JPH0516075B2 - - Google Patents

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JPH0516075B2
JPH0516075B2 JP22161182A JP22161182A JPH0516075B2 JP H0516075 B2 JPH0516075 B2 JP H0516075B2 JP 22161182 A JP22161182 A JP 22161182A JP 22161182 A JP22161182 A JP 22161182A JP H0516075 B2 JPH0516075 B2 JP H0516075B2
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JP
Japan
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banknote
banknotes
sensor
holding mechanism
bill
Prior art date
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JP22161182A
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English (en)
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JPS59111590A (ja
Inventor
Takashi Maeno
Yukio Enomoto
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Tateisi Electronics Co
Priority to JP57221611A priority Critical patent/JPS59111590A/ja
Publication of JPS59111590A publication Critical patent/JPS59111590A/ja
Publication of JPH0516075B2 publication Critical patent/JPH0516075B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H29/00Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles
    • B65H29/50Piling apparatus of which the discharge point moves in accordance with the height to the pile
    • B65H29/51Piling apparatus of which the discharge point moves in accordance with the height to the pile piling by collecting on the periphery of cylinders
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/10Handled articles or webs
    • B65H2701/19Specific article or web
    • B65H2701/1912Banknotes, bills and cheques or the like

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は紙幣処理装置に関し、特に自動販売
機や現金取引処理装置などに用いられる紙幣処理
装置において、取消しを行なう場合の改良に関す
る。
先行技術の説明 一般に、紙幣で物品を販売する自動販売機や、
現金取引処理装置などが実用に供されている。紙
幣を用いて物品を販売する自動販売機としては、
券売機などがある。現金取引処理装置としては、
銀行の窓口業務の省力化の目的で、窓口に設けら
れる両替機や、自動預金機などがある。
従来の各種取引処理装置は、以下に述べる理由
により、今回取引処理する顧客が挿入した紙幣を
一時保留しておき、その取引の終了後も挿入紙幣
の保留状態を続けている。そして、次の顧客が最
初の紙幣を挿入したことに応じて、前回の取引で
挿入された保留紙幣を紙幣収納手段に回収するよ
うになつている。
このように、次の顧客が紙幣を挿入するまで、
紙幣を保留する理由の1つは、前の顧客が1000円
札を挿入したのに、5000円札を入れたと思い違い
し、取引終了後に釣銭が足らないと係員に苦情を
申立てることがある。このような場合、紙幣を保
留しておくことによつて、係員がその顧客の挿入
した紙幣を容易に他の紙幣と分離して区分でき、
また必要によりその顧客に確認してもらうことに
よつて思い違いを解消し、苦情に対する処理を迅
速化できる。
第2の理由として、自動販売機において、顧客
が間違つた商品を購入したときにおいても、その
顧客の紙幣を保留しておくことによつて、その顧
客の挿入した紙型を現物として容易に確認でき、
別の商品を購入し直しのための紙幣返却処理が容
易になる。
第3の理由として、販売機内の紙幣鑑別部が紙
幣の金額を誤つて検出したときにも、係員の確認
