JPH05163805A - ボルト及びこのボルトを使用した折版屋根取付装置 - Google Patents

ボルト及びこのボルトを使用した折版屋根取付装置

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JPH05163805A
JPH05163805A JP33190091A JP33190091A JPH05163805A JP H05163805 A JPH05163805 A JP H05163805A JP 33190091 A JP33190091 A JP 33190091A JP 33190091 A JP33190091 A JP 33190091A JP H05163805 A JPH05163805 A JP H05163805A
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JP
Japan
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bolt
hole
substrate
piece
mounting device
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JP33190091A
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English (en)
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Toshihiko Ochiai
俊彦 落合
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH05163805A publication Critical patent/JPH05163805A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 棒状体の外周面にネジが穿設されたネジ部1
1と、この棒状体の一端部に設けられた頭部12とから
なるボルト1において、このボルト1のネジ部11から
頭部12に掛けて軸心を貫通する通孔13が設けられて
いる。そして、この通孔13の側壁にネジが穿設されて
いる。 【効果】 このボルト1は、通常のボルトと同じよう
に、ネジ部11にナットを螺入し、ナットとボルト1の
頭部12とで板材等を挟んで接続したり取り付けたりで
きる。更に、本発明ネジ1は通孔13に別のボルトを螺
入して種々な用途に利用できる。例えば、機械・装置等
に設けられている雌ネジ孔にこの別のボルトを螺入して
板材を取り付けることができる。又、本発明の折版屋根
取付装置に利用するように、別のボルトで挟持片を押し
て、この挟持片で折版屋根の首部を挟持させて折版屋根
取付装置を折版屋根に取り付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボルト及びこのボルトを
使用した折版屋根取付装置、特に、折版屋根の上にバル
コニーやアンテナ等の付属物を取り付けるに好適な折版
屋根取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、折版屋根の上にはバルコニーを取
り付けるだけ強度の大きい適当な取付場所がなく、この
バルコニーを取り付けるために、折版屋根に通孔等を設
けることができないから、実公昭62−24662号公
報に記載あるように、バルコニーを折版屋根の上に載せ
るか、窓枠にバルコニーの側面を取り付けていた。
【0003】又、アンテナを取り付けるには、アンテナ
を折版屋根の上に載せ、このアンテナが倒れないよう
に、アンテナ倒れ防止用細線でアンテナと、折版屋根を
止めているネジ棒とを結んで、固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バルコニーを
折版屋根の上に載せたり、バルコニーの側面を窓枠に取
り付けただけでは、取付強度が小さいから、台風等でバ
ルコニーが動くことがある。
【0005】アンテナ倒れ防止用細線をネジ棒に取り付
けると、ネジ棒が折れる危険があった。そこで、本発明
の目的は折版屋根のごとく凹凸状になっている板にバル
コニーやアンテナ等を取り付けるに適したボルトを提供
すること、および、このボルトを使用してバルコニーや
アンテナ等の付属物を折版屋根に強固に固定できる折版
屋根取付装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
し、上記目的を達成するためになしたもので、本発明の
ボルトは、棒状体の外周面にネジ溝が穿設されたネジ部
とこの棒状体の一端部に設けられた頭部とからなるボル
トにおいて、ネジ部から頭部にかけて軸心を貫通する通
