JPH05162072A - 研削砥石のドレッシング方法 - Google Patents
研削砥石のドレッシング方法Info
- Publication number
- JPH05162072A JPH05162072A JP32547391A JP32547391A JPH05162072A JP H05162072 A JPH05162072 A JP H05162072A JP 32547391 A JP32547391 A JP 32547391A JP 32547391 A JP32547391 A JP 32547391A JP H05162072 A JPH05162072 A JP H05162072A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grinding wheel
- dresser
- dressing
- cup
- shaped dresser
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】常に高精度かつ高能率なドレッシングが可能な
カップ形ドレッサを用いる研削砥石のドレッシング方法
を提供すること。 【構成】内径に接する外径の弦の長さが略研削砥石の幅
に等しいカップ形ドレッサ用い、上記弦と研削砥石の幅
とが切込み方向からみた研削砥石の回転軸上において一
致するようにカップ形ドレッサを配置してドレッシング
する。
カップ形ドレッサを用いる研削砥石のドレッシング方法
を提供すること。 【構成】内径に接する外径の弦の長さが略研削砥石の幅
に等しいカップ形ドレッサ用い、上記弦と研削砥石の幅
とが切込み方向からみた研削砥石の回転軸上において一
致するようにカップ形ドレッサを配置してドレッシング
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は研削砥石のドレッシング
方法に関するものである。
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄鋼材料の研削加工に対してCB
N砥石が広く使用されるようになってきた。CBN砥石
は研削性能が優れている反面、ツルーイングやドレッシ
ング(以下、まとめてドレッシングという)が困難であ
り、研削目的に応じて種々の方法が行われている。
N砥石が広く使用されるようになってきた。CBN砥石
は研削性能が優れている反面、ツルーイングやドレッシ
ング(以下、まとめてドレッシングという)が困難であ
り、研削目的に応じて種々の方法が行われている。
【0003】小径のビトリファイドボンドCBN砥石を
ドレッシングする場合、単石のダイヤモンドドレッサを
使用することもあるが、一般的にはC系またはA系砥粒
から成るスティック砥石、平形砥石あるいはカップ形砥
石を研削することによりドレッシングする。この方法で
はドレッサを研削砥石の幅方向に送り運動をさせなが
ら、ドレッサを研削することによりドレッシングする。
これに対して、特開平2−237766号公報には、カ
ップ形ドレッサを研削砥石の作業面の法線方向に切り込
むことによりドレッサを研削してドレッシングする方法
が提案されている。
ドレッシングする場合、単石のダイヤモンドドレッサを
使用することもあるが、一般的にはC系またはA系砥粒
から成るスティック砥石、平形砥石あるいはカップ形砥
石を研削することによりドレッシングする。この方法で
はドレッサを研削砥石の幅方向に送り運動をさせなが
ら、ドレッサを研削することによりドレッシングする。
これに対して、特開平2−237766号公報には、カ
ップ形ドレッサを研削砥石の作業面の法線方向に切り込
むことによりドレッサを研削してドレッシングする方法
が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した第1の従来技
術では、単石ダイヤモンドドレッサの摩耗が大きく、砥
石幅方向の形状精度や寸法精度を維持することが困難
で、特に直径の大きいCBN砥石には適用できない。ま
た、上記した第2の従来技術では、ドレッサに送り運動
を与えるため、砥石幅方向にドレッシング切込み量に相
当する傾斜面が形成され、真直な作業面を得ることがで
きないし、ドレッサの送り運動が必要なため、能率も低
い。さらに、上記した第3の従来技術では、ドレッサの
送り運動が不要なため能率面では改善されるが、ドレッ
シング後の砥石作業面は図6(イ),(ロ),(ハ)に
示すような形状となり、真直すなわち研削砥石の回転軸
と平行にはならない。本発明の目的は上記した従来技術
の問題を解決し、常に高精度かつ高能率なドレッシング
が可能な研削砥石のドレッシング方法を提供することに
ある。
術では、単石ダイヤモンドドレッサの摩耗が大きく、砥
石幅方向の形状精度や寸法精度を維持することが困難
で、特に直径の大きいCBN砥石には適用できない。ま
た、上記した第2の従来技術では、ドレッサに送り運動
を与えるため、砥石幅方向にドレッシング切込み量に相
当する傾斜面が形成され、真直な作業面を得ることがで
きないし、ドレッサの送り運動が必要なため、能率も低
い。さらに、上記した第3の従来技術では、ドレッサの
送り運動が不要なため能率面では改善されるが、ドレッ
シング後の砥石作業面は図6(イ),(ロ),(ハ)に
示すような形状となり、真直すなわち研削砥石の回転軸
と平行にはならない。本発明の目的は上記した従来技術
の問題を解決し、常に高精度かつ高能率なドレッシング
が可能な研削砥石のドレッシング方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記第3の
従来技術において常に高精度な作業面を得ることができ
ない理由について解析した。その結果を図4ないし図6
を用いて説明する。なお、図4はカップ形ドレッサを研
