JPH05161592A - 食器洗浄機の乾燥装置 - Google Patents

食器洗浄機の乾燥装置

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JPH05161592A
JPH05161592A JP32745791A JP32745791A JPH05161592A JP H05161592 A JPH05161592 A JP H05161592A JP 32745791 A JP32745791 A JP 32745791A JP 32745791 A JP32745791 A JP 32745791A JP H05161592 A JPH05161592 A JP H05161592A
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JP
Japan
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drying
temperature
time
drying time
lowest point
Prior art date
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Pending
Application number
JP32745791A
Other languages
English (en)
Inventor
Ippei Hagiwara
一平 萩原
Hiromi Odakawa
博美 小田川
Mitsuo Fukuda
光男 福田
Yoshitaka Yajima
義孝 矢島
Masaharu Ohori
正春 大堀
Kiyoshi Nakamura
潔 中村
Naoki Nishio
直樹 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 食器類の形状、収容量、材質、洗浄水の温度
等が相違する各乾燥条件に対応して最適な乾燥時間を設
定する。 【構成】 食器洗浄機の本体1に内蔵され、噴射ノズル
から噴出される洗浄水により食器類5の洗浄が行なわれ
る洗浄槽2と、洗浄後、前記洗浄槽2の内部に乾燥用の
熱風を送出する送風機19及び乾燥用ヒータ20と、乾
燥時、洗浄槽2の内部の空気の温度を検出する温度セン
サ25と、前記温度センサ25とタイマ26の信号を入
力し、乾燥に伴って洗浄槽2の内部が最低温度に至るま
での経過時間とその時点における降下した温度差とによ
り、最低温度到達後の最適な乾燥時間を演算する乾燥時
間演算手段27と、これによって設定された乾燥時間が
経過した時点で熱風の送出を停止せしめる制御回路28
とからなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗浄後、食器に付着して
いる洗浄水を乾燥する食器洗浄機の乾燥装置に関するも
ので、特に、最適な乾燥時間を設定できる食器洗浄機の
乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の食器洗浄機を示す断面図で
ある。図において、1は食器洗浄機の本体、2は本体1
内に設けられた洗浄槽、3は洗浄槽2の底部に形成さ
れ、洗浄水を貯留する貯留部、4a,4bは洗浄槽2内
に上下に配設されて、それぞれ食器類5を収納する上段
洗浄かご及び下段洗浄かご、6は本体1に開閉可能に設
けられた扉であり、この扉6を開放して、前記上段洗浄
かご4a及び下段洗浄かご4bを出し入れできるように
なっている。7a,7bは各洗浄かご4a,4bの下側
に配置され、軸受8を中心として水平に回転可能な上段
噴射ノズル及び下段噴射ノズルであり、それぞれ多数の
噴射孔9を備えている。10aは吸水管11を介して貯
留部3と接続されるとともに、送水管12を介して上段
噴射ノズル7aと接続された上段洗浄ポンプ、10bは
貯留部3内に設置されて、送水管13を介して下段噴射
ノズル7bと接続された下段洗浄ポンプであり、これら
の洗浄ポンプ10a,10bは貯留部3内の洗浄水を上
段噴射ノズル7aと下段噴射ノズル7bに供給するよう
になっている。
【0003】14は一端を洗浄槽2内に開口させ、他端
を図示しない水道管等に接続された給水管、15は給水
管14に設けられた給水用ソレノイドバルブである。そ
して、洗浄の開始時には、このソレノイドバルブ15が
開放されて、洗浄槽2内に水道水が洗浄水として給水さ
れ、その水位が図示しない水位センサにて検出されて、
所定水位に保持されるようになっている。16は一端を
貯留部3に接続された排水管、17は排水管16に設け
られた排水ポンプであり、洗浄の終了時には、この排水
