JPH09116347A - シングルエンド入力型高周波増幅器 - Google Patents

シングルエンド入力型高周波増幅器

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JPH09116347A
JPH09116347A JP7268514A JP26851495A JPH09116347A JP H09116347 A JPH09116347 A JP H09116347A JP 7268514 A JP7268514 A JP 7268514A JP 26851495 A JP26851495 A JP 26851495A JP H09116347 A JPH09116347 A JP H09116347A
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JP
Japan
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amplifier
transistor
input
side terminal
ended
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Application number
JP7268514A
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English (en)
Inventor
Takehiko Umeyama
竹彦 梅山
Tsutomu Kamifuji
勉 上藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Priority to US08/631,681 priority patent/US5694083A/en
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03F3/42Amplifiers with two or more amplifying elements having their dc paths in series with the load, the control electrode of each element being excited by at least part of the input signal, e.g. so-called totem-pole amplifiers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
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    • H03F2203/00Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
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    • H03F2203/45394Indexing scheme relating to differential amplifiers the AAC of the dif amp comprising FETs whose sources are not coupled, i.e. the AAC being a pseudo-differential amplifier

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、MRヘッドをドライブするリード
アンプ中のプリアンプの電源にノイズが重畳した場合
に、その影響を減少させるシングルエンド入力型高周波
増幅器を提供する。 【解決手段】 トランジスタ(21)と差動入力増幅器
(40)とループアンプ(30)とを含むシングルエン
ド入力型高周波増幅器において、差動入力増幅器(4
0)の入力側端子に接続される前段のトランジスタ(2
1)の出力負荷と同じ出力負荷を有するトランジスタ
(23)を基準側端子に接続し、差動入力増幅器の基準
側端子と入力側端子の差電圧をループアンプ(30)を
介してシングルエンド型トランジスタにフィードバック
することによって、電源に誘導されたノイズをキャンセ
ルできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスクド
ライブに使用する増幅器に関し、特に磁気抵抗効果素子
で構成されるヘッド(以後、MRヘッドと称する)をド
ライブするリードアンプ中のプリアンプで主に使用さ
れ、電源にノイズが重畳した場合にその影響の少ない、
すなわち、電源電圧変動除去比(以下PSRRという)
の良い、シングルエンド入力型高周波増幅器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図3は、リード/ライト(R/W)アン
プ300中で用いられる従来のプリアンプ80の位置づ
けを示す図である。図3においては、MRヘッド12で
ディスク58から読み出された信号は入力端子100を
介して図中のプリアンプ80および第2の増幅器82に
よって増幅され出力端子200に出力される。
【0003】図4は従来のシングルエンド入力型高周波
増幅器の一例を示す図である。図4において、100は
入力端子、11は抵抗、12はMRヘッド中の磁気抵抗
素子、2は電位Vccを持つ電源、3〜5は定電圧源、
21はトランジスタ、22はシングルエンド入力型トラ
ンジスタ、CSはトランジスタ21のコレクタと基板間
の寄生容量、40は差動入力増幅器、41、42は出力
端子、A、B,Cはそれぞれ電圧観測用のノードであ
る。図4において、入力信号電圧がMRヘッド12から
入力され、トランジスタ21、22で増幅され、さら
に、差動増幅器40で増幅され、出力端子41、42か
ら増幅された電圧が出力される。ノードAに現れるノイ
ズ波形の振幅をVA、ノードBのノイズ波形の振幅を
B、ノードCのノイズ波形の振幅をVCとすると、ノイ
ズ電圧VAに対するノイズ電圧VBおよびVCの周波数特
性は図5に示すようになる。
【0004】なお、実使用上の電源のインピーダンス
は、零でなく抵抗分を含んでおり、また、電源からこの
増幅器までの配線にもさまざまな寄生素子が含まれてい
る。したがって、他の回路からの高い周波数成分のノイ
ズが寄生素子を通して電源に乗ってくる。
【0005】理想的には、ノードAに乗ってくるノイズ
による電源電圧変動VAは、ノードB、ノードCに同じ
振幅、位相で現れ、差動入力増幅器40によってお互い
にキャンセルされるため、ゲインの劣化は起こらない。
低い周波数においては、ノードAの電圧はノードB、ノ
ードCに同じ振幅、位相で現れ、ノードBとノードCの
電圧はほぼキャンセルされる。しかし、高周波数領域に
おいては、ノードCのゲインはほとんど劣化しないのに
対し、ノードBのゲインはトランジスタ21のコレクタ
側の寄生容量CSによる影響を受け、高い周波数領域で
落ちてくる。すなわち、差動入力増幅器40の入力側に
おけるVBとVCとの整合性は高い周波数領域で崩れるこ
とになり、その結果PSRRが悪くなる。以下に、ノー
ドB、ノードCにおける周波数特性についてより詳細に
説明する。
【0006】図4において、A点に対するB点の位相
は、概ね以下のようにして求めることができる。抵抗1
1の値をR11、トランジスタ21のコレクタの寄生容量
値をCsとするとノードAにサイン波VAが入ったとき
B点に現れるサイン波VBは、 VA=(1/jωCS)/(R11+(1/jωCS)) =1/(1+jωR11S) =(1−jωR11S)/(1+ω211 2S 2) と表される。したがって、ノードA点に対するノードB
点の電圧の位相ΘAは、 ΘA=tan-1(ωR11S) と表される。
【0007】上の式から分かるように、ノードB点の電
圧の位相は寄生容量CSによって影響され、そのため
に、ノードBの電圧はこの寄生容量CSによる位相遅れ
によって図5に示すように周波数が高くなるにしたがっ
て低下してくる。
【0008】図6は、従来の他のシングルエンド入力型
高周波増幅回路を示す図である。図6においては、増幅
器72と差動入力増幅器40の間に挿入される結合コン
デンサ73の影響を相殺するために、結合コンデンサ7
3と同じ容量のコンデンサ75を差動入力増幅器40の
基準側端子に接続する(特開昭64−77206)。こ
の回路においては、増幅器72の出力側のインピーダン
スと同じインピーダンスを差動入力増幅器40の基準側
端子に接続することによって、電源ノイズが差動入力増
幅器40に対して同相入力となり、キャンセルされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この回路においては、
