JP2013170170A5 - - Google Patents

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JP2013170170A5
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上記目的を達成すための本発明の第1の撥液膜は、下記式(1)、(2)及び(3)にそれぞれ示すパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物のうちの少なくとも1つの化合物と、下記式(4)に示すモノマーの単独重合物である含フッ素アクリル系単独重合体と、から成る撥液膜である。
さらに、本発明の第2の撥液膜は、下記式(1)、(2)及び(3)にそれぞれ示すパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物のうちの少なくとも1つの化合物と、下記式(4)に示すモノマーおよび下記式(5)に示すモノマーの共重合物である含フッ素アクリル系共重合体と、から成る撥液膜である。
また、本発明の第1の撥液膜の製造方法は、上述した第1の撥液膜を製造する方法であって、前記式(1)〜(3)にそれぞれ示すパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物のうちの少なくとも1つの化合物と、前記含フッ素アクリル系単独重合体とを含む混合物を得る工程、並びに上記混合物の固化物である撥液膜を得る工程を含む撥液膜の製造方法である。
さらに、本発明の第2の撥液膜の製造方法は、上述した第2の撥液膜を製造する方法であって、前記式(1)〜(3)にそれぞれ示すパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物のうちの少なくとも1つの化合物と、前記含フッ素アクリル系共重合体とを含む混合物を得る工程、並びに上記混合物の固化物である撥液膜を得る工程を含む撥液膜の製造方法である。

Claims (4)

