JP2010150005A - 残芯の紙端ガイド装置 - Google Patents

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弘順 小西
Teruaki Shiromoto
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Abstract

【課題】紙端の巻き取りを良好に行うことが可能なように、残芯から巻きほぐれた紙端を好適に案内することが可能な残芯の紙端ガイド装置を提供する。
【解決手段】自転する巻取紙P1を保持可能な保持アーム20と、保持アーム20により保持された使用済みの巻取紙P1である残芯P2から巻きほぐれた紙端P3を案内可能な紙端ガイド部材40と、紙端P3に紙端ガイド部材40を当接させ、残芯P2と紙端ガイド部材40との間の紙端P3を張り渡すように、残芯P2に対し紙端ガイド部材40を移動させる一対のシリンダ41,41と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、残芯から巻きほぐれた紙端を残芯回収装置へ向けて案内可能な残芯の紙端ガイド装置に関するものである。
従来、残芯の軸方向所定部分で、紙端を巻き取った後の残芯の外周を均一化する手段を設けた残芯回収装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的に、この残芯回収装置において、残芯を保持する3本アームはリールスタンドに取り付けられており、このリールスタンドには、抵抗バーが取り付けられている。
実開平1−106465号公報
しかしながら、従来の残芯回収装置では、残芯と抵抗バーとの間にたるみが生じている(特許文献1の第1図参照)。この状態において、残芯を回転させて紙端を巻き取り始めてしまうと、このたるみにより残芯の表面にシワ等が生じ易くなってしまい、残芯の巻き取り不良となってしまう虞がある。
そこで、本発明は、紙端の巻き取りを良好に行うことが可能なように、残芯から巻きほぐれた紙端を好適に案内することが可能な残芯の紙端ガイド装置を提供することを課題とする。
本発明の残芯の紙端ガイド装置は、自転する巻取紙を保持可能な保持部と、保持部により保持された使用済みの巻取紙である残芯から巻きほぐれた紙端を案内可能な紙端ガイド部と、紙端を紙端ガイド部に当接させ、残芯と紙端ガイド部との間の紙端を張り渡すように、残芯に対し紙端ガイド部を相対移動させる相対移動手段と、を備えたことを特徴とする。
この場合、相対移動手段は、紙端ガイド部により紙端を案内するガイド位置と、紙端ガイド部による案内を行わない非ガイド位置との間で、紙端ガイド部を移動させるガイド移動手段を有していることが、好ましい。
この場合、相対移動手段は、保持部を回転させて残芯を公転移動させる保持部回転手段を、さらに有していることが、好ましい。
この場合、非ガイド位置は、保持部回転手段により公転移動する巻取紙の公転移動領域の領域内に位置しており、ガイド位置は、公転移動領域の領域外に位置しており、紙端ガイド部のデフォルト位置は、ガイド位置となっていることが、好ましい。
この場合、保持部により保持された巻取紙は、裁断されることにより、紙端が巻きほぐれた残芯となり、デフォルト位置は、裁断された紙端と干渉する位置となっており、ガイド移動手段は、巻取紙の裁断前に、紙端ガイド部をガイド位置から非ガイド位置へ移動させる一方、巻取紙の裁断後に、紙端ガイド部を非ガイド位置からガイド位置へ移動させることが、好ましい。
この場合、非ガイド位置は、保持部回転手段により公転移動する巻取紙の公転移動領域の領域外に位置しており、ガイド位置は、公転移動領域の領域内に位置しており、紙端ガイド部のデフォルト位置は、非ガイド位置となっていることが、好ましい。
この場合、保持部により保持された巻取紙は、裁断されることにより、紙端が巻きほぐれた残芯となり、デフォルト位置は、裁断された紙端と干渉する位置となっており、ガイド移動手段は、巻取紙の裁断前に、紙端ガイド部を非ガイド位置からガイド位置へ移動させることが、好ましい。
この場合、非ガイド位置は、保持部回転手段により公転移動する巻取紙の公転移動領域の領域外に位置しており、ガイド位置も、公転移動領域の領域外に位置しており、紙端ガイド部のデフォルト位置は、非ガイド位置またはガイド位置のいずれか一方となっていることが、好ましい。
この場合、紙端の案内時において、ガイド移動手段は、紙端ガイド部を、紙端ガイド部の移動方向に往復動作させることが、好ましい。
この場合、巻取紙のロール径を検出可能なロール径検出手段と、ガイド移動手段により移動する紙端ガイド部が、公転移動領域内に位置しているか否かを検出可能な位置検出手段と、ロール径検出手段および位置検出手段の検出結果に基づいて、保持部回転手段を制御可能な制御手段と、をさらに備え、制御手段は、紙端ガイド部が公転移動領域内に位置していると検出した場合、保持部回転手段による保持部の回転を不能とする回転不能制御を実行すると共に、回転不能制御の実行中において、巻取紙のロール径が、公転移動領域内に位置する紙端ガイド部を回避可能な径であることを検出した場合、保持部回転手段による保持部の回転を可能とする回転不能解除制御を行うことが、好ましい。
この場合、相対移動手段は、保持部を回転させて残芯を公転移動させる保持部回転手段であることが、好ましい。
