JP3322454B2 - 弾性軸継手 - Google Patents
弾性軸継手Info
- Publication number
- JP3322454B2 JP3322454B2 JP24030793A JP24030793A JP3322454B2 JP 3322454 B2 JP3322454 B2 JP 3322454B2 JP 24030793 A JP24030793 A JP 24030793A JP 24030793 A JP24030793 A JP 24030793A JP 3322454 B2 JP3322454 B2 JP 3322454B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- cover support
- shaft coupling
- covers
- support plate
- Prior art date
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/50—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
- F16D3/52—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising a continuous strip, spring, or the like engaging the coupling parts at a number of places
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、板ばね等の弾性体を
介して連結した弾性軸継手において、その連結部を囲覆
するカバーを保持する手段に関するものである。
介して連結した弾性軸継手において、その連結部を囲覆
するカバーを保持する手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2及び図3は従来の弾性軸継手を示
す。回転軸91及び92の各端部にそれぞれ固着された
ハブ11及び12の外周に形成された各ばね挿入溝に嵌
挿して渡設された板ばね3を介して連結することにより
軸間の多少の変動を許容し衝撃振動を吸収させるように
した軸継手である。この継手部の保護,板ばね3の脱出
防止,潤滑油の封入等のため、ボルト6で締結して一体
化されたカバー21及び22が継手部を囲覆するように
設けられている。その装着手段は、図2に示すもので
は、一方のカバー21の端板21eの内径部で一方のハ
ブ11の外面に嵌着し、他方のカバー22の端板22e
の内径部は他方のハブ12の外面との間に隙間をおくか
ゴムシールリングを挾むかしている。図3に示すもので
は、カバー21の端板21eの内径部とハブ11の外面
との間にゴムシールリング41を挟装し、カバー22の
端板22eの内径部とハブ12の外面との間にゴムシー
ルリング42を挾装して取り付けている。
す。回転軸91及び92の各端部にそれぞれ固着された
ハブ11及び12の外周に形成された各ばね挿入溝に嵌
挿して渡設された板ばね3を介して連結することにより
軸間の多少の変動を許容し衝撃振動を吸収させるように
した軸継手である。この継手部の保護,板ばね3の脱出
防止,潤滑油の封入等のため、ボルト6で締結して一体
化されたカバー21及び22が継手部を囲覆するように
設けられている。その装着手段は、図2に示すもので
は、一方のカバー21の端板21eの内径部で一方のハ
ブ11の外面に嵌着し、他方のカバー22の端板22e
の内径部は他方のハブ12の外面との間に隙間をおくか
ゴムシールリングを挾むかしている。図3に示すもので
は、カバー21の端板21eの内径部とハブ11の外面
との間にゴムシールリング41を挟装し、カバー22の
端板22eの内径部とハブ12の外面との間にゴムシー
ルリング42を挾装して取り付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】弾性軸継手は継手部に
おける軸心線の相対変位,変角及び回転の多少の変動を
板ばね3の弾性変形により許容吸収させるものである。
また、板ばね3は、ハブ11及び12のばね挿入溝に挿
入しただけであるので、回転の遠心力により外径方向に
付勢されてカバー21,22の内面に当接している。図
2に示す従来の弾性軸継手では、ボルト6で締結されて
一体的であるカバー21,22の全体が、そのカバー全
体の一端部である端板21eの内径部で支持されている
ため、継手部に軸心線の相対変位,変角及び回転の変動
が生じたとき、板ばね3とカバー22との相対変位、あ
るいは、端板22eの内径部とハブ12の外面との相対
変位が、支持点から遠いため大きくなり、板ばね3とカ
バー22との接触部の摩耗、また、端板21e内径嵌着
部のガタ発生、さらにカバー22の偏心等の不具合が生
じる。また、図3に示す従来の弾性軸継手では、ゴムシ
