JP4537600B2 - 刈払機の操作杆 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は刈払機の操作杆の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
田畑の畦等における雑草は病害虫の巣になりやすいことから、年に数回は刈る必要がある。この作業は重労働であることから、様々な機械が提案され、実用に供されている。そのような機械のうち、刈払機は小型で取扱いが容易であることから、多く用いられている。
【0003】
刈払機は、パイプ状の操作杆に駆動軸を通し、この駆動軸を、操作杆の一端に設けた原動機で回転させることによって、操作杆の他端に設けた刈刃を回転させるものである。作業者は肩に刈払機を吊り下げ、操作杆の途中に設けたバー状ハンドルを握って操作杆を前後左右に振ることで、刈刃にて雑草を刈ることができる。
【0004】
ところで近年、農作業における労働環境をより一層改善することが求められている。刈払機においても作業者の負担を軽減する上で、原動機から駆動軸を介して操作杆に伝わる振動を、より低減するという要求が高まっている。
【0005】
刈払機は農地など電源がない場所で使用することが多いので、原動機には、2次振動バランサを備えない小型エンジンを一般に採用している。このような小型エンジンにおいて、ピストンの往復動によりクランク軸を回転させたときに発生する加振力の方向(加振方向)は、クランク軸を中心に360゜変化する。原動機に連結された操作杆及び駆動軸は、クランク軸の回転に伴う振動の影響を受ける。操作杆や駆動軸に伝わる振動の方向も、操作杆を中心に360゜変化し得る。
【0006】
原動機から操作杆に伝わる振動には、原動機から駆動軸を介して操作杆に伝わる振動と、原動機から操作杆に直接伝わる振動がある。
原動機から駆動軸を介して操作杆に伝わる振動を低減させるようにした刈払機としては、例えば実公平2−16593号公報「刈払機の軸受組立体」(以下、「従来の技術▲1▼」と言う。)が知られている。
【0007】
上記従来の技術▲1▼は、同公報の第1図及び第2図に示される通り、パイプ状の操作桿1(番号は公報に記載されたものを引用した。以下同じ。)に通した伝動軸2を内燃機関で駆動することによって、操作桿1の先端に設けた刈刃装置を回転させるというものである。
さらに上記従来の技術▲1▼は、操作桿1内に軸受組立体3を取付け、この軸受組立体3で伝動軸2を回転可能に支持するとともに、軸受組立体3に防振機構を組込むことで、伝動軸2から操作桿1へ伝わる振動を低減するというものである。
【0008】
一方、原動機から操作杆に直接伝わる振動を低減させるようにした刈払機としては、例えば実開昭51−64732号公報「刈払機に於ける防振装置」(以下、「従来の技術▲2▼」と言う。)が知られている。
【0009】
上記従来の技術▲2▼は、同公報の第1図及び第2図に示される通り、従動軸8を通した柄管2の一端部に、クラッチハウジング5を介して原動機1を取付け、原動機1の原動軸1aと従動軸8との間に介在させたクラッチを、クラッチハウジング5に収納するようにしたものである。
さらに上記従来の技術▲2▼は、柄管2の一端部に取付けた接続管6を原動機1側へ延し、その先端面とクラッチハウジング5の端面との間に防振材14を介在させたものである。原動機1を防振材14を介して柄管2で支えるとともに、原動機1から柄管2に伝わる振動を防振材14で低減させることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術▲1▼であっても、内燃機関から伝動軸2を介して操作桿1(操作杆に相当)に伝わる振動を低減するには限界がある。また、上記従来の技術▲2▼も、原動機1から柄管2(操作杆に相当)に伝わる振動を低減するには限界がある。このように、原動機から操作杆にある程度の振動が伝わることは避けられない。
しかし、作業者の負担軽減の点からは、操作杆にできるだけ振動が残らないようにしたい。そのためには、原動機から伝わった振動に対して操作杆が共振しないための配慮も必要となり、操作杆自体にも改良の余地がある。ところが、原動機から伝わる振動の周波数は多様であり、すべての周波数に対応することは容易でない。
【0011】