この場合、紙端ガイド部は、保持部回転手段により公転移動する巻取紙の公転移動領域の領域外に固定して配設されていることが、好ましい。
この場合、保持部回転手段は、保持部に保持された巻取紙を紙継ぎするための紙継ぎ位置から、紙継ぎ後に使用済み巻取紙となった残芯を回収する残芯回収位置まで、公転移動させており、紙端ガイド部は、紙継ぎ位置から鉛直方向下方側に引いた第1境界線および残芯回収位置から鉛直方向下方側に引いた第2境界線により区画されたガイド配設領域内に配設されていることが、好ましい。
この場合、紙端ガイド部は、ガイド配設領域の第1境界線側近傍に配設されていることが、好ましい。
請求項1の残芯の紙端ガイド装置によれば、相対移動手段により、残芯から巻きほぐれた紙端を紙端ガイド部に当接させ、残芯に対し紙端ガイド部を相対移動させることで、残芯と紙端ガイド部との間に、巻きほぐれた紙端を張り渡すことができる。このため、残芯と紙端ガイド部との間に張り渡された紙端は、たるみが生ずることなく、略直線状にすることができる。これにより、たるみのない張り渡った紙端を、残芯を回転させて巻き取ることができるため、残芯の表面にシワ等を生ずることなく、好適に紙端を残芯に巻き取ることができる。
請求項2の残芯の紙端ガイド装置によれば、ガイド移動手段により紙端ガイド部を非ガイド位置からガイド位置へ移動させることで、残芯と紙端ガイド部との間に、残芯から巻きほぐれた紙端を張り渡すことができる。
請求項3の残芯の紙端ガイド装置によれば、保持部回転手段により残芯を公転移動させることで、残芯と紙端ガイド部との間に、残芯から巻きほぐれた紙端をさらに張り渡すことができる。
請求項4の残芯の紙端ガイド装置によれば、ガイド位置が公転移動領域外に位置し、非ガイド位置が公転移動領域内に位置している場合、ガイド位置をデフォルト位置とすることで、通常運転時において各巻取紙が公転する際に、紙端ガイド部が巻取紙に接触することなく、巻取紙を公転移動領域内において好適に公転移動させることができる。
請求項5の残芯の紙端ガイド装置によれば、巻取紙の裁断前に、紙端ガイド部を非ガイド位置に移動させることにより、裁断された残芯の紙端と紙端ガイド部との干渉を抑制することができる。
請求項6の残芯の紙端ガイド装置によれば、ガイド位置が公転移動領域内に位置し、退避位置が公転移動領域外に位置している場合、非ガイド位置をデフォルト位置とすることで、通常運転時において各巻取紙が公転する際に、紙端ガイド部が巻取紙に接触することなく、巻取紙を公転移動領域内において好適に公転移動させることができる。
請求項7の残芯の紙端ガイド装置によれば、巻取紙の裁断前に、紙端ガイド部をガイド位置に移動させることにより、裁断された残芯の紙端と紙端ガイド部との干渉を抑制することができる。
請求項8の残芯の紙端ガイド装置によれば、非ガイド位置およびガイド位置を公転移動領域の領域外に位置させることができるため、通常運転時において各巻取紙が公転する際に、紙端ガイド部がガイド位置または非ガイド位置に位置していたとしても、紙端ガイド部が巻取紙に接触することはない。
請求項9の残芯の紙端ガイド装置によれば、紙端ガイド部を往復移動させることにより、残芯と紙端ガイド部との間の紙端の張り具合を調整することができるため、紙端の巻き取りをさらに良好に行うことが可能となる。
請求項10の残芯の紙端ガイド装置によれば、回転不能制御を実行することにより、紙端ガイド部が公転移動領域内に位置していても、保持部回転手段による保持部の回転を不能とすることができるため、紙端ガイド部と各巻取紙との接触を防止することができる。また、回転不能解除制御を実行することにより、紙端ガイド部が公転移動領域内に位置していても、各巻取紙の径が紙端ガイド部を回避可能な径となっていれば、紙端ガイド部と各巻取紙とが接触することなく、各巻取紙を公転させることができる。
請求項11の残芯の紙端ガイド装置によれば、保持部回転手段により残芯を公転移動させることで、残芯と紙端ガイド部との間に、残芯から巻きほぐれた紙端を好適に張り渡すことができる。
請求項12の残芯の紙端ガイド装置によれば、紙端ガイド部を公転移動領域外に配設することができる。これにより、通常運転時において各巻取紙が公転する際に、紙端ガイド部が巻取紙に接触することなく、巻取紙を公転移動領域内において好適に公転移動させることができる。
請求項13の残芯の紙端ガイド装置によれば、ガイド配設領域内に紙端ガイド部を配設することで、紙端ガイド部は、紙継ぎ位置において裁断された残芯の紙端との干渉を抑制することができる。
請求項14の残芯の紙端ガイド装置によれば、紙端ガイド部を好適な位置に配設することができるため、残芯と紙端ガイド部との間の紙端を、好適に張り渡すことができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明に係る残芯の紙端ガイド装置について説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
ここで、図1は、実施例1に係る残芯の紙端ガイド装置を備えた給紙装置を概略的に表した側面図であり、図2は、実施例1に係る残芯の紙端ガイド装置を備えた給紙装置を概略的に表した平面図である。また、図3は、巻取紙の交換時における給紙装置の側面図であり、図4は、巻取紙の裁断時における給紙装置の側面図である。さらに、図5は、巻取紙の公転移動時における給紙装置の側面図であり、図6は、残芯の紙端のガイド時における給紙装置の側面図である。また、図7は、給紙装置の一連の動作に関する動作タイミングの説明図である。