(思い違いであるかあるいは誤つて検出した紙幣
か)が容易であり、処理を迅速化できる。そこ
で、従来においては、第6図に示すように、単独
で搬送制御迅速可能な紙幣鑑別部201と、それ
以降の紙幣保留部202および紙幣回収箱203
とに分離して構成し、紙幣挿入口から紙幣鑑別部
201までの経路と、紙幣鑑別部201の出口か
ら紙幣保留部202および紙幣回収箱203まで
の経路とはそれぞれ個別に制御可能に構成してい
た。
第6図に示す構成において、紙幣保留部202
に前の顧客の紙幣が保留されており、次の顧客の
紙幣が挿入され、紙幣鑑別部201で鑑別され、
その紙幣が図6に示すA点に到達したものとす
る。この時点で取消キーが操作されると、A点の
紙幣を紙幣挿入口に返却するとともに、紙幣保留
部202に保留されている前の顧客の紙幣を紙幣
回収箱203に回収する必要がある。ところが、
A点と紙幣保留部202から紙幣回収箱203ま
での経路が1つの制御糸で構成されているため、
まず紙幣保留部202の紙幣回収箱203に回収
した後、A点の紙幣を紙幣挿入口に返却するため
の制御をする必要があるため、待ち時間が発生す
るという欠点がある。
これを防止するためには、紙幣保留部202の
駆動系と紙幣回収箱203への駆動系を別にする
方法が考えられる。このためには駆動源が増え、
構成が複雑になるばかりでなく、2つの駆動源で
生じる速度差の吸収をするための手段が必要とな
り、構成が増加するという欠点がある。
また、別の方法として、1回の取引処理が完了
したとき、保留紙幣を保留部202から紙幣回収
箱203の付近まで搬送しておき、次の顧客が紙
幣を挿入したとき、前の顧客の紙幣を紙幣回収箱
203に押込むとともに、次の顧客の紙幣を紙幣
保留部202で保留することにより、回収に要す
る時間を短縮する方法が考えられる。しかし、こ
の方法では、紙幣保留部202が実質的に2箇所
必要となり、それだけ大きなスペースを必要と
し、2ケ所の保留スペースでの紙幣の目視を容易
にするのが困難であるという欠点がある。
なお、紙幣の鑑別のための搬送制御可能な範囲
内に挿入紙幣がある場合の返却処理については、
単に紙幣鑑別部201の搬送制御のみで済み、回
収動作に変わらない。また、回収処理終了後の取
消処理は回収を考慮しなくてもよいため問題には
ならない。
発明の目的 それゆえに、この発明の目的は、取消した顧客
の待ち時間を短縮でき、紙幣つまりを防止でき、
構成を簡略化でき、小形化かつ安価に構成できる
ような、紙幣処理装置を提供することである。
発明の要約 この発明を要約すれば、顧客が紙幣を紙幣挿入
口に挿入すると、その紙幣を第1の紙幣搬送手段
によつて保留機構に搬送して保留してしておき、
その顧客に対する取引が終了し、次の顧客が紙幣
を挿入すると、紙幣保留機構に保留されている紙
幣を第2の紙幣搬送手段によつて紙幣収納手段に
収納した後、第1の搬送手段によつて次の顧客の
紙幣を紙幣保留機構に搬送する。前の顧客の紙幣
を紙幣収納手段に収納する動作中に、次の顧客が
取消ボタンを操作すると、第1の紙幣搬送手段が
逆方向に駆動して搬送中の紙幣を直ちに紙幣挿入
口に返却することにより、その顧客が取消ボタン
を操作してから返却紙幣を受取るまでの待ち時間
を短くできる。その後、第2の紙幣搬送手段を駆
動して、保留されている前の顧客の紙幣を紙幣収
納手段に回収する。
以下に、図面を参照して、この発明の一実施例
の紙幣処理装置を自動販売機に適用した場合の具
体的な実施例について説明する。
実施例の説明 第1図はこの発明の一実施例の紙幣処理装置の
機構部分を図解的に示した図である。図におい
て、この実施例の紙幣処理装置10は、紙幣挿入
口11の近傍に紙幣判別手段の紙幣判別機12を
含む。紙幣挿入口11は、紙幣を挿入する挿入口
として用いられるとともに、返却すべき紙幣を返
却するための返却口として働く。紙幣判別機12
は、紙幣の真偽を判別する機能、および挿入され
た紙幣の種類を判別する機能を含む。紙幣判別機
12には、紙幣挿入口11から後述の搬送機構1
4まで紙幣を搬送するために、モータ12aが設
けられるとともに、モータ12aに関連してロー
ラ(またはプーリ)とベルトなどを含む搬送機構
(図示せず)が含まれる。
紙幣処理装置10の内部には、紙幣保留機構1
3が設けられる。紙幣保留機構13は、ドラム1
31を含む。ドラム131の外周面には、幅の広
い帯状のベルト132,133がその一部をドラ
ム31の外周面に接するように設けられる。ベル
ト132は、複数のローラ(またはプーリ)13
4に掛けられる。ベルト133は、複数のローラ
135に掛けられる。紙幣保留機構13と紙幣判
別機12との間には、第1の紙幣搬送手段の一例
の搬送機構14が設けられる。この搬送機構14
は、紙幣挿入口11へ挿入されかつ紙幣判別機1
2で判別された紙幣を紙幣保留機構13まで搬送
し、または紙幣保留機構13から返却された紙幣
を紙幣判別機12まで搬送する働きをする。この
搬送機構14は、ベルト141,142を含む。
ベルト141は、複数のローラ(またはプーリ)
143および144に掛けられる。ベルト142
は複数のローラ144に掛けられる。これらの各
ローラを駆動してべルトを移送させるために、モ
ータ14aが設けられる。
ベルト142の下方には、紙幣保留機構13で
保留されている紙幣を回収するための第2の紙幣
搬送手段の一例の回収用搬送機構15が設けられ
