JPH0516869B2 - - Google Patents

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JPH0516869B2
JPH0516869B2 JP61068008A JP6800886A JPH0516869B2 JP H0516869 B2 JPH0516869 B2 JP H0516869B2 JP 61068008 A JP61068008 A JP 61068008A JP 6800886 A JP6800886 A JP 6800886A JP H0516869 B2 JPH0516869 B2 JP H0516869B2
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negative pressure
pressure
positive pressure
valve
positive
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JP61068008A
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Sanshiro Takamya
Shoichi Nakagawa
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Shinsangyo Kaihatsu KK
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Shinsangyo Kaihatsu KK
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Publication date
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【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、正圧と負圧を交互に供給して人口心
臓ポンプや大動脈内バルーンポンプ等の血液ポン
プを膨張・収縮させる血液ポンプ駆動装置に関す
るものである。
(従来の技術) これらの駆動装置は、正圧発生装置としてのコ
ンプレツサと負圧発生装置としての真空ポンプを
備え、これらの発生圧力を切り換えて血液ポンプ
の膨張・収縮を行う。この1例として、特開昭58
−103466号公報に示されたものがある。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、血液ポンプの膨張・収縮の繰り返し
には大量の正圧及び負圧が消費される。加えて、
正圧及び負圧の最大負荷(即ち、圧力×流量)を
満足する容量のコンプレツサ及び真空ポンプが必
要である。このため、比較的大型のコンプレツサ
及び真空ポンプを用いることとなり、駆動装置自
身がかなり大型なものにならざるを得なかつた。
そこで、本発明はコンプレツサや真空ポンプ等
の圧力発生装置を小型にすることで、駆動装置を
小型にすることを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、本発明において
講じた技術的手段は、正圧を発生する正圧発生手
段と、該正圧発生手段の吐出口に接続された正圧
調圧弁と、該正圧調圧弁の出力側の圧力値を検出
する正圧検出手段と、負圧を発生する負圧発生手
段と、該負圧発生手段の吸入口に接続された負圧
調圧弁と、該負圧調圧弁の出力側の圧力値を検出
する負圧検出手段と、前記正圧調圧弁の出力側お
よび負圧調圧弁の出力側に接続され、両者を交互
に血液ポンプに接続可能な切換弁と、前記負圧発
生手段と前記負圧調圧弁との間を大気に連通させ
る負圧側大気開放弁と、前記正圧発生手段の大気
吸入口と前記負圧発生手段の大気吐出口とを連通
する接続手段と、該接続手段を大気に連通させる
開閉弁と、電子制御手段を備えたことである。
ここで、電子制御手段は、血液値に応じた正圧
値および負圧値を設定し、前記切換弁を交互に切
換え動作させる。ここで、電子制御手段は、前記
切換弁を前記正圧調圧弁側に作動させた状態のと
き、前記負圧側大気開放弁を開、前記開放弁を閉
とし、前記正圧検出手段の出力圧力が前記正圧値
になるよう前記正圧調圧弁を開閉制御する。ま
た、電子制御手段は、前記切換弁を前記負圧調圧
