JP3355751B2 - 静止誘導機器及びその製造方法 - Google Patents

静止誘導機器及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静止誘導機器及びそ
の製造方法に関するもので、より詳しくは巻線のタップ
の引出し線及びその製法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】静止誘導機器は、入力電圧或は出力電圧
を調整可能とするために、巻線の所定巻回部分から適宜
電圧を切り換えるためのタップ引出し線を備えている。
図12は、従来の静止誘導機器の巻線部分を示す斜視図
である。図12において、10は自動巻線機によって巻
回された巻線を構成する素線、12は素線10を切断後
ロー付け、バインド線などにより引き出されているタッ
プ引出し線である。20は素線10が巻回される巻枠で
ある。
【0003】タップ引出し線12を製作するのに、素線
10を所定回数巻回し後、一旦、自動巻線機を停止させ
てワイヤカッタ等によって素線10を切断し、素線10
の間にタップ引出し線12を挿入し、素線10とタップ
引出し線12とをロー付け、バインド線などによって接
続する。このため、タップ引出し線12の数に応じて上
記作業を繰り返して巻線を完成させていた。
【0004】かかる方法におけるタップ引出し線12の
作業は、素線10の切断、ロー付け等のために、長時間
自動巻線機を停止させていたので、作業の効率が悪かっ
た。
【0005】かかる対策として特開昭52−13995
1が提案された。この提案を図13、図14に示す。図
において、11a、11bは巻線に形成される突出部、
14は巻線の素線10が欠落している部分を示す欠ター
ン部である。かかる欠ターン部14はタップ引出し線1
2を得るために巻枠20から素線10を巻戻した後に生
じる。なお、欠ターン部を生じさせないためにタップ引
出し長さに相当する巻付けをラップさせて巻回し、切断
後に、巻戻す提案も開示されている。
【0006】次に、製造方法について図13、14を参
照しつつ説明する。まず、最初のタップ引出し線12の
位置まで素線10を巻回して巻線を形成し、該位置に突
出部11aを形成する。次に、2番目のタップ引出し線
の位置まで素線10を巻回して巻線を形成し、同様に、
突出部11bを形成する。順次、該作業をタップ引出し
線の数だけ繰り返して上記工程をしていた。巻回作業終
了後、突出部11a、11bをワイヤカッタ等によって
切断し、タップ引出し線12の長さ分だけ素線10を巻
戻し、巻戻した素線10を巻線の軸方向に折り曲げてタ
ップ引出し線12を形成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の静止誘導機器の
製造方法は、各突出部11a、11bを切断し、その切
断箇所から素線10を巻戻すことによってタップ引出し
線12を形成しているが、巻線の一部に欠ターン部を生
じる。又、該欠ターン部を生じさせないようにタップ引
出し長さに相当する巻付けをラップさせて巻回するが、
該ラップの巻回には自動巻線機の適用は困難であった。
【0008】又、突出部11a、11bの切断部を切断
すると、該切断部の前後を固定していないため巻線の素
線10が巻戻されて巻枠20から脱落することがあっ
た。
【0009】更に、突出部11a、11bの切断部の切
断に係る作業は巻線の素線10に極めて近接しているた
め巻線に外力を与え、素線10等に傷がつき易いので信
頼性の点で問題があった。
【0010】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、タップ引出し線の形成の際、巻
線の一部に欠ターン部を生じることを防ぎ、タップ引出
し線の形成のための巻型に素線を巻回するのに自動巻線
機の適用を容易にすることをを目的とする。
【0011】又、タップ引出し線を形成する部位の切断
を巻線から離して作業可能とすることによって巻線に傷
