JPH09182785A - 医療機器用駆動装置 - Google Patents

医療機器用駆動装置

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JPH09182785A
JPH09182785A JP7342522A JP34252295A JPH09182785A JP H09182785 A JPH09182785 A JP H09182785A JP 7342522 A JP7342522 A JP 7342522A JP 34252295 A JP34252295 A JP 34252295A JP H09182785 A JPH09182785 A JP H09182785A
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JP
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pressure
piping system
balloon
primary
pump
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JP7342522A
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English (en)
Inventor
Shinichi Miyata
伸一 宮田
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09182785A publication Critical patent/JPH09182785A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化、軽量化および部品点数の削滅
を図り、信頼性を向上させた医療機器用駆動装置を提供
すること。 【解決手段】 バルーンカテーテル20などの医療機器
を駆動する装置において、バルーンカテーテルの駆動前
に、バルーンカテーテルを含む二次配管系18内のヘリ
ウム置換を行う際に、真空引きするためのポンプ4が、
一次配管系17で陽圧および陰圧を発生させるためのポ
ンプ4を兼ねる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば陽圧と陰
圧を交互に出力して大動脈内バルーンポンプ(IAB
P)などの医療機器を膨張・収縮駆動する医療機器用駆
動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばIABP用バルーンカテーテル
では、そのバルーンを患者の心臓の近くの動脈血管内に
挿入し、心臓の拍動に合わせて膨張および収縮させ、心
臓の補助治療を行う。バルーンを膨張・収縮させるため
の駆動装置として、特開昭60−106464号公報に
示す駆動装置が知られている。
【0003】この公報に示す駆動装置は、一次配管系
と、二次配管系とを有し、これら系を圧力伝達隔壁装置
(一般的には、容量制限装置(VLD)またはアイソレ
ータと称する)により隔離し、一次配管系に生じる圧力
変動を二次配管系に伝達し、二次配管系に生じる圧力変
化によりバルーンを膨張および収縮駆動している。この
ように一次配管系と二次配管系とに分離するのは、バル
ーンを駆動するための流体と、陽圧および陰圧の発生源
となる流体とを別流体にし、バルーンの膨張・収縮の応
答性向上を図りつつ、低コストで圧力発生を行うためで
ある。また、間に圧力伝達隔壁装置を介在させること
で、バルーンを膨張および収縮させる時に、過剰なガス
がバルーン内に出入りすることを防止するためである。
【0004】ところで、このようなIABP用バルーン
カテーテルでは、二次配管系に封入されるガスとして、
質量が小さく応答性に優れたヘリウムガスが好ましく用
いられる。このヘリウムガスをバルーン内および二次配
管系に最初に充填する際には、バルーン内および二次配
管系を減圧状態にしてから行う。すなわち、二次配管系
の空気を抜いて減圧状態にしてから、ヘリウムガスなど
の駆動用シャトルガスを封入する。このヘリウムガスの
封入圧は、大気圧力と同等またはそれよりも低めであ
り、低めにすることで、バルーンの収縮の応答速度が上
がり、血圧補助効果や、高心拍数への追随性能も向上す
る。
【0005】従来では、一次配管系に陽圧と陰圧とを交
互に発生させるために、一次配管系を陽圧ラインと陰圧
ラインとで構成し、これらラインからの圧力を弁により
切り換えて圧力伝達隔壁装置に伝達している。陽圧ライ
ンには、陽圧発生ポンプおよび陽圧タンクなどを設け、
陰圧ラインには、陰圧発生ポンプおよび陰圧タンクなど
を設け、陽圧および陰圧を別々の圧力発生装置で発生さ
せていた。
【0006】このような圧力発生装置を2台も設けるこ
とは、消費電力や重量の増加の点からも好ましくないの
で、特公平3-28595号公報や特公平4-61661号公報にも示
されるように、圧力発生装置を1台とし、その流体入力
端と出力端にそれぞれ発生する陰圧と陽圧とを利用し
て、駆動を行う装置が開発されている。
【0007】しかし、どちらの装置でも、ポンプを1台
としたことにより、重量を軽減するための構造としては
まずまずであるが、エネルギーの効率の点からは、問題
がある。たとえば前者の場合、設定された陽圧以上に陽
圧タンクの圧力が上がろうとすると、圧力発生手段の出
力端に繋がれた電磁弁を用いて、陽圧を大気に逃がす構
造にしてある。また、この前者の装置では、圧力を逃が
し過ぎないため、陽圧タンクと該電磁弁との間に逆止弁
が必須となる。また、陰圧の場合も、設定された陰圧以
下に陰圧タンクの圧力が下がろうとすると、圧力発生手
段の入力端を、同様に電磁弁を用いて大気に解放する。
このため、陰圧タンクと圧力発生手段との入力端の間に
も、逆止弁が必須となる。もちろん、各圧力設定を越え
ている状態でのエネルギー効率は、圧力発生手段である
ポンプの入出力端を大気に解放しているので、大変悪く
なることは自明である。
【0008】すなわち、この期間に作動するポンプは、
駆動するための陽圧および陰圧の発生に何の寄与もしな
いことを意味する。この期間をできるだけ縮めるため、
ポンプの出力の小さなものを用いると、たとえば、患者
側の要因で心拍数が増えたときには十分な陽陰圧が得ら
れなくなってしまうという欠点がある。よって、必ず過
剰な能力のポンプを用いて、その出力の一部を捨てる必
要が生じる。
【0009】また、後者の装置においては、圧力発生手
段の陽圧側と陽圧タンクとの間に切り替え弁を設ける。
この切り替え弁は、陽圧タンク圧力が、設定値に至るま
での期間、圧力発生手段の陽圧側と陽圧タンクをつな
ぎ、陽圧タンクが、設定圧力に達したならば、圧力発生
手段と陽圧タンクの接続を断つと同時に、圧力発生手段