増幅器72の外部に設けられた結合静電容量の影響は上
述したようにキャンセルできるが、本発明の問題点であ
るコレクタとP基板間のPN接合容量による寄生容量
は、PN接合間の電圧や温度などによりその値が変化す
るために、上述したようなコンデンサを差動入力増幅器
の基準側端子に設けることによってノイズ電圧をキャン
セルすることは困難であった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、シングルエン
ド型トランジスタと差動入力増幅器とループアンプとか
らなるシングルエンド入力型高周波増幅器において、差
動入力増幅器の入力側端子に接続される前段のトランジ
スタの出力負荷と同じ出力負荷を有するトランジスタを
基準側端子に接続し、差動入力増幅器の基準側端子と入
力側端子の差電圧をループアンプを介してシングルエン
ド型トランジスタにフィードバックすることによって、
電源に誘導されたノイズをキャンセルするように構成さ
れる。
【0011】さらに、本発明は、そのコレクタが抵抗
(11)を介して電源にされ、そのエミッタが定電圧源
に接続され、そのエミッタがシングルエンド型トランジ
スタ(22)のコレクタに接続されたトランジスタ(2
1)と、差動入力増幅器(40)と、ループアンプ(3
0)とからなるシングルエンド入力型高周波増幅器にお
いて、そのコレクタが定電圧源と抵抗の直列回路を介し
て電源に接続され、ベースに定電圧源が接続され、その
エミッタに定電圧源が接続されたトランジスタ(23)
を設け、差動入力増幅器(40)の入力側端子はトラン
ジスタ(21)のコレクタに接続され、差動入力増幅器
(40)の基準側端子はトランジスタ23のコレクタに
接続され、差動入力増幅器の基準側端子と入力側端子の
差電圧をループアンプ(30)を介してシングルエンド
型トランジスタ(22)のベースにフィードバックする
ことによって、電源に誘導されたノイズをキャンセルす
るように構成される。
【0012】さらに、本発明は、そのコレクタが抵抗
(11)を介して電源にされ、そのエミッタが定電圧源
に接続され、そのエミッタがシングルエンド型トランジ
スタ(22)のコレクタに接続されたトランジスタ(2
1)と、差動入力増幅器(40)と、ループアンプ(3
0)とからなるシングルエンド入力型高周波増幅器にお
いて、そのコレクタが抵抗(14)と抵抗(13)の直
列回路を介して電源に接続され、そのベースに定電圧源
が接続され、そのエミッタに定電流源が接続されたトラ
ンジスタ(23)を設け、差動入力増幅器(40)の入
力側端子はトランジスタ(21)のコレクタに接続さ
れ、差動入力増幅器(40)の基準側端子はトランジス
タ(23)のコレクタに接続され、差動入力増幅器の基
準側端子と入力側端子の差電圧をループアンプ(30)
を介してシングルエンド型トランジスタ(22)のベー
スにフィードバックすることによって、電源に誘導され
たノイズをキャンセルするように構成される。
【0013】さらに、本発明のシングルエンド入力型高
周波増幅器において、抵抗(11)と抵抗(13)は同
じ値に設定されるように構成される。
【0014】さらに、本発明のシングルエンド入力型高
周波増幅器において、ループアンプ(30)の出力側を
コンデンサを介して接地するように構成される。
【0015】さらに、本発明のシングルエンド入力型高
周波増幅器において、抵抗(14)の両端にコンデンサ
(31)を設けるように構成される。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.本発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものである。以下に、本発明における実施の
一形態を図を用いて説明する。図1において、2は電位
CCを持つ電源、3、5、6は定電圧源、11、13は
抵抗、12はMRヘッドの磁気抵抗素子、21、23は
トランジスタ、22はシングルエンド入力型トランジス
タ、40は差動入力増幅器、41、42は信号出力端子
である。
【0017】図1において、トランジスタ21のコレク
タは、抵抗11を介して電源2に接続され、そのエミッ
タはシングルエンド入力型トランジスタ22のコレクタ
に接続され、そのベースは定電圧源3に接続され、シン
グルエンド入力型トランジスタ22のエミッタはMRヘ
ッドに接続される。ここで、トランジスタ21のコレク