削砥石の作業面の法線方向に切り込む時のドレッシング
状態を模式的に示した図である。また、同図におけるl
は研削砥石の回転軸である。研削砥石の作業面の形状
は、 (1)カップ形ドレッサ9の内周面が研削砥石2をドレ
ッシングする図5(イ)の場合。 最初にカップ形ドレ
ッサ9の点a、bが研削砥石2に接触し、研削砥石2の
端部がドレッシングされる。この結果、研削砥石2の作
業面は図6(イ)に示すような凸形になる。 (2)カップ形ドレッサ9の外周が研削砥石2をドレッ
シングする図5(ロ)の場合。最初にカップ形ドレッサ
9の点cが研削砥石2に接触し、研削砥石2のこの部分
がドレッシンされる。この結果、研削砥石2の作業面は
図6(ロ)に示すような凹形になる。 (3)上記(1),(2)の中間である図5(ハ)の場
合。研削砥石2の作業面は上記(1),(2)が複合し
た図6(ハ)に示すような凸凹形になる。 ことを見出した。そこで、本発明では内径に接する外径
の弦の長さが略研削砥石の幅に等しいカップ形ドレッサ
用い、上記弦と研削砥石の幅とが切込み方向からみた研
削砥石の回転軸上において一致するようにカップ形ドレ
ッサを配置してドレッシングするようにしたものであ
る。また、上記カップ形ドレッサを超砥粒砥石で構成し
たものである。
従来技術において常に高精度な作業面を得ることができ
ない理由について解析した。その結果を図4ないし図6
を用いて説明する。なお、図4はカップ形ドレッサを研
削砥石の作業面の法線方向に切り込む時のドレッシング
状態を模式的に示した図である。また、同図におけるl
は研削砥石の回転軸である。研削砥石の作業面の形状
は、 (1)カップ形ドレッサ9の内周面が研削砥石2をドレ
ッシングする図5(イ)の場合。 最初にカップ形ドレ
ッサ9の点a、bが研削砥石2に接触し、研削砥石2の
端部がドレッシングされる。この結果、研削砥石2の作
業面は図6(イ)に示すような凸形になる。 (2)カップ形ドレッサ9の外周が研削砥石2をドレッ
シングする図5(ロ)の場合。最初にカップ形ドレッサ
9の点cが研削砥石2に接触し、研削砥石2のこの部分
がドレッシンされる。この結果、研削砥石2の作業面は
図6(ロ)に示すような凹形になる。 (3)上記(1),(2)の中間である図5(ハ)の場
合。研削砥石2の作業面は上記(1),(2)が複合し
た図6(ハ)に示すような凸凹形になる。 ことを見出した。そこで、本発明では内径に接する外径
の弦の長さが略研削砥石の幅に等しいカップ形ドレッサ
用い、上記弦と研削砥石の幅とが切込み方向からみた研
削砥石の回転軸上において一致するようにカップ形ドレ
ッサを配置してドレッシングするようにしたものであ
る。また、上記カップ形ドレッサを超砥粒砥石で構成し
たものである。
【0006】
【作用】ドレッシング時には、図1に示すように、カッ
プ形ドレッサ9上の任意の円周部分がすべて研削砥石2
の最高部の稜線lを横切るように通過する。したがっ
て、研削砥石2は幅方向に一様にドレッシングされて真
直な作業面になる。また、この場合にはドレッサの送り
運動は不要であるので、高能率なドレッシングができ
る。さらに、カップ形ドレッサ9をダイヤモンド砥石で
構成することにより、ドレッサ9の摩耗を少なくするこ
とができる。
プ形ドレッサ9上の任意の円周部分がすべて研削砥石2
の最高部の稜線lを横切るように通過する。したがっ
て、研削砥石2は幅方向に一様にドレッシングされて真
直な作業面になる。また、この場合にはドレッサの送り
運動は不要であるので、高能率なドレッシングができ
る。さらに、カップ形ドレッサ9をダイヤモンド砥石で
構成することにより、ドレッサ9の摩耗を少なくするこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を示す図1ないし図
3により説明する。図2は本発明を平面研削盤に適用し
た場合の構成を示す正面図、図3はその側面図である。
1はスピンドルヘッドで、図示しない研削盤のコラムに
図において上下方向に摺動自在に保持されている。2は
研削砥石で、スピンドルヘッド1に回転自在に保持され
た砥石軸3の端部に取り付けられている。4はドレッサ
ボディで、スピンドルヘッド1の上面に固定されてい
る。5はドレッサヘッドで、ドレッサボディ4に図にお
いて上下方向に摺動自在に保持され、モータ6により駆
動される。7はスピンドルで、ドレッサヘッド5に回転
自在に保持され、モータ8により駆動される。9はダイ
ヤモンド砥石で構成されるカップ形ドレッサで、スピン
ドル7の端部に取り付けられている。また、カップ形ド
レッサ9と研削砥石2との位置関係は、断面A−Aから
みた状態が図1のようになるように配置されている。以
上の構成において、研削砥石2を回転させた状態で、モ
ータ8を作動させてドレッサ9を回転させ、また、モー
タ6を作動させてドレッサ9を図において下方へ移動さ
せると、研削砥石2はドレッサ9によりドレッシングさ
れる。ここで、研削砥石2とドレッサ9とは図1の位置
関係にあるので、前述の通り研削砥石2の作業面は真直
にドレッシングされる。なお、上記実施例では、本発明
を平面研削盤に適用した例について説明したが、円筒研
削盤やその他の研削盤にも適用できることはいうまでも
ない。また、上記実施例では、ドレッシング装置のドレ
ッサボディ4をスピンドルヘッド1上に固定させたが、
図1における左右方向に移動可能に設置すれば、半径の
異なるカップ形ドレッサを使用することができる。ま
た、ドレッシング装置はスピンドルヘッド1上だけでな
く、研削盤のテーブル上に設置してもよい。
3により説明する。図2は本発明を平面研削盤に適用し
た場合の構成を示す正面図、図3はその側面図である。
1はスピンドルヘッドで、図示しない研削盤のコラムに
図において上下方向に摺動自在に保持されている。2は
研削砥石で、スピンドルヘッド1に回転自在に保持され