る。回収用搬送機構15は、ベルト151,15
2を含む。ベルト151は、複数のローラ(また
はプーリ)153および154に掛けられる。ベ
ルト152は、ローラ154および複数のローラ
155に掛けられる。ベルト141,142とベ
ルト151,152とドラム131に関連する部
分には、振分フラツパ16が設けられる。振分フ
ラツパ16は、ソレノイド(後述の第2図に示す
25a)の付勢または消勢によつて移動自在に支
持される。振分フラツパ16は、通常状態では点
線で示すようにドラム131側へ押出され、ソレ
ノイド25aが付勢されたとき実線で示す位置ま
で引出される。
回収用搬送機構15の終端部分には、紙幣収納
手段の一例の金庫17が設けられる。金庫17の
ベルト152に対向する部分には、紙幣を押込む
ことのできるような開口部が形成される。この開
口部に対向しかつベルト152に対面しない部分
には、回収紙幣を金庫17へ押込むための押込部
材18が設けられる。ドラム131に関連して、
クラツチ19aが設けられる。クラツチ19a
は、オン動作によつて、モータ14aの回転力を
ドラム131へ伝達する働きをする。ベルト52
に関連して、クラツチ19bが設けられる。クラ
ツチ19bは、モータ14aの回転力をローラ1
56へ伝達する働きをする。
紙幣挿入口11に関連して、検出手段の一例の
センサS1が設けられる。このセンサS1は、紙
幣挿入口11へ挿入された紙幣を検出するととも
に、返却された紙幣が抜き取られることを検出す
る働きをする。ドラム131に近いベルト14
1,142に関連して、センサS2が設けられ
る。このセンサS2は、正規の紙幣であつて、紙
幣保留機構13へ搬送された紙幣を検出するのに
用いられる。また、紙幣保留機構13に関連し
て、センサS3が設けられる。このセンサS3
は、ドラム131とベルト132,133とで挟
まれた紙幣の存在を検出するものである。通常、
ドラム131とベルト132,133とで挟まれ
た紙幣が所定位置にあるときは、センサS3がそ
れを検出せず、2枚目以降の紙幣が挿入されてそ
れをドラム131の外周で保留するときに、ドラ
ム131の回転に伴つて保留紙幣が移動する際に
その紙幣を検出する。さらに、回収用搬送機構1
5の終端部分には、保留紙幣が回収されたことを
検出するためには、センサS4が設けられる。こ
れらのセンサS1〜S4としては、光電センサ等
が用いられる。
第2図はこの発明の紙幣処理装置を用いた自動
販売機20の一実施例のブロツウ図である。図に
おいて、自動販売機20は、演算制御手段の一例
の中央処理装置(以下CPU)21を含む。CPU
21には、メモリ22が接続される。メモリ22
は、後述の第3図および第4図に示すフローチヤ
ートの動作を実行するためのプログラムを記憶す
る記憶領域(たとえばROM)、および演算処理
のために必要なデータを一時記憶するための記憶
領域(たとえばRAM)を含む。CPU21には、
さらに紙幣判別機12に含まれる紙幣判別用
CPU12b、増幅器23a〜23cおよび駆動
回路24a〜24eが接続される。
紙幣判別用CPU12bには、センサS1の出
力を増幅する増幅器12c、モータ12a、識別
センサ12dの出力を増幅する増幅器12aおよ
び紙幣パターン記憶用メモリ12fが接続され
る。
識別センサ12dは、磁気インクで印刷された
紙幣のパターンを識別するものである。紙幣パタ
ーン記憶用メモリ12fは、磁気インクで印刷さ
れた紙幣の種類別のパターンデータを予め設定記
憶している。
増幅器S23a〜23cのそれぞれには、セン
サS2〜S4の出力が与えられる。駆動回路24
aは、CPU21からの出力に応答して、モータ
14aを正転または逆転駆動させて、紙幣の搬送
状態を制御する。駆動回路24bは、CPU21
の出力に応答して、クラツチ19aをオンまたは
オフさせて、モータ14aの回転力を選択的にド
ラム131へ伝達させる。駆動回路24cは、ク
ラツチ19bをオンまたはオフさせて、回収用搬
送機構15を選択的に駆動させて、紙幣を回収さ
せる働きをする。駆動回路24dは、CPU21
の出力に応答して、ソレノイド25aを選択的に
付勢して、振分フラツパ16の位置を切掻えさせ
る。駆動回路24eは、CPU21の出力に応答
して、ソレノイド25bを選択的に付勢して、押
込部材18を移動させて、回収された紙幣を金庫
17へ押込ませる。これらのCPU21、メモリ
22および駆動回路24a〜24eによつて、制
御手段が構成される。
さらに、CPU21には、自動販売機制御回路
26が接続される。自動販売機制御回路26に
は、硬質選別機27および接客操作部28が接続
される。硬質選別機27は、投入された硬質を選
別する。接客操作部28は、複数の押ボタンスイ
ツチを含み、販売商品の選択のために用いられ
る。接客操作部28の押ボタンには、取消ボタン
28aが含まれる。取消ボタン28aは、操作誤
りなどによつて取引処理を取消して挿入した紙幣
等の返却を希望する場合に操作される。
なお、この発明の紙幣処理装置が両替機や自動
預金機などに用いられる場合であれば、自動販売
機制御回路26および硬貨選別機27に代えてそ
れらの機能を行なうための手段がCPU21に接
続されることになる。
第3図はこの発明の一実施例の動作を説明する
ためのメインルーチンのフローチヤートである。
第4図は割込処理ルーチンのフローチヤートで
