JPH05169979A - 車両用サンルーフのロツク装置 - Google Patents
車両用サンルーフのロツク装置Info
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- JPH05169979A JPH05169979A JP34081191A JP34081191A JPH05169979A JP H05169979 A JPH05169979 A JP H05169979A JP 34081191 A JP34081191 A JP 34081191A JP 34081191 A JP34081191 A JP 34081191A JP H05169979 A JPH05169979 A JP H05169979A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転軸とリンク部材との支持部分における回
転方向のスキを確保すると共にこのスキがリンク部材の
回転軸に対する軸方向のガタとなつて発生するのを防止
すること。 【構成】 回転軸(25)のリンク部材(9)を支持す
る部分に中央部に隆起部分(28)が形成された二面巾
形状の支持軸部(27)を形成し、リンク部材(9)の
回転軸(25)が支持される部分に支持軸部(27)を
支持し且つ隆起部分(28)が接触する二面巾形状の支
持穴(30)を形成した。
転方向のスキを確保すると共にこのスキがリンク部材の
回転軸に対する軸方向のガタとなつて発生するのを防止
すること。 【構成】 回転軸(25)のリンク部材(9)を支持す
る部分に中央部に隆起部分(28)が形成された二面巾
形状の支持軸部(27)を形成し、リンク部材(9)の
回転軸(25)が支持される部分に支持軸部(27)を
支持し且つ隆起部分(28)が接触する二面巾形状の支
持穴(30)を形成した。
Description
【0001】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用サンルーフ装置
のロツク装置に関するものである。
のロツク装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種のロツク装置としては、実
開昭56−30114号公報に示されるものが知られて
いる。これは、車両ルーフに支持されたベース部材と、
車両ルーフに形成された開口部を開閉するルーフパネル
に支持されたハンドル部材と、ハンドル部材に回転自在
に支持された回転軸と、一端がベース部材に相対回転自
在に支持され且つ他端が回転軸に一体回転自在に支持さ
れたリンク部材とを有するものであつて、ハンドル部材
を回動操作することにより、ハンドル部材及びリンク部
材のトグル作用によつてハンドル部材のルーフパネルへ
の支持部が上下動し、これにより、車両ルーフの開口部
が開閉されるものであつた。
開昭56−30114号公報に示されるものが知られて
いる。これは、車両ルーフに支持されたベース部材と、
車両ルーフに形成された開口部を開閉するルーフパネル
に支持されたハンドル部材と、ハンドル部材に回転自在
に支持された回転軸と、一端がベース部材に相対回転自
在に支持され且つ他端が回転軸に一体回転自在に支持さ
れたリンク部材とを有するものであつて、ハンドル部材
を回動操作することにより、ハンドル部材及びリンク部
材のトグル作用によつてハンドル部材のルーフパネルへ
の支持部が上下動し、これにより、車両ルーフの開口部
が開閉されるものであつた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したロ
ツク装置では、通常、図7に示されるように、ベース部
材の車両ルーフへのかたがり等の組付け誤差を考慮にい
れて、回転軸51のリンク部材52を支持する部分53
は半月形状を呈すると共にリンク部材52の回転軸51
に支持される部分54に対して回転方向のスキDが設定
されており、このスキDによつてベース部材の組付け誤
差を吸収し、ハンドル部材のベース部材への支持を可能
としている。しかし、図8に示されるように、このスキ
Dは、リンク部材52の回転軸51に対する軸方向のガ
タとしても作用し、異音の原因となるものものであつ
た。
ツク装置では、通常、図7に示されるように、ベース部
材の車両ルーフへのかたがり等の組付け誤差を考慮にい
れて、回転軸51のリンク部材52を支持する部分53
は半月形状を呈すると共にリンク部材52の回転軸51
に支持される部分54に対して回転方向のスキDが設定
されており、このスキDによつてベース部材の組付け誤
差を吸収し、ハンドル部材のベース部材への支持を可能
としている。しかし、図8に示されるように、このスキ
Dは、リンク部材52の回転軸51に対する軸方向のガ
タとしても作用し、異音の原因となるものものであつ
た。
【0005】故に、本発明は、回転軸とリンク部材との
支持部分における回転方向のスキを確保すると共にこの
スキがリンク部材の回転軸に対する軸方向のガタとなつ
て発生するのを防止することを、その技術的課題とする
ものである。
支持部分における回転方向のスキを確保すると共にこの