弁側に作動させた状態のとき、前記負圧側大気開
放弁を閉とし、前記負圧検出手段の出力圧力が前
記負圧値になるよう前記負圧調圧弁を開閉制御す
る。
(作用) これによれば、電子制御手段が切換弁を正圧調
圧弁側に作動させた状態のとき、電子制御手段が
負圧側大気開放弁を開、開閉弁を閉とすると、大
気と正圧調圧弁の入力の間に負圧発生手段と正圧
発生手段が直列に接続される。ここで、電子制御
手段により正圧調圧弁の出力圧が設定した正圧値
になるよう制御される。負圧発生手段と正圧発生
手段が直列に接続されるので、正圧調圧弁の入力
に印加される正圧は、正圧発生手段単体により発
生可能な正圧よりも高くなる。
電子制御手段が切換弁を負圧調圧弁側に作動さ
せた状態のとき、電子制御手段は負圧側大気開放
弁を閉とするので、負圧発生手段は負圧調圧弁の
入力側に負圧を発生させる。また、電子制御手段
により負圧調圧弁の出力圧が設定した負圧値にな
るよう制御される。
電子制御手段は切換弁を交互に切換え動作させ
るので、血液ポンプには正圧と負圧が交互に与え
られる。尚、血液ポンプと切換弁の間にはアイソ
レータを介在させ、アイソレータの2次側に直接
血液ポンプを駆動させるヘリウムガス等の作動流
体を給排するよにうにしてもよい。
尚、切換弁が正圧調圧弁側に切り換えられてい
るとき正圧調圧弁が調圧し、切換弁が負圧調圧弁
側に切り換えられているとき負圧調圧弁が調圧す
るので、正圧検出手段と負圧検出手段を切換弁と
血液ポンプとの間に配設してもよい。この場合に
は、正圧検出手段と負圧検出手段を1つのセンサ
で代用することも考えられる。
(実施例) 以下図面に基づいて、本発明の一実施例を説明
する。第1図に血液ポンプ駆動装置のブロツク図
を示す。正圧発生手段であるコンプレツサ10の
出力は正圧調圧手段である正圧調圧弁11に接続
され、調圧弁11の出力はタンク12に接続され
ている。タンク12には、正圧検出手段である圧
力センサ13が配設されている。
タンク12の出力は、切換え弁手段である電磁
弁14に接続されている。電磁弁14の出力は、
アイソレータ手段であるアイソレータ20に接続
されている。このアイソレータ20は、血液ポン
プの駆動媒体を空気よりヘリウム等のガスに変換
するものである。これにより、駆動媒体を生体に
とつて安全なものとする。
ここで、第2図にアイソレータ20は詳細を示
す。第2図において、アイソレータ20は、ハウ
ジング21および22により挾持されたダイアフ
ラム23で、入力室24および出力室25に分割
されている。ダイアフラム23の中央部両側には
プレート26および27が装着されている。この
ダイアフラム23およびプレート26および27
が、移動隔膜を形成している。ハウジング21の
中央部には、プレート26の移動量を規制するた
めの規制部材28が装着されている。規制部材2
8は、螺子28aによりハウジング21に螺合さ
れている。この規制部材28を回動すると、規制
部材28が図示左右に移動する。左側に移動すれ
ば、プレート26および27の移動範囲が大きく
なり、右側に移動すれば、プレート26および2
7の移動範囲は小さくなる。
また、ハウジング21の入力室24側には、圧
力検出手段である圧力センサ29が配設されてい
る。ハウジング22の出力室25側には、プレー
ト26および27の移動位置を検出するための位
置検出手段である、ホール素子センサ30が配設
されている。このホール素子センサ30に対面す
る位置に、磁石31がプレート27に配設されて
いる。ホール素子センサ30は、外部磁界に比例
した出力が得られるため、プレート27の位置を
検出することができる。
再度第1図を参照する。アイソレータ20の出
力室25は、ヘリウムガス給排機構32および第
3の弁手段である電磁弁50に接続されている。
電磁弁50の出力が血液ポンプである大動脈内バ
ルーンポンプ33に接続されている。このヘリウ
ムガス給排機構32は、アイソレータ20および
バルーンポンプ33内のヘリウムガスを一定に保
つものである。
また、コンプレツサ10の吐出口10aは、第
2の弁手段である電磁弁60により大気に連通可
能となつている。
次に、負圧発生手段である負圧ポンプ40の出
力は負圧調圧手段である負圧調圧弁41に接続さ
れ、調圧弁41の出力はタンク42に接続されて
いる。タンク42には、負圧検出手段である圧力
センサ43が配設されている。
タンク42の出力は、切換え弁手段である電磁