ある。この割込処理ルーチンは、取消ボタン28
aが押圧されたことに応答して開始される。
第5図は回収動作を行なうための回収ルーチン
のフローチヤートである。この回収ルーチンは、
前回の顧客によつて挿入された紙幣が紙幣保留機
構13で保留されている状態であり、かつ次回の
取引処理に際して次の顧客により最初(1枚目)
の紙幣(または紙幣か硬貨のいずれか一方)が挿
入されたことに応答してメインルーチンの動作と
並行処理で行なわれる。
次に、第1図ないし第5図を参照して、この実
施例の具体的な動作を説明する。
(1) 通常の処理動作 正規の紙幣が挿入された場合 CPU21は、挿入紙幣のないとき、ステ
ツプ11においてセンサS1の出力があるか否
か(すなわちオンか否か)を判断している。
もし、センサS1の出力のないことが判断さ
れると、ステツプ12において取消ボタン2
8aが操作(または押圧)されたか否かが判
断される。もし、取消ボタン28aの操作さ
れてないことが判断されると、ステツプ11
へ戻り、ステツプ11および12の動作が繰
返される。
そして、自動販売機の販売物品を購入した
い顧客、すなわち取引処理を希望する顧客
は、紙幣を紙幣挿入口11へ挿入する。この
とき、センサS1が挿入された紙幣を検出す
るので、CPU21はこれを判断し以下の動
作を開始する。すなわち、CPU21は、ス
テツプ13〜29、またはステツプ13〜17、30〜
36の動作を行なうとともに、これに平行して
第5図に示す回収ルーチンの動作を行なう。
なお、回収ルーチンの動作説明は、説明の便
宜上後で詳細に説明する。
ステツプ13において、モータ12aが正転
駆動されて、紙幣判別機12に含まれる搬送
機構(図示せず)が挿入紙幣を紙幣保留機構
13へ導く方向(すなわち正方向)へ駆動さ
れる。このとき、識別センサ12dは、挿入
された紙幣の磁気インクのパターンを読取
り、CPU12bに与える。CPU12bは、
識別センサ12dによつて読取られた挿入紙
幣のパターンとメモリ12fに記憶されてい
る紙幣の種類別のパターンとを比較照合し、
紙幣の種類および真偽を判別する。続いて、
ステツプ14において、モータ14aが正転駆
動されて、搬送機構14を駆動させる。ステ
ツプ15において、挿入紙幣の判定が終了した
か否かが判断される。もし、判定動作が終了
していなければ、ステツプ16において取消ボ
タン28aが操作されたか否かが判断され
る。取消ボタン28aが操作されていないこ
とを判断した場合は、ステツプ15および16の
動作が繰返される。そして、紙幣の判定動作
が終了すると、それが判断されてステツプ17
へ進む。ステツプ17において、判別された紙
幣が正規の紙幣か否かが判断される。正規の
紙幣であることが判断されると、ステツプ18
へ進む。ステツプ18において、センサS2の
出力があるか否かが判断される。換言すれ
ば、挿入された紙幣が紙幣判別機12でその
種類および真偽を判別された後、搬送機構1
4によつて紙幣保留機構13の入口付近まで
搬送されたか否かが判断される。もし、セン
サS2の出力のないことが判断されると、ス
テツプ19において取消ボタン28aが操作さ
れたか否かが判断される。取消ボタン28a
の操作されていないことが判断されると、ス
テツプ18、19の動作が続けられて、挿入紙幣
がセンサS2の配設位置まで搬送されるのを
待機する。
センサS2が挿入紙幣を検出すると、ステ
ツプ20へ進む。ステツプ20において、挿入さ
れた紙幣の種類に基づいて、その紙幣の金額
が累積的に計数される。ステツプ21におい
て、モータ12aが停止される。ステツプ22
において、クラツチ19aがオンされる。こ
のため、モータ14aの回転力がドラム13
1に伝達されて、ドラム131が回転駆動さ
れる。このとき、挿入された紙幣は、搬送機
構14によつて紙幣保留機構13まで搬送さ
れ、ドラム131の外周面に巻付けられなが
らドラム131とベルト132,133との
間で保留される。
そして、ステツプ23において、センサS3
の出力があるか否かが判断される。今回挿入
された紙幣が1枚目の場合は、クラツチ19
aのオンと同時にその紙幣がセンサS3の配
設位置まで達しないので、センサS3の出力
がないことが判断されてステツプ25へ進む。
一方、今回挿入された紙幣が2枚目以降の場
合は、クラツチ19aのオンとほぼ同時的
に、それまで紙幣保留機構13で保留されて
いる紙幣がセンサS3の配設位置を通過する
ので、センサS3の出力のあることが判断さ
れてステツプ24へ進む。ステツプ24におい
て、取消ボタン28aの操作されていないこ
とが判断されて、ステツプ23へ戻る。そし
て、保留紙幣がセンサS3の位置を通過する
と、センサS3の出力がオフとなるので、ス
テツプ25へ進む。ステツプ25において、セン
サS3の出力があるか否かが判断される。
このようにステツプ23においてセンサS3
のオフ状態が判断されかつステツプ25におい
てセンサS3のオン状態が判断される理由
は、2枚以上の紙幣が挿入されたとき、先に
挿入された紙幣がセンサS3の配設位置を通
過した後、今回挿入された紙幣とそれまでに
保留されている紙幣とを重ね合わせて保留し
た状態でドラム131を停止するためであ
る。
ステツプ25において、センサS3の出力の
ないことが判断されると、ステツプ26へ進
む。ステツプ26において、取消ボタン28a
の操作されていないことが判断されると、ス