がつくことを防止することにある。
【0012】更に、素線切断後の巻線の張力のゆるみを
なくし、該部分の巻回された素線が巻戻されて巻枠から
脱落することを防止することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る静止誘
導機器の製造方法は、巻枠及び巻線のいづれかの外周部
の一部に嵌脱される巻型に素線を巻回して捨て巻を形成
し、上記捨て巻を切断し、上記切断した捨て巻の一部を
巻戻しするものである。
【0014】第2の発明に係る静止誘導機器は、巻枠の
及び巻線のいづれかの外周部の一部に嵌脱される巻型に
素線を少なくとも1回巻回して切断した捨て巻と、上記
捨て巻の始端部及び終端部をテープで上記巻枠及び上記
巻線のいづれかの上面に固定する固定部とを備え、上記
切断した捨て巻の一部を巻枠に巻戻したものである。
【0015】第3の発明に係る静止誘導機器の製造方法
は、巻線を貫通する巻型に素線を巻回して捨て巻を形成
し、素線の巻回作業の終了後、捨て巻の始端部及び終端
部を支点として上記巻型を反転し、且つ、回転させてね
じり、上記捨て巻を切断するものである。
【0016】第4の発明に係る静止誘導機器は、巻線を
貫通する巻型に素線を少なくとも1回巻回する捨て巻
と、捨て巻の始端部及び終端部を支点として上記巻型を
反転させてねじり、捨て巻の始端部及び終端部を固定す
るするものである。
【0017】
【作用】第1の発明に係る静止誘導機器の製造方法によ
れば、巻型に巻回された捨て巻の一部分を切断し、切断
した捨て巻をそれぞれ巻戻し、残りの捨て巻を引出して
タップ引出し線を形成する。
【0018】第2の発明に係る静止誘導機器によれば、
捨て巻は巻枠及び巻線のいずれかの外周部の一部に嵌脱
させる巻型に素線を少なくとも1回巻回して切断し、固
定部は捨て巻の始端部及び終端部をテープで上記巻枠及
び上記巻線のいづれかの上面に固定する。
【0019】第3の発明に係る静止誘導機器の製造方法
によれば、捨て巻の始端部及び終端部を支点として巻型
を反転し、且つ、回転させてねじりタップ引出し線の始
端部が固定される。
【0020】第4の発明に係る静止誘導機器によれば、
捨て巻は巻線を貫通する巻型に素線を少なくとも1回巻
回し、捨て巻の始端部及び終端部を支点として上記巻型
を反転させてねじり、捨て巻の始端部及び終端部が固定
される。
【0021】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明による静止誘導機器の巻線の
斜視図である。図中、従来と同一符号は同一又は相当部
分を示す。図1において、1は素線10の有効巻回部分
となる巻線、12aは巻線1のタップ引出し線12を形
成される際の始端となる捨て巻の始端部、12bは巻線
1のタップ引出し線12を形成される際の終端となる捨
て巻の終端部である。なお、捨て巻の一箇所を切断して
得たものがタップ引出し線12であるため捨て巻の始端
部12a及び捨て巻の終端部12bはタップ引出し線1
2の始端部及び終端部でもある。3aは捨て巻の始端部
12aを巻枠20又は巻線1に固定する部位となる始端
固定部、3bは捨て巻の終端部12bを巻枠20又は巻
線1に固定する部位となる終端固定部である。
【0022】以下、この発明による静止誘導機器の製造
方法について図2〜図5を参照しつつ説明する。まず、
図2に示すように素線10を自動巻線機によって巻枠2
0に巻回して巻線1を形成し、捨て巻4の始端部12a
まで素線10を巻回し、該始端部12aまで素線10が
巻回されたことを図示しない検出器によって検出し、該
検出器の検出信号に基づいて自動巻線機を停止し、作業
者が該始端部12aの素線10に粘着テープ7を巻回
し、或は素線10に粘着テープ7を挟装し、素線10の
巻回方向と直角方向、即ち、巻線1の軸方向に粘着テー
プ7を巻枠20又は巻線1に貼り付け、捨て巻4の始端
部12aを巻枠20又は巻線1に固定して始端固定部3