共振を避ける方法としては、操作杆の固有振動周波数を原動機から伝わる振動の全ての周波数より大きく設定することが考えられる。しかし、刈払機の操作杆は駆動軸を通した長尺の部材であり、操作杆としての機械的強度(ねじり強さ・曲げ強さや縦弾性係数など)を確保しつつ、軽量で安価な部材であることも要求される。
【0012】
そこで本発明の目的は、原動機から操作杆へ伝わった振動に対する共振を避けるとともに、操作杆としての機械的強度を確保しつつ重量を抑制し、価格を抑制することができる技術を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、パイプ状の操作杆に駆動軸を通し、この駆動軸を操作杆の一端に設けた原動機で回転させることで、操作杆の他端に設けた刈刃を回転させる形式の刈払機であって、操作杆の途中にバー状のハンドルを設けた刈払機において、
操作杆が、外パイプに内パイプを通し、これら外・内パイプ間を周3個のステーで連結し、内パイプ内に通した駆動軸をブッシュを介して回転可能に支持するように構成したものであり、
周3個のステーのことを、周方向へ順に第1ステー、第2ステー、第3ステーと呼ぶときに、周3個のステーは、第1・第2ステーのなす角度と、第2・第3ステーのなす角度と、第3・第1ステーのなす角度とが、互いに不等角度となるように配列するとともに外・内パイプと一体に形成したことを特徴とする。
【0014】
外・内パイプ間を連結する周3個のステーを、不等角度で配列した。従って、操作杆は軸直角断面において、中心に対し全方向にわたり完全に非対称な形状である。このような非対称形の操作杆の断面二次モーメントを考えたときに、操作杆の中心に対し全方向にわたり互いに異なる値になる。このため、操作杆の固有振動周波数も、全方向にわたり互いに異なる値になる。
一方、原動機から操作杆に伝わる振動の方向は、操作杆の中心に対し全方向に変化し得る。仮に、ある振動方向における振動の周波数が、その振動方向における操作杆の固有振動周波数に一致した場合に、振動方向は一致した点を極めて速やかに通過する。周波数が一致するのは一過性の現象に過ぎない。しかも、変化した振動方向においては、その振動方向における操作杆の固有振動周波数が、振動の周波数と不一致である。すなわち、操作杆の中心に対する全方向のうち、振動の周波数に固有振動周波数が一致する点は1点だけである。このようにして、操作杆の共振を比較的容易に避けることができる。
【0015】
さらに請求項1の操作杆は、外・内パイプ及び不等角度で配列した3個のステーを一体に形成した構造なので、機械的強度が大きいにも関わらず、断面形状が簡素であり、単一部材ですむ。従って、操作杆としての機械的強度を確保しつつ、重量を抑制し、価格を抑制することができる。
【0016】
請求項2は、第1・第2ステーのなす角度を、60゜を越え120゜未満に設定したことを特徴とする請求項1記載の刈払機の操作杆。
第1・第2ステーのなす角度が120゜未満のうちの大きい角度であると、第1・第2ステーのなす角度、第2・第3ステーのなす角度、及び第3・第1ステーのなす角度が均等の角度に近づく。従って、操作杆のどの角度においても断面二次モーメントのバランスが良く、しかも、比較的大きい断面二次モーメントを確保できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る刈払機の側面図である。
刈払機10は、パイプ状の操作杆11に駆動軸12を通し、この駆動軸12を、操作杆11の一端に設けた原動機13にて回転させることで、操作杆11の他端に設けた刈刃14を回転させる形式の刈払機である。さらに刈払機10は、操作杆11の長手中央部にハンドル15を平面視十文字を呈するようにハンドルホルダ16で固定したものである。原動機13はエンジンである。
【0018】
図2は本発明に係る刈払機の使用状態を示す説明図である。
バー状のハンドル15は正面視略U字状を呈し、中央部を操作杆11に取付けるとともに左右に延びる1本のパイプ材又はバー部材からなり、左右の先端にグリップ(左のグリップ17及び右のグリップ18)を設けたものである。右のグリップ18は原動機13を制御するスロットルレバーやロックレバーを備える操作部である。
【0019】
作業者Mは、操作杆11の長手途中に備える肩掛け用吊りベルト19を肩に掛けることで刈払機10を吊り下げることができる。そして、左右のグリップ17,18を握って操作杆11を前後左右に振りながら、原動機13で刈刃14を回転させることで、雑草grを刈ることができる。
