JPH0516896Y2 - - Google Patents

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JPH0516896Y2
JPH0516896Y2 JP1989049300U JP4930089U JPH0516896Y2 JP H0516896 Y2 JPH0516896 Y2 JP H0516896Y2 JP 1989049300 U JP1989049300 U JP 1989049300U JP 4930089 U JP4930089 U JP 4930089U JP H0516896 Y2 JPH0516896 Y2 JP H0516896Y2
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bearing
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diameter
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、操作桿部の軽量化とコストダウン、
軸受部の耐久性の向上、振動防止効果の向上及び
組み付け等、製作の容易化を図つた刈払機の操作
桿構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種考案として、実公昭60−38341号
公報に記載された構造が提供されている。
該構造は、連結杆(操作桿)内に伝動軸の外周
を回転自在に軸支して軸方向の彎曲を防止する軸
受孔と、前記連結杆の内径部に嵌合する複数個の
放射状突起部とを備えた軸受体を、前記連結杆の
内部に、ほぼ全長にわたつて連結して設けてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来提供されているものは、軸受体の組み
付けを容易とし、さらに伝動軸の振動を吸収して
作業者の手に振動が伝導することを防ぐことを目
的とするものであるが、伝動軸の組み付け及び加
工等に手数を要し、さらに操作桿部の軽量化、コ
ストダウンに限界があり、さらにまた軸受部の耐
久性にも問題が残されていた。
本考案は前記のごとき問題点に鑑みてなされた
ものであり、操作桿部の軽量化とコストダウン、
軸受部の耐久性の向上、振動防止効果の向上及び
組み付け等、製作の容易化を図つた刈払機の操作
桿構造を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記目的を達成するため、操作桿
と、その内部に挿通される伝動軸と、外周に前記
操作桿の内周面に湾曲状に撓んで当接する適数の
可撓突片が形成され、中心の軸受孔に前記伝動軸
の径より大きい径の回り止め係合部が通り抜けら
れる軸線方向に沿つた溝が形成された軸受とから
なる構造としたものである。
〔作用〕
本考案によれば、予め伝動軸の両端に、その軸
径より大径のスプライン等の回り止め係合部を転
造加工等で構成しておいても軸受に挿通すること
ができ、さらに後に分解することも容易である。
したがつて、強度が低下し易い回り止め係合部
の径を必要十分な径にし、他の部分を必要最低限
の細径にすれば伝動軸の軽量化とコストダウンを
図ることができ、さらに組み付け及びメンテナン
スを迅速かつ経済的に行うことができる。
さらにまた、軸受の外周に、操作桿の内周面に
湾曲状に撓んで当接するよう設けた適数の可撓突
片により伝動軸の振動が効果的に吸収されるとと
もに、軸受孔に設けられた軸線方向に沿つた溝が
潤滑油の保油溝として作用し、さらに、伝動軸と
の間の過度の発熱を押え、軸受部分の耐久性を向
上させるものである。
〔実施例〕
以下の本考案の一実施例を図面について詳細に
説明する。
刈払機は第1図に示すごとく、空冷2サイクル
内燃機関等の原動機1と、該原動機1から延長さ
れ、内部に伝動軸2が挿通された操作桿3と、該
操作桿3の先端部に設けられた刈刃装置4等によ
つて構成され、作業者が前記操作桿3に設けられ
た操作ハンドル5、さらには前記操作桿3部を手
に持つて使用される。
本考案は前記操作桿3部の構造に関する。
すなわち、本考案は前記操作桿3と伝動軸2間
に、第2図に示すごとく、外周に操作桿3の内周
面に湾曲状に撓んで当接する適数の可撓突片6a
が形成され、中心の軸受孔6b部に、第3図に示
すごとく、中間の部分の径dより大きい径Dのス
