JPH0297260A - 直流モータの電機子巻線方法 - Google Patents

直流モータの電機子巻線方法

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JPH0297260A
JPH0297260A JP24674488A JP24674488A JPH0297260A JP H0297260 A JPH0297260 A JP H0297260A JP 24674488 A JP24674488 A JP 24674488A JP 24674488 A JP24674488 A JP 24674488A JP H0297260 A JPH0297260 A JP H0297260A
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JP
Japan
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winding
coil
armature
wire lead
armature pole
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JP24674488A
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Kunitaka Murai
村井 国隆
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Mabuchi Motor Co Ltd
Original Assignee
Mabuchi Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、直流モータの電機子巻線方法、特に3極構成
の電機子極と当該それぞれの電機子極に対応する整流子
をそなえ、上記各電機子極に巻回されたそれぞれのコイ
ルの巻終わりの端末とコイルの巻始めの端末とが互いに
隣設する電機子極の中間位置に配設された同し整流子タ
ングに接続されるよう構成された直流モータの電機子巻
線方法において、巻線過程中に各コイル間で整流子タン
グに接続された端末のワイヤリードに過大テンションが
かからないようにすると共に、上記ワイヤリードの交差
接触が発生しないようにすることにより、ワイヤリード
の断線や絶縁被覆の損傷発生の防止を図り、高品質かつ
信頼性の高い直流モータを捉供するようにした直流モー
タの電機子巻線方法に関するものである。
〔従来の技術〕
第6図および第7図は従来の直流モータの電機子巻線方
法の説明図であり、第6図は巻線展開図、第7図はコミ
テータ側から視た電機子の軸方向正面図を示している。
そして、図中の符号1−1ないし1−3は第1ないし第
3の整流子タング、21ないし2−3は第1ないし第3
の電機子極、3−1ないし3−3は第1ないし第3のコ
イル、4はワイヤリード、5は絶縁筒、6はモータ軸、
7はコミテータを表している。なお、第6図および第7
図図示巻線方法が適用される直流モータの電機子は、互
いに120°の角位置に在る第1の電機子極2−1ない
し第3の電機子極2−3と、これら第1の電機子極2−
1ないし第3の電機子極2−3の夫々の中間に位置する
第1の整流子タング1−1ないし第3の整流子タング1
−3とをそなえている。以下、第6図および第7図に関
連して直流モータの電機子巻線方法の従来例を説明する
。なお、第6図および第7図図示従来例は、巻線の巻始
めは第1の整流子タング1−1であって、ワイヤリード
4の端末を第1の整流子タング1−1に結線接続したの
ち、当該ワイヤリード4を予め定められた方向(第6図
においては右方向、第7図においては反時計方向)に延
長して、第2のコイル3−2.第3のコイル3−3.第
1のコイル3−1の順に順次電機子巻線を行う場合の巻
線方法である。
第6図および第7図において、ワイヤリード4の端末を
第1の整流子タング1−1に接続したのち、当該ワイヤ
リード4を予め定められた方向に延長して上記第2の電
機子極2−2と第3の電機子種2−3との間のスロット
Cの上部から上記第2の電機子極2−2に巻回すること
により第2のコイル3−2を形成し、当該第2のコイル
