JP3766995B2 - 医療機器用駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、陽圧と陰圧を交互に出力して人工心臓や大動脈内バルーンポンプ(IABP)などの医療機器を駆動する医療機器用駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来例に係る医療用駆動装置としては、たとえば、特開昭60-116366号公報に示されるものがある。この装置では、陽圧発生装置として、コンプレッサを用い、陰圧発生装置としては、真空ポンプをそれぞれ用い、それらの圧力発生装置の出力端に開閉弁をつなぎ、各開閉弁の出力端を人工心臓などに繋ぎ、その部分に発生する加減圧によって、人工心臓などを駆動する。
【0003】
このような圧力発生装置を2台も設けることは、消費電力や重量の増加の点からも好ましくないので、特公平3-28595号公報や特公平4-61661号公報にも示されるように、圧力発生装置を1台とし、その流体入力端と出力端にそれぞれ発生する陰圧と陽圧とを利用して、駆動を行う装置が開発されている。
【0004】
しかし、どちらの装置でも、重量を軽減するための構造としてはまずまずであるが、エネルギーの効率の点からは、問題がある。
たとえば前者の場合、設定された陽圧以上に陽圧タンクの圧力が上がろうとすると、圧力発生手段の出力端に繋がれた電磁弁を用いて、陽圧を大気に逃がす構造にしてある。また、この前者の装置では、圧力を逃がし過ぎないため、陽圧タンクと該電磁弁との間に逆止弁が必須となる。また、陰圧の場合も、設定された陰圧以下に陰圧タンクの圧力が下がろうとすると、圧力発生手段の入力端を、同様に電磁弁を用いて大気に解放する。このため、陰圧タンクと圧力発生手段との入力端の間にも、逆止弁が必須となる。もちろん、各圧力設定を越えている状態でのエネルギー効率は、圧力発生手段であるポンプの入出力端を大気に解放しているので、大変悪くなることは自明である。
【0005】
すなわち、この期間に作動するポンプは、駆動するための陽圧および陰圧の発生に何の寄与もしないことを意味する。この期間をできるだけ縮めるため、ポンプの出力の小さなものを用いると、たとえば、患者側の要因で心拍数が増えたときには十分な陽陰圧が得られなくなってしまうという欠点がある。よって、必ず過剰な能力のポンプを用いて、その出力の一部を捨てる必要が生じる。
【0006】
また、後者の装置においては、圧力発生手段の陽圧側と陽圧タンクとの間に切り替え弁を設ける。この切り替え弁は、陽圧タンク圧力が、設定値に至るまでの期間、圧力発生手段の陽圧側と陽圧タンクをつなぎ、陽圧タンクが、設定圧力に達したならば、圧力発生手段と陽圧タンクの接続を断つと同時に、圧力発生手段の陽圧側を大気へ解放する。
【0007】
陰圧側も同様に、圧力発生手段の陰圧側と陰圧タンクとの間に切り替え弁を設ける。この切り替え弁は、陰圧タンク圧力が、設定値に至るまでの期間、圧力発生手段の陰圧側と陰圧タンクを繋ぎ、陰圧タンクが、設定圧力より下がったならば、圧力発生手段と陰圧タンクの接続を断つと同時に、圧力発生手段の陰圧側を大気へ解放する。
【0008】
この装置においても、圧力発生手段の一方もしくは両方が大気解放された状態でのエネルギー効率が良くないことは、前者の装置と全く同様である。どちらの装置でも、駆動すべき対象が小さく、また、駆動すべき拍動回数の周期が長い時にエネルギーの効率が落ちる傾向にある。
【0009】
これは、本来、少ない仕事しかしなくてよい時に、エネルギーの効率が悪いことを意味する。また、エネルギー効率が悪く、消費電力が大きいことは、せっかく圧力発生手段であるポンプを1台に削滅しても、それに用いる電源容量が減らせないこととなる。
【0010】
このことは、特に病院内および病院外への移動を伴うことが頻回におこる本機器のような用途の場合、内蔵電源容量の増加につながり好ましくない。
これら2装置と同様な欠点をもつ装置として、さらに、特開平5-261148号公報に示す装置などもある。この装置においても、圧力発生装置からの出力を捨てることが示されており、エネルギー効率に劣ることが明らかである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