スキがリンク部材の回転軸に対する軸方向のガタとなつ
て発生するのを防止することを、その技術的課題とする
ものである。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、回転軸の
リンク部材を支持する部分に形成された中央部に隆起部
分を持つ二面巾形状の支持軸部と、前記リンク部材の前
記回転軸を支持する部分に形成された前記軸部分の隆起
部分と接触する二面巾形状の支持穴部とを有したことで
ある。
るために本発明において講じた技術的手段は、回転軸の
リンク部材を支持する部分に形成された中央部に隆起部
分を持つ二面巾形状の支持軸部と、前記リンク部材の前
記回転軸を支持する部分に形成された前記軸部分の隆起
部分と接触する二面巾形状の支持穴部とを有したことで
ある。
【0008】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。リンク
部材の回転軸に対する軸方向のガタは、支持軸部の隆起
部分が接触することによつて抑えられる。又、回転軸と
リンク部材との支持部分における回転方向のスキは隆起
部分の両側で確保される。
部材の回転軸に対する軸方向のガタは、支持軸部の隆起
部分が接触することによつて抑えられる。又、回転軸と
リンク部材との支持部分における回転方向のスキは隆起
部分の両側で確保される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0010】図1に示されるように、車両ルーフ1には
開口部2が形成されており、この開口部2にはルーフパ
ネル3が配設されている。ルーフパネル3は、車両前方
(図1示左側)において、ヒンジ4を介して車両ルーフ
1に回動自在且つ着脱自在に支持されており、車両後方
(図1示右側)において、ロツク装置5を介して車両ル
ーフ1に上下動自在且つ着脱自在に支持されている。
開口部2が形成されており、この開口部2にはルーフパ
ネル3が配設されている。ルーフパネル3は、車両前方
(図1示左側)において、ヒンジ4を介して車両ルーフ
1に回動自在且つ着脱自在に支持されており、車両後方
(図1示右側)において、ロツク装置5を介して車両ル
ーフ1に上下動自在且つ着脱自在に支持されている。
【0011】図2及び図5に示されるように、ロツク装
置5は、車両ルーフ1に支持されるベース部材6と、ル
ーフパネル3に支持されたハンドル部材7と、ベース部
材6とハンドル部材7とを着脱自在に連結する対のリン
ク部材8,9とから構成されている。
置5は、車両ルーフ1に支持されるベース部材6と、ル
ーフパネル3に支持されたハンドル部材7と、ベース部
材6とハンドル部材7とを着脱自在に連結する対のリン
ク部材8,9とから構成されている。
【0012】ベース部材6はコ字形状を呈しており、車
両ルーフ1に固定されている。このベース部材6には周
知の操作部材によつて操作されるロツク部材10が配設
されており、このロツク部材10は後述するハンドル部
材7に形成されたロツク穴11と係合する方向にスプリ
ング12によつて常時付勢されている。又、ベース部材
6には後述するリンク部材8,9を支持する貫通穴1
5,16が形成されている。ハンドル部材7は、ブラケ
ツト17を介してルーフパネル3に回動自在に支持され
ている。このハンドル部材7にはコ字状の壁部18が形
成されている。ロツク穴11は、この壁部18の正面部
に形成されている。又、壁部18の側面部には後述する
リンク部材8,9を支持する貫通穴21,22が形成さ
れている。
両ルーフ1に固定されている。このベース部材6には周
知の操作部材によつて操作されるロツク部材10が配設
されており、このロツク部材10は後述するハンドル部
材7に形成されたロツク穴11と係合する方向にスプリ
ング12によつて常時付勢されている。又、ベース部材
6には後述するリンク部材8,9を支持する貫通穴1
5,16が形成されている。ハンドル部材7は、ブラケ
ツト17を介してルーフパネル3に回動自在に支持され
ている。このハンドル部材7にはコ字状の壁部18が形
成されている。ロツク穴11は、この壁部18の正面部
に形成されている。又、壁部18の側面部には後述する
リンク部材8,9を支持する貫通穴21,22が形成さ
れている。
【0013】リンク部材8,9の一端には外方へ突出す
る軸部13,14が形成されており、他端には内方へ突
出する軸部19,20が形成されている。軸部13,1
4はベース部材6の貫通穴15,16に着脱自在且つ回
転自在に支持され、軸部19,20はハンドル部材7の
貫通穴21,22に軸方向に摺動自在且つ回転自在に支
持されている。貫通穴21,22に支持された軸部1
9,20はCリング23によつて軸方向の抜け止めがな
され、両者間に配設されたスプリング24によつて外方
へ常時付勢されている。このリンク部材8,9は軸部1
9,20を支持する回転軸25によつて一体回転自在に
連結されている。
る軸部13,14が形成されており、他端には内方へ突
出する軸部19,20が形成されている。軸部13,1
4はベース部材6の貫通穴15,16に着脱自在且つ回