3−2の巻終わりのワイヤリード(図示矢印2b)を第
2の整流子タング1〜2に接続する。なお、図示の都合
上、第6図および第7図においては第2のコイル3−2
を1ターンにて示しているが、当該第2のコイル3−2
は所定のターン数を有するものであり、後述する第3の
コイル3−3および第1のコイル3−1においても同様
である。
次いで、上記第2の整流子タング1−2に接続された第
2のコイル3−2の巻終わりのワイヤリード2bは切断
されることなく更に同方向に延長して、上記第2のコイ
ル3−2の形成と同様にして第3のコイル3−3を形成
する。更に、同様にして第1のコイル3−1を形成し、
当該第1のコイル3−1の巻終わりのワイヤリード1b
を第1の整流子タング1−1に接続することにより巻線
作業が終了する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記第6図および第7図図示従来例における課題を第8
図に関連して説明する。なお、第8図は第7図図示矢印
A−Aにおける側面図であって、第8図(A)は第2の
コイル3−2の巻始めの状態を示す側面図、第8図(B
)は第2のコイル32の巻終わりの状態を示す側面図で
ある。
第6図および第7図に関連して前述した如く、例えば第
2のコイル3−2の巻始めのワイヤリード2aは、第8
図(A)に図示されているように、第1の整流子タング
1−1に接続されたのち、当該巻始めのワイヤリード2
aを予め定められた方向に延長して上記第2の電機子極
2−2と第3の電機子極2−3との間のスロットCQ上
部から上記第2の電機子極2−2に巻回される。そして
、第8図(B)に図示されている如く、ワイヤリードが
所定の回数だけ第2の電機子極2−2に巻回されること
により第2のコイル3−2が形成されたのち、当該筒2
のコイル3−2の巻終わりのワイヤリ−1゛2bは第2
の整流子タング1−2(第7図図示)に接続される。
以上説明した第2のコイル3−2の巻線過程において、
当該筒2のコイル3−2の巻始めのワイヤリーf” 2
 aは、第1の整流子タング1−1に接続されたのち、
第2の電機子極2−2と第3の電機子極2−3との間の
スロットCまで(第6図図示約120°)延長され第2
の電機子極2−2の側面(第6図図示第2の電機子極2
−2の右側面)に密着し当該筒2の電機子極2−2の巻
線が開始されるため、上記第1の整流子タング1−1か
ら第2の電機子極2−2の巻線開始点(第6図図示第2
の電機子極2−2の右側面上部)までの間のワイヤリー
ドは、第8図(A)に図示されている如く、絶縁筒5の
外周面より離れた位置にある。
しかしながら、第2のコイル3−2の巻線終了時には、
当該筒2のコイル3−2は上記絶縁筒5の外周面に接近
あるいは接触する程度にまで巻回されるため、当該筒2
のコイル3−2の巻始めのワイヤリード2aは、絶縁筒
5の方(即ち、第8図(B)図示矢印方向)および第2
の電機子極22の上端面に押しつけられる(第8図(B
)図示黒塗り潰しにより示された状態)ことによるいわ
ゆる押込み、引込み1巻込み等の現象が発生ずる。
その結果、上記第1の整流子タング1−1に接続された
第2のコイル3−2の巻始めのワイヤリード2aがコイ
ル巻回方向に引っ張られて、当該巻始めのワイヤリード
2aに過大なテンションがかかるため断線するなどのダ
メージを受ける(第3のコイル3−3および第1のコイ
ル3−1の形成時も同じ)。直ちに断線が生じなくても
、巻線終了後に行われる各整流子タングとワイヤリード
端末との電気的接続(例えば半田付け、圧着、溶着等に
よる接続)工程時やモータ完成後の製品出荷搬送中或い
はモーフ使用中等に振動、ショック温度変化などの使用
環境により、断線が発生ずるという非所望な問題があっ
た。また、上記各コイル間で各整流子タングに接続され
たワイヤリードが互いに接触交差状態が生しることがあ
るため、絶縁被覆が損傷を受けてレアショート等が起こ
り易いという非所望な問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の如き課題を解決することを目的として
おり、そのため本発明の直流モーフの電機子巻線方法は
、3極構成の電機子極とモータ軸に嵌入された絶縁筒上
