JPH0516453Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0516453Y2
JPH0516453Y2 JP10735686U JP10735686U JPH0516453Y2 JP H0516453 Y2 JPH0516453 Y2 JP H0516453Y2 JP 10735686 U JP10735686 U JP 10735686U JP 10735686 U JP10735686 U JP 10735686U JP H0516453 Y2 JPH0516453 Y2 JP H0516453Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
oil passage
input shaft
oil
pump impeller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10735686U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6315359U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10735686U priority Critical patent/JPH0516453Y2/ja
Publication of JPS6315359U publication Critical patent/JPS6315359U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0516453Y2 publication Critical patent/JPH0516453Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ロツクアツプ付自動変速機に係
り、特に、流体伝動装置内に通ずる作動油供給路
の改良に関する。
(従来の技術) 従来のロツクアツプ付自動変速機としては、例
えば、第3図に示すような構造を有したものがあ
る(特開昭58−196359号、特開昭59−34060号な
ど)。
トルクコンバータ1は、タービンランナ2に対
して後方(図中右法を「前方」とし、図中左方を
「後方」とする)にポンプインペラ3が配置され、
タービンランナ2とポンプインペラ3の間にステ
ータ4が設けられた構造になつている。
ポンプインペラ3の中央には、スリーブ5が後
方へ突設されており、このスリーブ5の後端にオ
イルポンプ6を構成するロータ7が軸着されてい
る。
オイルポンプ6の後面を塞ぐオイルポンプカバ
ー8は、ハウジング9に固定されており、中央部
には、前後に延設された固定スリーブ10が形成
されている。この固定スリーブ10の前端は、ポ
ンプインペラ3のスリーブ5内を通り、トルクコ
ンバータ1内に達している。
固定スリーブ10内には、インプツトシヤフト
11が、ブツシユ12,13を用いることで、回
転自在に挿通されており、このインプツトシヤフ
ト11の先端には、上記タービンランナ2が軸着
されている。
タービンランナ2の前方には、タービンランナ
2と一体に回転するロツクアツプクラツチ14が
設けられている。前記インプツトシヤフト11の
内部には軸方向に連通するとともに前端で開口
し、前記ロツクアツプクラツチ14のクラツチ圧
室15へ通ずる油路16が形成されている。
そして、通常のコンバータ作動時には、油圧
は、油路16とクラツチ圧室15を通つてトルク
コンバータ1内に入り、ポート17、油路18、
ポート19を通つて排出される。
また、ロツクアツプ作動時には、上記とは逆
に、ポート19、油路18、ポート17を通つて
トルクコンバータ1内へ作動油圧が供給されるこ
とで、ロツクアツプクラツチ14が締結する。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来のロツクアツプ付自動
変速機にあつては、トルクコンバータ1内に通ず
る作動油供給路が、ポンプインペラのスリーブ5
と固定スリーブ10の間に形成された油路18お
よびオイルポンプ6のロータ7の内側に設けられ
たポート19を含むため、以下の不都合が生ずる
ことがある。
すなわち、高速回転時には、オイルポンプ6の
ロータ7のサイドシール部からオイルポンプ6内
の高圧油がポート19内へ漏出し、この漏出した
油圧によりトルクコンバータ1内の油圧が高くな
ることがある。
このような現象が生じているときに、ロツクア
ツプクラツチ14を解放するためにクラツチ圧室
15内へ油路16を介して油圧を与えても、トル
クコンバータ1内の油圧上昇のために、ロツクア
ツプクラツチ14が完全に解除されない場合があ
る。このため、車両の運転性能の悪化を招く虞れ
がある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、本考案は、上記
従来例と同様に、タービンランナの後方に配置さ
れたポンプインペラのスリーブにオイルポンプが
軸着され、ポンプインペラのスリーブ内にインプ
ツトシヤフトが挿通されているとともに、ポンプ
インペラのスリーブとインプツトシヤフトの間に
固定スリーブが挿入されているロツクアツプ付自
動変速機において、前記ポンプインペラのスリー
ブと前記固定スリーブの間に、前端が流体伝動装
置内に通じ、後端が第1のシール部材でシールさ
れた第1の油路を形成するとともに、前記インプ
ツトシヤフトと前記固定スリーブの間に、前端が
第2のシール部材でシールされた第2の油路を形
成し、かつ、前記2つのシール部材の取付位置の
間に、前記固定スリーブを貫通して前記第1の油
路と第2の油路を繋ぐ貫通孔を形成したことを特
徴とする。