実施例1において、残芯の紙端ガイド装置8は、例えば、新聞用オフセット輪転印刷機の給紙装置1に設けられており、使用済み巻取紙P1である残芯P2から巻きほぐれた紙端P3を案内するものである。ここで、残芯P2の紙端ガイド装置8の説明に先立ち、先ず、給紙装置1について説明する。
図1および図2に示すように、給紙装置1は、回転自在に保持した複数の巻取紙P1からウェブWを繰り出す給紙装置本体5と、一方の巻取紙P1から他方の巻取紙P1へ紙継ぎ可能な紙継ぎ装置6と、使用済み巻取紙P1である残芯P2(図4参照)を給紙装置本体5から回収可能な残芯回収装置7と、残芯回収装置7により巻き取られる残芯P2の紙端P3を案内可能な紙端ガイド装置8と、で構成され、これら各装置5,6,7,8は、制御装置9により制御されている。そして、給紙装置1は、これら各装置5,6,7,8,9が協働することにより、継続してウェブWを供給することが可能となっている。
給紙装置本体5は、設置面15に配設されると共に、設置面15に対し没入形成された収容ピット16に架け渡されている。具体的に、収容ピット16は、中空の長方体に形成されており、給紙装置本体5は、収容ピット16の長手方向に対し、保持した各巻取紙P1の軸方向が直交するように配設されている。そして、長手方向に直交する収容ピット16の幅方向における長さは、各巻取紙P1の軸方向おける長さ(幅)に比して、長くなるように形成されている。また、収容ピット16の内部には、残芯回収装置7が長手方向に移動可能に収容されている。なお、詳細は後述するが、この収容ピット16は、公転する複数の巻取紙P1の移動を許容している。
給紙装置本体5は、複数の巻取紙P1(実施例1では、例えば3本)を両側から保持可能な保持アーム20(保持部)と、保持アーム20を両側から支持する一対の支持フレーム21,21と、保持アーム20を回転させる保持アーム回転機構22(保持部回転手段)と、を備えている。
保持アーム20は、3本の巻取紙P1を保持可能なように、中心軸25の両端部から3本のアーム26がそれぞれ径方向に突出している。すなわち、保持アーム20は、両側一対のアーム26が3組設けられている。そして、各一対のアーム26の先端は、各巻取紙P1を、その両側から回転自在にそれぞれ軸支している。なお、各一方のアーム26の先端には、制動装置27がそれぞれ設けられており、各制動装置27は、回転する各巻取紙P1を制動することが可能となっている。
一対の支持フレーム21は、収容ピット16を挟んで、その外側の設置面15上にそれぞれ立設されており、保持アーム20の両側を回転自在に軸支している。このとき、一対の支持フレーム21,21は、保持アーム20の中心軸25が収容ピット16の長手方向に直交するように、保持アーム20を軸支している。なお、各支持フレーム21と収容ピット16との間の各設置面15には、後述する紙端ガイド装置8の一対のシリンダ41,41がそれぞれ配設されている。
保持アーム回転機構22は、保持アーム20を回転可能に構成されており、保持アーム20を回転させることにより、各巻取紙P1を公転移動させることができる。なお、符号E1は、保持アーム回転機構22により公転移動する各巻取紙P1の公転移動領域であり、この公転移動領域E1は、その下方の一部が収容ピット16の内部と重複している。つまり、上記したように、収容ピット16は、公転移動する各巻取紙P1が設置面15に接触しないように、各巻取紙P1の公転移動を許容している。
また、給紙装置本体5には、各巻取紙P1のロール径を検出可能なロール径センサ30(ロール径検出手段)が設けられており、ロール径センサ30は、制御装置9に接続されている。そして、制御装置9は、ロール径センサ30の検出結果に基づいて、各種制御を実行可能に構成されている。
従って、給紙装置本体5は、各巻取紙P1からウェブWが繰り出されることにより、各巻取紙P1が自転可能となっており、また、保持アーム20を回転させることにより、各巻取紙P1が公転(ターニング)可能となっている。なお、各巻取紙P1のターニングは、特に巻取紙P1の紙継ぎ時に行われており、各巻取紙P1を紙継ぎ位置T1や残芯回収位置T2へ移動させている。なお、詳細は後述するが、給紙装置本体5は、紙端ガイド装置8の一部として機能している。
紙継ぎ装置6は、ウェブWを繰り出している巻取紙P1の残量が少なくなって小径となったときに、小径となった巻取紙P1を新たな巻取紙P1に紙継ぎするものである。つまり、紙継ぎ装置6は、ロール径センサ30により検出されたロール径が、所定のロール径より小さくなった場合、この紙継ぎを行うことで、新たな巻取紙P1からウェブWを繰り出すことが可能となる。紙継ぎ装置6は、巻取紙P1から繰り出されるウェブWを挟んで、給紙装置本体5の反対側に配設されており、ウェブWに対し離接可能なペースターアーム35を備えている。
ペースターアーム35は、紙継ぎ時において、小径となった巻取紙P1から繰り出されるウェブWに対し、近接方向に移動して当接し、ウェブWを当接させた状態において、さらに近接方向に移動することで、このウェブWを新たな巻取紙P1の外周面に当接させている。このとき、新たな巻取紙P1の外周面には接着剤が塗布されているため、小径となった巻取紙P1から繰り出されるウェブWは、新たな巻取紙P1から繰り出されるウェブWと一体となって走行する。つまり、ペースターアーム35は、小径の巻取紙P1から繰り出されるウェブWを、新たな巻取紙P1の外周面にペースト(貼り付け)することができる。
