JPH0516470B2 - - Google Patents

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JPH0516470B2
JPH0516470B2 JP21340883A JP21340883A JPH0516470B2 JP H0516470 B2 JPH0516470 B2 JP H0516470B2 JP 21340883 A JP21340883 A JP 21340883A JP 21340883 A JP21340883 A JP 21340883A JP H0516470 B2 JPH0516470 B2 JP H0516470B2
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JP
Japan
Prior art keywords
moisture
acrylate
carbon atoms
coating agent
trifluoroethane
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP21340883A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60106862A (ja
Inventor
Hitoshi Matsuo
Nobuyuki Yamagishi
Yukio Ootoshi
Fumio Hase
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seimi Chemical Co Ltd
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Seimi Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd, Seimi Chemical Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP21340883A priority Critical patent/JPS60106862A/ja
Publication of JPS60106862A publication Critical patent/JPS60106862A/ja
Publication of JPH0516470B2 publication Critical patent/JPH0516470B2/ja
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  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリフルオロアルキル基を含有する
重合体及びシラン化合物からなる電気光学素子用
防湿コーテイング剤に関する。 液晶表示素子、エレクトロクロミツク表示素
子、電気泳動表示素子等の電子光学素子において
は、その耐湿性は重要である。電極付のガラス基
板を対向せしめ、その周囲にエポキシ樹脂等のシ
ール材を設け、液晶物質を注入した液晶表示素子
では、注入された液晶中にシール材を介して水分
が浸入すると、液晶の化学変化により、その機能
を果し得なくなる。又、ガラス基板上には、各種
光学的効果を生じせしめるために、偏光膜、着色
フイルター、反射膜等の薄膜シートが貼着されて
いるが、水や油等が貼着界面から浸入すると、剥
離が生じやすくなるという問題がある。 本発明者等は、電子光学素子に耐湿性を付与で
きるコーテイング剤について、種々検討した結
果、ポリフルオロアルキル基を含有する重合体と
シラン化合物との混合物が長期にわたり良くその
目的を達成できることがわかつた。すなわち、本
発明は、炭素数4〜20個のポリフルオロアルキル
基を含有するアクリレートあるいはメタクリレー
トの単独重合体または該アルリレートあるいはメ
タクリレートと共重合し得る他の化合物の共重合
体、及び炭素数4〜20個のポリフルオロアルキル
基を含有するシラン化合物とからなることを特徴
とする電気光学素子用防湿コーテイング剤に関す
るものである。 本発明の防湿コーテイング剤は、1,1,2−
トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン等
の有機溶剤に溶解又は分散したものであり、防湿
性を必要とする個所へ塗布し、乾燥するだけで耐
久性の高い防湿性を付与することができる。液晶
やエレクトロクロミツクのシール部や注入孔封止
部のシール性の向上や、薄膜シートの剥離防止に
対して効果的である。 炭素数4〜20個のポリフルオロアルキル基を含
有するアクリレートあるいはメタクリレートの単
独重合体(以下化合物という)とは、モノマー
中のポリフルオロアルキル基の炭素数が同一のも
のばかりでなく、異なるもの同志の重合体をも意
味している。 炭素数4〜20個のポリフルオロアルキル基を含
有するアクリレートあるいはメタクリレートとし
ては、特に限定されるものではないが、例えば下
記のアクリレート又はメタクリレートが好まし
