JPH05162355A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JPH05162355A
JPH05162355A JP33091991A JP33091991A JPH05162355A JP H05162355 A JPH05162355 A JP H05162355A JP 33091991 A JP33091991 A JP 33091991A JP 33091991 A JP33091991 A JP 33091991A JP H05162355 A JPH05162355 A JP H05162355A
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JP
Japan
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heating
scanning direction
heating elements
heating element
gradation
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Application number
JP33091991A
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English (en)
Inventor
Shimizu Sagawa
清水 佐川
Hiroshi Arisawa
宏 有沢
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05162355A publication Critical patent/JPH05162355A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマルヘッドにおいて多階調記録を容易に
行えるようにする。 【構成】 副走査方向Y中央部で分離されて副走査方向
Yに延びる一対の個別電極5,5および前記一対の個別
電極間5,5に配置されて外端部が前記個別電極5,5
の内端部に接続する一対の発熱素子H1a,H1b;H2a,
H2bが主走査方向Xに沿って多数形成された個別電極・
発熱素子形成層と、副走査方向Y中央部において主走査
方向Xに延びる帯状の共通電極3が形成された共通電極
形成層と、前記個別電極・発熱素子形成層および共通電
極形成層とを分離する絶縁層4とが絶縁基板の表面に設
けられ、前記多数の発熱素子のうちの隣接する複数の発
熱素子H1a,H1b;H2a,H2bから1画素記録用発熱素
子集合体Hoが形成されたサーマルヘッドにおいて、前
記1画素記録用発熱素子集合体Hoに含まれる各発熱素
子は、その発熱面積S1a,S1b;S2a,S2bが異る値に
設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワ−ドプロセッサ、パ
−ソナルコンピュ−タ等の出力装置としてのサ−マルプ
リンタやファクシミリ等に使用される熱記録装置用のサ
−マルヘッドに関し、特に多階調記録を行うことができ
るサーマルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図4〜図6は従来のサーマルヘッドの一
例を示す図で、図4はサーマルヘッドHoの斜視図、図
5は前記図4の矢視V部分の拡大図、図6Aは前記図5
の矢印VIAから見た図であってサーマルヘッドHoの部
分平面図、図6Bは前記図6AのVIB−VIB線断面図で
ある。
【0003】図4において、図示しないプラテンロール
の外周に沿って搬送される感熱記録紙に熱記録を行うた
めのサーマルヘッドHo は、支持板01表面に接着され
た絶縁基板02を備えている。この絶縁基板02は図5
〜図6に詳しく示すように、セラミック製の絶縁基板本
体02aと、その表面に形成された非晶質ガラス製のア
ンダーグレーズ層02bとから構成されている。前記絶
縁基板02表面には、主走査方向Xに沿って延びる帯状
の共通電極本体部03aおよびこの本体部03aから櫛歯
状に副走査方向Yに突出する多数の共通電極接続部03
bを有する共通電極03が形成されている。また、絶縁
基板02表面には、副走査方向にYに沿って延びると共
に、前記共通電極接続部03bに対向するように配置さ
れた多数の個別電極04が形成されている。そしてこれ
らの前記各個別電極先端部04aおよび前記各共通電極
接続部03b間は、それぞれ主走査方向Xに列設された
個別の発熱素子05によって接続されている。
【0004】これら共通電極03、個別電極04、およ
び発熱素子05が形成された絶縁基板02の表面はグレ
ーズ製の耐摩耗層06によって被覆されている。そし
て、各発熱素子05の表面を覆う前記耐摩耗層06の表
面によって印字部06aが形成されている。前述の従来