医療用駆動装置において、特に人工心臓や大動脈内バルーンなどの駆動装置では、軽量化や部品点数の削滅による信頼性向上のために、圧力発生手段、すなわち、ポンプを2台から1台に減らせることの利点は大きい。
【0012】
しかし、これらの装置では、出力端に加えられる陽圧と陰圧の値がある範囲内でなければならない制限があるため、従来は、大きめのポンプを用いて発生する陽圧力および陰圧力の一部を大気に捨てながら、低めのエネルギー効率で満足しなければならなかった。
【0013】
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、1台のポンプの入出力端に発生する陽圧および陰圧を所望範囲に保ちながらエネルギー効率を上げることができる医療用機器駆動装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る医療機器用駆動装置は、陽圧と陰圧を同時に発生する圧力発生手段と、該圧力発生手段の陽圧出力端に接続された第1圧力タンクと、該第1圧力タンク内の圧力を検出する第1圧力検出手段と、該第1圧力タンクまたはその第1圧力タンクの前後の配管の大気圧より圧力が高い場所に一方の入力端が接続され、もう一方の出力端が大気解放された第1開閉弁と、該圧力発生手段の陰圧出力端に接続された第2圧力タンクと、該第2圧力タンクの圧力を検出する第2圧力検出手段と、該第2圧力タンクまたはその第2圧力タンクの前後の配管の大気圧より圧力が低い場所に一方の入力端が接続され、もう一方の出力端が大気解放された第2の開閉弁と、前記第1圧力タンクと第2圧力タンクとに接続され、第1圧力タンクの圧力と、第2圧力タンクの圧力とを切り替えて、出力端に出力する圧力切替え手段と、前記第1圧力検出手段の検出値を、第1設定圧力値に等しいか大きくなるように、また、前記第2圧力検出手段の検出値を、第2設定圧力に等しいか小さくなるように制御する制御手段とを有する医療機器用駆動装置であって、前記圧力発生手段は、前記第1圧力検出手段の検出値と、前記第2圧力検出手段の検出値との検出差圧に基づいて出力が制御され、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁は、前記第1圧力検出手段の検出値と、前記第2圧力検出手段の検出値との算術平均値に基づいて開閉が制御され、 前記制御手段は、前記第1圧力検出手段の検出値と、前記第2圧力検出手段の検出値との検出差圧を求め、該検出差圧が、設定差圧より大きい時には、前記圧力発生手段の出力を減らす方向に、また、該設定差圧より小さい時には、該圧力発生手段の出力を増やす方向に、前記圧力発生手段を制御し、前記第1圧力検出手段の検出値と、前記第2圧力検出手段の検出値との算術平均値を求め、該算術平均値が設定平均値より大きい時には、任意の設定時間だけ前記第1開閉弁を開け、該設定平均値より小さい時は、別の任意の設定時間だけ前記第2開閉弁を開けるように、前記第1開閉弁と第2開閉弁とを制御する。
【0015】
本発明に係る医療機器用駆動装置において、前記制御手段は、前記第1圧力検出手段の検出値と前記第2圧力検出手段の検出値との前記算術平均値が、設定範囲内である時には、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を開けないように当該第1開閉弁及び第2開閉弁を制御する。
【0017】
本発明に係る医療機器用駆動装置は、たとえば人工心臓あるいは大動脈内バルーンなどのように、陽圧と陰圧とを交互に必要とする医療機器を駆動するための装置である。
本発明では、人工心臓の場合には、陽陰圧を発生する手段として用いるポンプ、陽圧タンク、陰圧タンク、陽陰圧切り替え機構、出力端からのチューブおよび血液ポンプブラダー周辺までをガス閉鎖回路として扱う。また、大動脈内バルーンの場合は、陽陰圧を発生する手段として用いるポンプ、陽圧タンク、陰圧タンク、陽陰圧切り替え機構、ヘリウムまたは炭酸ガス駆動のための隔壁までを、ガス閉鎖回路として扱う。
【0018】
同閉鎖回路の中を流れる流体ガスとしては、通常、空気を用いる。空気などの圧縮性ガスは、ポンプ内での非可逆圧縮課程で発熱し、陰圧タンクから切り替え機構を通ってガスの非可逆膨張する課程では吸熱する。また、ポンプ内での機械的ロスによっても発熱があり、その伝熱に伴ってもガスの温度変化が起こる。
【0019】
