JPH0423542B2 - - Google Patents

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JPH0423542B2
JPH0423542B2 JP62255716A JP25571687A JPH0423542B2 JP H0423542 B2 JPH0423542 B2 JP H0423542B2 JP 62255716 A JP62255716 A JP 62255716A JP 25571687 A JP25571687 A JP 25571687A JP H0423542 B2 JPH0423542 B2 JP H0423542B2
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JP
Japan
Prior art keywords
time
diastole
systole
position sensor
sac
Prior art date
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Application number
JP62255716A
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English (en)
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JPH0197470A (ja
Inventor
Hiroyuki Takagi
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、人工心臓用ポンプに関するものであ
る。
(従来の技術) 現在行われている植え込み型の人工心臓用ポン
プは、収縮期、拡張期、空気圧、陰圧の4要素を
変数として制御することにより最適の拍出量を得
ようとするいわゆるタイミング法が全世界共通し
て採用されている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、タイミング法では制御する変数が多
いため自動制御が困難であるうえ、制御する要素
が増すほどトラブル発生の要因を増やすこととな
り、しかも、保守に手数がかかるうえに装置も大
型化し、医療用機器としては相応しくないもので
あり、さらに、開発、製造に膨大な費用が必要と
なるなどの問題点があつた。
(課題を解決するための手段) 本発明は前記のような問題点を解決した人工心
臓用ポンプを目的としたもので、殻体に包覆され
たサツク部の拡張期、収縮期を検出する位置セン
サーが設けられた脈動型ポンプと、該位置センサ
ーが検出した拡張期および収縮期から拡張時間お
よび収縮時間を算出したうえ収縮時間/拡張時間
を算出して該算出値を収縮時間/拡張時間の目標
値と比較するマイクロコンピユータと、該マイク
ロコンピユータに接続されて前記算出値と目標値
との比較値がゼロに近ずくように空気圧が制御さ
れつつ前記殻体内のサツク部を圧縮する加圧装置
とを備えたことを特徴とするものである。
本発明は模式循環回路での循環動態の諸計測値
を検討した結果得られた次のような知見に基いて
なされたものである。すなわち、位置センサーに
よりサツク部の拡張期、収縮期の電位レベルを決
めて脈動型ポンプを駆動すると、脈動型ポンプは
決められた電位レベルの拍出を行うが、実際の拍
出量は空気圧の上昇につれて増加し、収縮時間/
拡張時間の値は減少する。そして、この三者間に
は略直線的関係が認められ、従つて、この場合は
脈動型ポンプの駆動タイミングと血液の流入出を
位置センサーにより追随により対応させ、サツク
部を圧縮する空気圧をある定められた目標値に応
じて制御すれば拍出量を決定でき、その目標値は
収縮時間/拡張時間の値から決められることによ
るものである。
(実施例) 次に、本発明を図示の実施例について詳細に説
明する。
1はシリコンゴムのような血液に凝固反応を生
じ難い材質よりなる流入側の導管、3は前記導管
1と同材よりなる駆出側の導管であり、4は導管
1,3間に弁5,6を介して拡大形成されるサツ
ク部である。7はこのサツク部4を包覆する殻体
であつて、これら殻体7、サツク部4、弁5,6
などにより脈動型ポンプ13が構成されており、
これらの構成は本発明者が先に提案した特開昭62
−94171号公報に記載されている脈動型ポンプと
同種のものである。8は殻体7に接続される圧縮
空気式の加圧装置であつて、該加圧装置8は3方
向電磁弁9と空気圧レギユレーター10とよりな
り、後記するマイクロコンピユータ16により制
御されるようになつている。なお、空気圧レギユ
レーター10としては電空変換弁を用いて駆動ユ
ニツト11からの電気信号により空気圧を増減す
るものとし、また、3方向電磁弁9は前記駆動ユ
ニツト11からの信号によりON・OFFの切換え
を行うものである。12は脈動型ポンプ13に取
付けられた位置センサーであり、該位置センサー
12は殻体7に取付けられるホール素子12aと
サツク部4に取付けられる磁石12bとよりなる
もので、サツク部4の収縮機と拡張期を検出す
る。14はホール素子12aの検出信号を増幅す
る増幅器であり、15は該増幅器14に接続され
るAD変換器、16はAD変換器15に接続され
るマイクロコンピユータ、17はマイクロコンピ
ユータ16に接続されるDA変換器であり、該
AD変換器17は前記駆動ユニツト11に接続さ
れている。
このように構成されたものは、循環系に取付け
て使用すれば、流入側の導管1より血液が脈動型
ポンプ13のサツク部4内に流入して該サツク部
4拡張すると、脈動型ポンプ13に取付けられた
位置センサー12はサツク部4内に血液が充満さ
れたことを検出して信号を発する。そして、その
信号は増幅器14により増幅されて該増幅器14
に接続されたAD変換器15でAD変換され、マ
イクロコンピユータ16に入力されたうえマイク
ロコンピユータ16の出力信号はDA変換器17
によりDA変換されて駆動ユニツト11に入力さ
れ、駆動ユニツト11が空気圧レギユレーター1
0と3方向電磁弁9に信号を送つて殻体7に空気
を圧送するから、前記サツク部4は収縮し該サツ
ク部4内の血液は駆出側の導管3を介して循環系
へ流出されて行く。そして、位置センサー12が
サツク部4の収縮の終了を検出すると、その検出
信号により3方向電磁弁9は閉じ、加圧装置8の
殻体7への空気の圧送は停止される。そして、再
びサツク部4内に導管1から循環血液が流入し、
位置センサー12がサツク部4内に血液が充満さ
