JPH0211609Y2 - - Google Patents

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JPH0211609Y2
JPH0211609Y2 JP1985094442U JP9444285U JPH0211609Y2 JP H0211609 Y2 JPH0211609 Y2 JP H0211609Y2 JP 1985094442 U JP1985094442 U JP 1985094442U JP 9444285 U JP9444285 U JP 9444285U JP H0211609 Y2 JPH0211609 Y2 JP H0211609Y2
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sliding member
bearing
sliding
metal sleeve
bearing shell
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ポンプ、フアン等の回転部材に用い
られるセラミツクス材や超硬材を摺動部材として
使用したラジアル軸受などのすべり軸受に関する
ものである。
〔従来技術〕
従来セラミツクス材や超硬材を摺動部材として
使用したすべり軸受(以下ラジアル軸受の例で説
明する)では静止側摺動部材は金属シエルに焼ば
めされており回転側摺動部材は主軸にビスで固定
されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 このようなラジアル軸受を例えば500℃以上の
高温条件下で使用すると、セラミツクスや超硬材
自身の機械的性質の劣化はないにもかかわらず、
セラミツクスや超硬材の線膨張係数が通常の金属
材料の1/3〜1/6と小さいため、高温条件下で使用
すると静止側摺動部材は金属シエルとの焼ばめが
緩んで固定不能となり、また回転側摺動部材は過
度な応力が作用し破損に至るという問題があつ
た。従つて、このようなラジアル軸受を500℃以
上の高温状態で使用することは従来不可能であつ
た。
本考案はこのような従来の欠点を排除しようと
するもので約500℃〜1000℃までの高温状態にお
いても使用可能としたすべり軸受を構成簡単で安
価な形態で提供しようとすることを目的としたも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、軸受シエルに備えられる静止側摺動
部材と回転軸に金属スリーブを介して備えられる
回転側摺動部材とをセラミツクス材または超硬材
で構成したすべり軸受において、該摺動部材と、
これを装着する前記軸受シエル或いは金属スリー
ブとの間に気相を形成するクリアランスを設けて
キー部材で前記摺動部材を軸受シエル或いは金属
スリーブに結合したことを特徴としたすべり軸受
である。
〔実施例〕
本考案を第1〜3図に示すラジアル軸受の実施
例につき説明すると、金属シエルとなる軸受シエ
ル15に備えられる静止側摺動部材13は、第2
図に示すようにクリアランス12を形成してキー
14で廻り止め結合される。また回転側摺動部材
10は金属スリーブ11に装着され、キー14で
廻り止めされている。摺動部材であるセラミツク
スや硬材は脆くて割れやすいので本実施例では円
弧形のキー溝を使用してこれに円弧形キー14を
嵌合し応力集中が非常に少なく安全にトルク伝達
をすることが出来るようにしてある。また摺動部
材10と金属スリーブ11との間には組立時に十
分なクリアランス12′を用意しておけば、高温
での使用状態において摺動部材10と金属との線
膨張係数との違いにより、摺動部材10に過度の
応力が作用することを防ぐことが出来る。
静止側にも同様な円弧形状のキー溝及びキーが
採用されている。静止側では高温状態において摺
動部材13と軸受シエル15との嵌め合い部分に
若干のクリアランス12が生じるが、キー溝にお
ける応力集中が非常に小さいため安全トルク伝達
することが出来る。
なお、前記クリアランス12,12′は前記摺
動部材10,13と該摺動部材を固定する部材即
ち金属スリーブ11又は軸受シエル15との嵌合
円周面に形成したり、摺動部材の軸端面の間に選
んで形成されるが、これらの両方に設けてもよ
く、その寸法も使用される金属との線膨張係数の
違いに合わせたものとすればよい。
またこのクリアランス12,12′としては摺
動周面の一部または全面に形成してあるが、例え
ば一部として形成するには軸方向に縞状または円
周方向でリング状の切欠溝を複数形成した切欠周
面とすることも選んでできる。
図中、4は盲フランジ、5はケース、6,7は
スラスト受部材、8はハウジング、9はスリーブ
ナツトである。
〔考案の効果〕
本考案は、セラミツクスや超硬材を軸受摺動部
材として使用するすべり軸受において、セラミツ
クスや超硬材の摺動部材と、これを装着する前記
軸受シエル或いは金属スリーブとの間に気相を形
成するクリアランスを設けて、キー部材で前記摺
動部材を軸受シエル或いは金属スリーブに結合し
たことにより、熱膨張でも摺動部材に過度の応力
が作用することを防ぎ、しかも応力集中が少なく
安全にトルク伝達をすることが可能であることに
より500℃〜1000℃の高温条件下においても静止
摺動部材はシエルとの焼ばめが緩むことがなく、
また回転側摺動部材に採用すれば回転側摺動部材
も破損しないで安全に使用することが可能とな
り、耐久性も著しく向上でき構成も簡単で製造も
安価で簡便化することが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は使用状態の縦断面図、第2図は一部の
拡大縦断面図、第3図は第2図AA線における断
面図である。 3……回転軸、10……回転側摺動部材、11
……金属スリーブ、12,12′……クリアラン
ス、13……静止側摺動部材、14……円弧形キ
ー、15……軸受シエル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 軸受シエルに備えられる静止側摺動部材と回
    転軸に金属スリーブを介して備えられる回転側
    摺動部材とをセラミツクス材または超硬材で構
    成したすべり軸受において、該摺動部材と、こ
    れを装着する前記軸受シエル或いは金属スリー
    ブとの間に気相を形成するクリアランスを設け
    てキー部材で前記摺動部材を軸受シエル或いは
    金属スリーブに結合したことを特徴としたすべ
    り軸受。 (2) 前記クリアランスが、摺動部材の軸受方向端
    面との間に形成されるものである実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の軸受。
JP1985094442U 1985-06-24 1985-06-24 Expired JPH0211609Y2 (ja)

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JPS622833U JPS622833U (ja) 1987-01-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003097209A (ja) * 2001-09-21 2003-04-03 Honda Motor Co Ltd 回転流体機械

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6030822A (ja) * 1983-07-26 1985-02-16 Ebara Corp セラミツク軸受
JPS6081517A (ja) * 1983-10-07 1985-05-09 Ebara Corp 水中軸受

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JPS6030822A (ja) * 1983-07-26 1985-02-16 Ebara Corp セラミツク軸受
JPS6081517A (ja) * 1983-10-07 1985-05-09 Ebara Corp 水中軸受

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JPS622833U (ja) 1987-01-09

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