JP4498828B2 - 電子レンジ加熱用包装袋 - Google Patents

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本発明は、電子レンジで加熱すると内部で発生する蒸気の圧力により隔壁熱接着部が剥離して隔壁熱接着部にて2室に隔離して包装されている水を多く含む液体と固形物が混合され、更に加熱を続けると発生する蒸気の圧力により側端熱接着部を剥離させて蒸気を自動的に外部に排出させることができる、水を多く含む液体と固形物を混合して調理するための電子レンジ加熱用包装袋に関する。
従来、2室に区画されて収納されている内容物を電子レンジで加熱することにより2室に区画されて収納されている内容物を混合することができる袋としては、耐熱、耐圧性フィルムまたはシートを折り重ねて、残りの3辺を融着して袋体を構成し、この袋体の一部を更に融着して小袋とし、袋体と外部との間に第1の弁体を形成すると共に、小袋と袋体との間に第2の弁体を形成し、第1の弁体の耐圧を第2の弁体の耐圧より高く設定した電子レンジ用包装袋(例えば、特許文献1参照)が知られている。しかしながら、上記の電子レンジ用包装袋においては、袋体と外部との間に第1の弁体を形成するとともに小袋と袋体との間に第2の弁体を形成しなければならない上に、第1の弁体の耐圧を第2の弁体の耐圧より高くなるようにする必要があり、弁体は塗布剤をプリントして形成しシール部を融着する際に同時に形成するのであるが、第1の弁体及び第2の弁体を第1の弁体の耐圧を第2の弁体の耐圧より高くなるように形成する工程がきわめて煩雑であり、電子レンジ用包装袋を作製する製造工程がきわめて困難であるという欠点を有している。
特開平11−11545号公報
本発明の目的は、水を多く含む液体と固形物を区画して包装した包装体を、包装袋を開封することなくそのまま電子レンジで加熱することにより、水分を多く含む液状物が加熱されて発生する蒸気の圧力により隔壁熱接着部を剥離させて水分を多く含む液状物と固形状物を混合させて加熱調理することができるとともに、更に加熱を続けると発生する蒸気の圧力により側端熱接着部を剥離させて包装袋の内部の蒸気を自動的に外部に排出することのできる電子レンジ加熱用包装袋を提供することである。
内面に易剥離性熱接着性樹脂層が積層された積層フィルムを折り重ねて折目と対向する端縁に側端熱接着部を形成し、前記折目と直交方向の両端縁に端縁熱接着部を形成してなる三方シールタイプの包装袋の前記折目と前記側端熱接着部間に前記折目と平行方向に隔壁熱接着部を形成することによりA、B2室に区画された長方形状の袋であって、熱接着部の幅が隔壁熱接着部≦側端熱接着部<端縁熱接着部とされ、且つ前記両端縁熱接着部内端間の長さが前記折目と前記側端熱接着部内端間の長さより長くされた構成からなり、前記隔壁熱接着部と前記折目間のA室には水を多く含む液体を収納し前記隔壁熱接着部と前記側端熱接着部間のB室には固形物を収納するように構成され、電子レンジで加熱することにより、前記A室で発生する蒸気により前記隔壁熱接着部が前記易剥離性熱接着性樹脂層の内部凝集破壊により剥離し、水を多く含む液体と固形物とが混合し、さらに加熱を続けると発生する蒸気の圧力により前記側端熱接着部が前記易剥離性熱接着性樹脂層の内部凝集破壊により剥離して蒸気を自動的に外部に排出させる電子レンジ加熱用包装袋である。
前記隔壁熱接着部が長手方向の中央部において前記折目側に突出する帯状とされている構成である。
前記側端熱接着部が長手方向の中央部が狭幅熱接着部とされている構成である。
前記側端熱接着部が長手方向の中央部において内方に突出する帯状とされている構成である。
前記側端熱接着部が、長手方向の中央部において内方に突出する突出熱接着部を有する形状とされ、前記突出熱接着部の内部に少なくとも一方の積層フィルムを貫通する切目が形成されている構成である。
前記隔壁熱接着部と前記側端熱接着部と前記端縁熱接着部の熱接着強度が10〜30N/15mm巾とされている構成である。
