JPS582135Y2 - 回転電機の軸受装置 - Google Patents

回転電機の軸受装置

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JPS582135Y2
JPS582135Y2 JP1976087953U JP8795376U JPS582135Y2 JP S582135 Y2 JPS582135 Y2 JP S582135Y2 JP 1976087953 U JP1976087953 U JP 1976087953U JP 8795376 U JP8795376 U JP 8795376U JP S582135 Y2 JPS582135 Y2 JP S582135Y2
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JP
Japan
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bearing
outer ring
bracket
electric machine
rotating electric
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Expired
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JP1976087953U
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English (en)
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JPS535710U (ja
Inventor
中野修
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、回転電機の軸受装置に関するもので、回転
電機の軸端に偏心荷重が加わる場合に、軸受に生じるク
リープを防止することを目的としてなされたものである
回転電機の軸端に減速装置を備えた減速機或は遠心分離
機等において、従来から知られている回転電機の軸受部
分の構造を第1図に示す。
図において、1は回転電機の軸、2は軸受、3は軸箱を
備えたブラケット、4は軸受カバー、5は軸受2を固定
するための締付ボルト、6はグリースの排出を容易にす
るためのグリースランナ、7は防塵シールである。
なお8は軸受2の外輪、9は軸受2の内輪、10は軸受
2の転動体、11は軸受2の保持器である。
次にその動作について説明する。
第1図において、回転電機の軸端に装着される減速装置
(図示しない)か均一な荷重をもって組立てられている
ときは、回転電機の軸1を支承する軸受2の外輪8には
点荷重或いは静止荷重として作用し、内輪9には回転荷
重或は円周荷重として作用するから内輪9と軸1をシマ
リバメにする。
しかし遠心分離機や特定の減速比をもった減速装置の場
合は、第1図の軸端にPなる偏心荷重が作用し軸1と共
に回転するので、軸受2の外輪8に回転荷重として働く
から、偏心荷重の大きさによっては一般に組込み、分解
を容易にするためにスキマバメとしている。
このため外輪8とブラケット3の間にて外輪8が回ると
いう現象(クリ、−プ)を生じ、これにより軸箱の摩耗
を生じて外輪8とブラケット3間の隙間が増大して振動
発生、ひいては軸受焼損を誘発するものであった。
そこで従来の軸受装置は、軸受2の外輪8とブラケット
3との嵌合をスキマバメとするとともに、ボルト5で側
面を締付けて偏心荷重による外輪クリープを止めるよう
にしていたが、ブラケット3、軸受カバー4及び外輪8
の相接する面が全面にわたって接することは期待できず
、ボルト5自身の伸びや振動による面のすべり等により
長期に亘るクリープ防止には不向きである。
従って、外輪8とブラケット3との嵌合をシマリバメに
するか、相互の隙間に接着剤を塗布する方法もあるが、
この方法によると組立、分解が難しく、軸受交換等がや
りにくいという欠点がある。
この考案は以上のような欠点を解消することを目的とし
てなされたもので、軸受外輪の外周の一部にネジを加工
し、該ネジに螺合するように内周にネジを加工したナツ
トを組合せ、該ナツトをブラケットと軸受カバー間に挾
むように組込んで、外輪の回転力をナツトの端面の抑圧
に変化させて外輪クリープを防止するようにした軸受装
置を提供するものである。
以下この考案の一実施例を第2図、第3図に基いて説明
する。
12は軸受2の外輪8の外周の一部に設けたネジ、13
は上記ネジ12に螺合するナツトである。
尚その他の構成は従来と同様であるから説明を省略する
この考案は以上のように、ブラケット3と軸受カバー4
との間に外輪8に螺合したナツト13を嵌着したので、
外輪8が偏心荷重により回転荷重をうけその回転力がボ
ルト5による締結力Qより太きいときには、外輪8は締
結面の摩擦係数μとの積であるQ×μなる力より大きい
力でもって回される。
外輪8が回転すると外周に螺合したナツト13がネジの
向きと外輪8の回転方向とによりブラケット3或は軸受
カバー4の締結面を押すように働くので、この締結面の
摩擦力が外輪8の回転力に応じて変化するから、Q×μ
なる回転力より大きな摩擦力Q×μを得ることになり、
外輪8のクリープ現象を止めることができる。
なおナツト13の摩擦力のみでなく、該ナツトとブラケ
ット3とを一体にノックビンなどで同時にセット(図示
しない)してやれば、更に大きな偏心荷重による回転荷
重を受ける場合でもクリープ防止が可能となる。
以上のようにこの考案によれば、外輪に生じる回転荷重
をネジを介して軸方向の力に変換し、その力で相接する
面を押圧することによりその面の摩擦力を大きくできる
ので、外輪クリープを容易に止めることができ、さらに
シマリバメや接着剤を用いてクリープ防止をなした場合
の組立、分解作業の困難さの解消と、作業時間の短縮を
はかることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の軸受装置を示す断面図、第2図はこの考
案の一実施例を示す断面図、第3図はこの考案で使用す
る軸受の断面図である。 図中1は軸、2は軸受、3はブラケット、4は軸受カバ
ー、8は外輪、12はネジ、13はナツトである。 尚図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸と、この軸を支承する軸受と、この軸受を支持する軸
    箱を有するブラケットと、上記軸受を保護し固定するた
    めの軸受カバーとを備えた回転電機の軸受装置において
    、上記軸受の外輪外周部にネジを設け、かつこのネジに
    螺合するナツトを上記ブラケットと軸受カバーとの間に
    挿嵌し、軸受の回転を上記ナツトの面の摩擦力で防止す
    るようにしたことを特徴とする回転電機の軸受装置。
JP1976087953U 1976-07-01 1976-07-01 回転電機の軸受装置 Expired JPS582135Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1976087953U JPS582135Y2 (ja) 1976-07-01 1976-07-01 回転電機の軸受装置

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JP1976087953U JPS582135Y2 (ja) 1976-07-01 1976-07-01 回転電機の軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS535710U JPS535710U (ja) 1978-01-19
JPS582135Y2 true JPS582135Y2 (ja) 1983-01-14

Family

ID=28698719

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JP1976087953U Expired JPS582135Y2 (ja) 1976-07-01 1976-07-01 回転電機の軸受装置

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4960144U (ja) * 1972-09-11 1974-05-27

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Publication number Publication date
JPS535710U (ja) 1978-01-19

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