止部を係止できる(受け入れできる)位置に移動する ため、シリンダー錠の掛け金により拘束金具の一端部側を押圧して、その拘束金 具を第2の戻しバネに抗して回動させることができる。したがって、シリンダー 錠の施錠操作を行なえば、掛け金によって拘束金具は回動し、その一端部側の係 止部は下部摺動体の係合部と、また他端部側の係止部は下部摺動体の別の係合部 とそれぞれ係止し、掛け金による通常の施錠と同時に拘束金具による下部摺動体 の2重ロックができる。
【0009】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を添付図面により説明すると、扉に取付ける基盤1に 手掛け用凹部2と機構組付け部3を形成する。手掛け用凹部2は基盤1にあけた 窓穴の背面側に覆い枠4を取付けて形成されており、機構組付け部3には扉仮止 め用の上下両ロッド5a,5bが管部6,7の部分で連結される上下一対の摺動 体8,9とシリンダー錠10が組付けられている。
【0010】 上部摺動体8と下部摺動体9は機構組付け部3の相対向した端部分に設けてあ る受け部11a,11bに管部6,7の部分を装着して摺動可能に支持されてお り、この上部摺動体8と下部摺動体9を連結する連結体12は機構組付け部3に 回動可能に軸支13されている。そして、連結体12の二股状に形成されている 両端部12a,12bに上部摺動体8と下部摺動体9に突設した連結ピン14a ,14bを緩挿し、この両連結ピン14a,14bを機構組付け部3上に設けた 案内溝15a,15bにそれぞれ挿入して、上部摺動体8と下部摺動体9は反対 方向へ向かって摺動できるように仕組まれている。
【0011】 また、上部摺動体8と下部摺動体9は第1の戻しバネ16によって互いに離れ る方向に付勢されており、図示の場合、この第1の戻しバネ16は機構組付け部 3上の掛け止め部3aと下部摺動体9との間に掛け止められている一方、手掛け 用凹部2内には下部摺動体9の上半部9a側に設けた後述する操作レバー25が 突出しており、この操作レバー25によって上下両摺動体8,9を互いに引き寄 せることができる。
【0012】 以上の構成は従来の扉の三方締め錠装置と同様であって、本考案ではこのよう な装置を次のように改良したものである。即ち、一端部17a側に突起状の係止 部18を、また他端部17b側に鉤状の係止部19を設けた拘束金具17を枢軸 20によって機構組付け部3上に設けた支持部3bに回動可能に取付け(特に図 6を参照)、この拘束金具17を常時は両係止部18,19が下部摺動体9とは 係止しない回動位置に第2の戻しバネ21により保持しており(特に図3を参照 )、3cはその支承部であって、機構組付け部3上に突設されている。
【0013】 拘束金具17の一端部17a側は、シリンダー錠10の掛け金22により傾斜 した縁辺部が押圧され拘束金具17を回動させることができるように、該掛け金 22の回動通路上に臨んでおり、また、上記一端部17a側の係止部18は下部 摺動体9の側面部上に位置している。更に、下部摺動体9には、この下部摺動体 9と上部摺動体8が離れた方向へ摺動している時(上下両ロッド5a,5bが本 体側に仮止めされている状態の時)に、上記拘束金具17の一端部17a側の係 止部18が係止できる位置に係合部23を設けてある。
【0014】 そして、拘束金具17の一端部17aが掛け金22により押圧され、係合部2 3に拘束金具17の一端部17a側の係止部18が係止した時に、その拘束金具 17の他端部17b側の係止部19が係止できる別の係合部24を下部摺動体9 に設け、下部摺動体9を2個所で拘束できるように構成して本考案を実施する。 なお、図示の場合、一端部17a側の係止部18が係止する係合部22は下部摺 動体9の下半部9b側に設けた凹部として、また他端部17b側の係止部19が 係止する別の係合部24は下部摺動体9の中間部9cを水平に折り曲げることに よりそれぞれ形成されている。
【0014】 操作レバー25は下部摺動体9の上半部9aの先端側をL形に折り曲げて形成 されており、その付け根に連設した案内片25aと下部摺動体9の上半部9aで 形成された二俣部分を覆い枠4の切り残された側壁部分4aに緩く嵌合し、操作 レバー25の安定を図っている。
