JPH05162532A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPH05162532A
JPH05162532A JP3328993A JP32899391A JPH05162532A JP H05162532 A JPH05162532 A JP H05162532A JP 3328993 A JP3328993 A JP 3328993A JP 32899391 A JP32899391 A JP 32899391A JP H05162532 A JPH05162532 A JP H05162532A
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JP
Japan
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air
temperature
electric heater
blown
upper body
Prior art date
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Pending
Application number
JP3328993A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Shirota
雄一 城田
Koji Nonoyama
浩司 野々山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP3328993A priority Critical patent/JPH05162532A/ja
Publication of JPH05162532A publication Critical patent/JPH05162532A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上半身吹出口へ冷風を導く冷風バイパス通路
を備えなくても、簡単な操作で、足元の温度を変化させ
ずに、上半身へ吹き出される空気の温度を大きく低下さ
せる。 【構成】 通風ダクト2内に上半身、デフ、足元へ吹き
出される空気を加熱するヒータコア6が設置されるとと
もに、足元ダクト16内に電気ヒータ17が設置され
る。そして、電気ヒータ17がONすると、制御回路19
がエアミックスダンパ7の開度を20%減少させ、電気
ヒータがOFF すると、制御回路19がエアミックスダン
パ7の開度を20%増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上半身と足元に吹き出
す空気を加熱する加熱手段と、足元にのみに吹き出され
る空気を加熱する電気ヒータとを備える車両用空気調和
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両乗員は、車室外の温度が−10℃
で、足元吹き出し温度が40〜50℃が適温であって
も、前方偏日射などにより上半身に日射(高度30°、
1kw/m 2 )を受けると、図4に示すように、上半身
へは、風速2〜4m/sで14〜23℃ほどが心地良
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、バイレベル
選択時に、上半身吹出口へ冷風を導く冷風バイパス通路
を備えない車両用空気調和装置では、バイレベル設定時
に、上半身吹き出し口より吹き出される温度と、足元吹
出口より吹き出される温度との差が、大きくとれない。
つまり、寒冷地で車両乗員の上半身に日射が当たった場
合に、車両乗員に快適な空気調和を行うことができな
い。なお、足元吹出口より吹き出される空気のみを加熱
する電気ヒータを補助ヒータとして空気調和装置に搭載
したものが知られている。この電気ヒータを搭載した空
気調和装置は、寒冷地で外気温度が大変低い時に車両乗
員に日射が当たった場合、上半身のほてりを抑えるため
に、温度調節を行って上半身への吹き出し温度を下げ、
それに伴う足元温度の低下を抑えるために電気ヒータを
ONするという操作を行わねばならず、操作が煩わしい。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、上半身吹出口へ冷風を
導く冷風バイパス通路を備えない車両用空気調和装置で
あっても、簡単な操作で、足元の温度を変化させず、上
半身へ吹き出される空気の温度を大きく変化させること
のできる車両用空気調和装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用空気調和
装置は、車両乗員の上半身に向けて空気を吹き出し可能
に設けられるとともに、車両乗員の足元に向けて空気を
吹き出し可能に設けられた通風ダクトと、この通風ダク
ト内に車室に向かう空気流を生じさせる送風機と、前記
通風ダクト内において車両乗員の上半身および足元に吹
き出される空気を加熱する加熱手段と、この加熱手段に
よる空気の加熱量を調節する温度調節手段と、車両乗員
の足元にのみ吹き出される空気を加熱する電気ヒータ
と、この電気ヒータが作動する際に、前記温度調節手段
を制御して、前記加熱手段による空気の加熱量を減少さ
せる制御回路とを具備する技術的手段を採用した。
【0006】
【発明の作用】車両乗員は、上半身に日射が当たった場
合など、上半身吹き出し温度と、足元吹き出し温度との
