JPH05169361A - ペーパーラップ加工装置 - Google Patents

ペーパーラップ加工装置

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Publication number
JPH05169361A
JPH05169361A JP35462091A JP35462091A JPH05169361A JP H05169361 A JPH05169361 A JP H05169361A JP 35462091 A JP35462091 A JP 35462091A JP 35462091 A JP35462091 A JP 35462091A JP H05169361 A JPH05169361 A JP H05169361A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
lapping
wrap
tapes
sizing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35462091A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Mochizuki
和彦 望月
Hiroshi Miyazaki
寛 宮崎
Doshu Ota
道秋 太田
Kenji Manabe
研二 真鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP35462091A priority Critical patent/JPH05169361A/ja
Publication of JPH05169361A publication Critical patent/JPH05169361A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 両側ラップ方式の基本を変更することなく定
寸装置の設置を可能とする。 【構成】 一対のラッピングアーム5、6に設けたシュ
ー11、12によりラップテープ3、4をワークWに押
付け、ラップテープの間でワークWを回転させて該ワー
クの外周面をラップ加工するペーパーラップ加工装置に
おいて、一方のラッピングアーム5に定寸装置15の本
体16を進退動可能に設け、本体16から延ばした一対
の測定プローブをラップテープに開けた貫通孔20を挿
通してワークW側へ引き出し、ラップ加工中もワークW
の寸法を測定できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸状ワークの外周面を
ペーパー(ラップテープ)を用いてラップ加工するため
のペーパーラップ加工装置に係り、特にインプロセス制
御を可能とするペーパーラップ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ペーパーラップ加工装置としては、テー
プ送り機構に支持されたラップテープを相互に接近離間
可能に配した一対のラッピングアームに設けられたシュ
ーによりワークに押付け、前記ラップテープの間でワー
クを回転させて該ワークの外周面をラップ加工するよう
にしたものが一般に用いられている(例えば、実開昭63
−47853 号公報参照)。ところで近年、品質保証を確実
にしかつ生産性を上げる目的で、加工装置内に定寸装置
を装備し、加工中にワーク寸法を測定しながら運転を制
御する、いわゆるインプロセス制御を採用することが多
くなっている。しかし、前記した一般のペーパーラップ
加工装置では、ラップテープがワークの両側を囲んでい
る両側ラップ方式となっているため、定寸装置の測定プ
ローブをワークに近付けることができず、インプロセス
制御を行うことは実質断念せざるを得ない状況にあっ
た。
【0003】そこで従来、ワークの片側からラップテー
プを廃して、このラップテープを廃した側のシューに定
寸装置を付設し、これと反対側からのみワークにラップ
テープを押付けるようにした、いわゆる片側ラップ方式
のペーパーラップ加工装置が一部で用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記片
側ラップ方式のペーパーラップ加工装置によれば、ラッ
プテープを廃した側のワークにシューが直接当接するこ
ととなるため、ワークの外周面に傷が付き易くなり、そ
の上、シューの摩耗が激しくてその交換を頻繁に行なわ
なければならないという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決すること
を課題としてなされたもので、その目的とするところ
は、両側ラップ方式の基本を変更することなく定寸装置
の設置を可能とし、もって加工品質の向上に大きく寄与
するペーパーラップ加工装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、テープ送り機構に支持されたラップテー
プを相互に接近離間可能に配した一対のラッピングアー
ムに設けられたシューによりワークに押付け、前記ラッ
プテープの間でワークを回転させて該ワークの外周面を
ラップ加工するペーパラップ加工装置において、前記一
対のラッピングアームの何れか一方に、前記ワークの寸
法を測定する定寸装置を該ワークに対して進退動可能に
設け、前記ラップテープに前記定寸装置の測定プローブ
の挿通を許容する貫通孔を所定のピッチで開けるように
構成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記のように構成したペーパーラップ装置にお
いては、ラップテープの貫通孔を挿通して定寸装置の測
定プローブをワーク側に延ばすことができるので、両側
ラップ方式を維持して加工中にワークの寸法を測定する