テツプ25へ戻り、センサS3の出力があるま
でステツプ25、26で待機される。そして、セ
ンサS3の出力のあることが判断されると、
ステツプ27へ進む。ステツプ27において、モ
ータ14aが停止される。ステツプ28にお
いて、クラツチ19aが停止される。その
後、ステツプ29において、ソレノイド25a
が一定時間だけ付勢されて、振分フラツパ1
6が第1図の実線で示す状態となるように引
出されて保留紙幣を通過させる。このように
して、正規の紙幣が挿入された場合の一連の
動作が終了する。
偽造紙幣が挿入された場合 この場合は、前述のステツプ17において、
挿入された紙幣が正規の紙幣でないこと、す
なわち偽造紙幣であることが判断されて、ス
テツプ30へ進む。ステツプ30において、モー
タ14aが停止される。ステツプ31におい
て、モータ12aが逆転駆動されて、紙幣判
別機12に含まれる搬送機構が逆方向(すな
わち紙幣を紙幣挿入口11へ戻す方向)へ駆
動される。続いて、ステツプ32において、セ
ンサS1の出力があるか否かが判断される。
偽造紙幣がセンサS1の配設位置まで搬送さ
れていなければ、センサS1の出力のないこ
とが判断されて、ステツプ33へ進む。ステツ
プ33において、取消ボタン28aの操作され
てないことが判断されて、ステツプ32へ戻
り、センサS1の出力があるまで待機され
る。そして、センサS1が偽造紙幣を検出す
ると、ステツプ34においてその紙幣が紙幣挿
入口11から一定長さ(たとえば150mm)だ
け外側へ出るように搬送される。ステツプ35
において、モータ12aが停止される。ステ
ツプ36において、センサS1の出力がなくな
つたか否かが判断される。換言すれば、返却
された紙幣が抜取られたか否かが判断され
る。そして、返却された紙幣が抜取られるま
でステツプ36の動作が繰返される。そして、
返却された紙幣が抜取られると、この動作を
終了する。
収納紙幣の回収動作 前述のステツプ11において、センサS1の
出力のあることが判断されると、第5図に示
す回収ルーチンの動作が挿入紙幣の保留動作
と並行して開始される。すなわち、ステツプ
101において、今回挿入された紙幣が今回の
取引処理における1枚目か否かが判断され
る。もし、1枚目でないことが判断される
と、ステツプ101の動作が繰返されて、収納
紙幣の回収動作が行なわれない。
一方、1枚目の紙幣の挿入されたことが判
断されると、ステツプ102へ進む。ステツプ
102において、紙幣保留機構13に保留され
ている紙幣があるか否かが判断される、この
判断は、たとえば前述のステツプ20において
計数された挿入紙幣の累計額が0以外か否か
に基づいて行なわれる。もし、保留紙幣のな
いことが判断されると、回収ルーチンの動作
を終了する。
保留紙幣のあることが判断されると、以下
の動作が行なわれる。すなわち、ステツプ
103において、モータ14aが正転駆動され
る。ステツプ104において、クラツチ19a
がオンされる。このため、ドラム131が回
転駆動されるので、それに伴つて紙幣保留機
構13が保留されている紙幣がドラム131
の回転方向へ移動する。このとき、ソレノイ
ド25aは消勢されているので、振分フラツ
パ16がドラム131に当接する位置にあ
る。このため、保留紙幣が振分フラツパ16
によつて回収用搬送機構15へ導かれる。ス
テツプ105において、クラツチ19bがオン
される。応じて、モータ14aの回転力が搬
送機構15に伝達されるので、紙幣が搬送機
構15によつて金庫17へ搬送される。ステ
ツプ106において、センサS4の出力がある
か否かが判断される。収納紙幣がセンサS4
の配設位置までは搬送されていなければ、セ
ンサS4の出力のないことが判断されて、ス
テツプ107へ進む。ステツプ107において、取
消ボタン28aの操作されてないことが判断
されて、ステツプ106へ戻る。そして、収納
紙幣がセンサS4の配設位置にくるまで待機
される。
そして、収納紙幣の先端がセンサS4の配
設位置にさしかかると、それが判断されてス
テツプ108へ進む。ステツプ108においてクラ
ツチ19aがオフされる。ステツプ109にお
いて、センサS4の出力がなくなつたか否か
が判断される。もし、保留紙幣の後端がセン
サS4の配設位置を通過していなければ、そ
れが判断されてステツプ110へ進む。ステツ
プ110において、取消ボタン28aの操作さ
れていないことが判断されて、ステツプ109
へ戻る。そして、保留紙幣の後端がセンサS
4の配設位置を通過するまで待機される。保
留紙幣の後端がセンサS4の位置を通過する
と、ステツプ111においてモータ14aが停
止される。ステツプ112において、クラツチ
19bがオフされる。ステツプ113において、
ソレノイド25bが付勢されて、押込部材1
8が金庫17の方向へ押出される。ステツプ
114において、保留紙幣の押込みが完了した
か否かが判断される。保留紙幣の押込みが完
了すると、ステツプ115においてソレノイド
25bが消勢された後、一連の動作を終了す
る。
なお、前回の取引橇において、前の顧客に
よつて挿入されかつ紙幣保留機構13に保留
されている紙幣を回収している途中で、取消
ボタン28aが操作された場合には、次の(2)
で述べる動作が行なわれる。
(2) この発明の特徴となる保留紙幣の回収中に取
消ボタンが操作された場合の動作 保留紙幣の回収動作中に取消ボタン28aが