孔が設けられ、この通孔の側壁にネジ溝が穿設されてい
るものである。
【0007】又、このボルトを使用した折版屋根取付装
置は、基板と挟持片とからなる折版屋根取付装置であっ
て、前記基板は上面に設けられた取付部と、基板の一方
の側縁部が下方に折れ曲げられて形成された折曲部と、
基板の他方の側縁部が下方に折れ曲げられ、更に、内方
に突出されて形成された押さえ部とを有し、基板の折曲
部に通孔が設けられ、この通孔に請求項1記載のボルト
が挿入され、このボルトのネジ部にナットが螺入されて
ボルトの頭部とナットとで折曲部が挟まれた状態でボル
トが折曲部に止着され、このボルトの軸心を貫通する通
孔に別のボルトが外方から螺入され先端が内方に突出さ
れたものであり、前記挟持片は、一端部が折曲部内面に
取り付けられ、他端部が内方に突出されて押さえ部が形
成され、この押さえ部が前記別のボルトの先端部を覆っ
ていて、基板の押さえ部と挟持片の押さえ部との距離が
折版屋根の首部の幅とほぼ等しくされたものである。
【0008】この折版屋根取付装置において、基板上面
に設けられた取付部の形状は、取り付ける装置に適した
形状にすればよい。例えば、アンテナの脚を固定させる
取付装置であれば、アンテナの脚を固定し易い形状にす
ればよい。又、基板上にアンテナ倒れ防止細線を取り付
ける装置であれば、この細線を取り付けるに適した通孔
を設ければよい。
【0009】特に、このアンテナ倒れ防止細線を取り付
ける装置では、中央部が凸状に湾曲されている凸片の両
側を基板上面に取り付けて、この凸片と基板との間に通
孔を形成させて取付部にすると、簡単に通孔を設けるこ
とができ、しかも、この取付部の通孔にアンテナ倒防止
細線を通してアンテナを簡単に取り付けることができる
ので好適である。
【0010】又、この取付部にバルコニーを取り付ける
ときには、基板上面にほぼ直角に立ち上げた立上片を形
成させ、この立上片にボルトを螺入すると、バルコニー
の側面をこのボルトで止めることができるので好適であ
る。
【0011】更に、本発明の折版屋根取付装置を使用す
ると、屋根の先端部分に取り付ける庇カバーやパラペッ
ト等を取り付けるときにも利用できる。
【0012】
【作用】通常のボルトではネジ部と頭部とからなるもの
であるが、本発明ボルトではこのネジ部と頭部の他にボ
ルトの軸心を貫通する通孔が設けられていて、この貫通
する通孔の側壁にネジ溝が穿設されているから、通常の
ボルトと同じように、ネジ部にナットを螺入し、ナット
とボルトの頭部とで板材等を挟んで取り付けたり、2枚
の板材を接合することができるだけでなく、更に、本発
明ボルトでは貫通する通孔に別のボルトを螺入して、こ
の別のボルトを種々な用途に利用できるものである。
【0013】例えば、この別のボルトを機械・装置等に
設けられている雌ネジ孔に螺入すると、板材を機械・装
置等に取り付けることができる。又、この別のボルトを
利用して他の材料を取り付けることにも利用できる。
【0014】又、本発明の折版屋根取付装置に使用され
ているように、貫通する通孔に螺入されたボルトで挟持
片を押して折版屋根の山部を挟持させることにも利用で
きる。
【0015】このように、本発明ボルトは通常のボルト
より多くの機能を有するものである。本発明の折版屋根
取付装置は、次に述べるように使用する。
【0016】即ち、この基板の押さえ部と挟持片の押さ
え部との間の下方に折版屋根の山部が位置するように折
版屋根取付装置を置き、この折版屋根取付装置を強く下
方に押して、基板の押さえ部と挟持片の押さえ部との間
に折版屋根の山を押し入れると、この基板の押さえ部と
挟持片の押さえ部とで折版屋根の首部を挟むことができ
る。その後、別のボルトを回転させて内方に進める。す
ると、この別のボルトの先端を覆っている挟持片が内方
に押されて、折版屋根の首部を強圧し、基板が強固に折
版屋根に取り付けられる。
【0017】このように基板を折版屋根に強固に取り付
けた後、基板の上面に設けられた取付部にバルコニーや
アンテナ等を取り付ける。本発明の折版屋根取付装置は
上記のように使用するものであるが、この際、基板の押
さえ部と挟持片の押さえ部との距離が折版屋根の首部の
幅とほぼ等しくされているから、基板の押さえ部と挟持
片の押さえ部との間の下方に折版屋根の山部が位置する
ように折版屋根取付装置を置き、強く押し付けると、折
版屋根の山が基板の押さえ部と挟持片の押さえ部との間
に入り、通り越して、基板の押さえ部と挟持片の押さえ
部とで折版屋根の首部を挟むことができるのでである。
【0018】その後、別のボルトを回転させて内方に進
めると、挟持片の他端部が別のボルトの先端部を覆って
いるから、この別のボルトが挟持片を押して、折版屋根
の首部を基板の押さえ部と挟持片の押さえ部とで強固に
挟持させることができるのである。
【0019】尚、一般的に、ボルトを折曲部に螺入する