ールリング41,42が柔軟であるので、カバー21,
22が何れかへ偏心すれば、遠心力により益々その偏心
が大きくなる傾向がある。カバー21,22の偏心は、
振動,騒音,軸受の損傷等の原因になるというような課
題があった。
おける軸心線の相対変位,変角及び回転の多少の変動を
板ばね3の弾性変形により許容吸収させるものである。
また、板ばね3は、ハブ11及び12のばね挿入溝に挿
入しただけであるので、回転の遠心力により外径方向に
付勢されてカバー21,22の内面に当接している。図
2に示す従来の弾性軸継手では、ボルト6で締結されて
一体的であるカバー21,22の全体が、そのカバー全
体の一端部である端板21eの内径部で支持されている
ため、継手部に軸心線の相対変位,変角及び回転の変動
が生じたとき、板ばね3とカバー22との相対変位、あ
るいは、端板22eの内径部とハブ12の外面との相対
変位が、支持点から遠いため大きくなり、板ばね3とカ
バー22との接触部の摩耗、また、端板21e内径嵌着
部のガタ発生、さらにカバー22の偏心等の不具合が生
じる。また、図3に示す従来の弾性軸継手では、ゴムシ
ールリング41,42が柔軟であるので、カバー21,
22が何れかへ偏心すれば、遠心力により益々その偏心
が大きくなる傾向がある。カバー21,22の偏心は、
振動,騒音,軸受の損傷等の原因になるというような課
題があった。
【0004】この発明は上記課題を解消するためになさ
れたもので、継手部における軸心線の相対変位,変角及
び回転の変動に対して、部材間に生じる相対変位が小さ
く、接触部の摩耗等が少なく、カバーの偏心がほとんど
生じない弾性軸継手を得ることを目的とする。
れたもので、継手部における軸心線の相対変位,変角及
び回転の変動に対して、部材間に生じる相対変位が小さ
く、接触部の摩耗等が少なく、カバーの偏心がほとんど
生じない弾性軸継手を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る弾性軸継
手は、内周部の3箇所以上の箇所に内径側に突出する突
出部を有する円環板状のカバー支持板をカバーの両フラ
ンジ間に同心に挟着し、このカバー支持板の前記各突出
部を嵌挿することにより同心に支持させるカバー支持溝
をハブの外周面に形成したものである。
手は、内周部の3箇所以上の箇所に内径側に突出する突
出部を有する円環板状のカバー支持板をカバーの両フラ
ンジ間に同心に挟着し、このカバー支持板の前記各突出
部を嵌挿することにより同心に支持させるカバー支持溝
をハブの外周面に形成したものである。
【0006】
【作用】この発明における弾性軸継手のハブの外周面に
形成された各カバー支持溝に、カバー支持板の各突出部
を嵌挿させて取り付け、このカバー支持板の両側にカバ
ーのフランジを当てて締結挟着すれば、一体となったカ
バー及びカバー支持板はハブに同心に支持される。この
カバー支持板による支持は固定的であり、カバー全体の
軸方向中央部で支持しているので、継手部における軸心
線の相対変位,変角及び回転の変動に対して偏心がほと
んど生じない。また、部材間に生じる相対変位が小さ
く、接触部の摩耗等の発生が少ない。
形成された各カバー支持溝に、カバー支持板の各突出部
を嵌挿させて取り付け、このカバー支持板の両側にカバ
ーのフランジを当てて締結挟着すれば、一体となったカ
バー及びカバー支持板はハブに同心に支持される。この
カバー支持板による支持は固定的であり、カバー全体の
軸方向中央部で支持しているので、継手部における軸心
線の相対変位,変角及び回転の変動に対して偏心がほと
んど生じない。また、部材間に生じる相対変位が小さ
く、接触部の摩耗等の発生が少ない。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、11,12はハブ、21,22は
連結部を囲覆するカバー、3はハブ11とハブ12とを
弾性変形可能に連結する板ばね、5はカバー21,22
を支持するカバー支持板、6はカバー21と22とを締
結するボルト、91,92は連結される各回転軸であ
る。ハブ11,12は回転軸91,92の軸端部に、キ
ー,焼嵌め等の手段によりそれぞれ固着されている。ハ
ブ11,12の相手に近い部分の外周部には、図1
(A)及び(C)に示すように、外径方向に突出する相
当数の凸部1aと、凸部1aの間にばね挿入溝1bが形
成され、ばね挿入溝1bは板ばね3が挿入されるように
形成されている。板ばね3は蛇行形状に曲げられてお
り、各ばね挿入溝1bに挿入されてハブ11及びハブ1
2の間に渡して設けられている。凸部1aの角部は、継
手の変動によって曲がる板ばね3を損傷させないように
丸められている。
する。図1において、11,12はハブ、21,22は
連結部を囲覆するカバー、3はハブ11とハブ12とを
弾性変形可能に連結する板ばね、5はカバー21,22
を支持するカバー支持板、6はカバー21と22とを締
結するボルト、91,92は連結される各回転軸であ
