JP5967969B2 - 撥液膜及びその製造方法、並びにこの撥液膜を用いた微細構造体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の撥液膜は、後述する含フッ素アクリル系単独重合体または含フッ素アクリル系共重合体と、特定のパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物とから成る。撥液膜は、上記単独重合体または共重合体と、上記シラン化合物との混合物(組成物)であることができる。なお、撥液膜とは、撥液性を有する膜であり、例えば、インクジェット記録ヘッドの撥液層として用いることができる。本発明の撥液膜は、液体(例えば、水)との接触角(動的後退接触角)が90°を越えることができる。撥液膜と、液体との接触角は、自動接触角計(協和界面科学、商品名:CA−W)により測定することができる。
本発明の撥液膜では、高い撥液性を示すため、撥液材として、下記式(1)〜(3)にそれぞれ示すパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物のいずれかの化合物を用いる。撥液膜中の上記シラン化合物の含有割合は、撥液性の観点から10質量%以上、塗布性及び溶解性の観点から80質量%以下であることが好ましい。
パーフルオロポリエーテル基は、パーフルオロアルキル基が酸素原子により複数結合した官能基であり、このパーフルオロアルキル基の炭素数は例えば1以上3以下であることができる。式(1)〜(3)中のパーフルオロポリエーテル基は、例えば下記式(7)で表される構造を有することができ、この他にも、例えば、−CF(CF3)O−構造や−C(CF3)2O−構造を有することができる。また、式(1)〜(3)中のパーフルオロポリエーテル基は、下記式(7)で表される基であることができる。
式(1)〜(3)中の加水分解性置換基は、塩酸等の酸性触媒や水酸化ナトリウム等の塩基性触媒の存在下、または無触媒中で、加水分解することができる基である。この加水分解性置換基を必要に応じて加熱して、加水分解することにより、式(1)〜(3)に示すシラン化合物中にシラノール基を生成することができ、また、シロキサン縮合物を形成することもできる。具体的に加水分解性置換基としては、ハロゲン原子、アルコキシ基、アミノ基、および水素原子等を挙げることができる。この中でも、反応性制御の観点からメトキシ基やエトキシ基、プロポキシ基等のアルコキシ基を加水分解性置換基として用いることが好ましい。また、アルコキシ基の中でも、反応制御の観点から、炭素数1以上3以下のアルコキシ基を用いることがより好ましい。
式(1)〜(3)中の非加水分解性置換基としては、例えば、炭素数1以上20以下のアルキル基、フェニル基等が挙げられる。この中でも、反応性制御の観点からメチル基やエチル基を非加水分解性置換基として用いることが好ましい。
式(1)及び(2)中の有機基としては、例えば、エーテル結合を有していても良いアルキレン基(例えば、直鎖状アルキレン基)を挙げることができる。なお、この有機基の炭素数は1以上12以下である。
本発明では、式(4)に示すフッ素原子を含む単位モノマーの単独重合体(含フッ素アクリル系単独重合体)、または、式(4)と式(5)にそれぞれ示すモノマーの共重合体(含フッ素アクリル系共重合体)を用いる。これらの有機ポリマーは、高い被膜形成能を有し、上述したパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物と混合して用いることができる。上記単独重合体(単独重合物)または共重合体(共重合物)を用いることで、これらの重合体内にパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物が分散され、凝集を抑制することが可能となる。
以下に、式(4)を示す。
本発明で用いる含フッ素アクリル系単独重合体及び共重合体の製造方法は、いずれも一般的に使用される重合方法を適宜用いることができ、特に制限されない。後述する実施例及び比較例では、上述した化学式(11)〜(15)で表わされるモノマーを用いて、重合開始剤(アゾビスイソブチロニトリル(AIBN))存在下、溶液重合を行い、各重合体を製造した。具体的には、まず、フラスコに、所定量の含フッ素アクリレートモノマーおよび非フッ素アクリレートモノマー、メチルイソブチルケトン(MIBK)、AIBNを入れ、約10分間窒素バブリングさせた。その後、フラスコ内を75℃に加熱し、AIBNを追加投入しながら、撹拌した。所定時間後、室温まで冷却させた反応溶液をメタノール中に注ぎ込み、沈殿物をメタノールで数回洗浄した後、2,2,2−トリフルロオロエタノールに溶解し、メタノールで沈殿させ、真空乾燥(60℃、10時間以上)を行い、各重合体を製造した。
本発明の第1の撥液膜は、例えば、以下の工程を含む製造方法により作製することができる。
前記式(1)〜(3)にそれぞれ示すパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物のうちのいずれかの化合物と、上述した含フッ素アクリル系単独重合体とを含む混合物(第1の混合物)を得る工程。