と、このボルトの先端は回転しながら進むから、ボルト
の先端部に接する板材は傷つき易いが、本発明では挟持
片を介して折版屋根の首部を押し、従って、別のボルト
の先端部は折版屋根に直接接触していないから、この別
のボルトが折版屋根を傷つけることがない。
【0020】このように本発明のボルトを使用すれば、
折版屋根を傷つけることなく、簡単に且つ強固に基板を
折版屋根の首部に取り付けることができる。本発明の折
版屋根取付装置において、基板の上面に設けられる取付
部の構造として、中央部が凸状に湾曲されている凸片の
両側を、この基板の上面に取り付けて通孔を設けると、
簡単に通孔を設けることができるし、又、アンテナ倒れ
防止細線をこの通孔に通して簡単に取り付けることがで
きる。
【0021】このようにアンテナ倒れ防止細線を本発明
折版屋根取付装置で取り付けると、アンテナを簡単に且
つ強固に折版屋根に取り付けることができる。又、取付
部の構造として、基板上面にほぼ直角に立ち上げた立上
片を形成させ、この立上片にボルトを螺入させたものを
使用すると、このボルトを螺入させてバルコニーのフレ
ームを簡単に固定することができる。
【0022】このように本発明折版屋根取付装置でバル
コニーが簡単に且つ強固に取り付けることができる。
【0023】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1〜2は本発明ボルトの一実施例を示すも
ので、図1の(イ)はボルトの正面図、(ロ)は側面
図、(ハ)は背面図、図2は図1に示すボルトで板体を
止着させた状態を示す側面図である。
【0024】図3〜7は本発明ボルトを使用した折版屋
根取付装置を示すものである。図3〜4はアンテナ倒れ
防止細線を取り付ける折版屋根取付装置の一実施例を示
すものであり、図3は折版屋根取付装置の斜視図、図4
は図3に示す折版屋根取付装置の断面図である。
【0025】又、図5〜7はバルコニーを取り付ける折
版屋根取付装置の他の実施例を示すもので、図5は折版
屋根取付装置の斜視図、図6は図5に示す折版屋根取付
装置の断面図、図7は図5に示す折版屋根取付装置を使
用してバルコニーを取り付けた状態を示す斜視図であ
る。
【0026】図1〜2において、1はボルトであり、こ
のボルト1は棒状体の外周面にネジ溝が穿設されたネジ
部11とこの棒状体の一端部に設けられた頭部12とか
らなり、更に、このボルト1にはネジ部11から頭部1
2にかけて軸心を貫通する通孔13が設けられている。
この通孔の側壁にはネジ溝が穿設されている。
【0027】2は板体であり、3は別のボルトである。
次に、このボルト1の使用方法を説明する。板体2に通
孔を設け、この通孔にボルト1のネジ部11を挿入し、
更に、このネジ部にナット15を螺入し、ボルト1の頭
12とナット15とで板体2を挟んで、板体2にボルト
1を取り付ける。この際、2枚の板体を同時に挟むと、
この2枚の板体を接続できるのである。
【0028】その後、このボルト1のネジ部11から頭
部12まで軸心を貫通する通孔に、別のボルト3を螺入
する。このようにしてボルト1を板体2に取り付ける
と、軸心を貫通した別のボルト3が種々な用途に使用で
きる。
【0029】例えば、この別のボルト3を機械・装置等
に設けられた雌ネジ孔に螺入すると、この板材2を機械
・装置等に取り付けることができる。又、この別のボル
ト3を別の板体に設けられた通孔に挿入し、別のボルト
3の先端にナットを螺入すると、板体2を別の板体に取
り付けることもできる。
【0030】又、次に示すように、折版屋根取付装置に
使用することもできる。次に、図3〜4に示す実施例に
ついて説明する。図3〜4の実施例では、図1〜2に示
すボルト1をアンテナ倒れ防止用細線を取り付ける折版
屋根取付装置に使用した例を示すものである。
【0031】図3〜4において、4は折版屋根取付装置
であり、この折版屋根取付装置4は基板5と挟持片6と
からなる。基板5の上面には取付部51が設けられてい
る。又、この基板5の一方の側縁部が下方に折曲されて
折曲部52と、他方の側縁部が下方に折曲られて、更
に、内方に突出されて押さえ部53とが形成されてい
る。
【0032】折曲部52には通孔が設けられ、この通孔
にボルト1が挿入され、更に、このボルト1の先端から
ナット15が螺入されて、ボルト1の頭12とナット1
5とで折曲部52を挟んだ状態で、この折曲部52にボ
ルト1が取り付けられている。更に、別のボルト3をボ
ルト1の軸心に設けられた通孔13に外方から螺入さ
れ、先端部が内方に突出されている。
【0033】挟持片6は一端部61が折曲部52内面に
取り付けられ、他端部が内方に突出されて押さえ部62
が形成され、この押さえ部62は内方に突出している別
のボルト3の先端を覆っている従って、別のボルト3を
