JPS5840766Y2 - 回転電機の軸受装置 - Google Patents
回転電機の軸受装置Info
- Publication number
- JPS5840766Y2 JPS5840766Y2 JP1976087952U JP8795276U JPS5840766Y2 JP S5840766 Y2 JPS5840766 Y2 JP S5840766Y2 JP 1976087952 U JP1976087952 U JP 1976087952U JP 8795276 U JP8795276 U JP 8795276U JP S5840766 Y2 JPS5840766 Y2 JP S5840766Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- outer ring
- electric machine
- grooves
- rotating electric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、回転電機の軸受装置に関するもので、回転
電機の軸端に偏心荷重が加わる場合に、軸受に生じるク
リープを防止することを目的としてなされたものである
。
電機の軸端に偏心荷重が加わる場合に、軸受に生じるク
リープを防止することを目的としてなされたものである
。
回転電機の軸端に減速装置を備えた減速機或いは遠心分
離機等にネ・いて従来から知られている回転電機の軸受
部分の構造を第1図、第2図に示す。
離機等にネ・いて従来から知られている回転電機の軸受
部分の構造を第1図、第2図に示す。
図において、1は回転電機の軸、2は軸受、3は軸受2
の外輪、4ばその内輪、5はその転動体、6ばその保持
器であり、7は軸箱を備えたブラケット、8は軸受カバ
ー、9は軸受2を固定するための締付ボルト、10はグ
リースの排出を容易にするためのグリースランナ、11
は防塵シールである。
の外輪、4ばその内輪、5はその転動体、6ばその保持
器であり、7は軸箱を備えたブラケット、8は軸受カバ
ー、9は軸受2を固定するための締付ボルト、10はグ
リースの排出を容易にするためのグリースランナ、11
は防塵シールである。
次にその動作について説明する。
第1図において、回転電機の軸端に装着される減速装置
(図示しない)が均一な荷重をもって組立てられている
ときは、回転電機の軸1を支承する軸受2の外輪3には
点荷重或いは静止荷重として作用し、内輪4には回転荷
重或いは円周荷重として作用するから、内輪4と軸1を
シマリバメにする。
(図示しない)が均一な荷重をもって組立てられている
ときは、回転電機の軸1を支承する軸受2の外輪3には
点荷重或いは静止荷重として作用し、内輪4には回転荷
重或いは円周荷重として作用するから、内輪4と軸1を
シマリバメにする。
しかし遠心分離機や特定の減速比をもった減速装置の場
合は、第1図の軸端にPなる偏心荷重が作用し、軸1と
共に回転するので、軸受2の外輪3に回転荷重として働
らくから、偏心荷重の大きさによっては一般に組込み、
分解を容易にするためにスキマバメとしている。
合は、第1図の軸端にPなる偏心荷重が作用し、軸1と
共に回転するので、軸受2の外輪3に回転荷重として働
らくから、偏心荷重の大きさによっては一般に組込み、
分解を容易にするためにスキマバメとしている。
このため外輪3とブラケット7の間にて外輪3が回ると
いう現象(クリープ)を生じ、これに上り軸箱の摩耗を
生じて外輪3とブラケット1間の隙間が増大して振動発
生、ひいては軸受焼損を誘発するものであった。
いう現象(クリープ)を生じ、これに上り軸箱の摩耗を
生じて外輪3とブラケット1間の隙間が増大して振動発
生、ひいては軸受焼損を誘発するものであった。
そこで従来の軸受装置は、軸受2の外輪3とブラケット
7との嵌合をスキマバメとするとともにボルト9で側面
を締付けて偏心荷重による外輪クリープを止めるように
していたが、ブラケット7、軸受カバー8及び外輪3の
相接する面が全面にわたって接することは期待できず、
ボルト9自身の伸びや振動による面のすべり等により長
期に亘るクリープ防止には不向きである。
7との嵌合をスキマバメとするとともにボルト9で側面
を締付けて偏心荷重による外輪クリープを止めるように
していたが、ブラケット7、軸受カバー8及び外輪3の
相接する面が全面にわたって接することは期待できず、
ボルト9自身の伸びや振動による面のすべり等により長
期に亘るクリープ防止には不向きである。
従って、外輪3とブラケットIとの嵌合をシマリバメと
するか、相互の隙間に接着剤を塗布する方法もあるが、
この方法による組立分解が難しく、軸受交換等がやりに
