JPH05166662A - コイル引出線の保護構造 - Google Patents

コイル引出線の保護構造

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Publication number
JPH05166662A
JPH05166662A JP32881191A JP32881191A JPH05166662A JP H05166662 A JPH05166662 A JP H05166662A JP 32881191 A JP32881191 A JP 32881191A JP 32881191 A JP32881191 A JP 32881191A JP H05166662 A JPH05166662 A JP H05166662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
lead wire
insulating film
bobbin
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32881191A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Wada
義人 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittoku Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nittoku Engineering Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nittoku Engineering Co Ltd filed Critical Nittoku Engineering Co Ltd
Priority to JP32881191A priority Critical patent/JPH05166662A/ja
Publication of JPH05166662A publication Critical patent/JPH05166662A/ja
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  • Insulating Of Coils (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 コイル引出線の絶縁、保護を簡単にする。 【構成】 コイルの引出線がコイルの巻周面11を横切
るものにおいて、2つ折りした絶縁フィルム18の下片
19を引出線の下に差し込み、上片20との間に引出線
を包み込む構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コイル引出線の保護
構造に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ボビ
ンにコイルを巻線する場合、コイルの巻回を終えると、
巻終わり引出線を巻回方向と直角に折り曲げてボビン端
部に導き、ボビン端部の端子ピンに絡げる方法が取られ
ている。
【0003】この場合、引出線が巻回された線材の上を
横切ってボビン端部に導かれるため、引出線と巻回側線
材との絶縁を高める必要がある。
【0004】このため、従来線材を巻回した後、巻線作
業を一時停止して、作業者が図4、図5のように引出線
1の直角出し部2の幅に合わせてカットした絶縁用のテ
ープ(粘着テープ)3を巻線周面4に貼付け、そのテー
プ3の上に引出線1を折り曲げ、導いた後、さらに絶縁
用のテープ5を貼付けるようにしていた。
【0005】しかし、このようなテープの貼付作業は、
テープの粘着剤のため、貼る位置を合わせにくく、また
位置がずれた場合の貼り直しがやりにくい。このため、
作業に手間がかかり、作業効率が悪いという問題があっ
た。
【0006】特に、トランス等のように多数の中間タッ
プを引出す場合には、その都度テープを貼付ける必要が
あり、したがってタクトが長くなり、それだけ生産性が
落ちてしまうのである。
【0007】なお、テーピング装置を巻線機等に組み込
み、前述のテープの貼付作業を自動で行うことが考えら
れているが、これだと装置が大掛かりになり、かつコス
トの上昇が避けられない(例えば特開平3ー17340
9号、2ー146713号公報等参照)。
【0008】この発明は、このような問題点を解決する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、コイルの引
出線がコイルの巻周面を横切るものにおいて、引出線の
下に2つ折りした絶縁フィルムの下片を差し込むことに
より、その上片との間に包み込む構成とした。
【0010】
【作用】粘着テープと異なって、絶縁フィルムは粘着性
がなく、したがって2つ折りした絶縁フィルムの下片を
引出線の下に容易に差し込むことができ、その上片との
間に包み込むことで、簡単に引出線を絶縁、保護でき
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1〜図3において、10はボビンを、1
1はボビン10に巻回された巻線周面を、12はその巻
終わり引出線を示す。
【0013】巻終わり引出線12は、巻線の巻回方向に
対し直角に折り曲げられ、巻線周面11を横切ってボビ
ン端部13に導かれ、該当する溝14から突起部15に
掛け回されて、ボビン端部13の所定の端子ピン16に
絡げられる。
【0014】そして、巻線周面11を横切る巻終わり引
出線12の直角出し部17に、2つ折りされた絶縁フィ
ルム18が挿着される。
【0015】絶縁フィルム18はポリエステル樹脂等か
らなり、フィルム18の下片19が巻終わり引出線12
の直角出し部17の下に差し込まれ、これによってその
直角出し部17がフィルム18の上片20との間に挟ま
れ、包み込まれるようになっている。
【0016】絶縁フィルム18の幅寸法は、巻終わり引
出線12の直角出し部17の幅に合わせた長さに設定さ
れており、上片20および下片19の長さは、その直角
出し部17を的確に包み込める大きさに設定されてい
る。
【0017】このように2つ折りの絶縁フィルム18を
用いるため、コイルの巻終わり引出線12の絶縁、保護
を簡単に行うことができる。