操作された場合は、前述のステツプ107または
110でそれが判断される。
今、保留紙幣の先端がセンサS4の配設位置
まで搬送される前に取消ボタン28aが操作さ
れた場合を想定すると、ステツプ107において
それが判断されて、ステツプ116へ進む。ステ
ツプ116において、次の顧客によつて挿入され
た紙幣があるか否かが判断される。もし、挿入
紙幣のないことが判断されると、保留紙幣の回
収を停止する必要がないのでステツプ106へ進
む。
一方、今回の取引処理に際して、1枚目の紙
幣を挿入されていることが判断されると、ステ
ツプ117へ進む。ステツプ117においてクラツチ
19aがオフされ、ステツプ118においてクラ
ツチ19bがオフされる。これによつて、ドラ
ム131および搬送機構15が停止されて、保
留紙幣の回収動作が一時中断される。続いて、
ステツプ119においてモータ12aが逆転駆動
され、ステツプ120においてモータ14aが逆
転駆動される。このため、前の顧客の保留紙幣
を回収している途中において、次の顧客によつ
て挿入された1枚目の紙幣が紙幣挿入口11側
へ搬送される。ステツプ121において、センサ
S1が返却される紙幣の端部を検出するまで待
機される。もし、センサS1が返却される紙幣
の端部を検出すると、ステツプ122へ進む。ス
テツプ122において、紙幣が紙幣挿入口11か
ら一定長さだけ出るように搬送される。ステツ
プ123においてモータ12aがオフされ、ステ
ツプ124においてモータ14aがオフされる。
その後、ステツプ125において、センサS1の
出力がなくなつたか否かが判断されて、返却さ
れた紙幣が抜取られるまで待機し、抜取られる
と動作を終了する。
なお、前述のステツプ121において、センサ
S1の出力のあることが判断されると、ステツ
プ113へ進み、ステツプ122〜125の動作に並行
してステツプ103〜115の動作が行なわれる。こ
の場合、ステツプ121においてセンサS1の出
力のあることが判断された後は、紙幣が紙幣判
別機12内にあり、搬送機構14上にないの
で、モータ14aを用いて回収用搬送機構15
を駆動しても何ら問題を生じることがない。
次に、前の顧客の保留紙幣がセンサS4の配
設位置を通過している途中で、取消ボタン28
aが操作された場合の動作を述べる。この場合
は、ステツプ110においてそれが判断されて、
ステツプ126へ進む。ステツプ126において、次
の顧客の挿入紙幣があるか否かが判断される。
もし、挿入紙幣がなければステツプ109へ戻り、
挿入紙幣のあることが判断されるとステツプ
127へ進む。ステツプ127において、クラツチ1
9bがオフされて、搬送機構15が停止され
る。これと同時に、モータ12aおよび14a
が逆転駆動される。このため、次の顧客によつ
て挿入された紙幣が搬送機構14および紙幣判
別機12に含まれる搬送機構によつて紙幣挿入
口11まで返却される。ステツプ128において、
センサS1の出力があるか否かが判断され、セ
ンサS1の出力があるまで待機される。そし
て、センサS1が返却紙幣の端部を検出する
と、ステツプ129へ進む。ステツプ129におい
て、返却紙幣が一定長さだけ紙幣挿入口11か
ら外へ出るように搬送される。ステツプ130に
おいて、モータ12aが停止される。ステツプ
131において、返却紙幣が抜取られたか否かが
判断され、抜取られるまで待機し、抜取られる
と終了する。
なお、ステツプ128において、センサS1の
出力のあることが判断されると、ステツプ129
〜131の動作に並行して、ステツプ132および
133の動作が行なわれる。すなわち、ステツプ
132においてモータ14aが正転され、ステツ
プ133においてクラツチ19bがオンされる。
このため、搬送機構15が一時停止していた前
の顧客の保留紙幣の回収動作を再開する。その
後、ステツプ109へ進み、ステツプ109〜115の
動作が行なわれる。
(3) 保留紙幣の回収動作以外の期間において取消
ボタンが操作された場合は、第4図に示す割込
処理動作が行なわれる。しかし、取消ボタンが
操作された時期によつて、以下に述べる〜
の場合のように動作処理が異なる。
1枚目の紙幣が保留される前、すなわち1
枚目の紙幣が挿入された後保留される前に操
作された場合 CPU21は、取消ボタン28aが押圧さ
れると、第4図に示す割込処理動作を開始
し、ステツプ41においてそれを判断しステ
ツプ42へ進む。ステツプ42において、紙
幣保留機構13に保留されている紙幣がある
か否かが判断される。取消ボタン28aが1
枚目の紙幣を挿入した直後に押圧された場合
は、保留紙幣のないことが判断されて、ステ
ツプ43へ進む。ステツプ43において、挿入紙
幣のあることが判断される。ステツプ44にお
いて、モータ12aが逆転される。ステツプ
45において、モータ14aが逆転される。こ
のため、挿入された紙幣は搬送機構14およ
び紙幣判別機12に含まれる搬送機構によつ
て紙幣挿入口12まで搬送される。ステツプ
46において、センサS1の出力があるか否か
が判断される。もし、センサS1の出力がな
ければ、その出力があるまで待機される。そ
して、センサS1が返却すべき紙幣の先端を
検出すると、ステツプ47へ進む。ステツプ47
において、紙幣が紙幣挿入口11により外側
へ一定長さ(たとえば150mm)だけさらに搬
送される。その後、ステツプ48において、モ
ータ12aが停止される。ステツプ49におい