プライン等の回り止め係合部2aを端部に構成し
て、それぞれ前記原動機1側の遠心クラツチドラ
ム(図示せず)及び前記刈刃装置4に挿入係合し
た伝動軸2の、前記係合部2aが通り抜けられる
伝動軸2の軸線方向に沿つた溝6cを構成した軸
受6を介在させるものである。
前記軸受6は、例えば、66ナイロン等のプラス
チツクスで一体成形して一連の管状に構成され
る。
また、前記可撓突片6aは、単にその先端を操
作桿3の内周に当接させるだけでなく、第2図に
示すごとく、操作桿3の内径よりも長目に形成し
て、それぞれ湾曲状に撓ませて当接させる。ま
た、前記可撓突片6aは、必要に応じて軸線方向
に連続的又は断続に設けることができる。そし
て、前記軸受6を伝動軸2の回転方向と逆方向へ
ひねりながら操作桿3内に挿入すれば第2図の状
態となり、伝動軸2の振動吸収効果を高めること
ができるとともに、軸受6の位置ずれを防止する
こともできる。
また、前記伝動軸2の中間部の径dより大きい
径Dのスプライン係合部2aが通り抜けられる溝
6cを形成したことにより、操作桿3部の軽量化
とコストダウン、軸受部の耐久性の向上、さらに
組み付け作業の容易化を図ることができる。
すなわち、伝動軸2の両端に構成される他の部
材との連結のためのスプライン等の回り止め係合
部2aの径をそのままにして他の部分を細径にす
れば、伝動軸2の軽量化とコストダウンを図るこ
とができる。
この点、従来の軸受は、回り止め係合部を伝動
軸の径と同等以下としなければ、その軸受孔に挿
通できなかつたものであり、回り止め係合部の必
要強度(必要径)を保持して他の部分を細径にす
ると、軸受の軸受孔と伝動軸の細径部間に隙間が
生じ、軸受機能が得られないことになるので、や
むを得ず重量増加を無視して伝動軸の全体を係合
部と同径としていた。
本考案によれば、伝動軸2の両端に大きい径D
のスプライン等の回り止め係合部2aが構成され
ていても自由に軸受6に挿通して組み付けがで
き、さらに分解も自由である。
この点、従来の伝動軸は、例えば、その両端に
大径のスプライン等の回り止め係合部2aを構成
する必要がある場合には、予め軸受6に挿通し、
軸受6の両端に突出した部分に転造加工等により
大径のスプライン等の回り止め係合部2aを構成
しなければならず、したがつて、両者の分離が不
可能であり、その後のメンテナンス例えば、伝動
軸2あるいは軸受6の単独交換等が不可能であつ
たものである。
また、本考案の前記軸受6の溝6cは潤滑油の
保油溝として作用するとともに、伝動軸2との接
触面積(摩擦面積)を少なくすることになり、摩
擦部分における過度の発熱を押え、軸受部分の耐
久性を向上させるものである。
なお、前記溝6c内には、例えば、内燃機関1
近くの操作桿3内部に設けた発泡円管状の含油体
から潤滑油を供給することができる。
前記本考案は、原動機1を作業者が背負い、該
原動機1と、前記操作桿3及び伝動軸2間をフレ
キシブル構造とした場合の、該フレキシブル部等
にも有効に利用できるものである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、操作桿部の軽量化とコストダ
ウン、軸受部の耐久性の向上、振動防止効果の向
上及び組み付け等、製作の容易化を図ることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は刈払機の全体斜視図、第2図は第1図−線
拡大断面図、第3図は伝動軸の端部拡大側面図で
ある。 2……伝動軸、2a……回り止め係合部、3…
…操作桿、6……軸受、6a……可撓突片、6b
……軸受孔、6c……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 操作桿3と、その内部に挿通される伝動軸2
    と、外周に前記操作桿3の内周面に湾曲状に撓ん
    で当接する適数の可撓突片6aが形成され、中心
    の軸受孔6bに前記伝動軸2の径より大きい径の
    回り止め係合部2aが通り抜けられる軸線方向に
    沿つた溝6cが形成された軸受6とからなること
    を特徴とする刈払機の操作桿構造。
JP1989049300U 1989-04-26 1989-04-26 Expired - Lifetime JPH0516896Y2 (ja)

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