に配設された整流子をそなえると共に、第1の整流子タ
ングが第1の電機子極と第2の電機子極との中間位置に
配設され、第2の整流子タングが第2の電機子極と第3
の電機子極との中間位置に配設され、第3の整流子タン
グが第3の電機子極と第1の電機子極との中間位置に配
設されてなり、上記第1の電機子極に巻回された第1の
コイルの一方の端末が上記第1の整流子タングに接続さ
れかつ他方の端末が上記第3の整流子タングに接続され
、第2の電機子極に巻回された第2のコイルの一方の端
末が上記第2の整流子タングに接続されかつ他方の端末
が上記第1の整流子タングに接続され、第3の電機子極
に巻回された第3のコイルの一方の端末が上記第3の整
流子タングに接続されかつ他方の端末が上記第2の整流
子タングに接続されるよう構成された直流モータの電機
子巻線方法において、巻始めのワイヤリードを、上記第
1の整流子タングに接続したのち、上記第2の電機子極
の方向から上記絶縁筒に沿って上記第1の電機子極と第
3の電機子極との間のスロソ)Aに延長し、上記第1の
電機子極に巻回して第1のコイルを形成し、しかるのち
当該第1のコイルの巻終わりのワイヤリードを上記第3
の整流子タングに接続する第1の巻線工程と、上記第3
の整流子タングに接続されたワイヤリードを、上記第1
の電機子極の方向から上記絶縁筒に沿って上記第2の電
機子極と第3の電機子極との間のスロットCに延長し、
上記第3の電機子極に巻回して第3のコイルを形成し、
しかるのち当該第3のコイルの巻終わりのワイヤリード
を上記第2の整流子タングに接続する第2の巻線工程と
、上記第2の整流子タングに接続されたワイヤリードを
、上記第3の電機子極の方向から当該第3の電機子極に
沿って上記第2の電機子極と第3の電機子極との間のス
ロットCに延長し、第2の電機子極に巻回して第2のコ
イルを形成したのち、当該第2のコイルの巻終わりのワ
イヤリードを上記第1の整流子タングに接続する第3の
巻線工程とを、そなえていることを特徴としている。
以下、図面を参照しつつ説明する。
〔実施例〕
第1図は本発明の巻線方法の一実施例を説明するための
巻線展開図、第2図は第1図図示実施例における第1の
巻線工程を説明するための説明図、第3図は第1図図示
実施例における第2の巻線工程を説明するための説明図
、第4図は第1図図示実施例における第3の巻線工程を
説明するための説明図、第5図は第1図図示巻線方法の
特徴を説明するための補足説明図を示す。なお、間中の
符号はすべて第6回および第7図に対応している。
本発明が適用される直流モータの電機子は、第1図ない
し第4図に図示されている如く、互いに120“の角位
置に在る第1の電機子極2−1ないし第3の電機子極2
−3と、これら第1の電機子極2−1ないし第3の電機
子極2−3の夫々の中間に位置する第1の整流子タング
1−1ないし第3の整流子タング1−3とをそなえてい
る。
先ず、上記第1の電機子極2−1にワイヤリード4を巻
回して第1のコイル3−1を形成する第1の巻線工程を
第1図および第2図に関連して説明する。なお、第2図
(A)はコミテータ側から視た電機子の軸方向正面図、
第2図(B)は第2図(A)図示矢印A−Aにおける側
面図を示している。
第1図および第2図において、上記第1のコイル3−1
の巻始め(図示矢印1a)のワイヤリード4の端末を第
1の整流子タング1−1に結線接続したのち、当該ワイ
ヤリード4を予め定められた方向(第1図においては右
方向、第2図(A)においては反時計方向であって、以
下予定方向と呼ぶ)に絶縁筒5の外周面に沿って約24
0°延長して上記第1の電機子極2−1と第3の電機子
極2−3との間のスロットAの上部から上記第1の電機
子極2−1に巻回することにより上記第1のコイル3−
1を形成する。そして、当該第1のコイル3−1の巻終
わりのワイヤリード(図示矢印1b)を上記第3の整流
子タング1−3 (第2図(B)においては図示省略)
に接続することにより第1の巻線工程が終了する。なお
、第1図および第2図においては、図示の都合上、第1
のコイル3−1を1ターンにて示しているが、当該第1
のコイル3−1は所定のターン数を有するものであり、