【0020】
図3は本発明に係る刈払機の要部断面図であり、駆動軸12と原動機13の出力軸13a(すなわち、エンジンにおけるクランク軸の出力端部)との間にクラッチ機構30を介在させ、このクラッチ機構30をクラッチケース40に収納するようにし、このクラッチケース40を介して操作杆11の一端部11aに原動機13を取付けたことを示す。
このような刈払機10は、操作杆11並びに駆動軸12を原動機13の出力軸13aに同心に配置したものである。
【0021】
駆動軸12は、軸部21の一端に原動機側軸端部22を真空ろう付等で一体的に取付けるとともに、軸部21の他端に刈刃側軸端部26を真空ろう付等で一体的に取付けてなる、異種金属組合せ軸である。軸部21はチタン合金製パイプであり、原動機側軸端部22及び刈刃側軸端部26は鋼製軸端部である。
【0022】
チタン合金は、鉄鋼と概ね同等の機械的強度(ねじり強さ・曲げ強さや縦弾性係数など)を有する。従って、チタン合金製軸部21は、従来と同一径の軸であっても、刈払機の駆動軸として必要なねじり剛性や曲げ剛性を十分に確保することができる。
さらに、鉄鋼の比重が概ね7.8であるのに対してチタン合金の比重は概ね4.5である。このように、チタン合金の比重は鉄鋼の比重よりも極めて小さい。このような軽量のチタン合金製軸部21を採用したので、自重によるたわみ振動をより低減させることができる。
従って、原動機13を回転させたときに、駆動軸12から操作杆11を介してハンドル15に伝わる振動を、簡単な構成で、より低減することができる。
【0023】
さらには、チタン合金製軸部21の両端に鋼製軸端部(原動機側軸端部22及び刈刃側軸端部26)を一体的に取付けることによって、軸部21に対する軸端部22,26の結合部分の耐久性を確保することができる。しかも駆動軸12の両端、すなわち軸端部22,26を上記図3に示す原動機13の出力軸13aや刈刃14に確実に連結できるとともに、この連結部分の耐久性を確保することができる。
【0024】
クラッチ機構30は、駆動軸12の原動機側軸端部22にスプライン結合で取付けたクラッチドラム31と、原動機13の出力軸13aに取付けた回転部材32と、回転部材32が高速回転したときだけ回転部材32をクラッチドラム31に連結するクラッチ部材33と、からなる遠心クラッチである。クラッチドラム31は、回転部材32を包囲するカップ状部材である。
【0025】
クラッチケース40は、操作杆11の一端部11aを取付ける操作杆取付部41と、操作杆取付部41から原動機13側へ延びて可撓性を有する可撓連結部42と、可撓連結部42から原動機13側へ延びて原動機13に取付ける原動機取付部43と、からなる樹脂製一体成形品である。このようなクラッチケース40は、例えばグラス入りナイロン樹脂等の樹脂製品である。
【0026】
操作杆取付部41及び原動機取付部43は、操作杆11や原動機13を支えることができるように比較的剛性が大きい部分である。一方、可撓連結部42は、原動機13の振動を減衰可能な程度の可撓性を有する比較的剛性が小さい部分である。原動機取付部43は、原動機13のケース13bにボルト止めにて取付けたものである。
このようにクラッチケース40は、操作杆取付部41と可撓連結部42と原動機取付部43とを一体に成形した一体成形品なので、部品数が少なく構成が簡単である。
【0027】
さらにこの図3は、操作杆11の他端部11cに伝動機構ケース61を介して刈刃14を取付け、駆動軸12と刈刃14との間に介在させた伝動機構62を伝動機構ケース61に収納するようにしたことを示す。
伝動機構62は、駆動軸12の刈刃側軸端部26に連結した駆動ベベルギヤ63と、駆動ベベルギヤ63に噛み合う従動ベベルギヤ64と、従動ベベルギヤ64並びに刈刃14を取付けた従動軸65とからなる。
【0028】
ところで駆動軸12は、軸長手方向の複数箇所が回転可能に支承されたものである。具体的には駆動軸12を次の箇所で支承した。
第1に、原動機側軸端部22をクラッチドラム31のボス34にスプライン結合し、このボス34を軸受35,35にて支持することで、駆動軸12の一端部をボス34並びに軸受35,35を介して原動機取付部43で支承した。