る。ハブ11,12は回転軸91,92の軸端部に、キ
ー,焼嵌め等の手段によりそれぞれ固着されている。ハ
ブ11,12の相手に近い部分の外周部には、図1
(A)及び(C)に示すように、外径方向に突出する相
当数の凸部1aと、凸部1aの間にばね挿入溝1bが形
成され、ばね挿入溝1bは板ばね3が挿入されるように
形成されている。板ばね3は蛇行形状に曲げられてお
り、各ばね挿入溝1bに挿入されてハブ11及びハブ1
2の間に渡して設けられている。凸部1aの角部は、継
手の変動によって曲がる板ばね3を損傷させないように
丸められている。
【0008】図1(A)に示すように、この軸継手部を
保護し板ばね3の脱出を防止し潤滑油を封入するなどの
ため、カバー21及び22が継手部を囲覆するように設
けられる。カバー21及び22は、この継手部の軸方向
両側から外挿して、対向するフランジ21f及び22f
のボルト孔に沈頭ボルト6をねじ込んで締結し一体化す
る。カバー21及び22の端板21e及び22eの内周
縁には、ハブ11及び12の外周面との隙間を塞ぐよう
にゴムシールリング41及び42が装着される。図1に
示す弾性軸継手においては、カバーのフランジ21fと
22fとを締結するに先立ち、フランジ21fと22f
との間にカバー支持板5を挾み込み、カバー21及び2
2をカバー支持板5と共にボルト6で締結して一体化す
る。
保護し板ばね3の脱出を防止し潤滑油を封入するなどの
ため、カバー21及び22が継手部を囲覆するように設
けられる。カバー21及び22は、この継手部の軸方向
両側から外挿して、対向するフランジ21f及び22f
のボルト孔に沈頭ボルト6をねじ込んで締結し一体化す
る。カバー21及び22の端板21e及び22eの内周
縁には、ハブ11及び12の外周面との隙間を塞ぐよう
にゴムシールリング41及び42が装着される。図1に
示す弾性軸継手においては、カバーのフランジ21fと
22fとを締結するに先立ち、フランジ21fと22f
との間にカバー支持板5を挾み込み、カバー21及び2
2をカバー支持板5と共にボルト6で締結して一体化す
る。
【0009】カバー支持板5は、図1(B)に示すよう
に、カバーのフランジ21f,22fの外径と同じ外径
で、カバー21,22の内周面の径と同じ内径の円環板
状であり、ボルト6を通すボルト孔5hがあけられ、内
周面には内径側に突出する突出部5cが図では4箇所に
形成されている。突出部5cの突出高さは皆同一であ
り、突出部5cの内端は中心から等距離にある。また、
カバー支持板5の両面には、図1(A)及び(B)に示
すように、カバー21,22のフランジ21f,22f
の対向面に形成されている段差に嵌合するように段差5
dが形成されている。すなわち、カバー21,22のフ
ランジ21f,22fの対向面の段差も、カバー支持板
5の段差5dも同心円であり、対接する段差は同一径で
相嵌合するように形成されている。
に、カバーのフランジ21f,22fの外径と同じ外径
で、カバー21,22の内周面の径と同じ内径の円環板
状であり、ボルト6を通すボルト孔5hがあけられ、内
周面には内径側に突出する突出部5cが図では4箇所に
形成されている。突出部5cの突出高さは皆同一であ
り、突出部5cの内端は中心から等距離にある。また、
カバー支持板5の両面には、図1(A)及び(B)に示
すように、カバー21,22のフランジ21f,22f
の対向面に形成されている段差に嵌合するように段差5
dが形成されている。すなわち、カバー21,22のフ
ランジ21f,22fの対向面の段差も、カバー支持板
5の段差5dも同心円であり、対接する段差は同一径で
相嵌合するように形成されている。
【0010】また、図1(A)及び(C)に示すよう
に、カバー支持板5の突出部5cを嵌挿するように、ハ
ブ11の凸部1aの外径面の該当箇所に、カバー支持溝
1cが削成されている。カバー支持溝1cは嵌挿された
カバー支持板5を軸心線と同心に固く保持するように、
カバー支持溝1cの底面が軸心線から同一距離に削成す
る。なお、カバー支持板5の突出部5cをカバー支持溝
1cに嵌挿した後に、カバー支持板5の軸方向の脱出を
阻止するように抜け止め手段を設けてもよい。
に、カバー支持板5の突出部5cを嵌挿するように、ハ
ブ11の凸部1aの外径面の該当箇所に、カバー支持溝
1cが削成されている。カバー支持溝1cは嵌挿された
カバー支持板5を軸心線と同心に固く保持するように、
カバー支持溝1cの底面が軸心線から同一距離に削成す
る。なお、カバー支持板5の突出部5cをカバー支持溝
1cに嵌挿した後に、カバー支持板5の軸方向の脱出を
阻止するように抜け止め手段を設けてもよい。
【0011】次に、図1に示す実施例の動作について説
明する。回転軸91及び92にハブ11及び12をそれ
ぞれ固着し、板ばね3をハブ11及び12に渡すように
各ばね挿入溝1bに挿入して連結する。次に、カバー支
持板5の各突出部5cをハブ11の各カバー支持溝1c
に嵌挿して、カバー支持板5を装着する。装着後にカバ
