JPS6330778Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案はテープ巻絶縁電線製造用中心式テープ
巻機のテーピングヘツド張力調整装置に関するも
のである。

［従来の技術］ テープ巻絶縁電線、例えば紙テープ巻線、プラ
スチツクテープ巻線等の製造においては、長尺の
導線上にテープを均一な張力で巻付けることが重
要である。

導線としては丸導線が広く用いられているが、
電流容量が大きいテープ巻絶縁電線用導線として
は平角導線が用いられている。

しかし従来の中心式テープ巻機では、角ばつて
いる平角導線にテープを巻き付ける場合にテープ
張力が瞬時かつ段階的に大きく変動し、その結果
テープを均一な張力で巻き付けることが難しく、
ひどいときにはテープの切断が発生するとう難点
があつた。このようなテープ張力の不均一な状態
で巻き付けられたテープ巻絶縁電線は、その張力
が弱く巻き付けられた部分の電気的特性、機械的
特性が劣る難点がある。また、テープが切断した
ときには再度段取り作業をする必要があり、生産
性向上の障害となつていた。

第１図ａは従来の中心式テープ巻機のテーピン
グヘツド張力調整装置の正面説明図、第２図ｂは
その側面説明図である。

第１図ａおよび第１図ｂにおいて、２は中心式
テープ巻機のフレームに固定されている中空固定
軸であり、この中空固定軸２の一端は、図示しな
いが、中心式テープ巻機のフレームに固定されて
いる。この中空回転軸２の中を導線１が矢印方向
に送り出されるようになつている。

中空回転軸２の外周には、外周側に突き出た突
出部があり、しかも中空回転軸２の軸心線に対し
て回動できる中空回転軸３が保持されている。

中空回転軸３の突出部には、回転大円板４が固
定されている。回転大円板４の周縁部にはガイド
ロール５〜８、ガイドピン９が固定されており、
また、その内周面にはブレーキバンド１６の一端
及び引張バネ１８の一端が固定されている。

引張バネ１８の一端にはバネ調整ネジ１８が接
続されており、このバネ調整ネジ１８を調整する
ことにより引張バネ１８の張力が調整できるよう
になつている。

中空回転軸３の外周には、ベアリング１０を介
して中空回転軸２の軸心線に対して回動できるブ
レーキドラム１１が保持されている。このブレー
キドラム１１と回転大円板４との間に中空回転軸
３の外周には、ベアリング１２を介して中空回転
軸２の軸心線に対して回動できる張力調整板１４
が保持されている。

張力調整板１４の周縁には張力検出ロール１５
が固定されており、また、その内周面には引張バ
ネ１８の他端及びブレーキバンド１６の他端が固
定されている。

ブレーキドラム１１が保持されている中空回転
軸３の先端側外周には、テープ押え板３４が固定
されており、ここにテープ３５を巻いた巻テープ
ドラム１３を装着できるようになつている。

装着された巻テープドラム１３は締付板３６を
介して締付ナツト２０で締付けられるようになつ
ている。

締付板３６を介して締付ナツト２０で締付けら
れた巻テープドラム１３は、ブレーキドラム１１
と一体となつて回動できるようになつている。

さて、このような従来のテーピングヘツド張力
調整装置が装着された中心式テープ巻機では、テ
ープ巻絶縁電線を製造する際、テーピングヘツド
張力調整装置のブレーキバンド１６の調整と、引
張バネ１８の調整との調整作業が行われる。

まず、ブレーキバンド１６の調整作業は、巻テ
ープドラム１３よりテープ３５を手動で引き出し
たとき、テープ３５が切断することなく円滑に引
出せる張力となるようにバンド張力調整ネジ１７
を調整する。

他方、引張バネ１８の調整作業は、製造するテ
ープ巻絶縁電線のテープ仕様に合致する引張バネ
１８を選択し、それから選択した引張バネ１８を
テーピングヘツド張力調整装置に装着する。それ
から巻テープドラム１３よりテープ３５がガイド
ロール５、ガイドロール６、張力検出ロール１
５、ガイドロール７、ガイドロール８、ガイドピ
ン９を経て導線１へ適切な張力下で巻付けられる
張力となるように引張バネ１８の張力をバネ調整
ネジ１９で調整する。