転自在に支持され、軸部19,20はハンドル部材7の
貫通穴21,22に軸方向に摺動自在且つ回転自在に支
持されている。貫通穴21,22に支持された軸部1
9,20はCリング23によつて軸方向の抜け止めがな
され、両者間に配設されたスプリング24によつて外方
へ常時付勢されている。このリンク部材8,9は軸部1
9,20を支持する回転軸25によつて一体回転自在に
連結されている。
【0014】図2ないし図4に示されるように、回転軸
25は、リンク部材8を支持する部分である支持軸部2
6及びリンク部材8を支持する部分である支持軸部27
を有している。支持軸部26は表面にスリツトが形成さ
れた円形状を呈している。又、支持軸部27は二面巾形
状(小判型形状)を呈しており、中央に円弧状の隆起部
分28が形成されている。尚、この支持軸部27は、回
転軸25の軸中心に対して対称形状となつており、回転
軸25の真直度が確保されている。これにより、後述す
るハンドル部材7をリンク部材8,9を介してベース部
材6へ組付ける際の、リンク部材8,9の軸部13,1
4のベース部材6の貫通穴15,16への支持が容易と
なる。リンク部材8の回転軸25に支持される部分であ
る軸部19には支持穴部29が形成されており、リンク
部材9の回転軸25に支持される部分である軸部20に
は支持穴部30が形成されている。支持穴部29は支持
軸部26と同様な円形状を呈しており、支持軸部26は
この支持穴部29に圧入されて固着されている。これに
より、回転軸25とリンク部材8との一体回転がなされ
る。支持穴部30は二面巾形状を呈しており、支持軸部
27はこの支持穴部30内に挿通されている。回転軸2
5とリンク部材7との一体回転は支持軸部27と支持穴
部30との二面巾形状にてなされ、リンク部材7は回転
軸25に対して軸方向に摺動自在となつている。支持軸
部27が支持穴部30に挿通された状態では、隆起部分
28が支持穴部30と接触しており、隆起部分28の両
側においては支持穴部30との間に所定のスキAが形成
されている。
25は、リンク部材8を支持する部分である支持軸部2
6及びリンク部材8を支持する部分である支持軸部27
を有している。支持軸部26は表面にスリツトが形成さ
れた円形状を呈している。又、支持軸部27は二面巾形
状(小判型形状)を呈しており、中央に円弧状の隆起部
分28が形成されている。尚、この支持軸部27は、回
転軸25の軸中心に対して対称形状となつており、回転
軸25の真直度が確保されている。これにより、後述す
るハンドル部材7をリンク部材8,9を介してベース部
材6へ組付ける際の、リンク部材8,9の軸部13,1
4のベース部材6の貫通穴15,16への支持が容易と
なる。リンク部材8の回転軸25に支持される部分であ
る軸部19には支持穴部29が形成されており、リンク
部材9の回転軸25に支持される部分である軸部20に
は支持穴部30が形成されている。支持穴部29は支持
軸部26と同様な円形状を呈しており、支持軸部26は
この支持穴部29に圧入されて固着されている。これに
より、回転軸25とリンク部材8との一体回転がなされ
る。支持穴部30は二面巾形状を呈しており、支持軸部
27はこの支持穴部30内に挿通されている。回転軸2
5とリンク部材7との一体回転は支持軸部27と支持穴
部30との二面巾形状にてなされ、リンク部材7は回転
軸25に対して軸方向に摺動自在となつている。支持軸
部27が支持穴部30に挿通された状態では、隆起部分
28が支持穴部30と接触しており、隆起部分28の両
側においては支持穴部30との間に所定のスキAが形成
されている。
【0015】上記した構成のロツク装置5は以下のよう
に組付けられる。
に組付けられる。
【0016】先ず、リンク部材8に回転軸25が固着さ
れ、この状態で、リンク部材8の軸部19がハンドル部
材7に形成された貫通穴21に挿通されて支持され、C
リング23が組付けられて抜け止めされる。スプリング
24が回転軸25に支持された後、リンク部材9の軸部
20が支持穴部22に挿通されると共に回転軸25に挿
通されて支持され、Cリング23が組付けられて抜け止
めされる。これにより、リンク部材8,9とハンドル部
材7との組付けが成される。更に、リンク部材9をスプ
リング24の付勢力に抗して内方へ摺動させた状態でリ
ンク部材8,9の軸部13,14をベース部材6の貫通
穴15,16に対して位置決めし、この後、リンク部材
9の内方への移動が開放されて、軸部13,14が貫通
穴15,16に支持される。これにより、ハンドル部材
7がリンク部材8,9を介してベース部材6に支持され
る。この軸部13,14を貫通穴15,16に支持する
際、ベース部材6の車両ルーフ1へのかたがり等の組付
け誤差が存在しても、回転軸25の支持軸部27とリン
ク部材9の軸部20に形成された支持穴部30との間の
スキAによつて、リンク部材9が回転軸25に対してそ
のスキAに相当する分だけ回転方向に移動可能であるた
め、この移動により、ベース部材6の組付け誤差が吸収
される。これにより、軸部13,14の貫通穴15,1
6への支持が容易に行われる。又、回転軸25の支持軸