このようなことから、閉鎖回路を完全に閉じたままにすると、陽圧または陰圧のどちらかが足りなくなってしまうことが予想される。たとえば、系内のガス温度が上がると、陽圧は高くなりすぎ、かつ陰圧も大気圧に近づいてしまう。
このようなことを避けるため、閉鎖回路系内から、ガスを一部大気中に逃がしてしまえば良い。系から逃がす場所としては、大気圧よりいつも圧力が高い場所であれば良く、たとえば陽圧タンクやその前後の配管であれば良い。逃がす方法としては、電磁弁の片側を大気解放して、もう一方を前記ポイントにつなぎ、任意の設定時間、開くことを繰り返せば良い。
【0020】
系内のガスの温度が運転条件により下がれば、逆のことが起こる。また、ガス温度の変化のみならず、一部配管に漏れなどがある時、系内ガスの過不足が発生する。たとえば、圧力が大気圧より低い配管に漏れがあれば、系内ガスは過剰に、また、圧力が高い配管に漏れがあれば、系内ガスは不足する。
【0021】
系内にガスを補う方法としては、大気圧よりもいつも圧力が低い場所と大気をつなげれば良い。補う方法としては、電磁弁の片側を大気解放として、陰圧タンクもしくはその前後に該電磁弁の反対側をつなぐ。該電磁弁を任意の設定時間、開くことを繰り返せば良い。
【0022】
制御手段では、各タンク圧力の設定値と各タンクの圧力の実際の値(検出値)の算術平均を求め、その算術平均値が設定値の中間値(設定平均値)より大きい時は、ガスを逃がすようにし、その逆のときは、ガスを補う。
ただし、この制御では、検出圧力の中心値(算術平均値)は、ほぼ一定となるが、陽圧タンク圧力および陰圧タンク圧力が両方同時に、その絶対値が、設定値より大きい時には、目標設定値に辿り着けない。
【0023】
このような時、圧力発生手段であるポンプの駆動条件を変えることにより、検出圧力を設定圧力に到達させることができる。
ポンプの駆動条件は、陽圧設定値と陰圧設定値の差(設定差圧)と、陽圧タンク圧力と陰圧タンク圧力の差(検出差圧)とを比較して、設定値よりも検出値が大きければ、ポンプの出力を下げる方向に制御し、逆であれば、出力を上げる方向に制御する。
【0024】
具体的な制御の方法としては、AC誘導モータを用いたロータリーポンプやダイヤフラムポンプやピストンポンプなどであれば、AC誘導モータに与える電源周波数および電源電圧振幅を下げて、ポンプの出力を下げる。同じくAC電源を用いるリニアピストン型ポンプでも、電源周波数および電源電圧振幅を下げてポンプの出力を下げる。サーボモーターを用いたロータリーポンプやダイヤフラムポンプやピストンポンプなどであれば、目標回転数を上げたり下げたりして制御すれば良い。さらに、DCモーターを用いたポンプであれば、モーターへの電源のPWM(Pulse Width Modulation)制御や、励起電圧/電流を上下することによってポンプ出力を上げ下げすればよい。
【0025】
陽圧タンクおよび陰圧タンクの検出した圧力の算術平均値を求め、さらにその算術平均値が、ある任意の範囲内で一定になるように制御する場合、必ずしも毎拍毎に、電磁弁を開く必要が生じない。すなわち、本発明では、圧力発生手段であるポンプが、入力されたエネルギーを用いて系内ガス流体に仕事をした結果である両蓄圧タンク内の陽陰圧を、大気に解放して捨ててしまうことが、基本的になくすことができる。
【0026】
従来例に係る装置では、いずれも、陽圧タンクおよび陰圧タンクが、設定圧力を越える状態になると、ポンプを各タンクより切り離し、ポンプを駆動したまま、その入力または、出力を大気に解放して、ポンプがガス流体にしている仕事を捨てている。このことから、エネルギー効率が上げられない。
【0027】
本発明では、ポンプ出力を上げ下げすることによって、ポンプ出力を大気中に捨てないようにしており、よりエネルギー効率が上げられる。
換言すれば、閉鎖回路系を流れるガスの出入りを最小限に留め、なおかつ、外部に捨てられてしまう仕事をほとんどなくすことができる。また、ポンプの出力を抑えることで消費電力を低減し、エネルギー効率を高めている。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る医療用機器駆動装置を、図面に示す実施形態に基づき、詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る医療用機器駆動装置の概略構成図である。