ポンプ17が作動して、貯留部3の洗浄水を外部に排出
するようになっている。18は一端を本体1外に開口さ
せ、他端を洗浄槽2内に開口させた吸気風路、19は吸
気風路18の中程に設けられて、外気を吸気風路18を
経て洗浄槽2内に導入し、洗浄後の食器5を乾燥させる
送風機、20は洗浄槽2内に導入される外気を加熱する
ための乾燥用ヒータ、21は食器を乾燥させた後の外気
を、再び本体1外に排出する排気風路である。
【0004】22は扉6の裏面に設置された洗剤・リン
スボックスであり、この洗剤・リンスボックス22内に
収納されている洗剤・リンスを必要に応じて洗浄水中に
投入するようになっている。23は洗浄槽2内の一側に
設けられた温度センサであり、この温度センサ23の検
出に基づいて図示しない洗浄水用ヒータが作動し、洗浄
水を所定温度に保つようになっている。
【0005】次に、上記のように構成した食器洗浄機の
動作を説明する。まず、予備洗浄工程においては、上段
洗浄ポンプ10aと下段洗浄ポンプ10bを共に作動さ
せ、貯留部3内の洗浄水を、給水管11及び送水管1
2,13を経て上段噴射ノズル7aと下段噴射ノズル7
bにそれぞれ供給する。両噴射ノズル7a,7bは回転
しながら洗浄水を噴射し、その洗浄水により上段洗浄か
ご4a及び下段洗浄かご4b内の食器類5が予備的に洗
浄される。そして、所定時間経過後に、両洗浄ポンプ1
0a,10bを停止させるとともに、排水ポンプ17の
作動を開始して、洗浄槽2内の洗浄水を外部に排出す
る。次に、すすぎ工程に移行して、洗浄槽2内に洗浄水
を給水し、その洗浄水を両洗浄かご4a,4bの食器類
5に噴射してすすぎを行ない、その後、洗浄水を排水す
る。
【0006】すすぎを行なった後は、乾燥工程に移行
し、送風機19にて洗浄槽2内に外気を導入するととも
に、乾燥用ヒータ20を通電してその外気を加熱し、洗
浄後の食器類5を乾燥させる。この乾燥工程を所定時間
継続した後に、送風機19及びヒータ20の通電を中止
して全ての洗浄処理を終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の食器洗浄機の乾
燥装置は、上記のように構成されており、洗浄後の乾燥
工程における乾燥時間は、食器類5の形状、材質、収容
量、或いは、洗浄水温度と関係なく一定であった。この
ため、乾燥不十分となったり、乾燥し過ぎとなったりし
て乾燥度合がばらつき、使用者に不快感を与えたり、電
力の無駄が発生していた。
【0008】この不具合を解消する手段として、洗浄槽
2の排気風路21内にも温度センサを取付けて、乾燥時
の排気温度を検出し、この温度変化を測定することによ
って食器類5の乾燥度合を検出する技術が考えられてい
る。
【0009】図10は従来の別の食器洗浄機を示す断面
図である。図中、図9と同一符号は前記従来の構成部分
と同一または相当する部分である。図において、24は
排気風路21内の空気の温度を検出する温度センサであ
る。この洗浄機における乾燥は、洗浄槽2の送風口に取
付けられた温度センサ23を利用して送風部での空気温
度を検出し、更に、排気風路21内の温度センサ24に
よって排気温度、即ち、食器類5に付着していた水分の
蒸発による気化熱によって冷却された庫内空気の温度を
検出し、入口部と出口部の空気の温度差が所定値以下に
なったら、水分の蒸発がなくなったことによって乾燥が
終了したとして、送風機19及び乾燥用ヒータ20を自
動停止させるものである。
【0010】ところが、上記技術の場合、一般に、入口
部と出口部の空気の温度差が所定値以下の平衡状態とな
る時点は不明瞭であって乾燥度合と温度差とは明確には
対応しないので、現実的なものとは言えず、乾燥不十分
或いは乾燥し過ぎとなることがあった。
【0011】そこで、本発明は、食器類の形状、収容
量、材質、洗浄水の温度等が相違する各乾燥条件に対応
して最適な乾燥時間を設定できる食器洗浄機の乾燥装置
の提供を課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる食器洗浄
機の乾燥装置は、食器洗浄機本体に内蔵された洗浄槽
と、洗浄後、前記洗浄槽内に乾燥用の熱風を送出する熱
風送出手段と、乾燥時、洗浄槽内の空気の温度を検出す
る庫内温度検出手段と、前記庫内温度検出手段の信号を
入力し、乾燥に伴って庫内が最低温度に至るまでの経過
時間とその時点における降下した温度差とにより、最低
温度到達後の最適な乾燥時間を演算する乾燥時間演算手
段と、前記乾燥時間演算手段によって設定された乾燥時
間が経過した時点で熱風の送出を停止せしめる制御手段
とからなるものである。
【0013】
【作用】本発明においては、乾燥時に、庫内温度検出手
