JPH0339617Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0339617Y2 JPH0339617Y2 JP12733986U JP12733986U JPH0339617Y2 JP H0339617 Y2 JPH0339617 Y2 JP H0339617Y2 JP 12733986 U JP12733986 U JP 12733986U JP 12733986 U JP12733986 U JP 12733986U JP H0339617 Y2 JPH0339617 Y2 JP H0339617Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- donut
- wave spring
- shaped wave
- ball bearing
- portions
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000036316 preload Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Support Of The Bearing (AREA)
- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は軸受ハウジング内に予圧ばねを設け
た回転電機の球軸受装置に関する。
た回転電機の球軸受装置に関する。
第５図は従来の回転電機の球軸受装置を示すも
のであり、図において１は回転電機の外被を形成
するフレーム、２は回転軸、３はこれを支承する
球軸受でその外径はブラケツト４におけるハウジ
ング５の内径面との間にわずかの隙間を有するよ
うになつており、またこのハウジング５における
肩部６の内面と球軸受３における外輪７の外側端
面間には軸方向の隙間δを有し、この隙間δに軸
受予圧用のドーナツ状波形ばね８が圧縮された状
態に収納されている。なお図中の９は球軸受３に
おける内輪、１０はボール、１１はこのボール１
０のまわりに潤滑用グリースを封入するためのシ
ール板である。
のであり、図において１は回転電機の外被を形成
するフレーム、２は回転軸、３はこれを支承する
球軸受でその外径はブラケツト４におけるハウジ
ング５の内径面との間にわずかの隙間を有するよ
うになつており、またこのハウジング５における
肩部６の内面と球軸受３における外輪７の外側端
面間には軸方向の隙間δを有し、この隙間δに軸
受予圧用のドーナツ状波形ばね８が圧縮された状
態に収納されている。なお図中の９は球軸受３に
おける内輪、１０はボール、１１はこのボール１
０のまわりに潤滑用グリースを封入するためのシ
ール板である。
また第６図および第７図は上記した軸受予圧用
のドーナツ状波形ばね８を示し、その外径は外輪
７と同一またはわずかに小さい寸法になつてお
り、内径は外輪７の内径と同一寸法であり、円周
上には３個の凸部８ａとその間に３個の凹部８ｂ
が波形になるように形成されており、各凸部８ａ
どおしおよび各凹部８ｂどおしの外径部が作る仮
想平面と内径部が作る仮想平面は第７図に鎖線
Ａ，Ｂで示すように各凸部どおしおよび各凹部ど
おしにおいて一致していた。
のドーナツ状波形ばね８を示し、その外径は外輪
７と同一またはわずかに小さい寸法になつてお
り、内径は外輪７の内径と同一寸法であり、円周
上には３個の凸部８ａとその間に３個の凹部８ｂ
が波形になるように形成されており、各凸部８ａ
どおしおよび各凹部８ｂどおしの外径部が作る仮
想平面と内径部が作る仮想平面は第７図に鎖線
Ａ，Ｂで示すように各凸部どおしおよび各凹部ど
おしにおいて一致していた。
次に動作について説明すると、軸受予圧用のド
ーナツ状波形ばね８は以上のように構成されハウ
ジング５内に装着されているので、回転軸２に軸
方向または軸と直角方向の力がかからない場合に
おいても、上記のドーナツ状波形ばね８はハウジ
ングの肩部６と外輪７で形成された隙間δ内に当
該ドーナツ状波形ばね８が、その自然長より小さ
い寸法で圧縮装着されているため、ばね圧を生じ
外輪７を押し、これによりボール１０のあそびお
よび回転軸２の軸方向の移動を押えるように作用
している。
ーナツ状波形ばね８は以上のように構成されハウ
ジング５内に装着されているので、回転軸２に軸
方向または軸と直角方向の力がかからない場合に
おいても、上記のドーナツ状波形ばね８はハウジ
ングの肩部６と外輪７で形成された隙間δ内に当
該ドーナツ状波形ばね８が、その自然長より小さ
い寸法で圧縮装着されているため、ばね圧を生じ
外輪７を押し、これによりボール１０のあそびお
よび回転軸２の軸方向の移動を押えるように作用