て、モータ14aが停止される。ステツプ50
において、クラツチ19aがオフ動作され
る。ステツプ51において、センサS1の出力
がないか否かが判断される。センサS1の出
力のあること、すなわち返却された紙幣が顧
客によつて未だ抜き取られていないことを判
断した場合は、ステツプ51において紙幣が抜
き取られるまで待機される。そして、紙幣が
抜き取られると、センサS1の出力のなくな
つたことが判断されて、動作を終了する。
保留紙幣がありかつ後続する紙幣が挿入さ
れてから判定されるまでの間に操作された場合 この場合は、前述のステツプ42において保留
紙幣のあることが判断されて、ステツプ52へ進
む。ステツプ52において、取消ボタン28aの
押圧された時期が紙幣の挿入後でありかつ判定
までの間であることが判断されて、ステツプ53
へ進む。ステツプ53〜ステツプ57において判定
中の紙幣の返却が行なわれるとともに、ステツ
プ58〜73において保留されていた紙幣の返却が
行なわれる。
より具体的には、ステツプ53において、モー
タ12aが逆転駆動され、判定中の紙幣が紙幣
挿入口11まで返却される。ステツプ54におい
て、センサS1の出力があるか否かが判断さ
れ、センサS1の出力があるまで待機される。
そして、センサS1が返却すべき紙幣の先端を
検知すると、ステツプ55へ進む。ステツプ55に
おいて、返却すべき紙幣が一定長さだけ搬送さ
れる。ステツプ56において、モータ12aが停
止される。ステツプ57において、センサS1の
出力がないか否かが判断される。このとき、返
却されら紙幣がお客によつて抜き取られると、
センサS1の出力のないことが判断されて、ス
テツプ58へ進む。
ステツプ58において、返却された紙幣より前
に挿入された紙幣が紙幣保留機構13によつて
保留完了しているか否かが判断される。そし
て、保留完了していなければステツプ58で待機
する。保留完了したことが判断されると、ステ
ツプ59へ進む。ステツプ59において、ソレノイ
ド25aを消勢して、振分フラツパ16がドラ
ム131側へ移動される。ステツプ60におい
て、モータ12aが逆転駆動される。ステツプ
61において、モータ14aが逆転駆動される。
ステツプ67において、クラツチ19aがオンさ
れる。このため、モータ14aの回転力がクラ
ツチ19aを介してドラム131に伝達される
ので、ドラム131が逆回転する。このとき、
ドラム131と外周面のベルト132,133
との間で保留されていた保留紙幣が振分フラツ
パ16によつて搬送機構14側へ導かれる。そ
して、保留紙幣が搬送機構14および紙幣判別
機12に含まれる搬送機構によつて、紙幣挿入
口11まで搬送される。ステツプ68において、
センサS1の出力があるか否かが判断される。
もし返却紙幣がセンサS1の配設位置まで搬送
されると、センサS1がそれを検出するので、
ステツプ69へ進む。ステツプ69におい、返却す
べき紙幣がさらに一定長さだけ搬送される。ス
テツプ70において、モータ12aが停止され
る。ステツプ71において、モータ14aが停止
される。その結果、返却すべき紙幣は、紙幣挿
入口11より一定長さだけ外側へ出た位置で停
止されて、顧客によつて抜き取られるのを待
つ。ステツプ72において、クラツチ19aがオ
フされる。ステツプ73において、センサS1の
出力がないか否やが判断される。センサS1の
出力のあること、すなわち返却すべき紙幣が未
だ抜き取られていないことが判断されると、ス
テツプ73におい紙幣が抜き取られるのを待機す
る。紙幣が抜き取られると、センサS1の出力
のなくなつたことが判断されて、動作を終了す
る。
保留紙幣があり、挿入紙幣の判定後計数す
るまでの間に操作された場合 この場合は、ステツプ42において保留紙幣
のあることが判断され、ステツプ52において
取消ボタンの操作された時期が紙幣の挿入後
判定までの間でないことが判断されて、ステ
ツプ74へ進む。ステツプ74において、取消ボ
タン28aの押圧された時期が判定後計数ま
での間であることが判断される。すなわち、
この場合は、挿入された紙幣が紙幣判別機1
2を通過してからセンサS2に達するまでの
間に取消ボタン28aが押圧された場合を意
味する。続いて、ステツプ75において、ソレ
ノイド25aを消勢して、振分フラツパ16
をドラム131側に移動させる。ステツプ76
において、モータ12aが逆転駆動される。
ステツプ77において、モータ14aが逆転駆
動される。ステツプ78において、クラツチ1
9aがオフされる。
これによつて、今回挿入されかつ未だ保留
されていない1枚の紙幣が、紙幣保留機構1
3で保留されることなく、直ちに紙幣挿入口
11まで搬送される。
ステツプ79において、センサS1の出力が
あるか否かが判断され、出力がなければ返却
すべき紙幣がセンサS1で検出されるまで待
機する。そして、返却すべき紙幣がセンサS
1で検出されると、ステツプ80へ進む。ステ
ツプ80において、一定長さだけ紙幣挿入口1
1より外側へ出る位置まで搬送される。ステ
ツプ81において、モータ12aが停止され
る。ステツプ82において、モータ14aが停
止される。ステツプ83において、センサS1
がオフになつたか否か、換言すれば返却すべ
き紙幣が抜き取られたか否かが判断される。
そして、返却すべき紙幣が抜き取られたこと
が判断されると、前述のステツプ60へ進む。