段が洗浄槽内の空気の温度を検出し、その信号を出力す
る。一方、洗浄槽内の空気の温度は、食器類の乾燥によ
り水分が蒸発するときに気化熱を奪われることによって
冷却され、時間の経過とともに低下していき、乾燥が進
んで蒸発量が減少すると、最下点に達し、以後、庫内温
度は上昇に転じる。このとき、最下点に至るまでの時間
及び最下点における降下温度差と、その後の完全乾燥に
至るまでに要する時間とは相関関係を有する。本発明で
は、この関係を利用して、乾燥時間演算手段が前記庫内
温度検出手段による信号を入力して庫内温度の変化を認
識し、最下点温度到達時間と最下点における降下温度差
とからこれに対応する最下点温度到達後の乾燥時間を設
定し、制御手段はこの時間の経過後、熱風の送出を停止
せしめる。この結果、庫内は最適な状態に乾燥される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。図1は
本発明の一実施例による食器洗浄機の乾燥装置を示すブ
ロック図である。なお、本実施例では、下記の温度セン
サ、タイマ、乾燥時間演算手段、制御回路を除いて従来
例の構成部分と同一である。
【0015】図において、19は吸気風路18の中程に
設けられて、外気を吸気風路18を経て洗浄槽2内に導
入し、洗浄後の食器類5を乾燥させる送風機、20は洗
浄槽2内に導入される外気を加熱するための乾燥用ヒー
タである。25は洗浄槽2の内部に取付けられ、洗浄槽
2内の温度を検出する温度センサ、26は乾燥開始から
の経過時間を検出し、その信号を出力するタイマ、27
は前記温度センサ25の検出信号を入力して後述する庫
内空気の最下点温度到達後の乾燥時間を演算する乾燥時
間演算手段である。28は前記乾燥時間演算手段27で
設定された最下点温度到達後の乾燥時間に到達したら、
送風機19及び乾燥用ヒータ20に通電停止指令を行な
う制御回路である。
【0016】上記のように構成された乾燥装置による乾
燥においては、送風機19及び乾燥用ヒータ20に通電
され、送風機19によって本体1の内部に導入された外
気は乾燥用ヒータ20を通過する間に加熱された後、洗
浄槽2の内部に取込まれる。そして、この温風は洗浄槽
2の内部を通過する間に食器類5に付着した水滴を加温
した後、上部の排気風路21を通って外部に排出され
る。このとき、洗浄槽2の内部に取付けられた温度セン
サ25は蒸発した水蒸気を含む庫内の空気の温度を検出
し、乾燥時間演算手段27に信号を出力する。乾燥時間
演算手段27は後述する演算により加熱ヒータ25の検
出値と最下点温度到達時間とから最下点温度到達後の乾
燥時間を設定した後、制御回路28に信号を送出する。
そして、この制御回路28は設定時間後に送風機19及
び乾燥用ヒータ20の通電を停止させる。
【0017】ここで、乾燥における庫内温度と乾燥時間
との関係について説明する。乾燥速度は乾燥時における
条件によって異なり、一般に、収容される食器量が多い
と乾燥時間は長くなり、すすぎの供給水温が低いと同じ
く乾燥時間は長くなる。今、諸条件下における庫内温度
と乾燥時間の関係を図2に示す。図2は庫内温度と乾燥
時間の関係を示す特性図である。
【0018】図において、まず、曲線Aは乾燥時間が短
い場合を示す。乾燥が開始されると、食器類5に付着し
ている残留水分が蒸発し、このとき、周辺の空気より気
化熱を奪って蒸発する。このため、上記庫内温度は急激
に低下し、所定時間後には、加熱量と蒸発による冷却量
とが釣り合って、最下点温度に到達し、平衡状態となっ
た後は、上昇に転じる。このときの最下点に至るまでに
降下した温度は他と比較して小さい。この曲線Aとなる
場合としては、食器類5の収容量が少ない場合、加熱乾
燥空気温度、供給水温が高い場合などがある。曲線Bは
乾燥時間がやや短い場合を示す。この場合では、最下点
の温度落差が大きくなっており、食器類5の収容量が比
較的多い場合などが挙げられる。曲線Cは乾燥時間が長
い場合を示す。この例としては、供給水温が低く、食器
量が多い場合などがあり、温度落差は小さくなってい
る。
【0019】次に、上記のような関係を利用することに
よる、本発明の最下点温度到達後の乾燥時間の算出につ
いて説明する。まず、図2に示したような庫内温度と乾
燥時間との関係を求めた後、庫内温度立ち上がりまでの
時間のメンバーシップ関数及び庫内温度差のメンバーシ
ップ関数をそれぞれ図3及び図4のように設定する。図
3は本発明の一実施例における庫内温度立ち上がりまで
の時間のメンバーシップ関数を表す特性図、図4は本発
明の一実施例における庫内温度差のメンバーシップ関数
を表す特性図である。図3の特性図では、庫内温度立ち
上がりまでの時間が短い場合、中程度の場合、長い場合