の陽圧側を大気へ解放する。
【0010】陰圧側も同様に、圧力発生手段の陰圧側と
陰圧タンクとの間に切り替え弁を設ける。この切り替え
弁は、陰圧タンク圧力が、設定値に至るまでの期間、圧
力発生手段の陰圧側と陰圧タンクを繋ぎ、陰圧タンク
が、設定圧力より下がったならば、圧力発生手段と陰圧
タンクの接続を断つと同時に、圧力発生手段の陰圧側を
大気へ解放する。
【0011】この装置においても、圧力発生手段の一方
もしくは両方が大気解放された状態でのエネルギー効率
が良くないことは、前者の装置と全く同様である。どち
らの装置でも、駆動すべき対象が小さく、また、駆動す
べき拍動回数の周期が長い時にエネルギーの効率が落ち
る傾向にある。
【0012】これは、本来、少ない仕事しかしなくてよ
い時に、エネルギーの効率が悪いことを意味する。ま
た、エネルギー効率が悪く、消費電力が大きいことは、
せっかく圧力発生手段であるポンプを1台に削滅して
も、それに用いる電源容量が減らせないこととなる。
【0013】このことは、特に病院内および病院外への
移動を伴うことが頻回におこる本機器のような用途の場
合、内蔵電源容量の増加につながり好ましくない。これ
ら2装置と同様な欠点をもつ装置として、さらに、特開
平5-261148号公報に示す装置などもある。この装置にお
いても、圧力発生装置からの出力を捨てることが示され
ており、エネルギー効率が劣ることは明らかである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】医療用駆動装置におい
て、特に人工心臓や大動脈内バルーンなどの駆動装置で
は、軽量化や部品点数の削滅による信頼性向上のため
に、圧力発生手段、すなわち、ポンプを2台から1台に
減らせることの利点は大きい。
【0015】しかし、これらの装置では、出力端に加え
られる陽圧と陰圧の値がある範囲内でなければならない
制限があるため、従来は、大きめのポンプを用いて発生
する陽圧力および陰圧力の一部を大気に捨てながら、低
めのエネルギー効率で満足しなければならなかった。
【0016】また、従来では、前述したように、二次配
管系にヘリウムガスなどのシャトルガスを充填する前
に、二次配管系およびバルーン内の空気を排出する必要
があることから、その空気排出用として別途ポンプを設
ける必要があった。このため、駆動装置が大型になり、
軽量化や部品点数の削減の妨げになっていた。
【0017】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、装置の小型化、軽量化および部品点数の削滅を図
り、信頼性を向上させた医療機器用駆動装置を提供する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る医療機器用駆動装置は、陽圧と陰圧を
同時に発生する一次側圧力発生手段と、前記一次側圧力
発生手段の陽圧出力端に接続される陽圧ライン、および
前記一次側圧力発生手段の陰圧出力端に接続される陰圧
ラインとを持つ一次配管系と、前記一次側圧力発生手段
で発生された陽圧と陰圧とが前記一次配管系を通して交
互に導入される第1室と、この第1室と気密隔離され、
第1室の圧力の少なくとも一部が伝達される第2室とが
形成された圧力伝達隔壁手段から成る二次側圧力発生手
段と、前記第2室に連通し、膨張および収縮駆動される
被駆動機器に連通する二次配管系と、前記二次配管系と
前記一次配管系の陰圧側ラインとを遮断可能に連通する
ガス置換用配管系と、前記ガス置換用配管系の途中に設
けられ、前記二次配管系と前記一次配管系の陰圧側ライ
ンとの連通および遮断を制御する弁手段と、を有する。
【0019】本発明において、前記ガス置換用配管系の
途中には、この配管系を流通するガスに含まれる液体を
除去する液体除去手段が装着してあることが好ましい。
前記液体除去手段には、前記一次配管系の陽圧ラインか
らの陽圧力が適宜印加可能に構成してあり、この陽圧力
により液体の除去を強制的に行わせるように構成してあ
ることがさらに好ましい。
【0020】本発明において、圧力発生手段としては、
特に限定されず、ダイヤフラムポンプ、ピストンポン
プ、リニアーピストンポンプ、ロータリーベーンポンプ
などを用いることができるが、低流量時に高真空度が得
られるダイヤフラムポンプ、ピストンポンプが好まし
い。
【0021】本発明において、一次配管系または二次配
管系とは、チューブやホースなども含む概念で用い、さ
らに、これらチューブなどに接続されたタンクなども含
む概念で用いる。本発明に係る医療機器用駆動装置で
は、単一の圧力発生手段(ポンプなど)により、陽圧ラ
インに印加される陽圧と、陰圧ラインに印加される陰圧
とを発生させると共に、二次配管系へのシャトルガスの
充填時前に行われる二次配管系内のガスの排出までも行
う。このため、装置の小型化、軽量化および部品点数の
削減を図ることができる。部品点数の削減により、装置
の信頼性も向上する。
【0022】本発明において、ガス置換用配管系の途中
に、この配管系を流通するガスに含まれる液体を除去す
る液体除去手段が装着してある場合には、二次配管系内
のガスをシャトルガスと置換するために、真空引きする
際に、圧力発生手段としてのポンプおよびそれに接続し
てある一次配管系に水分が入り込むおそれを抑制するこ
とができる。一次配管系およびポンプ内に水分が入り込
むと、ポンプが過負荷で運転不能になるおそれがあるか
らである。
【0023】また、本発明において、液体除去手段とし
ては、特に限定されないが、単純な排水ドレインを有す
るウォータトラップ(水分離器)、吸湿性のある乾燥剤
等を例示することができる。単純な排水ドレインを有す
るウォータトラップでは、一次配管系の陽圧ラインから
の陽圧力を適宜印加可能に構成すれば、この陽圧力によ
り液体の除去を強制的に行わせることもできる。又、配
管中の一部に乾燥剤や吸水性ポリマー等を置き、水をと
らえ、一次配管系への水分の侵入を防ぐことも可能であ
る。但し、これらの吸水物質を適宜交換する必要があ
る。
【0024】本発明において、一次配管系の流体ガスと
しては、通常、空気を用いる。空気などの圧縮性ガス
は、ポンプ内での非可逆圧縮過程で発熱し、陰圧タンク
から切り替え機構を通ってガスの非可逆膨張する過程で
は吸熱する。また、ポンプ内での機械的ロスによっても
発熱があり、その伝熱に伴ってもガスの温度変化が起こ
る。
【0025】このようなことから、閉鎖回路を完全に閉
じたままにすると、陽圧または陰圧のどちらかが足りな
くなってしまうことが予想される。たとえば、系内のガ
ス温度が上がると、陽圧は高くなりすぎ、かつ陰圧も大
気圧に近づいてしまう。このようなことを避けるため、
閉鎖回路系内から、ガスを一部大気中に逃がしてしまえ
ば良い。系から逃がす場所としては、大気圧よりいつも
圧力が高い場所であれば良く、たとえば陽圧タンクやそ