また、ペースターアーム35は、その内部に、ウェブWを幅方向に裁断するカッタ36が配設されており、小径の巻取紙P1から繰り出されるウェブWを裁断することで、給紙装置本体5は、新たな巻取紙P1からのみウェブWを繰り出す。そして、裁断された小径の巻取紙P1は、使用済み巻取紙P1、いわゆる残芯P2となる(図4参照)。このとき、裁断された残芯P2は、上記の制動装置27により制動されるものの、惰性により回転してしまうため、残芯P2の紙端P3は巻きほぐれてしまう。このため、後述する残芯回収装置7では、巻きほぐれた残芯P2の紙端P3を巻き取っている。
残芯回収装置7は、上記したように、収容ピット16の長手方向に移動可能となっており、保持アーム20に保持された残芯P2を回収する。残芯回収装置7は、図示は省略するが、残芯P2を巻き取る残芯巻取機構と、巻き取った残芯P2を回収するための受けとなる残芯受部と、が設けられており、残芯巻取機構および残芯受部は、リフターにより昇降移動可能に構成されている。
従って、残芯回収装置7は、残芯回収位置T2に移動した残芯P2に対し、リフターにより残芯巻取機構および残芯受部を上昇させて残芯P2近傍へ臨ませる。そして、残芯回収装置7は、残芯巻取機構を駆動させて巻きほぐれた残芯P2の紙端P3を巻き取ると共に、残芯受部で巻取り後の残芯P2を受けて、残芯P2を回収する。なお、残芯巻取機構は、巻きほぐれた紙端P3を案内する紙端ガイド装置8と協働することにより、紙端P3が好適に巻き取られる(詳細は後述)。
次に、本発明の特徴部分である紙端ガイド装置8について説明する。紙端ガイド装置8は、残芯巻取機構により巻き取られる残芯P2の紙端P3を案内するものであり、この紙端ガイド装置8を設けることで、残芯P2の紙端P3を好適に巻き取ることができる。紙端ガイド装置8は、巻きほぐれた残芯P2の紙端を案内する紙端ガイド部材40と、紙端ガイド部材40を進退移動させる一対のシリンダ41,41(ガイド移動手段)と、一対のシリンダ41,41の先端に紙端ガイド部材40の両端部を連結するための一対の連結ブラケット42,42と、を有している。
紙端ガイド部材40は、棒状に形成されており、その軸方向が各巻取紙P1の軸方向と同方向となるように収容ピット16内部に配設されている。
一対のシリンダ41,41は、上記したように、一対の支持フレーム21,21と収容ピット16との間の設置面15に設置されており、各シリンダ41は、例えば、エアーシリンダで構成されている。そして、各シリンダ41のロッドの進退方向は、収容ピット16の長手方向と同方向となるように設置され、また、各シリンダ41のロッドの先端は紙継ぎ位置T1側(図示右側)に向けて配置される。
一対の連結ブラケット42,42は、各シリンダ41のロッドの先端にそれぞれ設けられ、各ロッドの先端と紙端ガイド部材40とを連結している。具体的に、各連結ブラケット42は、収容ピット16外に位置するロッドの先端と、収容ピット16内に位置する紙端ガイド部材40の端部とを連結している。
従って、紙端ガイド装置8は、一対のシリンダ41の各ロッドを同期させて前進移動させることにより、紙端ガイド部材40を前進位置L1に移動させる。一方で、紙端ガイド装置8は、一対のシリンダ41の各ロッドを同期させて後退移動させることにより、紙端ガイド部材40を後退位置L2に移動させる。
このとき、前進位置L1は、残芯P2の紙端P3のガイドをするガイド位置L1となっており、ガイド位置L1は、公転移動領域E1の領域外に位置すると共に、進退方向の紙継ぎ位置T1側に位置している。また、前進位置L1は、給紙装置1の通常運転時において紙端ガイド部材40を待機させるデフォルト位置となっているため、紙端ガイド装置8は、待機時において、紙端ガイド部材40を前進位置L1に位置させている。
一方、後退位置L2は、残芯P2の紙端P3のガイドを行わない非ガイド位置L2となっており、非ガイド位置L2は、公転移動領域E1の領域内に位置すると共に、保持アーム20の中心軸25の略直下に位置している。また、後退位置L2は、切断された残芯P2の紙端P3が干渉しない位置となっており、紙端ガイド装置8は、紙端ガイド部材40をガイド位置L1から非ガイド位置L2に移動させることで、裁断した残芯P2の紙端P3が、紙端ガイド部材40を乗り越えて残芯回収位置T2側に落下することを抑制している。
これにより、紙端ガイド装置8は、紙端ガイド部材40を非ガイド位置L2からガイド位置L1に移動させることで、残芯P2と紙端ガイド部材40との間の紙端を、張り渡らせることができる。また、紙端ガイド装置8は、その機能の一部が、給紙装置本体5に設けられている。すなわち、給紙装置本体5は、紙端ガイド部材40に対し、各巻取紙P1を公転移動させることで、残芯P2と紙端ガイド部材40との間の紙端を、張り渡らせることができる。
さらに、紙端ガイド装置8には、紙端ガイド部材40の位置を検出するポジションセンサ45(位置検出手段)が設けられており、このポジションセンサ45は制御装置9に接続されている。そして、制御装置9は、この上記のポジションセンサ45の検出結果、およびロール径センサ30の検出結果に基づいて、保持アーム回転機構22による保持アーム20の回転、すなわち各巻取紙P1の公転移動の制御を行っている。