通孔13に螺入すると、この別のボルト3が回転しなが
ら内方に進行し、ボルト3の先端が挟持片6を内方に押
すようになっている。
【0034】又、挟持片6の押さえ部62と基板5の押
さえ部53との間の距離はほぼ折版屋根の首部との距離
に等しくされている。7は凸片であり、この凸片7は中
央部71が凸状に湾曲しているものであって、この凸片
7の両側部72、72が基板5の上面に取り付けられて
いて、アンテナ倒れ防止細線が取り付けられる通孔73
が形成されて取付部51が形成されている。
【0035】58は補強板である。次に、この折版屋根
取付装置4の使用方法を説明する。折版屋根の山部が挟
持片6の押さえ部61と基板5の押さえ部51との間の
下方に位置するように置き、折版屋根取付装置4を折版
屋根の山部に押し付ける。
【0036】すると、挟持片6の押さえ部62と基板5
の押さえ部51との距離が折版屋根の首部とほぼ等しく
されているから、山部を通り越して首部が挟持片6の押
さえ部62と基板5の押さえ部53とで挟さまれる。
【0037】しかる後、別のボルト3を内方に螺入する
と、別のボルト3の先端部を覆っている挟持片6の押さ
え部61が内方に押され、基板5の押さえ部53と挟持
片6の押さえ部62とで折版屋根の首部を強固に挟持
し、折版屋根取付装置4が折版屋根に取り付けられる。
【0038】このように、別のボルト3は挟持片6を介
して折版屋根の首部を押し付けて挟持するから、螺入さ
れるボルト3の先端部が折版屋根の首部を傷つけること
がない。
【0039】折版屋根取付装置4を折版屋根に取り付け
た後、この折版屋根取付装置4の取付部51の通孔73
にアンテナ倒れ防止細線を通してアンテナを固定する
と、アンテナを強固に取り付ることができる。
【0040】次に、図5〜7に示す実施例について説明
する。5〜7に示す実施例では、図1〜2に示すボルト
1を折版屋根8にバルコニー9を取り付ける折版屋根取
付装置4aに使用した例を示すものである。
【0041】図5〜7において、4aは折版屋根取付装
置であり、この折版屋根取付装置4aは基板5aと、挟
持片6aとからなる。基板5aの一側端は、上方にほぼ
直角に折曲されて、取付部51aが形成されている。こ
の取付部51aのほぼ中央にはネジ孔が設けられ、この
ネジ孔にボルト55が螺入されている。
【0042】8は折版屋根であり、この折版屋根8は山
部83、首部82、傾斜面81、谷部84とからなるも
のである。9はバルコニーであり、このバルコニー9は
フレーム91、床92、手摺93とからなる。
【0043】以上が実施例3〜4に示す実施例と異なる
もので、他は実施例3〜4に示す実施例と同じ構造であ
るから、説明を省略する。次に、この折版屋取付装置4
aの使用方法について説明する。
【0044】先ず最初に、バルコニー9を折版屋根8の
上に据え付ける。次に、バルコニー9のフレーム91の
側面に折版屋根取付装置4aの取付部51aが接するよ
うにして、折版屋根8の山部83に折版屋根取付装置4
aを取り付ける。
【0045】この折版屋根取付装置4aを折版屋根8に
取り付ける方法について説明すると、先ず、折版屋根8
の山部83が挟持片6aの押さえ部62と基板5aの押
さえ部53との間の下方に位置するように置き、折版屋
根取付装置4aを折版屋根8に強く押し付ける。
【0046】すると、挟持片6aの押さえ部62と基板
5aの押さえ部53との距離が折版屋根8の首部82と
ほぼ等しくされているから、山部83を通り越して挟持
片6aの押さえ部62と基板5aの押さえ部53との間
に首部82が嵌まる。
【0047】しかる後、別のボルト3を螺入すると、別
のボルト3の先端を覆っている挟持片6aの押さえ部6
2が内方に押され、基板5aの押さえ部53と挟持片6
aの押さえ部62とで折版屋根8の首部82を強固に挟
持し、折版屋根取付装置4aが折版屋根8に取り付けら
れる。
【0048】次に、折付部51aに設けられたボルト5
5を螺入する。すると、ボルト55がバルコニー9のフ
レーム91の側壁を強く押して、バルコニー9を動かな
いように取り付けることができる。
【0049】このようにして取り付けられたバルコニー
9は折版屋根取付装置4aで強固に折版屋根8に取り付
けられているから、台風等で動くことがない。
【0050】
【発明の効果】以上の説明で判明するように、本発明の
ボルトでは、通常のボルトと同じようにネジ部にナット
を螺入して板材に取り付けたり、板材と板材とを接続す
るときに使用できる他に、軸心を貫通する通孔に別のボ
ルトを螺入し、このボルトを種々な用途に利用できるの
で便利である。
【0051】例えば、この別のボルトを機械・装置等に
設けられている雌ネジ孔に螺入して板材を機械・装置に
取り付けることができる。又、この別のボルトを利用し
て他の板材等に取り付けることができるし、又、折版屋