次に、このような張力調整作業が終了した中心
式テープ巻機の始動スイツチを入れると、導線１
が中空固定軸２より矢印の方向に送り出され、そ
れと共に回転大円板４が時計方向に回転し、更に
巻テープドラム１３よりテープ３５がガイドロー
ル５、ガイドロール６、張力検出ロール１５、ガ
イドロール７、ガイドロール８、ガイドピン９を
経て繰り出されて導線１へ連続的に巻付けられ、
テープ巻絶縁電線が製造される。

いま、テープ３５を満巻してある巻テープドラ
ム１３を締付けナツト２０で締付けてセツトした
とき、テープの引き出し張力は当然ながら最大と
なるが、このとき張力検出ロール１５と張力調整
板１４とは反時計方向に回動し、その結果ブレー
キバンド１６がゆるんでテープ張力が小さくする
ことができる。

一方、テープ巻絶縁電線の製造が進むにつれ、
巻テープドラム１３内のテープ３５の残量が徐々
に減少する。このテープ３５の残量が減少するに
つれテープ張力が小さくなるが、張力検出ロール
１５と張力調整板１４とが付勢により時計方向に
回動するため、ブレーキガイド１６が締付けられ
てテープ張力が大きくなるように作用する。

このようにして導線１へのテープ巻付張力は長
さ方向に対して一定に保つことができる。

しかしながらこのように導線１へのテープ巻付
張力を長さ方向に対して一定に保つことができる
のは、導線が丸導線の場合だけであつて、平角導
線には均一な張力下での巻付作業が困難である。

これは厚さと幅が異なりしかも角ばつている平
角導線にテープを巻付けたときには、テープ張力
が瞬時かつ段階的に大きく変動し、従来の張力調
整装置だけでは瞬時に張力変動を吸収できないた
めである。特に、この張力変動は高速巻線になる
ほど大きくなり、ひどいときにはテープ切断が多
発する。

また、従来の中心式テープ巻機のテーピングヘ
ツド張力調整装置では、テープ巻絶縁電線の仕様
が異なる度にその仕様に合致する引張バネ１８を
選択し、それから選択した引張バネ１８を装着
し、かかる後再度テープを引出して張力を調整す
る必要があり、その引張バネ１８の交換作業とテ
ープ張力調整作業は極めて厄介で、多品種少量生
産の場合の生産性向上の大きな妨げとなつてい
た。

［考案が解決しようとする問題点］ 本考案はかかる観点に立つて為されたものであ
つて、その目的とするところは、平角導線にも均
一な張力で高速巻線ができ、しかもテープ張力調
整作業が迅速にできる中心式テープ巻機のテーピ
ングヘツド張力調整装置を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ 本考案の要旨とするところは、従来の中心式テ
ープ巻機のテーピングヘツド張力調整装置におい
て、ガイドロールの１ケを瞬時の張力変動を吸収
できる瞬時張力調整ガイドロールに置き換えたこ
とにある。

また、中空固定軸に回動できるように保持され
ている回転大円板に回転小円板を固定し、その回
転小円板にバネ張力調整レバーとバネ固定部品と
を固定し、更にそのバネ固定部品に引張バネの一
端を装着できるようにしたことにある。

［作用］ 本考案の本考案の中心式テープ巻機のテーピン
グヘツド張力調整装置は、テープを掛ける複数の
ガイドロールの内の１ケをゼンマイバネが内蔵す
る瞬時張力調整ガイドロールとすることにより、
平角導線にテープを巻付ける時発生する瞬時的か
つ段階的張力変動を瞬時に吸収させることにあ
る。

また、中空固定軸に回動できるように保持され
ている回転大円板に回転小円板を固定し、その回
転小円板にバネ張力調整レバーとバネ固定部品と
を固定し、更にそのバネ固定部品に引張バネの一
端を装着できるようにすることにより、引張バネ
の張力仕様範囲を拡大すると共にその張力調整作
業を迅速かつ容易に行えるようにしたことにあ
る。