第2に、刈刃側軸端部26を駆動ベベルギヤ63に結合し、この駆動ベベルギヤ63を軸受66,66にて支持することで、駆動軸12の他端部を駆動ベベルギヤ63並びに軸受66,66を介して伝動機構ケース61で支承した。
第3に、駆動軸12のうち原動機側軸端部22と刈刃側軸端部26との間を、軸長手方向に一定間隔で配列した複数のブッシュ76・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)を介して操作杆11で支承した。
なお、67は従動軸支持用軸受である。
【0029】
図4は本発明に係る操作杆及びクラッチケース周りの断面図である。
操作杆取付部41及び可撓連結部42は操作杆11の一端部11aを差込むことのできる筒体である。
原動機取付部43は、クラッチ機構30側に向って拡開したテーパ状の外筒部43aと、円筒状の内筒部43bとを同心にして一体形成したものである。原動機取付部43は内筒部43bに、遊嵌孔部43c並びに当接部43dとを備えるとともに、軸受35,35を取付けたものである。
【0030】
遊嵌孔部43cは、操作杆取付部41側から差込んだ操作杆11の一端部11aを軸方向移動可能に収納するべく、原動機取付部43に開けた孔である。さらにこの遊嵌孔部43cは、当接部43dに向って先細りテーパ状を呈するテーパ孔である。当接部43dは、遊嵌孔部43cの奥底で操作杆11の先端11bを当てることができる端面であり、原動機取付部43に一体に形成したものである。
図中、36は止め輪である。
【0031】
図5は本発明に係るクラッチケースの要部外観図である。
操作杆取付部41は、筒体41aに「すり割り41b」を形成したものである。詳細については図8にて後述する。
【0032】
可撓連結部42は、クラッチケース40のうち、筒体42aに長手方向(図左右方向)に所定間隔で、複数のスリット42b・・・を形成した部分である。これらのスリット42b・・・は、筒体42aの周方向に長い内外貫通した長孔であって、筒体42aの軸方向に多列で千鳥状に配置したものである。例えば、筒体42aをスリット42bのある位置で輪切りにしたときに、その切断面において、2つのスリット42b,42bを筒体42aの中心に対して点対称に配列する。このように多数のスリット42b・・・を設けることにより、可撓連結部42は可撓性を有する。
【0033】
図6は図5の6−6線断面図であり、原動機取付部43の周1箇所に、原動機取付部43の内外貫通したインサートナット51を一体成形により埋設し、このインサートナット51に抜止め用ビス52をねじ込んだことを示す。
一方、操作杆11は外パイプ71の周1箇所に貫通孔11dを開けたものである。インサートナット51に抜止め用ビス52をねじ込み、抜止め用ビス52の先端部を貫通孔11dに差込むことで、操作杆11から原動機取付部43を抜け止めすることができる。なお、抜止め用ビス52は抜止め可能な抜止め部材であればよく、例えばボルトやリベット等の部材であってもよい。
【0034】
図7は図4の7−7線断面図であり、操作杆11の軸直角断面構造を示す。
操作杆11は、外パイプ71に内パイプ72を通し、これら外・内パイプ71,72間を周3個のステー73〜75で連結し、これらの外・内パイプ71,72並びに3個のステー73〜75を押出し成形等で一体に形成した、アルミニウム合金製品である。外・内パイプ71,72は、同心上に配置した丸パイプである。ステー73〜75は、外・内パイプ71,72間に放射状に配列した板状部材であり、外・内パイプ71,72の長手方向に連続して延びたものである。従ってステー73〜75は、操作杆11の曲げ剛性並びにねじり剛性を高めるための強度部材となる。
以下、周3個のステー73〜75のことを、図反時計回りに第1ステー73、第2ステー74、第3ステー75と呼ぶ。
【0035】
操作杆11は、第1・第2ステー73,74のなす角度θ1を、60゜を越え120゜未満に設定し(60゜<θ1<120゜)、第2・第3ステー74,75のなす角度θ2を120゜又はほぼ120゜に設定し、第3・第1ステー75,73のなす角度θ3を残りの角度に設定したものである。但し、角度θ1は角度θ2や角度θ3に対して不等である(θ1≠θ2、θ1≠θ3)。
【0036】