のサ−マルヘッドHo においては、個別電極04に選択
的に電圧が印加されると、選択された個別電極04とそ
れに対向する前記共通電極接続部03bとを接続する発
熱素子05に電流が流れてその発熱素子05が発熱す
る。従って、発熱素子05の前記発熱部分の表面を覆う
耐摩耗層06の表面部分すなわち印字部06aに図6B
に示すように感熱記録紙Pを圧接したり、またはインク
リボンを介して印字用紙を圧接すると、前記印字部06
aと接触する感熱記録紙Pが発色したり、または前記印
字用紙にインクが転写されて熱記録(印字)が行われ
る。このような従来のサーマルヘッドHoは1個の発熱
素子05で1画素を記録するようになっており、正確な
多階調記録を行うことは難しい。
【0005】従来特開昭60−42074号公報、特開
昭60−57763号公報、特開昭60−248074
号公報等に示されているように、多階調表示を行うのに
発熱素子の副走査方向の幅を狭くして、副走査方向に複
数回印字することにより1画素を記録する方法がある。
この従来公知の感熱中間調記録方法では図7に示すよう
に、1画素Gの大きさ(主走査方向の幅x1、副走査方
向の長さy2)よりも発熱面積(主走査方向の幅x1、副
走査方向の長さy1、y1≦y2)の小さな発熱素子Ho
(図7B参照)を用い、発熱素子Hoの副走査方向の長
さy1と同じ長さの用紙送りをしてマトリックス記録し
ている。この場合の最小印字ドットDoは図7Bに示す
ように発熱素子Hoの発熱面積と同じである。この従来
のサーマルヘッドを用いた階調記録方法では、隣接する
各階調間の着色面積の差を一定とするため、発熱素子の
前記長さを1画素Gの長さの1/4とした場合、階調数
は5階調にしかならず階調数の多い中間調表現をするこ
とができなかった。また、記録媒体(印字用紙)を細か
く紙送りしなければならないので、印字速度が遅くな
り、記録媒体の送り機構も複雑になる。
【0006】また従来、特開昭62−264969号公
報に記載されているように、絶縁基板の表面に共通電極
および絶縁層が順次形成され、絶縁層表面に副走査方向
に離れて配置されるとともに前記絶縁層のコンタクトホ
ールによって前記共通電極に一端が接続された一対の発
熱素子およびこれらの発熱素子の他端部に内端部が接続
されるとともに副走査方向に沿って延びる一対の個別電
極が主走査方向に沿って多数配置され、隣接する複数の
発熱素子から1画素記録用発熱素子集合体が形成された
サーマルヘッドが記載されている。この特開昭62−2
64969号公報に記載されたサーマルヘッドでは、発
熱素子05の形状、面積が同一であるので、階調数を上
げるのが困難である。すなわち、この特開昭62−26
4969号公報に記載されたサーマルヘッドでは、同一
発熱面積の発熱素子4個から1画素記録用発熱素子集合
体を構成した場合、第0〜第4階調の合計5階調の記録
しかできない。すなわち、この特開昭62−26496
9号公報に記載されたサーマルヘッドも階調数を多くと
ることができない。
【0007】この発明は前述の事情に鑑み、サーマルヘ
ッドにおいて、容易に多階調記録を行えるようにするこ
とを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明の構成を説明するが、本発明の
構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易
にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだ
ものを付記している。なお、本発明を後述の実施例の符
号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易に
するためであり、本発明の範囲を実施例に限定するため
ではない。
【0009】前記課題を解決するために、本出願の第1
発明のサーマルヘッドは、副走査方向(Y)中央部で分
離されて副走査方向(Y)に延びる一対の個別電極
(5,5)および前記一対の個別電極間(5,5)に配
置されて外端部が前記個別電極(5,5)の内端部に接
続する一対の発熱素子(H1a,H1b;H2a,H2b)が主
走査方向(X)に沿って多数形成された個別電極・発熱
素子形成層と、副走査方向(Y)中央部において主走査
方向(X)に延びる帯状の共通電極(3)が形成された
共通電極形成層と、前記個別電極・発熱素子形成層およ
び共通電極形成層とを分離する絶縁層(4)と、 前記
絶縁層(4)内に設けられて前記各発熱素子(H1a,H
1b;H2a,H2b)の内端部と前記共通電極(3)とを接
続する導電部材(6)とが絶縁基板の表面に設けられ、
前記多数の発熱素子(H1a,H1b;H2a,H2b)のうち
の隣接する複数の発熱素子(H1a,H1b;H2a,H2b)
から1画素記録用発熱素子集合体(Ho)が形成された