している。
従来の軸受予圧用のドーナツ状波形ばねは以上
のように構成されているので、きめられた特定寸
法の球軸受への使用には問題はないが、例えば異
なる寸法の軸受に使用した場合にあつてはドーナ
ツ状波形ばね８の内径部が球軸受の例えばシール
板に接触して騒音が生ずる。したがつて多くの種
類のドーナツ状波形ばねを準備しなければならな
いという問題点があつた。
のように構成されているので、きめられた特定寸
法の球軸受への使用には問題はないが、例えば異
なる寸法の軸受に使用した場合にあつてはドーナ
ツ状波形ばね８の内径部が球軸受の例えばシール
板に接触して騒音が生ずる。したがつて多くの種
類のドーナツ状波形ばねを準備しなければならな
いという問題点があつた。
この考案は上記の問題点を解消するよう特に外
輪外径が同一で、内輪内径の異なる軸受に対して
共用できるドーナツ状波形ばねを得ることを目的
とする。
輪外径が同一で、内輪内径の異なる軸受に対して
共用できるドーナツ状波形ばねを得ることを目的
とする。
この考案の場合は、ドーナツ状波形ばね１２の
各凸部１２ａどおしおよび各凹部１２ｂどおしの
最頂部における外径部が作る２つの仮想平面A1，
B1の間に、当該部の内径部が作る２つの仮想平
面C1，D1がはさまれるように各波部の最頂部に、
いわゆる傾斜面Ｅを形成させている。
各凸部１２ａどおしおよび各凹部１２ｂどおしの
最頂部における外径部が作る２つの仮想平面A1，
B1の間に、当該部の内径部が作る２つの仮想平
面C1，D1がはさまれるように各波部の最頂部に、
いわゆる傾斜面Ｅを形成させている。
この考案の場合は、ドーナツ状波形ばね１２の
各波部の最頂部に上記のように傾斜面Ｅを形成さ
せているので、特に内輪内径の異なる球軸受に対
しても支障なく使用できることになる。
各波部の最頂部に上記のように傾斜面Ｅを形成さ
せているので、特に内輪内径の異なる球軸受に対
しても支障なく使用できることになる。
第１図および第２図はこの考案のドーナツ状波
形ばね１２を使用した回転電機の球軸受装置の一
実施例を示す断面図で、第５図の従来のものと同
一個所は同一符号を付してその重複説明は省略す
ることになるが、この第１図は球軸受３における
外輪７の外径が従来品の外径と同一寸法で、内輪
９の内径寸法の大きい球軸受３に本考案のドーナ
ツ状波形ばね１２を装着した場合であり、また第
２図は回転軸２に図示矢印Ｆのスラスト荷重が加
わつた場合を示している。
形ばね１２を使用した回転電機の球軸受装置の一
実施例を示す断面図で、第５図の従来のものと同
一個所は同一符号を付してその重複説明は省略す
ることになるが、この第１図は球軸受３における
外輪７の外径が従来品の外径と同一寸法で、内輪
９の内径寸法の大きい球軸受３に本考案のドーナ
ツ状波形ばね１２を装着した場合であり、また第
２図は回転軸２に図示矢印Ｆのスラスト荷重が加
わつた場合を示している。
すなわちこの考案のドーナツ状波形ばね１２は
第３図および第４図に示すように、円周上の各凸
部１２ａどおしおよび各凹部１２ｂどおしの外径
部で作られる２つの仮想平面A1，B1が、当該内
径部で作られる２つの仮想平面C1，D1をはさむ
ように各波部に傾斜面Ｅを形成させ、仮想平面
C1，D1を仮想平面A1，B1に対してドーナツ状波
形ばね１２の中心軸方向に対して齟齬させている
点に特徴があり、これによりドーナツ状波形ばね
１２の外径部近傍でのみ球軸受３の外輪７に当接
されることになり、第２図で示すようにスラスト
荷重が加わつた場合でも、球軸受３の例えばシー
ル板１１にその内径部が接触しないことになる。
なお第２図は外輪７とハウジングの肩部６の隙間
δ1がδ＞δ1となり、スラスト荷重Ｆによりドーナ
ツ状波形ばね１２がたわんだ状態を示しているも
のである。
第３図および第４図に示すように、円周上の各凸
部１２ａどおしおよび各凹部１２ｂどおしの外径
部で作られる２つの仮想平面A1，B1が、当該内
径部で作られる２つの仮想平面C1，D1をはさむ
ように各波部に傾斜面Ｅを形成させ、仮想平面
C1，D1を仮想平面A1，B1に対してドーナツ状波
形ばね１２の中心軸方向に対して齟齬させている
点に特徴があり、これによりドーナツ状波形ばね
１２の外径部近傍でのみ球軸受３の外輪７に当接
されることになり、第２図で示すようにスラスト
荷重が加わつた場合でも、球軸受３の例えばシー
ル板１１にその内径部が接触しないことになる。
なお第２図は外輪７とハウジングの肩部６の隙間
δ1がδ＞δ1となり、スラスト荷重Ｆによりドーナ
ツ状波形ばね１２がたわんだ状態を示しているも
のである。
上記実施例ではドーナツ状波形ばね１２の円周
上に、３個の凸部１２ａと３個の凹部１２ｂとを