そして瞬時張力調整ガイドロールと、回転大円
板に固定した周縁に張力調整レバーと引張バネの
一端を装着できるバネ固定部品とが固定してある
回転小円板との相乗作用により、平角導線へテー
プを均一かつ高速で巻線できるようにし、その結
果テープ巻絶縁電線の品質とその生産性を顕著に
改善したことにある。

［実施例］ 次に、第２図および第３図により、本考案の中
心式テープ巻機のテーピングヘツド張力調整装置
の一実施例について説明する。

第２図ａは本考案の中心式テープ巻機のテーピ
ングヘツド張力調整の一実施例でを示した正面説
明図、第２図ｂは同じく側面説明図、第３図ａは
第２図に示す瞬時張力調整ガイドロール２１の斜
視説明図、第３図ｂは同じく瞬時張力調整ガイド
ロール２１に内蔵するゼンマイバネ３３の斜視説
明図である。

第２図ａおよびｂにおいて、２は中空固定軸で
あつて、この中空固定軸２の一端は図示しないが
中心式テープ巻機のフレームに固定されている。
線条体１は図示しない巻取装置により引つ張られ
てこの中空固定軸２の中を矢印の方向に走行する
ようにうになつている。

中空固定軸２の外周には、外周両側に突き出た
突出部がある中空回転軸３が中空固定軸２の軸心
線に対して回動できるように保持されている。

中空固定軸２の突出部には、回転大円板４が固
定されている。この回転大円板４の周縁にはガイ
ドロール５、ガイドロール６、瞬時張力調整ガイ
ドロール２１、ガイドロール８、ガイドピン９、
レバー目盛固定ガイド２５が固定されており、ま
た、その内周面にはブレーキバンド１６の一端が
固定されている。この一実施例のレバー目盛固定
ガイド２５は、目盛りが10区分され、それらの10
区分の目盛位置にはそれぞれバネ張力調整レバー
２４を固定できる溝が設けられている。

更に、回転大円板４には隣接して回転小円板２
２が固定されている。この回転小円板２２の周縁
にはバネ張力調整レバー２４が固定されており、
また、バネ張力調整レバー２４の反対方向の周縁
にはバネ固定部品２３が固定されている。このバ
ネ固定部品２３の周縁には引張バネ１８の一端が
装着されている。

中空回転軸３の中央外周には、ベアリング１０
を介して中空回転軸２の軸心線に対して回動でき
るブレーキドラム１１が保持されている。ブレー
キドラム１１の外周にはブレーキバンド１６が掛
けられている。ブレーキバンド１６の張力は回転
大円板４の内周面に固定されているバンド張力調
整ネジを調整することにより行われる。

また、中空回転軸３の中央外周には、ベアリン
グ１２を介して中空回転軸２の軸心線に対して回
動できる張力調整板１４が保持されている。張力
調整板１４の一方側外周縁には張力調整ロール１
５が固定されており、また、その内周面にはブレ
ーキバンド１６の他端が固定されている。

ブレーキドラム１１に接する中空回転軸３の外
周には、テープ押え板３４が中空回転軸２の軸心
線に対して回動できるように固定されており、そ
こに巻テープドラム１３が装着されるようになつ
ている。巻テープドラム１３は締付板３６を介し
て締付ナツト２０で締付けられ、ブレーキドラム
１１と一体となつて回動できるようになつてい
る。

瞬時張力調整ガイドロール２１は、第２図ａお
よび第３図ａに示すように、回転大円板４に固定
されている固定板２６と、該固定板２６の上面側
に固定されている円筒体２７と、該円筒体２７の
胴部の軸方向に沿つて固定されているストツパー
板３１と、前記円筒体２７の内壁に一端側が固定
されているゼンマイバネ３３と、該ゼンマイバネ
３３の他端側に固定されている図示しない−
′軸となる連結棒と、該連結棒に固定されてい
る長方形の保持板２８と、該保持板２８の側面に
一端部が固定されしかもその他端側が前記円筒体
２７の胴部側に延びているストツパー棒３２と、
前記保持板２８の上面に所定間隔をおいて固定さ
れている調整ロール２９，３０とから成つてい
る。