サーマルヘッドにおいて、前記1画素記録用発熱素子集
合体(Ho)に含まれる各発熱素子(H1a,H1b;H2
a,H2b)は、その発熱面積(S1a,S1b;S2a,S2
b)が異る値に設定されたことを特徴とする。
【0010】前記第1発明において、各発熱素子(H1
a,H1b;H2a,H2b)の主走査方向(X)の幅または
副走査方向(Y)の長さは任意に設定することが可能で
ある。また、前記個別電極・発熱素子形成層と共通電極
形成層とを絶縁基板(2)上に形成する際、どちらを先
に形成するかは自由に選択することができる。
【0011】また、本出願の第2発明のサーマルヘッド
は、前記第1発明のサーマルヘッドにおいて、前記1画
素記録用発熱素子集合体(Ho)は副走査方向(Y)に
離れた一対の発熱素子を主走査方向(X)に所定数n個
づつまとめた合計2n個の発熱素子H1a,H1b,H2a,
H2b,…,Hna,Hnbから構成され、前記各発熱素子H
1a,H1b,H2a,H2b,…,Hna,HnbH1a,H1bの主
走査方向(X)の幅は全て同一に設定され、且つ前記各
発熱素子H1a,H1b,H2a,H2b,…,Hna,Hnbの各
発熱面積S1a,S1b,S2a,S2b,…,Sna,Snbはそ
れぞれ異なる値に設定されるとともに式S1a+S1b=S
2a+S2b=…=Sna+Snbを満たすように設定されたこ
とを特徴とする。
【0012】また、本出願の第3発明のサーマルヘッド
は、前記第2発明のサーマルヘッドにおいて、前記所定
数nは2に設定され、前記1画素記録用発熱素子集合体
(Ho)は合計2n=4個の発熱素子H1a,H1b,H2
a,H2bから構成され、前記4個の各発熱素子H1a,H1
bおよびH2a,H2bの各発熱面積S1a,S1bおよびS2
a,S2bは式S1a:S1b=1:4、S2a:S2b=2:3
を満たすように設定されたことを特徴とする。
【0013】
【作用】前述の特徴を備えた本出願の第1発明のサーマ
ルヘッドは、副走査方向(Y)中央部で分離されて副走
査方向(Y)に延びる一対の個別電極(5,5)および
前記一対の個別電極(5,5)間に配置されて外端部が
前記個別電極(5,5)の内端部に接続する一対の発熱
素子(H1a,H1b;H2a,H2b)が主走査方向に沿って
多数形成された個別電極・発熱素子形成層と、副走査方
向(Y)中央部において主走査方向(X)に延びる帯状
の共通電極(3)が形成された共通電極形成層とが、絶
縁層(4)によって分離されている。このため、副走査
方向に沿って一対の(2個の)発熱素子(H1a,H1b;
H2a,H2b)を配置して、各発熱素子(H1a,H1b;H
2a,H2b)にそれぞれ個別電極(5,5)を接続するこ
とができる。このため、前記一対の発熱素子(H1a,H
1b;H2a,H2b)を個別に発熱させることができる。そ
して、前記多数の発熱素子(H1a,H1b;H2a,H2b)
のうちの隣接する複数の発熱素子(H1a,H1b;H2a,
H2b)から1画素記録用発熱素子集合体(Ho)が形成
されている。したがって、1画素記録用発熱素子集合体
(Ho)を形成する複数の発熱素子(H1a,H1b;H2
a,H2b)のうちから選択した任意の数の発熱素子を発
熱させることにより、1画素に対して多階調記録を行う
ことができる。そして、前記1画素記録用発熱素子集合
体(Ho)に含まれる各発熱素子(H1a,H1b;H2a,
H2b)は、その発熱面積(S1a,S1b;S2a,S2b)が
異る値に設定されているため、記録階調数を多くとるこ
とができる。
【0014】前述の特徴を備えた本出願の第2発明のサ
ーマルヘッドは各発熱素子H1a,H1b,H2a,H2b,
…,Hna,HnbH1a,H1bの主走査方向の幅は全て同一
に設定されており、且つ、前記各発熱素子H1a,H1b,
H2a,H2b,…,Hna,Hnbの各発熱面積S1a,S1b,
S2a,S2b,…,Sna,Snbは式S1a+S1b=S2a+S
2b=…=Sna+Snbを満たすように設定されているの
で、前記副走査方向に沿って配置された一対の発熱素子
の副走査方向の長さの合計は略同一となる。このため記
録階調数が多くとれるにも係わらず、全ての個別電極
(5,5)に対して、その主走査方向の幅および副走査
方向の先端位置(発熱素子と接続する部分の位置)を全
て同一に形成することができる。したがって、発熱素子
および個別電極の幅と、発熱素子の外端位置および個別
電極の内端位置が全て同じになるので、発熱素子および
個別電極の形成が難しくなることはない。
【0015】また、本出願の第3発明のサーマルヘッド
は、4個の発熱素子H1a,H1b,H2a,H2bを次のよう
に選択して発熱させることにより、4個の発熱素子で隣
接階調間の着色面積の差が一定な11階調(第0〜第1
