JPS5942370Y2 - 二成分混合用包装袋 - Google Patents

二成分混合用包装袋

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Publication number
JPS5942370Y2
JPS5942370Y2 JP3314180U JP3314180U JPS5942370Y2 JP S5942370 Y2 JPS5942370 Y2 JP S5942370Y2 JP 3314180 U JP3314180 U JP 3314180U JP 3314180 U JP3314180 U JP 3314180U JP S5942370 Y2 JPS5942370 Y2 JP S5942370Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
packaging bag
film
weak seal
seal
component mixing
Prior art date
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Expired
Application number
JP3314180U
Other languages
English (en)
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JPS56135469U (ja
Inventor
研三郎 神前
Original Assignee
大日本印刷株式会社
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Publication date
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Priority to JP3314180U priority Critical patent/JPS5942370Y2/ja
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【考案の詳細な説明】 この考案は二種の内容物を個別かつ一体に包装し、使用
にさいし、該包装袋を軽く揉むとか強く振るとかする外
力によって、包装袋内において収容された二成分を混合
しうるようにした二成分混合用袋に関する。
最近、二液反応型接着剤あるいは化学カイロの如く、使
用時に二成分を混合して、その特性を発揮させるように
した製品が開発され、このために二成分を個別かつ一体
に包装することが行われている。
この種の二成分混合用包装袋に卦いては、比較的小さな
一個の包装袋を弱シール部を境界として二室に区分し、
それぞれの室に異種の成分を収容して密封包装し、使用
時までは絶対に両者が混合しないよ5になし、使用時に
釦いて軽い外力によって容易確実に両者が混合されるよ
うにすることが要求されている。
従来、上記の如き包装袋に訃いては、二室を区画する弱
シール部を形成するには、内面が熱接着性を有する複合
フィルムを、二枚重ねて、開口部を残して三方シールし
て製袋し、境界弱シール部は、シール温度を低くしてシ
ール強度を弱くする方法が多く採られていたが、二温度
シールは工程が複雑であるとともに、シール温度管理が
面倒であり、シール強度が不安定となり易い欠点があっ
た。
また、別の手段としては、熱接着性フィルム面にシール
強度を低下させる接着阻害剤を塗布することも提案され
たが、塗布量の均一性の維持が難しく、シール強度の安
定性に難点があり、さらに別の構造としては非熱接着性
材料を該弱シール部に網目模様に印刷して、シール面積
を少くすることも試みられたが、印刷密度、シール温度
の関係が難しく、一定のシール強度が得られなかった。
弱シール部のシール強度が不安定であることは、製品の
取扱、輸送などのさいに、二成分混合事故を生じ、甚だ
鰍であり、また、内容物によっては、最内層となる接着
面に、塗布剤、印刷剤が露出しないようにしなければな
らない場合がある。
本考案は、上記の不都合を解決することを目的としてな
されたもので、製袋作業を容易にし、安定した製品を得
ることのできる包装体を提供するものである。
以下、本考案の実施例を図面によって詳しく説明する。
第1図は本考案の一態様を示す斜視図であって、まだ内
容物を充填していない状態を示すものである。
包装袋1は中央部の弱シール部2を境界として、1a、
1bの二室に区画されている。
3,3′は内面に熱接着性フィルム層を有する複合フィ
ルムであって、4は袋1の三方の周縁部にかいて熱接着
したシール部であり、5a 、5bは室1a、1bの開
口部であって、内容物充填後、端縁から一点鎖線で示す
範囲を熱接着により密封するものである。
6は前記複合フィルム3,3′の積層内に設けられた模
様印刷部である。
第2図は第1図のA−A線で切断した弱シール部2の縦
断面図、第3図は第1図のB−B線で切断した包装袋1
の正面図であって、上下二枚の複合フィルム3,3′は
外面に基体フィルム7があり、該基材フィルムの材質と
しては、ポリエチレン、延伸ナイロン、セロハン、延伸
ポリプロピレン、ポリ塩化ビニール等の透明にして印刷
可能な強靭なフィルムが選ばれる。
8は模様印刷部6,60間に設けられた接着阻害部であ
って、ポリアミド溶液、硝化綿等にシリコンを添加した
溶液などの印刷により形成される。
9は、アンカーコート層であって、基材フィルム7の全
面に設けられ、最内層の熱接着性フィルム10との接合
を完全にするものであり、積層フィルムの積層によって
は省略することができる。
熱接着性フィルム10は、低または中密度ポリエチレン
、エチレン醋酸ビニールコポリマー、ポリ塩化ビニリデ
ン等の押出しやコーティングにより積層形成される。
なお、上記模様印刷部6は、弱シール部2において、は
ぼ一定間隔の縞模様となるように、上下の複合フィルム
3,3′の倒れか一方オたは双方に設ける。
弱シール部2は一定の巾で熱接着により形成されるが、
本考案に卦いては、周縁部のシール部4の熱接着と同条
件で同時に行うことができる。
X−XIは上下の複合フィルム3,3′の弱シール部2
の熱液着面を示し、第2図においては、該X−X線を中
心として上下対称的に複合フィルム3.3′を積層した
ものを示したが、模様印刷部6、接着阻害部8が上下に