弁44に接続されている。電磁弁44の出力は、
アイソレータ20の入力室24に接続されてい
る。
負圧ポンプ40の吸入口40aは、第1の弁手
段である電磁弁61により大気に連通可能となつ
ている。
そして、コンプレツサ10の吸入口10bと負
圧ポンプ40の吐出口40bは、接続手段である
管路62により接続されている。この管路62に
は、管路62を大気に連通可能とする開閉弁手段
である電磁弁63が接続されている。
電子制御手段であるマイクロコンピユータ70
の入力には、圧力センサ13および43、圧力セ
ンサ29およびホール素子センサ30が接続され
ており、出力には調圧弁11および41、および
電磁弁14,44,50,60,61および63
が接続されている。
次に、マイクロコンピユータ70の作動を第
3,4,5,6,7,8,9,10および11図
に示すフローチヤートに基づいて説明する。
第3図および第4図は、メインの制御を示して
いる。ステツプS10では、バルーンポンプ33が
収縮期にあるか否かを判断する。このバルーンポ
ンプ33の収縮期の判定は、例えば外部よりマイ
クロコンピユータ70に生体の心電図信号
(ECG)および/または血圧信号が入力され、こ
れをもとに生体の状態に適切な収縮期・膨張期の
タイミングを演算している。この演算等について
は、ここでは省略する。
ステツプS10にて、バルーンポンプ33が膨張
期であると判定されると、ステツプS11以下で示
される、正圧供給制御を行う。正圧供給制御は、
まずステツプS11にて、移動隔膜位置フラグが
“01”か否かを判定する。この移動隔膜位置フラ
グは、次のステツプS12にて、ホール素子センサ
30によつて検出されるプレート27の位置
STmeasが、膨張時の所定設定位置STset1に達
すると、ステツプS13にて“01”フラグを建てる
ものである。この状態では、“01”フラグが立て
られていない。そこで、ステツプS14へ進み、電
磁弁50を開として、出力室25をバルーンポン
プ33と連通させる。ここで、後述するようにア
イソレータ手段20の入力室24は、既に電磁弁
14を開、電磁弁44を閉としてタンク位置2に
連通されている。即ち、入力室24には正圧が供
給されて与圧状態となつている。従つて、電磁弁
50が開となると、直ちにプレート27はバルー
ンポンプ33を膨張させる方向に移動して、バル
ーンポンプ33の膨張を開始する。なお、ステツ
プS15,16は、これらの電磁弁14を開に、電磁
弁44を閉に保持させるためのステツプである。
この時、ステツプS20に示される正圧調圧制御
AdjP1を行う。これを、第5図のフローチヤート
に示す。第5図において、ステツプS21は、タン
ク12に配された圧力センサ13の検出値の示す
タンク圧力Pmeasが正圧設定値P1set以上である
か否かを判定する。圧力Pmeasが正圧設定値
P1setに満たない場合は、ステツプS22にて、調
圧弁11を開としてコンプレツサ10の圧をタン
ク12に導入する。圧力Pmeasが正圧設定値
P1setに達すると、ステツプS23にて、調圧弁1
1を閉とする。
再び、第3図にもどると、次にステツプS40の
負圧調圧制御AdjV2を行う。これは、バルーン
ポンプ33が正圧により膨張期にある間に、次の
収縮期に必要な負圧をタンク42内に設定してお
くための制御である。これを、第6図に示したフ
ローチヤートで説明する。第6図において、ステ
ツプS41にて、タンク42に配された圧力センサ
43の検出値の示すタンク圧力Vmeasが負圧設
定値V2set以下であるか否かを判定する。圧力
Vmeasが負圧設定値V2setより大の場合は、ステ
ツプS42にて、調圧弁41を開として負圧ポンプ
40の圧をタンク42に導入する。圧力Vmeas
が負圧設定値V2setに達すると、ステツプS43に
て、調圧弁41を閉とする。
再び、第3図にもどると、ステツプS50にて、
その他の処理を行い、ステツプS52に進む。ステ
ツプS52では、タンク42に配された圧力センサ
43の検出値の示すタンク圧力Vmeasが負圧設
定値V2set以下であるか否かを判定する。圧力
Vmeasが負圧設定値V2set以下の場合は、ステツ
プS70にて、正圧補助制御AsstPを行う。そうで
ない場合は、未だタンク42内の負圧が負圧設定
値に達していないため、圧力発生手段の補助を行
わない、通常の制御AsstO(ステツプS70)を行