の各パターンにおける分布を表わしており、これらの分
布線を相互に関連させて立ち上がりまでの時間のウェイ
ト付けが行なわれる。また、図4の特性図では、庫内温
度差が小さい場合、中程度の場合、大きい場合の各パタ
ーンにおける分布を表わしており、これらの分布線を相
互に関連させて庫内温度差のウェイト付けが行なわれ
る。
【0020】次に、これらのメンバーシップ関数を使用
して最下点温度到達後の乾燥時間のファジールールを設
定する。図5は本発明の一実施例における最下点温度到
達後の乾燥時間のファジールールを表わす表図である。
この表では、庫内温度立ち上がりまでの時間及び庫内温
度差の各段階に応じて最下点温度到達後の乾燥時間を、
「短」、「中」、「長」の3段階に割振っている。例え
ば、庫内温度立ち上がりまでの時間が短く、庫内温度差
が大きい場合には、最下点温度到達後の乾燥時間は短く
設定されることになる。
【0021】次に、上記の3段階を5段階まで細かく設
定し、具体的な数値を設定した一例を図6乃至図8に示
す。図6は本発明の一実施例における最下点温度到達後
の乾燥時間のメンバーシップ関数を表わす特性図であっ
て、[ファジー]パターンとしたものであり、図7は同
じく本発明の一実施例における最下点温度到達後の乾燥
時間のメンバーシップ関数を表わす特性図であって、
[シングルトン]パターンとしたものである。この図6
または図7のいずれかの特性図より数値を読出して乾燥
時間演算手段27により演算した結果が図8の本発明の
一実施例における最下点温度到達後の乾燥時間のテーブ
ルマップである。
【0022】以上のようにして、基準となる最下点温度
到達後の乾燥時間のテーブルマップが設定されると、乾
燥運転において、温度センサ25及びタイマ26から随
時信号が出力され、乾燥時間演算手段27はこれらの信
号に基づいて最下点温度到達時間と最下点における降下
温度差とを算出し、この2つの値から前記テーブルマッ
プを基準に最下点温度到達後の乾燥時間を演算し、制御
回路28に信号を送出する。そこで、制御回路28はこ
の乾燥時間演算手段27とタイマ26からの信号を入力
し、乾燥時間演算手段27で演算された時間に到達した
ら、送風機19と乾燥用ヒータ20への通電を停止せし
める。
【0023】このように、上記実施例の食器洗浄機の乾
燥装置は、食器洗浄機の本体1に内蔵され、上段噴射ノ
ズル7a及び下段噴射ノズル7bから噴出される洗浄水
により食器類5の洗浄が行なわれる洗浄槽2と、洗浄
後、前記洗浄槽2の内部に乾燥用の熱風を送出する熱風
送出手段としての送風機19及び乾燥用ヒータ20と、
乾燥時、洗浄槽2の内部の空気の温度を検出する温度セ
ンサ25と、前記温度センサ25とタイマ26の信号を
入力し、乾燥に伴って洗浄槽2の内部が最低温度に至る
までの経過時間とその時点における降下した温度差とに
より、最下点温度到達後の最適な乾燥時間を演算する乾
燥時間演算手段27と、前記乾燥時間演算手段27によ
って設定された乾燥時間が経過した時点で熱風の送出を
停止せしめる制御回路28とからなるものである。
【0024】したがって、上記実施例によれば、乾燥時
に、温度センサ25が洗浄槽2の内部の空気の温度を検
出して信号を出力し、乾燥時間演算手段27はこの信号
を入力して最下点温度到達時間と最下点における降下温
度差を認識し、この2つの値から予め設定された図8の
テーブルマップと対応する最下点温度到達後の乾燥時間
を選定する。この結果、洗浄槽2の内部は各乾燥条件に
適切に対応する時間だけ乾燥が行なわれることとなるの
で、良好な乾燥状態が得られ、快適に使用することがで
きるとともに、乾燥し過ぎによる無駄な電力の使用を防
止できる。また、前記別の従来例では、温度センサ23
及び温度センサ24の合計2個の温度センサが必要であ
ったのに対して、本実施例では、温度センサ25を1個
だけ設ければよく、したがって、コストを低減できる。
【0025】ところで、上記実施例では、各メンバーシ
ップ関数は庫内温度立ち上がりまでの時間及び庫内温度
差を3段階とし、テーブルマップは5段階としている
が、本発明を実施する場合には、これに限定されるもの
ではなく、任意に設定すればよく、庫内温度立ち上がり
までの時間と庫内温度差の各設定段階は同数である必要
もない。また、上記実施例は、メンバーシップ関数を使
用しているが、これに限定されるものではなく、他の関
数を使用することもできる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明の食器洗浄機の乾
燥装置は、食器洗浄機本体に内蔵され、噴射ノズルより
噴出される洗浄水により食器の洗浄が行なわれる洗浄槽
と、洗浄後、前記洗浄槽内に乾燥用の熱風を送出する熱