た砥石軸3の端部に取り付けられている。4はドレッサ
ボディで、スピンドルヘッド1の上面に固定されてい
る。5はドレッサヘッドで、ドレッサボディ4に図にお
いて上下方向に摺動自在に保持され、モータ6により駆
動される。7はスピンドルで、ドレッサヘッド5に回転
自在に保持され、モータ8により駆動される。9はダイ
ヤモンド砥石で構成されるカップ形ドレッサで、スピン
ドル7の端部に取り付けられている。また、カップ形ド
レッサ9と研削砥石2との位置関係は、断面A−Aから
みた状態が図1のようになるように配置されている。以
上の構成において、研削砥石2を回転させた状態で、モ
ータ8を作動させてドレッサ9を回転させ、また、モー
タ6を作動させてドレッサ9を図において下方へ移動さ
せると、研削砥石2はドレッサ9によりドレッシングさ
れる。ここで、研削砥石2とドレッサ9とは図1の位置
関係にあるので、前述の通り研削砥石2の作業面は真直
にドレッシングされる。なお、上記実施例では、本発明
を平面研削盤に適用した例について説明したが、円筒研
削盤やその他の研削盤にも適用できることはいうまでも
ない。また、上記実施例では、ドレッシング装置のドレ
ッサボディ4をスピンドルヘッド1上に固定させたが、
図1における左右方向に移動可能に設置すれば、半径の
異なるカップ形ドレッサを使用することができる。ま
た、ドレッシング装置はスピンドルヘッド1上だけでな
く、研削盤のテーブル上に設置してもよい。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、カップ
形ドレッサを研削砥石の作業面の法線方向に切り込んで
ドレッシングする方法において、ドレッサ作業面上のす
べての点が研削砥石の最高稜線部を通過するように構成
したので、常に高精度かつ高能率なドレッシングを行う
ことができるという効果がある。
形ドレッサを研削砥石の作業面の法線方向に切り込んで
ドレッシングする方法において、ドレッサ作業面上のす
べての点が研削砥石の最高稜線部を通過するように構成
したので、常に高精度かつ高能率なドレッシングを行う
ことができるという効果がある。
【図1】図1は本発明におけるカップ形ドレッサと研削
砥石との位置および寸法関係を示す説明図。
砥石との位置および寸法関係を示す説明図。
【図2】図2は本発明を平面研削盤に適用した場合の構
成を示す正面図。
成を示す正面図。
【図3】図3は図2の側面図。
【図4】ドレッシング状態を模式的に示した図。
【図5】ドレッシング状態を説明するための模式図。
【図6】ドレッシング後の研削砥石の作業面を模式的に
示した図。
示した図。
2 研削砥石 9 カップ形ドレッサ
Claims (2)
- 【請求項1】 内径に接する外径の弦の長さが略研削砥
石の幅に等しいカップ形ドレッサ用い、上記弦と研削砥
石の幅とが切込み方向からみた研削砥石の回転軸上にお
いて一致するようにカップ形ドレッサを配置してドレッ
シングすることを特徴とする研削砥石のドレッシング方
法。 - 【請求項2】 カップ形ドレッサが超砥粒砥石で構成さ
れていることを特徴とする請求項1記載の研削砥石のド
レッシング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32547391A JPH05162072A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 研削砥石のドレッシング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32547391A JPH05162072A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 研削砥石のドレッシング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05162072A true JPH05162072A (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=18177276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32547391A Withdrawn JPH05162072A (ja) | 1991-12-10 | 1991-12-10 | 研削砥石のドレッシング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05162072A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007077964A1 (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Jtekt Corporation | 砥石車のツルーイング装置及びツルーイング方法 |
-
1991
- 1991-12-10 JP JP32547391A patent/JPH05162072A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007077964A1 (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Jtekt Corporation | 砥石車のツルーイング装置及びツルーイング方法 |
JP2007196367A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-08-09 | Jtekt Corp | 砥石車のツルーイング装置及びツルーイング方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990311 |