タに接続されるコンデンサCSは寄生容量である。トラ
ンジスタ23はトランジスタ21の寄生容量をキャンセ
ルさせるためのトランジスタである。トランジスタ23
のコレクタは、抵抗13および定電圧源5を介して電源
2に接続され、そのエミッタは定電圧源7を介して接地
され、そのベースは定電圧源6を介して接地される。ト
ランジスタ23は、トランジスタ21と同じ寄生容量C
Sを持つように、かつトランジスタ21と同じサイズに
形成され、そのベースの電位(定電圧源6)とエミッタ
の電位(定電圧源7)がトランジスタ21のそれらと同
一になるように設定される。さらに、抵抗13は、抵抗
11と同じ抵抗値を持つように設定される。
【0018】差動入力増幅器40は、その入力がそれぞ
れトランジスタ21のコレクタ点(ノードB)とトラン
ジスタ23のコレクタ点(ノードC)に接続され、その
両電圧の差を出力端子41および42に出力する。実施
の形態1においては、抵抗11とトランジスタ21の寄
生容量CSによって形成される入力側(ノードB)の時
定数と、抵抗13とトランジスタ23の寄生容量CS
よって形成される入力側(ノードC)の時定数とを同じ
になるようにすることによって、差動入力増幅器40の
基準側と入力側の周波数特性を同一にし、PSRRの向
上を図っている。以上のような構成で、PSRRの良い
シングルエンド入力型高周波増幅器を得ることができ
る。
【0019】本発明のプリアンプにおいては、結合コン
デンサを使用しないで直接結合するので、差動入力増幅
器40の基準側と入力側の電圧を同一にする必要があ
る。次に、ループアンプ30およびシングルエンド入力
型トランジスタ22によって構成されるフィードバック
ループによって差動入力増幅器40の基準側と入力側の
DC電位差を零にする原理を説明する。ノードB点の電
圧がノードC点よりも高くなれば、ループアンプ30の
出力電圧が高くなり、シングルエンド入力型トランジス
タ22のベース電圧が高くなり、シングルエンド入力型
トランジスタ22のコレクタ電流が増加する。その結
果、抵抗11の電圧降下が大きくなり、B点の電圧は、
低くなる。逆に、ノードB点の電圧がノードC点よりも
低くなれば、ループアンプ30の出力電圧が低くなり、
シングルエンド入力型トランジスタ22のベース電圧が
低くなり、シングルエンド入力型トランジスタ22のコ
レクタ電流が減少する。その結果、抵抗11での電圧降
下が小さくなり、B点の電圧は高くなる。このようにし
て、ノードBとノードCの電圧は常に等しくなるように
フィードバック制御される。
【0020】なお、コンデンサ50は、高い周波数の信
号(AC)成分を減衰させることによって、高周波にお
いてフィードバックが働かないようにするためのもので
ある。
【0021】本発明は、シングルエンド入力型高周波増
幅器の場合の寄生容量によって生じる位相遅延にも関わ
らず、ノイズを減少させることができる発明に関係す
る。一方、ダブルエンド入力型(差動増幅器)の場合に
は、寄生容量CSはノードBとノードCに同じように挿
入されているので、たとえば、図7に示すように、電源
からのノイズは、差動入力増幅器40の入力でキャンセ
ルされるため、シングルエンドトランジスタ増幅器の場
合に生じるような問題は生じない。
【0022】微小信号を扱うプリアンプでは、シングル
エンド入力型トランジスタ22に低ノイズのものを使
う。低ノイズのトランジスタは、一般的に大きさが大き
く、寄生容量が大きくなる。そのために、寄生容量の大
きなトランジスタに直接、抵抗11をつなぐと、高周波
数域での特性が悪くなる。したがって、一般にシングル
エンド入力型トランジスタ22の他に寄生容量の小さな
トランジスタ21を直列に接続し、ノードBにおいて信
号の位相が遅れるのを防いでいる。なお、電流値にもよ
るが、トランジスタ21のエミッタ抵抗は数Ωであるの
に対して、抵抗11は、数百Ω程度である。
【0023】実施の形態2.図2は、本発明の他の実施
の形態を示す図である。図2においては、トランジスタ
23のコレクタには抵抗14、13が接続され、エミッ
タには定電流源10が接続され、ベースには定電圧源5
が接続される。ループアンプ30の基準側端子(ノード
C)はトランジスタ23のコレクタに接続され、ループ
アンプ30の入力側端子(+)はトランジスタ21のコ
レクタに接続される。また、抵抗14にはコンデンサ3