0階調)を記録することができる。 第0階調…全発熱素子が非発熱 第1階調…発熱素子S1aが発熱 第2階調…発熱素子S2aが発熱 第3階調…発熱素子S2bが発熱 第4階調…発熱素子S1bが発熱 第5階調…発熱素子S1b+S1aが発熱 第6階調…発熱素子S1b+S2aが発熱 第7階調…発熱素子S1b+S2bが発熱 第8階調…発熱素子S1b+S2b+S1aが発熱 第9階調…発熱素子S1b+S2b+S2aが発熱 第10階調…発熱素子S1b+S2b+S2a+S1aが発熱
【0016】
【実施例】以下図面により、この発明のサーマルヘッド
の実施例を説明する。図1はこの発明のサーマルヘッド
の一実施例の横断面図(副走査方向Yに沿った断面
図)、図2は同実施例の要部である絶縁基板(図1の中
央部分)の説明図で、図2Aは絶縁基板の部分平面図、
図2Bは前記図2AのIIB−IIB線断面図、図3は同実
施例のサーマルヘッドによる多階調記録の説明図であ
る。
【0017】図1において、プラテンローラRの外周に
沿って搬送される感熱記録紙Pに熱記録を行うためのサ
ーマルヘッドHは、アルミ製の支持板1を備えている。
この支持板1の上面には、図1中、中央部分に、基板本
体2aおよびアンダーグレーズ2bを有する絶縁基板2が
張付けられている。前記アンダーグレーズ2bは基板本
体2a表面の前面に形成されている。図1,2におい
て、前記絶縁基板2表面には副走査方向Y中央部におい
て主走査方向Xに延びる帯状の共通電極3が形成された
共通電極形成層、絶縁層4、および4個の発熱素子H1
a,H1b,H2a,H2bから構成される多数の1画素記録
用発熱素子集合体Hoおよび多数の個別電極5が形成さ
れた個別電極・発熱素子形成層が順次積層されている。
【0018】図1,2に示すように前記絶縁層4表面に
配置された前記多数の個別電極5は、いずれも副走査方
向Yに延びており、副走査方向Yの中央部より左側部分
に配置されたものと右側部分に配置されたものとがあ
る。そして、副走査方向に沿って左側部分と右側部分と
に存在する一対の個別電極5,5間には、外端部が前記
個別電極5,5の内端部に接続する一対の発熱素子H1
a,H1b、およびH2a,H2bが主走査方向に沿って交互
(図2A参照)に多数形成されている。
【0019】前記絶縁層4内には、前記各発熱素子H1
a,H1b、およびH2a,H2bの内端部と前記共通電極3
とを接続する多数の導電部材6が埋設されている。前記
導電部材6は厚膜金によって形成されている。前記1画
素記録用発熱素子集合体Hoを構成する各発熱素子H1
a,H1b、およびH2a,H2bは、いずれも主走査方向Y
の幅が同じであるが、それらの発熱面積は異なる値に設
定されている。すなわち、各発熱素子H1a,H1b、お
よびH2a,H2bの発熱面積をそれぞれS1a,S1b、およ
びS2a,S2bとすると、各発熱面積の比は次のように設
定されている。 S1a:S1b:S2a:S2b=1:4:2:3 また、前記各副走査方向Yに沿った一対の発熱素子H1
a,H1b、およびH2a,H2bの各発熱面積S1a,S1b、
およびS2a,S2bは次式を満たすように設定されてい
る。 S1a+S1b=S2a+S2b
【0020】前記各発熱素子H1a,H1b、およびH2
a,H2bの各発熱面積S1a,S1b、およびS2a,S2bが
上式を満たしており、且つ各発熱素子の主走査方向Yの
幅が同一に設定されているので、副走査方向Yに沿った
一対の発熱素子H1a,H1bの副走査方向Yの長さの合
計および一対の発熱素子H2a,H2bの副走査方向Yの長
さの合計はそれぞれ略等しくなっている。そして、前記
各発熱素子H1a,H1b、およびH2a,H2bおよび個別
電極5等は耐摩耗層7によって被覆され、その耐摩耗層
7の前記発熱素子H1a,H1b、およびH2a,H2bを被
覆する部分の表面は印字部7aとして使用される。
【0021】前記支持板1上面の左右両側部分にはプリ
ント配線基板11が接着され、このプリント配線基板1
1の表面には接続用配線12が形成されている。この接
続用配線12はリードピン13を介してソケット14の
端子に接続されている。前記プリント配線基板11の前
記絶縁基板2に近い部分にはICが配設されており、こ
のICはワイヤ15および16によってプリント配線基
板11の接続用配線12および絶縁基板2表面の前記個
別電極5と接続されている。前記ICおよびワイヤ1
5,16は樹脂17によって封止され、保護されてい
る。
【0022】次に前記実施例のサーマルヘッドの作用を
説明する。図3は、1画素記録用発熱素子集合体Hoを
構成する4個の発熱素子H1a,H1b、およびH2a,H
2bの発熱面積S1a,S1b、およびS2a,S2bとその発熱
状態を示している。第0階調では4個の発熱素子H1
a,H1b、およびH2a,H2bはいずれも発熱していな
い。第1階調では発熱面積S1aの発熱素子H1aだけが
発熱している。第2階調では発熱面積S2a(S2a=2×