以上の説明から明らかなように、周3個のステー73〜75は不等角度で配列(θ1≠θ2、θ2≠θ3、θ3≠θ1)したものである。すなわち3個のステー73〜75は、操作杆11の中心P1に対して完全に非対称に配列したものである。ステー73〜75が非対称な配列であるから、操作杆11は図7の断面において、中心P1に対し全方向にわたり完全に非対称な形状(点対称になり得ない形状)である。周3個のステー73〜75を不等角度で配列した理由については、後述の図10にて説明する。
【0037】
図8は図4の8−8線断面図であり、操作杆11並びに操作杆取付部41の軸直角断面構造を示す。
操作杆11は、内パイプ72内に通した駆動軸12をブッシュ76を介して回転可能に支持するようにしたものである。ブッシュ76は、内パイプ72内に嵌合等で取付けた筒状の滑り軸受であり、樹脂材や金属材からなる。ブッシュ76の長さは駆動軸12の径(すなわち軸部21の外径)の1〜1.5倍である。
【0038】
操作杆取付部41は、周1箇所に内外貫通した「すり割り41b」を有する筒体であって、すり割り41bの両側に対向し合うフランジ41c,41cを形成したものである。筒体41aの貫通孔41dに外パイプ71を差込んで、フランジ41c,41c同士をボルト53並びにナット54で締め付けることにより、操作杆取付部41内に外パイプ71の一端部を摩擦力で取付けることができる。
【0039】
図9は本発明に係る操作杆及びクラッチケースの分解図であり、操作杆11の一端部11aとクラッチケース40との関係を示したものである。
操作杆取付部41の貫通孔41d、可撓連結部42の貫通孔42c、及び原動機取付部43の遊嵌孔部43cは、同心上で連続したテーパ孔であって、当接部43dに向って先細りテーパ状を呈したものである。
【0040】
操作杆11の一端部11aを操作杆取付部41側から貫通孔41d、貫通孔42c及び遊嵌孔部43cへ差込んだときに、操作杆11の先端11bは当接部43dに当る。操作杆11の先端11bは、軸直角の平坦な端面である。当接部43dは、遊嵌孔部43cの奥底に形成した段差面である。
【0041】
遊嵌孔部43cは、奥底部分の径が、操作杆11における外パイプ71の外径よりもごく僅かだけ大径であるとともに、孔入口に近づくにつれてより大径となるテーパ孔である。
【0042】
次に、上記構成のクラッチケース40の作用について上記図4に基づき説明する。
クラッチケース40は、上記図3の原動機13を支える機能(支持機能)と、原動機13から操作杆11に伝わる振動を減衰させる機能(防振機能)とを分離したことを特徴とする。
【0043】
具体的には、遊嵌孔部43cに差込んだ操作杆11の先端11bに当接部43dを当てることで、操作杆11の先端11bで原動機取付部43を軸方向に支えることができる。この結果、操作杆11の先端11bで原動機取付部43を介して原動機13を支えることができる。なお、原動機取付部43は、可撓連結部42並びに操作杆取付部41を介して操作杆11に連結しているので、操作杆11から抜けることはない。
【0044】
遊嵌孔部43cは、操作杆11の一端部11aを軸方向移動可能に収納することができる程度の大きい孔である。この結果、操作杆11の外周面と遊嵌孔部43cとの間に若干の隙間ができる。従って操作杆11のうち支える部分、すなわち操作杆11の先端11b部分を中心として、原動機13は振動し得る。
【0045】
操作杆11の先端11bで原動機13を支えるので、可撓連結部42は原動機13を支える必要がない。従って可撓連結部42は、振動減衰性能をそのまま発揮することができる。
このように操作杆11で原動機13を支えつつ、原動機13から操作杆11に伝わる振動をより低減させることができる。
【0046】
図10は本発明に係る操作杆の断面二次モーメント特性図であり、横軸に操作杆11における第1・第2ステー73,74のなす角度θ1を示し、縦軸に操作杆11の断面二次モーメントIを示す。但し、断面二次モーメントIは、中立軸NLを基準として表したものである。
この特性図は、第2・第3ステー74,75のなす角度θ2を120゜に固定して、第1・第2ステー73,74のなす角度θ1の変化に対する操作杆11の断面二次モーメントIを表したものである。
【0047】
(a)は、角度θ1が120゜のときの断面二次モーメントIを示す。このときの断面二次モーメントIを100とする。
(b)は、角度θ1が60゜のときの断面二次モーメントIを示す。このときの断面二次モーメントIは、(a)の100に対して約95である。