1が並列に接続される。差動入力増幅器40の2つの入
力側端子(ノードBおよびノードC側)はそれぞれトラ
ンジスタ21のコレクタおよびトランジスタ23のコレ
クタに接続される。
【0024】定電流源10の電流を抵抗14および抵抗
13に流し、その電圧降下によって一定の電圧を作り差
動入力増幅器差動入力増幅器のノードC側に供給する。
ノードBにおけるインピーダンスとノードCにおけるイ
ンピーダンスとを同じにするために、トランジスタ23
と抵抗13が挿入される。差動入力増幅器40の各入力
側端子(ノードBおよびノードC側)の直流電圧を同一
にするためにループアンプ30を設けることは実施の形
態1と同じであるので説明を省略する。トランジスタ2
1のCSとトランジスタ23のCSが同じになるように、
トランジスタ23のエミッタサイズや定電圧源5の電
圧、定電流源10の電流値をトランジスタ21のそれら
と同一になるように設定する。このようにすることによ
って、PSRRの良いシングルエンド入力型高周波増幅
器を得ることができる。コンデンサ31は、抵抗14や
定電流源10で発生する高周波のノイズを除去するため
のものである。ハードディスクドライブ内で微小信号を
扱うプリアンプでは、低ノイズが要求されるため、この
コンデンサ31が接続される。
【0025】
【発明の効果】本発明は、差動入力増幅器の入力側端子
に接続される前段のトランジスタの出力負荷と同じ出力
負荷を有するトランジスタを基準側端子に接続し、その
差動入力増幅器の基準側端子と入力側端子の差電圧をル
ープアンプを介してシングルエンド型トランジスタにフ
ィードバックすることによって、電源に誘導されたノイ
ズをキャンセルできる。
【0026】さらに、本発明は、シングルエンド入力型
高周波増幅器において、トランジスタ(23)を設け、
差動入力増幅器(40)の入力側端子はトランジスタ
(21)のコレクタに接続され、差動入力増幅器(4
0)の基準側端子はトランジスタ23のコレクタに接続
され、差動入力増幅器の基準側端子と入力側端子の差電
圧をループアンプ(30)を介してシングルエンド型ト
ランジスタ(22)のベースにフィードバックすること
によって、電源に誘導されたノイズをキャンセルするこ
とができる。
【0027】さらに、本発明は、シングルエンド入力型
高周波増幅器において、トランジスタ(23)を設け、
差動入力増幅器(40)の入力側端子はトランジスタ
(21)のコレクタに接続され、差動入力増幅器(4
0)の基準側端子はトランジスタ(23)のコレクタに
接続され、差動入力増幅器の基準側端子と入力側端子の
差電圧をループアンプ(30)を介してシングルエンド
型トランジスタ(22)のベースにフィードバックする
ことによって、電源に誘導されたノイズをキャンセルす
ることができる。
【0028】さらに、本発明のシングルエンド入力型高
周波増幅器において、抵抗(11)と抵抗(13)は同
じ値に設定することによって、電源に誘導されたノイズ
を完全にキャンセルすることができる。
【0029】さらに、本発明のシングルエンド入力型高
周波増幅器において、ループアンプ(30)の出力側を
コンデンサを介して接地し、高周波電圧を減衰させ、そ
れによって差動入力増幅器の入力側端子と基準側端子と
の直流電圧を一致させることによって、電源に誘導され
たノイズを完全にキャンセルすることができる。
【0030】さらに、本発明のシングルエンド入力型高
周波増幅器において、抵抗(14)の両端にコンデンサ
(31)を設けることよって、回路内部の抵抗(14)
や定電流源(10)で発生する高周波のノイズを除去で
き、それによってさらに、電源に誘導されたノイズを完
全にキャンセルすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるシングルエンド
入力型高周波増幅回路を示す図である。
【図2】 本発明の他の実施の形態によるシングルエン
ド入力型高周波増幅回路を示す図である。
【図3】 リード/ライト(R/W)アンプ300中で
用いられる従来のプリアンプ80の位置づけを示す図で
ある。
【図4】 従来のシングルエンド入力型高周波増幅回路
を示す図である。
【図5】 図4のノードB,Cにおけるノイズ電圧の周
波数特性を示した特性図である。
【図6】 従来の他のシングルエンド入力型高周波増幅
回路を示す図である。
【図7】 従来のダブルエンド入力型高周波増幅回路を
示す図である。