【0029】
図1に示す実施形態に係る駆動装置は、IABP用バルーンカテーテル20のバルーン22を膨張および収縮させるために用いられる。
本実施形態に係る医療用機器駆動装置について説明するに先立ち、まずIABP用バルーンカテーテル20について説明する。
【0030】
図4に示すように、IABP用バルーンカテーテル20は、心臓の拍動に合わせて拡張および収縮するバルーン22を有する。バルーン22は、膜厚約100〜150μm程度の筒状のバルーン膜で構成される。本実施形態では、拡張状態のバルーン膜の形状は円筒形状であるが、これに限定されず、多角筒形状であっても良い。
【0031】
IABP用バルーン22は耐屈曲疲労特性に優れた材質で構成される。バルーン22の外径および長さは、心機能の補助効果に大きく影響するバルーン22の内容積と、動脈血管の内径などに応じて決定される。バルーン22は、通常、その内容積が30〜50ccであり、外径が拡張時14〜16mmであり、長さが210〜270mmである。
【0032】
このバルーン22の遠位端は、短チューブ25を介してまたは直接に内管30の遠位端外周に熱融着または接着などの手段で取り付けてある。
バルーン22の近位端には、金属チューブ27などの造影マーカーを介してまたは直接に、カテーテル管24の遠位端に接合してある。このカテーテル管24の内部に形成された第1のルーメンを通じて、バルーン22内に、圧力流体が導入または導出され、バルーン22が拡張または収縮するようになっている。バルーン22とカテーテル管24との接合は熱融着あるいは紫外線硬化樹脂などの接着剤による接着により行われる。
【0033】
内管30の遠位端はカテーテル管24の遠位端より遠方へ突き出ている。内管30はバルーン22およびカテーテル管24の内部を軸方向に挿通されている。内管30の近位端は分岐部26の第2ポート32に連通するようになっている。内管30の内部には、バルーン22の内部およびカテーテル管24内に形成された第1のルーメンとは連通しない第2のルーメンが形成してある。内管30は、遠位端の開口端23で取り入れた血圧を分岐部26の第2ポート32へ送り、そこから血圧変動の測定を行うようになっている。
【0034】
バルーンカテーテル20を動脈内に挿入する際に、バルーン22内に位置する内管30の第2ルーメンはバルーン22を都合良く動脈内に差し込むためのガイドワイヤー挿通管腔としても用いられる。バルーンカテーテルを血管などの体腔内に差し込む際には、バルーン22は内管30の外周に折り畳んで巻回される。図4に示す内管30は、たとえばカテーテル管24と同様な材質で構成される。内管30の内径は、ガイドワイヤを挿通できる径であれば特に限定されず、たとえば0.15〜1.5mm、好ましくは0.5〜1mmである。この内管30の肉厚は、0.1〜0.4mmが好ましい。内管30の全長は、血管内に挿入されるバルーンカテーテル20の軸方向長さなどに応じて決定され、特に限定されないが、たとえば500〜1200mm、好ましくは700〜1000mm程度である。
【0035】
カテーテル管24は、ある程度の可撓性を有する材質で構成されることが好ましい。カテーテル管24の内径は、好ましくは1.5〜4.0mmであり、カテーテル管24の肉厚は、好ましくは0.05〜0.4mmである。カテーテル管24の長さは、好ましくは300〜800mm程度である。
【0036】
カテーテル管24の近位端には患者の体外に設置される分岐部26が連結してある。分岐部26はカテーテル管24と別体に成形され、熱融着あるいは接着などの手段で固着される。分岐部26にはカテーテル管24内の第1のルーメンおよびバルーン22内に圧力流体を導入または導出するための第1ポート28と、内管30の第2ルーメン内に連通する第2ポート32とが形成してある。
【0037】
第1ポート28は、たとえば図5に示すポンプ装置9に接続され、このポンプ装置9により流体圧がバルーン22内に導入または導出されるようになっている。導入される流体は特に限定されないが、ポンプ装置9の駆動に応じて素早くバルーン22が拡張または収縮するように、粘性および質量の小さいヘリウムガスなどが用いられる。
【0038】
ポンプ装置9の詳細については、図1を参照にして後述する。