う。
ここで、第9図に正圧補助制御Asstpのフロー
を示す。第9図において、電磁弁60を閉とする
ことで、コンプレツサ10を正圧発生手段として
動作させ、電磁弁61を開とすることで、真空ポ
ンプ40をこの補助に使用する。このとき、ステ
ツプS73で、電磁弁63を閉としてコンプレツサ
10の吸入口10bと真空ポンプ40の吐出口4
0bを連結する。
第10図に通常制御AsstOのフローを示す。通
常制御の場合は、電磁弁60および61を共に閉
とし、また、電磁弁62を開として、コンプレツ
サ10および真空ポンプ40を独立して作動させ
る。これらの制御の後、リターンする。
次に、ステツプS12にて、プレート27の位置
STmeasが、膨張時の所定設定位置STset1に達
したと判定されると、ステツプS13に進む。ステ
ツプS13では、“01”フラグを立ててステツプS17
に進む。ステツプS17では、電磁弁50を閉とし
て以降の正圧供給を遮断する。これにより、バル
ーンポンプ33の圧力は保持されて、膨張した状
態で保持される。
そして、ステツプS18で電磁弁14を閉として
入力室24への正圧の供給を遮断する。ステツプ
S19では、電磁弁44を開として入力室24に負
圧を供給する。これは、バルーンポンプ33が膨
張を保持している間に次の収縮期に備えて、入力
室24に負圧を供給しておくためのステツプであ
る。従つて、バルーンポンプ33が膨張を保持さ
れている間に、入力室24は負圧状態に与圧され
る。
なお、これらの処理のあとで、ステツプS30に
て、タンク12内の圧力を磁界の膨張期に備え
て、圧力値を設定圧力P2setに設定する。これは、
バルーンポンプ33の膨張を保持している間に、
次回の膨張期に必要な正圧をタンク12内に設定
しておくための制御である。これを、第7図に示
したフローチヤートで説明する。第7図におい
て、ステツプS31にて、タンク12に配された圧
力センサ13の検出値の示すタンク圧力Vmeas
が正圧設定値P2set以上であるか否かを判定する。
圧力Pmeasが正圧設定値P2setに満たない場合
は、ステツプS32にて、調圧弁11を開としてコ
ンプレツサ10の圧をタンク12に導入する。圧
力Pmeasが正圧設定値P2setに達すると、ステツ
プS33にて、調圧弁11を閉とする。
さらに、ステツプS140にて、タンク42内の
巣室を所定の負圧設定値V2setに設定する。これ
は、前述したステツプS40の制御と同じである。
この後、他の処理をステツプS51で行ない、ス
テツプS53に進む。ステツプS53では、タンク1
2に配された圧力センサ13の検出値の示すタン
ク圧力Pmeasが正圧設定値P2set以上であるか否
かを判定する。圧力Pmeasが正圧設定値P2set以
上の場合は、ステツプS90にて、負圧補助制御
AsstNを行う。そうでない場合は、未だタンク1
2内の正圧が正圧設定値に達していないため、圧
力発生手段の補助を行わない、通常の制御AsstO
(ステツプS180)を行う。
ここで、第11図に負圧補助制御AsstNのフロ
ーを示す。第11図において、電磁弁61を閉と
することで、真空ポンプ40を負圧発生手段とし
て作動させ、電磁弁60を開とすることで、コン
プレツサ10をこの補助に使用する。この時、ス
テツプS93で、電磁弁63を閉としてコンプレツ
サ10の吸入口10bと真空ポンプ40の吐出口
40bを連結する。
ステツプS180の通常の制御AsstOは前述した、
ステツプS80の制御と同じである。
次に第4図により、収縮期の制御を説明する。
ステツプS10にて、バルーンポンプ33が収縮期
であると判定されると、ステツプS61以下で示さ
れる、負圧供給制御を行う。負圧供給制御は、ま
ずステツプS61にて、移動隔膜位置フラグが
“00”か否かを判定する。この移動隔膜位置フラ
グは、次のステツプS62にて、ホール素子センサ
30により検出されるプレート27の位置
STmeasが、収縮時の所定設定位置STsetOに達
すると、ステツプS63にて“00”フラグを立てる
ものである。従つて、この状態では、“00”フラ
グが立てられていないためステツプS64へ進む。
ステツプS64では、電磁弁50を開として、出力
室25をバルーンポンプ33と連通させる。ここ
で、前述したようにアイソレータ手段20の入力
室24は、既に電磁弁44を開、電磁弁14を開
としてタンク12に連通されている。即ち、入力