差を大きく取る場合は、電気ヒータをONする。すると、
電気ヒータが足元へ吹き出す空気を加熱して、足元の温
度を上昇させるように働くとともに、制御装置が温度調
節手段を制御して、加熱手段による空気の加熱量を減少
させる。この結果、足元へ吹き出す空気の温度は結果的
にあまり変化せず、上半身へ吹き出す空気の温度のみが
低下する。そして、電気ヒータをOFF すると、電気ヒー
タが足元の温度を上昇させる機能がなくなるとともに、
制御装置が温度調節手段を制御して、加熱手段による空
気の加熱量を増加させる。この結果、足元へ吹き出す空
気の温度は結果的にあまり変化せず、上半身へ吹き出す
空気の温度のみが上昇する。
【0007】
【発明の効果】本発明の車両用空気調和装置は、上半身
吹出口へ冷風を導く冷風バイパス通路を備えない車両用
空気調和装置であっても簡単な操作で、足元の温度をあ
まり変化させず、上半身へ吹き出される空気の温度を大
きく変化させることができる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の車両用空気調和装置を、図に
示す一実施例に基づき説明する。 〔実施例の構成〕図1ないし図3は本発明の実施例を示
すもので、図1は車両用空気調和装置の概略図である。
車両用空気調和装置1は、通風ダクト2の上流に、内外
気切替手段3を備えた送風機4を備える。通風ダクト2
内には、上流側に冷凍サイクルの冷媒蒸発器5を備える
とともに、下流側に加熱手段であるヒータコア6および
温度調節手段であるエアミックスダンパ7を備える。通
風ダクト2の下流には、上半身吹出口8、デフロスタ吹
出口9、足元吹出口10を備え、それぞれの吹出口には
上半身吹出口開閉ダンパ11、デフロスタ吹出口開閉ダ
ンパ12、足元吹出口開閉ダンパ13を備える。上半身
吹出口8には、車両乗員の上半身へ通風ダクト2内を通
過した空気を吹きつけるためのベンチレーションダクト
14が接続される。デフロスタ吹出口9には、フロント
ガラスへ通風ダクト2内を通過した空気を吹きつけるた
めのデフロスタダクト15が接続される。足元吹出口1
0には、車両乗員の足元へ通風ダクト2内を通過した空
気を吹きつけるための足元ダクト16が接続される。こ
の足元ダクト16内には、車両乗員の足元にのみ吹き出
される空気を加熱するPTCヒータを用いた電気ヒータ
17が設置されている。
【0009】加熱手段であるヒータコア6は、エンジン
冷却水を熱源として発熱するもので、通風ダクト2内に
おいて車両乗員の上半身、フロントガラス、および足元
に吹き出される空気を加熱する。温度調節手段であるエ
アミックスダンパ7は、ヒータコア6により通風ダクト
2内を流れる空気の加熱量を調節する2つの板状ダンパ
で、ヒータコア6を通過する空気量とヒータコア6を通
過しない空気量とを調節して、ヒータコア6による空気
の加熱量を調節する。エアミックスダンパ7の開度と、
上半身吹出口8および足元吹出口10の吹き出し温度と
の関係を、図2に示す。本実施例に示される車両用空気
調和装置1は、上半身吹出口8へ冷風を導く冷風バイパ
ス通路を備えないため、図2に示されるように、上半身
吹出口8より吹き出される温度(実線A)は、足元吹出
口10より吹き出される温度(実線B)に比較して、温
度差を大きく取ることができない。エアミックスダンパ
7は、サーボモータや負圧サーボなどのサーボアクチュ
エータ18によって、連続的に設定可能なもので、サー
ボアクチュエータ18は、制御回路19によって制御さ
れる。つまり、エアミックスダンパ7による空気の加熱
量の調節は、制御回路19によって制御される。なお、
制御回路19は、使用者による温度調節器(図示しな
い)の設定位置、および電気ヒータ17の作動状態に応
じて、サーボアクチュエータ18を制御してエアミック
スダンパ7を設定操作するものである。
【0010】制御回路19は、電気ヒータ17の作動状
態に応じて、エアミックスダンパ7を制御して、ヒータ
コア6による空気の加熱量を制御するもので、その作動
の一例を、図3のフローチャートを用いて説明する。始
めに、使用者が、上下独立コントロールを選択したか、
つまり電気ヒータ17のスイッチ20をONしたか否かの
判断を行う(ステップS1 )。この判断結果がNOの場合
は、ステップS1 へ戻り、YES の場合は、エアミックス
ダンパ7のポジションが、40〜80%の範囲内である
か否かの判断を行う(ステップS2 )。このステップS
2 の判断結果がNOの場合は、使用者に上下独立コントロ
ールが行えない旨の表示を、図示しない表示手段によっ
て行い(ステップS3 )、その後、リターンする。ステ
ップS2 の判断結果がYES の場合は、吹出口の設定モー
ドが、バイレベルモードを選択しているか否かの判断を
行う(ステップS4 )。この判断結果がNOの場合は、ス
テップS3 へ進み、ステップS4 の判断結果がYES の場
合は、送風機4がONしているか否かの判断を行う(ステ
ップS5 )。この判断結果がNOの場合は、ステップS3
へ進み、ステップS5 の判断結果がYES の場合は、図示
しない表示手段によって、電気ヒータ17がONした旨の
表示を行う(ステップS6 )。続いて、サーボアクチュ
エータ18を操作して、エアミックスダンパ7の開度
を、現在から20%減少させる(ステップS7 )。その
後、上下独立コントロールが解除されたか、エアミック