根取付装置に利用できる。
【0052】又、本発明の折版屋根取付装置は、前記ボ
ルトの軸心を貫通する別のボルトで、挟持片を押すこと
により、この挟持片の押さえ部と折曲部の押さえ部と
で、折版屋根の首部を強く挟むことができ、従って、折
版屋根を傷つけることなく、折版屋根取付装置を折版屋
根に強固に取り付けることができる。
【0053】従って、この折版屋根取付装置の取付部に
バルコニー、アンテナ倒れ防止細線、アンテナの脚、庇
カバー、パラペット等を取り付けることができる。この
ように、本発明のボルトおよびこのボルトを使用した折
版屋根取付装置は種々便利に使用できるので極めて価値
あるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明ボルトの一実施例を示すもので、
(イ)はボルトの正面図、(ロ)はボルトの側面図、
(ハ)はボルトの背面図である。
【図2】図2は図1に示すボルトで板体を止着させた状
態を示す側面図である。
【図3】図3は図1に示すボルトを使用したアンテナ倒
れ防止細線を取り付ける本発明折版屋根取付装置の一実
施例を示すもので、この折版屋根取付装置の斜視図であ
る。
【図4】図4は図3に示す折版屋根取付装置の断面図で
ある。
【図5】図5は図1に示すボルトを使用したバルコニー
を取り付ける本発明折版屋根取付装置の他の実施例を示
すもので、この折版屋根取付装置の斜視図である。
【図6】図6は図5に示す折版屋根取付装置の断面図で
ある。
【図7】図7は図5に示す折版屋根取付装置でバルコニ
ーを取り付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ボルト 11 ネジ部 12 頭部 13 軸心を貫通する通孔 2 板板 3 別のボルト 4、4a 折版屋根取付装置 5、5a 基板 51、51a 取付部 52 折曲部 53 押さえ部 55 取付部に螺入されたボルト 6、6a 挟持片 61 折曲部に取り付けられる一端部 62 押さえ部 7 凸片 71 凸片の中央部 72 凸片の側部 73 凸片と基板との間の通孔 8 折版屋根 82 首部 9 バルコニー 91 バルコニーのフレーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状体の外周面にネジ溝が穿設されたネ
    ジ部とこの棒状体の一端部に設けられた頭部とからなる
    ボルトにおいて、ネジ部から頭部にかけて軸心を貫通す
    る通孔が設けられ、この通孔の側壁にネジ溝が穿設され
    ていることを特徴とするボルト。
  2. 【請求項2】 基板と挟持片とからなる折版屋根取付装
    置であって、前記基板は、上面に設けられた取付部と、
    基板の一方の側縁部が下方に折れ曲げられて形成された
    折曲部と、基板の他方の側縁部が下方に折れ曲げられ、
    更に、内方に突出されて形成された押さえ部とを有し、
    基板の折曲部に通孔が設けられ、この通孔に請求項1記
    載のボルトが挿入され、このボルトのネジ部にナットが
    螺入されてボルトの頭部とナットとで折曲部が挟まれた
    状態でボルトが折曲部に止着され、このボルトの軸心を
    貫通する通孔に別のボルトが外方から螺入され先端が内
    方に突出されたものであり、前記挟持片は、一端部が折
    曲部内面に取り付けられ、他端部が内方に突出されて押
    さえ部が形成され、この押さえ部が前記別のボルトの先
    端部を覆っていて、基板の押さえ部と挟持片の押さえ部
    との距離が折版屋根の首部の幅とほぼ等しくされたもの
    であることを特徴とする請求項1記載のボルトを使用し
    た折版屋根取付装置。
  3. 【請求項3】 中央部が凸状に湾曲されている凸片の両
    側が基板上面に取り付けられて、凸片の下面と基板上面
    との間に、アンテナ倒れ防止細線が取り付けられる通孔
    が形成された取付部であることを特徴とする請求項1記
    載のボルトを使用した請求項2記載の折版屋根取付装
    置。
  4. 【請求項4】 基板上面にほぼ直角に立ち上げられて立
    上部が形成され、この立上片にバルコニー側面を止着さ
    せるボルトが螺入された取付部であることを特徴とする
    請求項1記載のボルトを使用した請求項2記載の折版屋
    根取付装置。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007315062A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Sekisui Chem Co Ltd 屋根上バルコニー
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