JPH053793Y2 - - Google Patents

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JPH053793Y2
JPH053793Y2 JP18500485U JP18500485U JPH053793Y2 JP H053793 Y2 JPH053793 Y2 JP H053793Y2 JP 18500485 U JP18500485 U JP 18500485U JP 18500485 U JP18500485 U JP 18500485U JP H053793 Y2 JPH053793 Y2 JP H053793Y2
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JP
Japan
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disc
flange
annular groove
rotating body
annular
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JP18500485U
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JPS62110621U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えばフライホイールなど、円板
を回転軸のフランジに取付けた円板形回転体に関
し、特にその半径方向のずれ止め手段にかかわ
る。
〔従来の技術〕
第2図はこの種の従来の円板形回転体のずれ止
め装置を示す断面図である。1は回転軸でフラン
ジ2が設けられ、このフランジ2の端面にははめ
合いの環状凸部2aが設けられている。3は複数
枚の円板で、接合端面にはそれぞれはめ合いの環
状凸部3bと環状凹部3aとが設けられ、相互が
はめ合わされ、半径方向の位置決めが同心にされ
ている。これらの円板3は円周方向に対し複数箇
所に締付けボルト4が通されフランジ2に、ナツ
ト5の締付けで固定されている。
上記のように構成された回転体は、例えば、フ
ライホイールの場合、回転駆動されてその回転エ
ネルギを蓄積するようになつている。このとき円
板3と回転軸1との軸心がずれると、不釣合いが
生じ回転体の軸振動が発生する。特に、フライホ
イールでは円板3の直径及び重量が大きく、その
振動が大となる。軸心のすれを防ぐのに、締付け
ボルト4の締付けによる摩擦力ではずれを拘束し
きれない。このため、双方を環状凸部2aと環状
凹部3aとを同一直径Cにしてはめ合わせ、心合
わせとしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の円板形回転体では、円板3
の直径Bがフランジの直径Aより大部大きくなつ
ている。このため、双方のはめ合いの環状凹部3
aと環状凸部2aとは、停止中は同一直径Cであ
るが、回転中には双方の遠心力の差により、環状
凹部3aの方が直径の伸びが大きく、その変位差
により半径方向のずれが生じ、不釣合い量が多い
と大きな振動が発生するという問題点があつた。
この考案は、このような問題点を解決するため
になされたもので、回転軸のフランジと円板との
外径が異なつても、回転中に双方の軸心ずれが生
じることなく、振動発生を防止した円板形回転体
を得ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案にかかる円板形回転体は、回転軸のフ
ランジの端面と、これに対向する円板の端面とに
それぞれ環状溝を設け、双方の環状溝間にまたが
りリングキーを挿入し、双方の環状溝は一方の分
の外径と他方の分の内径とは、遠心力による半径
方向変位が同一になる位置の直径にしてあり、リ
ングキーはこれら一方の外径部と他方の内径部と
にはめ合うようにしたものである。
〔作用〕
静止中はフランジの環状溝と円板の環状溝とに
介在するリングキーにより、一方の内径部と他方
の外径部にはめ合つており、双方の軸心を合わせ
ている。回転中において、遠心力が作用するが、
双方の環状溝の一方の内径部と他方の外径部は半
径方向変位が同一であり、介在するリングキーに
より、回転軸と円板は同一軸心に維持され、ずれ
は生じない。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例による円板形回転
体の縦断面図であり、フライホイールの場合を示
し、3〜5,3a,3bは上記従来装置と同一の
ものである。11は回転軸で、フランジ12の端
面には心合わせのための環状溝12aが設けられ
ている。13は複数枚の円板のうち下端部の円板
で、端面には環状溝12aに対応し、心合わせの
ための環状溝13aが設けられてある。回転によ
る遠心力で、円板13の方がフランジ12より半
径方向の伸びが大きい。このため、環状溝12a
の内径部12bの直径Eと、環状溝13aの外径
部13bの直径Fとは、遠心力による半径方向の
変位が同一になる直径位置に設定している。14
は双方の環状溝12a,13aにまたがつて挿入
されたリングキーで、内径部12bと外径部13
bとにはめ合わされ接触し、環状溝12aの外径
部及び環状溝13aの内径部とはすき間があけら
れてある。
上記一実施例の回転体において、回転駆動され
ると、直径の大きい円板13の方がフランジ12
よりも半径方向の伸びが大きくなるが、双方の半
径方向変位が等しくなる位置の直径E,Fに決定
された内径部12b、外径部13bとしており、
双方間に介在するリングキー14の半径方向の相
対関係は、静止中も回転中も不変である。したが
つて、円板13のリングキー14を介した半径方
向のすき間が生じなく、フランジ12、円板13
の軸心ずれは発生しない。また、環状溝12a、
リングキー14、環状溝13aの各接触面には、
過大な応力は生じない。
なお、上記実施例では、リングキー14を環状
の一体のものにしたが、円周方向に複数に分割し
たものにしてもよい。
また、上記実施例では、円板13の直径がフラ
ンジ12の直径より大きい場合を示したが、フラ
ンジの方が直径が大きい場合にも適用でき、この
場合は、各環状溝とリングキーのはめ合い部関係
を上記実施例とは逆にする。
さらに、上記実施例では、円板を複数枚積層し
たが、1枚の場合でも適用できるものである。
なおまた、上記実施例では立て形の場合を示し
たが、横形の場合にも適用できるものである。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、回転軸のフラ
ンジの端面と、これに結合される円板の端面とに
それぞれ環状溝を設け、フランジと円板のうち、
遠心力による半径方向の伸びの大きい一方の分の
環状溝の外径部と、伸びの小さい他方の分の環状
溝の内径部とは、遠心力による半径方向の変位が
等しくなる位置をそれぞれの直径にし、これらの
双方の環状溝をまたがり挿入したリングキーを、
一方の環状溝の内径部と他方の環状溝の外径部と
にはめ合うようにしたので、静止時と回転中のい
づれも、円板が回転軸に軸心ずれが生せず、振動
発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による円板形回転体の一実施
例の縦断面図、第2図は従来の円板形回転体の縦
断面図である。 3……円板、4……締付けボルト、5……ナツ
ト、11……回転軸、12……フランジ、12a
……環状溝、12b……内径部、13……円板、
13a……環状溝、13b……外径部、14……
リングキー。なお、図中同一符号は同一又は相当
部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 回転軸のフランジの端面に円板の端面を合わ
    せ、双方を複数本の締付けボルトにより締付け
    てなる回転体において、上記フランジの端面と
    円板の端面とにそれぞれ環状溝を設け、フラン
    ジと円板のうち、遠心力による半径方向の伸び
    の大きい一方の分の環状溝の外径部と、伸びの
    小さい他方の分の環状溝の内径部とは、遠心力
    による半径方向の変位が等しくなる位置をそれ
    ぞれの直径にしてあり、これら双方の環状溝に
    またがり挿入されたリングキーを、上記一方の
    環状溝の外径部と上記他方の環状溝の内径部と
    にはめ合うようにしたことを特徴とする円板形
    回転体。 (2) 円板を複数枚積層したことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の円板形回転
    体。
JP18500485U 1985-11-29 1985-11-29 Expired - Lifetime JPH053793Y2 (ja)

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JP18500485U JPH053793Y2 (ja) 1985-11-29 1985-11-29

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JP18500485U JPH053793Y2 (ja) 1985-11-29 1985-11-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62110621U JPS62110621U (ja) 1987-07-14
JPH053793Y2 true JPH053793Y2 (ja) 1993-01-29

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JPS62110621U (ja) 1987-07-14

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