の前後の配管であれば良い。逃がす方法としては、電磁
弁の片側を大気解放して、もう一方を前記ポイントにつ
なぎ、任意の設定時間、開くことを繰り返せば良い。
【0026】系内のガスの温度が運転条件により下がれ
ば、逆のことが起こる。また、ガス温度の変化のみなら
ず、一部配管に漏れなどがある時、系内ガスの過不足が
発生する。たとえば、圧力が大気圧より低い配管に漏れ
があれば、系内ガスは過剰に、また、圧力が高い配管に
漏れがあれば、系内ガスは不足する。
【0027】系内にガスを補う方法としては、大気圧よ
りもいつも圧力が低い場所と大気をつなげれば良い。補
う方法としては、電磁弁の片側を大気解放として、陰圧
タンクもしくはその前後に該電磁弁の反対側をつなぐ。
該電磁弁を任意の設定時間、開くことを繰り返せば良
い。
【0028】本発明において、二次配管系内に封入され
るシャトルガスとしては、特に限定されないが、質量が
小さく流通抵抗の少ないヘリウムガスなどを用いる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る医療機器用駆
動装置を、図面に示す実施形態に基づき、詳細に説明す
る。第1実施形態 図1は本発明の一実施形態に係る医療用機器駆動装置の
概略構成図である。
【0030】図1に示す実施形態に係る駆動装置は、I
ABP用バルーンカテーテル20のバルーン22を膨張
および収縮させるために用いられる。本実施形態に係る
医療用機器駆動装置について説明するに先立ち、まずI
ABP用バルーンカテーテル20について説明する。
【0031】図4に示すように、IABP用バルーンカ
テーテル20は、心臓の拍動に合わせて拡張および収縮
するバルーン22を有する。バルーン22は、膜厚約1
00〜150μm程度の筒状のバルーン膜で構成され
る。本実施形態では、拡張状態のバルーン膜の形状は円
筒形状であるが、これに限定されず、多角筒形状であっ
ても良い。
【0032】IABP用バルーン22は耐屈曲疲労特性
に優れた材質で構成される。バルーン22の外径および
長さは、心機能の補助効果に大きく影響するバルーン2
2の内容積と、動脈血管の内径などに応じて決定され
る。バルーン22は、通常、その内容積が30〜50c
cであり、外径が拡張時14〜16mmであり、長さが
210〜270mmである。
【0033】このバルーン22の遠位端は、短チューブ
25を介してまたは直接に内管30の遠位端外周に熱融
着または接着などの手段で取り付けてある。バルーン2
2の近位端には、金属チューブ27などの造影マーカー
を介してまたは直接に、カテーテル管24の遠位端に接
合してある。このカテーテル管24の内部に形成された
第1のルーメンを通じて、バルーン22内に、流体が導
入または導出され、バルーン22が拡張または収縮する
ようになっている。バルーン22とカテーテル管24と
の接合は熱融着あるいは紫外線硬化樹脂などの接着剤に
よる接着により行われる。
【0034】内管30の遠位端はカテーテル管24の遠
位端より遠方へ突き出ている。内管30はバルーン22
およびカテーテル管24の内部を軸方向に挿通されてい
る。内管30の近位端は分岐部26の第2ポート32に
連通するようになっている。内管30の内部には、バル
ーン22の内部およびカテーテル管24内に形成された
第1のルーメンとは連通しない第2のルーメンが形成し
てある。内管30は、遠位端の開口端23で取り入れた
血圧を分岐部26の第2ポート32へ送り、そこから血
圧変動の測定を行うようになっている。
【0035】バルーンカテーテル20を動脈内に挿入す
る際に、バルーン22内に位置する内管30の第2ルー
メンはバルーン22を都合良く動脈内に差し込むための
ガイドワイヤー挿通管腔としても用いられる。バルーン
カテーテルを血管などの体腔内に差し込む際には、バル
ーン22は内管30の外周に折り畳んで巻回される。図
4に示す内管30は、たとえばカテーテル管24と同様
な材質で構成される。内管30の内径は、ガイドワイヤ
を挿通できる径であれば特に限定されず、たとえば0.
15〜1.5mm、好ましくは0.5〜1mmである。この
内管30の肉厚は、0.1〜0.4mmが好ましい。内管
30の全長は、血管内に挿入されるバルーンカテーテル
20の軸方向長さなどに応じて決定され、特に限定され
ないが、たとえば500〜1200mm、好ましくは70
0〜1000mm程度である。
【0036】カテーテル管24は、ある程度の可撓性を
有する材質で構成されることが好ましい。カテーテル管
24の内径は、好ましくは1.5〜4.0mmであり、カ
テーテル管24の肉厚は、好ましくは0.05〜0.4
mmである。カテーテル管24の長さは、好ましくは30
0〜800mm程度である。
【0037】カテーテル管24の近位端には患者の体外
に設置される分岐部26が連結してある。分岐部26は
カテーテル管24と別体に成形され、熱融着あるいは接
着などの手段で固着される。分岐部26にはカテーテル
管24内の第1のルーメンおよびバルーン22内に圧力
流体を導入または導出するための第1ポート28と、内
管30の第2ルーメン内に連通する第2ポート32とが
形成してある。
【0038】第1ポート28は、たとえば図5に示すポ
ンプ装置9に接続され、このポンプ装置9により流体圧
がバルーン22内に導入または導出されるようになって
いる。導入される流体は特に限定されないが、ポンプ装
置9の駆動に応じて素早くバルーン22が拡張または収
縮するように、質量の小さいヘリウムガスなどが用いら
れる。
【0039】ポンプ装置9の詳細については、図1を参
照にして後述する。第2ポート32は図5に示す血圧変
動測定装置29に接続され、バルーン膜22の遠位端の
開口端23から取り入れた動脈内の血圧の変動を測定可
能になっている。この血圧測定装置29で測定した血圧
の変動に基づき、図5に示す心臓1の拍動に応じてポン
プ装置9を制御し、0.4〜1秒の短周期でバルーン2
2を拡張および収縮させるようになっている。このポン
プ装置9が、図1に示す医療機器用駆動装置に相当す
る。
【0040】IABP用バルーンカテーテル20では、
前述したように、バルーン22内に導入および導出する
流体として、より高速にバルーンの膨張及び収縮を行な
わせるため、質量の小さいヘリウムガスなどが用いられ
る。このヘリウムガスの陽圧および陰圧を直接ポンプや
コンプレッサなどで作り出すことはシール部分からの洩
れ等によりヘリウムガスが失われることを考えると経済
的でないことから、図1に示すような構造を採用してい
る。すなわち、バルーン22内に連通する二次配管系1
8と、一次側圧力発生手段としてのポンプ4に連通する
一次配管系17とを、二次側圧力発生手段としての圧力
伝達隔壁装置40により分離している。圧力伝達隔壁装
置40は、たとえば図3に示すように、ダイヤフラム5