S1a)の発熱素子H2aだけが発熱している。第3階調で
は発熱面積S2b(S2b=3×S1a)の発熱素子H2bだけ
が発熱している。このようにして階調数が増えるに従っ
て1画素記録用発熱素子集合体Hoの発熱面積は増加す
るが、この実施例では、隣接する階調間の発熱面積の差
は全て等しくなっている。そして、第0〜10階調の合
計11階調の記録を行うことができる。
【0023】以上、本発明のサーマルヘッドの実施例を
詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱する
ことなく、種々の小設計変更を行うことが可能である。
例えば、1画素記録用発熱素子集合体Hoを構成する発
熱素子の数は4個以上の偶数値を適当に採用することが
可能であり、各発熱素子および個別電極の主走査方向X
の幅を全て一定とする代わりに、複数の値を設定するこ
とも可能である。
【0024】
【発明の効果】前述の本発明は、前記1画素記録用発熱
素子集合体に含まれる各発熱素子の発熱面積が異る値に
設定されているので、異なる面積の発熱素子を組み合わ
せて発熱させることにより、多階調記録の階調数を多く
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明のサーマルヘッドの一実施例
の横断面図(副走査方向Yに沿った断面図)である。
【図2】 図2は同実施例の要部である絶縁基板(図1
の中央部分)の説明図で、図2Aは絶縁基板の部分平面
図、図2Bは前記図2AのIIB−IIB線断面図である。
【図3】 図3は同実施例のサーマルヘッドによる多階
調記録の説明図である。
【図4】 図4は従来のサーマルヘッドの部分斜視図で
ある。
【図5】 図5は前記図4の矢印V部分の拡大図であ
る。
【図6】 図6は前記図5に示した部分の詳細説明図
で、図6Aは前記図5の矢印VIAから見た図、図6B
は前記図6Aの矢印VIBから見た図である。
【図7】 図7は従来の階調印字の例を示す図である。
【符号の説明】
H…サーマルヘッド、Ho…1画素記録用発熱素子集合
体、H1a,H1b,H2a,H2b…発熱素子、P…印字用
紙、X…主走査方向、Y…副走査方向、3…共通電極、
4…絶縁層、5…個別電極、6…導電部材、S1a,S1
b,S2a,S2b…発熱面積、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 副走査方向中央部で分離されて副走査方
    向に延びる一対の個別電極および前記一対の個別電極間
    に配置されて外端部が前記個別電極の内端部に接続する
    一対の発熱素子が主走査方向に沿って多数形成された個
    別電極・発熱素子形成層と、 副走査方向中央部において主走査方向に延びる帯状の共
    通電極が形成された共通電極形成層と、 前記個別電極・発熱素子形成層および共通電極形成層と
    を分離する絶縁層と、 前記絶縁層内に設けられて前記各発熱素子の内端部と前
    記共通電極とを接続する導電部材とが絶縁基板の表面に
    設けられ、 前記多数の発熱素子のうちの隣接する複数の発熱素子か
    ら1画素記録用発熱素子集合体が形成されたサーマルヘ
    ッドにおいて、 前記1画素記録用発熱素子集合体に含まれる各発熱素子
    は、その発熱面積が異る値に設定されたサーマルヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 前記1画素記録用発熱素子集合体は副走
    査方向に離れた一対の発熱素子を主走査方向に所定数n
    個づつまとめた合計2n個の発熱素子H1a,H1b,H2
    a,H2b,…,Hna,Hnbから構成され、前記各発熱素
    子H1a,H1b,H2a,H2b,…,Hna,HnbH1a,H1b
    の主走査方向の幅は全て同一に設定され、且つ前記各発
    熱素子H1a,H1b,H2a,H2b,…,Hna,Hnbの各発
    熱面積S1a,S1b,S2a,S2b,…,Sna,Snbはそれ
    ぞれ異なる値に設定されるとともに式S1a+S1b=S2a
    +S2b=…=Sna+Snbを満たすように設定された請求
    項1記載のサーマルヘッド。
  3. 【請求項3】 前記所定数nは2に設定され、前記1画
    素記録用発熱素子集合体は合計2n=4個の発熱素子H
    1a,H1b,H2a,H2bから構成され、前記4個の各発熱
    素子H1a,H1bおよびH2a,H2bの各発熱面積S1a,S
    1bおよびS2a,S2bは式S1a:S1b=1:4、S2a:S
    2b=2:3を満たすように設定された請求項2記載のサ
    ーマルヘッド。
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