第2ポート32は図5に示す血圧変動測定装置29に接続され、バルーン膜22の遠位端の開口端23から取り入れた動脈内の血圧の変動を測定可能になっている。この血圧測定装置29で測定した血圧の変動に基づき、図5に示す心臓1の拍動に応じてポンプ装置9を制御し、0.4〜1秒の短周期でバルーン22を拡張および収縮させるようになっている。
【0039】
IABP用バルーンカテーテル20では、前述したように、バルーン22内に導入および導出する流体として、より高速にバルーンの膨張及び収縮を行なわせるため、粘性および質量の小さいヘリウムガスなどが用いられる。このヘリウムガスの陽圧および陰圧を直接ポンプやコンプレッサなどで作り出すことはシール部分からの洩れ等によりヘリウムガスが失われることを考えると経済的でないことから、図1に示すような構造を採用している。すなわち、バルーン22内に連通する二次配管系18と、圧力発生手段としてのポンプ4に連通する一次配管系17とを、圧力伝達隔壁装置40により分離している。圧力伝達隔壁装置40は、たとえば図3に示すように、ダイヤフラム52およびプレート50により気密に仕切られた第1室46と第2室48とを有する。
【0040】
第1室46は、ポート42を通じて図1に示す一次配管系17に連通している。第2室48は、ポート44を通じて二次配管系18に連通している。第1室46と第2室48とは、流体の連通は遮断されているが、第1室46の圧力変化(容積変化)が、ダイヤフラム52の変位により、第2室48の圧力変化(容積変化)として伝達するようになっている。このような構造を採用することにより、一次配管系17と二次配管系18とを連通させることなく、一次配管系17の圧力変動を二次配管系18に伝達することができる。
【0041】
本実施形態では、一次配管系17の内部流体を空気とし、二次配管系18の内部流体をヘリウムガスとしている。
図1に示すように、一次配管系17には、圧力発生手段として、単一のポンプ4が配置してある。ポンプ4の陽圧出力端に陽圧タンクとしての第1圧力タンク2が接続してある。また、ポンプ4の陰圧出力端に陰圧タンクとしての第2圧力タンク3が接続してある。
【0042】
第1圧力タンク2および第2圧力タンク3には、それぞれの内部圧力を検出する圧力検出手段としての圧力センサ5,6が装着してある。圧力センサ5,6で検出された圧力信号は、図1に示す制御手段10へ入力するようになっている。各圧力タンク2,3には、それぞれ第1電磁弁7および第2電磁弁8の各入力端が接続してある。これら電磁弁7,8の出力端は、大気に開放してあり、電磁弁7,8は、制御手段10からの出力信号に応じて、各電磁弁7,8の入力端と出力端とを連通させ、タンク2,3内部を適宜大気開放可能にしてある。これら電磁弁7,8は、必ずしも各タンク2,3に装着することなく、タンク2,3前後の配管に装着しても良い。また、開閉弁としては、電磁弁以外の弁を用いても良い。
【0043】
陽圧側の第1タンク2の出力端は、第3電磁弁11の入力端に接続してあり、第2タンク3の出力端は、第4電磁弁12の入力端に接続してある。これら電磁弁11,12の開閉は、制御手段10により制御される。これら電磁弁11,12の出力端は、圧力伝達隔壁装置40の入力ポート42(図3参照)に接続してある。
【0044】
なお、図1中、符号15は、二次配管系18の内部圧力を検出するための圧力センサを示し、符号16は、二次側配管系18内にヘリウムガスを充填する前に、その系18を負圧にするための電磁弁を示し、符号60は、二次配管系18内部に常時所定量のヘリウムガスを封入するための装置である。それらの詳細な説明は、本発明に係る実施形態とは直接関係ないので省略する。
【0045】
本実施形態では、ポンプ4を駆動することにより、第1圧力タンク2内の圧力PT1が例えば約300mmHg(ゲージ圧)に設定され、第2圧力タンク3内の圧力PT2が約−150mmHg(ゲージ圧)に設定される。図1に示す圧力伝達隔壁装置40の入力端に加わる圧力を、電磁弁11,12を交互に駆動することで、第1圧力タンク2および第2圧力タンク3の圧力に切り換える。この切り替えのタイミングは、患者の心臓の拍動に合わせて行われるように、制御手段10によって制御される。
【0046】