2およびプレート50により気密に仕切られた第1室4
6と第2室48とを有する。
【0041】第1室46は、ポート42を通じて図1に
示す一次配管系17に連通している。第2室48は、ポ
ート44を通じて二次配管系18に連通している。第1
室46と第2室48とは、流体の連通は遮断されている
が、第1室46の圧力変化(容積変化)が、ダイヤフラ
ム52の変位により、第2室48の圧力変化(容積変
化)として伝達するようになっている。このような構造
を採用することにより、一次配管系17と二次配管系1
8とを連通させることなく、一次配管系17の圧力変動
を二次配管系18に伝達することができる。
【0042】本実施形態では、一次配管系17の内部流
体を空気とし、二次配管系18の内部流体をヘリウムガ
スとしている。図1に示すように、一次配管系17に
は、一次側圧力発生手段として、単一のポンプ4が配置
してある。ポンプ4は、たとえばダイヤフラムポンプな
どで構成され、後述するように、その出力を可変にして
ある。
【0043】ポンプ4の陽圧出力端に陽圧タンクとして
の第1圧力タンク2が接続してある。また、ポンプ4の
陰圧出力端に陰圧タンクとしての第2圧力タンク3が接
続してある。一次配管系17のうち、第1圧力タンク2
の前後に接続されるラインが、陽圧ライン17aとな
り、第2圧力タンク3の前後に接続されるラインが陰圧
ライン17bとなる。
【0044】第1圧力タンク2および第2圧力タンク3
には、それぞれの内部圧力を検出する圧力検出手段とし
ての圧力センサ5,6が装着してある。圧力センサ5,
6で検出された圧力信号は、図1に示す制御手段10へ
入力するようになっている。各圧力タンク2,3には、
それぞれ第1電磁弁7および第2電磁弁8の各入力端が
接続してある。これら電磁弁7,8の出力端は、大気に
開放してあり、電磁弁7,8は、制御手段10からの出
力信号に応じて、各電磁弁7,8の入力端と出力端とを
連通させ、タンク2,3内部を適宜大気開放可能にして
ある。これら電磁弁7,8は、必ずしも各タンク2,3
に装着することなく、タンク2,3前後の配管17a,
17bに装着しても良い。また、開閉弁としては、電磁
弁以外の弁を用いても良い。
【0045】陽圧ライン17a側の第1タンク2の出力
端は、第3電磁弁11の入力端に接続してあり、陰圧ラ
イン17b側の第2タンク3の出力端は、第4電磁弁1
2の入力端に接続してある。これら電磁弁11,12の
開閉は、制御手段10により制御される。これら電磁弁
11,12の出力端は、圧力伝達隔壁装置40の入力ポ
ート42(図3参照)に接続してある。
【0046】そして、図3に示す圧力伝達隔壁装置40
の出力ポート44が図1に示す二次配管系18に接続し
てある。二次配管系18は、バルーン22の内部に連通
しており、ヘリウムガスが封入された密閉系となってい
る。この二次配管系18は、ホースまたはチューブなど
で構成される。この二次配管系18には、その内部圧力
を検出する圧力検出手段としての圧力センサ15が装着
してある。この圧力センサ15の出力は、たとえば制御
手段10へ入力するようになっている。
【0047】また、この二次配管系18には、電磁弁1
6が装着してあり、二次配管系18のガス圧が所定値以
上に上昇した場合には、この電磁弁16が所定時間開
き、内部のガスを逃がすように構成してある。この制御
は、制御手段10が行う。さらに、この二次配管系18
には、二次配管系18内部に常時ガスの化学当量が一定
に保たれるように所定量のヘリウムガスを補充するため
の補充装置60が接続してある。補充装置60は、一次
ヘリウムガスタンク61を有する。ヘリウムガスタンク
61には、減圧弁62,63を介して、二次ヘリウムガ
スタンク64が接続してある。二次ヘリウムガスタンク
64には、圧力センサ65が装着してあり、タンク64
内の圧力を検出し、タンク64内の圧力が一定に保たれ
るように制御される。たとえばタンク64内の圧力は、
100mmHg以下程度に制御される。
【0048】二次ヘリウムタンク64には、絞り弁67
を介して補充用電磁弁66が接続してあると共に、その
補充用電磁弁66と並列に初期充填用電磁弁68が接続
してある。これら電磁弁66,68は、制御手段10に
より制御される。初期充填用電磁弁68は、後述する電
磁弁70およびポンプ4に連動して開き、負圧にされた
二次配管系18内に最初にヘリウムガスを充填する際に
用いられる。通常使用状態では、この電磁弁68は作動
しない。
【0049】本実施形態では、二次配管系18と一次配
管系17の陰圧側ライン17bとを遮断可能に連通する
ガス置換用配管系71が設けてあり、このガス置換用配
管系71の途中に、二次配管系18と一次配管系の陰圧
側ライン17bとの連通および遮断を制御する弁手段と
しての電磁弁70が装着してある。
【0050】ガス置換用配管系71は、バルーンカテー
テル20の使用前に、二次配管系18の内部を、効率よ
くヘリウムガスに置換するために、二次配管系18内を
減圧にして、空気を排気するためのものであり、通常使
用状態では、電磁弁70は閉じられる。
【0051】本実施形態では、バルーンカテーテル20
の使用前に、二次配管系18の内部を、ヘリウムガスに
置換するために、まず、電磁弁70を開き、二次配管系
18と陰圧ライン17bとを連通する。その際に、その
他の電磁弁66,68,16,11,12,8は閉じ、
電磁弁7のみを開ける。その状態で、ポンプ4を駆動す
る。ポンプ4の駆動により、二次配管系18の内部の空
気は、ポンプ4を通して、電磁弁7から大気中に排出さ
れ、二次配管系18内が排気される。
【0052】二次配管系18の内部が、好ましくは−5
00mmHg(ゲージ圧)程度まで減圧されたならば、
次に、初期充填用電磁弁68を開き、二次配管系18内
にヘリウムガスを充填する。それと同時または多少遅れ
て、電磁弁70を閉じると共に、ポンプ4の駆動を停止
する。二次配管系18内へのヘリウムガスの充填圧力
は、たとえば40ccの容量のバルーンカテーテル20
を用いる場合には、その二次配管系18の充填時のガス
圧を+10±4mmHg(ゲージ圧)とし、30ccの
容量のバルーンカテーテル20を用いる場合には、その
二次配管系18の充填時のガス圧を−30±4mmHg
(ゲージ圧)とする。
【0053】充填時には、圧力センサ15によりモニタ
リングして、二次配管系18の内部が所定の充填圧にな
るように充填し、その後電磁弁68を閉じる。ヘリウム
ガスは、分子量が小さく、バルーンや配管を構成するチ
ューブの壁面から透過により抜けて行く。そのため、バ
ルーンカテーテルの使用時にも、ヘリウムガスを二次配
管系18内に補充する必要がある。二次配管系18内の
ヘリウムガスの不足は、圧力センサ15により検出し、
不足が生じた場合には、電磁弁66が、短時間に数回開