室24には負圧が供給されて与圧状態となつてい
る。従つて、電磁弁50が開となると、直ちにプ
レート27はバルーンポンプ33を収縮させる方
向に移動して、バルーンポンプ33の収縮を開始
する。なお、ステツプS65および66は、これらの
電磁弁14を閉に、電磁弁44を開に保持させる
ためのステツプである。
この時、ステツプS100に示される負圧調圧制
御AdjV1を行う。これを、第8図にフローチヤ
ートに示す。第8図において、ステツプS71に
て、タンク42に配された圧力センサ43の検出
値の示すタンク圧力Vmeasが負圧設定値V1set以
下であるか否かを判定する。圧力Vmeasが負圧
設定値V1setより大の場合は、ステツプS103に
て、調圧弁41を開として負圧ポンプ40の圧を
タンク42に導入する。圧力Vmeasが負圧設定
値V1setに達すると、ステツプS103にて、調圧弁
41を閉とする。
再び、第4図にもどると、次にステツプS130
にて、タンク12内の圧力を次回の膨張期に備え
て、圧力値を設定圧力P2setに設定する。これは、
バルーンポンプ33を収縮している間に、次回の
膨張期に必要な正圧をタンク12内に設定してお
くための制御である。これは第7図に示した正圧
調圧制御AdjP2の制御と同じであるため、説明を
省略する。
再び、第4図にもどると、ステツプS54にて、
その他の処理を行い、ステツプS56では、タンク
12に配された圧力センサ13の検出値の示すタ
ンク圧力Pmeasが正圧設定値P2set以上であるか
否かを判定する。圧力Pmeasが正圧設定値P2set
以上の場合は、ステツプS190にて、負圧補助制
御AsstNを行う。そうでない場合は、未だタンク
12内の正圧が正圧設定値に達していないため、
圧力発生手段の補助を行わない、通常の制御
AsstOを行う。
ここで、ステツプS190の負圧補助制御AsstN
は前述したステツプS90の制御と同じである。
また、ステツプS280の通常の制御AsstOは前述
したステツプS80の制御と同じである。
これらの制御の後、リターンする。
次に、ステツプS62にて、プレート27の位置
STmeasが、収縮時の所定設定位置STsetOに達
したと判定されると、ステツプS63に進む。ステ
ツプS64では、“00”フラグを立ててステツプS67
に進む。ステツプS67では、電磁弁50を閉とし
て以降の負圧供給を遮断する。これにより、バル
ーンポンプ33の圧力は保持されて、収縮した状
態で保持される。
そして、ステツプS68で電磁弁14を開として
入力室24へ正圧を供給する。ステツプS69で
は、電磁弁44を閉として入力室24への負圧の
供給を遮断する。これは、バルーンポンプ33が
収縮を保持している間に次の膨張期に備えて、入
力室24に正圧を供給しておくためのステツプで
ある。従つて、バルーンポンプ33が収縮を保持
されている間に、入力室24は正圧状態に与圧さ
れる。
なお、これらの処理のあとで、ステツプS240
の負圧調圧制御AdjV2を行う。これは、バルー
ンポンプ33が負圧により収縮状態に保持されて
いる間に、次の収縮期に必要な負圧をタンク42
内に設定しておくための制御である。これは、第
5図に示したフローチヤートで説明した制御と同
じであるため、説明を省略する。
このあとで、他の処理を行い、ステツプS57に
進む。ステツプS57では、タンク42に配された
圧力センサ43の検出値の示すタンク圧力
Vmeasが負圧設定値V2set以下であるか否かを判
定する。圧力Vmeasが負圧設定値V2set以下の場
合は、ステツプS170にて、正圧補助制御AsstPを
行う。そうでない場合は、未だタンク42内の負
圧が負圧設定値に達していないため、圧力発生手
段の補助を行わない、通常の制御AsstOを行う。
ここで、ステツプS170の正圧補助制御AsstPは
前述したステツプS70と同じである。また、ステ
ツプS380の通常の制御AsstOは、前述したステツ
プS80と同じである。
これらの制御の後、リターンする。
次に、第12図にそれぞれの電磁弁の開閉状態
のタイミングチヤートを示す。これにより、本実
施例の動作を要約する。
(i)バルーンポンプ33の膨張期: まず膨張に切り替わる際には、電磁弁50は
閉でありバルーンポンプ33は収縮状態で保持
されている。この時には、電磁弁14が開、電
磁弁44は閉である。従つて、入力室24の圧