部27は隆起部分28によつてリンク部材9の軸部20
に形成された支持軸穴30と接触しているので、リンク
部材9の回転軸25に対する軸方向のガタは抑えられ
る。これにより、ロツク装置5としての異音が軽減され
る。
れ、この状態で、リンク部材8の軸部19がハンドル部
材7に形成された貫通穴21に挿通されて支持され、C
リング23が組付けられて抜け止めされる。スプリング
24が回転軸25に支持された後、リンク部材9の軸部
20が支持穴部22に挿通されると共に回転軸25に挿
通されて支持され、Cリング23が組付けられて抜け止
めされる。これにより、リンク部材8,9とハンドル部
材7との組付けが成される。更に、リンク部材9をスプ
リング24の付勢力に抗して内方へ摺動させた状態でリ
ンク部材8,9の軸部13,14をベース部材6の貫通
穴15,16に対して位置決めし、この後、リンク部材
9の内方への移動が開放されて、軸部13,14が貫通
穴15,16に支持される。これにより、ハンドル部材
7がリンク部材8,9を介してベース部材6に支持され
る。この軸部13,14を貫通穴15,16に支持する
際、ベース部材6の車両ルーフ1へのかたがり等の組付
け誤差が存在しても、回転軸25の支持軸部27とリン
ク部材9の軸部20に形成された支持穴部30との間の
スキAによつて、リンク部材9が回転軸25に対してそ
のスキAに相当する分だけ回転方向に移動可能であるた
め、この移動により、ベース部材6の組付け誤差が吸収
される。これにより、軸部13,14の貫通穴15,1
6への支持が容易に行われる。又、回転軸25の支持軸
部27は隆起部分28によつてリンク部材9の軸部20
に形成された支持軸穴30と接触しているので、リンク
部材9の回転軸25に対する軸方向のガタは抑えられ
る。これにより、ロツク装置5としての異音が軽減され
る。
【0017】上記したロツク装置5を持つサンルーフは
以下の如く作動する。
以下の如く作動する。
【0018】図5は、開口部2がルーフパネル3によつ
て閉じられた閉状態であり、この状態において、先ず、
周知の操作部材を操作してロツク部材10をスプリング
12の付勢力に抗して移動させ、ロツク穴11との係合
を解除させる。この状態において、ハンドル部材7を回
動操作することにより、ハンドル部材7及びリンク部材
8,9のトグル作用によつてブラケツト17が上方に移
動する。これにより、図6に示されるように、ルーフパ
ネル3がヒンジ4を中心に回動してルーフパネル3の車
両後方部がチルトアツプし、開口部2が一部分開状態と
なる。更に、リンク部材9をスプリング24の付勢力に
抗して内方へ移動させ、軸部14の貫通穴16への支持
を解除することにより、ハンドル部材7のベース部材6
への支持を解除する。これにより、ルーフパネル3が車
両ルーフ1から外れ、開口部2が完全開状態となる。
尚、前述したスキAはこの完全開状態からルーフパネル
3を車両ルーフ1に再度支持させる場合においても、そ
の組付け作業において有効に作用する(組付けが容易と
なる)。
て閉じられた閉状態であり、この状態において、先ず、
周知の操作部材を操作してロツク部材10をスプリング
12の付勢力に抗して移動させ、ロツク穴11との係合
を解除させる。この状態において、ハンドル部材7を回
動操作することにより、ハンドル部材7及びリンク部材
8,9のトグル作用によつてブラケツト17が上方に移
動する。これにより、図6に示されるように、ルーフパ
ネル3がヒンジ4を中心に回動してルーフパネル3の車
両後方部がチルトアツプし、開口部2が一部分開状態と
なる。更に、リンク部材9をスプリング24の付勢力に
抗して内方へ移動させ、軸部14の貫通穴16への支持
を解除することにより、ハンドル部材7のベース部材6
への支持を解除する。これにより、ルーフパネル3が車
両ルーフ1から外れ、開口部2が完全開状態となる。
尚、前述したスキAはこの完全開状態からルーフパネル
3を車両ルーフ1に再度支持させる場合においても、そ
の組付け作業において有効に作用する(組付けが容易と
なる)。
【0019】
【発明の効果】本発明は、車両ルーフに支持されたベー
ス部材と、前記車両ルーフに形成された開口部を開閉す
るルーフパネルに支持されたハンドル部材と、該ハンド
ル部材に回転自在に支持された回転軸と、一端が前記ベ
ース部材に相対回転自在に支持され且つ他端が前記回転
軸に一体回転自在に支持されたリンク部材とを有する車
両用サンルーフのロツク装置において、前記回転軸の前
記リンク部材を支持する部分に形成された中央部に隆起
部分を持つ二面巾形状の支持軸部と、前記リンク部材の
前記回転軸に支持される部分に形成された前記軸部分の
隆起部分と接触する二面巾形状の支持穴部とを有して車
両用サンルーフのロツク装置を構成したので、以下の如
く効果を有する。
ス部材と、前記車両ルーフに形成された開口部を開閉す
るルーフパネルに支持されたハンドル部材と、該ハンド
ル部材に回転自在に支持された回転軸と、一端が前記ベ
ース部材に相対回転自在に支持され且つ他端が前記回転
軸に一体回転自在に支持されたリンク部材とを有する車