風送出手段と、乾燥時、洗浄槽内の空気の温度を検出す
る庫内温度検出手段と、前記庫内温度検出手段の信号を
入力し、乾燥に伴って庫内が最低温度に至るまでの経過
時間とその時点における降下した温度差とにより、最低
温度到達後の最適な乾燥時間を演算する乾燥時間演算手
段と、前記乾燥時間演算手段によって設定された乾燥時
間が経過した時点で熱風の送出を停止せしめる制御手段
とからなるものである。したがって、乾燥時に、庫内温
度検出手段が洗浄槽内の気温を検出して信号を出力し、
乾燥時間演算手段はこの信号を入力して最下点温度到達
時間と最下点における降下温度差を認識し、この2つの
値から予め設定された基準となるテーブルマップと対応
する最下点温度到達後の乾燥時間を選定するので、庫内
は各乾燥条件に適切に対応する時間だけ乾燥が行なわれ
ることとなり、良好な乾燥状態が得られるとともに、乾
燥し過ぎによる無駄な電力の使用を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例による食器洗浄機の乾
燥装置を示すブロック図である。
【図2】図2は庫内温度と乾燥時間の関係を示す特性図
である。
【図3】図3は本発明の一実施例における庫内温度立ち
上がりまでの時間のメンバーシップ関数を表わす特性図
である。
【図4】図4は本発明の一実施例における庫内温度差の
メンバーシップ関数を表わす特性図である。
【図5】図5は本発明の一実施例における最下点温度到
達後の乾燥時間のファジールールを表わす表図である。
【図6】図6は本発明の一実施例における最下点温度到
達後の乾燥時間のメンバーシップ関数を表わす特性図で
ある。
【図7】図7は本発明の一実施例における最下点温度到
達後の乾燥時間のメンバーシップ関数を表わす特性図で
ある。
【図8】図8の本発明の一実施例における最下点温度到
達後の乾燥時間のテーブルマップである。
【図9】図9は従来の食器洗浄機を示す断面図である。
【図10】図10は従来の別の食器洗浄機を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 本体 2 洗浄槽 5 食器類 7a 上段噴射ノズル 7b 下段噴射ノズル 19 送風機 20 乾燥用ヒータ 25 温度センサ 26 タイマ 27 乾燥時間演算手段 28 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢島 義孝 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内 (72)発明者 大堀 正春 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内 (72)発明者 中村 潔 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内 (72)発明者 西尾 直樹 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器洗浄機本体に内蔵され、噴射ノズル
    より噴出される洗浄水により食器の洗浄が行なわれる洗
    浄槽と、 洗浄後、前記洗浄槽内に乾燥用の熱風を送出する熱風送
    出手段と、 乾燥時、洗浄槽内の空気の温度を検出する庫内温度検出
    手段と、 前記庫内温度検出手段の信号を入力し、乾燥に伴って庫
    内が最低温度に至るまでの経過時間とその時点における
    降下温度差とにより、最低温度到達後の最適な乾燥時間
    を演算する乾燥時間演算手段と、 前記乾燥時間演算手段によって設定された乾燥時間が経
    過した時点で熱風の送出を停止せしめる制御手段とを具
    備することを特徴とする食器洗浄機の乾燥装置。
JP32745791A 1991-12-11 1991-12-11 食器洗浄機の乾燥装置 Pending JPH05161592A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019080604A (ja) * 2017-10-27 2019-05-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 食器洗い機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019080604A (ja) * 2017-10-27 2019-05-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 食器洗い機

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