JPH05167361A - 電流増幅回路 - Google Patents

電流増幅回路

Info

Publication number
JPH05167361A
JPH05167361A JP3331031A JP33103191A JPH05167361A JP H05167361 A JPH05167361 A JP H05167361A JP 3331031 A JP3331031 A JP 3331031A JP 33103191 A JP33103191 A JP 33103191A JP H05167361 A JPH05167361 A JP H05167361A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
input
circuit
component
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3331031A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2706194B2 (ja
Inventor
Masayasu Tanaka
正泰 田中
Takehiko Umeyama
竹彦 梅山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Priority to JP3331031A priority Critical patent/JP2706194B2/ja
Publication of JPH05167361A publication Critical patent/JPH05167361A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2706194B2 publication Critical patent/JP2706194B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カレントミラータイプの電流増幅回路におい
て、入力電流が大きくなっても安定した出力を得る。 【構成】 NPNトランジスタ3の入力側にコンデンサ
9を設けるとともに、NPNトランジスタ2の入力側に
コンデンサ10を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体集積回路内に設
けられた定電流回路または定電圧回路に用いる電流増幅
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の電流増幅回路の構成図であ
り、図において、1は入力電流を受けるNPNトランジ
スタ(入力側トランジスタ)、2は出力電流をドライブ
するNPNトランジスタ(出力側トランジスタ)、3は
NPNトランジスタ1及び2のベース電流を供給するN
PNトランジスタ(電流補償回路)であり、トランジス
タ1,2のベース電流による不整合を少なくするための
ものである。4はNPNトランジスタ1及び2のアーリ
ー効果(ベース幅変調効果)を低減するための抵抗、1
1は定電流源である。上記構成において、NPNトラン
ジスタ2のエミッタサイズは、NPNトランジスタ1の
エミッタサイズのN倍となっており、また抵抗5の抵抗
値は抵抗4の1/Nとなっている。
【0003】次に動作について説明する。NPNトラン
ジスタ1のコレクタに定電流源11から電流Iを流す
と、NPNトランジスタ1のベース電圧Vbは抵抗4の
抵抗値をR4 とすると次式によって決まる。 Vb=R4 ×I+(KT/q)1n(I/Is)
【0004】一方、NPNトランジスタ2のベース電位
は、上記NPNトランジスタ1のベース電圧Vbと同じ
であるため、抵抗5の抵抗値をR5 とし、NPNトラン
ジスタ2の出力電流をIoとすると次式のようになる。 Vb=R5 ×Io+(KT/q)1n(Io/N×Is) またR4 =N×R5 より、Io=N×Iとなる。つま
り、NPNトランジスタ2の出力電流Ioは入力電流I
に対して、常にカレントミラー回路を構成するNPNト
ランジスタのエミッタの面積比に比例し、N倍となり、
このようにして入力電流を増幅して出力端子OUTに供
給することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のカレントミラー
タイプの電流増幅回路は以上のように構成されており、
入力電流Iを大きくすると周波数特性が必要以上に高く
なり、出力電流が発振するという問題点があった。すな
わち入力電流が大きくなるとNPNトランジスタ1のコ
レクタ電流に変動が生じ、このためNPNトランジスタ
3のエミッタ電流も変動し、これに伴い出力ドライバト
ランジスタ2の出力に変動が生じることとなる。また接
地に接続された抵抗4,5に入力されるノイズが異なる
と、トランジスタ1のエミッタ電流はトランジスタ3に
よるフィードバック作用により補償されるが、トランジ
スタ2のエミッタ電流は、抵抗5へのノイズが抵抗4と
異なるためにトランジスタ3によりフィードバックをか
けても補償されずに変動することとなり、出力電流が不
安定となり発振するという問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、入力電流が大きくなっても周波
数特性の変化を抑え、安定した出力電流を供給すること
ができる電流増幅回路を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電流増幅
回路は、カレントミラー回路の電流補償回路の入力側に
設けられた第1の交流成分減衰手段と、カレントミラー
回路を構成する出力側トランジスタの入力側に設けられ
た第2の交流成分減衰手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】この発明においては、カレントミラー回路の電
流補償回路の入力側に設けられた第1の交流成分減衰手
段により、電源からの交流成分が減衰され、またカレン
トミラー回路を構成する出力側トランジスタの入力側に
設けられた第2の交流成分減衰手段により、接地に接続
された第1及び第2の抵抗間のノイズによる交流成分が
減衰される。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例による電流増幅回
路を図について説明する。図1において、図2と同一符
号は同一または相当部分を示し、9は電流補償回路を構
成するNPNトランジスタ3のベース・コレクタ間に接
続されたコンデンサであり、6はNPNトランジスタ3
のコレクタに接続された抵抗で、NPNトランジスタ3
のインピーダンスを下げてコンデンサ9の容量を小さく
するためのものである。また10はNPNトランジスタ
2のベース・コレクタ間に設けられたコンデンサであ
り、8はNPNトランジスタ2のベースに接続された抵
抗で、NPNトランジスタ3のインピーダンスを下げて
コンデンサ10の容量を小さくするためのものである。
さらに7はNPNトランジスタ2とNPNトランジスタ
1との入力インピーダンスの整合をとるためにNPNト
ランジスタ1のベースに接続された抵抗である。そして
上記構成において、コンデンサ9が第1の交流成分減衰
手段を構成し、またコンデンサ10が第2の交流成分低
減手段を構成するものとなっている。
【0010】次に動作について説明する。定電流源11
の入力電流Iが大きくなった場合、コンデンサ9にてN
PNトランジスタ3及び1へは高周波数(交流)成分の
位相が補償されて減衰され、NPNトランジスタ1のコ
レクタ電流の変動が抑えられ、NPNトランジスタ3の
エミッタ電流の変動も抑えられることとなる。またこの
とき抵抗4と抵抗5に入力されるノイズが異なってNP
Nトランジスタ3にて補償されなくともコンデンサ10
によりNPNトランジスタ2へ入力される交流成分の位
相が補償されて減衰され、従ってNPNトランジスタ2
の出力が変動することはない。
【0011】このように本実施例によれば、電流補償回
路を構成するNPNトランジスタ3の入力側にコンデン
サ9を設けたから、定電流源11の入力電流が大きくな
ってもNPNトランジスタ3及び1に交流成分が入力す
ることがなく、また抵抗4及び5に入力されるノイズが
異なり、NPNトランジスタ2へ入力される電流が変動
してもNPNトランジスタ2の入力側にコンデンサ10
が設けられているため交流成分が減衰され、その出力が
不安定になることがない。
【0012】また、NPNトランジスタ3及び2の前段
にそれぞれ抵抗6及び8を設け、これらトランジスタの
入力インピーダンスを増大させるようにしたから、コン
デンサ9及び10の容量を小さくすることができ、集積
度の向上を図ることができる。
【0013】なお上記実施例では、NPNトランジスタ
3及び2の前段にそれぞれ抵抗6及び8を設けてトラン
ジスタの入力インピーダンスを増大させるようにした
が、これら抵抗は必ずしも必要なものではなく、高集積
化を目的としないような場合には設けなくてもよい。こ
の場合抵抗7も不要となる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る電流増幅
回路によれば、カレントミラー回路の電流補償回路の入
力側に第1の交流成分減衰手段を設けたので、電源から
の交流成分が減衰され、またカレントミラー回路を構成
する出力側トランジスタの入力側に第2の交流成分減衰
手段を設けたから、接地に接続された第1及び第2の抵
抗間のノイズによる交流成分が減衰され、その結果安定
した出力電流が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による電流増幅回路を示す
回路図である。
【図2】従来の電流増幅回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 NPNトランジスタ(入力側トランジスタ) 2 NPNトランジスタ(出力側トランジスタ) 3 NPNトランジスタ(電流補償回路) 4 第1の抵抗 5 第2の抵抗 6,7,8 インピーダンス増大用の抵抗 9 コンデンサ(第1の交流成分減衰手段) 10 コンデンサ(第2の交流成分減衰手段) 11 定電流源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と、接地に接続された第1の抵抗と
    の間に定電流源を介して接続された入力側トランジスタ
    と、出力端子と、接地に接続された第2の抵抗との間に
    接続され前記トランジスタとともにカレントミラー回路
    を構成する出力側トランジスタと、上記電源と上記両ト
    ランジスタのベースとの間に接続され前記両トランジス
    タのベース電流を補償する電流補償回路とを備え、定電
    流を増幅する電流増幅回路において、 上記電流補償回路の入力側に接続され、上記電源からの
    交流成分を減衰する第1の交流成分減衰手段と、 上記出力側トランジスタの入力側に接続され、上記接地
    に接続された第1及び第2の抵抗間のノイズによる交流
    成分を減衰する第2の交流成分減衰手段とを備えたこと
    を特徴とする電流増幅回路。
JP3331031A 1991-12-16 1991-12-16 電流増幅回路 Expired - Lifetime JP2706194B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3331031A JP2706194B2 (ja) 1991-12-16 1991-12-16 電流増幅回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3331031A JP2706194B2 (ja) 1991-12-16 1991-12-16 電流増幅回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05167361A true JPH05167361A (ja) 1993-07-02
JP2706194B2 JP2706194B2 (ja) 1998-01-28