ー支持板5の抜け止め手段をカバー支持溝1cに施して
もよい。ハブ11の各カバー支持溝1cも、カバー支持
板5の各突出部5cも中心線から等距離に形成されてい
るので、カバー支持板5は軸心線に同心に装着される。
次に、ゴムシールリング41及び42を装着したカバー
21及び22を軸方向両側から外挿し、フランジ21f
及び22fのボルト孔及び段差をカバー支持板5のボル
ト孔5h及び段差5dに合致嵌合させて接合し、ボルト
6をねじ込んで締結し、カバー21,22及びカバー支
持板5を一体化する。フランジ21f及び22fのボル
ト孔及び段差は、カバー支持板5のボルト孔5h及び段
差5dに合致嵌合するように同心に形成されているの
で、カバー21,22も軸心線に同心に装着される。こ
れでこの弾性軸継手の組み付けは完了である。
明する。回転軸91及び92にハブ11及び12をそれ
ぞれ固着し、板ばね3をハブ11及び12に渡すように
各ばね挿入溝1bに挿入して連結する。次に、カバー支
持板5の各突出部5cをハブ11の各カバー支持溝1c
に嵌挿して、カバー支持板5を装着する。装着後にカバ
ー支持板5の抜け止め手段をカバー支持溝1cに施して
もよい。ハブ11の各カバー支持溝1cも、カバー支持
板5の各突出部5cも中心線から等距離に形成されてい
るので、カバー支持板5は軸心線に同心に装着される。
次に、ゴムシールリング41及び42を装着したカバー
21及び22を軸方向両側から外挿し、フランジ21f
及び22fのボルト孔及び段差をカバー支持板5のボル
ト孔5h及び段差5dに合致嵌合させて接合し、ボルト
6をねじ込んで締結し、カバー21,22及びカバー支
持板5を一体化する。フランジ21f及び22fのボル
ト孔及び段差は、カバー支持板5のボルト孔5h及び段
差5dに合致嵌合するように同心に形成されているの
で、カバー21,22も軸心線に同心に装着される。こ
れでこの弾性軸継手の組み付けは完了である。
【0012】この弾性軸継手が使用されると、図1にお
いて、回転軸91及び92の一方から他方へ回転及びト
ルクが、ハブ11及び12の各ばね挿入溝1bに挿入さ
れて渡して設けられた板ばね3を介して伝達される。回
転方向の衝撃,振動等のトルク変動を受けると、板ばね
3は弾性変形して衝撃,振動等を吸収する。また、回転
軸91及び92の軸心線位置や角度の多少の相対変動が
あった場合、板ばね3はハブ11及び12の各ばね挿入
溝1bに挿入されただけで固定されてはいないので、板
ばね3は、ばね挿入溝1b内で多少の移動が可能であ
り、軸心線の位置や角度の多少の相対変動があっても、
その変動を吸収する。
いて、回転軸91及び92の一方から他方へ回転及びト
ルクが、ハブ11及び12の各ばね挿入溝1bに挿入さ
れて渡して設けられた板ばね3を介して伝達される。回
転方向の衝撃,振動等のトルク変動を受けると、板ばね
3は弾性変形して衝撃,振動等を吸収する。また、回転
軸91及び92の軸心線位置や角度の多少の相対変動が
あった場合、板ばね3はハブ11及び12の各ばね挿入
溝1bに挿入されただけで固定されてはいないので、板
ばね3は、ばね挿入溝1b内で多少の移動が可能であ
り、軸心線の位置や角度の多少の相対変動があっても、
その変動を吸収する。
【0013】図1に示すように、ボルト6で締結されて
一体となったカバー21,22及びカバー支持板5は、
カバー支持板5の突出部5cがハブ11のカバー支持溝
1cに嵌挿することにより、同心に固定的に装着されて
支持されており、カバー支持板5は一体的であるカバー
21,22の軸方向ほぼ中央部に位置するため、継手部
の相対変位,変角及び回転の変動等に対して偏心がほと
んど生じない。また、支持位置がカバーの軸方向中央部
であるので、継手部における相対変位,変角及び回転の
変動によって、カバー21,22と遠心力によりカバー
21,22に当接している板ばね3、又は、カバー2
1,22とハブ11,12との間に生じる相対変位が小
さく、カバー21,22と板ばね3との接触部の摩耗等
の発生が少ない。また、相対変位が小さいのでゴムシー
ルリング41,42の損耗も少なくなる。これらのた
め、振動,騒音の発生が少なくなり、軸受の寿命も延び
る。
一体となったカバー21,22及びカバー支持板5は、
カバー支持板5の突出部5cがハブ11のカバー支持溝
1cに嵌挿することにより、同心に固定的に装着されて
支持されており、カバー支持板5は一体的であるカバー
21,22の軸方向ほぼ中央部に位置するため、継手部
の相対変位,変角及び回転の変動等に対して偏心がほと
んど生じない。また、支持位置がカバーの軸方向中央部
であるので、継手部における相対変位,変角及び回転の
変動によって、カバー21,22と遠心力によりカバー
21,22に当接している板ばね3、又は、カバー2
1,22とハブ11,12との間に生じる相対変位が小
さく、カバー21,22と板ばね3との接触部の摩耗等
の発生が少ない。また、相対変位が小さいのでゴムシー