力は、電磁弁11により設定された正圧設定値
P2set(例えば、300mmHg)に設定されている。
この状態で、電磁弁50が開となると、プレー
ト27はバルーンポンプ33を膨張させる方向
に移動する。この時、バルーンポンプ33内に
高すぎる圧力が加わることを防止するために、
入力室24の圧力を正圧設定値P1set(例えば、
180mmHg)設定する。
この時は、電磁弁60,61とも開であり、
コンプレツサ10および真空ポンプ40はとも
にタンク11,41と切り離された状態であ
る。
バルーンポンプ33が充分膨張した時点、即
ちプレート27が膨張時の所定位置STset1に
達すると、電磁弁50を閉としてバルーンポン
プ33の膨張を保持し、収縮のタイミングまで
待機する。
そして、電磁弁14を閉、電磁弁44を開と
して、入力室24の圧力を次回の収縮期の初期
に必要な圧力値V2set(例えば、−150mmHg)に
設定しておく。
また、これと同時に、既に電磁弁14により
遮断された正圧タンク12内の圧力を、次回の
膨張期の初期に必要な圧力値P2setに設定して
おく。
この際には、正圧、負圧とも消費される。そ
こで、電磁弁60,61をとも閉、電磁弁63
を開としてコンプレツサ10、真空ポンプ40
を独立して作用させる。そして、タンク42内
の圧力が負圧圧力値V2setに達すると、電磁弁
60閉、電磁弁61開、電磁弁63閉として、
正圧補助を行う。この正圧補助は、タンク12
内の圧力が正圧設定値P2setに達するまで継続
する。その後は、電磁弁60,61ともに開と
して次の状態まで待機する。
(ii)バルーンポンプ33の収縮期: まず収縮に切り替わる際には電磁弁50は閉
でありバルーンポンプ33は膨張状態で保持さ
れている。この時には、電磁弁14が閉、電磁
弁44は開である。従つて、入力室24の圧力
は、電磁弁41により設定された負圧設定値
V2set(例えば、−150mmHg)に設定されてい
る。この状態で、電磁弁50が開となると、プ
レート27はバルーンポンプ33を収縮させる
方向に移動する。
この時、バルーンポンプ33内に過度な圧力
が加わることを防止するために、入力室24の
圧力を負圧設定値V1set(例えば、−20mmHg)
に設定する。
バルーンポンプ33が充分収縮した時点、即
ちプレート27が収縮時の所定位置STsetOに
達すると、電磁弁50を閉としてバルーンポン
プ33の収縮を保持し、膨張のタイミングまで
待機する。
そして、電磁弁14を開、電磁弁44を閉と
して、入力室24の圧力を次回の膨張期の初期
に必要な圧力値P2set(例えば、300mmHg)に設
定しておく。
また、これと同時に、既に電磁弁44により
遮断たれた負圧タンク42内の圧力を、次回の
収縮期の初期に必要な圧力値V2setに設定して
おく。
この際には、正圧、負圧ともに消費される。
そこで、電磁弁60,61をともに閉、電磁弁
63を開としてコンプレツサ10、真空ポンプ
40を独立して作用させる。そして、タンク1
2内の圧力が正圧圧力値P2setに達すると、電
磁弁60開、電磁弁61閉、電磁弁63閉とし
て、負圧補助を行う。この負圧補助は、タンク
42内の圧力が負圧設定値V2setに達するまで
継続する。その後は、電磁弁60,61ともに
開として次の状態まで待機する。
なお、各圧力補助状態を第12図に示してあ
る。
ここで、コンプレツサ10、真空ポンプ40が
タンク12,42と切り離されている状態を
「−」で示し、コンプレツサ10、真空ポンプ4
0が独立して作用している状態を「0」で、正圧
補助状態を「P」で、また負圧補助状態を「N」
で示してある。
以上の如く、本実施例では、血液ポンプの膨張
を保持したまま、アイソレータ手段の入力室を負
圧源に連通できる。ゆえに、次に弁手段を開とし
て血液ポンプに負圧を供給する際には、既にアイ
ソレータ手段の入力室には負圧が供給されてい
る。従つて、負圧源からアイソレータ手段に至る
管路抵抗の影響を防ぐとともに、アイソレータ手
段の入力室に予め与圧を与えることにより、血液
ポンプの膨張から収縮への切換えを素早くするこ
とができる。
また、血液ポンプの収縮期には、血液ポンプの
収縮を保持したまま、アイソレータ手段の入力室
を正圧源に連通できる。ゆえに、次に弁手段を開
として血液ポンプに正圧を供給する際には、既に
アイソレータ手段の入力室には正圧が供給されて