き、ヘリウムガスを補充する。
【0054】次に、本実施形態に係る医療機器用駆動装
置の通常使用時の動作例について説明する。電磁弁70
を閉じた状態で、ポンプ4を駆動することにより、第1
圧力タンク2内の圧力PT1が例えば約300mmHg
(ゲージ圧)に設定され、第2圧力タンク3内の圧力P
T2が約−150mmHg(ゲージ圧)に設定される。図
1に示す圧力伝達隔壁装置40の入力端に加わる圧力
を、電磁弁11,12を交互に駆動することで、第1圧
力タンク2および第2圧力タンク3の圧力に切り換え
る。この切り替えのタイミングは、患者の心臓の拍動に
合わせて行われるように、制御手段10によって制御さ
れる。
【0055】圧力センサ5,6により検出される圧力変
動を図2(A)に示す。また、電磁弁11,12による
圧力切り替え駆動の結果、図1に示す二次配管系18内
の圧力変動を、圧力センサ15で検出した結果を図2
(B)に示す。二次配管系18内の圧力変動の最大値
が、たとえば289mmHg(ケージ圧)であり、最小値
が−114mmHg(ゲージ圧)である。二次配管系18
内が、図2(B)に示す圧力変動を生じる結果、バルー
ン22では、図2(C)に示すような容積変化が生じ、
心臓の鼓動に合わせたバルーン22の膨張および収縮が
可能になり、心臓の補助治療を行うことができる。
【0056】次に、図1に示す単一のポンプ4を用い
て、効率的に陽圧と陰圧とを同時に発生させるための制
御手段10の作用について、図6を主として参照して説
明する。図6に示すように、制御がスタートすれば、ス
テップS1にて、図1に示す圧力センサ5,6から各タ
ンク2,3内の圧力を読み取る。その値をPT1,PT
2とする。各圧力PT1,PT2は、図2(A)に示す
ように変動するので、それぞれの平均値PT1’,PT
2’を求める。平均値PT1’,PT2’は、たとえば
0.5〜3秒毎に求める。
【0057】次に、ステップS2では、検出した圧力の
算術平均値Paを求める。その計算式は、たとえばPa
=(PT1’+PT2’)/2である。次に、ステップ
S3では、各タンク2,3の検出圧力の平均値PT
1’,PT2’の差圧(検出差圧)Pbを求める。その
際の計算式は、Pb=(PT1’−PT2’)である。
【0058】次に、ステップS4では、前記算術平均値
Paが、所定の設定平均値Pa’+αよりも大きいか否
かを判断する。設定平均値Pa’は、第1圧力タンク2
の設定圧力と、第2圧力タンク4の設定圧力との算術平
均値である。また、αは、例えば0〜10mmHgの値
であり、誤差範囲を示す。算術平均値Paが、所定の設
定平均値Pa’+αよりも大きい場合には、陽圧側の第
1タンク2の内圧が高い場合と考えられる。その場合に
は、ステップS5に行き、図1に示す電磁弁7を駆動
し、陽圧側の第1タンク2の内部を所定時間大気に開放
し、圧力PT1を下げ、算術平均値Paが設定平均値P
a’に近づくように制御する。第1タンク2の内部を大
気に開放する所定の設定時間は、特に限定されないが、
たとえば5〜50ミリ秒である。
【0059】また、ステップS4にて、PaがPa’+
αよりも小さいと判断された場合には、次に、ステップ
S6にて、PaがPa’−αよりも小さいかを判断す
る。小さい場合には、陰圧側の第2タンク3の内圧が低
すぎる場合と考えられる。その場合には、ステップS7
に行き、図1に示す電磁弁8を駆動し、陰圧側の第2タ
ンク3の内部を所定時間大気に開放し、圧力PT2を上
げ、算術平均値Paが設定平均値Pa’に近づくように
制御する。第2タンク3の内部を大気に開放する所定の
設定時間は、特に限定されないが、たとえば第1タンク
2の内部を大気に開放する所定の設定時間と同様であ
る。
【0060】前記検出された算術平均値Paが、設定平
均値Pa’±α以内である場合には、第1圧力タンク2
内の圧力を大気に逃がす必要もなければ、第2圧力タン
ク3内の圧力を大気に逃がす必要もない。したがって、
ステップS5,S7の制御が不要であり、これらを飛ば
し、ステップS6から、次の制御であるステップS8へ
行く。ステップS5またはS7の後も、ステップS8以
降の制御を行う。
【0061】ステップS8では、前記検出差圧Pbが、
所定の設定差圧Pb’+βよりも大きいか否かを判断す
る。設定差圧Pb’は、第1圧力タンク2の設定圧力
と、第2圧力タンク4の設定圧力との算術平均差圧であ
る。また、βは、0〜20mmHgの値であり、誤差範
囲を示す。検出差圧Pbが、所定の設定差圧Pb’+β
よりも大きい場合には、ポンプ4の出力が大きすぎる場
合と考えられる。その場合には、ステップS9に行き、
図1に示す制御手段10からポンプ4の回転数などを制
御し、ポンプ4の出力を下げ、検出差圧Pbが設定差圧
Pb’に近づくように制御する。
【0062】また、ステップS8にて、PbがPb’+
βよりも小さいと判断された場合には、次に、ステップ
S10にて、PbがPb’−βよりも小さいかを判断す
る。小さい場合には、ポンプ4の出力が小さすぎる場合
と考えられる。その場合には、ステップS11に行き、
図1に示す制御手段10からポンプ4の回転数などを制
御し、ポンプ4の出力を上げ、検出差圧Pbが設定差圧
Pb’に近づくように制御する。
【0063】具体的なポンプ出力の制御の方法として
は、AC誘導モータを用いたロータリーポンプやダイヤ
フラムポンプやピストンポンプなどであれば、AC誘導
モータに与える電源周波数および電源電圧振幅を下げ
て、ポンプの出力を下げる。同じくAC電源を用いるリ
ニアピストン型ポンプでも、電源周波数および電源電圧
振幅を下げてポンプの出力を下げる。サーボモーターを
用いたロータリーポンプやダイヤフラムポンプやピスト
ンポンプなどであれば、目標回転数を上げたり下げたり
して制御すれば良い。さらに、DCモーターを用いたポ
ンプであれば、モーターへの電源のPWM(Pulse Widt
h Modulation)制御や、励起電圧/電流を上下すること
によってポンプ出力を上げ下げすればよい。
【0064】前記検出された差圧Pbが、設定差圧P
b’±β以内である場合には、第1圧力タンク2および
第2圧力タンク3共に、設定値付近に保たれていると考
えられ、電磁弁11,12および圧力伝達隔壁装置40
を介して、バルーン22を良好に膨張および収縮するこ
とができる。したがって、その場合には、ステップS1
0からステップS1へ戻る。また、ステップS9,S1
1の後も、ステップS1へ戻り、それ以降の制御を繰り
返し行う。
【0065】本実施形態に係る装置では、定常運転時に
は、電磁弁7,8をほとんど開くことがなくなる。すな
わち、本実施形態では、閉鎖回路系を流れるガスの出入
りを最小限に留め、なおかつ、外部に捨てられてしまう
仕事をほとんどなくすことができる。また、ポンプの出
力を抑えることで消費電力を低減し、エネルギー効率を
高めることができる。