つまり、紙端ガイド部材40が、後退位置L2に位置する場合、紙端ガイド部材40は、公転移動領域E1内に位置するため、公転移動する各巻取紙P1と接触する虞がある。このため、制御装置9は、ポジションセンサ45により、紙端ガイド部材40が前進位置L1に位置していないことを検出した場合、原則として、保持アーム回転機構22による保持アーム20の回転を不能(インターロック)とする回転不能制御を実行するが、ロール径センサ30により、各巻取紙P1のロール径が小径(巻取紙の交換時期となる径)であることを検出した場合、保持アーム回転機構22による保持アーム20の回転を可能とする回転不能解除制御を実行する。
ここで、図1、図3ないし図7を参照して、給紙装置1の紙継ぎ動作から残芯回収動作に至る一連の動作ついて説明する。給紙装置1は、新たな巻取紙P1からウェブWを繰り出してゆくと(図1参照)、巻取紙P1の径は経時的に小さくなってゆく(図2参照)。そして、ロール径センサ30により検出された径が、交換時期となる所定径よりも小さくなると、給紙装置1は、紙継ぎ装置6の作動を開始(ON)すると共に、紙端ガイド装置8により紙端ガイド部材40をガイド位置L1から非ガイド位置L2に移動させる(図3および図7参照:t1)。
紙継ぎ装置6が作動すると、ペースターアーム35は、小径の巻取紙P1から繰り出されるウェブWを、新たな巻取紙P1の外周面に貼り付ける。なお、この位置が紙継ぎ位置T1となる。この直後、ペースターアーム35に内蔵されたカッタ36を作動させる(図7参照:t2)。カッタ36により小径の巻取紙P1から繰り出されるウェブWが裁断されると、裁断された巻取紙P1は残芯P2となり、残芯P2の紙端P3は巻きほぐれて、下方に落下する(図4参照)。そして、カッタ36の作動が終了すると、給紙装置本体5は、残芯P2を紙継ぎ位置T1から残芯回収位置T2へ公転移動させるべく、保持アーム回転機構22による保持アーム20の回転動作を開始する(図7参照:t3)。なお、紙継ぎ装置6は、カッタ36による裁断動作の終了後、その作動を終了する。
続いて、給紙装置本体5が、保持アーム回転機構22による保持アーム20の回転動作を行うと、残芯P2の紙端P3は、非ガイド位置L2に位置する紙端ガイド部材40に当接し(図5参照)、残芯P2と紙端ガイド部材40との間の紙端P3が張り渡される。
そして、給紙装置本体5が、保持アーム回転機構22による保持アーム20の回転動作を終了し、残芯P2が残芯回収位置T2へ移動すると、紙端ガイド装置8は、一対のシリンダ41,41により紙端ガイド部材40をガイド位置L1へ移動させ、これにより、残芯P2と紙端ガイド部材40との間の紙端P3をさらに張り渡す。これと同時に、残芯回収装置7は、残芯P2の巻取り動作を開始する(図6および図7参照:t4)。そして、残芯回収装置7は、残芯P2の巻取り動作を終了すると、巻取り後の残芯P2を保持アーム20から回収する。この後、保持アーム20に新たな巻取紙P1が装着される(図1参照)。
以上の構成によれば、保持アーム回転機構22により残芯P2を公転移動させることで、残芯P2から巻きほぐれた紙端P3を、残芯P2と紙端ガイド部材40との間に張り渡すことができ、また、一対のシリンダ41,41により紙端ガイド部材40を非ガイド位置L2からガイド位置L1へ移動させることで、残芯P2と紙端ガイド部材40との間の紙端P3を、さらに張り渡すことができる。このため、残芯P2と紙端ガイド部材40との間の紙端P3は、たるみが生ずることなく、略直線状にすることができる。これにより、たるみのない張り渡った紙端P3を、残芯P2を回転させて巻き取ることができるため、巻き取られる残芯P2の表面にシワ等を生ずることなく、好適に紙端P3を残芯P2に巻き取ることができる。
また、ガイド位置L1をデフォルト位置とすることができるため、給紙装置1の通常運転時において、各巻取紙P1を公転移動させたとしても、各巻取紙P1と紙端ガイド部材40とが接触することがない。
さらに、小径の巻取紙P1から繰り出されるウェブWの裁断前に、紙端ガイド部材40を非ガイド位置L2に移動させることで、切断された残芯P2の紙端P3が、紙端ガイド部材40を乗り越えて、残芯回収位置T2側に落下することを抑制することができる。
また、紙端ガイド部材40が非ガイド位置L2に位置していても、各巻取紙P1のロール径が小径である場合、各巻取紙P1の公転移動を行うことができ、各巻取紙P1のロール径が小径でない(大径である)場合、各巻取紙P1の公転移動を行うことができないため、各巻取紙P1と紙端ガイド部材40との接触を防止することができる。
なお、実施例1では、紙端ガイド部材40のガイド位置L1から非ガイド位置L2への移動タイミングは、図7に示すt1となっていたが、カッタ36による裁断前、すなわちt1とt2との間であればいつでもよい。また、紙端ガイド部材40の非ガイド位置L2からガイド位置L1への移動タイミングは、図7に示すt4となっていたが、カッタ36による裁断後、すなわちt3とt4との間であればいつでもよい。
次に、実施例2に係る残芯の紙端ガイド装置について説明する。なお、重複した記載を避けるべく、異なる部分についてのみ説明する。実施例2の残芯の紙端ガイド装置は、実施例1の残芯P2の紙端ガイド装置8と略同様の構成となっており、後退位置L2がガイド位置L2となっており、前進位置L1が非ガイド位置L1となっている。このため、実施例2の給紙装置の一連の動作は、実施例1の給紙装置1の一連の動作とは一部異なっている。なお、実施例2の給紙装置の一連の動作の説明は、実施例1の図1、図3ないし図5を用いて行う。
