JP4807505B2 - 刈払機 - Google Patents

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本発明は、作業者の手に伝わる振動を低減可能な刈払機に関する。
主杆の一端部および他端部にそれぞれエンジン(原動機)および刈刃が取り付けられ、主杆に取り付けられたU字状のハンドルのグリップを握って、草等の刈払い作業を行う刈払機が知られている。この刈払機においては、作業者の末梢血管障害や末梢神経障害、あるいは骨、関節および筋肉の障害の発生を防ぐために、従来より、エンジンと主杆との連結部や主杆とハンドルとの連結部に防振ゴムを介在させて、エンジンからの振動が作業者の手に伝わるのを軽減している。
また、特許文献1には、第1の棒状バネ−第1の質量−第2の棒状バネ−第2の質量からなる防振機構をそれぞれ、ハンドルの第1の(水平)部分とこの水平部から屈曲させた第2の(屈曲)部分の握り部とに設け、振動の節を調整することにより作業者の手に伝わる振動を軽減することが提案されている。
実公平7−27257号公報
しかしながら、実用化されている前者のような刈払機にあっては、作業者の手に伝わる振動が十分に軽減されているとは言えない。
一方、特許文献1で提案されている防振技術は、構造が複雑である。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、握り部における振動を簡易にかつ効果的に低減することができる刈払機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の刈払機は、原動機(2)に主杆(1)が取り付けられ、この主杆(1)にハンドル(15)が取り付けられ、このハンドル(15)は主杆(1)に固定されている水平部(16)とこの水平部(16)から屈曲して立ち上がる立ち上り部(17)とを備え、このハンドル(15)の前記立ち上り部(17)に握り部(30)が設けられている刈払機において、
前記主杆(1)には、前記ハンドル(15)の前記水平部(16)が固定される位置における剛性を増大させる主杆剛性補強手段(45)が設けられており、
前記主杆剛性補強手段(45)は、前記ハンドル(15)の前記水平部(16)が固定される位置の前記主杆(1)の内側に挿入された主杆補強ウェイト(45)により構成され、この主杆補強ウェイト(45)は、前記主杆(1)内を延びる伝動軸(4)を回転自在に支持する軸受(5)により両側から挟み込まれていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明においては、主杆剛性補強手段が設けられ、ハンドルの固定位置における主杆の剛性が増大されているので、ハンドルの先端部に設けられた握り部の振動を低減することができる。また、主杆剛性補強手段はハンドルの固定位置だけ剛性を増大させればよいので、主杆全体を補強するよりも簡便であり、また大きな重量の増大にはならない。なお、主杆剛性補強手段としては、例えば、主杆の内側および/または外側に剛性を付加するような部材を設けることが挙げられる。
また、主杆剛性補強手段を構成する主杆補強ウェイトは、ハンドルの固定位置にのみに設ければよいので、主杆全体を補強するよりも簡便であり、また大きな重量の増大にはならない。さらに、主杆補強ウェイトが主杆内を延びる伝動軸を回転自在に支持する軸受により両側から挟み込まれているので、ハンドルの固定位置における主杆の剛性をさらに高めることができるとともに、ハンドルに伝わる伝動軸の振動を抑制することができる。
なお、上記における括弧内の符号は、図面において対応する要素を便宜的に表記したものであり、したがって本発明は図面上の記載に限定されるものではない。これは、「特許請求の範囲」の記載についても同様である。
本発明の刈払機によれば、握り部における振動を簡易にかつ効果的に低減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1ないし図4は、本発明の実施形態に係る刈払機を示す図であって、図1は全体の側面図で一部破断して示した図であり、図2は主杆ウェイトを示す図であり、図3は主杆補強ウェイト部を示す図であり、図4はハンドルおよび握り部を示す図である。なお、図1において、一方のハンドルは図示を省略している。