【0066】また、本実施形態に係る駆動装置では、一
次配管系17での陽圧および陰圧の発生のみでなく、バ
ルーンカテーテルの使用前のヘリウムガス置換時におけ
る真空引きまでも、単一のポンプで行うので、駆動装置
の小型化、軽量化および信頼性の向上に大きく貢献す
る。
【0067】第2実施形態 図7に示すように、本実施形態に係る駆動装置は、図1
に示す駆動装置の変形例あり、共通する部材には共通す
る符号を付し、その説明は一部省略する。以下に、前記
第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
【0068】図7に示すように、本実施形態の駆動装置
では、図1に示す一対の電磁弁11,12の代わりに、
単一の三方電磁弁11aを用い、圧力伝達隔壁装置40
へ印加される圧力を、陽圧ライン17aからの圧力と陰
圧ライン17bからの圧力とに切り換えている。
【0069】また、本実施形態では、ガス置換用配管系
71aが、二次配管系18と陰圧ライン17b側の第2
タンク3内とを連通するように接続してある。このガス
置換用配管系71aの途中に、液体除去手段としてのウ
ォータトラップ74が装着してあり、その配管の前後に
電磁弁70a,70bが装着してある。
【0070】ウォータトラップ74は、連通するガス中
に含まれる水分を除去するように、排水ドレインが形成
してある。このウォータトラップ74には、陽圧印加用
配管系72の一端が接続してある。この配管系72の他
端は、陽圧ライン17aの第1タンク2に接続してあ
る。この配管系72の途中には、電磁弁78が装着して
あり、第1タンク2とウォータトラップ74との連通お
よび遮断を制御するようになっている。
【0071】バルーンカテーテルの使用時前に、二次配
管系18の内部をヘリウムガスで置換するが、その際に
は、まず、二次配管系18の内部を真空引きする。本実
施形態では、バルーンカテーテル20の使用前に、二次
配管系18の内部を、ヘリウムガスに置換するために、
まず、電磁弁70a,70bを開き、二次配管系18と
陰圧ライン17bの第2タンク3とを連通する。その際
に、その他の電磁弁66,68,16,8は閉じ、電磁
弁7および/または電磁弁78を開ける。電磁弁11a
は、ライン17aと圧力伝達隔壁装置40とをつなぎ、
ライン17bを閉じる状態とする。その状態で、ポンプ
4を駆動する。ポンプ4の駆動により、二次配管系18
の内部の空気は、ポンプ4を通して、電磁弁7から大気
中に排出され、二次配管系18内が真空引きされる。電
磁弁78を開いた場合には、陽圧側の第2タンク2から
ウォータトラップ74へ強制的に空気が吹き込まれ、ウ
ォータトラップ74内が加圧され、水を排水ドレインか
ら強制的に排出することができる。その際には、一時的
に、電磁弁70a,70bを閉じることが好ましい。
【0072】本実施形態でも、前記第1実施形態と同様
に、二次配管系18の内部が、好ましくは−500mm
Hg(ゲージ圧)程度まで減圧されたならば、次に、初
期充填用電磁弁68を開き、二次配管系18内にヘリウ
ムガスを充填する。それと同時または多少遅れて、電磁
弁70a,70bを閉じると共に、ポンプ4の駆動を停
止する。二次配管系18内へのヘリウムガスの充填圧力
は、前記第1実施形態と同様である。充填時には、圧力
センサ15によりモニタリングして、二次配管系18の
内部が所定の充填圧になるように充填し、その後電磁弁
68を閉じる。
【0073】図7に示すように、本実施形態の駆動装置
では、図1に示すヘリウムガス補充装置60とは異なる
ヘリウムガス補充装置60aが装着してある。次に、こ
の本実施形態に係るヘリウムガス補充装置60aについ
て説明する。補充装置60aは、一次ヘリウムガスタン
ク61を有する。ヘリウムガスタンク61の出力側に
は、減圧弁62aを介して、電磁弁63aが接続してあ
る。この電磁弁63aの開閉は、制御手段10により制
御される。この電磁弁63aの出力側には、二次ヘリウ
ムガスタンク64が接続してあり、この電磁弁63aの
開閉により、一次ヘリウムガスタンク61の出力側に二
次ヘリウムガスタンク64が連通するようになってい
る。
【0074】二次ヘリウムガスタンク64には、タンク
圧力検出手段としての圧力センサ65が装着してあり、
タンク64内の圧力を検出し、タンク64内の圧力が略
一定に保たれるように制御される。たとえばタンク64
内の圧力は、100mmHg以下程度に制御される。圧力
センサ65により検出された圧力は制御手段10へ入力
されるようになっている。
【0075】二次ヘリウムタンク64には、絞り弁67
および電磁弁66が接続してある。電磁弁66は、制御
手段10により制御される。また、その電磁弁66と並
列に初期充填用電磁弁68が接続してある。初期充填用
電磁弁68は、負圧にされた二次配管系18内に最初に
ヘリウムガスを充填する際に用いられる。通常使用状態
では、この電磁弁は作動しない。
【0076】次に、図7に示す駆動装置を用いたバルー
ンカテーテル20の使用時において、二次配管系18内
で、透過により不足したヘリウムガスの補充を行う方法
について説明する。図8に示すように、まずステップS
11では、図7に示す圧力センサ15からの二次配管系
内の圧力を検出する。その際に、本実施形態では、図9
(D)に示すタイミング*2(図9(A),(B)にお
けるバルーンの収縮状態から膨張状態に切り換えるタイ
ミング)で、図7に示す圧力センサ15による検出圧力
を検出し、その検出圧力P3(図9(A))が、所定値
Pm1以下であるかを判断する。そうでない場合には、ス
テップS11を繰り返す。所定値Pm1とは、たとえば4
0ccのバルーンを用いている時は0mmHgである。検
出圧力P3(図9(A))が、所定値Pm1以下である場
合とは、二次配管系18内のヘリウムガスの量が少なく
なった場合であり、その場合には、ステップS12以下
に進み、ガスの補充を行う。
【0077】なお、本実施形態において、図9(C)に
示す*1のタイミングで検知されるプラトー圧P4(バ
ルーン膨張時の圧力)を基準圧とすることなく、バルー
ンが収縮状態での圧力P3を基準圧力として用いたの
は、以下の理由による。図9(C)の*1に示すタイミ
ングで、バルーン側圧力を検出し、この圧力を一定に保
つように、バルーン側配管内のガス補充を行うようにし
た場合には、バルーンの繰り返し疲労や、不用意な加圧
(間違った圧力の適用、患者の血管の屈曲)や、患者血
管内の突起物への挿入時の引っかかりなどの不慮の事態
で発生するバルーン容量の変動に気づかずに、バルーン
側配管へ、駆動ガスとしてのヘリウムガスを不足分充填
し、使用し続ける危険性が内在している。当然、このよ
うな変形したバルーンの期待寿命は、本来の場合よりも
短くなるため、患者にとっては好ましくない。さらに、