圧力センサ5,6により検出される圧力変動を図2(A)に示す。また、電磁弁11,12による圧力切り替え駆動の結果、図1に示す二次配管系18内の圧力変動を、圧力センサ15で検出した結果を図2(B)に示す。二次配管系18内の圧力変動の最大値が、たとえば289mmHg(ケージ圧)であり、最小値が−114mmHg(ゲージ圧)である。二次配管系18内が、図2(B)に示す圧力変動を生じる結果、バルーン22では、図2(C)に示すような容積変化が生じ、心臓の鼓動に合わせたバルーン22の膨張および収縮が可能になり、心臓の補助治療を行うことができる。
【0047】
次に、図1に示す制御手段10の作用について、図6を主として参照して説明する。
図6に示すように、制御がスタートすれば、ステップS1にて、図1に示す圧力センサ5,6から各タンク2,3内の圧力を読み取る。その値をPT1,PT2とする。各圧力PT1,PT2は、図2(A)に示すように変動するので、それぞれの平均値PT1’,PT2’を求める。平均値PT1’,PT2’は、たとえば0.5〜3秒毎に求める。
【0048】
次に、ステップS2では、検出した圧力の算術平均値Paを求める。その計算式は、たとえばPa=(PT1’+PT2’)/2である。次に、ステップS3では、各タンク2,3の検出圧力の平均値PT1’,PT2’の差圧(検出差圧)Pbを求める。その際の計算式は、Pb=(PT1’−PT2’)である。
【0049】
次に、ステップS4では、前記算術平均値Paが、所定の設定平均値Pa’+αよりも大きいか否かを判断する。設定平均値Pa’は、第1圧力タンク2の設定圧力と、第2圧力タンク4の設定圧力との算術平均値である。また、αは、例えば0〜10mmHgの値であり、誤差範囲を示す。算術平均値Paが、所定の設定平均値Pa’+αよりも大きい場合には、陽圧側の第1タンク2の内圧が高い場合と考えられる。その場合には、ステップS5に行き、図1に示す電磁弁7を駆動し、陽圧側の第1タンク2の内部を所定時間大気に開放し、圧力PT1を下げ、算術平均値Paが設定平均値Pa’に近づくように制御する。第1タンク2の内部を大気に開放する所定の設定時間は、特に限定されないが、たとえば5〜50ミリ秒である。
【0050】
また、ステップS4にて、PaがPa’+αよりも小さいと判断された場合には、次に、ステップS6にて、PaがPa’−αよりも小さいかを判断する。小さい場合には、陰圧側の第2タンク3の内圧が低すぎる場合と考えられる。その場合には、ステップS7に行き、図1に示す電磁弁8を駆動し、陰圧側の第2タンク3の内部を所定時間大気に開放し、圧力PT2を上げ、算術平均値Paが設定平均値Pa’に近づくように制御する。第2タンク3の内部を大気に開放する所定の設定時間は、特に限定されないが、たとえば第1タンク2の内部を大気に開放する所定の設定時間と同様である。
【0051】
前記検出された算術平均値Paが、設定平均値Pa’±α以内である場合には、第1圧力タンク2内の圧力を大気に逃がす必要もなければ、第2圧力タンク3内の圧力を大気に逃がす必要もない。したがって、ステップS5,S7の制御が不要であり、これらを飛ばし、ステップS6から、次の制御であるステップS8へ行く。ステップS5またはS7の後も、ステップS8以降の制御を行う。
【0052】
ステップS8では、前記検出差圧Pbが、所定の設定差圧Pb’+βよりも大きいか否かを判断する。設定差圧Pb’は、第1圧力タンク2の設定圧力と、第2圧力タンク4の設定圧力との算術平均差圧である。また、βは、0〜20mmHgの値であり、誤差範囲を示す。検出差圧Pbが、所定の設定差圧Pb’+βよりも大きい場合には、ポンプ4の出力が大きすぎる場合と考えられる。その場合には、ステップS9に行き、図1に示す制御手段10からポンプ4の回転数などを制御し、ポンプ4の出力を下げ、検出差圧Pbが設定差圧Pb’に近づくように制御する。
【0053】
また、ステップS8にて、PbがPb’+βよりも小さいと判断された場合には、次に、ステップS10にて、PbがPb’−βよりも小さいかを判断する。小さい場合には、ポンプ4の出力が小さすぎる場合と考えられる。その場合には、ステップS11に行き、図1に示す制御手段10からポンプ4の回転数などを制御し、ポンプ4の出力を上げ、検出差圧Pbが設定差圧Pb’に近づくように制御する。
【0054】