い。 CF2(CF24CH2OCOC(CH3)=CH2 CF2(CF26(CH22OCOC(CH3)=CH2 CF3(CF27CH2CH2OCOCH=CH2 CF3(CF27SO2N(C3H7)(CH22OCOCH=
CH2 CF3(CF27(CH24OCOCH=CH2 CF3(CF27SO2N(CH3)(CH22OCOC(CH3
=CH2 CF3(CF27SO2N(C2H5)(CH22OCOCH=
CH2 CF3(CF27CONH(CH22OCOCH=CH2 CF3(CF28(CH22OCOCH=CH2 CF3(CF28(CH22OCOC(CH3)=CH2 CF3(CF28CONH(CH22OCOC(CH3)=CH2 H(CF210CH2OCOCH=CH2 CF2Cl(CF210CH2OCOC(CH3)=CH2 前記アクリレートあるいはメタクリレートと共
重合し得る化合物としては、本発明の作用効果を
阻害しない限り、広範囲に選択可能である。例え
ば、エチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、弗化ビ
ニル、ハロゲン化ビニリデン、スチレン、α−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、アクリル酸
とそのアルキルエステル、メタクリル酸とそのア
ルキルエステル、ポリ(オキシアルキレン)アク
リレート、ポリ(オキシアルキレン)メタクリレ
ート、アクリルアミド、メタクリルアミド、ジア
セトンアクリルアミド、メチロール化ジアセトン
アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミ
ド、ビニルアルキルエーテル、ハロゲン化アルキ
ルビニルエーテル、ビニルアルキルケトン、ブタ
ジエン、イソプレン、クロロプレン、グリシジル
アクリレート、ベンジルメタクリレート、ベンジ
ルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、
無水マレイン酸、アジリジニルアクリレート又は
メタクリレート、N−ビニルカルバゾールのごと
きパーフルオロアルキル基を含まない重合し得る
化合物の一種又は二種以上を、共重合体の構成単
位として共重合せしめることが可能である。これ
ら共重合体(以下化合物という)中のポリフル
オロアルキル基を含有するアクリレートあるいは
メタクリレートの共重合割合は、通常1〜90重量
%、特に10〜60重量%が適当である。 又、本発明の単独重合体や共重合体を得るため
には、原料の重合し得る化合物を、適当な有機溶
媒に溶かし、重合開始源(使用する有機溶剤に溶
ける過酸化物、アゾ化合物あるいは電離性放射線
など)の作用により、溶液重合させる方法が通常
採用され得る。溶液重合に好適な溶剤は、トルエ
ン、酢酸エチル、イソプロピルアルコール、1,
1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロ
エタン、テトラクロルジフルオロエタン、メチル
クロロホルム等である。かかる共重合体は、数平
均分子量が、ほぼ5000〜数十万の範囲に入るもの
が採用され得る。 炭素数4〜20個のポリフルオロアルキル基(以
下Rfと略すことがある)を含有するシラン化合
物(以下化合物という)としては、下記の化合
物を例示し得る。 RfCH2CH2SiCl3 (RfCH2CH2)SiCl2、RfCH2CH2Si(OCH33、 RfOCNHCH2CH2CH2Si(OC2H53、 RfCONHCH2CH2NHCH2CH2CH2Si
(OC2H53 RfCH2CH2OCOCH2CH2SCH2CH2CH2Si
(OCH33、 RfCH2CH2OCONHCH2CH2CH2Si(OC2H53 RfCH2CH2NHCH2CH2Si(OCH33、 RfCH2CH2NHCH2CH2Si(OCH2CH2OCH33 本発明の防湿コーテイング剤は、前記化合物
及び/又はと化合物との混合物であり、水に
分散させたもの、あるいは有機溶剤中に分散又は
溶解させたものである。混合物固形分中の化合物
の配合割合を1〜50重量%、好ましくは10〜30
重量%の範囲から選定することにより、長期にわ
たり、防湿性能を維持することができる。有機溶
剤としては、アセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソア
ミル等のエステル類、ジエチルエーテル、ジオキ
サン等のエーテル類、メチルクロロホルム、トリ
クロロエチレン、テトラクロロエチレン、テトラ
クロロジフルオロエタン、1,1,2−トリクロ
ロ−1,2,2−トリフルオロエタン、メタキシ
レンヘキサフルオライド等のハロゲン化炭化水素
類の1種又は2種以上の混合物が採用され得るが
シール材や薄膜シート材の劣化を生じせしめるも
のは好ましくない。かかる溶液中にジクロロジフ
ルオロメタン、モノフルオロトリクロロエタン、
ジクロロテトラフルオロエタン等の噴射剤を添加
して、適当な容器に充てんすれば、スプレー処理
ができ、処理後直ちに乾燥し、防湿性能を発揮し
得る。スプレー処理の他、刷毛塗りしたり、完全
にシールされた電気光学素子に対しては溶液中に
素子を浸漬し引き上げることによつても処理する