後述する第2のコイル3−2および第3のコイル3−3
においても同様である。
上記第1の巻線工程において、第1図および第2図によ
り明らかなように、巻始めのワイヤリード1aと巻終わ
りのワイヤリード1bとが接触交差することは無く、ま
た巻始めのワイヤリード1aが上記第1の整流子タング
1−1に結線接続されたのち、上記第1の電機子極2−
1と第3の電機子極2−3との間のスロットAに延長さ
れる間においては、第2の電機子極2−2および第3の
電機子極2−3の上部の絶縁筒5の外周面に沿って上記
第1の電機子極2−1と第3の電機子極2−3との間の
スロノl−A内の第3の電機子極23側に近い位置より
入り込むため、第1のコイル3−1の巻線進行中に上記
巻始めのワイヤリード1aに対するいわゆる引込み、押
込み2巻込み等の現象が発生ずることも無い。
次いで、第3の電機子極2−3にワイヤリード4を巻回
して第3のコイル3−3を形成する第2の巻線工程を第
1図および第3図に関連して説明する。なお、第3図(
A)はコミテータ側から視た電機子の軸方向正面図、第
3図(E)は第3図(A)図示矢印A−Aにおける側面
図を示している。なお、第3図においては、上記第1の
巻線工程により形成された第1のコイル3−1の図示が
省略されている。
第1図および第3図において、上記第3のコイル3−3
の巻始めのワイヤリード3aは、上記第10)巻線工程
において第3の整流子タング1−3に接続された上記第
1のコイル3−1の巻終わりのワイヤリード1bが切断
されることなく延長されたものである。当該筒3のコイ
ル3−3の巻始めの1ツイヤリード3aは、予定方向か
つ絶縁筒5に沿って約240”延長されて第3の電機子
極23と第2の電機子極2−2との間のスロットCの上
部から上記第3の電機子極2−3に巻回することにより
上記第3のコイル3−3を形成する。
そして、当該筒3のコイル3−3の巻終わりのワイヤリ
ード3bを第2の整流子タング1−2に接続することに
より第2の巻線工程が終了する。
上記第2の巻線工程においても第1の巻線工程と同様に
して、巻始めのワイヤリード3a、巻終わりのワイヤリ
ード3b相互間、および上記第1のコイル3−1の巻始
めのワイヤリードla、巻終わりのワイヤリ−1”lb
に対しても接触交差することが無く、また第3のコイル
3−3の巻線進行中においても上記第1のコイル3−1
の巻線時と同様にして、上記巻始めのワイヤリード3a
に対するいわゆる引込み、押込み1巻込み等の現象が発
生することも無い。
最後に、第2の電機子極2−2にワイヤリード4を巻回
して第2のコイル3−2を形成する第3の巻線工程を第
1図および第4図に関連して説明する。なお、第4図(
A)はコミテータ側から視た電機子の軸方向正面図、第
4図(B)は第4図(A)図示矢印A−Aにおける側面
図を示している。なお、第4図においては、上記第1の
巻線工程により形成された第1のコイル3−1および上
記第2の巻線工程により形成された第3のコイル3−3
の図示が省略されている。
第1図および第4図において、上記第2のコイル3−2
の巻始めのワイヤリード2aば、上記第2の巻線工程に
おいて第2の整流子タング1−2に接続された上記第3
のコイル3−3の巻終わりのワイヤリード3bが切断さ
れることな(延長されたものである。当該筒2のコイル
3−2の巻始めのワイヤリー]・2aは、上記第3のコ
イル33の」二部を予定方向に延長して当該筒3のコイ
ル3−3のスロットA側に沿って半周したのち、更に当
該筒3のコイル3−3の下部を逆方向に延長される。そ
して、スロットCにおける上記第2の電機子極2−2の
最も絶縁筒5の外周面に近い位置において上方へ延長さ
れたのち、当該筒2の電機子種2−2にワイヤリード4
を巻回することにより上記第2のコイル3=2を形成す
る。そして、当該筒2のコイル3−2の巻終わりのワイ
ヤリード2bを第1の整流子タング1−1に接続するこ
とにより第3の巻線工程が終了する。
上記第3の巻線工程においても、巻始めのワイヤリード
2a1巻終わりのワイヤリード2b相互間、および上記
第1のコイル3−1の巻始めのワイヤリードla、巻終
わりのワイヤリード1b第3のコイル3−3の巻始めの
ワイヤリード3a巻終わりのワイヤリード3bに対する