患者回復に伴う血圧上昇によって、バルーンの内圧が設
定上限値を越えれば、最悪、バルーンからヘリウムガス
を抜いてしまうように制御され、バルーンが膨らまらな
くなるおそれもある。
【0078】これに対し、本実施形態では、図9(D)
に示すように、バルーン22が萎んだ状態で、このバル
ーン22に接続される閉鎖配管系18に一定容量(一定
モル数:化学当量比)のガスを入れる。その後、バルー
ン22などからの透過により減少するガスの低減を、必
ず、バルーン22が萎んだ状態で監視する。
【0079】このため本実施形態では、外力により変形
し得るバルーン22部分のガス圧への影響を排除し、任
意の駆動配管系18(チューブやホースを含む)とバル
ーンの容量に応じたガスの化学当量が一定に保たれるよ
うにすることが可能となる。このように制御すれば、プ
ラトー圧(バルーンが膨らんだ状態での圧力)P4(図
9参照)をも観測することにより、バルーン22が曲折
されてるなどの不測の事態によりバルーン22の容積が
変化したことを検出することができる。たとえば、プラ
トー圧力P4が、通常よりも高くなった場合には、バル
ーン22が曲折されているなどの判断ができる。また、
プラトー圧力P4が、通常よりも小さくなった場合に
は、ガスが透過以外の不測の事態で漏れていると判断す
ることができる。
【0080】また、本実施形態では、患者血圧がプラト
ー圧P4より患者血圧が多少高くなっても、バルーン2
2の容積は一定に保たれるように制御される。次に、図
8に示すステップS12以降について説明する。ステッ
プS11にて、ガスの補充が必要と判断された場合に
は、本実施形態では、ステップS12において、図7に
示す電磁弁63aを閉じる。その結果、一次ヘリウムガ
スタンク61と二次ヘリウムガスタンク64との連通が
遮断される。次に、ステップS13では、図7に示すタ
ンク圧力センサ65の圧力P1を読み込む。次に、ステ
ップS14にて、電磁弁68をt秒間n回開けて、二次
配管系18内へガスタンク64からヘリウムガスを補充
する。t秒とは、特に限定されないが、たとえば8ミリ
秒である。また、n回とは、特に限定されないが、1〜
4回である。
【0081】次に、ステップS15では、圧力センサ1
5により図9(D)に示すタイミング*2で圧力P3を
読み取り、この圧力P3が所定値Pm2以上となったかを
判断する。このPm2は、たとえば10mmHgである。こ
の圧力P3が所定値Pm2以上となるまで、ステップS1
4を繰り返し、ガスを補充し続ける。
【0082】ステップS15において、検出圧力P3が
所定値Pm2以上となった場合には、ガスの補充が十分で
あると判断できるので、ガスの補充を完了し、次にステ
ップS16では、圧力センサ65による検出圧力P2を
読み取る。この圧力センサ65により検出した圧力P1
は、ガス補充前の二次ヘリウムタンク64内の圧力であ
り、検出圧力P2は、ガス補充完了後の二次ヘリウムタ
ンク64内の圧力である。しかも、一次ヘリウムガスタ
ンク61からの二次ヘリウムガスタンク64内への連通
は電磁弁63により遮断されている。そのため、この圧
力差(P1−P2)と二次ヘリウムガスタンク64の容
積V(予め測定してある)とから、二次ヘリウムタンク
64から二次配管系18へ移動したガス補充量が求めら
れる。その補充量は、(P1−P2)×Vに比例する。
【0083】次に、ステップS8では、このようにして
求められたガス補充量を、経時的に記録する。記録手段
は、半導体メモリ、磁気ディスク、光記録媒体、あるい
はその他の記録媒体などに記録し、必要に応じて画面あ
るいは紙に出力可能にしておくことが好ましい。そし
て、この記録されたガス補充量の経時変化を観察し、図
10(A)に示すように、ガス補充の間隔が縮まり始め
たときに、ガスの異常漏れが発生していると判断し、早
めに警報を出すことができる。ガス補充の間隔が縮まり
始めたか否かは、記録手段に記録されたガス補充量の経
時変化を、中央情報処理装置(CPU)などが適宜読み
取り、判断すれば自動的に警報を出すことができる。
【0084】なお、従来では、図7に示す電磁弁63a
がなく、図8に示すような制御を行わず、図10(B)
に示すように、ヘリウムガス補充のための電磁弁の開状
態の回数のみを時間軸を横軸にとってグラフ化していた
が、弁の開状態の回数がヘリウムガスの補充量を正確に
反映しているわけではなかった。そのため、ヘリウムガ
スの補充時と補充時との間の時間間隔を観察しても、異
常ガス漏れと正常ガス漏れとを区別することは困難であ
った。
【0085】本実施形態では、上述のような構成の補充
装置60aを有するので、ガス補充量を正確に把握する
ことが可能になり、バルーンカテーテル20あるいは二
次配管系18に生じたピンホールなどによる異常な漏れ
と、正常時の漏れとを明確に区別することができ、異常
時に早めに警告を出すことができる。
【0086】また、本実施形態では、図7に示すよう
に、ガス置換用配管系71aの途中に、ウォータトラッ
プ74が装着してあるので、バルーンカテーテル20の
使用時前に、二次配管系18内のガスをヘリウムガスと
置換するする際に、ポンプ4およびそれに接続してある
タンク3,4などの一次配管系17に水分が入り込むお
それを抑制することができる。一次配管系17およびポ
ンプ4内に水分が入り込むと、ポンプ4が過負荷で運転
不能になるおそれがあるからである。
【0087】特に本実施形態では、陽圧ライン17aの
タンク2から、陽圧をウォータトラップ74に導くこと
ができるように構成してあるので、加圧により水分を強
制的に排出することができる。なお、本発明は、上述し
た実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内
で種々に改変することができる。
【0088】たとえば、前記第1実施形態では、図6に
示すステップS1,S2,S4〜S7の制御と、ステッ
プS1,S3,S8〜S11の制御とを、一連の制御と
して行ったが、本発明では、これらの制御の内のいずれ
か一方のみを行うように制御することもできる。また、
本発明では、図6に示すような制御以外の制御を行って
もよい。
【0089】また、一次配管系17のガス種は、空気に
限定されず、その他の流体であっても良い。また、二次
配管系18のガス種もヘリウムガスに限定されず、その
他の流体であっても良い。また、上述した実施形態で
は、被駆動機器として、バルーンカテーテルを用いた
が、本発明に係る駆動装置は、膨張および収縮を繰り返
す医療機器であれば、その他の医療機器の駆動用に用い
ることもできる。
【0090】
【実施例】以下、本発明をさらに具体的な実施例に基づ
き説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。実施例1 図1に示す装置を用い、40ccのバルーン22を、1