この刈払機は、アルミニウム合金製のパイプからなる主杆1を備えている。なお、主杆1は、カーボン繊維製、鉄製またはチタン合金製等のパイプにより適宜、構成することができる。この主杆1の一端部1aは、エンジン(原動機)2のケース2aの筒部に挿入され、ボルト3aにより締め付けられることにより、エンジン2に連結されている。一端部1aの外周面とエンジン2のケース2aとの間には、筒状に形成されている防振ゴム3bが設けられており、エンジン2から主杆1に伝達されるエンジン2の振動が低減されている。
エンジン2の出力軸(図示せず)には、遠心クラッチ(図示せず)を介して伝動軸4の一端部が接続されている。この伝動軸4は、主杆1内を、互いに間隔をおいて配置された複数の軸受5により回転自在に支持されて延びている。この伝動軸4の他端部は、主杆1の他端部に固定されたギヤケース6内のギヤ(図示せず)を介して、刈刃7に接続されている。前記ギヤにより、伝動軸4の回転方向および回転速度が変更されて刈刃7に伝達される。主杆1には、刈刃7の近傍に飛散防護カバー8が取り付けられている。
また、主杆1には、主杆ウェイト9が取り付けられている。この主杆ウェイト9は、2つの半割り片10、10が円環状に組み合わされてなるものである。この主杆ウェイト9は、2つの半割り片10、10で主杆1を挟み、締付ボルト11を締め込むことにより、主杆1の外周に装着されている。主杆ウェイト9は、締付ボル11を緩めることにより、主杆1との間に隙間ができて、主杆1に沿って移動し、取付位置を変更できるようになっている。主杆1の外周面には、主杆1に沿って目盛り12が設けられており、この目盛りを目印に主杆ウェイト9の取付位置を決めることができるようになっている。
主杆1の途中には、後述する左右のハンドル15、15を取り付けるための取付部材23が固定されている。主杆1の内側には、取付部材23が固定されている位置に、円筒状に形成された補強用の主杆補強ウェイト(主杆剛性補強手段)45が、伝動軸4と接触しないように挿入されている。主杆補強ウェイト45の両側には、伝動軸4を支持する複数の軸受5のうちの2つがこの主杆補強ウェイト45を挟み込むように設けられており、これにより主杆補強ウェイト45が主杆1の軸方向に移動するのを規制している。主杆補強ウェイト45が設けられたことで、ハンドル15の取付位置における主杆1は、二重構造となり、剛性が増大されている。
また、主杆1には、アルミニウム合金製のパイプからなる左右のハンドル15、15が取り付けられている。各ハンドル15は、水平部16と、この水平部16から屈曲して立ち上がる立ち上り部17とを備えており、左右のハンドル15によりいわゆるU字型のハンドル部18が形成されている。片方のハンドル15には、スロットルレバー21が取り付けられており、このスロットルレバー21によりスロットワイヤー22を介してエンジン2の回転数を調整するようになっている。左右のハンドル15、15は、主杆1の外周に固定された取付部材23に、左右のハンドル15、15の水平部16、16の各基端部が左右から挿入され、締付ボルト24で締め付けられることにより、主杆1に取り付けられている。
ハンドル15の水平部16の基端部分の内側には、補強用のハンドル補強パイプ(ハンドル剛性補強手段)26が嵌入されて、二重パイプ構造とされており、これにより水平部16の基端部分の剛性が増大されている。
ハンドル15の立ち上り部17の先端側には握り部30が設けられている。すなわち、ハンドル15の立ち上り部17の先端部の内側には、ホルダー31が固定されており、このホルダー31の内部には、第1シャフト32が立ち上り部17と同軸に固定されている。第1シャフト32の先端部は、立ち上り部17から外方に突出しており、この先端部の外側には、第1ウェイト33が固定されている。