前記易剥離性熱接着性樹脂層が、ポリプロピレン系重合体からなる熱接着層を備えた共押出フィルムからなり、熱接着部を剥離する際の剥離挙動が熱接着層の内部凝集破壊により剥離が進行する構成である。
本発明の電子レンジ加熱用包装袋の場合、熱接着部の幅が隔壁熱接着部≦側端熱接着部<端縁熱接着部とされ、且つ両端縁熱接着部内端間の長さが折目と側端熱接着部内端間の長さより長くされているので、区画されたA室に水を多く含む液体を収納しB室に固形物を収納して電子レンジで加熱すると、水を多く含む液体から発生する蒸気の圧力にてA室が膨れ、折目と対向する隔壁熱接着部の長手方向の中央部に最も大きい剥離応力がかかるため隔壁熱接着部が長手方向の中央部から剥離するので、2室に区画して包装されている内容物を混合させることができ、さらに加熱を続けると発生する蒸気の圧力により、折目と側端熱接着部内端間の長さより長くされている側端熱接着部の中央部に最も大きい剥離応力がかかるため側端熱接着部が剥離して包装袋の内部の蒸気を自動的に外部に排出させることができる。
請求項2にかかる発明では、区画されたA室に水を多く含む液体を収納しB室に固形物を収納して電子レンジで加熱すると、A室にて発生した蒸気の圧力が隔壁熱接着部の折目側に突出した箇所に最も強くかかるので、隔壁熱接着部が長手方向の中央部から簡単に剥離してA室とB室を連通させ、水を多く含む液体と固形物を混合させることができる。
請求項3〜5にかかる発明では、隔壁熱接着部が剥離して2室に区画して包装されている内容物を混合させた後に、さらに加熱することにより、内部の蒸気の圧力が最も強くかかる側端熱接着部の長手方向の中央部の箇所から剥離して内部の蒸気を自動的に外部に排出させることができる。
請求項6にかかる発明では、包装袋に水を多く含む液体と固形物を区画して収納した状態で輸送及び取扱い中に隔壁熱接着部が剥離するのを防止することができる。
請求項7にかかる発明では、易剥離性熱接着性樹脂層の耐熱性が優れるので電子レンジでの加熱に耐えるとともに、熱接着層が内部凝集破壊により剥離が進行するため、内部で発生する蒸気の圧力により隔離熱接着部及び側端熱接着部を熱接着部の内端から外に向かって徐々に剥離させることができる。
以下、図面を引用して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態を示す平面図、図2は図1におけるI−I線断面図、図3は本発明の第2実施形態を示す平面図、図4は図3におけるII−II線断面図、図5は本発明の第3実施形態を示す平面図、図6は図5における III−III 線断面図、図7は本発明の第4実施形態を示す平面図であり、2は折目、3,3',3",3"' は側端熱接着部、4,4'は隔壁熱接着部、5は端縁熱接着部、6は切欠、7は狭幅熱接着部、8は突出熱接着部、9は切目をそれぞれ表す。
本発明の電子レンジ加熱用包装袋の第1実施形態は図1、図2に示すとおりである。平面形状は、図1に示すように、内面が易剥離性熱接着性樹脂層とされた4角形状の積層フィルム10を折り重ね、折目2と対向する端縁に側端熱接着部3を形成し、折目と直交方向の両端縁に端縁熱接着部5を形成し、折目2と側端熱接着部3間の略中央部に折目2と平行方向に隔壁熱接着部4を形成して包装袋をA,B2室に区画し、対向する端縁熱接着部5の外端部に切欠6を形成し、熱接着部の幅を隔壁熱接着部4≦側端熱接着部3<端縁熱接着部5とし、且つ両端縁熱接着部5内端間の長さが折目2と側端熱接着部3内端間の長さより長くした構成であり、隔壁熱接着部4と折目2と両端縁熱接着部5に囲まれたA室には水を多く含む液体を収納し、隔壁熱接着部4と側端熱接着部3と両端縁熱接着部5に囲まれたB室には固形物を収納するようにした包装袋である。
第1実施形態の隔壁熱接着部4と直交方向の断面図は、図2に示すように、内面が易剥離性熱接着性樹脂層とされた積層フィルム10を折目2にて折り重ね、積層フィルム10の易剥離性熱接着性樹脂層間を隔壁熱接着部4と側端熱接着部3にて熱接着されており、折目2と隔壁熱接着部4と両端縁熱接着部5に囲まれたA室には水を多く含む液体が収納され、側端熱接着部3と隔壁熱接着部4と両端縁熱接着部5に囲まれたB室には固形物が収納される。