(c)は、角度θ1が180゜のときの断面二次モーメントIを示す。このときの断面二次モーメントIは、(b)と同じである。
このように操作杆11の断面二次モーメント特性曲線は、(a)を最大とするとともに(b)や(c)に近づくにつれて下降する曲線となる。このような操作杆11の断面二次モーメント特性をふまえて、周3個のステー73〜75を不等角度で配列した理由を説明する。
【0048】
上述のように、周3個のステー73〜75は不等角度で配列(θ1≠θ2、θ2≠θ3、θ3≠θ1)したものである。すなわち3個のステー73〜75は、操作杆11の中心P1に対して完全に非対称に配列したものである。ステー73〜75が非対称な配列であるから、操作杆11は図10の断面において、中心P1に対し全方向にわたり完全に非対称な形状(点対称になり得ない形状)である。
このような非対称形の操作杆11の断面二次モーメントIを考えたときに、図10において操作杆11の周囲のどの角度から見ても、互いに異なる値になる。言い換えると、操作杆11の断面二次モーメントIは、中心P1に対し全方向(全方位)にわたり互いに異なる値になる。このため、操作杆11の固有振動周波数は、中心P1に対し全方向にわたり互いに異なる値になる。
【0049】
ところで、原動機13(図3参照)から操作杆11に伝わる振動の方向は、原動機13のクランク軸の回転に伴う振動の影響を受けて、操作杆11を中心に360゜変化し得る。すなわち、振動の方向は中心P1に対し全方向にわたって変化し得る。言い換えると、振動方向は操作杆11の周りを360゜連続的に変化する。
【0050】
ここで、ある振動方向における振動の周波数が、その振動方向における操作杆11の固有振動周波数に一致した場合があると仮定する。
しかし上述のように、操作杆11の固有振動周波数は、中心P1に対し全方向にわたり互いに異なる。従って、ある振動方向における振動の周波数が、その振動方向における操作杆11の固有振動周波数に一致しても、一致する点は1点しかない(共振点は1点だけである。)。しかも、この点を極めて速やかに通過する。このように、振動の周波数が操作杆11の固有振動周波数に一致する場合であっても、これは一過性の現象に過ぎず、操作杆11の共振を比較的容易に避けることができる。
【0051】
さらに操作杆11は、角度θ1〜θ3が互いに異なるステー73〜75を外・内パイプ71,72の長手方向に連続して延し、これら外・内パイプ71,72及びステー73〜75を一体に形成した構成なので、曲げ剛性並びにねじり剛性が大きいにも関わらず、断面形状が簡素であり、単一部材ですむ。しかも、各角度θ1,θ2,θ3を同一にした場合と、操作杆11の断面積が同一であり、この結果、操作杆11の重量は変わらない。
このように操作杆11を単一部材にし、断面形状を簡素にし、重量を抑制したので、操作杆11の価格を抑制することができる。
【0052】
以上の説明から明らかなように、原動機13から操作杆11へ伝わった振動に対する操作杆11の共振を避けることができるとともに、操作杆11としての機械的強度(ねじり強さ・曲げ強さなど)を確保しつつ、重量を抑制し、価格を抑制することができる。
【0053】
ところで、より好ましい角度θ1は、90゜を越え120゜未満の値(90゜<θ1<120゜)である。角度θ1が120゜未満の大きい角度であると、角度θ1と角度θ2と角度θ3とが均等の角度に近づくので、操作杆11のどの角度においても断面二次モーメントIのバランスが良く、しかも、比較的大きい断面二次モーメントIを確保できるからである。
最も好ましい角度θ1は110゜であり、この場合に角度θ2を120゜に設定し、角度θ3を130゜に設定すればよい。角度θ1を110゜に設定すれば、操作杆11の断面二次モーメントIが(c)の最大値に近づき、好ましいからである。
【0054】
このように、角度θ1〜θ3を変えるだけであってステー73〜75の個数を変えないので、操作杆11の重量が変わらず、しかも、比較的大きい断面二次モーメントIを確保できる。従って、操作杆11の固有振動周波数を比較的大きく設定できる。原動機13から操作杆11へ伝わる振動の周波数よりも操作杆11の固有振動周波数を大きく設定し易くなるので、操作杆11の共振を比較的容易に避けることができる。
【0055】
なお、上記本発明の実施の形態において、原動機13はエンジンの他に電動モータであってもよい。