この第1ウェイト33の内部には、第2シャフト34の基端部が固定されており、この第2シャフト34と第1シャフト32とは一直線状に配置されている。第2シャフト34の外側には、第2ウェイト35がネジ36により取り付けられている。すなわち、第2ウェイト35の雌ネジ35aにネジ36が螺合され、ネジ36の先端部が第2シャフト34に押し付けられることにより、第2シャフト34に第2ウェイト35が固定されている。この第2ウェイト35は、ネジ36を緩めると第2シャフト34に沿って移動できるようになっており、第2シャフト34に対する取付位置を変更できるようになっている。
また、第1ウェイト33の外側には、円筒形状のグリップパイプ37が嵌め込まれて固定されている。このグリップパイプ37は、第2シャフト34および第2ウェイト35を包囲するようにして、かつ、その中心線を立ち上り部17の中心線Oと一致させて延びている。このグリップパイプ37には、その長手方向に沿うように、長さPを有する長穴38が形成されている。ネジ36は、この長穴38を通して操作できるようになっている。よって、第2ウェイト35は、ネジ36を緩めることで、長さPの範囲で第2ウェイト35に対して位置を変更できる。
グリップパイプ37の先端部37aには、補強用の補強キャップ(先端部剛性補強手段)20が設けられている。この補強キャップ20は、短い円柱状に形成され、一端部には大径部20aが設けられている。大径部20aの外径寸法はグリップパイプ37の外径寸法とほぼ同一に設定されている。補強キャップ20は、グリップパイプ37の先端開口に蓋をするように設けられている。すなわち、補強キャップ20は、先端部37aのグリップパイプ37の先端開口からグリップパイプ37内に嵌入され、その大径部20aが先端部37aの先端面に突き当てられている。この補強キャップ20により、グリップパイプ37の先端部37aの剛性が増大されている。なお、大径部20aは本実施の形態以外の形状とすることも可能である。
また、グリップパイプ37の外側には、軟質合成樹脂等の軟質の材料からなるグリップ部材39が嵌め込まれている。
また、主杆1には、吊り下げバンドを取り付けるための吊り金具41、および刈払機を持ち運ぶための主杆グリップ42が設けられている。
このように構成された刈払機においては、エンジン2を駆動すると、動力が伝動軸4を介して刈刃7に伝わり、草刈り作業等を行うことができる。
ところで、エンジン2の振動は、エンジン2と主杆1との間に介在された防振ゴム3bによりある程度低減される。しかし、エンジン2の振動とは別に、刈刃7の回転運動や伝動軸4の回転運動によっても、主杆1に振動が発生する。
この刈払機においては、主杆1の振動が、まず、主杆ウェイト9により低減される。すなわち、図5に示すように、主杆1の振動の節(振幅が最小になる点)がハンドル15の取付部材23近傍に位置するように、主杆ウェイト9の位置を調整して主杆1に固定する。図5において、実線Bが主杆ウェイト9取付時の簡易振動モデルを示し、一方破線Cが主杆ウェイト9が無い場合の簡易振動モデルを示している。主杆ウェイト9の位置を調整する際に、主杆1に設けられた目盛り12を用いると調整が容易になる。この場合、この目盛りは、主杆ウェイト9の位置を把握するための目印として機能している。
また、主杆1のハンドル取付位置が主杆補強ウェイト45により補強され、剛性が増大されているので、伝動軸4の回転動作により生じる振動が低減される。また、軸受け5、5により主杆補強ウェイト45を挟み込んで、主杆補強ウェイト45を固定しているので、主杆補強ウェイト45を単独で設けるよりも剛性がさらに向上する。この主杆補強ウェイト45はハンドル15の取付位置にのみに設けられるので、主杆1全体から見れば大きな重量の増大にはならない。
さらに、ハンドル15の水平部16の基端部分にハンドル補強パイプ26が設けられ、剛性が増大されているので、図6に示すように、ハンドル15のY方向の振動が低減される。図6において、実線Dはハンドル補強パイプ26取付時の簡易振動モデルを示し、一方破線Eはハンドル補強パイプ26が無い場合の簡易振動モデルを示している。