ことができる。溶剤中又は水中の本願防湿コーテ
イング剤の配合量は、通常1〜20重量%、好まし
くは5〜10重量%である。 以下、本発明の実施例についてさらに説明す
る。 製造例 1 パーフルオロアルキルアクリレート(CH2
CHCOOC2H4C8F17)20g、及び1,1,2−ト
リクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン40g
をオートクレーブ中に入れAIBN(アゾビスイソ
ブチロニトリル)を開始剤とし70℃で16時間反応
させパーフルオロアルキルアクリレートの単独重
合体を合成した。 一方500c.c.の三口フラスコ中にNH2C3H6Si(―
OC2H5350g、1,1,2−トリクロロ−1,
2,2−トリフルオロエタン200gを入れ、
C8F17COOC3H7を滴下ロートで130g添加する。
添加後還流下で10時間反応させることで
C8F17CONHC3H6Si(―OC2H53を得た。 このようにして合成したパーフルオロアルキル
アクリレートの単独重合体1.8wt%、
C8F17CONHC3H6Si(―OC2H530.2wt%、1,1,
2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタ
ン98wt%の組成の溶液を作成した(防湿コーテ
イング剤A) 製造例 2 パーフルオロアルキルアクリレート(CH2
CHCOOC2H4NHOCC6F13)を90部、塩化ビニリ
デン10部、1,1,2−トリクロロ−1,2,2
−トリフルオロエタン200部をオートクレーブ中
に入れA1BNを開始剤とし70℃で16時間反応さ
せ、パーフルオロアルキルアクリレートの共重合
体を合成した。この共重合体1.8wt%、 C8F17CONHC3H6Si(―OC2H530.2wt%、1,
1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロ
エタン98wt%の組成の溶液を作成した(防湿コ
ーテイング剤B) 製造例 3 同様にして、CH2=CH・COOC2H4C8F17の単
独重合体2wt%及び1,1,2−トリクロロ−
1,2,2,トリフルオロエタン98wt%からな
る防湿コーテイング剤C、及び
C8F17CONHC3H6Si(―OC2H532wt%及び1,
1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロ
エタン98wt%からなる防湿コーテイング剤Dを
製造した。 実施例、比較例 充分洗浄したガラス板上に前記防湿コーテイン
グ剤A〜Dを塗布し常温で乾燥させ薄い被膜を形
成した。 次にオートクレーブに水を入れ、その中に処理
したガラス板を浸漬し120℃、2atn、3時間保持
した。試験後に処理したガラス板の水の接触角を
測定し撥水性の変化を調べ、防湿性を評価した。
結果を第1表に示す。 【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 炭素数4〜20個のポリフルオロアルキル基を
    含有するアクリレートあるいはメタクリレートの
    単独重合体または該アクリレートあるいはメタク
    リレートと共重合し得る他の化合物との共重合
    体、及び炭素数4〜20個のポリフルオロアルキル
    基を含有するシラン化合物とからなることを特徴
    とする電気光学素子用防湿コーテイング剤。
JP21340883A 1983-11-15 1983-11-15 防湿コ−テイング剤 Granted JPS60106862A (ja)

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JP21340883A JPS60106862A (ja) 1983-11-15 1983-11-15 防湿コ−テイング剤

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JP21340883A JPS60106862A (ja) 1983-11-15 1983-11-15 防湿コ−テイング剤

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JPS60106862A JPS60106862A (ja) 1985-06-12
JPH0516470B2 true JPH0516470B2 (ja) 1993-03-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0532137U (ja) * 1991-09-17 1993-04-27 大協株式会社 カツプホルダー

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JP5967969B2 (ja) * 2012-02-17 2016-08-10 キヤノン株式会社 撥液膜及びその製造方法、並びにこの撥液膜を用いた微細構造体及びその製造方法

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