ことができる。またラップテープの貫通孔は所定のピッ
チで開けられているので、定寸装置を後退させて測定プ
ローブを逃がし、ラップテープを所定の長さだけ送れば
該測定プローブの新たなセットが可能になる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面にもとづい
て説明する。
【0009】図1〜図4は、本発明にかゝるペーパーラ
ップ加工装置の一実施例を示したものである。本実施例
は、クランクシャフト(ワーク)Wのジャーナル部Wa
およびピン部Wbをラップ加工するためのもので、ワー
クWを支持し回転させるワーク支持装置1、2を備えて
いる(図2)。このワーク支持装置1、2の周りには支
持フレーム(図示略)が立設されており、該支持フレー
ムにはワーク支持装置1、2に支持されたワークWの両
側方を通ってラップテープ3、4を上下方向に案内する
一対のテープ送り装置(図示略)が支持されている。各
テープ送り装置は、ラップテープ3、4を巻き付けた繰
出しリールとラップテープ3、4を巻取る巻取りリール
とを上下に配置しており(図示略)、前記繰出しリール
から繰出されたラップテープ3、4は、後述する一対の
ラッピングアーム5、6に取付けたガイドローラ7、8
を迂回して前記巻取りリールに適当な張力をもって巻取
られるようになっている。
【0010】一対のラッピングアーム5、6は、ワーク
支持装置1、2に支持されたワークWの両側方を上下方
向に延びるように配置されている。各ラッピングアーム
は、その長手方向の中間部位に突部5a、6aを有し、
この突部5a、6aを前記支持フレームに固定した共通
の軸9に回動自在に結合させている。また一対のラッピ
ングアーム5、6の上側自由端部の間にはシリンダ装置
10が橋架されている。シリンダ装置10は、その本体
10aが一方のラッピングアーム6に軸着されると共
に、そのピストンロッド10bの先端が他方のラッピン
グアーム5に軸着されている。これにより、シリンダ装
置10のピストンロッド10bが伸縮動作すると、一対
のラッピングアーム5、6は前記軸9を支点に相互に反
対方向へ旋回し、その下側の自由端部が相互に開閉動作
するようになる。
【0011】各ラッピングアーム5、6の下部側自由端
部にはラップテープ3、4をワークWの外周面に押付け
るためのシュー11、12が取付けられている。各シュ
ー11、12の内側にはワークWの外形状に倣う半月状
の凹部11a、12aが対向して形成されており、この
凹部11a、12aの内面にはその周方向に離間して一
対のパッド13が埋設されている(図1)。ラップテー
プ3、4は各シュー11、12の前面を迂回して前記凹
部11a、12aを塞いでおり、いま、ラッピングアー
ム5、6の閉じ動作によりシュー11、12が相互に接
近する方向へ移動すると、各ラップテープ3、4は前記
凹部11a、12a内に引き込まれながら一対のパッド
13の間でワークWの外周面に押付けられるようにな
る。
【0012】しかして、上記ラッピングアームのうちの
一方のラッピングアーム5には、シュー11の後背部に
位置して定寸装置15が取付けられている。この定寸装
置15は、ラッピングアーム5にワークWに対して進退
動可能に取付けられた本体部16と、この本体部16か
らシュー11の上下面に沿ってその前方へ延ばされた上
下一対の測定プローブ17とこの測定プローブ17の先
端に取付けられた測定子18とを備えている。定寸装置
15は、その測定子18を径方向でワークWの外周面に
接触させることにより該ワークの直径を測定できる機能
を有するもので、その信号はインプロセス計測装置(図
示略)に送出されるようになっている。一方、各ラップ
テープ3、4には、図4に示すように前記測定子18を
含む測定プローブ17の挿通を許容する貫通孔20が開
けられている。この貫通孔20は前記一対の測定プロー
ブ17に対応する2つを対としてラップテープ3、4の
長手方向に所定のピッチで開けられている。
【0013】上記のように構成したテーパーラップ装置
においては、ラップ加工に先立って一対のラッピングア
ーム5、6を開き方向に揺動させて、シュー11、12
の間を大きく開放しておき、この状態のもと、ワーク支
持装置1、2にワーク(クランクシャフト)Wをセット
する。なお、ワーク支持装置1、2はシフト機構を有し
ており、ワークWのピン部Wbをラップ加工する場合
は、前記シフト機構により該ピン部Wbの軸を回転中心
に位置決めするようになっている。そして、ワーク支持
手段の作動でワークWを回転させると同時に、シリンダ
装置10の伸長側への作動により一対のラッピングアー
ム5、6を閉じ方向へ揺動させる。すると、各ラッピン
グアーム5、6に設けたシュー11、12によりラップ
テープ3、4がワークWの、例えばピン部Wbの外周面
に押付けられ、ワークWはラップテープ3、4によりラ
ップ加工される。この時、定寸装置15の本体16は前
進端に位置決めされて、その測定プローブ17がラップ
テープ3、4の貫通孔20を挿通して前方へ延ばされ、
前記ラップテープ3、4によるワークWのラップ加工が
行われている間、測定プローブ17の先端の測定子18
がワークWの外周面に当接している。すなわち、ワーク
Wは定寸装置15により連続に直径が測定されており、
その信号が図示を略すインプロセス計測装置に送出さ
れ、ワークWが所定の寸法に仕上がった時点で該計測装
置からラップ加工停止の信号が出力され、ラップ加工は
完了するようになる。
【0014】上記ラップ加工が完了すると、一対のラッ
ピングアーム5、6が開放され、さらに定寸装置15の
本体16が後退させられる。この本体16の後退により
測定プローブ17がラップテープ3、4の貫通孔20か
ら抜け、ラップテープ3、4が送り可能の状態となる。
そこで、図示を略すテープ送り機構の巻取りリールの作