なお、ハンドル15の水平部16の基端部分の剛性を高めるためのハンドル剛性補強手段として、ハンドル補強パイプ26を用いる代わりに、図7に示すように、水平部16の基端部分の径を拡大するなど、適宜、他の手段を採用することが可能である。
このようにしてハンドル15の水平部16の剛性を増大させても、刈払機の大きな重量の増大にはならない。
また、図4に示すように、ハンドル15の立ち上り部17のホルダー31に固定された第1シャフト32と、この第1シャフト32に固定された第1ウェイト33と、この第1ウェイト33に固定された第2シャフト34と、この第2シャフト34に固定された第2ウェイト35とが、立ち上り部17の中心線O方向に連ねられて設けられて成る防振機構により、握り部30は、X方向およびZ方向の振動が低減される。
この防振機構は、振動の節を活用したものであり、図8に振動簡易モデルで示すように、この防振機構を設けていない従来の握り部50においては、(a)に示すように、握り部50の中心部で振幅wであるのに対し、この防振機構を設けている握り部30においては、(b)に示すように、第1シャフト32、第1ウェイト33、第2シャフト34および第2ウェイト35を振動させて、握り部30の中心部に振動の節が位置するようにして、X方向およびZ方向の振動を低減している。この場合、第1シャフト32および第2シャフト34は、棒状ばね(ばね)として機能している。
なお、第2ウェイト35は、第2シャフト34の軸方向に移動させて、第2シャフト34に対する取付位置を変更できるようになっており、これにより振動の節の位置を容易に調整できる。
上記のように、握り部30の中心部に振動の節が位置する場合、握り部30の先端部が振動の腹(振幅が最大となる点)となる可能性があるが、グリップパイプ37の先端部37aに設けられた補強キャップ20により振動が低減されている。図9に、補強キャップ20の有無によるグリップパイプ37の振動に対する変化の違いを示す。(a)には、グリップパイプ37を横から見たときの振幅の程度を示す簡易変形モデルを示し、(b)には、グリップパイプ37の先端部37aの横断面形状の変化を模式的に示す。
図9(a)上段に示すように、補強キャップ20が無いときのグリップパイプ37の先端部37aの振幅幅をW1とする。これに対し、下段に示すように、グリップパイプ37の先端部37aに補強キャップ20がはめ込まれると、剛性が増すため、振動が抑制され、振幅の幅がW2に減少する。
また、図9(b)の上段に示すように、補強キャップ20が無い場合、グリップパイプ37の先端部37aは中空であるため、その断面形状は、振動により自由に変形してしまう。しかし、補強キャップ20が有る場合、剛性が向上するので、下段に示すように、グリップパイプ37の先端部37aの断面形状はほとんど変形しない。
このように、補強キャップ20を設けることでグリップパイプ37の先端部37aの剛性が増大され、自由な変形と振幅が抑制され、結果として握り部30の先端部の振動が低減される。
上記のような刈払機にあっては、主杆1に取付位置を変更可能な主杆ウェイト9が設けられているので、その位置を調整して、主杆1の振動の節がハンドル15の取付位置になるように変更することにより、その位置における振動が低減される。そして、主杆1に主杆ウェイト9の位置決め用の目盛り12が設けられているので、主杆ウェイト9の位置を調整するときに、容易に主杆ウェイト9の位置を把握することができる。
また、主杆1のハンドル取付位置に主杆補強ウェイト45が設けられているので、ハンドル15の取付位置における主杆1の剛性が増大されるため、ハンドル15に設けられた握り部30の振動が低減される。また、主杆補強ウェイト45はハンドル15の取付位置にのみに設ければよいので、主杆1全体を補強するよりも簡便であり、また大きな重量の増大にはならない。さらに、主杆補強ウェイト45が主杆1内を延びる伝動軸4を回転自在に支持する軸受5、5により両側から挟み込まれているので、ハンドル15の取付位置における主杆1の剛性をさらに高めることができるとともに、ハンドル15に伝わる伝動軸4の振動を抑制することができる。