スダンパ7のポジションが、40〜80%の範囲外であ
るか、吹出口の設定モードが、バイレベルモード以外に
設定されたか、あるいは、送風機4がOFF されたか否か
の判断を行う(ステップS8 )。このステップS8 の判
断結果がNOの場合は、ステップS8 へ戻り、YESの場合
は、電気ヒータ17をOFF するとともに、サーボアクチ
ュエータ18を操作して、エアミックスダンパ7の開度
を、現在から20%増大させ(ステップS9 )、その
後、リターンする。
【0011】〔実施例の作動〕次に、上記実施例の作動
を、図2を用いて簡単に説明する。エアミックスダンパ
7の開度が80%(図1の実線α位置)の時のバイレベ
ルモードは、使用者が上下独立コントロールを選択しな
い場合、上半身へ吹き出される温度が約48℃(図中点
C)で、足元へ吹き出される温度が約56℃(図中点
D)である。ここで、使用者が上下独立コントロールを
選択すると、エアミックスダンパ7の開度が60%(図
1の二点鎖線β位置)に低下し、上半身へ吹き出される
温度が約31℃(図中点E)に低下する。しかるに、電
気ヒータ17がONするため、足元へ吹き出される温度は
約56℃(図中点F)で変化しない。再び、使用者が上
下独立コントロールを解除すると、エアミックスダンパ
7の開度が80%(図1の実線α位置)に上昇し、上半
身へ吹き出される温度が約48℃(図中点C)に上昇す
る。一方、電気ヒータ17がOFF するが、エアミックス
ダンパ7の開度が20%上昇することにより、足元へ吹
き出される温度は約56℃(図中点D)で変化しない。
【0012】〔実施例の効果〕本実施例では、上記の作
用で示したように、使用者が上下独立コントロールを選
択すると、足元の温度が温かいまま変化せず、上半身へ
吹き出される温度のみが大きく低下する。つまり、本実
施例の車両用空気調和装置1は、上半身吹出口8へ冷風
を導く冷風バイパス通路を備えないが、上下独立コント
ロールを選択するという簡単な操作で、足元の温度を変
化させず、上半身へ吹き出される空気の温度を大きく変
化させることができる。
【0013】〔変形例〕上記の実施例では、電気ヒータ
の発熱量が一定の例を示したが、連続的あるいは段階的
に電気ヒータの発熱量を操作し、それに応じて温度調節
手段を制御するように設けても良い。電気ヒータの作動
指示を使用者が行う例を示したが、日射センサ等を設け
て、予め設定された状態となった時に、電気ヒータおよ
び温度調節手段が自動的に作動するように設けても良
い。電気ヒータにPTCヒータを使用した例を示した
が、温度上昇に伴って抵抗値が減少するタイプの電気ヒ
ータを用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空気調和装置の概略図である。
【図2】エアミックスダンパ7の開度と吹き出し温度と
の関係を示すグラフである。
【図3】制御回路の作動の一例を示すフローチャートで
ある。
【図4】寒冷地における暖房運転時に、上半身が日射を
受けた際に上半身に吹き出される適温の範囲を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1 車両用空気調和装置 2 通風ダクト 4 送風機 6 ヒータコア(加熱手段) 7 エアミックスダンパ(温度調節手段) 17 電気ヒータ 19 制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 車両乗員の上半身に向けて空気を吹
    き出し可能に設けられるとともに、車両乗員の足元に向
    けて空気を吹き出し可能に設けられた通風ダクトと、 (b) この通風ダクト内に車室に向かう空気流を生じさせ
    る送風機と、 (c) 前記通風ダクト内において車両乗員の上半身および
    足元に吹き出される空気を加熱する加熱手段と、 (d) この加熱手段による空気の加熱量を調節する温度調
    節手段と、 (e) 車両乗員の足元にのみ吹き出される空気を加熱する
    電気ヒータと、 (f) この電気ヒータが作動する際に、前記温度調節手段
    を制御して、前記加熱手段による空気の加熱量を減少さ
    せる制御回路と を具備する車両用空気調和装置。
JP3328993A 1991-12-12 1991-12-12 車両用空気調和装置 Pending JPH05162532A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2753135A1 (fr) * 1996-09-06 1998-03-13 Valeo Climatisation Dispositif de commande de chauffage additionnel pour vehicule
JP2007131170A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Denso Corp 車両用空調装置
WO2014024467A1 (ja) * 2012-08-09 2014-02-13 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置
JP2016013811A (ja) * 2014-07-03 2016-01-28 株式会社デンソー 車両用空調装置

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