JPH0429161Y2 - - Google Patents

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JPH0429161Y2
JPH0429161Y2 JP2691887U JP2691887U JPH0429161Y2 JP H0429161 Y2 JPH0429161 Y2 JP H0429161Y2 JP 2691887 U JP2691887 U JP 2691887U JP 2691887 U JP2691887 U JP 2691887U JP H0429161 Y2 JPH0429161 Y2 JP H0429161Y2
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sleeve
housing
base
axial direction
labyrinth
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JP2691887U
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JPS63133665U (ja
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はラビリンス装置に関し、特に、スリ
ーブとハウジングとの対向面に互いに嵌合する段
部を具えたラビリンス装置に関するものである。
〔従来技術〕
従来はこの種のラビリンス装置は、第4図に示
すように、ベース11にベアリング12を介して
回転可能に軸支された回転軸13の軸支部分に図
中左方に示す外部からごみや液体等が浸入しない
ように、第5図に示すように外周面に軸線方向に
沿つて複数の段部14aを具えた円筒状のスリー
ブ14をナツト15によつて回転軸13に一体に
固着し、また、第7図に示すように内周面にスリ
ーブ14の段部14aと嵌合する複数の段部16
aを具えた円筒状のハウジング16をボルト17
によつてベース11に一体に固着し、しかも、ス
リーブ14の段部14aとハウジング16の段部
16aとの半径方向および軸線方向の隙間を0.4
mm程度ときわめて微小に構成してある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来のものにあつて
は、スリーブ14およびハウジング16はいずれ
も複数の段部14aおよび16aを形成しなけれ
ばならないため加工が複雑で製作に手間がかかる
うえ、とくにハウジング16は第6図に示すよう
にB−B断面で円周方向に沿つて2分割されてい
るため製作に一層手間がかかり、また、組込む際
にはハウジング16の半割り部分をまず開いてお
いてから徐々にスリーブ14に組込まなければな
らないため、組込み工程に手間がかかるという問
題点を有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決して、製作が容易で組込みにも手間のか
からないラビリンス装置を提供することを目的と
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は前記のような目的を達成するため、
ベースに回転可能に軸支された回転軸に一体に固
着された円筒状のスリーブと、前記スリーブの半
径方向外方において前記ベースに一体に固着され
た円筒状のハウジングとの対向面に、互いに嵌合
する段部を軸線方向に沿つて複数段具えたラビリ
ンス装置において、前記スリーブおよび前記ハウ
ジングを、軸線方向に沿つて前記段部1段ごとに
分割して形成したものである。
〔作用〕
この考案は前記のような手段を採用したことに
より、スリーブおよびハウジングはいずれも製作
が容易で、しかも組込みも容易に行なえることと
なる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図にはこの考案によるラビリンス装置の一
実施例が示されており、このラビリンス装置は、
ベース1にベアリング2を介して回転可能に軸支
された回転軸3に、第2図に示すように外周面に
段部4aが1段形成された円環状のスリーブ4を
複数枚(3枚)重ねてナツト5によつて一体に固
着してある。
また、第3図に示すように内周面にスリーブ4
の段部4aと嵌合する段部6aが1段形成された
円環状のハウジング6を複数枚(3枚)重ねてボ
ルト7によつてベース1に一体に固着し、しか
も、各スリーブ4の段部4aと各ハウジング6の
段部6aとの半径方向および軸線方向の隙間を
0.4mm程度ときわめて微小に設定することによつ
て、回転軸3の軸支部分、すなわち、ベアリング
2に図中左方に示す外部からごみや液体等が浸入
しないように構成されている。
次に前記のものの作用について説明する。
まず、製作する際、スリーブ4は従来のものに
比べて軸線方向に薄く、しかも、段部4aも1段
だけ形成すればよいため、比較的容易に製作され
るものである。
またハウジング6も、従来のものに比べて軸線
方向に薄く、かつ、段部6aは1段だけ形成すれ
ばよいうえ、さらに、円周方向に沿つて分割する
必要がないため、比較的容易に製作されるもので
ある。
また、組込む際に、スリーブ4,4……とハウ
ジング6,6……とを図中左方から交互に組合せ
ていけばよいため、比較的容易に組込まれるもの
である。
そして、使用時には、各スリーブ4の段部4a
と各ハウジング6の段部6aとの半径方向および
軸線方向の隙間が0.4mm程度ときわめて微小であ
り、しかも、スリーブ4およびハウジング6が複
数枚(3枚)重ねられて段部4a,6aが複数枚
形成されるため、回転軸3の軸支部分、すなわ
ち、ベアリング2に図中左方に示す外部からごみ
や液体等の浸入することが未然に、かつ、確実に
防止されることとなる。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
スリーブおよびハウジングの加工が簡単で容易に
製作することができ、また、スリーブとハウジン
グとの組込みが容易で組込み工程に手間がかから
ず、しかも、スリーブとハウジングとの対向面に
形成される段部の段数を全体として任意に設定
し、また、変更することができるなどのすぐれた
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるラビリンス装置の一実
施例を示す断面図、第2図は第1図のもののスリ
ーブ単体の断面図、第3図は第1図のもののハウ
ジング単体の断面図、第4図は従来のラビリンス
装置の一例を示す断面図、第5図は第4図のもの
のスリーブ全体の断面図、第6図は第4図のもの
のハウジング全体の正面図、第7図は第6図のA
−A線に沿つてとられた断面図である。 1,11……ベース、2,12……ベアリン
グ、3,13……回転軸、4,14……スリー
ブ、4a,6a,14a,16a……段部、5,
15……ナツト、6,16……ハウジング、7,
17……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベース1に回転可能に軸支された回転軸3に一
    体に固着された円筒状のスリーブ4と、前記スリ
    ーブ4の半径方向外方において前記ベース1に一
    体に固着された円筒状のハウジング6との対向面
    に、互いに嵌合する段部4a,6aを軸線方向に
    沿つて複数段具えたラビリンス装置において、前
    記スリーブ4および全ハウジング6を軸線方向に
    沿つて前記段部4a,6a1段ごとに分割して形
    成したことを特徴とするラビリンス装置。
JP2691887U 1987-02-25 1987-02-25 Expired JPH0429161Y2 (ja)

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JP2691887U JPH0429161Y2 (ja) 1987-02-25 1987-02-25

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JP2691887U JPH0429161Y2 (ja) 1987-02-25 1987-02-25

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JPS63133665U JPS63133665U (ja) 1988-09-01
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JP4924404B2 (ja) * 2007-12-21 2012-04-25 住友金属工業株式会社 軸封機構、およびこれを備えた鉄道車両用歯車装置

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JPS63133665U (ja) 1988-09-01

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