また、ハンドル15の水平部16に設けられたハンドル補強パイプ26によりハンドル15の剛性が増大されるとともに、握り部30に設けられた第1シャフト32、第1ウェイト33、第2シャフト34および第2ウェイト35からなる防振機構により、握り部30におけるX、Y、Zの3方向の振動を低減することができる。
また、第2シャフト34に第2ウェイト35がネジ36により取付位置を変更可能に固定されているとともに、グリップパイプ37に長穴38が設けられており、この長穴38を通してネジ36を操作できるようになっているので、グリップ部材39を取り外せば、グリップパイプ37の外側からネジ36を操作して、第2ウェイト35を最適な位置に容易に調整することができる。
また、グリップパイプ37の先端部37aに補強キャップ20が設けられているので、グリップパイプ37の先端部37aの剛性が増大されるため、グリップパイプ37の先端部37aの変形や振幅が抑制され、その結果握り部30の先端部における振動が低減される。
以上のように、この刈払機では、主杆ウェイト9の位置を調整することと、主杆補強ウェイト45により、主杆1のハンドル15の取付位置における振動が低減され、その結果主杆1からハンドル15に伝わる振動が低減される。握り部30については、その水平部16の剛性がハンドル補強パイプ26により増大されるとともに、第1シャフト32、第1ウェイト33、第2シャフト34および第2ウェイト35からなる防振機構が設けられ、グリップパイプ37先端部には補強キャップ20が設けられ、これらの構成により振動が低減される。したがって、個々の構成は簡易でありながら、これらの複合的な効果により、握り部30における振動を効果的に低減することができる。
本発明の実施形態に係る刈払機を示す側面図である。 主杆ウェイトを示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 主杆内部の主杆補強ウェイト部を示す断面図である。 ハンドルおよび握り部を示す図であって、(a)は側断面図、(b)はグリップ部材のみを断面で表したA矢視図である。 主杆の簡易振動モデルを示す図である。 ハンドルの水平部の簡易振動モデルを示す図である。 ハンドルの水平部の剛性を増大する他の手段の例を示す図であって、径を拡大された水平部の側断面図である。 握り部の簡易振動モデルを示す図である。 補強キャップの有無によるグリップパイプの変化の違いを示す図であって、(a)はグリップパイプの簡易変形モデルを示し、(b)はグリップパイプの先端部の横断面形状を示す図である。
符号の説明
1 主杆
2 エンジン(原動機)
9 主杆ウェイト
12 目盛り
15 ハンドル
16 水平部
17 立ち上り部
20 補強キャップ(先端部剛性補強手段)
26 ハンドル補強パイプ(ハンドル剛性補強手段)
30 握り部
32 第1シャフト
33 第1ウェイト
34 第2シャフト
35 第2ウェイト
37 グリップパイプ
38 長穴
45 主杆補強ウェイト(主杆剛性補強手段)

Claims (1)

  1. 原動機(2)に主杆(1)が取り付けられ、この主杆(1)にハンドル(15)が取り付けられ、このハンドル(15)は主杆(1)に固定されている水平部(16)とこの水平部(16)から屈曲して立ち上がる立ち上り部(17)とを備え、このハンドル(15)の前記立ち上り部(17)に握り部(30)が設けられている刈払機において、
    前記主杆(1)には、前記ハンドル(15)の前記水平部(16)が固定される位置における剛性を増大させる主杆剛性補強手段(45)が設けられており、
    前記主杆剛性補強手段(45)は、前記ハンドル(15)の前記水平部(16)が固定される位置の前記主杆(1)の内側に挿入された主杆補強ウェイト(45)により構成され、この主杆補強ウェイト(45)は、前記主杆(1)内を延びる伝動軸(4)を回転自在に支持する軸受(5)により両側から挟み込まれていることを特徴とする刈払機。
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