設けた場合を示したが、これに特定されることな
く波部を形成する凸凹部の数は各々少くとも２以
上あればよい。
上に、３個の凸部１２ａと３個の凹部１２ｂとを
設けた場合を示したが、これに特定されることな
く波部を形成する凸凹部の数は各々少くとも２以
上あればよい。
この考案の球軸受装置に使用される軸受予圧用
のドーナツ状波形ばねには、その各波部の最頂部
に上記のような傾斜面を形成させているので、同
一外輪外径で内輪内径の異なる他の球軸受にも共
用でき、その標準化が図れるという効果を有する
ものである。
のドーナツ状波形ばねには、その各波部の最頂部
に上記のような傾斜面を形成させているので、同
一外輪外径で内輪内径の異なる他の球軸受にも共
用でき、その標準化が図れるという効果を有する
ものである。
第１図はこの考案の予圧用ドーナツ状波形ばね
を使用した回転電機の球軸受装置を示す断面図、
第２図は第１図のものにおいてその回転軸にスラ
スト荷重が加わつた状態を示す断面図、第３図は
本案ドーナツ状波形ばねを示す正面図、第４図は
その側面図、第５図は従来のドーナツ状波形ばね
を使用した回転電機の球軸受装置を示す断面図、
第６図は従来のドーナツ状波形ばねを示す正面
図、第７図はその側面図である。 なお図中３は球軸受、５はハウジング、１２は
ドーナツ状波形ばね、１２ａは凸部、１２ｂは凹
部、A1，B1，C1，D1は仮想平面、Ｅは傾斜面を
示す。その他図中同一符号は同一部分を示すもの
とする。
を使用した回転電機の球軸受装置を示す断面図、
第２図は第１図のものにおいてその回転軸にスラ
スト荷重が加わつた状態を示す断面図、第３図は
本案ドーナツ状波形ばねを示す正面図、第４図は
その側面図、第５図は従来のドーナツ状波形ばね
を使用した回転電機の球軸受装置を示す断面図、
第６図は従来のドーナツ状波形ばねを示す正面
図、第７図はその側面図である。 なお図中３は球軸受、５はハウジング、１２は
ドーナツ状波形ばね、１２ａは凸部、１２ｂは凹
部、A1，B1，C1，D1は仮想平面、Ｅは傾斜面を
示す。その他図中同一符号は同一部分を示すもの
とする。
Claims (1)
- 円周上に少くとも各々２個所以上の凸部と凹部
とを周方向に交互に有するドーナツ状波形ばねを
球軸受の予圧用としてそのハウジング内に設けた
ものにおいて、上記各凸部および凹部の最頂部に
おいて、その各凸部どおしおよび凹部どおしの外
径部が作る仮想平面と当該内径部が作る仮想平面
とを、上記ドーナツ状波形ばねの中心軸方向に互
いに齟齬させたことを特徴とする回転電機の球軸
受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12733986U JPH0339617Y2 (ja) | 1986-08-21 | 1986-08-21 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12733986U JPH0339617Y2 (ja) | 1986-08-21 | 1986-08-21 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6335814U JPS6335814U (ja) | 1988-03-08 |
| JPH0339617Y2 true JPH0339617Y2 (ja) | 1991-08-21 |
Family
ID=31021995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12733986U Expired JPH0339617Y2 (ja) | 1986-08-21 | 1986-08-21 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0339617Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4514573B2 (ja) * | 2004-09-28 | 2010-07-28 | カヤバ工業株式会社 | 油圧緩衝器におけるバルブ構造 |
| WO2019167932A1 (ja) * | 2018-02-28 | 2019-09-06 | 日本発條株式会社 | ウェーブスプリング |
-
1986
- 1986-08-21 JP JP12733986U patent/JPH0339617Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6335814U (ja) | 1988-03-08 |
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