両用サンルーフのロツク装置において、前記回転軸の前
記リンク部材を支持する部分に形成された中央部に隆起
部分を持つ二面巾形状の支持軸部と、前記リンク部材の
前記回転軸に支持される部分に形成された前記軸部分の
隆起部分と接触する二面巾形状の支持穴部とを有して車
両用サンルーフのロツク装置を構成したので、以下の如
く効果を有する。
【0020】リンク部材の回転軸に対する軸方向のガタ
を、支持軸部の隆起部分が接触することによつて抑える
ことができる。これにより、ロツク装置としての異音を
軽減することができる。
を、支持軸部の隆起部分が接触することによつて抑える
ことができる。これにより、ロツク装置としての異音を
軽減することができる。
【0021】回転軸とリンク部材との支持部分における
回転方向のスキを隆起部分の両側で確保することができ
る。これにより、リンク部材のベース部材への組付けが
容易となる。すなわち、ハンドル部材のベース部材への
組付け性を向上させることができる。
回転方向のスキを隆起部分の両側で確保することができ
る。これにより、リンク部材のベース部材への組付けが
容易となる。すなわち、ハンドル部材のベース部材への
組付け性を向上させることができる。
【図1】本発明に係るロツク装置を有する車両用サンル
ーフの平面図である。
ーフの平面図である。
【図2】本発明に係るロツク装置の分解斜視図である。
【図3】本発明に係るロツク装置の主要部断面図であ
る。
る。
【図4】図3のB−B線断面図である
【図5】図1のC−C線断面図である。
【図6】開口部の一部分開状態時の図5に相当する断面
図である。
図である。
【図7】従来のロツク装置の図4に相当する断面図であ
る。
る。
【図8】従来のロツク装置の問題点を示す図である。
1 車両ルーフ 2 開口部 3 ルーフパネル 6 ベース部材 7 ハンドル部材 9 リンク部材 25 回転軸 27 支持軸部 28 隆起部分 30 支持穴部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 村 彰 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 車両ルーフに支持されたベース部材と、
前記車両ルーフに形成された開口部を開閉するルーフパ
ネルに支持されたハンドル部材と、該ハンドル部材に回
転自在に支持された回転軸と、一端が前記ベース部材に
相対回転自在に支持され且つ他端が前記回転軸に一体回
転自在に支持されたリンク部材とを有する車両用サンル
ーフのロツク装置において、前記回転軸の前記リンク部
材を支持する部分に形成された中央部に隆起部分を持つ
二面巾形状の支持軸部と、前記リンク部材の前記回転軸
に支持される部分に形成された前記軸部分の隆起部分と
接触する二面巾形状の支持穴部とを有する車両用サンル
ーフのロツク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34081191A JPH05169979A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 車両用サンルーフのロツク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34081191A JPH05169979A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 車両用サンルーフのロツク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05169979A true JPH05169979A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18340513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34081191A Pending JPH05169979A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 車両用サンルーフのロツク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05169979A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104260621A (zh) * | 2014-09-26 | 2015-01-07 | 安徽省地坤汽车天窗科技有限公司 | 一种具有防坠物通风的汽车天窗遮阳板 |
CN104442314A (zh) * | 2014-11-24 | 2015-03-25 | 李洪 | 汽车逃生天窗 |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP34081191A patent/JPH05169979A/ja active Pending
Cited By (2)
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