aを形成する。ここで、巻線1に固定するのは素線10
の多層巻があるからである。
【0023】次に、図3に示すように始端固定部3aに
捨て巻4を巻回するための嵌脱自在の巻型5を巻枠20
又は巻線1の一部に挿入させる。ここで、巻型5の巻線
軸方向の幅は、欠ターン部を少なくして捨て巻4の巻戻
し量を減少させ、作業効率を上げるために素線10の直
径程度となっている。又、巻型5の垂直部に図示のよう
に捨て巻4を切断するための切り欠き部5aを設けてい
て、該切り欠き部5aの位置は、例えば、捨て巻4を切
断して得た2本のリード引出し線の長さを同じにするの
であれば、始端部固定部3aと終端固定部3bまでの素
線10の巻戻し量を同一にするため巻型5の垂直部の下
端部となる。なお、捨て巻4を切断して得た2本のリー
ド引出し線の長さを異なるようにするのであれば図7に
示す箇所に切り欠き部5c、5dを設けても良い。巻型
5は、素線10の浮き上がりを防止するために両先端部
は図示のように所定の勾配を持っている。又、巻型5の
巻線軸方向の素線固定部5bは、素線10を巻型5に安
定して巻回するために凹状に形成された凹部を有するよ
う構成されている。かかる凹部に素線10を自動巻線機
又は手作業によって1回巻回して捨て巻4を形成する。
捨て巻の終端部12bの素線10に粘着テープ7を巻回
し、或は素線10に粘着テープ7を挟装し、素線10と
直角方向に粘着テープ7を巻枠20又は巻線1に貼り付
け、捨て巻4の終端部12bを巻枠20又は巻線1に固
定して終端固定部3bを形成する。
【0024】次に、素線10を自動巻線機によって該終
端固定部3bから巻枠20の終端部に向かって巻回す
る。次に、図4に示すように素線10の巻回作業終了
後、自動巻線機を停止して巻型5に巻回されている捨て
巻4を切り下欠き部5aをワイヤカットにて切断してタ
ップ引出し線12を得る。次に、巻型5を巻枠20等か
ら着脱させ、タップ引出し線12の両端を始端固定部3
a、終端固定部3bまで巻戻し、巻線1の軸方向に図5
に示すように折り曲げて巻線の製造工程は終了する。な
お、素線固定部5bの形状は、角線が素線10の場合、
凹部でなくとも巻型5への素線10の巻回は安定するの
で、平坦部でも良い。
【0025】又、始端固定部3a、終端固定部3bにお
いて捨て巻4を固定するのに粘着テープ7を用いたが、
粘着テープ7は経年変化によって粘着力が低下すること
があり、粘着テープ7の粘着剤の化学的性質によっては
素線10の絶縁物表面に絶縁耐力に影響を与えるボイド
を生成することがある。更に、粘着テープ7は経年変化
によって粘着力が低下することがある。従って、粘着テ
ープ7の代わりに無粘着で、引っ張り強度の強いテープ
8を用いても良い。かかるテープ8を用いた実施例を図
6に示す。捨て巻巻回する始端部及び終端部をテープで
固定し、上記始端部及び終端部のそれぞれから巻線の軸
と平行方向に上記テープを引出し、上記テープ及び上記
巻枠の上に上記素線を巻回しするようにしたので、巻枠
からタップ引出し線の脱落を防止しつつ素線のボイドの
生成を抑制できる。
【0026】実施例2.実施例2は、長いタップ引出し
線12を得る製造方法を提供しようとするものである。
なお、タップ引出し線12を長くする必要性は、静止誘
導機器の外部中継線との中継用端子部までタップ引出し
線12が長くなる要求に応じるもので、例えば、油入変
圧器内の下部に巻線を油に浸して上部の中継用端子部ま
でタップ引出し線12を延ばす場合の用途がある。この
実施例の製造方法について図7を参照しつつ説明する。
図7に示すように始端固定部3aに捨て巻4を巻回する
ための嵌脱自在の巻型5を巻枠20又は巻線1の一部に
挿入させる。なお、巻型5の素線固定部5bの凹部の深
さは、素線10が2回巻回できる程度となっている。次
に、巻型5に素線10を巻回し、その上に重ねて素線1
0を巻回することによって2回巻した捨て巻4が形成さ
れる。又、巻型5の素線固定部5bの凹部を2箇所設け
ても良いが、巻線1の占積率が低下する。なお、以後の