本発明の第2実施形態は図3、図4に示すとおりである。平面形状は、図3に示すように、側端熱接着部3'が隔壁熱接着部4より広い幅とされ、側端熱接着部3'が長手方向の中央部において狭幅熱接着部7とされている点で異なる以外は、第1実施形態と基本的には同じ構成である。第2実施形態の場合、内部の蒸気の圧力により、側端熱接着部3'の狭幅熱接着部7の箇所から簡単に剥離するので、蒸気の外部への排出が容易となる。
本発明の第3実施形態は図5、図6に示すとおりである。平面形状は、図5に示すように、側端熱接着部3"が隔壁熱接着部4より広い幅とされ、側端熱接着部3"が長手方向の中央部において内方に突出する突出熱接着部8が形成されるとともに突出熱接着部8の内部に切目9が形成された構成とされている点で異なる以外は、第1実施形態と基本的には同じ構成である。第3実施形態の場合、内部の蒸気の圧力により、側端熱接着部3"の突出熱接着部8の内端側から剥離が始まり、剥離が切目9に達した時点で切目9から内部の蒸気を外部への排出させることができる。
本発明の第4実施形態の平面形状は、図7に示すように、狭巾の隔壁熱接着部4'が長手方向の中央部において折目2側に突出する帯状とされているとともに、広巾の側端熱接着部3"' も長手方向の中央部において内方に突出する帯状とされている構成となっている点で異なる以外は、第1実施形態と基本的には同じ構成である。第4実施形態の場合、内部の蒸気の圧力により隔壁熱接着部4'および側端熱接着部3"' の突出した箇所が剥離し易くなるものである。
なお、第1〜第4実施形態において、両端縁熱接着部内端5間の長さが折目と隔壁熱接着部の折目側の端縁間の長さの1.3倍以上とされている。そうすることにより、A室が隔壁熱接着部を長辺とし両端縁熱接着部5を短辺とする矩形状となるので、A室に水を多く含む液体を収納して電子レンジで加熱した際に、内部で発生する蒸気の圧力による剥離応力が隔壁熱接着部の長手方向の中央部にて最も大きくなり、隔壁熱接着部の長手方向の中央部から隔壁熱接着部を剥離させることができ、また、隔壁熱接着部が剥離してA室とB室が一体となった後においても側端熱接着部を長辺とし両端縁熱接着部を短辺とする矩形状となるので、内部で発生する蒸気の圧力による剥離応力が側端熱接着部の長手方向の中央部にて最も大きくなり、側端熱接着部の長手方向の中央部から側端熱接着部を剥離させることができる。
例えば、第1実施形態の電子レンジ加熱用包装袋のA室に水を収納し、B室に乾燥野菜を収納した包装体として、その包装体を電子レンジにて加熱すると、A室に収納されている水が気化してA室が膨れA室内の水蒸気の圧力が強くなると、隔壁熱接着部4の長さが折目2と隔壁熱接着部4間の長さの1.3倍以上とされているため、長辺である隔壁熱接着部4の長手方向の中央部において隔壁熱接着部4の内端にかかる水蒸気による剥離応力が最大となり、隔壁熱接着部4の長手方向の中央部から隔壁熱接着部4が剥離してA室とB室が連通し、A室に収納されている水とB室に収納されている乾燥野菜が混合し、水と乾燥野菜が混合した状態で加熱調理されるので、乾燥野菜を水で戻すことができる。
隔壁熱接着部4が剥離してA室に収納されている水とB室に収納されている乾燥野菜が混合した状態から更に加熱することにより、隔壁熱接着部4が剥離しA室とB室が連通した状態で両端縁熱接着部5内端間の長さが折目2と側端熱接着部3内端間の長さより長いため、長辺である側端熱接着部3の長手方向の中央部において蒸気の圧力による剥離応力が最も大きくなり、長手方向の中央部にて側端熱接着部3が剥離し、内部の蒸気を包装袋の外部に排出させることができるので、包装袋のA室に水を収納しB室に乾燥野菜を収納した状態で電子レンジで加熱することにより、包装袋が破裂することなく且つ内部に収納されている内容物が溢れだすことなく、自動的に乾燥野菜を水で戻すことができる。乾燥野菜を水で戻した後に切欠6の箇所から包装袋を引き裂いて内容物を取り出すことができる。