【0015】 本考案に係る扉の三方締め錠装置は図7に示すように扉31に取付けて用いら れ、合鍵41の操作で掛け金22を回動し、本体側の框に対する上下両ロッド5 a,5bの仮止め作用と相俟って掛け金22より施錠できるものである。なお、 シリンダー錠10としては、例えば掛け金22の正逆回転用作動子10aが取付 けられている、通常の構造のものを用いることができる。
【0016】
【考案の効果】
本考案は上記の如くであって、扉開放時における掛け金の不当な突出を防止で きる一方、掛け金による通常の施錠と同時に拘束金具による下部摺動体の2重ロ ックが可能であって、盗難防止の点で有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】上下両ロッドが仮止めされている図で、カバー
を外して裏面側から見た非施錠状態の斜視図である。
【図2】図1と同様な状態の平面図である。
【図3】図1と同様な状態の側面図である。
【図4】上下両ロッドが引き込まれている図で、カバー
を外して裏面側から見た非施錠状態の斜視図である。
【図5】施錠状態の図で、カバーを外して裏面側から見
た斜視図である。
【図6】構成部材の一部を分離して裏面側から見た斜視
図である。
【図7】扉に取付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1は基盤 2は手掛け用凹部 3は機構組付け部 5a,5bは上下両ロッド 8は上部摺動体 9は下部摺動体 10はシリンダー錠 12は連結体 12a,12bは両端部 13は軸支部分 14a,14bは連結ピン 16は第1の戻しバネ 17は拘束金具 17aは一端部 17bは他端部 18,19は係止部 20は枢軸 21は第2の戻しバネ 22は掛け金 23,24は係合部 25は操作レバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉に取付ける基盤に手掛け用凹部と機構
    組付け部を形成し、機構組付け部には扉仮止め用の上下
    両ロッドがそれぞれ連結される上下一対の摺動体とシリ
    ンダー錠とが組付けられており、上部摺動体と下部摺動
    体を機構組付け部に回動可能に取付けた連結体の両端に
    それぞれ連結して、この上下両摺動体の間には該上下両
    摺動体を離す方向に付勢する第1の戻しバネを設ける一
    方、手掛け用凹部内に上記上下両摺動体を摺動させる操
    作レバーが突出している扉の三方締め錠装置において、
    両端部側にそれぞれ係止部が設けられている拘束金具を
    機構組付け部上に回動可能に取付け、この拘束金具を常
    時は両係止部が下部摺動体とは係止しない回動位置に第
    2の戻しバネにより保持して、拘束金具の一端部側をシ
    リンダー錠の掛け金によって押圧できるように該掛け金
    の回動通路上に、また上記一端部側の係止部を下部摺動
    体の側面部上にそれぞれ位置させ、下部摺動体には、こ
    の下部摺動体と上部摺動体とが離れた方向へ摺動してい
    る時に、上記拘束金具の一端部側の係止部が係止できる
    位置に係合部を設け、この係合部に上記拘束金具の一端
    部側の係止部が係止した時に、該拘束金具の他端部側の
    係止部が係止する別の係合部を下部摺動体に設けて成る
    ことを特徴とする扉の三方締め錠装置。
JP1991092354U 1991-08-22 1991-08-22 扉の三方締め錠装置 Expired - Lifetime JP2529559Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58195760U (ja) * 1982-06-21 1983-12-26 有限会社岡部製作所 耐震型書庫錠

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58195760U (ja) * 1982-06-21 1983-12-26 有限会社岡部製作所 耐震型書庫錠

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