くいという欠点がある。
するか、相互の隙間に接着剤を塗布する方法もあるが、
この方法による組立分解が難しく、軸受交換等がやりに
くいという欠点がある。
この考案は以上のような欠点を解消することを目的とし
てなされたもので、軸受外輪の内周面に複数個の溝を加
工してこれに2字形に成形したクリープ防止具の一端を
嵌合し、その他端は軸受カバーに加工された切欠き溝に
嵌合して、外輪に生ずる回転力にうちかつてクリープを
防止するようにした軸受装置を提供するものである。
てなされたもので、軸受外輪の内周面に複数個の溝を加
工してこれに2字形に成形したクリープ防止具の一端を
嵌合し、その他端は軸受カバーに加工された切欠き溝に
嵌合して、外輪に生ずる回転力にうちかつてクリープを
防止するようにした軸受装置を提供するものである。
以下この考案の一実施例を図に基いて説明する。
捷ず第4図、第5図に示す如く外輪3の内径面に複数個
の溝12を設け、かつ第6図、第7図に示す如く軸受カ
バー8の軸受2を固定する面に上記溝12と対向して複
数個の切欠き溝14を設けている。
の溝12を設け、かつ第6図、第7図に示す如く軸受カ
バー8の軸受2を固定する面に上記溝12と対向して複
数個の切欠き溝14を設けている。
そして上記軸受2の溝12と軸受カバー8の切欠き溝1
4の両方にわたって嵌合するように第8図に示す2字形
に成形されたクリープ防止具13を係合して挿嵌し、第
3図のように組立てたものである。
4の両方にわたって嵌合するように第8図に示す2字形
に成形されたクリープ防止具13を係合して挿嵌し、第
3図のように組立てたものである。
即ち軸受2の外輪3に設けた複数個の溝12と、この溝
12と相対する位置に釦いて軸受カバー8に設けた切欠
き溝14との両方にわたって2字形のクリープ防止具1
3を嵌合し、ボルト9にて固く締付けたものである。
12と相対する位置に釦いて軸受カバー8に設けた切欠
き溝14との両方にわたって2字形のクリープ防止具1
3を嵌合し、ボルト9にて固く締付けたものである。
なち・その他の構成は従来と同様であるから説明を省略
する。
する。
この考案は以上のように構成したので、りIJ−プ防止
具によって外輪クリープを完全に止めることができる。
具によって外輪クリープを完全に止めることができる。
なお偏心荷重の大きさに応じて上記クリープ防止具13
の個数は適宜に変更するととができることは勿論である
。
の個数は適宜に変更するととができることは勿論である
。
以上のようにこの考案によれば、外輪に生じる回転荷重
をクリープ防止具の曲げ応力により吸収することができ
、かつ偏心荷重の大きさに応じ外輪の回転荷重が変化し
たときもこれに応じてクリープ防止具の数を選べるので
、従来装置のようにシマリバメや接着剤を用いてクリー
プ防止をなした場合の組立、分解作業の困難さの解消と
、作業時間の短縮を計ることができるものである。
をクリープ防止具の曲げ応力により吸収することができ
、かつ偏心荷重の大きさに応じ外輪の回転荷重が変化し
たときもこれに応じてクリープ防止具の数を選べるので
、従来装置のようにシマリバメや接着剤を用いてクリー
プ防止をなした場合の組立、分解作業の困難さの解消と
、作業時間の短縮を計ることができるものである。
第1図は従来の軸受装置を示す断面図、第2図は従来装
置に使用している軸受の断面図、第3図はこの考案の一
実施例を示す断面図、第4図はこの考案に使用する軸受
の正面図、第5図は第4図の■−■線の断面図、第6図
はこの考案に使用する軸受カバーの正面図、第7図は第
6図の■−■線の断面図、第8図はこの考案に使用する
りIJ−プ防止具の斜視図である。 図中1は軸、2は軸受、3は外輪、4は内輪、7はブラ
ケット、8は軸受カバー、12は溝、13はクリープ防
止具、14は切欠き溝である。 な卦、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
置に使用している軸受の断面図、第3図はこの考案の一
実施例を示す断面図、第4図はこの考案に使用する軸受
の正面図、第5図は第4図の■−■線の断面図、第6図
はこの考案に使用する軸受カバーの正面図、第7図は第
6図の■−■線の断面図、第8図はこの考案に使用する
りIJ−プ防止具の斜視図である。 図中1は軸、2は軸受、3は外輪、4は内輪、7はブラ
ケット、8は軸受カバー、12は溝、13はクリープ防
止具、14は切欠き溝である。 な卦、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 軸と、この軸を支承する軸受と、この軸受を支持する軸
箱を有するブラケットと、上記軸受を保護し固定するた