  1. 下記式(1)、(2)及び(3)にそれぞれ示すパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物のうちの少なくとも1つの化合物と、
    下記式(4)に示すモノマーの単独重合物である含フッ素アクリル系単独重合体と
    から成る撥液膜:
    Figure 2013170170
    (式(1)中、Rfはパーフルオロポリエーテル基を表し、Rは加水分解性置換基を表し、Xは炭素数1以上12以下の有機基を表し、Yは非加水分解性置換基を表し、aは1以上3以下の整数を表す)、
    Figure 2013170170
    (式(2)中、RfIIはパーフルオロポリエーテル基を表し、RIIおよびRIIIは各々独立して加水分解性置換基を表し、XIIおよびXIIIは各々独立して炭素数1以上12以下の有機基を表し、YIIおよびYIIIは各々独立して非加水分解性置換基を表し、bおよびcは各々独立して1以上3以下の整数を表す)、
    Figure 2013170170
    (式(3)中、RfIIIはパーフルオロポリエーテル基を表し、RIVは加水分解性置換基を表し、XIVは炭素数1以上12以下の直鎖状飽和炭化水素基を表し、YIVは非加水分解性置換基を表し、Zは水素原子またはアルキル基を表し、dは1以上3以下の整数を表し、mは正の整数を表し、ただし、−SiRIV IV 3−dは、XIV中のZ側の末端炭素原子に結合する)、
    Figure 2013170170
    (式(4)中、AはHまたはCHを表し、AIIは炭素数1以上3以下の直鎖状飽和炭化水素基を表し、RfIVは直鎖状または分岐鎖状のパーフルオロアルキル基を表す)。
  2. 下記式(1)、(2)及び(3)にそれぞれ示すパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物のうちの少なくとも1つの化合物と、
    下記式(4)に示すモノマーおよび下記式(5)に示すモノマーの共重合物である含フッ素アクリル系共重合体と
    から成る撥液膜:
    Figure 2013170170
    (式(1)中、Rfはパーフルオロポリエーテル基を表し、Rは加水分解性置換基を表し、Xは炭素数1以上12以下の有機基を表し、Yは非加水分解性置換基を表し、aは1以上3以下の整数を表す)、
    Figure 2013170170
    (式(2)中、RfIIはパーフルオロポリエーテル基を表し、RIIおよびRIIIは各々独立して加水分解性置換基を表し、XIIおよびXIIIは各々独立して炭素数1以上12以下の有機基を表し、YIIおよびYIIIは各々独立して非加水分解性置換基を表し、bおよびcは各々独立して1以上3以下の整数を表す)、
    Figure 2013170170
    (式(3)中、RfIIIはパーフルオロポリエーテル基を表し、RIVは加水分解性置換基を表し、XIVは炭素数1以上12以下の直鎖状飽和炭化水素基を表し、YIVは非加水分解性置換基を表し、Zは水素原子またはアルキル基を表し、dは1以上3以下の整数を表し、mは正の整数を表し、ただし、−SiRIV IV 3−dは、XIV中のZ側の末端炭素原子に結合する)、
    Figure 2013170170
    (式(4)中、AはHまたはCHを表し、AIIは炭素数1以上3以下の直鎖状飽和炭化水素基を表し、RfIVは直鎖状または分岐鎖状のパーフルオロアルキル基を表す)、
    Figure 2013170170
    (式(5)中、AIIIはHまたはCHを表し、AIVは炭素数1以上30以下のアルキル基、またはオキシラン環を有する基を表す)。
  3. 下記式(1)〜(3)にそれぞれ示すパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物のうちの少なくとも1つの化合物と、
    下記式(4)に示すモノマーの単独重合物である含フッ素アクリル系単独重合体と、
    を含む混合物を得る工程、並びに、
    該混合物の固化物である撥液膜を得る工程
    を含む撥液膜の製造方法:
    Figure 2013170170
    (式(1)中、Rfはパーフルオロポリエーテル基を表し、Rは加水分解性置換基を表し、Xは炭素数1以上12以下の有機基を表し、Yは非加水分解性置換基を表し、aは1以上3以下の整数を表す)、
    Figure 2013170170
    (式(2)中、RfIIはパーフルオロポリエーテル基を表し、RIIおよびRIIIは各々独立して加水分解性置換基を表し、XIIおよびXIIIは各々独立して炭素数1以上12以下の有機基を表し、YIIおよびYIIIは各々独立して非加水分解性置換基を表し、bおよびcは各々独立して1以上3以下の整数を表す)、
    Figure 2013170170
    (式(3)中、RfIIIはパーフルオロポリエーテル基を表し、RIVは加水分解性置換基を表し、XIVは炭素数1以上12以下の直鎖状飽和炭化水素基を表し、YIVは非加水分解性置換基を表し、Zは水素原子またはアルキル基を表し、dは1以上3以下の整数を表し、mは正の整数を表し、ただし、−SiRIV IV 3−dは、XIV中のZ側の末端炭素原子に結合する)、
    Figure 2013170170
    (式(4)中、AはHまたはCHを表し、AIIは炭素数1以上3以下の直鎖状飽和炭化水素基を表し、RfIVは直鎖状または分岐鎖状のパーフルオロアルキル基を表す)。
  4. 下記式(1)〜(3)にそれぞれ示すパーフルオロポリエーテル基を有するシラン化合物のうちの少なくとも1つの化合物と、
    下記式(4)に示すモノマーおよび下記式(5)に示すモノマーの共重合物である含フッ素アクリル系共重合体と、
    を含む混合物を得る工程、並びに、
    該混合物の固化物である撥液膜を得る工程
    を含む撥液膜の製造方法:
    Figure 2013170170
    (式(1)中、Rfはパーフルオロポリエーテル基を表し、Rは加水分解性置換基を表し、Xは炭素数1以上12以下の有機基を表し、Yは非加水分解性置換基を表し、aは1以上3以下の整数を表す)、
    Figure 2013170170
    (式(2)中、RfIIはパーフルオロポリエーテル基を表し、RIIおよびRIIIは各々独立して加水分解性置換基を表し、XIIおよびXIIIは各々独立して炭素数1以上12以下の有機基を表し、YIIおよびYIIIは各々独立して非加水分解性置換基を表し、bおよびcは各々独立して1以上3以下の整数を表す)、
    Figure 2013170170
    (式(3)中、RfIIIはパーフルオロポリエーテル基を表し、RIVは加水分解性置換基を表し、XIVは炭素数1以上12以下の直鎖状飽和炭化水素基を表し、YIVは非加水分解性置換基を表し、Zは水素原子またはアルキル基を表し、dは1以上3以下の整数を表し、mは正の整数を表し、ただし、−SiRIV IV 3−dは、XIV中のZ側の末端炭素原子に結合する)、
    Figure 2013170170
    (式(4)中、AはHまたはCHを表し、AIIは炭素数1以上3以下の直鎖状飽和炭化水素基を表し、RfIVは直鎖状または分岐鎖状のパーフルオロアルキル基を表す)、
    Figure 2013170170
    (式(5)中、AIIIはHまたはCHを表し、AIVは炭素数1以上30以下のアルキル基、またはオキシラン環を有する基を表す)。
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