前記検出された差圧Pbが、設定差圧Pb’±β以内である場合には、第1圧力タンク2および第2圧力タンク3共に、設定値付近に保たれていると考えられ、電磁弁11,12および圧力伝達隔壁装置40を介して、バルーン22を良好に膨張および収縮することができる。したがって、その場合には、ステップS10からステップS1へ戻る。また、ステップS9,S11の後も、ステップS1へ戻り、それ以降の制御を繰り返し行う。
【0055】
本実施形態に係る装置では、定常運転時には、電磁弁7,8をほとんど開くことがなくなる。すなわち、本実施形態では、閉鎖回路系を流れるガスの出入りを最小限に留め、なおかつ、外部に捨てられてしまう仕事をほとんどなくすことができる。また、ポンプの出力を抑えることで消費電力を低減し、エネルギー効率を高めることができる。
【0056】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえば、上述した実施形態では、圧力発生手段として、ポンプ4にダイヤフラムポンプを用いたが、それ以外に、リニアーピストンポンプ,ロータリーベーンポンプ,ピストンポンプ,コンプレッサなどを用いても良い。
【0057】
また、上記実施形態では、圧力切替え手段として、第3電磁弁11と第4電磁弁12との二つの電磁弁を用いたが、本発明は、これに限定されず、単一の三方切替弁を用いて、圧力伝達隔壁40の入力端に加わる圧力を切り換えるようにしても良い。
【0058】
さらに、上述した実施形態では、図6に示すステップS1,S2,S4〜S7の制御と、ステップS1,S3,S8〜S11の制御とを、一連の制御として行ったが、本発明では、これらの制御の内のいずれか一方のみを行うように制御することもできる。
【0059】
さらにまた、一次配管系17のガス種は、空気に限定されず、その他の流体であっても良い。また、二次配管系18のガス種もヘリウムガスに限定されず、その他の流体であっても良い。
本実施形態では、特に説明しないが、ヘリウムガス保給系60を図1に示す。又、二次配管系を減圧にし、初期に空気を排気する手段は、図では省略している。
【0060】
さらに本発明では、一次配管系17を直接に人工心臓などの医療機器に接続し、この医療機器を駆動するように構成することもできる。
【0061】
【実施例】
以下、本発明をさらに具体的な実施例に基づき説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
実施例1
図1に示す装置を用い、40ccのバルーン22を、150ビート/分の周期で膨張および収縮を繰り返した。電磁弁7,8およびポンプ4の制御は、図6に示す制御方法に基づいて行った。
消費電力は、70.8Wであった。
【0062】
実施例2
実施例1で、150ビート/分を60ビート/分に変更した以外は、実施例1と同様にしてバルーンの駆動制御を行なった。
消費電力は、55.4Wであった。
【0063】
参考例1
Pa=(PT1’+PT2’)/2の制御のみを行なった以外は実施例1と同様に、150ビート/分のバルーンの駆動制御を行なった。
消費電力は、80.1Wであった。
【0064】
参考例2
Pa=(PT1’+PT2’)/2の制御のみを行なった以外は実施例2と同様に、60ビート/分のバルーンの駆動制御を行なった。
消費電力は、78.3Wであった。
【0065】
比較例1
図6に示す制御方法を用いることなく、図1に示す第1圧力タンク2の内部の圧力が所定設定圧力以上である場合には、第1圧力タンク2内を所定時間大気に開放し、第2圧力タンク3の内部の圧力が所定設定圧力以下である場合には、第2圧力タンク3内を所定時間大気に開放する制御を行った以外は、前記実施例1と同様に、一台のポンプ4にて、40ccのバルーン22を、150ビート/分の周期で膨張および収縮を繰り返した。
消費電力は、91.2Wであった。
【0066】
比較例2
比較例1で、150ビート/分を60ビート/分に変更した以外は、比較例1と同様にしてバルーンの駆動制御を行なった。
消費電力は、89.4Wであった。
【0067】
評価
実施例1では、比較例1に比較し、約20%の消費電力の低減を図ることができた。また、実施例2では、比較例2と比較し、約40%の消費電力の低減を図ることができた。
【0068】
参考例1,2でも、各々、10%以上の消費電力の低減を得ることができた。