工程は実施例2と同様であるので、説明を省略する。以
上の説明では、巻型5の素線10の巻回数を2回とした
が、タップ引出し線の必要な長さに応じて素線10を巻
回すれば良い。
【0027】実施例3.実施例3は、実施例1、2の効
果を有しつつ捨て巻4の始端部及び終端部の固定にテー
プ等を一切用いない製造方法を提供しようとするもので
ある。図8において、6は図に示す形状の巻型である。
該巻型6の径は巻線の軸方向の長さをLx、巻線高さを
XdとするとFd2>(Lx/2)2+Xd2の関係を有してい
て、巻線1を貫通するように構成されている。なお、上
式はタップ引出しの位置が巻線の軸方向長さの真中に設
けてある場合であるが、かかる位置が巻型6の径が最も
大きくなるからである。又、左右方向に回転する際、支
点を巻線上の一点で支えるようにする。これは、隣同士
の素線が邪魔になって回転できないか、或は隣の素線を
回転によって傷つけるからである。又、楕円状の巻型6
の材質は可撓性が要求される金属である。
【0028】実施例3の製造方法について図8〜図11
を参照しつつ説明する。まず、図8に示すように素線1
0を自動巻線機によって巻枠20等に巻回して巻線1を
形成し、捨て巻4の始端部12aまで素線10を巻回
し、該始端部12aに素線10が巻回されたことを図示
しない検出器によって検出し、該検出器の検出信号に基
づいて自動巻線機を停止し、次に、図8に示すように捨
て巻の始端部12aに素線10を巻回して形成する巻型
6を該始端部12aに挿入し、素線10を巻型6の上に
巻回して図9に示すように捨て巻4が形成される。その
後、更に、素線10を巻枠20等に巻回する。次に、図
9に示すように矢印方向に巻型6を180度倒すと図1
0に示す位置に巻型6が移動する。かかる位置からの巻
型6を図10の矢印方向に回転させることによって始端
部12a及び終端部12bの素線10をねじることによ
ってねじれ部9を形成し、始端部12a及び終端部12
bが巻回方向の張力によって固定される。次に捨て巻4
の一箇所を切断して巻型6を巻枠20等から取り除きタ
ップ引出し線12を得る。ここで、タップ引出し線12
自身の張力は該切断によってなくなるが、始端部12a
及び終端部12bの張力はねじれ部9を形成しているた
め切断後も固定される。捨て巻4を始端部3a、終端部
3bまでそれぞれ巻戻してタップ引出し線12を形成す
る。なお、実施例の説明はいづれもタップ引出し線12
が一つの場合であったが、複数の場合は、上記の各工程
を繰返し行うことになる。
【0029】
【発明の効果】第1の発明は、巻枠の外周部の一部に周
設する巻型に素線を巻回して捨て巻を形成し、上記捨て
巻を切断し、上記切断した捨て巻の一部を巻戻したの
で、タップ引出し線の形成の際、自動巻線機の適用を容
易にでき、且つ、巻線の占積率を低下させない効果が得
られる。
【0030】第2の発明は、巻枠の外周部の一部に周設
する巻型に素線を少なくとも1回巻回して切断した捨て
巻と、上記捨て巻の始端部及び終端部をテープで上記巻
枠及び上記巻線のいづれかの上面に固定する固定部とを
備え、上記切断した捨て巻の一部を巻枠に巻戻したの
で、巻線の占積率を低下させないばかりか巻枠からタッ
プ引出し線が脱落することを防止する効果が得られる。
【0031】第3の発明は、巻線を貫通する巻型に素線
を巻回して捨て巻を形成し、素線の巻回作業の終了後、
捨て巻の始端部及び終端部を支点として上記巻型を反転
し、且つ、回転させてねじり、上記捨て巻を切断するよ
うにしたので、テープを用いずに巻枠からタップ引出し
線が脱落することを防止する効果がある。
【0032】第4の発明は、巻線を貫通する巻型に素線
を少なくとも1回巻回しする捨て巻と、捨て巻の始端部
及び終端部を支点として上記巻型を反転させてねじり、
捨て巻の始端部及び終端部を固定するようにしたので、
テープを用いずに巻枠からタップ引出し線が脱落するこ