いる。従つて、正圧源からアイソレータ手段に至
る管路抵抗の影響を防ぐともとに、アイソレータ
手段の入力室に予め与圧を与えることにより、血
液ポンプの収縮から膨張への切換えを素早くする
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、正圧印加時に電子制御手段が
負圧側大気開放弁を開、開閉弁を閉としたとき、
正圧調圧弁の入力に印加される正圧は、正圧発生
手段単体により発生可能な正圧よりも高くなる。
したがつて、正圧発生手段の能力を越えた正圧を
血液ポンプに印加できる。血液ポンプは生体の内
部の循環器に圧力を与え循環を補助するものであ
る。生体内において、循環器は正圧となつている
ので、血液ポンプにより循環器を補助する場合、
生体内の正圧よりも高い正圧と、大気圧または負
圧が必要となる。負圧の絶対値に対し、高い絶対
値を有する正圧が必要になる。このような圧力を
発生するには、従来においては負圧発生手段に対
して正圧発生手段を高性能のものを使用しなけれ
ばならなかつたが、本発明によれば必要に応じて
正圧印加時に負圧発生手段が正圧発生手段を補助
し、正圧発生手段の能力以上の正圧を発生できる
ので、正圧発生手段を特に大きなものにする必要
はない。
尚、正圧印加時に常に電子制御手段が負圧側大
気開放弁を開、開閉弁を閉とする必要はなく、正
圧が不足する条件を据えて電子制御手段が負圧側
大気開放弁と開放弁を制御してやればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の血液ポンプ駆動装置の一実施
例を示すブロツク図、第2図は第1図のアイソレ
ータ手段を示す断面図、第3,4,5,6,7,
8,9,10および11図は実施例の動作を示す
フローチヤート、第12図は実施例の動作を示す
タイミングチヤートである。 10……コンプレツサ(正圧発生手段)、11
……調圧弁(正圧調圧弁)、12……タンク、1
3……圧力センサ(正圧検出手段)、14,44
……電磁弁(切換弁)、20……アイソレータ、
23……ダイアフラム、24……入力室、25…
…出力室、26,27……プレート、29……圧
力センサ、30……ホール素子センサ、31……
磁石、33……大動脈内バルーンポンプ(血液ポ
ンプ)、40……負圧ポンプ(負圧発生手段)、4
1……調圧弁(負圧調圧弁)、42……タンク、
43……圧力センサ(負圧検出手段)、50……
電磁弁、60……電磁弁、61……電磁弁(負圧
側大気開放弁)、62……管路(接続手段)、63
……電磁弁(開閉弁)、70……マイクロコンピ
ユータ(電子制御手段)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 正圧を発生する正圧発生手段; 該正圧発生手段の吐出口に接続された正圧調圧
    弁; 該正圧調圧弁の出力側の圧力値を検出する正圧
    検出手段; 負圧を発生する負圧発生手段; 該負圧発生手段の吸入口に接続された負圧調圧
    弁; 該負圧調圧弁の出力側の圧力値を検出する負圧
    検出手段; 前記正圧調圧弁の出力側および負圧調圧弁の出
    力側に接続され、両者を交互に血液ポンプに接続
    可能な切換弁; 前記負圧発生手段と前記負圧調圧弁との間を大
    気に連通させる負圧側大気開放弁; 前記正圧発生手段の大気吸入口と前記負圧発生
    手段の大気吐出口とを連通する接続手段; 該接続手段を大気に連通させる開閉弁;および
    血圧値に応じた正圧値および負圧値を設定し、前
    記切換弁を交互に切換え動作させるとともに、前
    記切換弁を前記正圧調圧側に作動させた状態のと
    き、前記負圧側大気開放弁を開、前記開閉弁を閉
    とし、前記正圧検出手段の出力圧力が前記正圧値
    になるよう前記正圧調圧弁を開閉制御し、更に、
    前記切換弁を前記負圧調圧弁側に作動させた状態
    のとき、前記負圧側大気開放弁を閉とし、前記負
    圧検出手段の出力圧力が前記負圧値になるよう前
    記負圧調圧弁を開閉制御する電子制御手段;を備
    えた血液ポンプ駆動装置。
JP61068008A 1986-03-26 1986-03-26 血液ポンプ駆動装置 Granted JPS62224360A (ja)

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