50ビート/分の周期で膨張および収縮を繰り返した。
電磁弁7,8およびポンプ4の制御は、図6に示す制御
方法に基づいて行った。
【0091】消費電力は、70.8Wであった。実施例2 実施例1で、150ビート/分を60ビート/分に変更
した以外は、実施例1と同様にしてバルーンの駆動制御
を行なった。
【0092】消費電力は、55.4Wであった。実施例3 Pa=(PT1’+PT2’)/2の制御のみを行なっ
た以外は実施例1と同様に、150ビート/分のバルー
ンの駆動制御を行なった。
【0093】消費電力は、80.1Wであった。実施例4 Pa=(PT1’+PT2’)/2の制御のみを行なっ
た以外は実施例2と同様に、60ビート/分のバルーン
の駆動制御を行なった。
【0094】消費電力は、78.3Wであった。参考例1 図6に示す制御方法を用いることなく、図1に示す第1
圧力タンク2の内部の圧力が所定設定圧力以上である場
合には、第1圧力タンク2内を所定時間大気に開放し、
第2圧力タンク3の内部の圧力が所定設定圧力以下であ
る場合には、第2圧力タンク3内を所定時間大気に開放
する制御を行った以外は、前記実施例1と同様に、一台
のポンプ4にて、40ccのバルーン22を、150ビ
ート/分の周期で膨張および収縮を繰り返した。
【0095】消費電力は、91.2Wであった。参考例2 比較例1で、150ビート/分を60ビート/分に変更
した以外は、比較例1と同様にしてバルーンの駆動制御
を行なった。
【0096】消費電力は、89.4Wであった。評価 実施例1では、参考例1に比較し、約20%の消費電力
の低減を図ることができた。また、実施例2では、参考
例2と比較し、約40%の消費電力の低減を図ることが
できた。
【0097】実施例3,4でも、各々、10%以上の消
費電力の低減を得ることができた。
【0098】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、医療機器用駆動装置の小型化、軽量化および部品点
数の削減を図ることができると共に消費電力の低減を図
ることができる。また、部品点数の削減により、駆動装
置の信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態に係る医療機器用駆
動装置の概略構成図である。
【図2】図2(A)は各圧力タンクの内圧変化を示すグ
ラフ、同図(B)はバルーン側の圧力変化を示すグラ
フ、同図(C)はバルーンの容積変化を示すグラフであ
る。
【図3】図3は圧力伝達隔壁装置の一例を示す要部断面
図である。
【図4】図4はバルーンカテーテルの一例を示す概略断
面図である。
【図5】図5はバルーンカテーテルの使用例を示す概略
図である。
【図6】図6は単一のポンプにより陽圧と陰圧とを同時
に効率的に発生させるための制御フローを示すフローチ
ャート図である。
【図7】図7は本発明の他の実施形態に係る医療機器用
駆動装置の概略構成図である。
【図8】図8はガス補充方法の一例を示すフローチャー
ト図である。
【図9】図9は圧力検出のタイミングを示すチャート図
【図10】図10(A)はヘリウムガス補充量の経時変
化を示すグラフ、同図(B)はヘリウム補充回数の経時
変化を示すグラフである。
【符号の説明】
2… 第1圧力タンク 3… 第2圧力タンク 4… ポンプ 5… 第1圧力センサ 6… 第2圧力センサ 7… 第1電磁弁 8… 第2電磁弁 11… 第3電磁弁 12… 第4電磁弁 15… 圧力センサ 17… 一次配管系 17a… 陽圧ライン 17b… 陰圧ライン 18… 二次配管系 20… バルーンカテーテル 22… バルーン 40… 圧力伝達隔壁 60,60a… 補充装置 70… 電磁弁 71… ガス置換用配管系 74… ウォータトラップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽圧と陰圧を同時に発生する一次側圧力
    発生手段と、 前記一次側圧力発生手段の陽圧出力端に接続される陽圧
    ライン、および前記一次側圧力発生手段の陰圧出力端に
    接続される陰圧ラインとを持つ一次配管系と、 前記一次側圧力発生手段で発生された陽圧と陰圧とが前
    記一次配管系を通して交互に導入される第1室と、この
    第1室と気密隔離され、第1室の圧力の少なくとも一部
    が伝達される第2室とが形成された圧力伝達隔壁手段か
    ら成る二次側圧力発生手段と、 前記第2室に連通し、膨張および収縮駆動される被駆動
    機器に連通する二次配管系と、 前記二次配管系と前記一次配管系の陰圧側ラインとを遮
    断可能に連通するガス置換用配管系と、 前記ガス置換用配管系の途中に設けられ、前記二次配管
    系と前記一次配管系の陰圧側ラインとの連通および遮断
    を制御する弁手段と、 を有する医療機器用駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記ガス置換用配管系の途中には、この
    配管系を流通するガスに含まれる液体を除去する液体除
    去手段が装着してある請求項1に記載の医療機器用駆動
    装置。
  3. 【請求項3】 前記液体除去手段には、前記一次配管系
    の陽圧ラインからの陽圧力が適宜印加可能に構成してあ
    り、この陽圧力により液体の除去を強制的に行わせるよ
    うに構成してある請求項2に記載の医療機器用駆動装
    置。
JP7342522A 1995-11-21 1995-12-28 医療機器用駆動装置 Pending JPH09182785A (ja)

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JP7342522A JPH09182785A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 医療機器用駆動装置
US09/091,365 US6082105A (en) 1995-11-21 1996-11-20 Drive device for medical appliances
PCT/JP1996/003402 WO1997018843A1 (fr) 1995-11-21 1996-11-20 Dispositif de commande pour appareils medicaux

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007265669A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Osaka Gas Co Ltd 燃料電池発電システムにおけるリーク検出方法

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