接触交差が発生することが無い。また、上記第2のコイ
ル32の巻始めのワイヤリーに2aが第3のコイル3−
3上を予定方向に半周して当該筒3のコイル3−3の下
部からスロットCに至る間は、既に第3のコイル3−3
が形成されているため、もはやその上にコイルが巻かれ
ることはなく、またスロットCの下部から上方への延長
は、第2の電機子極2−2の最も絶縁筒5の外周面に近
い位置にて行われたのち第2の電機子極2−2への巻線
が開始されるため、その後の第2のコイル3−2の巻線
進行によっても上記巻始めのワイヤリード2aに対する
いわゆる引込み、押込み1巻込み等の現象が発生ずるこ
とは無い。
以上説明した第1の巻線工程ないし第3の巻線工程にお
いて、第1の巻線工程および第2の巻線工程は、基本的
に同様な巻線過程を有するものであり、第3の巻線工程
のみが上記第1の巻線工程および第2の巻線工程と異な
る巻線過程を有している。そして、第3の巻線工程のみ
を上記第1の巻線工程および第2の巻線工程と異なる巻
線過程を有するようにする理由は、第5図に関連して後
述する如く、第3の巻線工程も上記第1の巻線工程およ
び第2の巻線工程と同様な巻線過程を有するようにする
と、上記第1のコイル3−1と第2のコイル3−2の端
末ワイヤリードとの接触交差が発生するからである。な
お、第5図(A)はコミテータ側から視た電機子の軸方
向正面図、第5図(B)は上記接触交差状態を説明する
だめの第4図(A)図示矢印1−Aにおける側面図を示
している。
第5図(A)に図示されている如く、上記第1の巻線工
程および第2の巻線工程と同様に、上記第2の巻線工程
において第2の整流子タング12に接続された上記第3
のコイル3−3の巻終わりのワイヤリード3bを切断す
ることなく延長された第2のコイル3−2の巻始めのワ
イヤリード2aを、予定方向かつ絶縁筒5に沿って約2
40゜延長して第2の電機子極2−2と第1の電機子極
2−1との間のスロットBの上部から上記第2の電機子
極2−2に巻回することにより上記第2のコイル3−2
を形成し、当該筒2のコイル3−2の巻終わりのワイヤ
リード2bを第1の整流子タング1−1に接続すること
により第3の巻線工程を構成するものとする。この場合
、上記第2の整流子タング1−2から第2のコイル3−
2の巻始めのワイヤリード2aを予定方向かつ絶縁筒5
に沿って約240°延長して第2の電機子極2−2と第
1の電機子極2−1との間のスロットBを通って第2の
電機子極2−2に至る経路において、既に第1の巻線工
程によって形成された第1のコイル3−1の巻終わりの
ワイヤリード1bがスロワ)Bから立ち上がって第3の
整流子タング13に接続されているため、第5図特に第
5図(B)に図示されている如く、上記第1のコイル3
−1の巻終わりのワイヤリード1bと上記第2のコイル
3−2の巻始めのワイヤリード2aとが接触交差する。
そして、単に接触交差するだけでなく、上記第1のコイ
ル3−1の巻終わりのワイヤリード1bが第2のコイル
3−2の巻始めのワイヤリード2aにより引っ張られる
形となるため、上記第1のコイル3−1の巻終わりのワ
イヤリード1bに過大なテンションが加わることになる
。その結果、上記第1のコイル3−1の巻終わりのワイ
ヤリード1bと上記第2のコイル3−2の巻始めのワイ
ヤリード2aとの接触交差部分の絶縁被膜が損傷したり
、ワイヤリードの断線が生じたりするなどの非所望な状
態が発生する。しかしながら、第4図に関連して説明し
た第3の巻線工程により第2のコイル3−2を形成する
ようにすれば、上記接触交差状態や、いわゆる引込み、
押込み巻込み等の非所望な状態の発生を防止することが
できる。
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明によれば、直流モータの電機
子巻線を形成する全巻線工程において、ワイヤリードに
過大テンションがかからないようにすると共にワイヤリ
ードの交差接触が発生しないようにすることが可能とな
り、その結果、ワイヤリードの断線や絶縁被覆の損傷発
生の防止を図り、高品質かつ信頼性の高い直流モータを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の巻線方法の一実施例を説明するための