【0069】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明に係る医療機器用駆動装置によれば、閉鎖回路系を流れるガスの出入りを最小限に留め、なおかつ、外部に捨てられてしまう仕事をほとんどなくすことができる。また、ポンプなどの圧力発生手段の出力を抑えることで消費電力を低減し、エネルギー効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態に係る医療機器用駆動装置の概略構成図である。
【図2】図2(A)は各圧力タンクの内圧変化を示すグラフ、同図(B)はバルーン側の圧力変化を示すグラフ、同図(C)はバルーンの容積変化を示すグラフである。
【図3】図3は圧力伝達隔壁装置の一例を示す要部断面図である。
【図4】図4はバルーンカテーテルの一例を示す概略断面図である。
【図5】図5はバルーンカテーテルの使用例を示す概略図である。
【図6】図6は制御手段の制御フローを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
2… 第1圧力タンク
3… 第2圧力タンク
4… ポンプ
5… 第1圧力センサ
6… 第2圧力センサ
7… 第1電磁弁
8… 第2電磁弁
11… 第3電磁弁
12… 第4電磁弁
15… 圧力センサ
17… 一次配管系
18… 二次配管系
20… バルーンカテーテル
22… バルーン
40… 圧力伝達隔壁

Claims (3)

  1. 陽圧と陰圧を同時に発生する圧力発生手段と、
    該圧力発生手段の陽圧出力端に接続された第1圧力タンクと、
    該第1圧力タンク内の圧力を検出する第1圧力検出手段と、
    該第1圧力タンクまたはその第1圧力タンクの前後の配管の大気圧より圧力が高い場所に一方の入力端が接続され、もう一方の出力端が大気解放された第1開閉弁と、
    該圧力発生手段の陰圧出力端に接続された第2圧力タンクと、
    該第2圧力タンクの圧力を検出する第2圧力検出手段と、
    該第2圧力タンクまたはその第2圧力タンクの前後の配管の大気圧より圧力が低い場所に一方の入力端が接続され、もう一方の出力端が大気解放された第2の開閉弁と、
    前記第1圧力タンクと第2圧力タンクとに接続され、第1圧力タンクの圧力と、第2圧力タンクの圧力とを切り替えて、出力端に出力する圧力切替え手段と、
    前記第1圧力検出手段の検出値を、第1設定圧力値に等しいか大きくなるように、また、前記第2圧力検出手段の検出値を、第2設定圧力に等しいか小さくなるように制御する制御手段とを有する医療機器用駆動装置であって、
    前記圧力発生手段は、前記第1圧力検出手段の検出値と、前記第2圧力検出手段の検出値との検出差圧に基づいて出力が制御され、
    前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁は、前記第1圧力検出手段の検出値と、前記第2圧力検出手段の検出値との算術平均値に基づいて開閉が制御され、
    前記制御手段は、
    前記第1圧力検出手段の検出値と、前記第2圧力検出手段の検出値との検出差圧を求め、該検出差圧が、設定差圧より大きい時には、前記圧力発生手段の出力を減らす方向に、また、該設定差圧より小さい時には、該圧力発生手段の出力を増やす方向に、前記圧力発生手段を制御し、
    前記第1圧力検出手段の検出値と、前記第2圧力検出手段の検出値との算術平均値を求め、該算術平均値が設定平均値より大きい時には、任意の設定時間だけ前記第1開閉弁を開け、該設定平均値より小さい時は、別の任意の設定時間だけ前記第2開閉弁を開けるように、前記第1開閉弁と第2開閉弁とを制御する医療機器用駆動装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1圧力検出手段の検出値と前記第2圧力検出手段の検出値との前記算術平均値が、設定範囲内である時には、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を開けないように当該第1開閉弁及び第2開閉弁を制御する請求項1に記載の医療機器用駆動装置。
  3. 大動脈内バルーンポンプ(IABP)用バルーンカテーテルのバルーンを膨張および収縮させるために用いられる請求項1または2に記載の医療機器用駆動装置。
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