具体的に、実施例2の残芯の紙端ガイド装置を適用した給紙装置の紙継ぎ動作から残芯回収動作に至る一連の動作ついて説明する。給紙装置は、新たな巻取紙P1からウェブWを繰り出してゆくと(図1参照)、巻取紙P1の径は経時的に小さくなってゆく(図2参照)。そして、ロール径センサ30により検出された径が、交換時期となる所定径よりも小さくなると、給紙装置は、紙継ぎ装置6の作動を開始(ON)すると共に、紙端ガイド装置8により紙端ガイド部材40を非ガイド位置L1(前進位置)からガイド位置L2(後退位置)に移動させる(図3参照)。
紙継ぎ装置6が作動すると、ペースターアーム35は、小径の巻取紙P1から繰り出されるウェブWを、新たな巻取紙P1の外周面に貼り付ける。この直後、ペースターアーム35に内蔵されたカッタ36を作動させる。カッタ36により小径の巻取紙P1から繰り出されるウェブWが裁断されると、裁断された巻取紙P1は残芯P2となり、残芯P2の紙端P3は巻きほぐれて、下方に落下する(図4参照)。そして、カッタ36の作動が終了すると、給紙装置本体5は、残芯P2を紙継ぎ位置T1から残芯回収位置T2へ公転移動させるべく、保持アーム回転機構22による保持アーム20の回転動作を開始する(図7参照:t3)。
続いて、給紙装置本体5が、保持アーム回転機構22による保持アーム20の回転動作を行うと、残芯P2の紙端P3は、ガイド位置L2に位置する紙端ガイド部材40に当接し(図5参照)、残芯P2と紙端ガイド部材40との間の紙端P3が張り渡される。
そして、給紙装置本体5が、保持アーム回転機構22による保持アームの回転動作を終了し、残芯P2が残芯回収位置T2へ移動すると、残芯回収装置7は、残芯P2の巻取り動作を行い、巻き取った残芯P2を保持アーム20から回収した後、保持アーム20に新たな巻取紙P1が装着される(図1参照)。
以上の構成においても、保持アーム回転機構22により残芯P2を公転移動させることで、残芯P2から巻きほぐれた紙端P3を、残芯P2と紙端ガイド部材40との間に張り渡すことができる。このため、残芯P2と紙端ガイド部材40との間の紙端P3は、たるみが生ずることなく、略直線状にすることができる。
なお、実施例1および2において、紙端ガイド装置8は、紙端ガイド部材40をガイド位置L1(実施例1),L2(実施例2)に位置させた状態で、残芯P2の紙端P3をガイドしていたが、これに限らず、紙端ガイド装置8は、紙端ガイド部材40を進退方向に往復動作させてもよい。この構成によれば、残芯P2と紙端ガイド部材40との間の紙端P3の張り具合を調整することができるため、残芯回収装置7による紙端P3の巻き取りをさらに良好に行うことが可能となる。
また、実施例1および2では、ガイド位置L1(実施例1),L2(実施例2)および非ガイド位置L2(実施例1),L1(実施例2)のいずれか一方が、公転移動領域E1の領域内に位置していたが、ガイド位置および非ガイド位置を公転移動領域E1の領域外に位置させても良い。これによれば、通常運転時において各巻取紙P1が公転する際に、紙端ガイド部40がガイド位置または非ガイド位置に位置していたとしても、紙端ガイド部40が巻取紙P1に接触することはない。
次に、図8を参照して、実施例3に係る残芯の紙端ガイド装置60について説明する。なお、この場合も、重複した記載を避けるべく、異なる部分についてのみ説明する。図8は、実施例3に係る残芯の紙端ガイド装置を備えた給紙装置を概略的に表した平面図である。実施例3の残芯P2の紙端ガイド装置60は、その紙端ガイド部材61が軸方向中央から二分されており、二分された一対の分割紙端ガイド部材62,62は、支点Iを中心にそれぞれ回動させることで、紙端ガイド部材61をガイド位置L3と非ガイド位置L4との間で移動させることができる。
具体的に、この紙端ガイド装置60は、残芯P2の紙端P3を案内する紙端ガイド部材61と、紙端ガイド部材61をガイド位置L3と非ガイド位置L4との間で移動させる一対のシリンダ63,63(ガイド移動手段)と、一対のシリンダ63,63と紙端ガイド部材61の両端部との間に介設された一対のラック・ピニオン機構64,64と、を有している。
紙端ガイド部材61は、棒状に形成されており、その軸方向中央において二分されている。つまり、紙端ガイド部材61は、一対の分割紙端ガイド部材62,62から構成されている。換言すれば、一対の分割紙端ガイド部材62,62は、同軸上において、その内側端面をそれぞれ対向させて配設することにより紙端ガイド部材61を構成している。そして、各分割紙端ガイド部材62は、その外側端部が、各支持フレーム21と収容ピット16との間の設置面15に軸支されている。これにより、各分割紙端ガイド部材62は、設置面15上において、外側端部を支点Iとし、ガイド位置L3と非ガイド位置L4との間で回動自在に配設される。このため、紙端ガイド部材61は、収容ピット16外に架け渡されるように配設される。このとき、ガイド位置L3は、各分割紙端ガイド部材62の軸方向が巻取紙P1の軸方向と同方向となる位置であり、非ガイド位置L4は、各分割紙端ガイド部材62の軸方向が収容ピット16の長手方向と同方向となる位置である。これにより、非ガイド位置L4に移動した各分割紙端ガイド部材62は、各巻取紙P1の公転移動の障害となることがない。
