JPH0516635U - 可撓性包装体 - Google Patents

可撓性包装体

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Publication number
JPH0516635U
JPH0516635U JP070538U JP7053891U JPH0516635U JP H0516635 U JPH0516635 U JP H0516635U JP 070538 U JP070538 U JP 070538U JP 7053891 U JP7053891 U JP 7053891U JP H0516635 U JPH0516635 U JP H0516635U
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JP
Japan
Prior art keywords
seal portion
stored
storage
storage chamber
flexible package
Prior art date
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Pending
Application number
JP070538U
Other languages
English (en)
Inventor
稔 奥田
善寿 柏瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Foil Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Foil Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Foil Manufacturing Co Ltd filed Critical Nippon Foil Manufacturing Co Ltd
Priority to JP070538U priority Critical patent/JPH0516635U/ja
Publication of JPH0516635U publication Critical patent/JPH0516635U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 包装された状態で二種以上の収納物を混合す
るのに適した包装体を提供する。 【構成】 この可撓性包装体は、少なくとも二つ以上の
収納室3,4を持っている。各収納室3,4には、使用
にあたって混合されるべき、二種の物質がそれぞれ各室
3,4に分離して収納されている。隣合う収納室3,4
は、シール部1によって劃されている。シール部1に
は、収納室4側に突出した突出シール部2を備えてい
る。このシール部1は、可撓性包装体材料間を接着する
ことによって形成されている。この可撓性包装体を押圧
すると、収納室4に収納されている流動体に外力が加わ
る。そして、この流動体の圧力が突出シール部2に集中
し、突出シール部2の接着が剥離する。収納室4に収納
されている流動体は、収納室3に流れ込み、各収納物は
相互に混合するのである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、包装された状態で二種以上の収納物を混合し、その後使用するのに 適した包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、使用するにあたって二種以上の物質を混合し、混合した後直ちに使 用するというものがある。例えば、代表的なものとして二液硬化型接着剤がある 。この接着剤は、A液とB液とを混合すると、硬化反応が生じ、この時点で被接 着材料に適用して使用するものである。また、白髪染物質,スープ,ドレッシン グ等にも、このように二種以上の物質を混合して使用するものがある。
【0003】 上記した二液硬化型接着剤等は、A液はA液用の容器に収納され、B液はB液 用の容器に収納されて販売されている。そして、最終消費者が、皿等に各々A液 及びB液を入れて混合し、使用していたのである。しかしながら、このような使 用方法には、以下の如き欠点があった。即ち、二種の物質の混合比を最終消費者 が調整しなければならず、その調整作業が煩わしいという欠点があった。また、 二種の物質を各々取り出し、混合するという作業自体も煩わしいという欠点があ った。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案は、一つの包装体中に二種以上の物質を、相互に混じり合わな いようにして各々適量収納しておき、使用にあたって、この包装体を押圧するだ けで、二種以上の物質が混合するようにし、二種以上の物質の混合比を調整した り、或いは二種以上の物質を取り出して混合するという作業を不要にしたもので ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 即ち、本考案は、少なくとも二つ以上の収納室を設けた可撓性包装体であって 、隣合う収納室はシール部によって劃されており、該シール部にはいずれかの収 納室側に突出している突出シール部を備えており、且つ該シール部は該可撓性包 装体の材料間を接着することによって形成されていることを特徴とし、該可撓性 包装体を押圧することにより、収納室に収納されている流動体に外圧が加わり、 該流動体の圧力によって突出シール部における接着を剥離させうる可撓性包装体 に関するものである。
【0006】 以下、図面に基づいて本考案を説明する。 本考案に係る可撓性包装体は、少なくとも二つ以上の収納室を持つものである 。従って、図1に示したように二つの収納室3,4を持っていてもよいし、図4 や図5に示したように三つの収納室3,4,5を持っていてもよい。また、それ 以上の収納室を持っていてもよい。この収納室には、使用前においては混合され ず、使用にあたって混合される二種以上の各物質が、それぞれ分離して各室に収 納されるのである。収納されるべき物質としては、液体,粘性体,粉体,固体等 が挙げられる。但し、少なくとも一つの収納室には、液体,粘性体,粉体等の流 動体が収納されるべきである。何故なら、全ての収納室に固体が収納された場合 には、各収納室の固体は、包装されたままの状態では混合することができないか らである。
【0007】 隣合う収納室3,4又は3,4,5は、シール部1によって劃されている。そ して、このシール部1には、いずれかの収納室側に突出している突出シール部2 を備えている。図1の場合には、収納室4側に突出している突出シール部2を備 えている。また、図4及び図5の場合には、収納室5及び3側に突出している突 出シール部2を備えている。突出シール部2は、どのような形態であってもよい 。即ち、図1の場合には、収納室4に収納された流動体が押圧されることにより 、この流動体の圧力が突出シール部2に集中するような形態で突出されていれば よいのである。具体的には、図1に示したように、ほぼ椀形状で突出していても よいし、図2に示したように、ほぼV字形状で突出していてもよい。また、図3 に示したように、ほぼ乳首形状で突出していてもよい。