この混合物の固化物である撥液膜を得る工程。
前記式(1)〜(3)にそれぞれ示すパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物のうちのいずれかの化合物と、上述した含フッ素アクリル系共重合体とを含む混合物(第2の混合物)を得る工程。
この混合物の固化物である撥液膜を得る工程。
本発明の撥液膜を用いた微細構造体及びその製造方法について、以下に説明する。なお、微細構造体とは、ナノオーダーやミクロンオーダーのパターンを有する構造体を意味する。この微細構造体は、基板上に形成され、本発明の撥液膜を例えば微細構造体の表面に有する。微細構造体としては、例えば、後述するインクジェット記録ヘッド中の流路部材や、ディスプレイにおけるカラーフィルター、素子および配線形成部材などを挙げることができる。しかしながら、微細構造体は、これらに限定されるものでは無い。
i)基板上に、光カチオン重合性樹脂材料を含みかつ未硬化の光カチオン重合性樹脂層を形成する工程。
ii)この光カチオン重合性樹脂層の上に、本発明の撥液膜を形成する工程。
iii)この光カチオン重合性樹脂層及び撥液膜を、パターン露光及び現像することにより、光カチオン重合性樹脂層の非露光部分と、撥液膜の非露光部分とを除去し、微細パターンを形成する工程。
図1は、本発明の微細構造体を有するインクジェット記録ヘッドの一例の斜視図である。この記録ヘッドは、インクを吐出するためのエネルギー発生素子5を複数有する基板1上に、流路部材2が形成されている。この流路部材2は、インクを吐出するためのインク吐出口3と、インク吐出口3に連通しかつインクを保持するインク流路6とを有する。また、この流路部材2は、2層で構成されており、光カチオン重合性樹脂層(硬化物)表面に、本発明の撥液膜が形成されている。また、基板1には、インクをインク流路6に供給するインク供給口4が設けられている。
図2を用いて、本発明の微細構造体を有するインクジェット記録ヘッドの製造方法を説明する。なお、図2は、インクジェット記録ヘッドの製造方法を説明するための図であり、図2(a)〜(d)は、図1のA−A’断面に相当する工程断面図である。
図2に示すように、インクジェット記録ヘッドを作製した。
具体的には、まず、エネルギー発生素子5が形成されたシリコン基板1上に、ポリメチルイソプロペニルケトン(東京応化工業(株)製、商品名:ODUR−1010)からなる型材8を形成した。続いて、このシリコン基板上及び型材上に、表1に示す材料で構成される溶液を塗布して、未硬化の光カチオン重合性樹脂層7aを形成した(工程i)。
・パーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物
式(8)に示すシラン化合物(式(8)中、uは20であり、nは3である)
・含フッ素アクリル系単独重合体
式(11)に示すモノマーの単独重合体(重量平均分子量:30000)
・溶媒(フッ素系溶媒)
商品名:ノベックHFE7600(商品名、住友スリーエム(株)製)。
・初期撥液性
自動接触角計(協和界面科学、商品名:CA−W)を用いて、インクジェット記録ヘッド表面(撥液膜表面)の純水に対する動的後退接触角θrの測定を行い、この純水に対する動的後退接触角値を以下の基準に従い評価することによって撥液膜の初期撥液性を評価した。
◎:100°以上、
○:100°未満85°以上、
△:85°未満75°以上、
×:75°未満。
キヤノンから市販されている商品名:BCI−7Cインク中に60℃の温度で、インクジェット記録ヘッドを1週間浸漬した。そして、浸漬後のインクジェット記録ヘッド表面の純水に対するθrの測定を行い、このθrを以下の基準に従い評価することによって、インク浸漬後撥液性を評価した。
◎:80°以上、
○:80°未満70°以上、
△:70°未満60°以上、
×:60°未満。
撥液膜中の撥液材(シラン化合物)の凝集の有無の確認は、カラー3Dレーザー顕微鏡(商品名:VD−9710、(株)キーエンス製)を用いて行った。
含フッ素アクリル系単独重合体として、式(12)に示すモノマーの単独重合体(重量平均分子量:30000)を用いた以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。
パーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物として、式(9)に示すシラン化合物を用いた以外は、実施例1及び2とそれぞれ同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。なお、式(9)中のvは20である。
パーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物として、式(10)に示すシラン化合物を用いた以外は、実施例1及び2とそれぞれ同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。なお、式(10)中、wは20であり、eは10である。
パーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物として、下記式(19)〜(24)に示すシラン化合物をそれぞれ用いた以外は、実施例2とそれぞれ同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。
実施例1の含フッ素アクリル系単独重合体の代わりに、式(11)に示すモノマーと式(13)に示すモノマーとの共重合体(重量平均分子量:50000)を用いた以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。なお、式(13)中のgは20である。また、共重合体中、式(11)のモノマー由来のセグメントと式(13)のモノマー由来のセグメントの組成比は30:70とした。
実施例13の共重合体中の式(11)のモノマー由来のセグメントと式(13)のモノマー由来のセグメントの組成比を、それぞれ50:50、及び80:20に変更した以外は実施例13と同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。なお、実施例14及び15に用いた共重合体の重量平均分子量は、それぞれ30000及び20000であった。
実施例13〜15の共重合体の形成に用いる式(13)に示すモノマーをそれぞれ式(14)に示すモノマーに変更した以外は、実施例13〜15と同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。なお、実施例16〜18に用いた共重合体の重量平均分子量は、それぞれ100000、60000及び40000であった。
実施例13〜15の共重合体の形成に用いる式(13)に示すモノマーをそれぞれ式(15)に示すモノマーに変更した以外は、実施例13〜15と同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。なお、実施例19〜21に用いた共重合体の重量平均分子量は、それぞれ100000、60000及び40000であった。
実施例13〜21の共重合体の形成に用いる式(11)に示すモノマーをそれぞれ式(12)に示すモノマーに変更した以外は、実施例13〜21と同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。なお、実施例22〜30に用いた共重合体の重量平均分子量は、それぞれ実施例13〜21と同様であった。
実施例13及び15に用いた式(8)に示すシラン化合物を、それぞれ式(9)に示すシラン化合物に変更した以外は実施例13及び15と同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。なお、式(9)中のvは20である。
実施例16及び18に用いた式(8)に示すシラン化合物を、それぞれ式(9)に示すシラン化合物に変更した以外は実施例16及び18と同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。なお、式(9)中のvは20である。
実施例19及び21に用いた式(8)に示すシラン化合物を、それぞれ式(9)に示すシラン化合物に変更した以外は実施例19及び21と同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。なお、式(9)中のvは20である。
実施例31〜36の共重合体の形成に用いる式(11)に示すモノマーをそれぞれ式(12)に示すモノマーに変更した以外は、実施例31〜36と同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。なお、実施例37〜42に用いた共重合体の重量平均分子量は、それぞれ実施例31〜36と同様であった。
パーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物を、式(9)に示すシラン化合物から式(10)に示すシラン化合物にそれぞれ変更した以外は、実施例31〜42と同様にして、インクジェット記録ヘッドを作製した。なお、式(10)中のwは20であり、eは10である。
実施例28及び30に用いた式(8)に示すシラン化合物を、それぞれ式(19)に示すシラン化合物に変更した以外は実施例28及び30と同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。
実施例28及び30に用いた式(8)に示すシラン化合物を、それぞれ式(20)に示すシラン化合物に変更した以外は実施例28及び30と同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。
実施例28及び30に用いた式(8)に示すシラン化合物を、それぞれ式(21)に示すシラン化合物に変更した以外は実施例28及び30と同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。
実施例28及び30に用いた式(8)に示すシラン化合物を、それぞれ式(22)に示すシラン化合物に変更した以外は実施例28及び30と同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。