一対のシリンダ63,63は、実施例1と同様に、一対の支持フレーム21,21と収容ピット16との間の設置面15に設置されており、各シリンダ63のロッドの進退方向は、収容ピット16の長手方向と同方向となるように設置され、また、各シリンダ63のロッドの先端は紙継ぎ位置T1側(図示右側)に向けて配置される。
一対のラック・ピニオン機構64,64は、各ピニオンギア70が各分割紙端ガイド部材62の外側端部に一体に取り付けられ、各ラック71が各シリンダ63のロッドの先端に取り付けられる。
従って、紙端ガイド装置60は、一対のシリンダ63の各ロッドを同期させて前進移動させることで、ラック71に歯合したピニオンギア70が正回転し、これにより、各分割紙端ガイド部材62がガイド位置L3に移動する。一方で、紙端ガイド装置60は、一対のシリンダ63の各ロッドを同期させて後退移動させることで、ラック71に歯合したピニオンギア70が逆回転し、これにより、各分割紙端ガイド部材62が非ガイド位置L4に移動する。
以上の構成によれば、紙端ガイド部材61が、公転移動領域E1内に配設される場合、各分割紙端ガイド部材62を回動させて非ガイド位置L4に移動させることにより、紙端ガイド部材61と各巻取紙P1との接触を回避することができる。一方、残芯P2の紙端P3のガイド時において、各分割紙端ガイド部材62を回動させてガイド位置L3に移動させることにより、紙端P3を好適に案内することができる。
なお、実施例3の紙端ガイド装置60では、各シリンダ63と各分割紙端ガイド部材62との間をラック・ピニオン機構64とし、各分割紙端ガイド部材62を回動させたが、これに限らず、各シリンダ63と各分割紙端ガイド部材62との間をリンク機構とし、各分割紙端ガイド部材62を回動させてもよい。
次に、図9を参照して、実施例4に係る残芯の紙端ガイド装置80について説明する。なお、この場合も、重複した記載を避けるべく、異なる部分についてのみ説明する。図9は、実施例4に係る残芯の紙端ガイド装置を備えた給紙装置を概略的に表した側面図である。実施例4の残芯P2の紙端ガイド装置80は、その紙端ガイド部材81が収容ピット16内部に固定されて配設されている。このため、実施例4の紙端ガイド装置80は、紙端ガイド部材81のみから構成されている。
つまり、この紙端ガイド装置80は、残芯P2の紙端P3を案内する紙端ガイド部材81であり、紙端ガイド部材81は、実施例1のガイド位置L1(前進位置)に、固定して配設されている。このため、紙端ガイド部材81は、公転移動領域E1の領域外に配設されている。具体的に、紙端ガイド部材81は、紙継ぎ位置T1の各巻取紙P1の中心から鉛直方向下方側に引いた第1境界線84、および残芯回収位置T2の各巻取紙P1の中心から鉛直方向下方側に引いた第2境界線85により区画されたガイド配設領域E2内に配設されている。そして、紙端ガイド部材81は、ガイド配設領域E2の第1境界線84側近傍に配設されている。
以上の構成によれば、保持アーム回転機構22により残芯P2を公転移動させることで、残芯P2から巻きほぐれた紙端P3を、残芯P2と紙端ガイド部材81との間に張り渡すことができる。このため、残芯P2と紙端ガイド部材81との間の紙端P2は、たるみが生ずることなく、略直線状にすることができる。
以上のように、本発明に係る残芯の紙端ガイド装置は、新聞用オフセット輪転印刷機の給紙装置に適しており、特に、残芯から巻きほぐれた紙端を巻き取る場合において有用である。
実施例1に係る残芯の紙端ガイド装置を備えた給紙装置を概略的に表した側面図である。 実施例1に係る残芯の紙端ガイド装置を備えた給紙装置を概略的に表した平面図である。 巻取紙の交換時における給紙装置の側面図である。 巻取紙の裁断時における給紙装置の側面図である。 巻取紙の公転移動時における給紙装置の側面図である。 残芯の紙端のガイド時における給紙装置の側面図である。 給紙装置の一連の動作に関する動作タイミングの説明図である。 実施例3に係る残芯の紙端ガイド装置を備えた給紙装置を概略的に表した平面図である。 実施例4に係る残芯の紙端ガイド装置を備えた給紙装置を概略的に表した側面図である。
符号の説明
1 給紙装置
5 給紙装置本体
6 紙継ぎ装置
7 残芯回収装置
8 紙端ガイド装置
9 制御装置
15 設置面
16 収容ピット
20 保持アーム
21 支持フレーム
22 保持アーム回転機構
27 制動装置
30 ロール径センサ
35 ペースターアーム
36 カッタ
40 紙端ガイド部材
41 シリンダ
42 連結ブラケット
45 ポジションセンサ
60 紙端ガイド装置(実施例3)
61 紙端ガイド部材(実施例3)
62 分割紙端ガイド部材
63 シリンダ(実施例3)
64 ラック・ピニオン機構
80 紙端ガイド装置(実施例4)
81 紙端ガイド部材(実施例4)
84 第1境界線
85 第2境界線
P1 巻取紙
P2 残芯
P3 紙端
W ウェブ
E1 公転移動領域
E2 ガイド配設領域
T1 紙継ぎ位置
T2 残芯回収位置
I 支点
L1 前進位置(ガイド位置:実施例1)
L2 後退位置(非ガイド位置:実施例1)
L1 前進位置(非ガイド位置:実施例2)
L2 後退位置(ガイド位置:実施例2)
L3 ガイド位置(実施例3)
L4 非ガイド位置(実施例3)

Claims (14)

  1. 自転する巻取紙を保持可能な保持部と、
    前記保持部により保持された使用済みの前記巻取紙である残芯から巻きほぐれた紙端を案内可能な紙端ガイド部と、