動でラップテープ3、4を一対の貫通孔20の配列ピッ
チ分だけ送り、新たなテープ面をワークWに対して位置
決めする。その後は、新たなワークに対して上記と同じ
手順が繰り返される。
【0015】なお、上記実施例において、テープ送り装
置を左右一対に設けてラップテープ3、4を各独立に送
るようにしたが、本発明は、これに代えてテープ送り装
置を左右で共用して1つのラップテープを送るようにし
ても良いものである。
【0016】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かゝるペーパーラップ装置によれば、両側ラップ方式の
基本を変更することなく定寸装置を組込むことができる
ので、安定したラップ加工を確立できるばかりか、イン
プロセス制御による加工精度の向上を図ることができ、
その及ぼす効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝるペーパーラップ加工装置の要部
を拡大して示したもので、図3のA部拡大図である。
【図2】本ペーパーラップ加工装置の加工対象であるワ
ークの一例を示す正面図である。
【図3】本ペーパーラップ加工装置の要部構造を示す正
面図である。
【図4】本ペーパーラップ加工装置で用いるラップテー
プの形状を示す平面図である。
【符号の説明】
3 ラップテープ 4 ラップテープ 5 ラッピングアーム 6 ラッピングアーム 11 シュー 12 シュー 15 定寸装置 16 本体 17 測定プローブ 20 貫通孔 W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真鍋 研二 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ送り機構に支持されたラップテー
    プを相互に接近離間可能に配した一対のラッピングアー
    ムに設けられたシューによりワークに押付け、前記ラッ
    プテープの間でワークを回転させて該ワークの外周面を
    ラップ加工するペーパラップ加工装置において、前記一
    対のラッピングアームの何れか一方に、前記ワークの寸
    法を測定する定寸装置を該ワークに対して進退動可能に
    設け、前記ラップテープに前記定寸装置の測定プローブ
    の挿通を許容する貫通孔を所定のピッチで開けたことを
    特徴とするペーパーラップ加工装置。
JP35462091A 1991-12-19 1991-12-19 ペーパーラップ加工装置 Pending JPH05169361A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35462091A JPH05169361A (ja) 1991-12-19 1991-12-19 ペーパーラップ加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35462091A JPH05169361A (ja) 1991-12-19 1991-12-19 ペーパーラップ加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05169361A true JPH05169361A (ja) 1993-07-09

Family

ID=18438791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35462091A Pending JPH05169361A (ja) 1991-12-19 1991-12-19 ペーパーラップ加工装置

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JP (1) JPH05169361A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5755615A (en) * 1995-11-13 1998-05-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Lapping apparatus
US5865669A (en) * 1995-03-24 1999-02-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Abrasive machining apparatus equipped with a device for facilitating replacement of abrasive tape
US6383063B1 (en) 1998-04-03 2002-05-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Polishing apparatus and polishing method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5865669A (en) * 1995-03-24 1999-02-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Abrasive machining apparatus equipped with a device for facilitating replacement of abrasive tape
US5755615A (en) * 1995-11-13 1998-05-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Lapping apparatus
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