実施例28及び30に用いた式(8)に示すシラン化合物を、それぞれ式(23)に示すシラン化合物に変更した以外は実施例28及び30と同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。
実施例28及び30に用いた式(8)に示すシラン化合物を、それぞれ式(24)に示すシラン化合物に変更した以外は実施例28及び30と同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。
塗布液中に含フッ素アクリル系単独重合体を配合しなかった以外は、それぞれ実施例1、3、5および7〜12と同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。
塗布液中にパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物を配合しなかった以外は、それぞれ実施例1及び2と同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。
塗布液中にパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物を配合しなかった以外は、それぞれ実施例13〜30と同様にしてインクジェット記録ヘッドを作製した。
2 流路部材
3 インク吐出口
4 インク供給口
5 エネルギー発生素子
6 インク流路
7a 未硬化の光カチオン重合性樹脂層
7b 撥液膜
8 型材
9 マスク
10 紫外線
11 発泡室
Claims (10)
- 下記式(2)及び(3)にそれぞれ示すパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物のうちの少なくとも1つの化合物と、
下記式(4)に示すモノマーの単独重合物である含フッ素アクリル系単独重合体と
から成る撥液膜:
- 下記式(2)及び(3)にそれぞれ示すパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物のうちの少なくとも1つの化合物と、
下記式(4)に示すモノマーおよび下記式(5)に示すモノマーの共重合物である含フッ素アクリル系共重合体と
から成る撥液膜:
- 前記含フッ素アクリル系共重合体中の、前記式(4)に示すモノマーによって形成されるユニットの含有割合が、30mol%以上である請求項2に記載の撥液膜。
- 前記撥液膜に含有される前記パーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物中の、該パーフルオロポリエーテル基が、下記式(7)で表わされる構造を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撥液膜:
- 前記撥液膜に含有される前記パーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物中の、該パーフルオロポリエーテル基の重量平均分子量が、500以上、20000以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の撥液膜。
- 下記式(2)及び(3)にそれぞれ示すパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物のうちの少なくとも1つの化合物と、
下記式(4)に示すモノマーの単独重合物である含フッ素アクリル系単独重合体と、
を含む混合物を得る工程、並びに、
該混合物の固化物である撥液膜を得る工程
を含む撥液膜の製造方法:
- 下記式(2)及び(3)にそれぞれ示すパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物のうちの少なくとも1つの化合物と、
下記式(4)に示すモノマーおよび下記式(5)に示すモノマーの共重合物である含フッ素アクリル系共重合体と、
を含む混合物を得る工程、並びに、
該混合物の固化物である撥液膜を得る工程
を含む撥液膜の製造方法:
- 基板上に形成される微細構造体であって、該微細構造体が請求項1〜5のいずれか1項に記載の撥液膜を有することを特徴とする微細構造体。
- 基板上に形成される微細構造体の製造方法であって、
基板上に、光カチオン重合性樹脂材料を含みかつ未硬化の光カチオン重合性樹脂層を形成する工程と、
該光カチオン重合性樹脂層の上に、請求項1〜5のいずれか1項に記載の撥液膜を形成する工程と、
該光カチオン重合性樹脂層及び該撥液膜を、パターン露光及び現像することにより、該光カチオン重合性樹脂層の非露光部分と、該撥液膜の非露光部分とを除去し、微細パターンを形成する工程と、
を有することを特徴とする微細構造体の製造方法。 - 請求項8に記載の微細構造体を有することを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
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