また、外・内パイプ71,72間に放射状に配列した周3個のステー(第1ステー73、第2ステー74、第3ステー75)の並べ順は、上記図7に示す図反時計回りの他に図時計回りであってもよい。
【0056】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、外パイプに内パイプを通し、これら外・内パイプ間を不等角度で配列した周3個のステーにて連結し、外・内パイプ並びにステーを一体に形成することで操作杆を構成し、内パイプ内に通した駆動軸をブッシュを介して回転可能に支持するようにしたので、操作杆の軸直角断面形状が、その中心に対し全方向にわたり完全に非対称な形状でなる。
このような非対称形の操作杆の断面二次モーメントを考えたときに、操作杆の中心に対し全方向にわたり互いに異なる値になる。このため、操作杆の固有振動周波数も、全方向にわたり互いに異なる値になる。
一方、原動機から操作杆に伝わる振動の方向は、操作杆の中心に対し全方向に変化し得る。仮に、ある振動方向における振動の周波数が、その振動方向における操作杆の固有振動周波数に一致した場合に、振動方向は一致した点を極めて速やかに通過する。周波数が一致するのは一過性の現象に過ぎない。しかも、変化した振動方向においては、その振動方向における操作杆の固有振動周波数が、振動の周波数と不一致である。すなわち、操作杆の中心に対する全方向のうち、振動の周波数に固有振動周波数が一致する点は1点だけである。このようにして、操作杆の共振を比較的容易に避けることができる。
【0057】
さらに請求項1の操作杆は、外・内パイプ及び不等角度で配列した3個のステーを一体に形成した構造なので、機械的強度が大きいにも関わらず、断面形状が簡素であり、単一部材ですむ。従って、操作杆としての機械的強度を確保しつつ、重量を抑制し、価格を抑制することができる。
【0058】
請求項2は、第1・第2ステーのなす角度を、60゜を越え120゜未満に設定することで、第1・第2ステーのなす角度、第2・第3ステーのなす角度、及び第3・第1ステーのなす角度を均等の角度に近づけることができる。従って、操作杆のどの角度においても断面二次モーメントのバランスが良く、しかも、比較的大きい断面二次モーメントを確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る刈払機の側面図
【図2】本発明に係る刈払機の使用状態を示す説明図
【図3】本発明に係る刈払機の要部断面図
【図4】本発明に係る操作杆及びクラッチケース周りの断面図
【図5】本発明に係るクラッチケースの要部外観図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】図4の7−7線断面図
【図8】図4の8−8線断面図
【図9】本発明に係る操作杆及びクラッチケースの分解図
【図10】本発明に係る操作杆の断面二次モーメント特性図
【符号の説明】
10…刈払機、11…操作杆、12…駆動軸、13…原動機、14…刈刃、15…ハンドル、71…外パイプ、72…内パイプ、73…第1ステー、74…第2ステー、75…第3ステー、76…ブッシュ、θ1…第1・第2ステーのなす角度、θ2…第2・第3ステーのなす角度、θ3…第3・第1ステーのなす角度。
Claims (2)
- パイプ状の操作杆に駆動軸を通し、この駆動軸を操作杆の一端に設けた原動機で回転させることで、操作杆の他端に設けた刈刃を回転させる形式の刈払機であって、前記操作杆の途中にバー状のハンドルを設けた刈払機において、
前記操作杆は、外パイプに内パイプを通し、これら外・内パイプ間を周3個のステーで連結し、前記内パイプ内に通した前記駆動軸をブッシュを介して回転可能に支持するように構成したものであり、
前記周3個のステーのことを、周方向へ順に第1ステー、第2ステー、第3ステーと呼ぶときに、前記周3個のステーは、前記第1・第2ステーのなす角度と、前記第2・第3ステーのなす角度と、前記第3・第1ステーのなす角度とが、互いに不等角度となるように配列するとともに前記外・内パイプと一体に形成したことを特徴とする刈払機の操作杆。 - 前記第1・第2ステーのなす角度を、60゜を越え120゜未満に設定したことを特徴とする請求項1記載の刈払機の操作杆。
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