Family

ID=18239054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3331031A Expired - Lifetime JP2706194B2 (ja) 1991-12-16 1991-12-16 電流増幅回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2706194B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56152414U (ja) * 1980-04-15 1981-11-14
JPS61171310U (ja) * 1985-04-12 1986-10-24
JPH0213004A (ja) * 1988-06-29 1990-01-17 Sony Corp 定電流回路

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56152414U (ja) * 1980-04-15 1981-11-14
JPS61171310U (ja) * 1985-04-12 1986-10-24
JPH0213004A (ja) * 1988-06-29 1990-01-17 Sony Corp 定電流回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2706194B2 (ja) 1998-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3860316B2 (ja) 安定化発振回路
JP2005512376A (ja) 電流ミラー回路を使用するバイアス補償を有する増幅器
JPH07154158A (ja) 単一バイアスブロックを有する低電圧rf増幅器および混合器
JP2853763B2 (ja) 増幅回路
US5053718A (en) Feedback control reducing signal distortion produced by differential amplifier stage
JPH05167361A (ja) 電流増幅回路
JPS5890807A (ja) トランジスタ回路
US5869989A (en) Amplifying electronic circuit with stable idling current
JPH0279606A (ja) カレント・ミラーによりバイアス回路へフィードバックをかけた広帯域増幅器
JPH0677739A (ja) 利得制御回路
JPH0712128B2 (ja) 増幅器
EP0701747B1 (en) D.c. bias current compensation circuit for a nonlinear amplifier
US5528191A (en) Logarithmic amplifier having improved speed response
JP2001077626A (ja) バッファ回路付き発振器
JP3115811B2 (ja) 電圧制御発振器と電圧制御発振方法
JP3123822B2 (ja) 電流増幅率補償回路
JPH09116347A (ja) シングルエンド入力型高周波増幅器
JP2931713B2 (ja) クランプ回路
JPH0225286B2 (ja)
JP2520809B2 (ja) Fetバイアス回路
JPH0243387B2 (ja)
JP3360911B2 (ja) 差動増幅回路
JPS6127211Y2 (ja)
JPS6216572B2 (ja)
JP2577946B2 (ja) 増幅回路