    前記紙端を前記紙端ガイド部に当接させ、前記残芯と前記紙端ガイド部との間の前記紙端を張り渡すように、前記残芯に対し前記紙端ガイド部を相対移動させる相対移動手段と、を備えたことを特徴とする残芯の紙端ガイド装置。
  2. 前記相対移動手段は、前記紙端ガイド部により前記紙端を案内するガイド位置と、前記紙端ガイド部による案内を行わない非ガイド位置との間で、前記紙端ガイド部を移動させるガイド移動手段を有していることを特徴とする請求項1に記載の残芯の紙端ガイド装置。
  3. 前記相対移動手段は、前記保持部を回転させて前記残芯を公転移動させる保持部回転手段を、さらに有していることを特徴とする請求項2に記載の残芯の紙端ガイド装置。
  4. 前記非ガイド位置は、前記保持部回転手段により公転移動する前記巻取紙の公転移動領域の領域内に位置しており、前記ガイド位置は、前記公転移動領域の領域外に位置しており、
    前記紙端ガイド部のデフォルト位置は、前記ガイド位置となっていることを特徴とする請求項3に記載の残芯の紙端ガイド装置。
  5. 前記保持部により保持された前記巻取紙は、裁断されることにより、前記紙端が巻きほぐれた前記残芯となり、前記デフォルト位置は、裁断された前記紙端と干渉する位置となっており、
    前記ガイド移動手段は、前記巻取紙の裁断前に、前記紙端ガイド部を前記ガイド位置から前記非ガイド位置へ移動させる一方、前記巻取紙の裁断後に、前記紙端ガイド部を前記非ガイド位置から前記ガイド位置へ移動させることを特徴とする請求項4に記載の残芯の紙端ガイド装置。
  6. 前記非ガイド位置は、前記保持部回転手段により公転移動する前記巻取紙の公転移動領域の領域外に位置しており、前記ガイド位置は、前記公転移動領域の領域内に位置しており、
    前記紙端ガイド部のデフォルト位置は、前記非ガイド位置となっていることを特徴とする請求項3に記載の残芯の紙端ガイド装置。
  7. 前記保持部により保持された前記巻取紙は、裁断されることにより、前記紙端が巻きほぐれた前記残芯となり、前記デフォルト位置は、裁断された前記紙端と干渉する位置となっており、
    前記ガイド移動手段は、前記巻取紙の裁断前に、前記紙端ガイド部を前記非ガイド位置から前記ガイド位置へ移動させることを特徴とする請求項6に記載の残芯の紙端ガイド装置。
  8. 前記非ガイド位置は、前記保持部回転手段により公転移動する前記巻取紙の公転移動領域の領域外に位置しており、前記ガイド位置も、前記公転移動領域の領域外に位置しており、
    前記紙端ガイド部のデフォルト位置は、前記非ガイド位置または前記ガイド位置のいずれか一方となっていることを特徴とする請求項3に記載の残芯の紙端ガイド装置。
  9. 前記紙端の案内時において、前記ガイド移動手段は、前記紙端ガイド部を、前記紙端ガイド部の移動方向に往復動作させることを特徴とする請求項2ないし8のいずれか1項に記載の残芯の紙端ガイド装置。
  10. 前記巻取紙のロール径を検出可能なロール径検出手段と、
    前記ガイド移動手段により移動する前記紙端ガイド部が、前記公転移動領域内に位置しているか否かを検出可能な位置検出手段と、
    前記ロール径検出手段および前記位置検出手段の検出結果に基づいて、前記保持部回転手段を制御可能な制御手段と、をさらに備え、
    前記制御手段は、前記紙端ガイド部が前記公転移動領域内に位置していると検出した場合、前記保持部回転手段による保持部の回転を不能とする回転不能制御を実行すると共に、
    前記回転不能制御の実行中において、前記巻取紙のロール径が、前記公転移動領域内に位置する前記紙端ガイド部を回避可能な径であることを検出した場合、前記保持部回転手段による保持部の回転を可能とする回転不能解除制御を行うことを特徴とする請求項4ないし9のいずれか1項に記載の残芯の紙端ガイド装置。
  11. 前記相対移動手段は、前記保持部を回転させて前記残芯を公転移動させる保持部回転手段であることを特徴とする請求項1に記載の残芯の紙端ガイド装置。
  12. 前記紙端ガイド部は、前記保持部回転手段により公転移動する前記巻取紙の公転移動領域の領域外に固定して配設されていることを特徴とする請求項11に記載の残芯の紙端ガイド装置。
  13. 前記保持部回転手段は、前記保持部に保持された前記巻取紙を紙継ぎするための紙継ぎ位置から、紙継ぎ後に使用済み巻取紙となった残芯を回収する残芯回収位置まで、公転移動させており、
    前記紙端ガイド部は、前記紙継ぎ位置から鉛直方向下方側に引いた第1境界線および前記残芯回収位置から鉛直方向下方側に引いた第2境界線により区画されたガイド配設領域内に配設されていることを特徴とする請求項12に記載の残芯の紙端ガイド装置。
  14. 前記紙端ガイド部は、前記ガイド配設領域の第1境界線側近傍に配設されていることを特徴とする請求項13に記載の残芯の紙端ガイド装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101254920B1 (ko) 2012-11-27 2013-04-18 양하문 휴지롤 교체가 쉬운 휴지 디스펜서
CN108341297A (zh) * 2018-01-26 2018-07-31 徐雪华 三辊式开料机自动上料控制系统

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