テープ３５を調整ロール２９、次いで調整ロー
ル３０に掛かるように掛けたとき、調整ロール２
９，３０は第３図ａの方向からみて張力調整ロ
ールの−′軸線に対して反時計方向に回動す
るように作用する。

次に、かかる本考案の中心式テープ巻機のテー
ピングヘツド張力調整装置の一実施例装置を用い
てテープ巻絶電線を製造する場合の段取作業につ
いて説明する。

まず、従来の中心式テープ巻機のテーピングヘ
ツド張力調整装置の調整作業と同様に、ブレーキ
バンド１６の張力調整作業を行う。

次に、バネ張力調整レバー２４を若干浮き上が
らせながらレバー目盛固定ガイド２５に沿つて動
かし、テープ３５が切断することなくスムーズに
引出しせる張力の目盛の溝に固定することにより
引張バネ１８の張力調整を行う。

この引張バネ１８のバネ張力調整作業は、バネ
張力調整レバー２４による調整方式であるため張
力の設定許容範囲が広く設定でき、その結果従来
のように各種の引張バネ１８を用意して置く必要
がない。しかもこれらの選択作業や交換作業も必
要でなく、バネ張力調整作業も極めて迅速にでき
る。

このような一連のテーピングヘツド張力調整装
置の張力調整作業が終了したら、テープ３５の引
出し作業を行う。

まず、巻テープドラム１３より引出されたテー
プ３５をガイドロール５、ガイドロール６、張力
検出ロール２５、瞬時張力ガイドロール２１の調
整ロール２９、同じく調整ロール３０、ガイドロ
ール８、ガイドピン９に順次掛け、中空固定軸２
を出た平角導線１の外周に巻付けし、その端末を
ほつれないように糊付け等により仮止めする。

次に、中心式テープ巻機の始動スイツチを投入
すると中空固定軸２より線条体１が矢印の方向に
連続的に送り出されると共に、回転大円板４が回
転し、巻テープドラム１３よりテープ３５が連続
的に引出され、ガイドロール５、ガイドロール
６、張力検出ロール１５、瞬時張力調整ガイドロ
ール２１、ガイドロール８、ガイドピン９を経て
平角導線１へ連続的に巻付けることにより、テー
プ巻絶縁電線が製造される。

テープ巻絶縁電線の製造が進むにつれ、巻テー
プドラム１３内のテープ３５は徐々に減少する
が、それにつれテープ３５の引出し張力も次第に
小さくなる。テープ３５の引出し張力が小さくな
ると、張力検出ロール１５と張力調整板１４とは
付勢により時計方向に回動し、その結果ブレーキ
バンド１６が締付けられ、テープ張力を大きくす
ることができる。

しかも平角導線１へ巻付けたとき発生する瞬時
かつ段階的張力変動は、瞬時張力調整ガイドロー
ル２１により効果的に吸収できる。

即ち、いまテープ張力が瞬時的に大きくなつた
とすると調整ロール２９および３０はゼンマイバ
ネ３３の力に打勝つて第３図ａの方向からみて
−′軸に対して時計方向に回動するので、張
力検出ロール１５とガイドピン９間に掛かるテー
プ長さが瞬時的に短くなり、その結果テープ張力
を瞬時的に小さくすることができる。

反対に、テープ張力が瞬時的に小さくなつたと
すると調整ロール２９および調整ロール３０はゼ
ンマイ３３により第３図ａの方向からみて−
′軸に対して反時計方向に回動するので、張力
検出ロール１５とガイドピン９間に掛かるテープ
長さを瞬時的に長くすることになり、その結果テ
ープ張力を瞬時に大きくすることができる。