第2実施形態の場合は、内容物を収納した包装袋を電子レンジで加熱し、内部で発生する蒸気により隔壁熱接着部4が剥離してA室とB室が連通した後に、内部の蒸気の圧力による剥離応力が最も強くなる側端熱接着部3'の長手方向の中央部が狭幅熱接着部7とされているので、狭幅熱接着部7の内端から熱接着部が徐々に剥離して狭幅熱接着部7を貫通するので容易に包装袋内の蒸気を外部に排出させることができる。第3実施形態の場合は、内容物を収納した包装袋を加熱しA室とB室を連通させた後に、内部の蒸気の圧力による剥離応力が側端熱接着部3に形成されている突出熱接着部8の内端にて最も大きくなるため、突出熱接着部8が内端から剥離し、突出熱接着部8内に形成されている切目9から包装袋内の蒸気を外部に排出させることができる。第4実施形態の場合は、内容物を収納した包装袋を加熱することにより、内部の蒸気の圧力により隔壁熱接着部4'の突出した箇所が剥離し易いとともに側端熱接着部3"' の突出した箇所が剥離し易いので、隔壁熱接着部4'を剥離させてA室とB室を連通させ、次いで、側端熱接着部3"を剥離させて包装袋内の蒸気を外部に排出させるのが容易となる。
実施形態の電子レンジ加熱用包装袋に収納する内容物としては、特に限定されないが、調理前には別々に収納しておき食べる直前に混合すればおいしく食することができるものが好ましく、例えば、A室に水,B室に乾燥野菜、A室にソース,B室にハンバーグ、A室にあんかけ,B室に魚等を収納することができる。
第1〜4実施形態において積層フィルム10の内面に積層する易剥離性熱接着性樹脂層は熱接着することにより密封することができるとともに熱接着部が電子レンジ加熱時に発生する蒸気により容易に剥離可能な熱接着性樹脂であり、例えば、ポリプロピレン系重合体からなる熱接着層を備えた共押出フィルムからなり、熱接着部を剥離する際の剥離挙動が熱接着層の内部凝集破壊により剥離が進行するものである。そのような易剥離性熱接着性樹脂層としては、例えば、特開2001−277448号公報に記載されているような、少なくとも熱接着層となるA層とラミネート層となるB層からなる複合フィルムであり、A層はプロピレン系共重合体に低密度ポリエチレン10〜25重量%と、エチレン−プロピレンゴムおよびエチレン−プロピレン−ブテン−1ゴムから選ばれた少なくとも1種を5〜15重量%配合し、かつ、低密度ポリエチレンおよびゴムの総和は60重量%以下であり、B層がプロピレン系共重合体である構成のもの、ないしは、特開2004−42450号公報に記載されているような、エチレン系重合体からなるラミネート層と、プロピレン重合体20〜70重量%,エチレン重合体20〜60重量%,エチレン・α,β−不飽和カルボン酸共重合体5〜40重量%からなるポリオレフィン組成物からなる熱接着層を備えた共押出フィルムが使用できる。上記の共押出フィルムにおいて、熱接着層/ラミネート層の厚さの比が1/3〜1/10が好ましく、熱接着層の比が大きすぎると透明性の悪化や糸引きが起こりやすくなり、小さすぎると熱接着強度が強くなりすぎる場合がある。易剥離性熱接着性樹脂層の具体例としては、例えば、CMPS013C(東セロ株式会社)、トレフアンCF9501H(東レ合成株式会社)等である。
積層フィルム10を易剥離性熱接着性樹脂層間の熱接着した時の接着強度としては、10〜30N/15mm巾とするのが好ましく、その場合、100℃環境下での剥離強度は0.5〜8N/15mm巾となる。上記の熱接着強度とすることにより、易剥離性熱接着部により区画されたA室及びB室に収納されている内容物が包装体の輸送、取扱い、保管中に易剥離性熱接着部が剥離してしまうことがなく、且つA室及びB室に区画されて内容物が収納された包装体を電子レンジで加熱した際に、A室に収納される水分を多く含む液体から発生する蒸気の圧力により確実に隔離熱接着部を剥離させてA室とB室に区画されて収納されている内容物を確実に混合させることができるとともに、内容物を混合させ加熱調理した後に側端熱接着部を剥離させて包装袋内の蒸気を自動的に外部に排出させることができる。