おいて一致しなくても差支えはなり、會た、それらの巾
、間隔なども異ってもよい。
弱シール部2は前記のような構造であるので、基体フィ
ルムTとアンカーコート層9を介して接着された熱接着
性フィルム10とは、模様印刷部6と接着阻害部8が交
互に存在することになり、模様印刷部6は基体フィルム
7並びにアンカーコート層9を介して熱接着性フィルム
10に強固に接合されるのに対し、接着阻害部6は基体
フィルム7、アンカーコート層9との接着性は殆んど無
く、易剥離性の部分として存在する。
このようにして形成された包装袋のIa、1bの二室に
それぞれ異る内容物を充填した後、各開口部5a、5b
を熱接着して密封すれば、二成分混合用包装体が完成す
る。
この製品を使用するに際しては、包装体を軽く揉むか、
強く振るなどの外力を与えれば、接着性阻害部8におい
て最内層の熱接着フィルム10が基体フィルト7から剥
離するとともに、強度の弱い該熱接着フィルム10は変
形応力を受けて破断を生じつつ、大きな亀裂に成長して
二室1a、Ib間に通孔が形成されて、両室内に収容さ
れた二成分の混合が行われるが、周縁シール部4、開口
密封部は強固に接着されているので、内容物が外部に洩
出することはない。
このようにして、人為的に通孔を形成するまでは、通常
の取扱、輸送などの間に、弱シール部2における剥離、
通孔の形成が行われることはない。
なお、本考案において、模様印刷インキ自体に接着阻害
剤を添加して、中央弱シール部2に該模様印刷部が間隔
を置いて存在し、かつ周縁シール部に印刷模様が存在し
ないようにしても、略々前記と同様の作用効果を奏する
ことができる。
前記実施例に卦いて、基材フィルムとして、厚さ12μ
のポリエステルフィルム、接着阻害剤としてポリアミド
溶液を施して、プロピルチタネートをアンカーコート剤
とし、厚さ40μの低密度ポリエチレンを押出し積層し
た複合フィルムを使用した包装袋につき、各シール部の
シール強度を測定したところ、接着阻害剤の存在しない
周縁シール部では2〜3Kg/15m巾接着阻害剤が存
在した弱シール部では、0.7〜1.2 Kg715
m巾であり、かつ従来の包装袋のシール強度に比し、極
めて安定したものであった。
さらに第4図は、他の実施例に釦ける第3図と同様の切
断正面図であって、前実施例におけるアンカーコート層
を省略し、かつ、基体フィルム7′の内面に形成された
模様印刷部6′の面を含んで、袋1の四周縁シール部4
′を除いた全面に接着阻害部8′を形成した場合を示し
、この場合には弱シール部2′の全長を含んで、周縁シ
ール部4′以外の全面にわたって、接着阻害部8′が存
在し、したがって内容物を収容密封した製品は前記実施
例の場合に釦けるよりも基体フィルム7′と熱接着性フ
ィルム10′との易剥離性の部分は拡大され、外力によ
る熱接着性フィルム10′の破断に伴う弱シール部2′
の開孔が容易となる。
本考案は上記の構成、作用を有するので、通常の複合フ
ィルム内に、模様印刷と接着阻害剤印刷とを行い、また
は模様印刷面を被覆して接着阻害剤層を形威し、あるい
は、模様印刷インキ中に接着阻害剤を混入して印刷する
ことにより、容易に二成分混合用包装袋が得られ、内容
物によっては衛生的で、しかも弱シール部のシール強度
が安定したものとすることができ、実用的効果は大きい
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案包装袋の実施例を示す斜視図、第2図は
第1図A−A線に釦いて切断した拡大側面図、第3図は
第1図B−B線Ki−いて切断した拡大正面図、第4図
は他の実施例に釦ける第3図と同様の切断拡大正面図で
ある。 1・・・・・・包装袋、2・・・・・・弱シール部、3
,3′・・・・・・複合フィルム、4・・・・・・シー
ル部、6・・・・・・模様印刷部、7・・・・・・基体
フィルム、8・・・・・・接着阻害部、9・・・・・・
アンカーコート層、10・・・・・・熱接着性フィルム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弱シール部2を境界として二室に区画し、二種の内容物
    を個別かつ一体に包装するための熱接着性複合フィルム
    製の包装袋において、該弱シール部2が間隔をかいて、
    または全長にわたって、接着阻害部8を基体フィルム7
    と熱接着フィルム8との積層間に介在せしめた複合フィ
    ルム3,3′相互の熱接着により形成されたものである
    二成分混合用包装袋。
JP3314180U 1980-03-15 1980-03-15 二成分混合用包装袋 Expired JPS5942370Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3314180U JPS5942370Y2 (ja) 1980-03-15 1980-03-15 二成分混合用包装袋

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3314180U JPS5942370Y2 (ja) 1980-03-15 1980-03-15 二成分混合用包装袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56135469U JPS56135469U (ja) 1981-10-14
JPS5942370Y2 true JPS5942370Y2 (ja) 1984-12-11

Family

ID=29628837

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JP3314180U Expired JPS5942370Y2 (ja) 1980-03-15 1980-03-15 二成分混合用包装袋

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58174440U (ja) * 1982-05-19 1983-11-21 株式会社カナエ 包装体

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JPS56135469U (ja) 1981-10-14

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