とを防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による静止誘導機器の巻線を示す斜視
図である。
【図2】この発明の始端固定部を示す工程図である。
【図3】この発明の捨て巻形成の工程図である。
【図4】この発明のタップ引出しの工程図である。
【図5】この発明の固定部を示す工程図である。
【図6】この発明の実施例2による製造方法を示す工程
図である。
【図7】この発明の実施例3による製造方法を示す工程
図である。
【図8】この発明の実施例4による製造方法を示す工程
図である。
【図9】この発明の実施例4による製造方法を示す工程
図である。
【図10】この発明の実施例4による製造方法を示す工
程図である。
【図11】この発明の実施例4による製造方法を示す工
程図である。
【図12】従来の静止誘導機器の巻線を示す斜視図であ
る。
【図13】従来の静止誘導機器の製造方法を示す工程図
である。
【図14】従来の静止誘導機器の製造方法を示す工程図
である。
【符号の説明】
1 巻線 3a 始端固定部 3b 終端固定部 4 捨て巻 5 巻型 6 巻型 7 粘着テープ 8 テープ 9 ねじれ部 10 素線 11a、11b 突出部 12 タップ引出し線 12a 捨て巻始端部 12b 捨て巻終端部 14 欠ターン部 20 巻枠
フロントページの続き (72)発明者 古川 良水 名古屋市東区矢田南五丁目1番14号 三 菱電機株式会社 名古屋製作所内 (72)発明者 今井 雅之 名古屋市東区矢田南五丁目1番14号 三 菱電機株式会社 名古屋製作所内 (56)参考文献 特開 昭52−139951(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 27/30 H01F 41/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素線を巻枠に巻回して巻線を形成し、上
    記巻線のタップ引出し線となる捨て巻を有する静止誘導
    機器の製造方法において、上記巻枠及び上記巻線のいづ
    れかの外周部の一部に嵌脱される巻型に上記素線を巻回
    して捨て巻を形成し、上記捨て巻を切断し、上記切断し
    た捨て巻の一部を巻戻しすることを特徴とする静止誘導
    機器の製造方法。
  2. 【請求項2】 素線を巻枠に巻回して巻線を形成し、上
    記巻線のタップ引出し線となる捨て巻を有する静止誘導
    機器において、上記巻枠及び上記巻線のいづれかの外周
    部の一部に嵌脱される巻型に上記素線を少なくとも1回
    巻回して切断した捨て巻と、上記捨て巻の始端部及び終
    端部をテープで上記巻枠及び上記巻線のいづれかの上面
    に固定する固定部とを備え、上記切断した捨て巻の一部
    を上記巻枠及び巻線のいづれかに巻戻したことを特徴と
    する静止誘導機器。
  3. 【請求項3】 素線を巻枠に巻回して巻線を形成し、上
    記巻線のタップの引出し線となる捨て巻を有する静止誘
    導機器の製造方法において、上記巻線を貫通する巻型に
    上記素線を巻回して捨て巻を形成し、上記素線の巻回作
    業の終了後、上記捨て巻の始端部及び終端部を支点とし
    て上記巻型を反転し、且つ、回転させてねじり、上記捨
    て巻を切断することを特徴とする静止誘導機器の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 素線を巻枠に巻回して巻線を形成し、上
    記巻線のタップの引出し線となる捨て巻を有する静止誘
    導機器において、上記巻線を貫通する巻型に素線を少な
    くとも1回巻回する捨て巻と、上記捨て巻の始端部及び
    終端部を支点として上記巻型を反転させてねじり、上記
    捨て巻の始端部及び終端部を固定することを特徴とする
    静止誘導機器。
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