［考案の効果］ 本考案の中心式テープ巻機のテーピングヘツド
張力調整装置は、平角導線へテープを巻付ける際
発生する瞬時かつ段階的な張力変動を瞬時にかつ
効果的に吸収し、その結果テープ巻絶縁電線の電
気的特性及び機械的特性を顕著に改善すると共に
その生産性をも格段に向上できるものであり、工
業上有用である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の中心式テープ巻機のテーピング
ヘツド張力調整装置の一例を示したもので、第１
図ａはその正面説明図、第１図ｂは同じくその側
面説明図、第２図は本考案の中心式テープ巻機の
テーピングヘツド張力調整装置の一実施例を示し
たもので、第２図ａはその正面説明図、第２図ｂ
は同じくその側面説明図、第３図ａは第２図に示
す瞬時張力調整ガイドロールの斜視説明図、第３
図ｂは瞬時張力調整ガイドロールに内蔵するゼン
マイバネ３３の斜視説明図である。 １：導線、２：中空固定軸、３：中空回転軸、
４：回転大円板、５，６，７，８：ガイドロー
ル、９：ガイドピン、１０，１２：ベアリング、
１１：ブレーキドラム、１３：巻テープドラム、
１４：張力調整板、１５：張力検出ロール、１
６：ブレーキバンド、１７：バンド張力調整ネ
ジ、１８：引張バネ、１９：バネ調整ネジ、２
０：締付ナツト、２１：瞬時張力調整ガイドロー
ル、２２：回転小円板、２３：バネ固定部片、２
４：バネ張力調整レバー、２５：レバー目盛固定
ガイド、２６：固定板、２７：円筒体、２８：保
持板、２９，３０：調整ロール、３１：ストツパ
ー板、３２：ストツパー棒、３３：ゼンマイバ
ネ、３４：テープ押え板、３５：テープ、３６：
締付板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 導線１が走行する中空固定軸２と、該中空固定
   軸２の外周に該中空固定軸２の軸心線を中心線と
   して回動できる外周側に突出部がある中空回転軸
   ３と、該中空回転軸３の突出部に固定されしかも
   その周縁にガイドロール５、ガイドロール６、ガ
   イドロール８、ガイドピン９、バネ張力調整レバ
   ー２４固定溝付レバー目盛固定ガイド２５が固定
   されかつその内周面にブレーキバンド１６の一端
   が固定されている回転大円板４と、該回転大円板
   ４に固定されかつ該回転大円板４と一体になつて
   回転する回転小円板２２と、該回転小円板２２の
   周縁に固定されている前記バネ張力調整レバー２
   ４と該バネ張力調整レバー２４の反対方向の周縁
   に固定されているバネ固定部片２３と、前記中空
   回転軸３の中央部外周にベアリング１０を介して
   保持されているブレーキドラム１１と、該ブレー
   キドラム１１と前記回転小円板２２との間の前記
   中空回転軸３の外周にベアリング１２を介して保
   持されている張力調整板１４と、前記ブレーキド
   ラム１１に接触するように前記中空回転軸３の外
   周に固定されている巻テープドラム１３を装着で
   きるテープ押え板３４と、前記中空回転軸３の先
   端部外周に締付板３６を介して装着した前記巻テ
   ープドラム１３を締付けることができる締付ナツ
   ト２０とから成る中心式テープ巻機のテーピング
   ヘツド張力調整装置において、前記回転大円板４
   のガイドロール６とガイドロール８との間の周縁
   に固定板２６と、該固定板２６の上面側に固定さ
   れている円筒体２７と、該円筒体２７の胴部の軸
   方向に沿つて固定されているストツパー板３１
   と、前記円筒体２７の内壁に一端側が固定されて
   いるゼンマイバネ３３と、該ゼンマイバネ３３の
   他端側に固定されている連結棒と、該連結棒に固
   定されている長方形の保持板２８と、該保持板２
   ８の側面に一端部が固定されしかもその他端側が
   前記円筒体２７の胴部側に延びているストツパー
   棒３２と、前記保持板２８の上面に所定間隔をお
   いて固定されている調整ロール２９，３０とから
   成る瞬時張力調整ガイドロール２１を固定して成
   るとを特徴とする中心式テープ巻機のテーピング
   ヘツド張力調整装置。