(作用) 本考案は、上記第1の油路と第2の油路を流体
伝動装置の作動油供給路として用いることによ
り、この作動油供給路とオイルポンプのロータ内
面の間が固定スリーブで隔絶され、オイルポンプ
内の油圧が漏出すことを防止できる。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例であるロツクアツプ
クラツチ付自動変速機の一部分の構成を示す中心
軸上半部分の断面図である。
本実施例は流体伝動装置として流体継手21を
用いており、この流体継手21は、エンジン出力
軸に固着されたカバー24に固定されて一体回転
するポンプインペラ22が、タービンランナ23
の後方(図中右方を「前方」とし、図中左方を
「後方」とする)に配置された構造になつている。
ポンプインペラ21の中央には、スリーブ25
が後方へ突設されており、このスリーブ25の後
端にオイルポンプ26を構成するロータ27が軸
着されている。
オイルポンプ26の後面を塞ぐオイルポンプカ
バー27は、トランスミツシヨンカバー(図示
略)に固定されており、中央部には後方に突出す
るスリーブ28が形成されている。このオイルポ
ンプカバーのスリーブ28内には、前端がポンプ
インペラのスリーブ25内に達する固定スリーブ
29が圧入されている。
固定スリーブ29内には、インプツトシヤフト
30がシールリング31〜33およびブツシユ3
4を用いることで回転自在に挿通されており、こ
のインプツトシヤフト30の先端には、タービン
ランナ23が軸着されている。
タービンランナ23の前方には、タービンラン
ナ23と一体に回転するダンパ機構付きロツクア
ツプクラツチ35が設けられている。
前記インプツトシヤフト30の内部には、軸方
向に連通するとともに、前端で開口し、前記ロツ
クアツプクラツチ35のクラツチ圧室36へ通ず
る油路37が形成されている。
そして、ポンプインペラのスリーブ25と固定
スリーブ29の間に、前端がポート39を介して
流体継手21内に通じ、後端がシールリング38
(第1のシール部材)でシールされた油路40
(第1の油路)が形成されている。
また、固定スリーブ29とインプツトシヤフト
30の間には、前端がブツシユ34(第2のシー
ル部材)でシールされ、後端がシールリング32
でシールされた油路42(第2の油路)が形成さ
れている。
固定スリーブ29の前記シールリング38とブ
ツシユ34の取付位置の間には、貫通孔41が形
成され、2つの油路40と42が連通している。
また、固定スリーブ29の前記スリツプリング3
2の前方に貫通孔43が形成されており、油路4
2がオイルポンプカバー27内に形成された油路
44に連通している。
そして、通常のカツプリング作動時には、油圧
は、インプツトシヤフト30内の油路37とクラ
ツチ圧室36を通つて流体継手21内に入り、ポ
ート39、油路40、貫通孔41、油路42、貫
通孔43を通つて油路44へ至る。この状態で
は、クラツチ圧室36の圧力が流体継手21内の
圧力より大となつてロツクアツプクラツチ35は
第1図に示すようにカバー24から離れてロツク
アツプを解放される。
また、ロツクアツプ作動時には、図示されない
ロツクアツプ制御バルブ(バルブの構造としては
米国特許第3252352号に記載のものなどを用いる)
が切換わり、上記とは逆に、油路44から貫通孔
43、油路42、貫通孔41、油路40を通つて
作動油が流体継手21内へ供給されるため、クラ
ツチ圧室36の内圧は流体継手21の内圧より小
さくなり、ロツクアツプクラツチ35が移動して
カバー24の内面に圧接し、ロツクアツプ動作を
行う。
このように、本実施例は、流体継手21内に通
ずる作動油供給路が、上記油路40と42を含む
構成となつており、油路40と42の両者とも、
シールリング38と固定スリーブ29により、オ
イルポンプ26から隔絶されているため、オイル
ポンプ26内の油圧が油路40,41内に漏出し
て、流体継手21の内圧を必要以上に高めてしま
うことがなくなる。
なお、第2図に示すように、油路40の後端を
シールするシール部材として、ブツシユ50を用
いた構成にすれば、オイルポンプ26と油路40
の間のシール効果が増大する。
また、上記両実施例では、流体伝動装置として
流体継手を用いているが、トルクコンバータを用
いてもよいことは云うまでもない。この場合、油
路も基本的には全く変わらない。
(考案の効果) 本考案は、上述のように、流体伝動装置の作動
油供給路をオイルポンプから隔絶する構造とした
ことにより、ロツクアツプ解除時にオイルポンプ
から漏出した油圧が作動油供給路に流入して、ロ
ツクアツプ解除が妨げられる現象を完全に阻止す
ることができる。
また、オイルポンプからの油圧の漏洩が無くな
るため、オイルポンプにおける圧力降下が少なく
なり、より高圧を発生させることも可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のロツクアツプ付自
動変速機の一部を示す中心軸上半部断面図、第2
図は本考案の他の実施例の一部を示す中心軸上半
部断面図、第3図は従来例の一部分断面図であ
る。 21……流体継手、22……ポンプインペラ、
23……タービンランナ、25……スリーブ、2
6……オイルポンプ、29……固定スリーブ、3
0……インプツトシヤフト、34……ブツシユ、
35……ロツクアツプクラツチ、36……クラツ
チ圧室、37……油路、38……シールリング、
40,42……油路、41……貫通孔、50……
ブツシユ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 タービンランナに対して後方にポンプインペラ
    が配置され、前記タービンランナの前方にロツク
    アツプクラツチが設けられている流体伝動装置