そして、ステツプ60〜73において、前述の(3)
で説明した場合と同様にして、紙幣保留機
構13で保留されている残りの紙幣の返却が
行なわれる。
保留紙幣がありかつ紙幣の判定後から返却
完了前に操作された場合 この場合は、前述のステツプ42において保
留紙幣のあることが判断され、ステツプ52に
おいて取消ボタン28aの押圧時期が挿入後
判定までの間でないことが判断され、ステツ
プ74において判定後計数までの間でないこと
が判断されて、ステツプ84へ進む。ステツプ
84において、取消ボタン28aの押圧が判定
終了後返却完了までの間であることが判断さ
れて、ステツプ85へ進む。そして、ステツプ
85において、最も後で挿入された1枚であつ
て紙幣保留機構13に未だ保留されていない
紙幣の返却が完了したか否かが判断される。
そして、返却完了したことが判断されると、
前述のステツプ58へ進む。そして、ステツプ
58〜73において、前述の(3)で述べた場合の
動作と同様にして、紙幣保留機構13で保留
されている紙幣の返却が行なわれる。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、顧客が紙幣
を紙幣挿入口に挿入し、前の顧客の紙幣を紙幣収
納手段に収納する動作中にその顧客が取消ボタン
を操作すると、第1の紙幣搬送手段を逆方向に駆
動して搬送中の紙幣を直ちに紙幣挿入口に返却す
るようにしたので、その顧客が取消ボタンを操作
してから返却紙幣を受取るまでの待ち時間を短く
できる。しかも、この発明によれば、構成を簡略
化、小型化、安価にでき、紙幣が詰まるのを低減
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の紙幣処理装置1
0の機構部分を示す図解図である。第2図はこの
発明の紙幣処理装置が適用される一例の自動販売
機20のブロツク図である。第3図ないし第5図
はこの発明の動作を説明するためのフローチヤー
トであり、特に第3図は通常の処理動作を説明す
るためのフローチヤートを示し、第4図は保留紙
幣の回収後取消ボタンが操作された場合の動作を
説明するためのフローチヤートを示し、第5図は
保留紙幣の回収ルーチンを説明するためのフロー
チヤートを示す。第6図は従来の紙幣鑑別部から
紙幣収納箱までの概要を示す図である。 図において、11は紙幣挿入口、12は紙幣判
別機、13は紙幣保留機構、14は第1の紙幣搬
送機構、15は第2の紙幣搬送機構、16は振分
フラツパ、17は金庫、21はCPU、22はメ
モリ、23a〜23cは増幅器、24a〜24e
は駆動回路、26は自動販売機制御回路、27は
硬貨判別機、28は接客操作部、28aは取消ボ
タン、S1〜S4はセンサを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも紙幣を用いて取引処理を行なう装
    置に用いられ、挿入された紙幣を処理する紙幣処
    理装置であつて、 紙幣を挿入しまたは挿入された紙幣を返却する
    ための紙幣挿入口、 前記紙幣挿入口に関連的に設けられ、かつ紙幣
    が挿入されたことを検出する紙幣挿入検出手段、 前回の取引処理をした顧客によつて挿入された
    紙幣を、次の取引処理する顧客が最初の紙幣を挿
    入するまで保留するための紙幣保留機構、 前記紙幣挿入口と前記紙幣保留機構との間に設
    けられ、挿入された紙幣を前記紙幣保留機構まで
    搬送しまたは紙幣を前記紙幣挿入口へ返却するた
    めに搬送方向を正逆切換可能に構成された第1の
    紙幣搬送手段、 回収した紙幣を収納する紙幣収納手段、 前記紙幣保留機構と前記紙幣収納手段との間に
    設けられ、前記紙幣保留機構で保留されている紙
    幣を前記紙幣収納手段まで搬送するための第2の
    紙幣搬送手段、 前記第1および第2の紙幣搬送手段を駆動する
    ための駆動手段、 前記駆動手段の駆動力を選択的に前記第2の紙
    幣搬送手段へ伝達するためのクラツチ手段、 接客面に設けられている取消ボタン、 前記紙幣挿入検出手段が紙幣の挿入を検出した
    ことに応じて、次の取引処理をすべき顧客が最初
    の紙幣を挿入したことを判断する第1の判断手
    段、 前記取消ボタンが操作されたことを判断する第
    2の判断手段、および 前記第1の判断手段の出力に応答して、前記駆
    動手段によつて前記第2の紙幣搬送手段を駆動し
    て前記紙幣保留機構で保留されている保留紙幣を
    前記紙幣収納手段に回収するとともに、前記第1
    の紙幣搬送手段を正方向に駆動して挿入された紙
    幣を前記紙幣保留機構へ搬送するように制御し、
    前記第2の判断手段の出力に応答して、前記第1
    の紙幣搬送手段を逆方向に駆動するとともに、前
    記クラツチ手段をオフして搬送中の紙幣を前記紙
    幣挿入口に返却し、その後、前記クラツチ手段を
    オンして前記第2の紙幣搬送手段によつて前記紙
    幣保留機構に保留されている保留紙幣を前記紙幣
    収納手段に回収する制御手段を備えた、紙幣処理
    装置。
JP57221611A 1982-12-16 1982-12-16 紙幣処理装置 Granted JPS59111590A (ja)

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