ルリング41,42の損耗も少なくなる。これらのた
め、振動,騒音の発生が少なくなり、軸受の寿命も延び
る。
【0014】なお、上記実施例ではカバー支持板5の突
出部5cは4箇所に形成したが、これは、カバー支持板
5及びカバー21,22を同心に支持すればよく、3箇
所以上に形成すればよい。また、突出部5cやカバー支
持溝1cの形状等も図示のものに限定されない。また、
この弾性軸継手は、板ばね3の代わりに他の弾性手段を
用いたものでも同様の構成であれば適用することができ
る。
出部5cは4箇所に形成したが、これは、カバー支持板
5及びカバー21,22を同心に支持すればよく、3箇
所以上に形成すればよい。また、突出部5cやカバー支
持溝1cの形状等も図示のものに限定されない。また、
この弾性軸継手は、板ばね3の代わりに他の弾性手段を
用いたものでも同様の構成であれば適用することができ
る。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、カバ
ーの軸方向中央部に挟着したカバー支持板をもってハブ
に同心に固定的に支持させたので、カバーは、継手部に
おける相対変位,変角及び回転の変動に対して偏心が小
さく、部材間に生じる相対変位も小さく、接触部の摩耗
等の発生も少ない。これらのため、振動,騒音の発生が
少なくなり、軸受の寿命も延びる。
ーの軸方向中央部に挟着したカバー支持板をもってハブ
に同心に固定的に支持させたので、カバーは、継手部に
おける相対変位,変角及び回転の変動に対して偏心が小
さく、部材間に生じる相対変位も小さく、接触部の摩耗
等の発生も少ない。これらのため、振動,騒音の発生が
少なくなり、軸受の寿命も延びる。
【図1】この発明の一実施例による弾性軸継手を示し、
(A)は縦断面図、(B)はカバー支持板の正面図、
(C)はハブの一部斜視図である。
(A)は縦断面図、(B)はカバー支持板の正面図、
(C)はハブの一部斜視図である。
【図2】従来の弾性軸継手の縦断面図である。
【図3】従来の他の弾性軸継手の縦断面図である。
11,12:ハブ、1a:凸部、 1b:ばね挿入溝、
1c:カバー支持溝、21,22:カバー、21f,
22f:フランジ、 21e,22e:端板、3:板ば
ね、41,42:ゴムシールリング、5:カバー支持
板、 5c:突出部、 5d:段差、 5h:ボルト
孔、6:ボルト、91,92:回転軸。
1c:カバー支持溝、21,22:カバー、21f,
22f:フランジ、 21e,22e:端板、3:板ば
ね、41,42:ゴムシールリング、5:カバー支持
板、 5c:突出部、 5d:段差、 5h:ボルト
孔、6:ボルト、91,92:回転軸。
Claims (1)
- 【請求項1】 軸端部にそれぞれ固着したハブに弾性体
を介して連結し、この連結部を囲覆するようにカバーを
軸方向両側からフランジで互いに締結して装着する弾性
軸継手において、内周の3箇所以上の箇所に内径側に突
出する突出部を有する円環板状のカバー支持板を前記カ
バーの両フランジ間に同心に挟着し、このカバー支持板
の前記各突出部を嵌挿することにより同心に支持させる
カバー支持溝を前記ハブの外周面に形成したことを特徴
とする弾性軸継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24030793A JP3322454B2 (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 弾性軸継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24030793A JP3322454B2 (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 弾性軸継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0771472A JPH0771472A (ja) | 1995-03-17 |
JP3322454B2 true JP3322454B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=17057516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24030793A Expired - Fee Related JP3322454B2 (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 弾性軸継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3322454B2 (ja) |
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1993
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