巻線展開図、第2図は第1図図示実施例における第1の
巻線工程を説明するための説明図、第3図は第1図図示
実施例における第2の巻線工程を説明するための説明図
、第4図は第1図図示実施例における第3の巻線工程を
説明するための説明図、第5図は第1図図示巻線方法の
特徴を説明するための補足説明図、第6図は直流モータ
の電機子の従来の巻線方法を説明するための巻線展開図
、第7図は第6図図示従来例が適用された電機子の軸方
向正面図、第8図は第6図および第7図図示従来例にお
ける課題を説明するための説明図を示す。 図中、1−1ないし1−3は第1ないし第3の整流子タ
ング、2−1ないし2−3は第1ないし第3の電機子極
、3−1ないし3−3は第1ないし第3のコイル、4は
ワイヤリード、5は絶縁筒、6はモータ軸、7はコミテ
ータを表す。 特許出願人 マブチモーター株式会社 代理人 弁理士森1)寛ぐ外2名) (A) 弗7図 第8図 (B)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 3極構成の電機子極とモータ軸に嵌入された絶縁筒上に
    配設された整流子をそなえると共に、第1の整流子タン
    グが第1の電機子極と第2の電機子極との中間位置に配
    設され、第2の整流子タングが第2の電機子極と第3の
    電機子極との中間位置に配設され、第3の整流子タング
    が第3の電機子極と第1の電機子極との中間位置に配設
    されてなり、 上記第1の電機子極に巻回された第1のコイルの一方の
    端末が上記第1の整流子タングに接続されかつ他方の端
    末が上記第3の整流子タングに接続され、第2の電機子
    極に巻回された第2のコイルの一方の端末が上記第2の
    整流子タングに接続されかつ他方の端末が上記第1の整
    流子タングに接続され、第3の電機子極に巻回された第
    3のコイルの一方の端末が上記第3の整流子タングに接
    続されかつ他方の端末が上記第2の整流子タングに接続
    されるよう構成された直流モータの電機子巻線方法にお
    いて、 巻始めのワイヤリードを上記第1の整流子タングに接続
    したのち、上記第2の電機子極の方向から上記絶縁筒に
    沿って上記第1の電機子極と第3の電機子極との間のス
    ロットAに延長し、上記第1の電機子極に巻回して第1
    のコイルを形成し、しかるのち当該第1のコイルの巻終
    わりのワイヤリードを上記第3の整流子タングに接続す
    る第1の巻線工程と、上記第3の整流子タングに接続さ
    れたワイヤリードを、上記第1の電機子極の方向から上
    記絶縁筒に沿って上記第2の電機子極と第3の電機子極
    との間のスロットCに延長し、上記第3の電機子極に巻
    回して第3のコイルを形成し、しかるのち当該第3のコ
    イルの巻終わりのワイヤリードを上記第2の整流子タン
    グに接続する第2の巻線工程と、 上記第2の整流子タングに接続されたワイヤリードを、
    上記第3の電機子極の方向から当該第3の電機子極に沿
    って上記第2の電機子極と第3の電機子極との間のスロ
    ットCに延長し、第2の電機子極に巻回して第2のコイ
    ルを形成したのち、当該第2のコイルの巻終わりのワイ
    ヤリードを上記第1の整流子タングに接続する第3の巻
    線工程とを、 そなえていることを特徴とする直流モータの電機子巻線
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5214457A (en) * 1990-05-31 1993-05-25 Victor Company Of Japan, Ltd. Reflective overhead projector with light-to-light converter
JP2020010548A (ja) * 2018-07-11 2020-01-16 マブチモーター株式会社 ロータ及びモータ、並びに、ロータの結線方法

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