めの軸受カバーとを備えた回転電機の軸受装置にお・い
て、上記軸受の外輪内周面に複数個の溝を設けると共に
、との谷溝に対向する外径側で上記軸受カバーの軸受外
輪を固定する面に複数個の軸方向の切欠き溝を設け、こ
れら両溝にわたってZ形に形成したクリープ防止具を係
合させて挿嵌してなる回転電機の軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976087952U JPS5840766Y2 (ja) | 1976-07-01 | 1976-07-01 | 回転電機の軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976087952U JPS5840766Y2 (ja) | 1976-07-01 | 1976-07-01 | 回転電機の軸受装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS535709U JPS535709U (ja) | 1978-01-19 |
JPS5840766Y2 true JPS5840766Y2 (ja) | 1983-09-13 |
Family
ID=28698718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976087952U Expired JPS5840766Y2 (ja) | 1976-07-01 | 1976-07-01 | 回転電機の軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5840766Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111917222A (zh) * | 2020-08-07 | 2020-11-10 | 珠海格力电器股份有限公司 | 轴承座组件、驱动电机、电动汽车 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4960144U (ja) * | 1972-09-11 | 1974-05-27 |
-
1976
- 1976-07-01 JP JP1976087952U patent/JPS5840766Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS535709U (ja) | 1978-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0226215Y2 (ja) | ||
KR930010412B1 (ko) | 베어링 조립체 | |
JPH0535213Y2 (ja) | ||
US3795428A (en) | Two-piece interlocked support/thrust bearings | |
JPS5840766Y2 (ja) | 回転電機の軸受装置 | |
JP3411617B2 (ja) | 回転電機における永久磁石型回転子 | |
KR950021966A (ko) | 전동기용 회전자 단부를 수리하기 위한 시스템 및 방법 | |
CA1071277A (en) | Retainer for resiliently loading a bearing | |
KR20000004152U (ko) | 회전축 | |
US4026614A (en) | Rolling contact bearing assembly | |
JPS60231015A (ja) | 自動調心ころがり軸受のシール装置 | |
JPS61136021A (ja) | ベアリング固定装置 | |
JP2004526107A (ja) | 先細りころ軸受組立体を形成する方法 | |
JPS582135Y2 (ja) | 回転電機の軸受装置 | |
JPH075201Y2 (ja) | タ−ビン軸構造 | |
JP2501807B2 (ja) | 回転機の軸受支持装置 | |
JPS60172720A (ja) | 予圧軸受装置 | |
RU2099606C1 (ru) | Упругодемпферная опора ротора | |
JPS6057302B2 (ja) | クラッチモ−トルの組立方法 | |
JPH0352533A (ja) | 回転電機の軸受の輸送保護装置 | |
JPH0429161Y2 (ja) | ||
JPS6138369Y2 (ja) | ||
JPH0357099Y2 (ja) | ||
JPH088339Y2 (ja) | 防振軸受装置 | |
JPH0135013Y2 (ja) |