れたことを検出すると、その信号はマイクロコン
ピユータ16に入力される。ところが、マイクロ
コンピユータ16には前もつて定められた収縮時
間/拡張時間の目標値が記憶されており、しか
も、マイクロコンピユータ16は前サイクルで検
出された収縮期および拡張期から収縮時間および
拡張時間を算出して収縮時間/拡張時間を算出
し、その算出値を前記した目標値と比較し、その
比較値が規定値に近ずくように、すなわちゼロに
近ずくよう駆動ユニツト11を介して空気圧レギ
ユレーター10を制御し、空気圧を設定して拍出
量を決定する。すなわち、第2図の模式循環回路
の計測値を示すグラフから明らかなように、収縮
時間/収縮時間+拡張時間を40%にすると、血圧
75mmHg時にこのシステムでは空気圧0.275Kg/cm2
となり、拍出量は約2.4/minであつたが、血
圧を95mmHgにしたとき空気圧は0.325Kg/cm2で、
拍出量は約2.4/minである。これは収縮時
間/拡張時間と拍出量は直線的に1:1に対応を
示し、静脈圧(流入)が同じならば、後負荷(血
圧)が変わつて制御系が決める空気圧が異つても
同じ収縮時間/拡張時間の値に対応する拍出量は
略等しいことになり、これは逆に収縮時間/拡張
時間の値を設定すれば空気圧は自動的に決まり、
拍出量の変化がそれに追随することによるもので
ある。
なお、収縮時間/拡張時間は脈動型ポンプの特
性、流入出弁や弁口面積によつて異なるから、あ
らかじめ模式循環回路で設定する必要がある。ま
た、収縮時間/拡張時間の算出値は一拍動毎の数
値を用いて規定値と比較してもよいし、数拍動の
算出値を平均した数値を用いて比較してよいこと
は勿論であり、さらに、位置センサーはホール素
子以外に赤外線や超音波センサーを用いたもので
もよく、また、空気圧レギユレーターも普通の圧
力調整弁をステツピングモーターによつて制御し
てもよいことは勿論である。
(発明の効果) 本発明は前記説明によつて明らかなように、収
縮期、拡張期、空気圧、陰圧の4要素を変数とし
て制御することにより最適の拍出量を得ようとす
る従来の人工心臓用ポンプに比べ、本発明ではマ
イクロコンピユータを用いてフイードバツクと収
縮時間/拡張時間の値を比較することにより空気
圧を制御するもので、変数が空気圧だけの1つで
あるから、自動制御が容易でトラブル発生が少な
くなり保守も容易で装置も小型化し、開発、製造
も安価に行えるもので、従来の問題点を解消した
人工心臓用ポンプとして医療に役立つこと極めて
大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す一部切欠正面
図、第2図は模式循環回路の計測値を示すグラフ
である。 4……サツク部、7……殻体、8……加圧装
置、12……位置センサー、13……脈動型ポン
プ、16……マイクロコンピユータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 殻体7に包覆されたサツク部4の拡張期、収
    縮期を検出する位置センサー12が設けられた脈
    動型ポンプ13と、該位置センサー12が検出し
    た拡張期および収縮期から拡張時間および収縮時
    間を算出したうえ収縮時間/拡張時間を算出して
    該算出値を収縮時間/拡張時間の目標値と比較す
    るマイクロコンピユータ16と、該マイクロコン
    ピユータ16に接続されて前記算出値と目標値と
    の比較値がゼロに近ずくように空気圧が制御され
    つつ前記殻体7内のサツク部4を圧縮する加圧装
    置8とを備えたことを特徴とする人工心臓用ポン
    プ。
JP62255716A 1987-10-09 1987-10-09 人工心臓用ポンプ Granted JPH0197470A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62255716A JPH0197470A (ja) 1987-10-09 1987-10-09 人工心臓用ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP62255716A JPH0197470A (ja) 1987-10-09 1987-10-09 人工心臓用ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0197470A JPH0197470A (ja) 1989-04-14
JPH0423542B2 true JPH0423542B2 (ja) 1992-04-22

Family

ID=17282654

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62255716A Granted JPH0197470A (ja) 1987-10-09 1987-10-09 人工心臓用ポンプ

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JP (1) JPH0197470A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5633106A (en) * 1979-08-28 1981-04-03 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Rolling mill equipped with roll grinder
JPS5714856A (en) * 1980-06-30 1982-01-26 Canon Inc Electrostatic printer

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5633106A (en) * 1979-08-28 1981-04-03 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Rolling mill equipped with roll grinder
JPS5714856A (en) * 1980-06-30 1982-01-26 Canon Inc Electrostatic printer

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JPH0197470A (ja) 1989-04-14

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