【0018】即ち、巻線工程に巻終わり引出線12の直
角出し部17に対応した大きさの2つ折りした絶縁フィ
ルム18を用意しておく。
【0019】巻線機にセットされたボビン10への線材
の所定の巻回を終えると、押え部材(巻線機に設置)が
その巻終わり引出線12の基部を押えて、巻終わり引出
線12を直角に折り曲げ、巻線周面11を横切ってボビ
ン10端部13の該当する溝14に通す。
【0020】溝14に通すと、巻終わり引出線12を突
起部15に掛け回して、ボビン端部13の所定の端子ピ
ン16に絡げる。
【0021】この巻終わり引出線12のフォーミングを
終えると、作業者が2つ折りの絶縁フィルム18をつか
んで、フィルム18の下片19を巻終わり引出線12の
直角出し部17の下に差し込み、フィルム18の上片と
の間にその直角出し部17を包み込む。
【0022】絶縁フィルム18は粘着性がなく、また型
くずれしないので、その下片19を直角出し部17に容
易に差し込むことができ、差し込むだけで2つ折りの絶
縁フィルム18に直角出し部17を容易に包み込むこと
ができる。
【0023】このため、作業が楽になり、巻終わり引出
線12の絶縁、保護を簡単に、速やかに行うことができ
る。なお、この場合巻線の巻回方向に対し反対方向から
絶縁フィルム18を差し込むようにすると良い。
【0024】そして、このボビン10に重ねて巻線する
場合、絶縁フィルム18の上から巻線を行える。トラン
ス等のように中間タップの引出線であれば、絶縁フィル
ム18の挿着後、すぐに巻線に入ることができる。
【0025】このように、コイルの巻終わり引出線12
の絶縁、保護の高い作業効率を得ることができ、したが
って多数の中間タップを持つトランス等にあっても、タ
クトを十分に短縮することができ、生産性を大幅に向上
できる。
【0026】一方、絶縁フィルム18の挿着を手作業で
行えるため、特別な装置は不要であり、コストを十分に
低減できる。
【0027】なお、実施例では巻終わり引出線について
説明したが、もちろん巻始め引出線にも適用できる。
【0028】ところで、絶縁フィルムのカット、折り曲
げおよびフィルムを引出線に挿着する装置を設け、これ
らを自動化することも可能であり、このようにすればよ
り高い作業効率を確保することができる。
【0029】また、ターレットタイプの巻線機を用い、
巻線を終えたコイルボビンを作業者側に送り、ここで絶
縁フィルムの挿着を行うと同時に、巻線機にて次のコイ
ルボビンの巻線を行い、前述の絶縁フィルムを挿着した
コイルボビンを再び巻線機に送って巻線を重ねると共
に、次のコイルボビンを作業者側に送って絶縁フィルム
の挿着を行い、これを繰り返すようにラインを構成すれ
ば、高い生産効率を確保することができる。
【0030】なお、コイルボビンの移動を伴う場合に
は、接着テープ等によりフィルムを固定してフィルムの
ずれを防止するようにしても良い。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、コイルの
引出線がコイルの巻周面を横切るものにおいて、2つ折
りした絶縁フィルムの下片を引出線の下に差し込み、上
片との間に引出線を包み込むようにしたので、引出線の
絶縁、保護を簡単に行うことができ、作業性および生産
性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルム挿着状態を示す部分斜視図である。
【図2】フィルム挿着動作説明図である。
【図3】フィルム挿着動作説明図である。
【図4】従来例の部分斜視図である。
【図5】その側面図である。
【符号の説明】
10 ボビン 11 巻線周面 12 巻終わり引出線 16 端子ピン 17 直角出し部 18 絶縁フィルム 19 下片 20 上片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルの引出線がコイルの巻周面を横切
    るものにおいて、2つ折りした絶縁フィルムの下片を引
    出線の下に差し込み、上片との間に引出線を包み込んで
    なるコイル引出線の保護構造。
JP32881191A 1991-12-12 1991-12-12 コイル引出線の保護構造 Pending JPH05166662A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32881191A JPH05166662A (ja) 1991-12-12 1991-12-12 コイル引出線の保護構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32881191A JPH05166662A (ja) 1991-12-12 1991-12-12 コイル引出線の保護構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05166662A true JPH05166662A (ja) 1993-07-02

Family

ID=18214365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32881191A Pending JPH05166662A (ja) 1991-12-12 1991-12-12 コイル引出線の保護構造

Country Status (1)

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JP (1) JPH05166662A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006329360A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Hitachi Metals Ltd 電気融着継手、その製造方法及び巻線装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006329360A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Hitachi Metals Ltd 電気融着継手、その製造方法及び巻線装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990323