【0008】 また、このシール部1は、可撓性包装体の材料間を接着することによって、形 成されている。包装体材料としては、ポリエステル製等の合成樹脂製フィルム, アルミニウム箔等の金属箔,不織布等が単独で又はこれらが積層されて使用され る。このように、包装体材料として、可撓性の材料が使用されるのは、得られる 包装体を可撓性とするためである。可撓性包装体は、手指等で押圧することによ り、容易に変形して収納物である流動体に外圧を与えることができるのである。 シール部1を設けるには、この包装体材料の片面に接着剤をシール部の形状とな るように塗布し、その上に他の包装体材料を積層して接着すればよい。接着剤と しては、ポリプロピレン系接着剤やエチレン−酢酸ビニル共重合体系接着剤等が 使用される。ポリプロピレン系接着剤中、特にジカルボン変成ポリプロピレンを 使用するのが好ましい。これは、温度変化による接着性の変化が少なく、シール 強度が安定しているからである。なお、可撓性包装体の四周も、同様の接着手段 によってシールしてもよいし、包装体材料自体を融着させることによってシール してもよい(いわゆる四方シール)。
【0009】
【作用】
本考案に係る可撓性包装体を手指等で押圧すると、収納室に収納されている流 動体に外圧が加わる。例えば、図1の収納室4に収納された流動体に外圧が加わ るのである。また、図4及び図5の収納室5及び3に収納された流動体に外圧が 加わるのである。そうすると、流動体に圧力が付与され、この圧力は、突出シー ル部2に集中するのである。圧力の集中によって、突出シール部2は、その接着 が剥離して収納室に収納されている収納物が、他の収納室に流れ込むのである。 例えば、図1においては、収納室4に収納されている収納物が収納室3に流れ込 むのである。また、図4においては、収納室5に収納されている収納物が収納室 4へ、収納室3に収納されている収納物が収納室5へ流れ込むのである。図5に おいては、収納室3に収納されている収納物は収納室5及び4へ、収納室5に収 納されている収納物は収納室4へ流れ込むのである。そして、各収納室に収納さ れている収納物同士が相互に混合されるのである。
【0010】 収納物同士が相互に混合した後においては、例えば二液硬化型接着剤,スープ ,白髪染,ドレッシングの如きものにおいては、可撓性包装体から取り出して、 使用すればよい。また、使い捨て懐炉の如きものにおいては、可撓性包装体から 収納物を取り出すことなく、そのまま使用すればよい。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る可撓性包装体を使用すれば、二種以上の収 納物が混合されることなく包装でき、そして使用にあたって可撓性包装体を押圧 すれば、各収納物を相互に混合することができる。従って、二種以上の収納物を 各々取り出し、そして皿等の上で混合しなければならないという、煩わしい作業 を回避しうるという効果を奏する。また、最終消費者において、各収納物の混合 比を調整しなければならないという、煩わしい作業も回避しうるという効果を奏 する。依って、本考案に係る可撓性包装体を用いて、混合して使用すべき二種以 上の収納物を包装すれば、最終消費者にとって簡易に且つ便利に各収納物を混合 使用できるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例に係る可撓性包装体の模式的正面
図である。
【図2】本考案に使用されるシール部の形状の一例を示
した模式図である。
【図3】本考案に使用されるシール部の形状の他の例を
示した模式図である。
【図4】本考案の他の例に係る可撓性包装体の模式的正
面図である。
【図5】本考案の他の例に係る可撓性包装体の模式的正
面図である。
【符号の説明】
1 シール部 2 突出シール部 3 収納室 4 収納室 5 収納室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二つ以上の収納室を設けた可
    撓性包装体であって、隣合う収納室はシール部によって
    劃されており、該シール部にはいずれかの収納室側に突
    出している突出シール部を備えており、且つ該シール部
    は該可撓性包装体の材料間を接着することによって形成
    されていることを特徴とし、該可撓性包装体を押圧する
    ことにより、収納室に収納されている流動体に外圧が加
    わり、該流動体の圧力によって突出シール部における接
    着を剥離させうる可撓性包装体。
JP070538U 1991-08-07 1991-08-07 可撓性包装体 Pending JPH0516635U (ja)

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JP070538U JPH0516635U (ja) 1991-08-07 1991-08-07 可撓性包装体

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JP070538U JPH0516635U (ja) 1991-08-07 1991-08-07 可撓性包装体

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JPH0516635U true JPH0516635U (ja) 1993-03-02

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ID=13434411

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JP070538U Pending JPH0516635U (ja) 1991-08-07 1991-08-07 可撓性包装体

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005350066A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Dainippon Printing Co Ltd 電子レンジ加熱用包装袋
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JP2009161212A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Three K:Kk プラスチック製袋状容器

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