積層フィルム10としては、基材層と易剥離性熱接着性樹脂層(EP)からなる構成、基材層と中間層と易剥離性熱接着性樹脂層(EP)からなる構成のものが使用される。基材層としては、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)、金属酸化物蒸着2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(VMPET)、2軸延伸ナイロン(ON)等が使用され、中間層としては、VMPET、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)等が使用される。積層フィルムの構成としては、例えば、PET/EP、ON/EP、VMPET/EP、PET/VMPET/EP、ON/VMPET/EP等である。
本発明の第1実施形態を示す平面図。 図1におけるI−I線断面図。 本発明の第2実施形態を示す平面図。 図3におけるII−II線断面図。 本発明の第3実施形態を示す平面図。 図5における III−III 線断面図。 本発明の第4実施形態を示す平面図。
符号の説明
2 折目
3,3',3",3"' 熱接着部
4,4' 隔壁熱接着部
5 端縁熱接着部
6 切欠
7 狭幅熱接着部
8 突出熱接着部
9 切目
10 積層フィルム

Claims (7)

  1. 内面に易剥離性熱接着性樹脂層が積層された積層フィルムを折り重ねて折目と対向する端縁に側端熱接着部を形成し、前記折目と直交方向の両端縁に端縁熱接着部を形成してなる三方シールタイプの包装袋の前記折目と前記側端熱接着部間に前記折目と平行方向に隔壁熱接着部を形成することによりA、B2室に区画された長方形状の袋であって、熱接着部の幅が隔壁熱接着部≦側端熱接着部<端縁熱接着部とされ、且つ前記両端縁熱接着部内端間の長さが前記折目と前記側端熱接着部内端間の長さより長くされた構成からなり、前記隔壁熱接着部と前記折目間のA室には水を多く含む液体を収納し前記隔壁熱接着部と前記側端熱接着部間のB室には固形物を収納するように構成され、電子レンジで加熱することにより、前記A室で発生する蒸気により前記隔壁熱接着部が前記易剥離性熱接着性樹脂層の内部凝集破壊により剥離し、水を多く含む液体と固形物とが混合し、さらに加熱を続けると発生する蒸気の圧力により前記側端熱接着部が前記易剥離性熱接着性樹脂層の内部凝集破壊により剥離して蒸気を自動的に外部に排出させることを特徴とする電子レンジ加熱用包装袋。
  2. 前記隔壁熱接着部が長手方向の中央部において前記折目側に突出する帯状とされていることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ加熱用包装袋。
  3. 前記側端熱接着部が長手方向の中央部が狭幅熱接着部とされていることを特徴とする請求項1または2記載の電子レンジ加熱用包装袋。
  4. 前記側端熱接着部が長手方向の中央部において内方に突出する帯状とされていることを特徴とする請求項1または2記載の電子レンジ加熱用包装袋。
  5. 前記側端熱接着部が、長手方向の中央部において内方に突出する突出熱接着部を有する形状とされ、前記突出熱接着部の内部に少なくとも一方の積層フィルムを貫通する切目が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の電子レンジ加熱用包装袋。
  6. 前記隔壁熱接着部と前記側端熱接着部と前記端縁熱接着部の熱接着強度が10〜30N/15mm巾とされていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電子レンジ加熱用包装袋。
  7. 前記易剥離性熱接着性樹脂層が、ポリプロピレン系重合体からなる熱接着層を備えた共押出フィルムからなり、熱接着部を剥離する際の剥離挙動が熱接着層の内部凝集破壊により剥離が進行するものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電子レンジ加熱用包装袋。
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