JPH075201Y2 - タ−ビン軸構造 - Google Patents

タ−ビン軸構造

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JPH075201Y2
JPH075201Y2 JP1987104998U JP10499887U JPH075201Y2 JP H075201 Y2 JPH075201 Y2 JP H075201Y2 JP 1987104998 U JP1987104998 U JP 1987104998U JP 10499887 U JP10499887 U JP 10499887U JP H075201 Y2 JPH075201 Y2 JP H075201Y2
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JP
Japan
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hollow shaft
shaft
turbine rotor
rotor
turbine
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JP1987104998U
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JPS6411302U (ja
Inventor
孝志 杉田
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はターボ過給機等のタービン軸構造に関する。
[従来の技術] 第6図に示すように、タービン軸構造としては、タービ
ンローラ1とブロワロータ2をテンションボルト3で接
続し、そのテンションボルト3を包囲して前記ブロワロ
ータ2、タービンロータ1の背面2a,1aにそれぞれ形成
したボス部12,20に嵌合する金属製の外軸(中空軸)を
設けたものがある。
[考案が解決しょうとする問題点] 前述のタービン軸構造は外軸を設けることによってター
ビン軸の重量を減らし、慣性質量を削減することに有効
である。
しかし、タービンロータは常に高温流体に曝され断熱膨
張仕事をするものであるから高温流体の温度上昇によっ
て、ボスと外軸との嵌め合いが変化し、ガタが発生して
しまうという問題がある。
[問題点を解決する手段] 本考案は前述の問題点を解決することを目的とし、金属
製のタービンロータとブロワロータとにセラミック製の
中空軸を掛け渡し、これらロータを、その中空軸内を貫
通するテンションボルトとナットで一体的に連結したタ
ービン軸構造において、上記タービンロータ及びブロワ
ロータの背面に上記中空軸の軸端内面をそれぞれ印籠的
に嵌合すべく筒状に印籠部を設け、タービンロータの印
籠部に中空軸の軸端内面をくさび的に嵌合させるための
傾斜面を設けたものである。
[作用] 上記構成により、タービンロータとブロワモータとの連
結時及びタービンロータの使用時において、タービンロ
ータの印籠部と中空軸の軸端内面との間に高い結合力が
発生する。
[実施例] 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示すもので、
金属製のタービンロータ1およびブロワロータ2とは金
属製のテンションボルト3で連結される。テンションボ
ルト3は一端側をタービンロータ1の軸芯のネジ孔4に
螺着させ、他端側をブロワロータ2の軸芯を貫通させ、
その先端をバネ座金5を介在させてナット6により螺止
するように構成している。テンションボルト3は同心円
状のセラミック製の中空軸7で包囲されており、その中
空軸7は一方の端面をタービンロータ1の背面に当接さ
せ、他方の端面をブロワロータ2の背面に当接させて設
けられる。タービンロータ1の背面には中空軸7の外径
より僅かに小さな外径を有し、中空軸7の内径より大き
な内径を有するブロワロータ2の方向への突出部8が設
けられる。この突出部8の先端面は中空軸7の先端面に
当接されて設けらる。さらにタービンロータ1の背面に
は突出部8の内面に対して半径方向内方の位置に全体と
して1つの円筒を構成するように円周方向に間隔を隔て
て印籠部9が多数設けられている。各印籠部9は、それ
ぞれ先細りとなるように、即ち傾斜面を形成するように
成形されている。これら印籠部9はタービンロータ1が
高温流体によって回転始動された際は、軸振れしない程
度の隙間を外周面と中空軸7の内周面との間に有し、タ
ービンロータ1が回転が上り熱膨脹したときに、印籠部
9の外周面が中空軸7の内周面に圧接嵌合するようにし
ている。ブロワロータ2の背面には中空軸7の内周面に
嵌合するボス部12が設けられている。13は軸受である。
14はスラストカラーであり、中空軸7を支持するもので
ある。したがってタービンロータ1の始動時において、
タービンロータ1の回転はブロワロータ2に伝達されて
いるが、さらに回転を上げるとタービンロータ1を駆動
する高温流体の熱影響を受けてタービンロータ1が膨脹
する。この膨張によって印籠部9が中空軸7の内周面に
圧接されてタービンロータ1と中空軸7とは固く結合す
る。さらにタービンロータ1が昇熱して膨脹すると各印
籠部9は中空軸7の内周面によって径外方への膨張が抑
止されて嵌合を保持する。
すなわち、印籠部9は、先細りに成形された先端部を中
空軸7の内周面に嵌合させているので、それ以上の膨張
が抑止される。
したがって、タービンロータ1が熱膨脹したときに、印
籠部9と中空軸7とが嵌合して回転の伝達ができ、か
つ、中空軸7が耐摩耗製のセラミック製であるので、軸
受12との摩擦によって中空軸7が摩耗することなく、軸
振れも生じない。
第4図および第5図は他の実施例を示すもので、タービ
ンロータ1の背面の印籠部15の先端に傾斜面16を形成
し、中空軸7の先端内周にも印籠部15の傾斜面16と同じ
傾斜角度の傾斜端面17を形成し、これら傾斜面16および
傾斜端面17を摺接させるようにしたものである。本実施
例によれば、タービンロータ1が膨脹したときに印籠部
15も径外方に膨脹して中空軸7内周面にきつく嵌合する
ようになっている。ここで中空軸7への軸方向の押圧力
はテンションボルト3が螺止されている先端に設けられ
ているバネ座金5によって吸収するようにしてある。
なお前記において、印籠部15をタービンロータ1の背面
に突出させて設けているが、この印籠部をタービンロー
タ1の背面に凹部を設けて結果的に形成し、この凹部内
に中空軸7の傾斜端面17が接する傾斜面を形成してもそ
の作用、効果は変らない。
[考案の効果] 以上要するに本考案は、次の効果を奏する。
組立製作時及び使用時の双方においてタービンロータを
強固に結合することができ、タービンロータの偏芯、中
空軸の軸振れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示し、第1図は
一部破断側面図、第2図は第1図のII−II断面図、第3
図は第1図のIII−III断面図、第4図および第5図は他
の実施例を示し、第4図は一部破断側面図、第5図は要
部拡大図、第6図は従来例を示す側断面図である。 図中、1はタービンロータ、2はブロワロータ、3はテ
ンションボルト、7は中空軸、9は印籠部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製のタービンロータとブロワロータと
    にセラミック製の中空軸を掛け渡し、これらロータを、
    その中空軸内を貫通するテンションボルトとナットとで
    一体的に連結したタービン軸構造において、上記タービ
    ンロータ及びブロワロータの背面に上記中空軸の軸端内
    面をそれぞれ印籠的に嵌合すべく筒状に印籠部を設け、
    タービンロータの印籠部に中空軸の軸端内面をくさび的
    に嵌合させるための傾斜面を設けたことを特徴とするタ
    ービン軸構造。
JP1987104998U 1987-07-08 1987-07-08 タ−ビン軸構造 Expired - Lifetime JPH075201Y2 (ja)

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JPS6411302U JPS6411302U (ja) 1989-01-20
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