    と、 前記ポンプインペラの中央部から後方へ突設さ
    れたスリーブに軸着されてポンプインペラと一体
    に回転するオイルポンプと、 前記タービンランナの回転軸となり、前記ポン
    プインペラのスリーブ内に回転自在に貫挿された
    インプツトシヤフトと、 前記ポンプインペラのスリーブとインプツトシ
    ヤフトの間に挿入されて非回転状態に固定された
    固定スリーブを備え、かつ、 前記インプツトシヤフト内部に軸方向に連通し
    て前記ロツクアツプクラツチのクラツチ圧室へ通
    ずる油路が形成されたロツクアツプ付自動変速機
    において、 前記ポンプインペラのスリーブと前記固定スリ
    ーブの間に、前端が前記流体伝動装置内に通じ、
    後端が第1のシール部材でシールされた第1の油
    路を形成するとともに、 前記インプツトシヤフトと前記固定スリーブの
    間に、前端が第2のシール部材でシールされた第
    2の油路を形成し、かつ、 前記2つのシール部材の取付位置の間に、前記
    固定スリーブを貫通して前記第1の油路と第2の
    油路を繋ぐ貫通孔を形成したことを特徴とするロ
    ツクアツプ付自動変速機。
JP10735686U 1986-07-15 1986-07-15 Expired - Lifetime JPH0516453Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10735686U JPH0516453Y2 (ja) 1986-07-15 1986-07-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10735686U JPH0516453Y2 (ja) 1986-07-15 1986-07-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6315359U JPS6315359U (ja) 1988-02-01
JPH0516453Y2 true JPH0516453Y2 (ja) 1993-04-30

Family

ID=30983563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10735686U Expired - Lifetime JPH0516453Y2 (ja) 1986-07-15 1986-07-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0516453Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2774515B2 (ja) * 1988-08-01 1998-07-09 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 自動変速機
JP2839269B2 (ja) * 1988-10-05 1998-12-16 日産自動車株式会社 トルクコンバータの油路接続構造
JP5299430B2 (ja) * 2008-09-30 2013-09-25 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 自動変速機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6315359U (ja) 1988-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2759423A (en) Power transmission
JPH0530485U (ja) ベーンポンプ
US4895232A (en) Torque converter for an automatic transmission
US4785923A (en) Slippage control system for lock up clutch assembly for fluid coupling, providing non-electronic mechanical/hydraulic slippage control
US4974715A (en) Oil passages of torque converter
JP4160604B2 (ja) 内接ギヤ式のオイルポンプ
JPH0516453Y2 (ja)
JPS6084464A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JPS6084451A (ja) 自動変速機の油路構造
US2829599A (en) Power transmission
JP4171651B2 (ja) トルクコンバータ
JP3807586B2 (ja) 油圧式動力伝達継手
JP3172615B2 (ja) 無段変速機
JPS59131035A (ja) 湿式クラツチ
JP3699858B2 (ja) 油圧式動力伝達継手
JPH02203078A (ja) 可変容量型トルクコンバータ
JP3658240B2 (ja) 油圧式動力伝達継手
KR970000855B1 (ko) 자동차용 자동 변속기의 오일 펌프내의 잉여 오일 배출구조
JP3396976B2 (ja) スプールバルブ
JPS6242204Y2 (ja)
JP3740934B2 (ja) 自動変速機用オイルポンプ
JPS6014038Y2 (ja) 油路付回転軸
JPS59113366A (ja) ロツクアツプ装置付トルクコンバ−タ
JP2867712B2 (ja) 回転差感応型継手
JPS6138262A (ja) オイルポンプハウジングの製造方法