【符号の説明】
1 入力信号源、2 電源(VCC)、3〜5 定電圧
源、10 定電流源、11〜14 抵抗、22 シング
ルエンド入力型トランジスタ、21、23 トランジス
タ、30 ループ増幅器、31 コンデンサ、40 差
動入力増幅器、41、42 信号出力端子、A、B、C
波形観測用接点、CS 寄生容量

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シングルエンド型トランジスタと差動入
    力増幅器とループアンプとからなるシングルエンド入力
    型高周波増幅器において、 前記差動入力増幅器の入力側端子に接続される前段のト
    ランジスタの出力負荷と同じ出力負荷を有するトランジ
    スタを基準側端子に接続し、 前記差動入力増幅器の基準側端子と入力側端子の差電圧
    をループアンプを介してシングルエンド型トランジスタ
    にフィードバックすることによって、電源に誘導された
    ノイズをキャンセルすることを特徴とするシングルエン
    ド入力型高周波増幅器。
  2. 【請求項2】 そのコレクタが抵抗(11)を介して電
    源にされ、そのエミッタが定電圧源に接続され、そのエ
    ミッタがシングルエンド型トランジスタ(22)のコレ
    クタに接続されたトランジスタ(21)と、差動入力増
    幅器(40)と、ループアンプ(30)とからなるシン
    グルエンド入力型高周波増幅器において、 そのコレクタが定電圧源と抵抗の直列回路を介して電源
    に接続され、ベースに定電圧源が接続され、そのエミッ
    タに定電圧源が接続されたトランジスタ(23)を設
    け、 前記差動入力増幅器(40)の入力側端子は前記トラン
    ジスタ(21)のコレクタに接続され、前記差動入力増
    幅器(40)の基準側端子はトランジスタ23のコレク
    タに接続され、 前記差動入力増幅器の基準側端子と入力側端子の差電圧
    をループアンプ(30)を介してシングルエンド型トラ
    ンジスタ(22)のベースにフィードバックすることに
    よって、電源に誘導されたノイズをキャンセルすること
    を特徴とするシングルエンド入力型高周波増幅器。
  3. 【請求項3】 そのコレクタが抵抗(11)を介して電
    源にされ、そのエミッタが定電圧源に接続され、そのエ
    ミッタがシングルエンド型トランジスタ(22)のコレ
    クタに接続されたトランジスタ(21)と、差動入力増
    幅器(40)と、ループアンプ(30)とからなるシン
    グルエンド入力型高周波増幅器において、 そのコレクタが抵抗(14)と抵抗(13)の直列回路
    を介して電源に接続され、そのベースに定電圧源が接続
    され、そのエミッタに定電流源が接続されたトランジス
    タ(23)を設け、 前記差動入力増幅器(40)の入力側端子は前記トラン
    ジスタ(21)のコレクタに接続され、前記差動入力増
    幅器(40)の基準側端子はトランジスタ(23)のコ
    レクタに接続され、 前記差動入力増幅器の基準側端子と入力側端子の差電圧
    をループアンプ(30)を介してシングルエンド型トラ
    ンジスタ(22)のベースにフィードバックすることに
    よって、電源に誘導されたノイズをキャンセルすること
    を特徴とするシングルエンド入力型高周波増幅器。
  4. 【請求項4】 請求項2または3のいずれかに記載のシ
    ングルエンド入力型高周波増幅器において:前記抵抗
    (11)と抵抗(13)は同じ値に設定されることを特
    徴とするシングルエンド入力型高周波増幅器。
  5. 【請求項5】 請求項2または3のいずれかに記載のシ
    ングルエンド入力型高周波増幅器において:ループアン
    プ(30)の出力側をコンデンサを介して接地したこと
    を特徴とするシングルエンド入力型高周波増幅器。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のシングルエンド入力型高
    周波増幅器において:前記抵抗(14)の両端にコンデ
    ンサ(31)を設けたことを特徴とするシングルエンド
    入力型高周波増幅器。
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